【有馬記念2024予想】本命におすすめしたい3頭+激走に期待できる穴馬2頭はこちら!
有馬記念2024のおすすめの有力馬3頭、穴馬2頭を紹介しています。
過去10年のデータ分析と傾向、コースの特徴や競走馬の血統、追い切りから予想していきます!
有馬記念2024の予想ポイント
- クラシックでも馬券に絡んだことがあるG1馬がこのレースで勝ち切りやすい
- 3歳馬の好走率がもっとも高く、6歳以上は大苦戦
- ノーザンF生産のG1馬は評価を上げたい
- 1人気【5-1-1-3】の信頼度は高く、特に単勝オッズ1~2倍台であれば狙いたい
- 3~5枠が有利、7~8枠を引いた馬は評価を下げたい
- 前走天皇賞(秋)と菊花賞組が好走、前走JC組は5着以内の馬を狙いたい
有馬記念2024予想の最終買い目
有馬記念が開催される日曜日の中山競馬場界隈は一日晴れの予報が出ていました。
降水確率も0~10%です。
前日土曜日が17~18時に小雨マークが付いているものの、1時間当たりの雨量は1mmしかなく、それ以外は晴れだったのでほとんど雨の影響はないとみて良いのではないでしょうか。
ただ、土日ともに風は強く、特に有馬記念が開催される15時台は北北西の風が8mとなっているので意外と風の影響はありそうです。
ただ、風が吹いたら馬場は乾きやすいため、馬場は乾くのではないでしょうか。
土曜日のトラックバイアスを見てみると比較的時計は出てそうでした。
うましるでは晴れの良馬場、時計の出やすい馬場を想定しながらレース予想をまとめました。
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◎本命 3 アーバンシック
父 | スワーヴリチャード |
母 | エッジ―スタイル |
母父 | ハービンジャー |
主な勝ち鞍 | 菊花賞(G1) 2024年 |
前走 | 菊花賞(G1) 1着 |
本命はアーバンシックにしました。
出遅れ癖があるので内枠は少し心配ですが、騎乗するルメール騎手は過去10年の有馬記念で【2-3-2-2】と相性が良く、昨年はスターズオンアースとのコンビで死に枠といわれた8枠16番から好発を切って先行し、2着入りしました。
出遅れ+内枠は難しいところですが、逆にいうとそれくらいしか不安要素はありません。
アーバンシックの弱点をルメール騎手がカバーし、スムーズに先行して菊花賞のようにスタミナを活かした競馬ができればチャンスは十分あるでしょう。
中山適性も高いですし、内のダノンデサイルや大外から逃げ宣言しているシャフリヤールの番手で脚を溜めることができれば出し切れると思います。
ステイヤー要素が求められる有馬記念ともかみ合いそうなので、今年はアーバンシックから行くことにします。
〇対抗 1 ダノンデサイル
父 | エピファネイア |
母 | トップデサイル |
母父 | Congrats |
主な勝ち鞍 | 日本ダービー(G1) 2024年 |
前走 | 菊花賞(G1) 6着 |
対抗はダノンデサイルにします。
今年のダービーは特殊な展開でしたが横山典弘騎手の神がかった騎乗で9番人気を覆す走りを見せました。
それ以外のレースを見ても、京成杯ではのちの菊花賞馬であるアーバンシックに勝利していますし、4着だった昨年の京都2歳ステークスも勝ち馬シンエンペラーの0.1秒差でこのあたりからポテンシャルの片鱗が伺えました。
前走菊花賞は6着でしたがぶっつけで斤量も大幅に増加しており、最内で包まれながらの競馬で苦しかったです。
その中で最後1Fは馬場の外目から伸びていたので展開次第で掲示板はあり得たでしょう。
今回は初めての古馬戦となりますが、菊花賞の内容を見る限り今年の3歳馬は強いと思うので、ここは2番手評価にします。
▲単穴 6 ローシャムパーク
父 | ハービンジャー |
母 | レネットグルーヴ |
母父 | キングカメハメハ |
主な勝ち鞍 | オールカマー(G2) 2023年 |
前走 | BCターフ(G1) 2着 |
単穴はローシャムパークにしました。
G1馬ではありませんが今年の大阪杯とブリーダーズカップターフで勝ち馬と差のない2着だったのでポテンシャルはG1級です。
大阪杯もブリーダーズカップターフも早めに動いて長く脚を使って勝ち馬に差を詰めました。
特にブリーダーズカップターフは出遅れさえなければ勝ち負けもあったと思うので大変惜しい競馬だったと同時に負けて強しの内容です。
中山適性も【3-0-1-1】と高いですし、前走ブリーダーズカップターフでスタミナを活かした競馬ができたので初めての2,500mも合うのではないでしょうか?
今回は3枠6番という好枠を引くことができましたし、脚を溜めて早めに動くことができれば面白そうです。
騎乗するマーカンド騎手も今年のステイヤーズステークスや土曜日のグレイトフルステークスでやれていたので、人馬ともに中山適性を活かして善戦してほしいです。
△連下 5 ベラジオオペラ
父 | ロードカナロア |
母 | エアルーティーン |
母父 | ハービンジャー |
主な勝ち鞍 | 大阪杯(G1) 2024年 |
前走 | 天皇賞(秋)(G1) 6着 |
1頭目の連下はベラジオオペラです。
今年の大阪杯では2番手の位置で競馬を行いましたが、スタートして5F目でペースがにわかに上がり、そこから終い2Fまで1F11秒台を刻むペースでロングスプリントに近い競馬でした。
終い1Fは12秒2でしたが、先行しながら早い位置から流れる中で最後まで出し切って勝ち切れているように、スタミナはかなりのものを秘めてそうです。
有馬記念は初めての舞台なので距離不安は気になりますが、大阪杯がスタミナが問われる舞台でやれていることから意外とチャンスはありそうでした。
馬場に関しても今年の中山は昨年に引き続き時計の出やすい馬場ですが、大阪杯を好タイムで勝ち切っているのでかえって良いでしょう。
前走天皇賞(秋)は好位置まで持ってきましたが思うように伸びきれませんでした。
状態面が気になるところですが休み明け緒戦が原因であれば一回使って良化している可能性は高いです。
枠もいいですし、中間追い切りでも自己ベストを記録していることから状態も上向いているので抑えます。
△連下 8 レガレイラ
父 | スワーヴリチャード |
母 | ロカ |
母父 | ハービンジャー |
主な勝ち鞍 | ホープフルステークス(G1) 2023年 |
前走 | エリザベス女王杯(G1) 5着 |
2頭目の連下はレガレイラです。
昨年のホープフルステークスが非常に強い競馬で、後ろからの競馬となりながら3コーナーで早めに外に持ち出し、大外ぶん回しで先に抜け出したシンエンペラーに届いて優勝しました。
シンエンペラーが日本ダービーで3着、そしてジャパンカップで2着入りしていることから強い相手に厳しい位置から勝ち切れたのは高く評価したいです。
近4戦は人気を裏切る結果でしたが、ダービー、ローズステークス、エリザベス女王杯はいずれも位置取りや仕掛けが悪すぎました。
少しでもまともならさらなる上位もあったことでしょう。
今回は仕切り直しの一戦となりますが、3歳牝馬ということで全頭の中でもっとも斤量は軽いですし、出し切れる展開に持っていくことができれば馬券内もあり得る馬なので抑えることにしました。
△連下 10 プログノーシス
父 | ディープインパクト |
母 | ヴェルダ |
母父 | Observatory |
主な勝ち鞍 | 金鯱賞(G2) 2024年 |
前走 | コックスプレート(G1) 2着 |
3頭目の連下はプログノーシスです。
有馬記念と相性の悪い6歳馬ですがプログノーシスは年齢の割にキャリアもそこまで多くないうえ、今年に入ってからも崩れることなく結果を残しているのでフレッシュさのある馬です。
自慢のロングスプリント能力は未なお衰えておらず、勝利した金鯱賞や昨年の札幌記念は力強い脚色で他馬を圧倒しました。
パワーもあるので坂の多い中山でも通用すると思います。
ただ、ゲートは苦手ですし気難しい馬らしいのでテン乗りの三浦騎手が上手く折り合えるかがポイントです。
追い切りも良かったので出し切れれば強敵が揃った今回の面子の中でも上位の実力だと思いますが、テン乗り三浦騎手がうまくプログノーシスをさばけるか難しいところだったので、ここは相手までにしました。
△連下 11 ジャスティンパレス
父 | ディープインパクト |
母 | パレスルーマー |
母父 | Royal Anthem |
主な勝ち鞍 | 天皇賞(春)(G1) 2023年 |
前走 | ジャパンカップ(G1) 5着 |
ジャスティンパレスも抑えることにしました。
スタミナを活かしたロングスプリント競馬とキレッキレの末脚が武器の馬で、昨年の天皇賞(秋)はイクイノックスにこそ完敗でしたが上がり最速33秒7の末脚で2着に入線しています。
昨年の有馬記念は1番人気を裏切る4着でしたが大外ぶん回しでロスがありながらも逃げたタイトルホルダーにアタマ差まで食らいついているのでもう少しロスなく動くことができれば馬券内はあったでしょう。
今年は勝ち星から遠ざかっていますが、それでも安定して掲示板入りしているので侮れません。
ただ、今回騎乗する坂井騎手は前の競馬に定評があるものの、差しや追い込みが得意という感じはないので、トリッキーな中山でうまく仕掛けられるか分かりません。
確かなポテンシャルはありますが、騎手相性がかみ合うか微妙な感じがしたのでここは抑えまでにしました。
単勝
3 アーバンシック
馬連流し
軸馬:3
相手:1、5、6、8、10、11
三連複フォーメーション
1頭目:3
2頭目:1、5、6、8、10、11
3頭目:1、5、6、8、10、11
有馬記念2024の有力馬3頭
今年の有馬記念もグランプリレースにふさわしメンバーが揃いました。
数多くいる出走登録馬の中から実績最上位の有力馬を3頭紹介します。
出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。
ドウデュース ※取消
- ジャパンカップ (G1) 2024年
- 天皇賞秋 (G1) 2024年
- 有馬記念 (G1) 2023年
- 日本ダービー (G1) 2022年
- 朝日杯FS (G1) 2021年
- 京都記念 (G2) 2023年
今年の注目株はドウデュースでしょう。
ドウデュースは一昨年の日本ダービーにおいてのちに最強馬といわれるイクイノックスに先着しました。
その年に挑んだ凱旋門賞では思った活躍を残せませんでしたが、国内に帰ってからは堅実に実績を重ね、特に昨年の有馬記念では3~4コーナーで早めのまくりを決めて優勝し、競馬界の中心に再君臨しました。
今年の春は思った以上の活躍を見せていませんが、今年の秋緒戦に挑んだ天皇賞(秋)では絶望的な位置から豪脚を発揮して優勝、前走ジャパンカップも超絶スローの流れでイチかバチかの早めの競馬がかみ合い優勝し、陣営からしても上々の競馬を見せています。
今回の有馬記念はドウデュースにとってのラストランですが、昨年制した舞台でもあるので適性は問題ありません。
ただし、昨年は天皇賞(秋)とジャパンカップで敗れた後の勝利だったのに対し、今回は天皇賞(秋)とジャパンカップを連勝したうえで参戦となるため、蓄積疲労があってもおかしくありません。
昨年のイクイノックスも天皇賞(秋)とジャパンカップを連勝し、有馬記念の出走がささやかれましたが、思った以上に疲れがあったので有馬には出走することなく引退しました。
ドウデュースの状態は現状分かりませんが、昨年と同じ出来ならラストランでも激走できるでしょう。
追い切りを見ながら最終判断を下したいです。
アーバンシック
- 菊花賞 (G1) 2024年
- セントライト記念 (G2) 2024年
今年の菊花賞を制したアーバンシックも有力候補の一角でしょう。
春は皐月賞で4着、ダービーは11着と目立ちませんでしたが、ルメール騎手が騎乗したセントライト記念では最内1番から発走して経済コースを立ち回り、直線でも馬場の内目から開いた隙を突いて伸び、先に抜け出したコスモキュランダを捕らえて1馬身以上差を付けて完勝しました。
動きだしてからは鋭く動きましたし、最後まで減速せずにまとめていることから力ある競馬を見せています。
そして前走菊花賞は外枠からやや出負けして後方からの競馬となりながらも2週目の向こう正面でじわりと押し上げてそのまま3~4コーナーでも進出し、直線では外目から突き抜けて2着のヘデントールに2馬身半差の完勝でした。
ルメール騎手の仕掛けも見事でしたが、初めての長距離戦でも長く脚を活かして勝ち切っていることからステイヤー色が強く、スタミナが問われる有馬記念でもチャンスはありそうです。
今回は初の古馬戦となりますが、ジャパンカップのシンエンペラーを見る限り、今年の3歳勢はレベルが高いと思います。
また、今回も騎乗するルメール騎手は過去10年の有馬記念で【2-3-2-2】と相性は抜群です。
ゲートだけは下手ですがルメール騎手がカバーしながら立ち回っているのでサポートも心強いでしょう。
菊花賞馬が古馬相手にどこまでやれるか、見ものです。
ダノンデサイル
- 日本ダービー (G1) 2024年
- 京成杯 (G3) 2024年
今年のダービー馬であるダノンデサイルも有馬記念の参戦を表明しました。
なんといってもベストバウトは今年のダービーで、3枠から好発を決め、4番手の位置を確保し、経済コースを立ち回りながらスローの流れに乗って勝ち切りました。
今年のダービーは1,000m通過が62秒2の超スロー競馬で展開や枠、騎乗が良かったという声もありますが、すぐ隣にいたジャスティンミラノの追撃は退けているのでポテンシャルも高いものがあります。
現に、今年の始動戦だった京成杯ではのちの菊花賞馬であるアーバンシックの追撃を振り切って勝利していました。
昨年の京都2歳ステークスも敗れたとはいえ勝ち馬シンエンペラーの0.1秒差でしたし、前走菊花賞も6着とはいえ内で苦しい立ち回りの中、最後は伸びているので出し切れていないだけでまともならもう少し上位もあり得たと思います。
今回はアーバンシック同様初めての古馬戦となりますが、今年の3歳牡馬はレベルが高そうなので、古馬相手にどこまでやれるか楽しみです。
中山適性もあるので、最初で最後のドウデュースとのダービー馬対決でどちらに軍配が上がるのか、注目したいです。
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有馬記念2024の穴馬2頭
有馬記念は上位人気馬が馬券内を独占することは意外と多くないため激走しそうな穴馬にも注目したいです。
今年の出走登録馬の中から配当妙味に期待できそうな穴馬を2頭紹介します。
出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。
ジャスティンパレス
- 天皇賞春 (G1) 2023年
- 阪神大賞典 (G2) 2023年
- 神戸新聞杯 (G2) 2022年
昨年の天皇賞(春)を制したジャスティンパレスが今年も有馬記念に参戦します。
3年連続の有馬記念参戦となりますが、昨年は1番人気に支持されながらも4着でした。
もっとも、昨年の有馬記念は最後方から大外ぶん回しでロスのある競馬でした。
それでも3着のタイトルホルダーにアタマ差まで詰め寄っているのでもう少し無駄なく立ち回ることができていたら3着はあったかもしれません。
有馬記念の好走馬は総じてステイヤー色が強いですが、ジャスティンパレスも芝3,000mを超える天皇賞(春)や阪神大賞典を勝利しており、スタミナは豊富です。
また、昨年の天皇賞(秋)で見せた持続性ある末脚も武器で、末脚にも期待できる馬です。
前々走の天皇賞(秋)も内から追い込み4着なのでスムーズに最高速度まで引き出すことができればまだまだG1でも通用しています。
ただ、前々走に引き続き騎乗する坂井騎手はどちらかというと逃げや先行のほうが得意なので追込のジャスティンパレスと合うか難しいところです。
しかも、有馬記念はトリッキーな中山が舞台なのでより立ち回りは難しいです。
武豊騎手やルメール騎手が乗るようでしたらジャスティンパレスの強みも引き出せそうですが、若武者坂井瑠星騎手が癖のある中山2,500mでジャスティンパレスの末脚を最大限まで引き出せるかが勝ち負けのポイントとなりそうです。
レガレイラ
- ホープフルS (G1) 2023年
昨年のホープフルステークスで暴力的な力を見せた牝馬のレガレイラも有馬記念に参戦します。
ホープフルステークスは後ろからの競馬でしたが3~4コーナーで動いて大外にぶん回しながら前にいたシンエンペラーを捕らえて優勝しました。
シンエンペラーが今年のジャパンカップで2着入りしていることを考えると相手も強かったですしロスのある立ち回りでも最後まで勝ち切れたのは高く評価したいです。
今年は桜花賞やオークスではなく牡馬混合の皐月賞とダービーに出走しました。
残念ながら馬券に絡めませんでしたが、皐月賞はルメール騎手ではなく北村宏司騎手が騎乗し、ダービーはドスローの流れ+最内発走で位置取りも厳しかったです。
ローズステークスはあまりにも後ろすぎて届かず、前走エリザベス女王杯は直線で仕掛けようとしたところで進路が狭くなって不利を受けながら馬場の悪い内目からしぶとく伸びたものの5着まででした。
近4戦はすべて着外ですが、騎手の位置取りや仕掛け、展開、アクシデントなどがあったので一概にレガレイラの能力不足というわけではありません。
そういった意味ではスムーズな競馬ができるようでしたら再び激走もあり得るかもしれません。
3歳牝馬ということで斤量も54キロで挑めるのも追い風でしょう。
ただ、主戦のルメール騎手がアーバンシックを選択したのは大きなマイナスです。
替わって騎乗する戸崎騎手も悪くありませんが、有馬記念男のルメール騎手が乗ったほうがチャンスはあったでしょう。
リーディング最上位の騎手を失ったのは大きいですが、今回はおそらく人気しないのでノーマークから出し切り、汚名返上したいです。
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ここからは有馬記念の過去10年の傾向やデータ分析を見ていきましょう!
有馬記念2024の概要
有馬記念は12月下旬に開催される中距離のグランプリレースです。
数あるG1レースの中でも特に知名度が高い有馬記念はホープフルステークスが設立されるまでの間、一年の最後に開催される中央競馬のG1競走でした。
冬のボーナスの時期と被ることから売上も大きいですし、知名度も大きく広告にも力を入れているので普段競馬を購入しない人も有馬だけは買うという人は少なくありません。
一般の人にも認知されている有馬記念の大きなポイントは【ファン投票】システムを導入していることでしょう。
プロ野球のオールスターゲームをモデルとしたファン投票システムは競馬ファンが有馬記念に出走してほしい馬を10頭まで選択し、票数の多かった上位10頭に優先出走権が与えられます。
障害絶対王者として歴史に名前を刻んだオジュウチョウサンもファン投票のシステムを利用して2018年の有馬記念に出走しました。
好きな馬や応援している馬が夢の舞台に出走できることから、レース前から有馬記念は始まっているといえるでしょう。
また、ファン投票で選定された馬の多くが今年大舞台で結果を残した馬ばかりです。
この中にはクラシックで結果を残した馬も含まれているので新興勢力VS古馬の重鎮がぶつかります。
これまで実績を残した馬が多数参戦することから、有馬記念は一年の集大成と呼べるレースなのです。
今年の有馬記念はフルゲート16頭に対して22頭の出走登録がありました。
このうちG1馬は10頭もいるのでまさにグランプリにふさわしいメンバーとなりました。
一年の集大成である有馬記念。
グランプリレースを制するのはどの馬でしょうか?!
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有馬記念2024の開催内容
開催日 | 12月22日(日曜) 15:40発走 |
格付け | G1 |
開催競馬場 | 中山競馬場 11R |
コース | 芝2,500m |
性齢 | 3歳以上 |
斤量 | 定量 |
1着賞金 | 5億円 |
有馬記念2024が開催される中山の芝2,500mの特徴
スタート地点 | 外回りコースの3コーナー手前 |
コース | 内回りの右回り Aコース使用 |
1周の距離 | 1,667.1m |
直線距離 | 310m |
高低差 | 5.3m |
フルゲート | 16頭 |
(過去5年) | 平均タイム2.35.5 |
コースレコード | 2.29.5 (2004年 有馬記念【G1】ゼンノロブロイ) |
有馬記念のタイム | |
(過去10年) | 平均タイム2:33.8 |
レコードタイム | 2:29.5 (2004年 ゼンノロブロイ) |
有馬記念が開催される中山芝2,500mは外回り3コーナーがスタート地点となっています。
スタートしてから最初の4コーナーまでの距離はたったの192mしかありません。
そのため、内よりの枠を引いた馬のほうがロスなく前を確保できます。
本線に入ってからは内回りコースをぐるりと一周します。
スタンド前にあるタイトな急坂を超え、1コーナーと2コーナーの間にある坂の頂上目指してスローペースで隊列を整えます。
2コーナーに差し掛かったあたりで長い下り傾斜に入ります。
この下り傾斜は向こう正面中ほどまで続いていますが、まだまだゴールまでは長いため各騎手は折り合い重視で仕掛けどころをうかがいます。
向こう正面にある残り1,000mの標識を通過したあたりから徐々にペースアップします。
特に、後方待機組のなかにはこのあたりからロングスパートを仕掛ける馬もおり、このあたりから終盤の大詰めを迎えます。
3~4コーナーに入るとほぼすべての馬がマックスのスピードでゴールを目指します。
最後の直線は約310mです。
直線上にある高低差2.2mの坂を超えた先に、栄光のゴールがあります。
中山芝2,500mは枠順による差が大きいことや、トリッキーなコースが舞台ということもあって適性が重要です。
例えば、前年の年度代表馬であるアーモンドアイは最終的にG1タイトルを9つ手にしましたが、2019年の有馬記念では断然1番人気に支持されながらも9着に敗れてしまいました。
アーモンドアイにとって中山芝2,500mは厳しい道のりだったのです。
このように、有馬記念はグランプリレースの舞台になっていながら、適性や枠に左右されやすく、かなりクセの強いコースなのです。
好走する馬の見分け方としては、スピード型の馬よりもスタミナやパワーに定評ある馬のほうが好走しやすいです。
具体的には菊花賞や天皇賞(春)といった長距離レースで結果を残した馬が活躍傾向にありますよ。
中山の芝2,500mはここをチェック!
- 有馬記念が開催される舞台
- トリッキーな舞台
- スタミナとパワーが重要
- ルメール騎手が絶好調
- 外枠が不利
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有馬記念2024の出走馬
馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 |
1 | ダノンデサイル | 牡3 | 56.0 | 横山典弘 |
取消 | ドウデュース | 牡5 | 58.0 | 武豊 |
3 | アーバンシック | 牡3 | 56.0 | C.ルメール |
4 | ブローザホーン | 牡5 | 58.0 | 菅原明良 |
5 | ベラジオオペラ | 牡4 | 58.0 | 横山和生 |
6 | ローシャムパーク | 牡5 | 58.0 | T.マーカンド |
7 | スターズオンアース | 牝5 | 56.0 | 川田将雅 |
8 | レガレイラ | 牝3 | 54.0 | 戸崎圭太 |
9 | ディープボンド | 牡7 | 58.0 | 幸英明 |
10 | プログノーシス | 牡6 | 58.0 | 三浦皇成 |
11 | ジャスティンパレス | 牡5 | 58.0 | 坂井瑠星 |
12 | シュトルーヴェ | セ5 | 58.0 | 鮫島克駿 |
13 | スタニングローズ | 牝5 | 56.0 | R.ムーア |
14 | ダノンベルーガ | 牡5 | 58.0 | 松山弘平 |
15 | ハヤヤッコ | 牡8 | 58.0 | 吉田豊 |
16 | シャフリヤール | 牡6 | 58.0 | C.デムーロ |
有馬記念の過去10年のデータと傾向
馬場 | 年着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走着順 |
2023 良 | 1 | 5 | ドウデュース | 2 | ジャパンカップ(G1) | 4 |
2 | 16 | スターズオンアース | 7 | ジャパンカップ(G1) | 3 | |
3 | 4 | タイトルホルダー | 6 | ジャパンカップ(G1) | 5 | |
2022 良 | 1 | 9 | イクイノックス | 1 | 天皇賞(秋)(G1) | 1 |
2 | 3 | ボルドグフーシュ | 6 | 菊花賞(G1) | 2 | |
3 | 5 | ジェラルディーナ | 3 | エリザベス女王杯(G1) | 1 | |
2021 良 | 1 | 10 | エフフォーリア | 1 | 天皇賞(秋)(G1) | 1 |
2 | 5 | ディープボンド | 5 | 凱旋門賞(G1) | 14 | |
3 | 7 | クロノジェネシス | 2 | 凱旋門賞(G1) | 7 | |
2020 良 | 1 | 9 | クロノジェネシス | 1 | 天皇賞(秋)(G1) | 3 |
2 | 14 | サラキア | 11 | エリザベス女王杯(G1) | 2 | |
3 | 13 | フィエールマン | 2 | 天皇賞(秋)(G1) | 2 | |
2019 良 | 1 | 6 | リスグラシュー | 2 | コックスプレート(G1) | 1 |
2 | 10 | サートゥルナーリア | 3 | 天皇賞(秋)(G1) | 6 | |
3 | 7 | ワールドプレミア | 4 | 菊花賞(G1) | 1 | |
2018 稍重 | 1 | 8 | ブラストワンピース | 3 | 菊花賞(G1) | 4 |
2 | 12 | レイデオロ | 1 | 天皇賞(秋)(G1) | 1 | |
3 | 15 | シュヴァルグラン | 9 | ジャパンカップ(G1) | 4 | |
2017 良 | 1 | 2 | キタサンブラック | 1 | ジャパンカップ(G1) | 3 |
2 | 3 | クイーンズリング | 8 | エリザベス女王杯(G1) | 7 | |
3 | 10 | シュヴァルグラン | 3 | ジャパンカップ(G1) | 1 | |
2016 良 | 1 | 11 | サトノダイヤモンド | 1 | 菊花賞(G1) | 1 |
2 | 1 | キタサンブラック | 2 | ジャパンカップ(G1) | 1 | |
3 | 2 | ゴールドアクター | 3 | ジャパンカップ(G1) | 4 | |
2015 良 | 1 | 7 | ゴールドアクター | 8 | アルゼンチン共和国杯(G2) | 1 |
2 | 9 | サウンズオブアース | 5 | ジャパンカップ(G1) | 5 | |
3 | 11 | キタサンブラック | 4 | 菊花賞(G1) | 1 | |
2014 良 | 1 | 4 | ジェンティルドンナ | 4 | ジャパンカップ(G1) | 4 |
2 | 6 | トゥザワールド | 9 | 菊花賞(G1) | 16 | |
3 | 14 | ゴールドシップ | 1 | 凱旋門賞(G1) | 4 |
【実績】クラシックレースで馬券に絡んだことのあるG1馬が狙い目
年度 | 勝ち馬 | G1勝利数 | クラシックレース好走歴 |
2023 | ドウデュース | 2勝 | 日本ダービー1着 皐月賞3着 |
2022 | イクイノックス | 1勝 | 皐月賞2着 日本ダービー2着 |
2021 | エフフォーリア | 2勝 | 皐月賞1着 日本ダービー2着 |
2020 | クロノジェネシス | 3勝 | 桜花賞3着 オークス3着 |
2019 | リスグラシュー | 3勝 | 桜花賞2着 |
2018 | ブラストワンピース | 0勝 | なし |
2017 | キタサンブラック | 6勝 | 菊花賞1着 皐月賞3着 |
2016 | サトノダイヤモンド | 1勝 | 日本ダービー2着 皐月賞3着 |
2015 | ゴールドアクター | 0勝 | 菊花賞3着 |
2014 | ジェンティルドンナ | 6勝 | 牝馬三冠1着 |
過去10年の有馬記念の勝ち馬9頭が過去にクラシックレース(皐月・ダービー・菊花・桜花・オークス)で1回以上馬券に絡んでいます。
このうち2015年のゴールドアクターを除いた8頭がG1馬でした。
有馬記念はこれまでの集大成ともいうべきレースで強い馬が多数参戦しますが、その中でも若いころから頭角を現しているG1馬が優勝する傾向がありました。
馬券予想の際はクラシックレースの戦績や獲得したG1の数にも注目したいです。
今年の出走馬の中で過去にクラシックレースで馬券に絡んだことがあるG1馬は7頭いました。
【年齢】6歳以上の好走はシュヴァルグランのみ
年齢 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
3歳 | 【4-3-2-16】 | 16.0% | 28.0% | 36.0% |
4歳 | 【3-5-1-39】 | 6.3% | 16.7% | 18.8% |
5歳 | 【3-2-6-40】 | 5.9% | 9.8% | 21.6% |
6歳 | 【0-0-1-22】 | 0.0% | 0.0% | 4.3% |
7歳 | 【0-0-0-9】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
8歳 | 【0-0-0-3】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
過去10年の有馬記念で馬券に絡んだ29頭が3~5歳馬でした。
対して6~8歳馬はこれまで35頭が出走したものの、馬券に絡んだのは2018年のシュヴァルグランのみとなっています。
2015年のゴールドシップは当時6歳で1番人気に支持されていましたが8着までで勝ち切れておらず、人気馬でも年齢を重ねた馬は苦戦していました。
有馬記念は6歳以上の馬評価を下げたいです。
今年の出走馬の中で6歳以上の馬は4頭いました。
【生産者】ノーザンファーム生産馬×G1馬が狙い目
生産者 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
ノーザンF | 【8-4-6-62】 | 10.0% | 15.0% | 22.5% |
社台F | 【0-4-0-13】 | 0.0% | 23.5% | 23.5% |
村田牧場 | 【0-1-0-4】 | 0.0% | 20.0% | 20.0% |
岡田スタツド | 【0-0-1-4】 | 0.0% | 0.0% | 20.0% |
追分F | 【0-0-0-3】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
過去10年の有馬記念の勝ち馬8頭、2~3着馬10頭がノーザンファーム生産馬でした。
クラシックレースに力を入れている組織ですが、半数以上が有馬記念で好走しているので有馬記念でも強いです。
なお、馬券に絡んだ18頭のノーザンファーム生産馬の内、2014年のトゥザワールドと2018年のブラストワンピース、2020年のサラキアを除いた15頭がG1馬でした。
ノーザンファーム生産馬×G1馬がいれば評価を上げたいです。
今年の出走馬の中で該当する馬は6頭いました。
なお、上記で上げた「クラシックレースで馬券に絡んだことがあるG1馬」「3~5歳馬」「ノーザンファーム生産のG1馬」の3つ全てに該当する馬4頭いました。
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有馬記念の過去10年の人気別成績
人気 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1番人気 | 【5-1-1-3】 | 50.0% | 60.0% | 70.0% |
2番人気 | 【2-1-2-5】 | 20.0% | 30.0% | 50.0% |
3番人気 | 【1-1-3-5】 | 10.0% | 20.0% | 50.0% |
4~6番人気 | 【1-3-3-23】 | 3.3% | 13.3% | 23.3% |
7~9番人気 | 【1-3-1-25】 | 3.3% | 13.3% | 16.7% |
10番人気以下 | 【0-1-0-69】 | 0.0% | 1.4% | 1.4% |
1番人気の信頼度は高い
過去10年の有馬記念で1番人気は【5-1-1-3】です。
勝率50%で2頭に1頭が勝利しており、複勝率も70%と高い水準でした。
昨年1番人気に支持されたジャスティンパレスは4着に沈みましたが、2020年~2022年は3年連続で1番人気馬が勝利しているので有馬記念は1番人気の信頼度が高いレースといえます。
なお、馬券に絡んだ1番人気馬は7頭いましたが、このうち6頭が単勝オッズ1~2倍台に支持されています。
対して、単勝オッズ3倍以上だった1番人気馬は【0-0-1-2】と苦戦していました。
ちなみに昨年4着に敗れたジャスティンパレスも単勝オッズ3.6倍です。
1番人気の馬は単勝オッズを見ながら印を検討すると良いかもしれません。
1~3番人気馬が2頭以上入線する確率は70%
過去10年の有馬記念で1~3番人気の馬が2頭以上馬券に絡んだ年は7回ありました。
有馬記念は上位人気に支持された馬が2頭以上入線する傾向があるので、馬連や三連単など2頭以上の馬を選択して予想する券種で馬券を買う際は、上位人気馬を絡めながら予想すると良いかもしれません。
なお、1~3番人気の馬が馬券内を独占した年は2016年しかなく、それより前は1988年のオグリキャップが制した年まで遡ります。
上位人気馬3頭で決着付くことは滅多にない点は覚えておきたいです。
6番人気以下で激走する馬は牝馬か3歳馬が多い
年度 | 着順 | 馬名 | 性齢 | 斤量 |
2023 | 2 | スターズオンアース | 牝4 | 56.0 |
3 | タイトルホルダー | 牡5 | 58.0 | |
2022 | 2 | ボルドグフーシュ | 牡3 | 55.0 |
2020 | 2 | サラキア | 牝5 | 55.0 |
2018 | 3 | シュヴァルグラン | 牡6 | 57.0 |
2017 | 2 | クイーンズリング | 牝5 | 55.0 |
2015 | 1 | ゴールドアクター | 牡4 | 57.0 |
2014 | 2 | トゥザワールド | 牡3 | 55.0 |
過去10年の有馬記念で6番人気以下の馬は8頭馬券に絡んでいました。
このうちの5頭が牝馬もしくは3歳馬です。
有馬記念は定量戦なので、牝馬と3歳馬は4歳以上の牡・セン馬よりも2キロ斤量が軽いです。
過去の好走馬を見てみると、人気落ちの半数以上が斤量の恩恵がある牝馬もしくは3歳馬だったので、人気落ちでも斤量の軽い馬は激走する可能性がありますよ。
今年の出走登録馬の中で古馬の牝馬は2頭、3歳の牡・セン馬は2頭、3歳牝馬は1頭いました。
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有馬記念の過去10年の枠番別成績
枠番 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1枠 | 【1-1-1-17】 | 5.0% | 10.0% | 15.0% |
2枠 | 【1-2-1-16】 | 5.0% | 15.0% | 20.0% |
3枠 | 【2-2-1-15】 | 10.0% | 20.0% | 25.0% |
4枠 | 【2-0-2-16】 | 10.0% | 10.0% | 20.0% |
5枠 | 【3-2-1-14】 | 15.0% | 25.0% | 30.0% |
6枠 | 【1-1-1-17】 | 5.0% | 10.0% | 15.0% |
7枠 | 【0-1-2-17】 | 0.0% | 5.0% | 15.0% |
8枠 | 【0-1-1-18】 | 0.0% | 5.0% | 10.0% |
中枠の好走率が高い
過去10年の有馬記念の好走馬を枠順別に見てみると、好走率が高かったのは3~5枠です。
3~5枠は単勝率が10%を超えており、連対率と複勝率も高い水準でした。
かつての有馬記念は内枠の好走事例が目立ちましたが近年は中枠優勢傾向にシフトしています。
中枠を引けた馬は評価を上げたいです。
勝利のない7~8枠
過去10年の有馬記念で7~8枠は1頭も勝利がありませんでした。
連対率も5%しかなく、外枠は明らかに苦戦しています。
有馬記念の舞台である中山芝2,500mはスタートから最初のコーナーが200mもないため外を引いた逃げや先行馬が後手になりやすいことから外枠不利が不利です。
7~8枠を引いた馬は評価を下げたいです。
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有馬記念の過去10年の前走レース別成績
前走レース | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
天皇賞(秋)(G1) | 【3-2-1-11】 | 17.6% | 29.4% | 35.3% |
菊花賞(G1) | 【2-2-2-9】 | 13.3% | 26.7% | 40.0% |
ジャパンカップ(G1) | 【3-3-4-41】 | 5.9% | 11.8% | 19.6% |
エリザベス女王杯(G1) | 【0-2-1-23】 | 0.0% | 7.7% | 11.5% |
海外G1 | 【1-1-2-8】 | 8.3% | 16.7% | 33.3% |
G2以下 | 【1-0-0-33】 | 2.9% | 2.9% | 2.9% |
勝率がもっとも高い天皇賞(秋)組、複勝率がもっとも高い菊花賞組
過去10年の有馬記念の好走馬を前走別に見てみると、安定した結果を残していたのが天皇賞(秋)と菊花賞から挑む馬でした。
どちらも単勝率は10%を超えていますが、このうち前走天皇賞(秋)組は単勝率18%ともっとも高いです。
ただし、複勝率は前走菊花賞だった馬が40%で、天皇賞(秋)の35%を超えていました。
どちらも有馬記念のステップとして有力ですが、あえて言うなら勝ち馬は天皇賞(秋)組、相手候補は菊花賞組が有力といえそうです。
今年の出走馬の中で前走が天皇賞(秋)だった馬は1頭、菊花賞だった馬は2頭いました。(かっこは前走着順)
前走ジャパンカップだった馬は掲示板入りが必須条件
日付 | 着順 | 馬名 | 前走着順 |
2023 | 1 | ドウデュース | 4 |
2 | スターズオンアース | 3 | |
3 | タイトルホルダー | 5 | |
2018 | 3 | シュヴァルグラン | 4 |
2017 | 1 | キタサンブラック | 3 |
3 | シュヴァルグラン | 1 | |
2016 | 2 | キタサンブラック | 1 |
3 | ゴールドアクター | 4 | |
2015 | 2 | サウンズオブアース | 5 |
2014 | 1 | ジェンティルドンナ | 4 |
過去10年の有馬記念で馬券に絡んだ10頭が前走ジャパンカップでした。
そして、好走した10頭はいずれも前走ジャパンカップで5着以内に入線しています。
対してジャパンカップで6着以下だった馬は30頭いましたがいずれも馬券外に沈んでいました。
前走ジャパンカップ組を予想する際は着順にも注目したいです。
今年の出走登録馬の中で前走ジャパンカップだった馬の着順をまとめました。
前走G2以下の好走馬はゴールドアクターのみ
過去10年の有馬記念で前走G2レース以下だった馬は34頭いましたが、好走したのは2015年の勝ち馬ゴールドアクターのみでした。
それ以外の馬はいずれも馬券外に敗れています。
かつての有馬記念は前走G2以下の馬も好走していましたが、近年はぶっつけG1がトレンドになっていることからそもそもG2以下のレースを使うことが少なくなりました。
その影響もあるのか、近年は前走G2以下の馬が大苦戦しています。
今年の出走馬の中で前走がG2以下の馬は2頭いました。
有馬記念2024全頭考察
有馬記念は集大成となる一戦で、今年も実績のある馬が多数参戦しました。
グランプリレースにふさわしい面子が揃っていますよ。
ここからは冒頭で紹介しきれなかった出走登録馬を考察していきます。
出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。
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シャフリヤール
- 日本ダービー (G1) 2021年
- ドバイシーマC (G1) 2022年
- 毎日杯 (G3) 2021年
3年前のダービー馬シャフリヤールが参戦します。
最後の勝利が2022年のドバイシーマクラシックなので2年以上勝利がありませんが、大崩れしていることもなく、6歳でも堅実に結果を残しているのは評価したいです。
騎乗するC.デムーロ騎手とのコンビ相性も【1-2-2-2】と良いですし、昨年の有馬記念でも勝ち馬ドウデュースとタイム差0.3秒差の5着なのでコース適性も悪くありません。
前走ブリーダーズカップターフは3ゲートからスタートを決め、内ラチ沿いから中団でジッと我慢しつつ、直線では後ろから早めに動いたローシャムパークの後を追うように仕掛けて3着でした。
6歳でも上位入選できたのは立派でしたが出負けして最後方からの競馬になりながらも2週目の向こう正面でまくって長く脚を伸ばしたローシャムパークと比較すると物足りず、ローシャムパークのほうが強い競馬ができています。
ローシャムパーク比較でみるとポテンシャルは劣る感じがしますが、コース適性とC.デムーロ騎手とのコンビ相性が良いのは強みです。
昨年の有馬記念が海外帰り緒戦でやれているのも良いですし、6歳のディープインパクト産駒にしては息の長い活躍を見せているのも評価できるでしょう。
世間はドウデュースとダノンデサイルの新旧ダービー馬の戦いを取り上げていますが、そこに割って入ることができるか注目したいです。
シュトルーヴェ
- 日経賞 (G2) 2024年
- 目黒記念 (G2) 2024年
今年に入ってG2レースを2連勝しているシュトルーヴェも参戦します。
脚質的には差しの競馬を得意としており、初めての重賞挑戦だった今年の日経賞では後ろから競馬しながら直線では馬群を割るように末脚を伸ばして勝利しました。
初めての重賞で例年よりも頭数は少ないレースでしたが厳しい位置取りから力強い競馬を見せたのは悪くないです。
また、目黒記念は時計こそ目立たないものの超スローの流れで前有利の中、最後方から脚を引き上げて勝利しました。
クビ差でしたが前有利の展開で58.5キロを背負いながら差し切っているので着差以上にやれています。
ただ、近2戦はG1の舞台ということもあって結果を残せていません。
また、ゲートもあまり得意ではないのもマイナスポイントです。
日経賞と有馬記念がどちらも中山芝2,500mなのでコース適性には期待できそうですが、それでも相手が揃った今回、上位争いは容易ではないでしょう。
スタニングローズ
- エリザベス女王杯 (G1) 2024年
- 秋華賞 (G1) 2022年
- 紫苑ステークス (G3) 2022年
- フラワーカップ (G3) 2022年
前走エリザベス女王杯で完璧な立ち回りを見せ2年ぶりに勝利の美酒をつかんだスタニングローズも参戦します。
3歳の時は秋華賞の勝利をはじめ、紫苑ステークスやフラワーカップといった重賞も勝利し、オークスでも差し有利の舞台で先行しながら2着と、高いレベルで活躍していました。
古馬になってからは結果を残せていない日々が続いていましたが、今振り返るとヴィクトリアマイルの凡走が目立っており、芝1,800m以上の舞台では着順以上にやれていました。
前走エリザベス女王杯も先行しながら早めに動いてそのままスタミナを活かした走りで完勝しているように、立ち回りも見事で強いスタニングローズを見ることができました。
今回は初の有馬記念参戦となりますが、マイルより距離延長のほうが間違いなく良いタイプです。
中山も3歳の時に2回騎乗して2勝しているので適性はありそうです。
ただ、今回はテン乗りムーア騎手が騎乗しますが、個人的には前走で完璧な騎乗を見せたC.デムーロ騎手が騎乗したほうが良かったように思います。
ドウデュースと並んでこの有馬記念がラストランとなりますが、本格化の兆しを見せつつあるスタニングローズがどのような走りを見せてくれるか楽しみです。
スターズオンアース
- 桜花賞 (G1) 2022年
- オークス (G1) 2022年
一昨年の牝馬二冠を達成したスターズオンアースが今年も参戦します。
古馬になってからも崩れない走りで牝馬の第一線を走り、昨年の有馬記念でも2着に入線しました。
もっとも、昨年の有馬記念は死に枠といえる8枠から幸先よくスタートし、ルメール騎手が一気に押し上げてタイトルホルダーの2番手で競馬しながら勝ち切っています。
スタート直後の判断は名手ルメール騎手だからこそできた競馬で、他の騎手なら控えて凡走もあったでしょう。
昨年の2着はルメール騎手の手腕によるものが大きいといえます。
今年に入ってからもG1レースを2戦使われましたが、ドバイシーマクラシックは直線で思った以上に脚を伸ばすことができませんでした。
また、前走ジャパンカップも先行しながら立ち回り、直線で脚を伸ばしましたが直前で甘くなって7着でした。
もともとオークスでも見せたように長く脚を使う競馬が得意なので超スローの直線勝負は分が悪い部分がありましたが、最後の詰めが甘くなっているので状態面が気になるところです。
今回は川田騎手とのコンビで有馬記念に挑みますが、川田騎手が過去10年の有馬記念で8回騎乗してすべて着外なのもマイナス要素です。
昨年2着とはいえ、昨年の競馬ができるかというと非常に難しいところですし、スターズオンアースの状態、川田騎手の有馬記念の成績を考えるとここは手を出したくない1頭です。
ダノンベルーガ
- 共同通信杯 (G3) 2022年
ドウデュース世代の一角であるダノンベルーガも有馬記念に参戦します。
これまで大崩れなく走っており、ドバイターフでは2年連続馬券に絡んだ実力もありました。
天皇賞(秋)も2年連続で掲示板入りしているように、かみ合えば強豪相手にも健闘しています。
ただ、距離に関しては2,000mくらいがちょうどよくそれ以上になると馬券外に敗れているのでスタミナが問われやすい有馬記念が合うかというと難しいです。
また、今年の天皇賞(秋)は5~6番手の位置で脚を溜めながら、直線では馬群の外目を狙って脚を伸ばそうとしましたが、まったく伸びずに沈んでいます。
本来なら伸びるはずの馬が全く伸びていないので、海外帰り緒戦や7カ月ぶりのレースなど、状態面に影響があったと思います。
そして前走ジャパンカップはもともと苦手としている芝2,400mの舞台ですが案の定出し切れずに崩れました。
今回はドウデュースと並んで秋古馬G1の3戦目となりますが、天皇賞(秋)の崩れ方は想像以上でした。
また、有馬記念の舞台も距離や求められる要素がミスマッチしているので激走は厳しいでしょう。
近2戦以上に出し切れない舞台だと思います。
ディープボンド
- 阪神大賞典 (G2) 2022年
- 阪神大賞典 (G2) 2021年
- フォワ賞 (G2) 2021年
- 京都新聞杯 (G2) 2020年
これまで重賞を4勝し、天皇賞(春)では4年連続馬券に絡み、2021年の有馬記念でも2着入線したディープボンドが今年も有馬記念に参戦します。
今年7歳の馬ですが、スタミナとパワーのある馬で今年の天皇賞(春)では新コンビを組んだ幸騎手とともに積極的な先行競馬で3着入りしました。
もともと天皇賞(春)自体得意な舞台でしたが7歳でも出し切れていますし、なおかつ上位勢に健闘しているのは高く評価できます。
これ以外にも今年の京都大賞典は重馬場でしたが馬場の内からしぶとく脚を伸ばしてシュトルーヴェの2着と、得意舞台ならいまだに上位争いできる実力を発揮していました。
そういった意味では有馬記念も3年前に2着入りしているのでかみ合う可能性は高いです。
ただ、ディープボンドは今回4回目の有馬記念挑戦となりますが、2022年~2023年はどちらも掲示板外に沈んでいました。
枠や位置取り、展開もかみ合わなかったのですが、それでも崩れているのは気になります。
それだけではなく、7歳馬の好走は過去10年の有馬記念で1頭もありません。
前年の有馬記念で不利な8枠から3着入線したシュヴァルグランですら7歳時は6着に敗れているように、歳を重ねるほど有馬記念は苦しくなっていました。
7歳になっても堅実に走っているのは素晴らしいことですが、例年と同じくらい好メンバーが揃った今年の有馬記念で上位入選は容易ではないでしょう。
ハヤヤッコ
- AR共和国杯 (G2) 2024年
- 函館記念 (G3) 2022年
- レパードS (G3) 2019年
8歳になっても重賞で活躍しているハヤヤッコは前走アルゼンチン共和国杯の勝ち馬です。
前走アルゼンチン共和国杯は最後方からの競馬となりましたがハイペースの傾向がかえって後方有利に傾き、直線では大外から一気に動いてじりじり脚を伸ばしてクロミナンスを捕らえて優勝しました。
展開がかみ合ったのは紛れもない事実ですが58.5キロの斤量を背負いながら上がり最速34秒6の時計でタフな舞台を勝ち切ったのは評価したいですし、8歳でもやれているのは素晴らしいです。
ただ、今年のアルゼンチン共和国杯は相手が楽でしたし展開も完全に向いていたので完全に鵜呑みにするのは早計でしょう。
過去のレースを振り返ると、流れてスタミナが問われやすい展開で出し切れています。
また、直線に急坂がある中京や時計のかかりやすい函館、そもそもダートのレパードステークスを制しているようにスピードよりもスタミナやパワーに定評があります。
暮れの中山は例年ならそこそこ時計がかかるので出し切れる可能性もありますが、展開がかみ合った前走アルゼンチン共和国杯でも2~3着馬とは僅差だったのでさすがに相手が強化される今回、上位争いは容易ではないでしょう。
年齢的にも8歳馬は過去10年の有馬記念で3頭出走していましたが全頭二桁着順に沈んでいます。
馬主孝行のいい馬ですし、時計がかかるならベストは尽くせそうですが、上位争いは厳しそうです。
ブローザホーン
- 宝塚記念 (G1) 2024年
- 日経新春杯 (G2) 2024年
春のグランプリホースであるブローザホーンも参戦します。
昨年の函館記念辺りからにわかに調子を上げていた馬ですが、今年の天皇賞(春)で本格化の兆しを見せ、続く宝塚記念では重馬場条件下のなか力強い走りで完勝し、見事G1タイトルを獲得しました。
宝塚記念や天皇賞(春)、そして昨年の札幌日経オープンでパワフルな走りを見せているように、スタミナとパワーは豊富です。
例年、暮れの中山は時計がかかるのが定石なのでトラックバイアスはフィットしそうです。
また、条件戦時代に中山芝2,500mを2勝していることからコース適性にも期待できるでしょう。
ただし、近2戦はどちらも大きく崩れているのは気になるところで、もしかしたらデアリングタクトやエフフォーリア同様エピファネイア産駒特有の早熟が来ている可能性は高いです。
状態さえよければスタミナが問われやすい有馬記念ではかみ合いそうな感じもするので、追い切りを見ながら劇的な変化が確認できるか確かめたいです。
プログノーシス
- 金鯱賞 (G2) 2024年
- 金鯱賞 (G2) 2023年
- 札幌記念 (G2) 2023年
強烈な末脚が武器のプログノーシスが有馬記念に参戦します。
初めての2,500mでどこまでやれるでしょうか?
プログノーシスは今年6歳ですが使い込めないタイプの馬で、現時点で通算レース数は16戦です。
年齢以上にキャリアは控えめなので、フレッシュさを以て挑める可能性は高いです。
脚質的にはロングスプリント能力が非常に高く、4着に敗れた2年前の中日新聞杯では物理的に届かない位置から滅茶苦茶な末脚を引き出して勝ち馬に詰め寄りました。
力のいる舞台も得意で、例えば連覇した金鯱賞は直線に急坂がある中京で抜け出しています。
特に今年に金鯱賞は2着のドゥレッツァを5馬身差で赤子扱いしました。
豪華メンバーが揃った昨年の札幌記念は稍重でしたがコーナーで早めに動き、最後の最後までトップスピードで好走しているように、終いの末脚は相当のものを秘めています。
ポテンシャルだけ見たらとっくにG1レースを勝利していてもおかしくない馬ですが、課題も少なくありません。
例えば、これまで一貫して芝2,000m(前走コックスプレートは2,040mでしたが)を使っていたので有馬記念の芝2,500mがかみ合うか読めないです。
また、今回はテン乗りで三浦騎手が騎乗しますが、元主戦の川田騎手曰くプログノーシスは非常に気難しい馬らしいのでテン乗りの三浦騎手がいきなり操れるかも難しいところです。
ゲートもあまり上手ではありません。
私的な発言で恐縮ですが、プログノーシスは数あるディープインパクト産駒の中でもトップクラスの実力馬だと思っています。
しかしながら気難しい性格やゲート、距離延長など、マイナス要素もいくつかあるので他の有力馬相手に勝ち切れるか難しいところです。
かみ合うようでしたら面白いと思いますが、課題もいくつかあるのでよっぽど枠や追い切りが良くない限り重い印は現状あまり考えていません。
ベラジオオペラ
- 大阪杯 (G1) 2024年
- スプリングS (G2) 2023年
- チャレンジC (G3) 2023年
今年の大阪杯を制したベラジオオペラも参戦します。
昨年の日本ダービーでは勝ち馬タスティエーラとタイム差0.0秒の4着と、3歳春の時点からポテンシャルの高さを見せていましたが、昨年チャレンジカップで牡馬相手に勝利すると、今年の大阪杯でもローシャムパークとの叩き合いを制して優勝しました。
ローシャムパークが後ろから早めに動いて長く脚を使っていたので、もしもローシャムパークがもう少し脚を溜めていたら結果は違っていたかもしれません。
しかしながら、ローシャムパークは前走ブリーダーズカップターフにおいて出負けしながら勝ち馬と差のない2着だったようにポテンシャルのある馬なので強い相手に勝ち切れたのは評価したいです。
前々走の宝塚記念も重馬場条件下の中、3コーナーの下り坂で仕掛けて3着でした。
連対したブローザホーンとソールオリエンスには完敗でしたがこの2頭はタフ馬場巧者だったので適性の高い馬相手に善戦できたのは良かったです。
ただ、前走の天皇賞(秋)は最内発走で馬場の内側から仕掛けましたが6着でした。
位置取りや仕掛けどころは全く問題なかったのですが、キレッキレの末脚で上位に食い込んだドウデュースやジャスティンパレスと比較すると瞬発力には欠けていたので適性的に苦しかったかもしれません。
今回は有馬記念の参戦となりますが、距離に関しては正直やってみないと分かりません。
ただ、重馬場の宝塚記念でやれているので案外かみ合う可能性は高そうです。
有馬記念は瞬発力勝負になりづらいのもベラジオオペラにとっては好材料でしょう。
ハマればいい線行くかもしれないです。
ローシャムパーク
- オールカマー (G2) 2023年
- 函館記念 (G3) 2023年
今年の大阪杯とブリーダーズカップターフで惜しい2着だったローシャムパークも参戦します。
もともとは条件戦上がりの馬でしたが、昨年函館記念とオールカマーを連勝し、中距離の第一線まで上り詰めました。
今年の大阪杯は初めての国内G1でしたが中盤までは後ろにいながらも向こう正面に入って早めに動き、直線でも脚を維持しながら勝ち馬ベラジオオペラとの2着でした。
ロングスパートの競馬で長く脚を使えたのは評価したいですし、戸崎騎手の騎乗も完璧で強いローシャムパークの競馬ができました。
前走ブリーダーズカップターフも最内ゲートから出遅れて最後方になりながら、2週目の向こう正面後半で早仕掛けを行い、勝ち馬レベルスロマンスにクビ差まで詰め寄っています。
大阪杯で見せたロングスパート競馬はアメリカの地でも健在でした。
今回出走するシャフリヤールは一切寄せ付けていませんし、人気のレベルスロマンスにもぎりぎりまで詰め寄っているのでもしも出負けしなければ優勝もあり得たでしょう。
今回はキャリア初の有馬記念参戦となります。
2,500mの距離でどこまでやれるか分かりませんが、前走ブリーダーズカップターフが2,400mだったのでかみ合う可能性は高いです。
また、距離は違えど中山適性も【3-0-1-1】と高いのも良いでしょう。
ただ、テン乗り騎乗するマーカンド騎手が過去10年の有馬記念で【0-0-0-2】と目立たないのでその点をどれだけカバーできるかポイントとなりそうです。
持久力のある末脚は有馬の舞台でも通用しそうなので、ハマれ馬面白いのではないでしょうか。
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有馬記念2024の騎手予想
有馬記念2024で買いたい騎手トップ3を公開しています。
有馬記念2024追い切り評価
有馬記念2024追い切り評価はこちらの記事でご覧ください。
以上になります。
有馬記念の予想の参考にしてみてください!