
【皐月賞2025予想】本命におすすめしたい3頭+激走に期待できる穴馬2頭はこちら!

皐月賞2025のおすすめの有力馬3頭、穴馬2頭を紹介しています。
過去10年のデータ分析と傾向、コースの特徴や競走馬の血統、追い切りから予想していきます!
枠順確定後に皐月賞2025予想の最終買い目を発表します!
皐月賞2025の予想ポイント
- 勝ち馬は重賞馬から予想したい
- 関東馬の方が好走率が高い
- 馬券の半数が1~3人気の馬、6人気以下でも重賞馬は好走している
- 10人気以下の好走はほとんどない
- 4枠を引いた馬は評価を上げたい
- 勝ち馬は前走共同通信杯&ホープフルS組から、前走が弥生賞ディープ記念&スプリングS組(2着以内)は相手候補で狙いたい
皐月賞2025予想の最終買い目
枠順確定後、レース前日までに皐月賞2025予想の最終買い目を発表します。
皐月賞2025の有力馬3頭
クラシック三冠の最初のレースである皐月賞が今年も開催され、各路線から実力馬が集結しました。
今年の皐月賞の出走馬の中から上位人気に支持されそうな有力馬を3頭紹介します。
出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。
クロワデュノール
- ホープフルS (G1) 2024年
- 東スポ杯2歳S (G2) 2024年
無敗のG1馬であるクロワデュノールが今年の最有力候補です。
これまで3戦すべて無敗で勝利し、前走ホープフルステークスはのちに若葉ステークスを勝利するジョバンニ相手に快勝しています。
3枠からスタートを決めて7番手の位置で構えつつ、向こう正面でファウストラーゼンが動いたあたりでペースを引き上げ、3~4番手の位置を付け、直線では好位からじりじり脚を伸ばして残り200mで先頭に立ち、あとは楽な手ごたえで圧勝でした。
向こう正面からの仕掛けも完璧でしたし、先頭に入ってからはほとんど流すような競馬で全く寄せ付けない競馬でした。
その前の東スポ杯2歳ステークスはスローからの上がり勝負でしたが、調教ではいまいち物足りない内容で、しかも前走よりも24キロも馬体を増やしながら、サトノシャイニングに勝利しました。
サトノシャイニングも道中落鉄があったとはいえ、今年のきさらぎ賞を強い競馬で勝っている馬相手に勝利、しかも万全の出来ではない中でも勝ち切れているのは能力の高さが感じられます。
今回はぶっつけで皐月賞への挑戦となりますが、コース適性に関してはホープフルステークスで実証済みです。
そのホープフルステークスも非常に強い競馬でしたし、下した相手がこの皐月賞に名乗りを上げていることからも、強い相手に勝ち切れているのは間違いありません。
ほとんど隙が無いことがかえって包囲網につながる可能性もありますが、ハイレベルな今年の皐月賞のメンバーの中でも特に抜けた存在なので、よっぽど追い切りや枠に恵まれない限りは印を打ちたいです。
サトノシャイニング
- きさらぎ賞 (G3) 2025年
今年のきさらぎ賞を制したサトノシャイニングも有力候補です。
前走のきさらぎ賞は10頭立ての少頭数でしたが、中団で脚を構えながら、直線では上がり最速35秒1の末脚を使って勝利しました。
このときの2着馬が先週開催された桜花賞で3着のリンクスティップ、3着がチャーチルダウンズカップを勝利したランスオブカオスなのでハイレベルな相手に3馬身差の圧勝は見事です。
その前の東スポ杯2歳ステークスは超スローでハナに立って競馬を行ったので前有利でしたが、レース中に落鉄のアクシデントが合った中でクロワデュノールの3/4馬身差の2着です。
クロワデュノールも万全ではありませんでしたが、サトノシャイニングも落鉄がありながら3.4馬身差まで粘れたのは負けて強しでしたし、このときのポテンシャルはきさらぎ賞で思う存分発揮できました。
近2戦は相手関係、レース内容ともに良いですし、ここでの好走にも期待がかかります。
ただ、前走きさらぎ賞組は過去10年で8頭が出走したものの、好走したのは同オーナー所有馬のサトノダイヤモンドのみ、また、この3戦は多くても11頭立てなのでフルゲートでどこまでやれるか難しいところです。
ただ、出し切れればクロワデュノールと差のない競馬をしているのも事実なので、状態次第で勝ち負けも狙えるかもしれないです。
ヴィンセンシオ
- 葉牡丹賞 (1勝クラス) 2024年
前走の弥生賞ディープインパクト記念で2着だったヴィンセンシオも面白そうです。
弥生賞ディープインパクト記念は久々のレースでした。
3枠から好発を切って先頭で1コーナーを回りましたが、向こう正面でファウストラーゼンが上がったことで2番手の位置となります。
最後の直線は2番手の位置から仕掛けてじりじり脚を伸ばしましたが、一度ファウストラーゼンに並びかけるも、その後は再び差し返されて最後は2着までです。
馬場の内目を回りながらの競馬でロスなく立ち回ったものの、まくりを決めたファウストラーゼンには完敗でしたし、3着のアロヒアリイ比較でみても少し物足りなかったのですが、休み明けや稍重馬場だったので叩きとしては悪くないです。
その前の葉牡丹賞は中団で脚を溜めながら、外から脚を伸ばして優勝しましたが、このときの時計は1分58秒8のレコードでした。
時計勝負では結果を残しているので、最終週とはいえCコースに切り替わって馬場が綺麗になるようでしたらワンチャンスあるかもしれません。
ただ、今年の中山は全体を通して例年よりは時計がかかる傾向がみられました。
そのため、トラックバイアスを見ながら最終判断を下したいです。
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皐月賞2025の穴馬2頭
皐月賞は中穴の台頭も多々見られるレースなので、ヒモ荒れにも期待したいです。
今年の出走登録馬の中から配当に期待できそうな穴馬を3頭紹介します。
出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。
アロヒアリイ
- 2歳新馬 2024年
アロヒアリイは前走弥生賞ディープインパクト記念で3着入線した馬です。
弥生賞ディープインパクト記念はスタートを決めたものの隣の馬がもたれたことで中団よりも後ろからの競馬となりました。
しかしながら、3~4コーナーでは各馬のもっとも外目から立ち回って直線では上がり最速36秒1の末脚で脚を引き上げて3着に入線しています。
ひとつ内から仕掛けたミュージアムマイルには先着していますし、外目を回りながら勝ち馬ファウストラーゼンと0.1秒差の3着はかなり強い競馬でした。
少しでもロスなく立ち回ることができていたのであれば、勝ち負けまで狙えたと思いますし、負けて強しといえそうです。
今回は無事に権利を獲得して皐月賞に駒を進めますが、皐月賞は好走した弥生賞ディープインパクト記念と同じ舞台なのでコース適性は問題ありません。
相手は強力ですが、アロヒアリイの前走の立ち回りもかなり強さが感じられたので、人気を落とすようでしたら評価を上げたいです。
キングスコール
- 2歳新馬 2024年
キングスコールは前走スプリングステークスで3着入線した馬です。
新馬戦は昨年夏に開催された札幌芝1,800mでした。
スタートを決めて2番手の位置に立ち、向こう正面残り1,000mあたりで先頭に立つと、直線でも後続を突き放してノーステッキの完勝でした。
余力残しの完勝でしたが、それでも勝ち時計1分47秒8はのちの桜花賞馬ソダシのレコード記録を0.4秒も更新しており、将来性ある走りができています。
ただ、その後は骨折してしまったため、2歳シーズンは休養を余儀なくされました。
復帰戦となった前走のスプリングステークスは骨折&長期休み明け、しかもレース当日は重馬場と、キングスコールにとって幸先の悪い条件でした。
スタートも後手を踏んで万事休すでしたが、向こう正面残り1,000mの標識あたりで動いて3番手の位置を確保し、直線でもじりじり脚を伸ばして3着入りしています。
まくり切れなかったので苦しい競馬でしたが、それでも怪我明けでじりじり脚をお伸ばして3着は休み明けにしては悪くありませんし、もう少しまくり切っていれば更なる善戦もあったかもしれません。
前走は敗れてしまいましたが、素質の高さが感じられましたし、一回使って良化の可能性もあるでしょう。
ここはそこまで人気しないと思いますが、2歳のころのパフォーマンスを引き出せるようでしたら、激走にも期待できるかもしれません。
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ここからは皐月賞の過去10年の傾向やデータ分析を見ていきましょう!
皐月賞2025の概要
皐月賞は中山競馬場で開催される3歳馬限定のクラシックレースです。
クラシックレースとは3歳馬のみ出走できるレースですが、そのうち、牡馬が出走可能なクラシックレースは皐月賞と日本ダービー、菊花賞の3競走があります。
そのなかで、皐月賞は牡馬が出走できる最初のクラシックレースに位置付けられていることから、この時点で実績を積んだ3歳馬が多数参戦します。
クラシック第2戦に指定されている日本ダービーは芝2,400mが舞台なので、距離適性が物足りない馬は同月開催されるNHKマイルカップに向かう傾向も見られますが、皐月賞に関しては中距離馬だけではなく、のちのマイラーも参戦傾向にあるため、現時点における最強馬が集結するのが魅力的です。
皐月賞で好走した馬は例外なく日本ダービーに出走するため、ダービーの試金石としても見ごたえがありますし、何よりも、クラシックレースの定義である最強馬を選定する意味で皐月賞は昔からその役割を果たしていました。
牡馬が出走できる最初のクラシック競走、皐月賞。
もっとも速い馬が勝つといわれるレースで、最初の一冠を手にするのはどの馬でしょうか?!
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皐月賞2025の開催内容
開催日 | 4月20日(日曜) 15:40発走 |
格付け | G1 |
開催競馬場 | 中山競馬場 11R |
コース | 芝2,000m |
性齢 | 3歳 |
斤量 | 馬齢 |
1着賞金 | 2億円 |

皐月賞2025が開催される中山の芝2,000mの特徴

中山芝2,000mで開催された皐月賞のタイム | |
(過去10年) | 平均タイム2:00.4 |
レコードタイム | 1:57.1 (2024年 ジャスティンミラノ) |
皐月賞が開催される中山の芝2,000mはスタンド側の4コーナーポケットからスタートします。
スタートするといきなり高低差2.2mの急こう配が立ちはだかります。そして、勾配を駆け上がってからも2コーナーの途中まで上り坂を駆け上がるので前半のペースはゆったりする傾向が多いです。
2コーナーの途中から向こう正面にかけては下り坂になっています。その先、3コーナーから4コーナー、そして最後の直線の入りまでは平たんな道のりとなっています。
しかしながら、スタンド側の直線には最初に駆け上がった急こう配を再び駆け上らなくてはなりません。結果的にはスタンド前の急坂を2度も駆け上がるコースとなっているのです。
急坂を上りきった先にゴールがありますよ。
中山の芝2,000mは高低差が5.3mもあるコースでJRAの平場のコースでもっとも起伏に富んだコースとなっています。
また、最後のコーナーから直線にかけては310mほどしかないので差しや追い込み馬はコーナーの時点で動き出さないと届きません。
勾配を駆け上がるためのスタミナやパワー、そしてコーナリングの器用さなどが求められるのです。

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皐月賞2025の出走馬
馬名 | 性齢 | 斤量 | 想定騎手 |
アスクシュタイン | 牡3 | 57.0 | 未定 |
アロヒアリイ | 牡3 | 57.0 | 横山和生 |
エリキング | 牡3 | 57.0 | 川田将雅 |
カラマティアノス | 牡3 | 57.0 | 戸崎圭太 |
キングスコール | 牡3 | 57.0 | 藤岡佑介 |
クロワデュノール | 牡3 | 57.0 | 北村友一 |
サトノシャイニング | 牡3 | 57.0 | 西村淳也 |
ジーティーアダマン | 牡3 | 57.0 | 岩田望来 |
ジュタ | 牡3 | 57.0 | 坂井瑠星 |
ジョバンニ | 牡3 | 57.0 | 松山弘平 |
ドラゴンブースト | 牡3 | 57.0 | 丹内祐次 |
ニシノエージェント | 牡3 | 57.0 | 津村明秀 |
ピコチャンブラック | 牡3 | 57.0 | 石橋脩 |
ファウストラーゼン | 牡3 | 57.0 | 杉原誠人 |
フクノブルーレイク | 牡3 | 57.0 | 松岡正海 |
マジックサンズ | 牡3 | 57.0 | 佐々木大輔 |
マスカレードボール | 牡3 | 57.0 | 横山武史 |
マテンロウバローズ | 牡3 | 57.0 | 未定 |
ミュージアムマイル | 牡3 | 57.0 | J.モレイラ |
ローランドバローズ | 牡3 | 57.0 | 未定 |
ヴィンセンシオ | 牡3 | 57.0 | C.ルメール |
皐月賞の過去10年のデータと傾向
馬場 | 年着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走着順 |
2024 良 | 1 | 13 | ジャスティンミラノ | 2 | 共同通信杯(G3) | 1 |
2 | 12 | コスモキュランダ | 7 | 弥生賞ディープ記念(G2) | 1 | |
3 | 8 | ジャンタルマンタル | 3 | 共同通信杯(G3) | 2 | |
2023 重 | 1 | 1 | ソールオリエンス | 2 | 京成杯(G3) | 1 |
2 | 14 | タスティエーラ | 5 | 弥生賞ディープ記念(G2) | 1 | |
3 | 7 | ファントムシーフ | 1 | 共同通信杯(G3) | 1 | |
2022 良 | 1 | 14 | ジオグリフ | 5 | 共同通信杯(G3) | 2 |
2 | 18 | イクイノックス | 3 | 東スポ杯2歳ステークス(G2) | 1 | |
3 | 12 | ドウデュース | 1 | 弥生賞ディープ記念(G2) | 2 | |
2021 稍重 | 1 | 7 | エフフォーリア | 2 | 共同通信杯(G3) | 1 |
2 | 13 | タイトルホルダー | 8 | 弥生賞ディープ記念(G2) | 1 | |
3 | 3 | ステラヴェローチェ | 6 | 共同通信杯(G3) | 5 | |
2020 稍重 | 1 | 1 | コントレイル | 1 | ホープフルステークス(G1) | 1 |
2 | 7 | サリオス | 3 | ホープフルステークス(G1) | 1 | |
3 | 16 | ガロアクリーク | 8 | スプリングステークス(G2) | 1 | |
2019 良 | 1 | 12 | サートゥルナーリア | 1 | ホープフルステークス(G1) | 1 |
2 | 7 | ヴェロックス | 4 | 若葉ステークス(L) | 1 | |
3 | 4 | ダノンキングリー | 3 | 共同通信杯(G3) | 1 | |
2018 稍重 | 1 | 7 | エポカドーロ | 7 | スプリングステークス(G2) | 2 |
2 | 14 | サンリヴァル | 9 | 弥生賞(G2) | 4 | |
3 | 10 | ジェネラーレウーノ | 8 | 京成杯(G3) | 1 | |
2017 良 | 1 | 11 | アルアイン | 9 | 毎日杯(G3) | 1 |
2 | 7 | ペルシアンナイト | 4 | アーリントンカップ(G3) | 1 | |
3 | 10 | ダンビュライト | 12 | 弥生賞(G2) | 3 | |
2016 良 | 1 | 18 | ディーマジェスティ | 8 | 共同通信杯(G3) | 1 |
2 | 3 | マカヒキ | 3 | 弥生賞(G2) | 1 | |
3 | 11 | サトノダイヤモンド | 1 | きさらぎ賞(G3) | 1 | |
2015 良 | 1 | 2 | ドゥラメンテ | 3 | 共同通信杯(G3) | 2 |
2 | 5 | リアルスティール | 2 | スプリングステークス(G2) | 2 | |
3 | 7 | キタサンブラック | 4 | スプリングステークス(G2) | 1 |
【重賞実績】直近5年の馬券に絡んだ15頭すべてが重賞馬
年度 | 勝ち馬 | 重賞成績 | 主な重賞タイトル |
2024 | ジャスティンミラノ | 【1-0-0-0】 | 共同通信杯(G) |
2023 | ソールオリエンス | 【1-0-0-0】 | 京成杯(G3) |
2022 | ジオグリフ | 【1-1-0-1】 | 札幌2歳S(G3) |
2021 | エフフォーリア | 【1-0-0-0】 | 共同通信杯(G3) |
2020 | コントレイル | 【2-0-0-0】 | ホープフルS(G1) |
2019 | サートゥルナーリア | 【1-0-0-0】 | ホープフルS(G1) |
2018 | エポカドーロ | 【0-1-0-0】 | なし |
2017 | アルアイン | 【1-0-0-1】 | 毎日杯(G3) |
2016 | ディーマジェスティ | 【1-0-0-0】 | 共同通信杯(G3) |
2015 | ドゥラメンテ | 【0-1-0-0】 | なし |
過去10年の皐月賞の勝ち馬8頭、2~3着馬17頭が重賞馬でした。
重賞馬の活躍が目立っていますが、特に、直近5開催に絞れば馬券に絡んだ15頭すべてが重賞馬なので、重賞勝ち鞍がある馬を中心に評価したいです。
今年の出走登録馬の中で重賞馬は8頭いました。(かっこは主な重賞勝ち鞍)
【所属】近年は関東馬有利の舞台になった
所属 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
美浦(関東) | 【5-5-3-52】 | 7.7% | 15.4% | 20.0% |
栗東(関西) | 【5-5-7-90】 | 4.7% | 9.3% | 15.9% |
過去10年の皐月賞で関東馬の入線は13頭、関西馬は17頭が馬券に絡んでいました。
好走率は関西馬がやや勝るものの、連対した数は同じなので大きな差はありません。
ただし、好走率を見てみると、単勝率、連対率、複勝率はいずれも関東馬が勝っていました。
かつては関西馬優勢のレースでしたが、近年はノーザンファーム天栄をはじめとした外厩整備が整ったことで、関東馬も好走が目立っています。
その影響もあって、中山競馬場から輸送のリスクが小さい関東馬が優勢傾向にありました。
今年の出走登録馬の中で、関東馬は7頭います。
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皐月賞の過去10年の人気別成績
人気 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1番人気 | 【2-0-3-5】 | 20.0% | 20.0% | 50.0% |
2番人気 | 【3-1-0-6】 | 30.0% | 40.0% | 40.0% |
3番人気 | 【1-3-2-4】 | 10.0% | 40.0% | 60.0% |
4番人気 | 【0-2-1-7】 | 0.0% | 20.0% | 30.0% |
5番人気 | 【1-1-0-8】 | 10.0% | 20.0% | 20.0% |
6~9番人気 | 【3-3-3-31】 | 7.5% | 15.0% | 22.5% |
10番人気以下 | 【0-0-1-81】 | 0.0% | 0.0% | 1.2% |
馬券の半数を占める1~3番人気
過去10年の皐月賞で馬券に絡んだ30頭のうちの15頭が1~3番人気の馬でした。
上位人気に支持された馬が全体の半数を占めており、また、過去10開催のうちの7開催で1~3番人気の馬が2頭入線していました。
皐月賞は各路線から実績のある馬が集結するレースですが、上位人気に支持された馬が好走する確率は高いので、人気も予想の参考に活かしたいです。
穴馬は重賞馬から
年度 | 着順 | 馬名 | 人気 | 主な重賞勝ち鞍 |
2024 | 2 | コスモキュランダ | 7 | 弥生賞ディープ記念(G2) |
2021 | 2 | タイトルホルダー | 8 | 弥生賞ディープ記念(G2) |
3 | ステラヴェローチェ | 6 | サウジアラビアRC(G3) | |
2020 | 3 | ガロアクリーク | 8 | スプリングS(G2) |
2018 | 1 | エポカドーロ | 7 | なし |
2 | サンリヴァル | 9 | なし | |
3 | ジェネラーレウーノ | 8 | 京成杯(G3) | |
2017 | 1 | アルアイン | 9 | 毎日杯(G3) |
3 | ダンビュライト | 12 | なし | |
2016 | 1 | ディーマジェスティ | 8 | 共同通信杯(G3) |
過去10年の皐月賞で6番人気以下の馬は10頭馬券に絡みましたが、このうち7頭が重賞馬でした。
重賞馬は人気を落としていたとしても好走する可能性があるため、実績が問われやすいです。
なお、6番人気で重賞勝ち鞍がない馬は3頭いましたが、2018年の勝ち馬エポカドーロは前走スプリングステークスで2着入線しており、2017年のダンビュライトはすでに3つの重賞で馬券に絡んでいました。
重賞勝ち鞍がなくても重賞で馬券に絡んだことがある馬は伏兵として台頭する可能性がありますよ。
二桁人気の好走はほとんどない
過去10年の皐月賞で10番人気以下の馬は82頭が出走しましたが、好走したのは2017年のダンビュライトのみでした。
ダンビュライトはこの時点で3つの重賞で馬券に絡んでいた馬で、少し過小評価されていた可能性があります。
基本的に二桁人気の馬の好走は稀なので、あまりにも人気を落としている馬がいれば評価を落としてしまっても良いかもしれません。
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皐月賞の過去10年の枠番別成績
枠番 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1枠 | 【2-0-0-17】 | 10.5% | 10.5% | 10.5% |
2枠 | 【1-1-2-16】 | 5.0% | 10.0% | 20.0% |
3枠 | 【0-1-0-19】 | 0.0% | 5.0% | 5.0% |
4枠 | 【2-3-3-12】 | 10.0% | 25.0% | 40.0% |
5枠 | 【0-0-2-18】 | 0.0% | 0.0% | 10.0% |
6枠 | 【2-1-2-15】 | 10.0% | 15.0% | 25.0% |
7枠 | 【2-3-0-22】 | 7.4% | 18.5% | 18.5% |
8枠 | 【1-1-1-23】 | 3.8% | 7.7% | 11.5% |
好走率が高い4枠
過去10年の皐月賞の好走馬を枠順別に見てみると、もっとも結果を残していたのは4枠でした。
4枠は勝率こそ1枠にわずかに劣りますが、連対率25%、複勝率40%は高水準です。
直近2開催においても4枠の馬は連続で3着入りしていることから、皐月賞において当たりは4枠と言えそうです。
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皐月賞の過去10年の前走着順別成績
前走着順 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1着 | 【7-8-6-53】 | 9.5% | 20.3% | 28.4% |
2着 | 【3-1-2-32】 | 7.9% | 10.5% | 15.8% |
3着以下 | 【0-1-2-57】 | 0.0% | 1.7% | 5.0% |
前走3着以下の好走率は低い
過去10年の皐月賞の勝ち馬全頭、2~3着馬17頭が前走レースで2着以内に入線していました。
前走3着以下だった馬はこれまで60頭が参戦しましたが、勝利はなく、2~3着に3頭しか入線していません。
前走3着以下の馬は複勝率も5%しかなく、1~2着馬と比較しても低水準なので、該当馬は評価を下げたいです。
なお、前走3着以下だった馬のうちの2頭が前走弥生賞ディープインパクト記念だったので、このレースから挑む馬のみ、着順は度外視しても良いかもしれません。
今年の出走登録馬のうち、前走弥生賞ディープインパクト記念以外で3着以下だった馬は4頭いました。
皐月賞の過去10年の前走レース別成績
前走レース | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
共同通信杯(G3) | 【5-0-4-12】 | 23.8% | 23.8% | 42.9% |
ホープフルS(G1) | 【2-0-0-4】 | 33.3% | 33.3% | 33.3% |
スプリングS(G2) | 【1-1-2-32】 | 2.8% | 5.6% | 11.1% |
京成杯(G3) | 【1-0-1-5】 | 14.3% | 14.3% | 28.6% |
毎日杯(G3) | 【1-0-0-6】 | 14.3% | 14.3% | 14.3% |
弥生賞ディープ記念(G2) | 【0-5-2-32】 | 0.0% | 12.8% | 17.9% |
若葉S(L) | 【0-1-0-18】 | 0.0% | 5.3% | 5.3% |
きさらぎ賞(G3) | 【0-0-1-7】 | 0.0% | 0.0% | 12.5% |
すみれS(L) | 【0-0-0-11】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
単勝率20%を超えている共同通信杯&ホープフルステークス組
過去10年の皐月賞の好走馬を前走レース別に見てみると、もっとも勝ち馬が出ていたのは前走共同通信杯だった馬で、5頭が勝利しています。
勝率と連対率24%、複勝率43%と高水準でした。
それ以外のレースを見てみると、前走ホープフルステークス組も優秀で、これまで6頭が出走し、2頭が優勝しました。
単勝率と連対率33%はもっとも高い水準となっています。
近年の皐月賞は非トライアル組の活躍が目立っていますが、その中でも共同通信杯とホープフルステークス組は好走率が高いので、該当馬は評価を上げたいです。
今年の出走登録馬の中で前走共同通信杯だった馬は2頭、ホープフルステークスだった馬も2頭いました。
トライアル組は相手候補にしたい
過去10年の皐月賞で前走がトライアルレース(弥生賞ディープインパクト記念・スプリングステークス・若葉ステークス)だった馬の勝利は1頭しかいませんでした。
近年は共同通信杯やホープフルステークスなど、非トライアルレースから挑んだ馬の方が勝ち切る傾向が強いです。
しかしながら、2~3着に絡んだ20頭のうちの10頭がトライアルレースから挑んでいるため、相手候補としては侮れません。
ただし、トライアル組の中でもリステッド競走の若葉ステークスから挑んだ馬は19頭いましたが、2018年のヴェロックスしか絡めていないので、基本的には弥生賞ディープインパクト記念かスプリングステークス組から選択したいです。
なお、一つ上の見出しでも触れていますが、前走3着以下の馬は過去10年で3頭しか馬券に絡んでいないと記述しましたが、このうち2頭が前走弥生賞ディープインパクト記念でした。
弥生賞ディープインパクト記念組に限れば前走3着以下でも台頭に期待できます。
逆に、3着以下に敗れたスプリングステークス組は20頭すべてが着外に沈んでいるため、スプリングステークス組は連対馬のみ注目したいです。
今年の出走登録馬の中で前走が弥生賞ディープインパクト記念だった馬は5頭、スプリングステークスで連対した馬は2頭いました。
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皐月賞2025全頭考察
今年の皐月賞もフルゲートを超える出馬が確認でき、どの馬にもチャンスがありそうです。
ここからは、冒頭で紹介しきれなかった残りの出走馬について解説します。
なお、下記の馬は週の初めの段階で除外対象となっているため、出走馬が確定した際、出馬が確認できた馬のみ、後程追記します。
・アスクシュタイン
・マテンロウバローズ
・ローランドバローズ
出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。
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エリキング
- 京都2歳S (G3) 2024年
無敗の3勝馬であるエリキングは昨年の京都2歳ステークスの勝ち馬です。
京都2歳ステークスは8頭立ての少頭数でしたが、5番手くらいの位置で前の動きを見つつ、残り600mくらいの位置から手が動いて足を長く伸ばしつつ、外から追ったジョバンニにも詰め寄られることなく勝利しました。
超スローの上がり3F勝負で終いに特化した内容でしたが、最後まで長く脚を使って勝利したのは評価したいですし、下したジョバンニがのちにホープフルステークスで2着入りしていることから、強い相手に結果を残すことができたのも評価したいです。
ただ、京都2歳ステークスの後に軽度の骨折が判明してしまったのはマイナスで、ぶっつけの参戦となります。
また、3戦無敗とはいえ、この3戦はすべて10頭以下の少頭数でなおかつスローだったので競馬しやすい条件でした。
今回はぶっつけG1、骨折明け、流れやすいレースということで、課題要素も少なくありません。
ここで結果を残すことができれば、ダービーでも注目したいですし、どこまでやれるか注目したいです。
カラマティアノス
- こうやまき賞 (1勝クラス) 2024年
カラマティアノスは前走共同通信杯で2着入線した馬です。
デビューから上がりの速い末脚で結果を残していた馬でしたが、勝利したこうやまき賞ははやや出負けして最後方からなりながらも、スタートして3F目くらいから最内よりポジションを押し上げ、残り600mあたりで中団くらいに、そして、直線では内からじりじり脚を伸ばし、勝利しました。
それまで芝1,800mをメインに使っていたので距離短縮でしたが、早めにポジションを押し上げながらも最後まで脚を伸ばして勝ち切っており、1,800m時代の経験が活きた形となりました。
前走の共同通信杯は2着ですが、ここは最内から経済コースを立ち回ったものなので、外からじりじり脚を伸ばしたマスカレードボールの方が強い競馬ができています。
ただ、立ち回り自体は完璧でしたし、3着のリトルジャイアンツには2馬身差があることから、うまくゲートを決めることができれば器用に動けそうでした。
今回は皐月賞へ駒を進めましたが、前走のような競馬がトリッキーな中山でできるかというと少し難しいかもしれません。
現時点では右回りよりも左回りの方が相性は良さそうですし、ポテンシャル面でもマスカレードボールの方が強いと思うので、ここは様子を見たい1頭です。
ジュタ
- 若駒ステークス (L) 2025年
ジュタは今年の若駒ステークスを勝利した馬です。
若駒ステークスは10頭立てのレースで4番手の位置で競馬しつつ、前が動いても自身のペースを維持しながら、直線ではじりじり脚を伸ばして勝利しました。
他馬の動きに惑わされずに自身の走りに集中できているのは評価したいですが、勝ち時計2分2秒3はそこまで目立つものではありません。
その前のホープフルステークスは8枠16番からの発走で積極的に前を狙い、5番手くらいの位置を確保します。
向こう正面辺りで各馬の外目を確保しながら残り600m手前で手が動いて脚を引き上げ、最後も脚を伸ばして4着でした。
上位3頭には届きませんでしたが、それでも大きなストライドで脚を伸ばしていますし、反応よく動けているので中山適性もありそうです。
ホープフルステークスと同じ舞台で開催された前走弥生賞ディープインパクト記念も前のポジションを確保し、残り600mくらいの位置で促されましたが、直線入り口では少し進路が狭くなる場面もありましたが、その影響もあったのか、伸びきれずに沈んでいます。
仕掛け自体は悪くありませんし、直線入り口で少し狭くなる場面もありましたが、それでも伸びきれなかったのは稍重馬場も影響してそうです。
良馬場ならホープフルステークスのように器用な伸びを見せているので、できれば良馬場開催に期待したいところです。
ただ、それでもホープフルステークスは上位3頭には完敗でしたし、若駒ステークスも良馬場で勝利しているものの、そこまで抜けたパフォーマンスというわけではありませんでした。
立ち回りが器用ないい馬ですが、ここはポテンシャル面で物足りない感じがします。
ジョバンニ
- 若葉ステークス (L) 2025年
これまで5戦すべて連対しているジョバンニも参戦します。
前走の若葉ステークスは9頭立てで大外から好発を切って3番手の位置を確保し、残り600mで前と詰め寄って、直線では早めに先頭に躍り出てじりじり脚を伸ばして勝利しました。
器用な立ち回りで勝利しましたが、相手はそこまで強力ではなかったのも事実で、そこまで突き抜けていなかった点は気になるところです。
それよりも、2着に好走したホープフルステークスの方が面白く、最内から発走して7~9番手の位置を確保し、直線では内から外に進路を動かしつつ、残り200mを通過した辺りで脚を引き上げ2着でした。
内で我慢しながら立ち回り、直線上に急坂がある中山でも最後の1Fで伸びているので、中山適性はありそうでした。
今回はホープフルステークスと同じ舞台ということで、適性に期待できそうですが、クロワデュノールは元より、3戦3敗のエリキングの存在や、その他各路線から有力馬が集結した中でどこまで通用するかがポイントです。
若葉ステークスが意外と辛勝だったので、ポテンシャル面はそこまで最上位という感じがしないことから、抑えるとしても相手までにしようかと考えています。
ジーティーアダマン
- すみれステークス (L) 2025年
すみれステークスを勝利したジーティーアダマンも参戦します。
近2戦はどちらも逃げの競馬で押し切っており、とくにすみれステークスは逃げて2着のミラージュナイトに1と1/4馬身差で勝利しました。
開幕週の高速馬場の恩恵もありましたが、それでも走破時計2分11秒0は過去10年の勝ち馬の中でも最速です。
皐月賞は例年中山開催最終週の馬場で行われますが、今週はCコースに切り替わることで時計が出るかもしれません。
また、今年の出走登録馬を見てみると、前に行きそうな馬がほとんどいないので、相対的に逃げの競馬を行いやすいです。
ただ、近2戦騎乗した松山騎手はジョバンニに騎乗しますし、テン乗り騎乗の岩田望来騎手がどこまでやれるかがポイントとなりそうです。
また、相手関係も大幅に強化される上、前走すみれステークス組は過去10年馬券に絡めていないのもマイナスポイントです。
自身の競馬は行いやすいと思いますが、強豪相手にどこまでやれるか未知数な点もあるので、馬場や追い切りを見ながら、条件が合致しそうなら軽く抑えるかもしれません。
ドラゴンブースト
- 2歳未勝利 2024年
前走の京成杯において、意外な中距離適性を証明したのがドラゴンブーストです。
ドラゴンブーストはこれまで5戦使われていますが、昨シーズンはすべてマイルを使われ、デイリー杯2歳ステークスでも2着入りしています。
ただ、勝ち星自体は未勝利のみで、朝日杯FSもそこまで目立つ内容ではありませんでした。
ところが、前走京成杯は初めての芝2,000mに距離延長した一戦でしたが、7枠から好発を切って中団内目を確保し、残り600m手前くらいから一気に加速し、直線でもキングノジョーを捉えて一度は先頭に立ちましたが、外から伸びたニシノエージェントに差されてしまいました。
敗れてしまいましたが、それでも初めての芝2,000mでコーナーから器用に立ち回って差のない2着ですし、流れた中でも最後まで脚を伸ばし切れたのも良かったです。
ただ、京成杯は流れて差し有利だったのも事実です。
皐月賞も流れやすい傾向にありますが、今年は逃げ馬がジーティーアダマンくらいしかおらず、例年ほどハイペースになるかというと難しいところです。
京成杯のような展開になるようでしたら力を出し切れそうですが、それでも相手が強いので、良くても相手候補で考えています。
ニシノエージェント
- 京成杯 (G3) 2025年
ニシノエージェントは前走の京成杯を制した馬です。
昨年12月に初勝利を手にしたものの、勝利までに4戦使った影響もあって京成杯は11番人気の低評価でした。
しかしながら、後方の位置で脚を溜めながら、直線では馬群の間から一気に動いてロスのない立ち回りを見せ、直線でも長く脚を引き出して優勝しました。
外に持ち出す可能性もありましたが、馬場の中からロスなく立ち回れたのは津村騎手の好判断です。
ただ、前走京成杯はハイペースに流れた影響もあって、差しや追込有利の展開となりました。
皐月賞は比較的流れやすいレースですが、今回のメンバー構成を見る限り、そこまでハイペースにはならないような感じがするので、その中でどこまでやれるかというと難しいところです。
2走前の未勝利戦は超スローで勝利していますが、ここは先行策を打ちながらいつでも動けるポジションで競馬したものですし、下した相手も現状そこまで目立っていません。
メンバーレベルが強化される中で、京成杯ほど流れない中、どこまでやれるか難しいところなので、ドラゴンブースト同様良くても相手までで考えています。
ピコチャンブラック
- スプリングS (G2) 2025年
ピコチャンブラックは前走スプリングステークスの勝ち馬です。
スプリングステークスは雨の重馬場で消耗戦に近い競馬でしたが、馬場の外目からスタートを決めて、もまれないように4番手の位置で競馬を行い、残り800m手前の位置で前に並びかけ、内の馬を交わすようにぐいぐい前にたち、直線では外からフクノブルーレイクが攻めてきましたが、セーフティーラインを確保していたこともあってそのまま押し切ることができました。
ピコチャンブラックの上がり3Fは38秒1なので相当タフな舞台でしたが、キタサンブラック産駒らしい器用な立ち回りと力強い走りで押し切っており、素質の高さを感じさせる競馬を見せています。
その前のホープフルステークスは人気を裏切る13着でしたが、他馬がペースを引き上げた中であとから動いても伸びきれずに沈んでいます。
また、陣営の話によると馬ごみも影響したようで、前走スプリングステークスのように、包まれない位置から立ち回ったほうが高いパフォーマンスを発揮できるようです。
そういった意味では、外目の枠から競馬できれば面白い1頭ではないでしょうか。
ホープフルステークスの敗北で人気を落としそうですが、新馬戦も相手が楽だったとはいえ楽勝でしたし、アイビーステークスも超スローで前有利とはいえマスカレードボールとタイム差0.2秒の2着です。
中山適性も前走スプリングステークスで証明しているので、枠や馬場傾向次第でワンチャンスありそうです。
ファウストラーゼン
- 弥生賞ディープインパクト記念 (G2) 2025年
ホープフルステークスと弥生賞ディープインパクト記念で見せ場を作ったファウストラーゼンも参戦します。
ホープフルステークスは17番人気で全く人気がありませんでしたが、スロー競馬を見抜いて早めのまくりを決め、最後の直線でもしぶとく粘って3着入りしています。
杉原騎手の仕掛けは見事でしたし、強気の競馬でつかんだ3着です。
そして、前走弥生賞ディープインパクト記念においても再度まくりを決め、ここでは強敵を押さえて勝ち切っています。
2コーナーでペースが緩いことを見越したまくりでしたが、ルメール騎手が騎乗したヴィンセンシオもしぶとく食い下がる中、それでもハナに立って押し切っており、非常に上手いまくりを決めています。
最後まで粘り切れたのも収穫ですし、距離以上のスタミナが感じられました。
今回は好走したホープフルステークスや弥生賞ディープインパクト記念と同じ中山芝2,000mということで、再度まくれる可能性はあります。
ただ、近2戦がまくりで結果を残している以上、さすがに手の内は他の騎手に知れ渡っているので、3度のまくりが決まるかというと分かりません。
また、近2戦はスローを見越したまくりで結果を残していますが、皐月賞は例年ペースが上がりやすいため、その中でどこまでやれるかが課題です。
もっとも、今年はこれといった逃げ馬がジーティーアダマンくらいしかないため、ペースが遅くなる可能性があり、その場合はまくりも可能です。
ただ、他の騎手の妨害もあるはずなので、そこをどのように立ち回ることができるか、杉原騎手にとっては非常に難しい競馬となりそうですが、悔いの残らない立ち回りを見せてほしいです。
フクノブルーレイク
- 2歳未勝利 2024年
フクノブルーレイクは前走スプリングステークスで2着入線した馬です。
スプリングステークスは7枠発走でスタートも決めましたが、控えて中団よりも後ろの位置にいました。
しかし、残り1,000m手前当たりでじわりとペースを引き上げ、3~4コーナーでも各馬の外目から仕掛けて直線でもしぶとく脚を伸ばしましたが、ピコチャンブラックには届きませんでした。
敗れはしましたが、早い段階から少しずつ押し上げて競馬していますし、3~4コーナーでは各馬の外目を立ち回りながら、それでも最後は伸びているように、スタミナを活かしたパワフルな競馬は見ごたえがありました。
ピコチャンブラック比較でみても、外目を回ったフクノブルーレイクのほうが強い走りだったので、この馬も面白い馬だと思います。
ただ、時計のかかる馬場でやれており、良馬場においては善戦しているものの走破時計自体は目立ちません。
そのため、一雨降って時計がかかるようでしたら狙ってみたい馬です。
ちなみに、フクノブルーレイクはウインブライト産駒で、騎乗する松岡正海騎手は2017年の皐月賞でウインブライトに騎乗していました。
そのときは8着でしたが、松岡騎手にとって思い出深いウインブライトの仔で、どのようなパフォーマンスを見せてくれるか注目したいです。
マジックサンズ
- 札幌2歳S (G3) 2024年
マジックサンズは昨年の札幌2歳ステークスの勝ち馬です。
札幌2歳ステークスは開催最終週の札幌で行われ、馬場も重馬場でしたが、中団で構えながら外目を追走し、アルマヴェローチェを下して優勝しました。
アルマヴェローチェは阪神JFを勝利し、先週開催された桜花賞においても2着の実力馬なので、強い相手に先着できたのは良いでしょう。
前走ホープフルステークスでも人気の一角でしたが、ここは久々や馬体重の増加もあったうえ、どうやらレース前からテンションが高かったようで折り合いを欠き、早めに沈んでいます。
レース適性というよりも状態面の課題の方が目立っており、まともならもう少し善戦できたかもしれません。
ただ、今年の1カ月に骨折が判明し、全治3カ月以上の休養を余儀なくされました。
幸いにも軽度ということで、皐月賞に間に合いましたが、久々のレースで現段階最強クラスの相手にどこまでやれるかというと、非常に難しいところがあります。
ポテンシャルやコース適性はありそうですが、鉄砲も利かないタイプだと思うので、現時点のマジックサンズが札幌2歳ステークスのようなパフォーマンスを引き出せるかというと悩ましいところです。
いい馬ですが、現在の状態やローテーションを考えると、よっぽど追い切り映えしない限りは様子を見たいです。
マスカレードボール
- 共同通信杯 (G3) 2025年
マスカレードボールは前走共同通信杯の勝ち馬です。
皐月賞は共同通信杯から挑む馬が5勝しているので、ローテーションとしてはもっとも有力です。
その共同通信杯も2枠からスタートを決めて2~3番手の位置を確保し、直線ではスムーズに追い出しを開始し、終い3F11秒2-2F11秒3-1F11秒2で素晴らしい末脚を引き出して勝利しました。
完璧な立ち回りを見せたカラマティアノスを下していますし、長くいい脚を使えています。
ただ、その前のホープフルステークスは11着に敗れてしまいました。
フルゲートで大外発走ということもあり、後ろからの競馬となりましたが、全体のペースがスローだったことで後ろの馬には苦しい展開でした。
また、このとき騎乗していた戸崎騎手が「馬場が掘れてるところで脚を取られて反応がなくなった」とコメントしているように、運もなかったように思います。
ホープフルステークスは物足りない競馬でしたが、それでも共同通信杯ではいい脚を使っているので能力は高いでしょう。
これまで左回りで結果を残しているので、敗れたホープフルステークスと同じ中山芝2,000mで出し切れるかどうか、難しいところですが、かみ合うようでしたらワンチャンスあるかもしれないです。
ミュージアムマイル
- 黄菊賞 (1勝クラス) 2024年
昨年の朝日杯FSで2着入りしたミュージアムマイルも参戦します。
勝利した朝日杯FSは出遅れながらも序盤に積極的な競馬で先行集団に加わり、直線では外から仕掛けて2着入りしています。
アドマイヤズームには完敗でしたが、3着のランスオブカオスにも2馬身半差で先着しており、アドマイヤズームがニュージーランドトロフィーで2着、ランスオブカオスはチャーチルダウンズカップを勝利していることから、強い相手に能力の高さを証明できました。
その前の黄菊賞は芝2,000mの舞台で後ろからでしたが、上がり最速33秒7の末脚で他馬を圧倒しています。
スローでしたが終い4Fから長く脚を伸ばして押し切っているように、スタミナ量も豊富で持続力ある脚質を証明することができました。
走破時計2分00秒0も過去10年の勝ち馬の中で最速ですし、力強さが感じられます。
ただ、前走の弥生賞ディープインパクト記念は人気を裏切る4着でした。
叩きの一戦や中山実績のない幸騎手が騎乗した点、稍重など、敗因はいくつも考えられますが、ミュージアムマイルよりも外目から動いたアロヒアリイにも先着を許している点は気になりました。
それでも、黄菊賞や朝日杯FSは能力の高さを証明していますし、侮れません。
モレイラ騎手への乗り替わりも追い風ですし、Cコースに切り替わることで時計が出やすい良馬場になるようでしたら巻き返しも狙えるのではないでしょうか。
皐月賞2025の騎手予想
皐月賞2025で買いたい騎手トップ3を公開しています。

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皐月賞2025追い切り評価
金曜日に更新予定になります。
以上になります。
皐月賞の予想の参考にしてみてください!