【ホープフルS2023追い切り評価/全頭診断】上位人気の〝この2頭〟に最高評価「S」
ホープフルステークス2023追い切り評価/全頭診断になります。
当記事ではホープフルステークスの追い切り映像や調教タイムから評価、コメントしています。
12月24日の馬場状態
美浦
この日の美浦は坂路、ウッドともに良馬場です。
坂路の1番時計はカプリアズーラの52秒0、上がり最速はピュアキアンの11秒8でした。
ウッドチップはサンカルパの6ハロン77秒8が最速。2番時計がタリフラインの81秒9でそれ以降は82秒台を切ることができませんでした。
このため、坂路、ウッドともに時計はかかっています。
栗東
この日の栗東も坂路、ウッドチップともに良馬場です。
坂路の1番時計はフィデルの51秒0で、それ以外の馬は52秒よりも時計は遅いです。
ウッドチップの最速はスーサンアッシャーの6ハロン77秒4ですが、70秒台は1頭のみ、81秒台を切ったのも1頭なので美浦と同じく栗東の坂路、ウッドも時計はかかっています。
ホープフルステークス2023追い切り評価/全頭診断コメント
ホープフルステークス2023の出走馬全頭の追い切り評価や調教タイムをまとめましたで予想の参考にお役立てください。
評価は上からS→A→B→C→Dの5段階になります。
(調教欄の〇数字はスタートからゴールまでのハロンを表しています。)
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アドミラルシップ
アドミラルシップ 12月24日(日) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦南W(良) | 67.9 | 52.6 | 37.9 | 11.5 | 強め | |
1週前 | 美浦南W(良) | 69.0 | 53.7 | 38.9 | 11.1 | 馬なり | |
前走最終 | 美浦南W(良) | 85.3 | 68.6 | 53.5 | 38.7 | 12.0 | 馬なり |
新馬戦から挑むアドミラルシップは美浦のウッドチップでザソード(牡2、未勝利)と2頭併せを行いました。
横山琉人騎手(レース当日はドイル騎手騎乗)が手綱を握り、馬場の外目から僚馬を2馬身追う形で強めに追って5ハロン67秒9-上がり1ハロン11秒5で同時併入しています。
※僚馬:りょうば(同じ厩舎に所属する馬のこと)
1週前は馬なりでザソードと2頭併せを行い、この時は5ハロン69秒0-上がり1ハロン11秒1でした。ちなみに13日にはウッドチップで一杯に追われて負荷をかけています。
1週前は後ろ脚の蹴りが少し甘い感じもしましたが終い1ハロンが11秒1でゴールドシップ産駒らしく、終いの脚はキレがあります。
ただ、直線で手前を替えることができていなかったので器用さという面では少し欠けている印象でした。
最終追い切りは全体時計こそ1週前より出ていますが、終いの脚は1週前より見劣っています。
また、今回は1週前と違って手前替えはできていたものの、直線に入ってちょうど僚馬の死角に入った辺りでようやく替えています。
ポテンシャルは高い感じがしますが、若駒なので走法が身につくのは来年以降になりそうです。
現時点では発展途上真っ只中という感じでした。
アンモシエラ
アンモシエラ 12月24日(日) 評価C | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(良) | 55.1 | 39.8 | 13.0 | 馬なり | ||
1週前 | 栗東坂路(良) | 54.7 | 40.0 | 12.7 | 馬なり | ||
前走最終 | 栗東坂路(良) | 53.1 | 38.6 | 12.8 | 末強め |
ダートのもちの木賞(1勝クラス)を制したアンモシエラは栗東の坂路で単走を行いました。
助手が騎乗して馬場の外目から馬なりで追われ、全体時計55秒1-上がり1ハロン13秒0で走破しています。
1週前の20日やその前の13日も坂路で馬なりを行っており、坂路を入念に調整されています。
これまで一貫として坂路追いを行っていますが、馬なり追いをベースに行っているためか、特別目立つ時計は出していません。
最終追い切りも迫力に欠けた動きでしたし、中間でどこか思いっきり負荷をかけていてもよかった感じはしました。
今回はキャリア初の初芝戦で、しかも相手関係も強化されますが、最終追い切りを見たところ、追い切りで一変という感じはしなかったので上位争いは容易ではなさそうです。
インザモーメント
インザモーメント 12月24日(日) 評価A | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(良) | 56.1 | 40.9 | 13.2 | 馬なり | ||
1週前 | 栗東CW(良) | ⑦99.8 | 67.6 | 52.3 | 37.2 | 11.3 | 末強め |
前走最終 | 栗東CW(良) | 83.2 | 66.8 | 51.4 | 36.9 | 11.7 | 馬なり |
未勝利戦から挑むインザモーメントは栗東坂路で単走を行いました。
助手が騎乗して馬場の真ん中から馬なりで追い、4ハロン56秒1-上がり1ハロン13秒2で軽く流しています。
1週前の21日はレース当日も騎乗する佐々木騎手が騎乗し、キョウエイゲイル(セ3、2勝クラス)と併せました。
僚馬を2~3馬身追走する形で末強めに追われ、馬場の真ん中から7ハロン99秒8-上がり1ハロン11秒3で同時併入しています。
コーナーから直線にかけてはふわっとした動きでしたが著戦で強めに追われた際は、僚馬と並走する形で身体全体を使った走りを見せています。
後ろ脚の踏み込みも力強さが感じられましたし、ゴール前で追いこんだ格上相手に同時併入は好感が持てます。
最終追い切りは全く時計を出していませんが長距離輸送も控えているのでこんなもんでしょう。
この馬らしいふわっとした動きは健在でしたし、自分の競馬ができる態勢は整ったのではないでしょうか。
ウインマクシマム
ウインマクシマム 12月24日(日) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦南W(良) | 69.3 | 52.3 | 36.3 | 11.0 | 一杯 | |
1週前 | 美浦南W(良) | 69.1 | 53.3 | 37.8 | 11.6 | 馬なり | |
前走最終 | 美浦南W(良) | 82.2 | 66.2 | 51.6 | 37.2 | 11.5 | 馬なり |
未勝利戦上がりのウインマクシマムは美浦のウッドチップコースにて、単走を行いました。
レース当日も騎乗する松岡騎手が手綱を握り、馬場の真ん中から一杯に追って5ハロン69秒3-上がり1ハロン11秒0でまとめました。
1週前の20日、そのまえの17日もウッドチップで馬なり追いを行い、軽くならしています。
20日の追い切りでは馬なりながら飛びのある動きを見せていて馬体を大きく見せる躍動感のある動きを見せています。
手前を替えてからも迫力のある追い切りができていました。
ただ、手前を替えた時に大きく寄れてしまったのはマイナスポイントです。
最終追い切りはこれまでとは一変して一杯に追っています。
しっかり追った影響もあって序盤から迫力のある動きを見せています。
また、終い1ハロン11秒0はこの日の美浦ウッドで追ったすべての馬の中で最速でした。
ただし、最終追い切りでは直線に入ってからも手前は変えられずに入線しているので、まだまだ粗削りな部分もありそうです。
2週続けて松岡騎手が追い切りに騎乗している点など、総合的に評価できる面は多々ありますが、まだまだ良化もできそうなので今回はB評価にします。
カフェグランデ ※除外
カフェグランデ 12月24日(日) 評価A | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦南W(良) | 67.5 | 52.3 | 37.6 | 11.7 | G前仕掛け | |
1週前 | 美浦南W(良) | 71.8 | 55.7 | 40.8 | 12.4 | 馬なり | |
前走最終 | 美浦南W(良) | 81.7 | 65.6 | 51.6 | 37.6 | 12.0 | 馬なり |
カフェグランデは美浦のウッドチップでヴィスパメンテ(牝4、1勝クラス)と2頭併せを行いました。
助手が騎乗し、僚馬から6馬身くらい先行する形で馬場の外目より追い、ゴール前仕掛けで5ハロン67秒5-上がり1ハロン11秒7で半馬身先着しています。
20日と13日もウッドチップで中間をはさみ、このときはどちらも軽めです。
20日の追い切りは軽めでしたがこの馬らしい淡々とした動きを見せています。
手前替えもスムーズでしたし、順調に競馬を身に付けている印象を受けました。
そして、最終追い切りは併せ馬で先行を行っています。
道中の動きも悪くなく、直線に入って僚馬に並びかけられたときに手前を替えるとそこからグーンと加速し、直近2戦で見せたような迫力ある追い込みができていました。
終い時計11秒7は特別目立つものではないものの、この日の美浦ウッドが時計のかかりやすい条件だったことを考えれば悪くありません。
また、終い11秒7はこの馬の自己ベストなので、時計以上にいい動きを見せています。
直近2開催において、瞬間的な加速力を見せている馬ですが、この末脚は今回の面子にも通用すると思います。
最終追い切りを見た限り、出し切れる状態は整っていましたので出走が叶うようでしたらここでも面白い存在となるでしょう。
ゴンバデカーブース
ゴンバデカーブース 12月25日(月) 評価S | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦南W(良) | 82.4 | 65.8 | 50.9 | 36.5 | 11.9 | G前仕掛け |
1週前 | 美浦南W(良) | 65.2 | 50.3 | 36.1 | 11.5 | 強め | |
前走最終 | 美浦南W(稍重) | 51.1 | 36.3 | 11.5 | 馬なり |
サウジアラビアロイヤルカップ(G3)を制したゴンバデカーブースは美浦のウッドチップコースにて、サトノガレオン(牡3、1勝クラス)とインクルージョン(牡2、未勝利)と3頭併せを行いました。
助手が騎乗し、サトノガレオンを4馬身追走する形で馬場の真ん中からゴール前仕掛けで追われ、6ハロン82秒4-上がり1ハロン11秒9でゴールしています。
21日にはウッドで強め、14日にはウッドで一杯に追われていて中間は非常に負荷が掛けられています。
21日に追い切りはムーア騎手が騎乗して、このときもサトノガレオンと併せています。
序盤から頭を低くしながらぐいぐいと力強い歩様ができており、直線に入って手前を替えてからはさらに加速して末強めのサトノガレオンを捕えています。
24日の最終追い切りはゴール前の仕掛けで追っていますが、コーナーではこれまで負荷をかけた影響もあってか舌を出しています。
ところが、直線に入ってしばらくすると舌をしまって差し切り態勢に入り、僚馬を置き去りにぐいぐい加速、サトノガレオンに2馬身先着しました。
前走から2か月半ぶりのレースとなりましたが、頭を低くしながら走るスタイルは健在です。
しかも、2週続けて迫力のある動きを披露しましたし、直線に入ってからの伸びもさすがです。
中間に負荷をかけたため疲労もあると思いますが、追い切り自体は素晴らしいものが見られました。
初の中山、初の芝2,000mなど課題も多いですが、美浦の名門堀厩舎の管理馬なので対策も取ってくるはずです。
舞台適性さえかみ合えばここでのG1制覇も果たせるでしょう。
サンライズアース ※取消
サンライズアース 12月24日(日) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(良) | 55.1 | 39.5 | 12.6 | 末強め | ||
1週前 | 栗東CW(良) | 84.4 | 68.6 | 52.9 | 37.7 | 11.7 | G前仕掛け |
前走最終 | 栗東坂路(良) | 55.0 | 40.0 | 12.7 | 一杯 |
新馬上がりのサンライズアースは栗東坂路でアルジャヒリ(牡2、新馬)と2頭併せを行っています。
助手が騎乗して馬場の真ん中から僚馬を2馬身追走する形で末強めに追い、全体時計55秒1-上がり1ハロン12秒6の時計で僚馬に半馬身先着しています。
1週前の20日にはレース当日も騎乗するM.デムーロ騎手とのコンビで栗東ウッドにて追われました。
このときはゴールドプレイ(牡2、新馬)と併せて馬場の外目からゴール前一杯に追われ、6ハロン84秒4-上がり1ハロン11秒7でゴールしています。
20日の追い切りでは新馬戦で見せたような跳びのある動きを見せています。
最終追い切りでも20日の追い切りと同じく、大きなストライド走法を見せていて、この馬らしい動きはできていました。
ただ、後ろ脚の踏み込みは少し甘い感じがし、蹴りの力はあまりなさそうです。
サンライズアースは新馬戦こそ逃げて勝利していますが、半兄のセラフィックコールが今年のみやこステークス(G3)において後方一気の競馬で勝ち切っていることから、末脚も活かせる感じがしましたが…。
追い切りを見る限り、上がり勝負はあまり向いていないかもしれません。
デムーロ騎手が1週前の追い切りでそれを感じたら今回逃げか先行でレースを行うでしょう。
枠にもよりますが、出遅れなければ前を狙ってくると思います。
サンライズジパング
サンライズジパング 12月24日(日) 評価C | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(良) | 53.0 | 38.7 | 12.1 | 馬なり | ||
1週前 | 栗東坂路(良) | 55.1 | 40.4 | 13.0 | 馬なり | ||
前走最終 | 栗東坂路(良) | 53.8 | 37.9 | 12.1 | 馬なり |
JBC2歳優駿で2着入りしたサンライズジパングは栗東坂路で東京大賞典に出走予定のノットゥルノ(牡4、オープン)と2頭併せを行っています。
助手が騎乗して馬場の外側から馬なりで追い、4ハロン55秒1-上がり1ハロン13秒0で流しています。
20日の追い切りは馬なりで時計もまるで出ていませんが、まっすぐ前を向いて動けていたので走り自体は問題なさそうでした。
ところが、最終追い切りも馬なりだったものの、残り2ハロンを過ぎたあたりでにわかに寄れ出しました。
隣のノットゥルノがまっすぐ走れていたことも踏まえ、横の動きが少し目立っています。
また、今回と同じく馬なりで追われた前走最終時のほうが時計は出ていることからも、前走以上の良化は感じられませんでした。
ショウナンラプンタ
ショウナンラプンタ 12月24日(日) 評価C | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(良) | 58.6 | 41.2 | 12.3 | 馬なり | ||
1週前 | 栗東坂路(良) | 57.0 | 40.9 | 12.4 | 馬なり | ||
前走最終 | 栗東坂路(良) | 52.6 | 37.9 | 11.9 | 馬なり |
東スポ杯2歳ステークス(G2)からの巻き返しを図るショウナンラプンタは栗東坂路で単走を行っています。
27日は2本行っています。
レース当日も騎乗する鮫島克駿騎手を背に、馬場の外目から馬なりで追い、4ハロン58秒6-上がり1ハロン12秒3でゴールしています。
20日も2本追い切りを行っていました。
このときも坂路で調整され、有馬記念に登録していたディアスティマ(牡6、オープン)と2頭併せを行い、4ハロン57秒0-上がり1ハロン12秒4です。
2週続けて坂路で重点的に追われていますが、時計は馬なりを加味しても目立っていません。
追い切りの動きを見ても頭は少し高い感じがしますし、最終追い切りに関しては少しかかり気味の姿を見せていました。
前走東スポ杯2歳ステークスの最終追い切りで頭を低くしながら力強い脚さばきで駆け上がっている姿と比較すると、今回はどこか意気込みが感じられません。
時計もまるで目立っていませんし、どこか調子を落としているような感じがしました。
シリウスコルト
シリウスコルト 12月24日(日) 評価A | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦坂路(良) | 52.3 | 39.0 | 12.8 | 馬なり | ||
1週前 | 美浦南W(良) | 81.9 | 66.4 | 51.9 | 37.4 | 11.5 | 直強め |
前走最終 | 美浦南W(良) | 67.3 | 51.9 | 37.4 | 11.7 | 直強め |
芙蓉ステークス(OP)の勝ち馬であるシリウスコルトは美浦の坂路で単走を行いました。
最終追い切りは助手が騎乗し、外ラチ沿いから馬なりで追われて全体時計52秒3-上がり1ハロン12秒8でまとめています。
13日と20日はウッドチップで併せ馬を行っています。
どちらもレース当日騎乗する三浦騎手が追い切りにまたがり、20日は6ハロン81秒9の自己ベストを記録しています。
少し太い感じもしましたが、大きな歩様でウッドを駆け抜ける姿はダイナミックです。
直線に入ってからも鋭く脚を伸ばしてゴールしているように、動きに迫力がありました。
最終追い切りは美浦坂路で単走でしたが、20日の追い切りで強く追った影響もあり、この馬らしいストライド走法で坂路を駆け抜けています。
芙蓉ステークスから3カ月弱レース間隔が空きましたが、休み明けを感じさせない動きができていたのは好感が持てました。
シンエンペラー
シンエンペラー 12月24日(日) 評価A | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(良) | 56.9 | 41.2 | 12.1 | 馬なり | ||
1週前 | 栗東CW(良) | 81.4 | 66.9 | 52.4 | 37.5 | 11.8 | 強め |
前走最終 | 栗東坂路(良) | 54.7 | 39.7 | 12.6 | 馬なり |
京都2歳ステークス(G3)を制したシンエンペラーは栗東坂路で最終調整を行っています。
国分優作騎手(レース当日はムルザバエフ騎手騎乗)が手綱を握り、馬場の真ん中やや外目から馬なりで追われて全体時計56秒9-上がり1ハロン12秒1の時計でさくっと流しています。
1数前はレースで騎乗するムルザバエフ騎手が手綱を握り、先週の阪神カップに出走したホウオウアマゾン(牡5、オープン)と2頭併せを行いました。
僚馬を1~2馬身追走する形で馬場の外目から強めに追い、6ハロン81秒4-上がり1ハロン11秒8の時計で半馬身先着しました。
1週前は少し頭が高いものの、飛びのある動きを見せています。
直線に入ってからはじわじわと加速し、オープン馬のホウオウアマゾンに先着しました。
6ハロン81秒4の時計もこれまでの追い切りで2番目に速く、状態面はよさそうです。
最終追い切りは馬なりで追っていますが、ラスト2ハロンまでと1ハロンで明らかに脚の回転が変わっているので実質的には末強めといえる追い切りです。
ラスト2ハロンまでは全く力を抜いてリラックスして動いていますが、合図が入ってからは臨戦に入ってぐいぐいっと加速し、ラスト1ハロン12秒1でまとめています。
終いの末脚を確かめる形となっていますが、馬体全体を低くしながら欧州馬らしいパワーのある走りを見せてくれました。
前走京都2歳ステークスのとき以上に好仕上がりだと思いますし、G1制覇に対する意欲も感じられ、いい追い切りができていました。
センチュリボンド
センチュリボンド 12月24日(日) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東CW(良) | 83.7 | 67.1 | 51.6 | 36.5 | 11.5 | G前一杯 |
1週前 | 栗東坂路(良) | 54.9 | 40.2 | 12.9 | 馬なり | ||
前走最終 | 栗東CW(稍重) | 84.4 | 68.3 | 53.2 | 38.5 | 12.8 | 強め |
黄菊賞(1勝クラス)勝ち馬のセンチュリボンドは栗東のウッドチップコースで単走を行いました。
助手が騎乗し、ジンセイ(牡2、未勝利)と2頭併せを行っています。
僚馬を3~4馬身追走する形で馬場の真ん中から追われ、ゴール前一杯に追われて6ハロン83秒7-上がり1ハロン11秒5の時計を出しましたが僚馬に半馬身遅れてしまいました。
14日と20日は坂路で調整され、14日は強めに、20日は馬なりで追い切りを行っています。
20日の追い切りは大柄な助手が騎乗している影響もあってか、本当に軽めです。
道中よれる箇所が見られたのは少し気になるところで、それ以外は特に目立つ動きを見せていません。
24日のウッドで行われた最終追い切りではゴール前に一杯に追われていました。
直線に入って目一杯追い切りましたが併せたジンセイのほうが脚の回転は速いです。
しかしながら、この日のウッドは時計がかかるガチにもかかわらず、2ハロン11秒5-1ハロン11秒5でまとめきれたのは悪くありません。
直線に入ってからの差し切りの姿勢も見栄えするものがありましたし、悪くない仕上がりです。
直近3戦はすべて逃げもしくは先行で好走しているので末脚勝負に関しては未知数ですが、もしかしたら今回の舞台で差しか追い込みを仕掛けてくるかもしれません。
タリフライン
タリフライン 12月24日(日) 評価A | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦南W(良) | 81.9 | 66.4 | 51.5 | 37.3 | 12.0 | 強め |
1週前 | 美浦坂路(良) | 54.2 | 39.2 | 12.3 | 馬なり | ||
前走最終 | 美浦南W(稍重) | 84.7 | 68.6 | 53.6 | 38.8 | 11.8 | 馬なり |
新馬戦上がりのタリフラインは美浦のウッドチップコースにて、ノーダブルディップ(牡5、2勝クラス)と2頭併せを行いました。
助手が騎乗して僚馬を7馬身ほど追走する形で馬場の真ん中から強めに追い、6ハロン81秒9-上がり1ハロン12秒0で同時併入しています。
20日は坂路で軽め、13日はウッドチップにおいてレースで騎乗するマーカンド騎手が手綱を握り、馬なりで追っています。
20日の坂路追いでは馬場の外目から地面を掻き込むような動きを見せていました。
後ろ脚の蹴りも力強さを感じさせます。
そして、最終追い切りでは美浦のウッドチップで6ハロン81秒9の時計を出しました。
この日の美浦ウッドで2番目に速い時計で、タフな馬場で時計を出せたのは好感が持てます。
重心を低くしながら風の抵抗を避けつつ追い切るスタイルは前週に続いて実行できており、レースに向けて着々と準備が整っている感じがしました。
ディスペランツァ
ディスペランツァ 12月24日(日) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(良) | 55.9 | 40.2 | 13.1 | 馬なり | ||
1週前 | 栗東坂路(良) | 51.1 | 36.8 | 12.4 | 一杯 | ||
前走最終 | 栗東坂路(良) | 56.4 | 41.4 | 13.1 | 馬なり |
京都2歳ステークス(G3)からの巻き返しを図りたいディスペランツァは栗東の坂路でアーバンエア(牡2、新馬)と2頭併せを行いました。
助手が騎乗し、馬場の外目から僚馬を3~4馬身追走する形で追い、全体時計55秒9-上がり1ハロン13秒1で同時併入しています。
1週前の20日はレース当日騎乗するモリス騎手が手綱を握り、アーバンエアと併せています。
このときは一杯に追って全体時計51秒1-上がり1ハロン12秒4で負荷をかけています。
1週前映像は思いっきり負荷をかけた影響もあり、道中ふらつく場面が目につきます。
しかしながら、全体時計51秒1はこの馬の自己ベストで、メイチで追いだせば好タイムを出せることが分かりました。
ただし、一杯に追いながらも終い時計は12秒4なので使える脚は長くないでしょう。
そして、最終追い切りは輸送を目前に控えていることもあり、軽めでした。
軽めで力強さは見られませんでしたが、淡々と前を向いて走ることができているので前週に負荷をかけたことでレースに対する意欲が向きつつあるように感じますし、ほどよく仕上がったように見えました。
テンエースワン
テンエースワン 12月24日(日) 評価C | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(良) | 54.9 | 39.4 | 12.9 | 一杯 | ||
1週前 | 栗東CW(良) | ⑦97.7 | 67.1 | 52.6 | 37.7 | 12.7 | 一杯 |
前走最終 | 栗東坂路(良) | 54.7 | 39.8 | 12.5 | 末強め |
もちの木賞(1勝クラス)で3着のテンエースワンは栗東坂路で単走を行いました。
助手が騎乗し、馬場の真ん中から一杯に追われて4ハロン54秒9-上がり1ハロン12秒9でまとめています。
1週前の20日もウッドチップで一杯に追いました。
このときは馬場の真ん中から追っており、7ハロン97秒7-上がり1ハロン12秒7でした。
2週続けて一杯に追いましたが、脚の回転は決して速くなく、一歩の歩様が大きいです。
テンエースワンはもともとこのような走りを行う馬なのでそこまで気になりません。
ただ、2週続けて一杯に追われながら、どちらも全体時計は目立ちませんでした。
最終追い切りは坂路が多少重かったことを考慮すればある程度妥協はできますが、それでもテンエースワンよりいい時計を出している馬が多い中、一杯でこのタイムは悪い意味で目立ちます。
今回の追い切りを見た限りは、これまでほどの仕上がりには感じられませんでした。
ニューステソーロ ※除外
ニューステソーロ 12月24日(日) 評価C | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦坂路(良) | 54.0 | 39.1 | 12.5 | 強め | ||
1週前 | 美浦坂路(良) | 56.8 | 41.5 | 13.0 | 強め | ||
前走最終 | 美浦坂路(良) | 55.4 | 39.8 | 12.6 | 強め |
未勝利戦上がりのニューステソーロは美浦の坂路で単走を行いました。
助手が騎乗して馬場の外目から強めに追われ、全体時計54秒0-上がり1ハロン12秒5でゴールしています。
1週前の13日と20日にも坂路で単走を行い、1日2回強めに追って負荷をかけています。
2週続けて追い切りを確認しました。
リズムよく走ることができていましたが、強めに追った割に踏み込みが甘いです。
また、13日、20日、24日と坂路を重点的に追っていますが時計が出ていないのも気になります。
特に20日の坂路は24日よりも時計が出やすい条件でしたが直近ではもっとも遅い時計でした。
これ以外の日の時計も他馬より目立たないものが多いことから、あまりよい状態ではないかもしれません。
ホルトバージ
ホルトバージ 12月24日(日) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(良) | 55.0 | 39.6 | 12.7 | 馬なり | ||
1週前 | 栗東CW(良) | 81.9 | 66.4 | 51.9 | 37.1 | 12.0 | 一杯 |
前走最終 | 栗東CW(良) | 83.6 | 67.8 | 52.9 | 37.9 | 12.0 | 馬なり |
久々の勝利を手にしたいホルトバージは栗東坂路で単走を行っています。
助手が騎乗し、馬場の真ん中を馬なりで駆け抜け、4ハロン55秒0-上がり1ハロン12秒7でまとめました。
20日にはレースで騎乗する今村騎手を背に、ハギノメーテル(牝4、3勝クラス)ともう一頭(名称不明)と3頭併せを行っています。
ハギノメーテルを2~3馬身追走する形で馬場の真ん中やや外目から一杯に追い、6ハロン81秒9-上がり1ハロン12秒0で僚馬に0.5秒先着しました。
ちなみに14日もウッドで今村騎手が騎乗しています。
20日の追い切りではコーナーも器用に立ち回り、自己ベストとなる81秒9の時計でゴールしています。
ハギノメーテルはこのとき直線強めに追っていましたが、ホルトバージよりも格上の馬相手に2馬身以上の差をつけて先着できたのは評価したいです。
1週前に負荷をかけたため、最終追い切りは坂路で軽めでした。
序盤は外ラチにいましたが大きく逸走して馬場の真ん中から仕切り直しています。
しかし、道中よれる場所も見られたので操縦性は容易ではないでしょう。
今村騎手が間隔を詰めて追い切りに騎乗している点は好感が持てますし、20日の追い切りを見た限りはいい仕上がりに感じましたが、最終追い切りで少しクセの強さが露呈されているので、G1の大舞台でどれだけこの馬の力を引き出せるか、注目したいです。
ミスタージーティー
ミスタージーティー 12月24日(日) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(良) | 56.1 | 40.4 | 12.2 | 馬なり | ||
1週前 | 栗東CW(良) | 81.6 | 67.1 | 52.3 | 37.0 | 11.6 | 馬なり |
前走最終 | 栗東坂路(良) | 53.4 | 37.7 | 12.6 | 馬なり |
新馬から挑むミスタージーティーは栗東坂路で単走を行いました。
助手が騎乗し、馬場の外目から馬なりで追われて4ハロン56秒1-上がり1ハロン12秒2でサクッと流しています。
20日はウッドチップでレーヴドレフォン(牝2、未勝利)と併せています。
僚馬を追走する形で馬場の外目から馬なりで追い、6ハロン81秒6-上がり1ハロン11秒6で先着しています。
1週前はコーナーの時点で生き生きとした動きを見せています。
直線に入る前に僚馬に先を越されましたがすぐに差し切り態勢に入り、ラスト1ハロンで突き放している姿を見せ、レースに対する姿勢が感じられます。
最終追い切りは輸送を控えているため軽めの仕上げでしたが、終始淡々と前を集中して走りことができていました。
一瞬だけソラを切る姿も見せていますがすぐに前を向いて坂路を駆けあがっているように、この年の馬にしては集中力が高そうです。
抽選突破できるかは運否天賦ですが、状態面はよさそうなのでレースに出場したいです。
レガレイラ
レガレイラ 12月24日(日) 評価S | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦南W(良) | 83.8 | 68.3 | 53.6 | 39.0 | 11.7 | 馬なり |
1週前 | 美浦南W(良) | ⑦97.4 | 66.3 | 51.8 | 37.1 | 11.1 | 馬なり |
前走最終 | 美浦南W(良) | 測定不能 | 馬なり |
アイビーステークス(L)で3着のレガレイラは美浦のウッドチップでセラドナイト(牝3、1勝クラス)ともう一頭(名称不明)と3頭併せを行いました。
助手が騎乗し、馬場の真ん中やや内目から馬なりでセラドナイトより3馬身先行しています。
全体時計83秒7-上がり1ハロン11秒7の時計でセラドナイトに半馬身先着しました。
20日もウッドチップでティファニードンナ(牝3、1勝クラス)と併せています。
このときは馬なりで馬場の真ん中から駆け抜け、7ハロン97秒4-上がり1ハロン11秒1でまとめています。
20日の追い切りでは序盤からきびきびとした動きを見せています。
直線に入ってティファニードンナと併せると、闘争心に火が点いたのか、最後の最後まで併せつつ最後は半馬身先着しています。
この時、馬なりながらも終い時計11秒1を出しています。
追い切りは併せ馬のときのほうが時計は出やすい傾向にあるものの、2歳馬で馬なり、しかも牝馬でこれだけの末脚を見せたのは驚きでした。
最終追い切りもウッドで馬なりです。
このときは併せた2頭の間から追い、プレッシャーを経験させる内容となっています。
コーナリングでは少し走りづらそうな一面も見せていましたが、直線に入ってしばらくするとぐいぐいと加速し、ラスト1ハロン11秒7でまとめています。
終い時計はこの日のウッドの馬場を考えれば出ている方だと思いますし、併せてから力を発揮する姿を2週続けて見せました。
今年のホープフルステークスはフルゲート18頭立てなので競り合う場面も出てくるでしょう。
そういった場面で、この追い切りの時のような競馬ができるようでしたら、チャンスは十分あると思います。
牝馬限定の阪神JF(G1)ではなく、あえてホープフルステークスに挑んでいますがそれだけ勝ち負けできると判断しているのでしょう。
今回騎乗するルメール騎手もレガレイラの特性を活かして他馬と競り合おうとするはずです。
そのとき、レガレイラがどれほどの爆発力で中山の急坂を駆け抜けるか、今から楽しみです。
大変良い仕上がりでした。
ロジルーラー ※除外
ロジルーラー 12月24日(日) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 美浦南W(良) | 71.8 | 55.5 | 39.6 | 11.6 | 馬なり | |
1週前 | 美浦南W(良) | 87.3 | 70.7 | 55.0 | 39.8 | 12.1 | 馬なり |
前走最終 | 美浦南W(良) | 84.7 | 68.4 | 53.3 | 38.4 | 11.7 | 馬なり |
ロジルーラーは美浦のウッドチップコースにて、ロードブレイズ(牡2、1勝クラス)と2頭併せを行っています。
レース当日も騎乗する永野騎手が手綱を握り、馬場の外目から僚馬を3~4馬身追走する形で馬なり追いを行い、5ハロン71秒8-上がり1ハロン11秒6の時計で同時併入しました。
20日は稲垣調教師自ら追い切りに騎乗し、馬場の外目から馬なりで追って6ハロン87秒3-上がり1ハロン12秒1でした。
1週前はきびきび動けていますが少し前脚が固く、そして高い感じがします。
手前替え自体はスムーズでしたが、この一追いでほぐれたら良化にも期待できそうです。
そして、最終追い切りでは1週前に調教師自ら指揮を執った影響もあってか、幾分フォームがきれいになり、追っている姿もきれいです。
しかしながら、前脚の固さは完全に取り切れていない感じがします。
現時点でもある程度は出し切れると思いますが、使うごとにさらに良化しそうなタイプに見えました。
ヴェロキラプトル
ヴェロキラプトル 12月24日(日) 評価B | |||||||
時期 | 場所 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
最終追切 | 栗東坂路(良) | 54.0 | 39.1 | 12.1 | 末強め | ||
1週前 | 栗東坂路(良) | 57.7 | 41.6 | 12.5 | 馬なり | ||
前走最終 | 栗東坂路(良) | 55.9 | 41.0 | 12.1 | 馬なり |
野路菊ステークス(1勝クラス)を制したヴェロキラプトルは栗東坂路で単走を行いました。
助手が騎乗し、外ラチ沿いから末強めに追われ、4ハロン54秒0-上がり1ハロン12秒1で坂路を駆け抜けています。
1週前の20日には栗東坂路で2回追い切りを行いました。
このとき、ブリーズオンチーク(牝2、未勝利)と併せています。
僚馬を半馬身追走する形で馬なり追いを行い、4ハロン57秒7-上がり1ハロン12秒5の時計で半馬身先着しました。
1週前の坂路追いは、中盤まではどこか休み明けの影響も残っているような動きを見せています。
しかしながら、終い1ハロンでこの馬本来の力強い走りを見せました。
序盤から中盤にかけてはいまいち覇気が感じられませんでしたが、終い重点の動きはこの馬らしさが垣間見ることができ、少しずつ良化しているように見えました。
そして、24日の最終追い切りは末強めということもあり、1週前よりもきびきびと動けています。
ただ、前脚は若干固さが見られたので完全な仕上がりとなるともう少し時間がかかりそうでした。
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ホープフルステークス2023追い切り評価ランキング
評価 | 馬名 |
S | ゴンバデカーブース レガレイラ |
A | インザモーメント カフェグランデ シリウスコルト シンエンペラー タリフライン |
B | アドミラルシップ ウインマクシマム サンライズアース センチュリボンド ディスペランツァ ホルトバージ ミスタージーティー ロジルーラー ヴェロキラプトル |
C | アンモシエラ サンライズジパング ショウナンラプンタ テンエースワン ニューステソーロ |
D |
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