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【エプソムカップ2024追い切り評価/全頭診断】中穴人気の〝アノ馬〟に最高評価「S」

エプソムカップ2024追い切り評価記事のサムネイル画像

エプソムカップ2024追い切り評価/全頭診断になります。
当記事ではエプソムカップの追い切り映像や調教タイムから評価、コメントしています。

6月5日の馬場状態

美浦
この日の美浦は坂路、ウッドともに良馬場です。
坂路は一番時計がウインザナドゥとアイリュールの4F52秒1です。全体的に時計は標準くらいです。
ウッドは一番時計がロードトゥフェイムの6F78秒8です。そのほかにも好時計を出す馬は多く、いつも通りの高速馬場です。

栗東
この日の栗東も坂路、ウッドともに良馬場です。
坂路の一番時計はビバップの4F50秒3ですが、50秒台で走破した馬は4頭のみでここ数週の中ではそこまで時計は出ていません。
ウッドは6F78~79秒台の時計を出す馬が多く、いつも通り時計は出ています。

函館
函館コースは芝・ウッド、ダートともに良馬場でした。
ウッドコースは平均よりも時計がかかりがちで芝・ダートコースは平均的です。

目次(読みたい項目をタップ)

エプソムカップ2024追い切り評価/全頭診断コメント

エプソムカップ2024の出走馬全頭の追い切り評価や調教タイムをまとめましたで予想の参考にお役立てください。

評価は上からS→A→B→C→D(測定不能)の5段階になります。

(調教欄の〇数字はスタートからゴールまでのハロンを表しています。)

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アルナシーム

アルナシーム 6月6日(木) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(良)  51.635.611.2馬なり
1週前栗東CW(良)⑦93.562.149.636.512.0一杯
前走最終栗東坂路(稍重)  54.439.912.3馬なり

前走の都大路ステークス(L)で2着入りしたアルナシームは栗東ウッドチップコースで単走を行いました。

レースで騎乗する横山典弘騎手を背に、馬場の真ん中から馬なりで4F51秒6-上がり1F11秒2の時計でウッドを駆け抜けています。

1週前の30日にも栗東ウッドで単走を行いました。

この時も横山騎手が騎乗し、馬場の真ん中から一杯に追われて7F93秒5-上がり1F12秒0で力強く駆けています。

1週前のウッド追いでは少し首が下向きですが、序盤から意気揚々とした動きを見せていて序盤からペースアップしています。

全体時計7F93秒5も自己2番目に速い時計でした。

終いの2F11秒8に対して1F12秒2で減速しているのはおそらく序盤から飛ばした結果だと思いますが、負荷をかける意味では中身のある追い切りですし、この一追いで最終追い切りの良化に期待したいです。

その最終追い切りも栗東ウッドで単走、4F追いを行っています。

1週前同様首を低くしながら追うことができており、この馬らしい走りはできています。

ただし、序盤の頭の使い方を見る限りは1週前の追い切りの反動も少しあるかもしれません。

それでも、コーナリングではキビキビと動くことができていますし、気持ちも乗っていることからしっかりと仕上げてきたように見えました。

疲れは若干残っているかもしれませんが、2週続けて横山騎手が追い切りに騎乗していることも踏まえてこのレースに対してメイチで仕上げているようにも感じます。枠や当日の状態次第では侮れない1頭になるかもしれません。

ヴェルトライゼンデ

ヴェルトライゼンデ 6月5日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  52.338.212.5一杯
1週前栗東坂路(良)  51.337.512.3一杯
前走最終栗東坂路(良)  52.838.812.1末強め

屈腱炎明けで1年2か月ぶりのレースとなるヴェルトライゼンデは栗東坂路でウェルカムニュース(牡5、オープン)と併せました。

水口騎手が騎乗(レース当日は戸崎騎手が騎乗)し、僚馬を3馬身追走する形で一杯に追って4F52秒3-上がり1F12秒5の時計を出しましたが、アタマ差後れています。
※僚馬:りょうば(同じ厩舎に所属する馬のこと)

1週前の30日にも坂路で一杯に追いました。

このときも水口騎手が騎乗して4F51秒3-上がり1F12秒3の時計を残しています。

1週前の坂路追いは久々の実践にもかかわらず、四肢の回転が速くて姿勢も前向きです。

今回は1年以上間隔が空いたものの、中間に坂路で27本も時計を取っており、入念に調整された成果が出ていました。

最終追い切りも引き続き坂路で一杯、ここでは併せ馬を置いて行われています。

外ラチ沿いから僚馬の後ろで脚を溜めつつ追走するスタイルで追い切りを行いましたが、1週前同様力強い動きができていました。

結果的に僚馬をとらえることができませんでしたがどちらもオープンクラスの馬だったことを考えるとそこまで悲観しなくてもよさそうです。

ただし、時計自体はそこまで目立つものではないのは気になるところです。

屈腱炎明けで勝利した2022年の鳴尾記念(G3)のときの最終追い切りが坂路で一杯に追って4F50秒8-上がり1F11秒7なので、その時と比較しても時計面は物足りません。

2週続けて負荷をかけたため、一変する可能性もありますが、追い切りを見た限りかつての勢いは衰えているように見えました。

カレンシュトラウス

カレンシュトラウス 6月5日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  53.438.312.1一杯
前走最終栗東坂路(良)  52.538.312.6一杯

カレンシュトラウスは栗東坂路でタイゲン(牡5、3勝クラス)と併せ馬を行いました。

助手が騎乗して僚馬より9馬身先行する形で一杯に追い、全体時計53秒4-上がり1F12秒1の時計で3馬身先着しています。

前走から中2週と間隔を詰めて挑んでいますが、中間は坂路が9本、ウッドが1本で前走の状態を維持していました。

最終追い切りは一杯に負荷をかけていますが、JRAレーシングビュアーに追い切り映像が公開されていなかったため、動きの確認は取れませんでした。

しかしながら、管理する平田調教師曰く「調教の動きはよい。使う度によくなっている」ようです。

確かに、映像はありませんが今月2日に行われた栗東のウッドチップコースの調教では馬なりながらも外ラチから立ち回って7F97秒3-上がり1F12秒0の時計を記録していました。

この時のウッドで出した時計はこれまでで5番目に速い時計で決して自己ベストというわけではありませんが、馬なり+外ラチ沿いを立ち回ってこの時計は良いでしょう。

動きが分からないので高い評価はつけづらいですが、時計内容を見る限りは平田調教師のコメント通り良くなっているように感じました。

グランスラムアスク

グランスラムアスク 6月5日(水) 評価C
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  56.939.912.1末強め
前走最終栗東PT(良) 65.350.537.911.5末強め

牝馬のグランスラムアスクは栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗して末強めに追い、4F56秒9-上がり1F12秒1で登坂しています。

中間追い切りは5月26日から再開し、坂路が5本(いずれもキャンター)、ウッドが1本で3か月ぶりのレースにしては少し本数が少なめとなっています。

ただし、1週前の29日には栗東ウッドチップコースで馬場の真ん中から強めに追われて6F80秒6-上がり1F12秒6で自己3番目に速い時計を記録しました。

最終追い切りは坂路で末強めに追われています。

追い切り映像がJRAレーシングビュアーに公開されていなかったので動きは確認できませんでしたが、時計面を見る限り、終い重視の割には1F12秒1で地味です。

グランスラムアスクは先行馬ということもあってもともと坂路で終い時計を出すタイプではありませんでしたが、休み明け+中間の乗り込み量が少ないことから時計は出ていないのかもしれません。

現状、休み明けの影響はまだまだ残ってそうなので使って次走以降の良化に期待したいです。

グランディア

グランディア 6月5日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(良)84.368.152.937.311.2強め
1週前栗東CW(良)83.167.251.936.711.0一杯
前走最終栗東CW(不良)83.867.752.437.111.2馬なり

前走のスピカステークス(3勝クラス)を制したグランディアは栗東のウッドチップコースで単走を行いました。

助手が騎乗し、外ラチ沿いから強めに追って6F84秒3-上がり1F11秒2の時計で走破しています。

1週前の30日も栗東ウッドチップで単走を行いました。

このときは助手騎乗の元、外ラチ沿いから一杯に追って6F83秒1-上がり1F11秒0で終いが伸びています。

ストライドの利いた走りを見せており、いい意味で無駄のない動きができています。

全体時計はそこまで速くありませんが、外ラチ沿いから終い1F11秒0の時計を記録し、差し馬らしい動きは健在でした。

1週前に一杯に追いましたが、最終追い切りも強めで調整しています。

最終追い切りではやや抑えながらの走りでしたが馬体は締まっていますし、1週前同様長く脚を活かすことができていますね。

終いの伸びも良いですし、末脚勝負になるようでしたら自身のポテンシャルを活かせそうです。

サイルーン

サイルーン 6月5日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦坂路(良)  55.840.512.2馬なり
1週前美浦南W(良)82.565.550.235.710.9一杯
前走最終美浦南W(良)82.066.051.035.911.4馬なり

前走の春興ステークス(3勝クラス)を制したサイルーンは美浦坂路でエリカサファイア(牝3、1勝クラス)と併せました。

助手が騎乗して4F55秒8-上がり1F12秒2の時計で同時併入しています。

1週前の30日には美浦のウッドチップコースでダノンラスター(セ8、オープン)ともう一頭の馬(名称不明)と3頭併せを行っています。

このときも助手が騎乗し、馬場の真ん中からダノンラスターを1馬身追走する形で一杯に追い、6F82秒5-上がり1F10秒9で3馬身先着しました。

1週前追い切りは3頭併せの最内から立ち回りました。

躍動感のある動きを見せており、最内からエッジの利いた動きで本線に入り、直線でもぐいぐい加速して終い2F11秒6から1F10秒9で一気に加速しました。

もともとウッド追いでは末脚を活かすタイプですが、今回の追い切りで出した1F10秒9はこれまでの最速となっています。

多少粗削りな部分はありましたが、自身の走りができていたのは良いでしょう。

1週前に一杯に追ったため、最終追い切りは軽めの仕上げとなりました。

時計は出していませんが、四肢の回転は速いですし、身体は軽そうです。

ときどき右に頭を向ける場面もありましたが、この馬らしい走りができていたのは好感が持てました。

久々の中距離路線でどこまでやれるか注目です。

シルトホルン

シルトホルン 6月5日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(良)80.064.651.237.211.4馬なり
前走最終美浦南W(良)84.167.552.538.111.4馬なり

前走のメイステークス(OP)で3着入りしたシルトホルンは美浦のウッドチップコースでプラチナバンド(牡3、未勝利)と併せました。

今回初コンビを組む吉田豊騎手を背に乗せて、馬場の真ん中から馬なりで僚馬を8馬身追走し、6F80秒0-上がり1F11秒4の時計を出しましたがクビ差届きませんでした。

前走メイステークスから中2週と間隔が短いですが、中間は坂路で7本、ウッドで1本走っており、すべてキャンターですがコンスタントに調教に入って現状を維持しています。

最終追い切りも馬なりです。

道中はクビを低くしながらも淡々とした動きができています。

直線に入ってからも終い1F11秒4の時計を記録し、逃げ馬としては悪くない時計でした。

僚馬には届きませんでしたが8馬身後方から追走しているのでそこまで悲観しなくて良いでしょうし、前走最終時と比較しても全体時計が大きく上回っている点はむしろ好感触です。

脚取りも確かですし、馬体も整っているので展開次第で力を引き出せそうです。

セルバーグ

セルバーグ 6月5日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  54.539.112.1末強め
1週前栗東CW(稍重)81.565.851.236.411.4一杯
前走最終栗東坂路(稍重)  55.439.712.4末強め

今年の小倉大賞典(G3)で3着入りしたセルバーグは栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗して末強めに追い、4F54秒5-上がり1F12秒1の時計で登坂しています。

1週前の29日には栗東のウッドチップコースで一杯に追われました。

この時も助手が騎乗して外ラチ沿いを立ち回り、6F81秒5-上がり1F11秒4でゴールしています。

序盤から推進力のある動きができていますし、終い2F-1Fともに11秒4でトップスピードを維持することができました。

一杯に追われたわりには良い意味で涼しい表情で走破しているように、精神的な落ち着きも見られます。

馬体もこれまでより大きく見えましたし、成長の可能性も見られ、良い動きを見せていました。

1週前に一杯に追いましたが最終追い切りは坂路で末強めに調整しています。

序盤は舌を出しながら駆けていますが相変わらず両前脚の幅が小さくてこの馬らしい動きは健在です。

終いの伸び12秒1もセルバーグの過去の坂路追いの中では出しているほうでした。

派手さはありませんが、好調は維持できてそうです。

タイムトゥヘヴン

タイムトゥヘヴン 6月5日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(良) 65.050.235.911.1馬なり
前走最終美浦南W(稍重)82.566.952.037.111.2馬なり

2年前のダービー卿CT(G3)を制したタイムトゥヘヴンは美浦のウッドチップコースでダイシンネイビー(牡3、未勝利)と併せました。

上野騎手が騎乗(レース当日は北村友一騎手が騎乗)し、馬場の真ん中から馬なりで僚馬を3馬身追走し、5F65秒0-上がり1F11秒1の時計で2馬身先着しています。

前走から2か月ぶりのレースとなりますが、中間追い切りは5月9日から再開し、坂路で20本、ウッドで4本の時計を記録し、入念な調整が行われていました。

最終追い切りはウッドで併せ馬を置いて行われました。

僚馬よりもやや後ろから立ち回り、序盤からきびきびと立ち回れていることから調子は良さそうです。

直線でもじりじりと脚を伸ばして先着できました。

今年はすでに3戦使っていずれも満足のいく結果は残せていませんが、今回の追い切りは直近3開催と比較してももっとも良さそうに見えます。

派手な上積みはありませんが、入念に調整を行った結果は表に出ていたので直線の長い東京コースで思う存分末脚を活かしてほしいです。

トゥデイイズザデイ

トゥデイイズザデイ 6月5日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  54.139.012.1一杯
前走最終栗東坂路(稍重)  53.739.612.7一杯

前走の谷川岳ステークス(L)を制したトゥデイイズザデイは栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗して一杯に追い、4F54秒1-上がり1F12秒1の時計で登坂しています。

映像はありませんが、1週前の30日には栗東坂路でアンビシュー(牝3、未勝利)と併せました。

このときは助手騎乗の元、僚馬を6馬身追走する形で末一杯に追い、4F53秒2-上がり1F12秒3の時計で1馬身半先着しています。

1週前に一杯に追いましたが、最終追い切りも引き続き一杯に追っています。

少し前脚が高いようにも見えますが、馬体はシャープに締まっていますし軸の安定した動きができています。

一杯に追われた割に時計は出ていませんが、トゥデイイズザデイはもともと坂路で時計を出すタイプではないのでそこまで気にしなくても良いでしょう。

2週続けて一杯に追ったことでレース前の大きな上積みに期待したいです。

ニシノスーベニア

ニシノスーベニア 6月5日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦坂路(良)  53.737.812.1馬なり
前走最終美浦坂路(重)  56.440.812.9馬なり

前走のダービー卿CT(G3)で4着入線したニシノスーベニアは美浦の坂路コースで単走を行いました。

助手が騎乗して馬なりで追い、4F53秒7-上がり1F12秒1の自己ベストを記録しています。

前走から中9週となりますが、中間は5月10日から再開し、坂路で6本、ウッドで3本の時計を記録しました。

映像はありませんが、今月1日には美浦坂路で馬場の真ん中から一杯に追って5F66秒6-上がり1F11秒0の時計を残しています。

1日に一杯に追ったため、最終追い切りは軽く仕上げました。

少し頭を低くしながらも四肢には力強さがみられます。

活気もありますし脚の回転も速くて状態面はよさそうですね。

終いの伸びはそこまで伸びてはいないものの、ニシノスーベニアはもともと坂路で時計を出すタイプではないので、その中ではしっかり動けましたしこの馬なりに時計を出せたのも良かったです。

今年のエプソムカップは骨のあるメンバーが揃っていますが、ここ数戦の中ではもっとも調子は良さそうに見えましたし、どこまで検討できるか注目したいです。

ノースザワールド

ノースザワールド 6月5日(水) 評価C
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(良)83.566.751.537.311.2馬なり
前走最終美浦南W(良) 67.152.037.911.6馬なり

ノースザワールドは美浦のウッドチップコースでメタルスピード(牡4、2勝クラス)と併せ馬を行いました。

助手が騎乗して馬場の真ん中から馬なりで僚馬を2~3馬身追走し、6F83秒5-上がり1F11秒2の時計を出しましたが僚馬に半馬身遅れています。

映像はありませんが、1週前の29日にも美浦ウッドでランプシー(牡4、2勝クラス)と併せました。

このときは助手机上の元、馬場の真ん中から僚馬を5馬身追走する形で一杯に追われ、6F81秒7-上がり1F11秒3の時計を記録、美浦ウッドのウッド追いでは自己最速を記録しています。

1週前に負荷をかけたため、最終追い切りは馬なりでソフトな仕上げを行いました。

序盤から頭が高くて助手も抑えつつ回っています。

直線に入ってからは僚馬の先に立ったもののすぐに差し返されました。

全体的に操縦性が難しそうでしたし、終い1F11秒2は悪くないもののすぐに差し返されていることから闘争心はやや欠けているように見えます。

いい時期は全体時計、終い時計ともに出しているので、年齢的に下り曲線に入っているかもしれません。

マイネルケレリウス

マイネルケレリウス 6月5日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(良)84.067.852.938.411.7馬なり
1週前美浦南W(稍重) 67.252.238.311.3G前仕掛け
前走最終美浦南W(稍重) 67.552.337.111.4馬なり

前走の府中市市制施行70周年記念(3勝クラス)を勝利したマイネルケレリウスは美浦のウッドチップコースで単走を行いました。

主戦の石川騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目から馬なりで6F84秒0-上がり1F11秒7の時計でゴールしています。

1週前の29日にも美浦ウッドで追い切りを行い、このときは裏で行われる函館スプリントステークス(G3)に出走するキミワクイーン(牝5、オープン)ともう一頭の馬(名称不明)と3頭併せを行いました。

このときは助手が騎乗し、馬場の真ん中から僚馬より3馬身先行する形でゴール前仕掛けが行われ、5F67秒2-上がり1F11秒3の時計を記録しましたがキミワクイーンに1馬身遅れてしまいました。

2頭の真ん中から追われ、序盤はゆったりした脚取りで立ち回っています。

直線にはひってからは歩様の大きな走りで先に抜け出そうとしましたが、すぐ内からキミワクイーンが末強めに伸びたこともあって2番手入線となっています。

終い1F11秒3で時計は出しているものの、キミワクイーンが重賞馬であることを考えるとさすがに相手が強かったかもしれません。

直線の動きは悪くなかったので最終追い切りの動きにも注目です。

その最終追い切りは美浦のウッドコースで単走、軽めでした。

1週前に強めに負った影響もあってか、序盤からきびきびとした動きができています。

直線に入ってからも確かな脚取りで加速ラップを刻むことができました。

時計は目立つものではありませんでしたが、1週前と比較するとレースに向けて気持ちも乗っているように見えましたし、悪くないでしょう。

本番でどれだけの走りを見せてくれるか注目したいです。

ラケマーダ

ラケマーダ 6月5日(水) 評価C
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(良)85.969.353.437.911.8末強め
1週前栗東CW(稍重)85.569.854.338.611.8末強め
前走最終栗東CW(稍重)83.768.753.838.612.1稍一杯

前走の分倍河原ステークス(3勝クラス)を制したラケマーダは栗東ウッドチップコースで単走を行いました。

助手が騎乗して馬場の外目から末強めに追い、6F85秒9-上がり1F11秒8の時計で走破しています。

1週前の29日にも栗東ウッドで馬場の外目から末強めに追い、6F85秒5-上がり1F11秒8の時計を記録していました。

コーナーの段階からきびきびとした動きができているものの、手前を替えてからはやや頭の使い方に無駄があり、本調子かといわれると難しいところです。

毛ヅヤはよいので悪くないと思いますが、前走から中4週でなおかつ前走の分倍河原ステークスが超高速決着だったこともあってもしかしたら反動が残っているかもしれません。

末強めに追われたわりに時計が出ていないのも気になりました。

1週前追い切りはパッとしない内容でしたが最終追い切りも同条件で追い切りを行っています。

コーナーの段階ではある程度気持ちの乗った動きを見せていますが、1週前同様手前を替えてからの動きはそこまで目立っていません。

追い出しの際の姿勢は悪くありませんが、全体時計、終い時計ともに最終追い切りでは目立ちません。

もともとラケマーダは時計を出すタイプではありませんが、その点を考慮しても物足りない動きとなっており、レース本番で力を発揮できるか、疑問に感じました。

ルージュリナージュ

ルージュリナージュ 6月5日(水) 評価S
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(良)82.866.551.837.311.5馬なり
前走最終美浦南W(稍重) 69.753.438.111.5馬なり

前走のヴィクトリアマイル(G1)で5着入線したルージュリナージュは美浦のウッドチップコースで単走を行いました。

助手が騎乗して馬場の外目から馬なりで追い、6F82秒8-上がり1F11秒5の時計でゴールしています。

前走から中3週となりますが、中間は坂路が17本、ウッドが1本で坂路ベースに現状維持を行いました。

最終追い切りは美浦のウッドチップコースで馬なりを行い、現状の動きを確かめています。

序盤は下を向きながら動いていましたが、四肢の動きは活発でスピードを感じさせる動きを見せています。

道中跳びのある動きでしたし、直線で手前を替えてからも終い2F12秒0-1F11秒5の加速ラップで他に追い切りを行っていた馬を楽にかわして先着しました。

前走ヴィクトリアマイルにおける時計と比較しても今回のほうが出ていることから、1回使って良化の気配が感じられます。

状態面に関しては前走ヴィクトリアマイルの時よりもはるかに良く見えました。

高速馬場巧者なので晴れの良馬場なら自身の末脚を思う存分活かせるかもしれません。

レッドランメルト

レッドランメルト 6月5日(水) 評価C
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(良) 64.549.835.911.3一杯
前走最終美浦南W(稍重)83.166.151.236.812.0馬なり

レッドランメルトは美浦のウッドチップコースでロクシアス(牡3、1勝クラス)と併せました。

今回初コンビを組むオシェア騎手が追い切りに騎乗し、僚馬を3馬身追走する形で馬場の真ん中から一杯に追われ、5F64秒5-上がり1F11秒3の自己ベストで併入しています。

今回は約8か月ぶりのレースとなりますが、中間追い切りは5月中旬ごろから行われており、坂路で10本、ウッドで5本の時計を残しています。

最終追い切りはオシェア騎手が騎乗して操縦面を確かめていました。

中間に数を行った影響もあってか、序盤から気持ちのこもった走りができています。

ただし、全体的に前脚が固いうえ、直線では終始右手前で走破しており、手前替えはできていません。

久々のレースということもあって身体がなまっている可能性が見られました。

時計を出しているのは評価したいですが、本調子かといわれると難しいところで、一回使ったほうがよくなりそうです。

レーベンスティール

レーベンスティール 6月6日(木) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(良)83.868.153.138.211.5馬なり
1週前美浦南W(量)79.764.850.036.511.1馬なり
前走最終美浦南W(重)82.366.952.237.411.3馬なり

有力馬のレーベンスティールは美浦のウッドチップコースでヴァルドルチャ(牡3、1勝クラス)とG1馬のレモンポップ(牡6、オープン)と3頭併せを行いました。

助手が騎乗して馬場の真ん中から馬なりでヴァルドルチャを2馬身追走する形で追い、6F83秒8-上がり1F11秒5の時計で同時併入しています。

前走の新潟大賞典(G3)からちょうど1か月ぶりのレースとなりますが、中間は坂路が6本(すべてキャンター)、ウッドが3本です。

このうち、1週前の30日には美浦ウッドでウェイワードアクト(牡4、3勝クラス)と併せました。

助手が騎乗して馬場の2分どころから僚馬を2馬身追走し、馬なりで6F79秒7-上がり1F11秒1の自己ベストで併入しています。

1週前は僚馬の内から立ち回りまわりましたが、道中リラックスした走りができています。

直線に入ってからもじりじり脚を引き上げて終い1F11秒1の好時計で併入しました。

全体時計、終い時計ともに優秀ですが、僚馬も意外としぶとくて最後はじりじりなだれ込むような形となり、瞬発力は影を潜めています。

強く追っていたら変わっていたかもしれませんが、もう少し弾けていればなお良かったでしょう。

1週前に時計を出したため、最終追い切りも引き続き馬なりで調整されています。

2頭の真ん中から立ち回りましたが、道中は少し首の使い方が甘い印象を受けました。

直線に入ってからはじりじりと加速し、一度は2頭よりも前に抜け出しましたが、すぐにヴァルドルチャが迫って結果的には併入となっています。

最内を回ったレモンポップには先着したものの、直線ではややかかる場面も見せていましたし、1週前と比較すると時計も見劣りしているのは気になるところです。

1週前に自己ベストを記録しているので状態は悪くなさそうに見えますが、最終追い切りを見る限りはややムラッ気もある馬なのかもしれません。

出し切れれば世代上位の実力馬だと思うので応援したいところですが、今回の追い切りを見る限りは当落線上までとしたいです。

ワールドウインズ

ワールドウインズ 6月5日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  52.738.612.3一杯
前走最終栗東坂路(稍重)  52.538.512.3強め

今年の六甲ステークス(L)で2着入線したワールドウインズは栗東坂路でウエルカムキリシマ(牝3、未勝利)と併せました。

助手が騎乗して僚馬を2馬身追走する形で一杯に追い、4F52秒7-上がり1F12秒3の時計で同時併入しています。

前走から中3週ですが、中間は坂路が5本、ウッドが10本と間隔のわりに乗り込んでいました。

最終追い切りは坂路で一杯に追っています。

馬場の真ん中から淡々とした動きを見せていますが、序盤はそこまで追わずに脚を溜めつつ、残り1Fあたりから一気に仕掛けました。

終いの動きはかなり粗削りでしたが、それでもしっかりと差し切ろうとする姿勢は悪くありません。

ただ、終い時計自体は12秒3でワールドウインズのこれまでの坂路時計のなかでは標準くらいとなっており、特別大きな上積みは見られませんでした。

全体的にはまずまずの仕上がりといったところでしょう。

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