
【NHKマイルカップ2025予想】本命馬3頭+激走に期待できる穴馬2頭はこちら!

NHKマイルカップ2025のおすすめの有力馬3頭、穴馬2頭を紹介しています。
過去10年のデータ分析と傾向、コースの特徴や競走馬の血統、追い切りから予想していきます!
NHKマイルカップ2025の予想ポイント
- 芝1,600mのレースで2勝以上勝利している馬がこのレースで勝ち切りやすい
- ロベルト系の馬は苦戦している
- 2番人気【4-2-1-3】の好走率がもっとも高い
- 前走1番人気の馬は活躍している
- 勝ち馬は6~8枠が有利、複勝率は5枠がトップ、1枠【0-1-0-19】はハズレ枠
- 前走皐月賞&桜花賞組が活躍している
NHKマイルカップ2025予想の最終買い目
NHKマイルカップが開催される日曜日の東京競馬場界隈は曇りの予報が出ていました。
降水確率は最大20%で気温も25度近くまで上昇するようなので、雨の心配はなさそうです。
前日の土曜日は金曜の夜から降った雨の影響もあり、芝コースは稍重でした。
ところが、午後のレースになるにつれて時計は出始め、メインレースのエプソムカップでは勝利したセイウンハーデスが稍重にもかかわらず、1分43秒9のコースレコードで勝利、2着のドゥラドーレスも1分44秒2の時計で入線するという、よく分からない馬場となっています。
日曜日は曇りですが気温も高いので、土曜日よりも馬場は乾くことでしょう。
うましるでは曇りの良馬場、超高速馬場を想定しながらレース予想をまとめました。
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◎本命 8 アドマイヤズーム
父 | モーリス |
母 | ダイワズーム |
母父 | ハーツクライ |
主な勝ち鞍 | 朝日杯FS(G1) 2024年 |
前走 | ニュージーランドトロフィー(G2) 2着 |
本命はアドマイヤズームにしました。
昨年の朝日杯FSの勝ち馬で長く脚を使って勝利し、下した相手も皐月賞馬ミュージアムマイルやチャーチルダウンズカップを勝利したランスオブカオスなど、強敵ぞろいでした。
前走のニュージーランドトロフィーは2着に敗れましたが、初めての関東遠征や中山コースを考えたら上等ですし、好位から長く脚を使って2着は負けて強しです。
データと相性の悪いモーリス産駒の馬ですが、今年のローテーションを見る限り、明らかにNHKマイルカップをメイチに仕上げていますし、追い切りも上々の内容だったので、人気ですがこの馬から行くことにしました。
〇対抗 5 ランスオブカオス
父 | シルバーステート |
母 | ハイドラン |
母父 | ローエングリン |
主な勝ち鞍 | チャーチルダウンズC(G3) 2025年 |
前走 | チャーチルダウンズC(G3) 1着 |
対抗はランスオブカオスにします。
昨年の朝日杯FSは勝ち馬アドマイヤズームには完敗でしたが3着入りし、きさらぎ賞も距離が長かった中、サトノシャイニングやリンクスティップといった強敵相手に3着と善戦しました。
前走のチャーチルダウンズカップはスタートを決めて、課題のゲートも克服しましたし、最後の直線でも馬群を割って突き抜けて勝利しました。
高速馬場だったとはいえ、勝ち時計1分32秒2も優秀ですし、現在の東京コースとも合いそうです。
先行できれば今回の内枠も相性が良いはずなので、鞍上の吉村騎手には悔いのない競馬を行ってもらいたいです。
▲単穴 1 モンドデラモーレ
父 | ワールドエース |
母 | ヒカルアモーレ |
母父 | クロフネ |
主な勝ち鞍 | 2歳新馬 2024年 |
前走 | ファルコンS(G3) 2着 |
モンドデラモーレは単穴にします。
前走のファルコンステークスは大外からの発走でしたが勝ち馬ヤンキーバローズと差のない2着でした。
ヤンキーバローズが内枠だったことを考えたら枠が逆だったら勝利があったかもしれませんし、惜しい競馬です。
その前のジュニアカップものちに毎日杯を勝利するファンダムと3/4馬身差で善戦していますし、強い相手に健闘しています。
データと相性の悪い1枠ですが、スタートを決めたら経済コースを立ち回れますし、人気以上に素質の高い馬なので3番手にします。
△連下 12 マピュース
父 | マインドユアビスケッツ |
母 | フィルムフランス |
母父 | シンボリクリスエス |
主な勝ち鞍 | 赤松賞(1勝クラス) 2024年 |
前走 | 桜花賞(G1) 4着 |
マピュースも抑えることにしました。
前々走のクイーンカップが今回と同じ東京芝1,600mの舞台で2着に善戦しました。
勝ち馬エンブロイダリーには敗れましたが、それでも1分32秒6の時計で走破しているので高速馬場にも対応できるでしょう。
前走の桜花賞は稍重馬場でタフな舞台でしたが、その中でも馬場の悪い内目から脚を伸ばして4着なので、能力の高さを証明しています。
脚色としてはクイーンカップのような時計馬場が得意なので、高速馬場の現在の東京コースと合いそうですし、引き続き田辺騎手が騎乗するのも良いので相手に抑えます。
△連下 14 ティラトーレ
父 | リアルスティール |
母 | エアシンフォニー |
母父 | ルーラーシップ |
主な勝ち鞍 | 2歳新馬 2024年 |
前走 | フローラS(G2) 15着 |
ティラトーレも抑えます。
昨年のひいらぎ賞を好時計で走破し、今年のフェアリーステークスやクロッカスステークスも善戦しています。
フェアリーステークスはエリカエクスプレスには完敗でしたが、ハイペースの流れで先行しながら押し切っていますし、クロッカスステークスも2着とはいえくらすぺでぃあと半馬身差で健闘しています。
近2戦は目立ちませんし、前走から中1週なので蓄積疲労があってもおかしくありませんが、追い切りは意外と良く仕上がっていたので使い詰めて上昇している可能性もあります。
前日の段階で18番人気の最低人気ですが、素質のある馬なので相手候補にします。
△連下 6 イミグラントソング
父 | マクフィ |
母 | エルノルテ |
母父 | ディープインパクト |
主な勝ち鞍 | ニュージーランドT(G2) 2025年 |
前走 | ニュージーランドT(G2) 1着 |
前走のニュージーランドトロフィーを勝利したイミグラントソングも抑えます。
これまでのキャリアを見る限り、中山向きだと思いますが、東京コースは【1-0-1-0】で馬券を外していません。
また、レベルの高かった昨年のひいらぎ賞でも2着入りしているので素質も高いです。
ニュージーランドトロフィーの勝ち馬は過去10年で【0-0-0-9】なので、データ面では相性は良くありませんが、陣営が前走勝利に貢献した石川騎手ではなく、テン乗りのルメール騎手に鞍上を依頼していることから、気配も感じられますし、抑えることにしました。
単勝
8 アドマイヤズーム
馬連流し
軸馬:8
相手:1、5、6、12、14
三連複フォーメーション
1頭目:8
2頭目:1、5、6、12、14
3頭目:1、5、6、12、14
NHKマイルカップ2025の有力馬3頭
今年のNHKマイルカップも各路線から実績を積んだ馬が多数参戦し、世代最強マイラーの座を目指します。
今年の出走登録馬の中から実績上位の有力馬を3頭取り上げます。
出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。
アドマイヤズーム
- 朝日杯FS (G1) 2024年
昨年の朝日杯FSを勝利したアドマイヤズームがここを大目標に調整されました。
昨年の朝日杯FSはスローからの上がり勝負でしたが早めに前目を付けた上、終い3Fも上がりの速い時計で勝ち切りました。
下したミュージアムマイルはのちに皐月賞を手にしていますし、ランスオブカオスもチャーチルダウンズカップを優勝しているのでレベルが高い相手に対して完勝したのは高く評価したいです。
前走のニュージーランドトロフィーは2着に敗れてしまいましたが、初めての京都以外の舞台で、しかも脚質的に合うか微妙な直線の短い中山でした。
ハイペースで差し有利の展開でしたが、その中で好位から立ち回って最後までペースを維持しながら勝ち馬と差のない2着はむしろ健闘しています。
関東輸送も問題なくクリアできていますし、前哨戦としては十分な内容だったのではないでしょうか。
今回は初めての左回りとなりますが、直線の長い舞台は合いますし、高速馬場も前走ニュージーランドトロフィーの持ち時計を見る限り問題ありません。
川田騎手も過去10年で2勝していますし、早い段階からクラシックを見向きせず、ここを目標にローテーションが組まれているのも良いでしょう。
今年のNHKマイルカップは面白い馬がたくさんいるので印に悩むところですが、流石に無印はない1頭です。
ランスオブカオス
- チャーチルダウンズC (G3) 2025年
前走チャーチルダウンズカップを勝利したランスオブカオスも有力候補です。
もともと短距離からマイルを中心に結果を残していた馬で、昨年の朝日杯FSは前有利の展開の中、差し脚を伸ばして3着入りしました。
今年の初戦に挑んだきさらぎ賞はこの馬からしたら距離が長いレースでしたが、それでも3着に入線し、力強さを証明しています。
勝利したサトノシャイニングは皐月賞で上位人気の一角ですし、2着のリンクスティップも桜花賞で強い競馬を見せて3着だったので、ハイレベルな条件下の中、やれているのは評価できるでしょう。
そして、前走のチャーチルダウンズカップはゲートをスムーズに飛び出して3番手くらいの位置を確保し、馬場の内側から脚を伸ばして前の2頭を割るように進出して完勝でした。
包まれるリスクもありましたが、しっかりと空いた隙間を突いて突き抜け、旧アーリントンカップのレコードを0.5秒更新する1分32秒2の時計で優勝できたのも良いでしょう。
近3戦はいずれも能力の高さが感じられますし、吉村誠之助騎手とのコンビ相性もとても良いです。
初めての輸送となりますが、ポテンシャルはかなりのものがあるのでここでの善戦にも期待したいです。
イミグラントソング
- ニュージーランドT (G2) 2025年
前哨戦であるニュージーランドトロフィーでアドマイヤズームを差し切ったイミグラントソングも参戦します。
もともと昨年のひいらぎ賞で1分32秒5という好時計で2着入りしており、そのころからポテンシャルの高さに注目されていましたが、前走のニュージーランドトロフィーは8枠発走ということで後ろからの競馬となりましたが、残り600mの標識辺りでペースを引き上げ、最後の直線では大外に回しながらアドマイヤズームに接近してそのまま差し切りました。
位置取りや大外ぶん回しを考えたら着差以上に健闘していますし、勝ち時計1分32秒4も優秀です。そして叩きだったとはいえ、G1馬のアドマイヤズームを指し切れたのも評価できるでしょう。
ただ、2走前の1勝クラスが東京芝1,600mの舞台で3着でした。
大外からダッシュを決めて、先行集団に食らいついたものの、スローも影響し、最後の直線では前2頭に届きませんでした。
前走は展開で厳しい内容となりましたが、その点を考慮しても、ニュージーランドトロフィーやひいらぎ賞の内容を見る限り、東京よりは中山の方が合う印象があります。
また、今回見出しで触れていませんが、前走ニュージーランドトロフィーの勝ち馬は【0-0-0-9】なのでデータ面でも難しそうです。
評価の難しいところですが、枠の並びで前走ニュージーランドトロフィーのように流れるようでしたらワンチャンスあるかもしれません。
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NHKマイルカップ2025の穴馬2頭
NHKマイルカップは伏兵の台頭も多々見られ、G1の中では荒れる傾向が強いです。
高配当にも期待できるレースなので穴馬予想も積極的に行いたいです。
今年の出走登録馬の中から配当妙味に期待できそうな穴馬を2頭紹介します。
出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。
モンドデラモーレ
- 2歳新馬 2024年
前走ファルコンステークスで2着のモンドデラモーレも面白そうです。
主な勝ち鞍こそ新馬戦のものしかありませんが、今年の初戦に挑んだジュニアカップではのちに毎日杯で非常に強い勝ちっぷりを見せたファンダムに3/4馬身差の2着でした。
相手関係を考えれば強い競馬でしたし、走破時計1分33秒6も優秀です。
前走ファルコンステークスは内有利の中京の舞台で大外を引いてしまいましたが、最初のコーナーまでに4~5番手からの追走で、コーナーも器用に立ち回り、直線では前に立ってしぶとく脚を使って2着入りしています。
最後はヤンキーバローズに交わされましたが、ヤンキーバローズがコース相性のいい内枠からロスなく立ち回っており、対してモンドデラモーレは大外18番だったことを考えると枠次第で勝ち負けもあったと思います。
近2戦は負けて強しですし、走破時計も優秀なので現在の東京コースともかみ合う可能性は高いです。
素質はかなりのものを秘めていると思うので、前走ファルコンステークスの時同様、追い切り内容が良ければ重い印も検討したい1頭です。
マピュース
- 赤松賞 (1勝クラス) 2024年
前走の桜花賞で4着入線したマピュースも上位争い候補です。
主な勝ち鞍こそ1勝クラスの赤松賞のものですが、前々走のクイーンカップは今回と同じ東京芝1,600mの舞台で、差し脚を伸ばして2着でした。
後の桜花賞馬であるエンブロイダリーには2馬身半差の完敗でしたが、それでも1分32秒6の好時計で走破していることから、高速馬場適性は高いものを持ち合わせています。
下したコートアリシアンやエストゥペンダのそれ以降を見ても相手は強かったですし、その中で人気以上の走りができたのは評価したいです。
前走の桜花賞は4着でしたが、初めての右回りや関西遠征、雨の稍重馬場、さらには出遅れがありましたが、2枠発走を活かして馬場の内目から脚を伸ばして健闘しました。
ロスのない立ち回りでしたが、外差し有利の展開で4着は充実していますし、人気のエリカエクスプレスにも先着していることから、厳しい中でポテンシャルを発揮できました。
この2戦を見る限り、負け得て強しの競馬が続いています。
今回は得意の東京コースということで桜花賞以上にチャンスはあると思いますし、ここで金星を掴んでもおかしくないでしょう。
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ここからはNHKマイルカップの過去10年の傾向やデータ分析を見ていきましょう!
NHKマイルカップ2025の概要
NHKマイルカップは東京競馬場で開催される3歳馬限定のマイルG1です。
3歳馬の最強マイラーを決める一戦として位置づけられていますが、もともとはクラシックに出走できない〇外が3歳時に挑めるG1として、1996年に創設されました。
そのため、当初は「マル外ダービー」という名称でいわれたこともあります。
ところが、2001年よりクラシックレースに外国馬が参戦できるようになってから、その役割が大きく減少し、現在は純粋な3歳マイル王決定戦という位置づけがされています。
もっとも、近年は皐月賞や桜花賞次第でオークスやダービーの出走を諦めてNHKマイルカップを選択する馬もいれば、前哨戦であるニュージーランドトロフィーやアーリントンカップ(現在のチャーチルダウンズカップ)を好走した馬が参戦する傾向も見られ、オークスやダービーとはまた違った好メンバーが集結する傾向が目立っており、バラエティ豊かなG1競走として認知されつつあります。
今年もフルゲート18頭に対して22頭の出走登録が開催され、多頭数開催が濃厚となりました。
個性も実力もある今年の出走馬の中から、世代最強マイル王の称号を得るのは、果たしてどの馬でしょうか?!
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NHKマイルカップ2025の開催内容
開催日 | 5月11日(日曜) 15:40発走 |
格付け | G1 |
開催競馬場 | 東京競馬場 11R |
コース | 芝1,600m |
性齢 | 3歳 |
斤量 | 馬齢 |
1着賞金 | 1億3000万円 |

NHKマイルカップ2025が開催される東京の芝1,600mの特徴

スタート地点 | 向こう正面2コーナーの出口付近 |
コース | 左回り Aコース使用 |
1周の距離 | 2,083.1m |
直線距離 | 525.9m |
高低差 | 2.7m |
フルゲート | 18頭 |
平均タイム (過去5年) | 1:35.4 |
コースレコード | 1.30.5 (2019年 ヴィクトリアマイル【G1】ノームコア) |
NHKマイルカップのタイム | |
(過去10年) | 平均タイム1:33.9 |
レコードタイム | 1:31.4 (2010年 ダノンシャンティ) |
東京芝1,600mはNHKマイルカップのほかに、ヴィクトリアマイルや安田記念といったG1レースでも使用されるコースです。
スタートは2コーナーの出口付近で最初の3コーナーまでの距離は約550mもあります。
直線こそ長いですが、前半250mが緩やかな下り坂になっていることとマイルという距離の関係上、はじめからペースは速くなりやすいです。
250mほどの下り坂を下ったら一瞬ですが上り坂があります。
その上り坂を超えたら再び下り傾斜に変わりますが、この上り坂が意外とネックで息を入れたいタイミングと重なるのです。
この坂のためにペースが微妙に狂いやすく、息を入れたいのに入れられないと後半に響いてくるのです。
3.4コーナーは非常に大きなカーブを描いていてそこまでペースダウンしなくてもロスなく立ち回れます。
また、4コーナーの終盤が残り3ハロンのポイントとなっていて各馬は最後の直線に近づくにつれてペースを引き上げます。
最後の直線は約525mです。
全国の競馬場の中でも2番目に直線が長く、各馬は最高速度をキープしながら直線を駆け抜けます。
直線上には高低差2.1mほどの坂が立ちはだかりますが、180mほどの間隔で設けられているので阪神や中山の坂ほど急傾斜ではありません。
坂を駆け上がったら残り300mは平らな道のりでその先にゴールが立っています。
東京の芝1,600mはマイル戦ですが、向こう正面にあるわずかな上り坂のためにペースコントロールしづらいです。
特に逃げや先行馬は息を入れるタイミングがシビアで、意外と苦戦気味です。
対して、差しや追い込み馬はスタートから自分のペースに集中できるので上り傾斜が合っても息を入れやすいです。
また、最後の直線が長いことでトップスピードを存分に発揮できることから、差しや追い込み馬が台頭しやすい舞台となっていますよ。
求められる要素はスピードや長く脚を使える力です。
東京の芝1,600mはここをチェック!
- 数多くのビッグレースが開催される舞台
- 息を入れるのが難しいコース
- 中距離色の馬が好走しやすい
- 差しや追い込みが決まりやすい

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NHKマイルカップ2025の出走馬
馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 |
1 | モンドデラモーレ | 牡3 | 57.0 | 戸崎圭太 |
2 | ショウナンザナドゥ | 牝3 | 55.0 | 池添謙一 |
3 | チェルビアット | 牝3 | 55.0 | M.ディー |
4 | ヤンキーバローズ | 牡3 | 57.0 | 岩田望来 |
5 | ランスオブカオス | 牡3 | 57.0 | 吉村誠之助 |
6 | イミグラントソング | 牡3 | 57.0 | C.ルメール |
7 | トータルクラリティ | 牡3 | 57.0 | 北村友一 |
8 | アドマイヤズーム | 牡3 | 57.0 | 川田将雅 |
9 | マイネルチケット | 牡3 | 57.0 | 横山武史 |
10 | マジックサンズ | 牡3 | 57.0 | 武豊 |
11 | パンジャタワー | 牡3 | 57.0 | 松山弘平 |
12 | マピュース | 牝3 | 55.0 | 田辺裕信 |
13 | ミニトランザット | 牡3 | 57.0 | 鮫島克駿 |
14 | ティラトーレ | 牝3 | 55.0 | 木幡巧也 |
15 | アルテヴェローチェ | 牡3 | 57.0 | 佐々木大輔 |
16 | サトノカルナバル | 牡3 | 57.0 | D.レーン |
17 | ヴーレヴー | 牝3 | 55.0 | 浜中俊 |
18 | コートアリシアン | 牝3 | 55.0 | 菅原明良 |
NHKマイルカップの過去10年のデータと傾向
馬場 | 年着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走着順 |
2024 良 | 1 | 16 | ジャンタルマンタル | 2 | 皐月賞(G1) | 3 |
2 | 14 | アスコリピチェーノ | 1 | 桜花賞(G1) | 2 | |
3 | 6 | ロジリオン | 10 | ファルコンステークス(G3) | 5 | |
2023 稍重 | 1 | 11 | シャンパンカラー | 9 | NZT(G2) | 3 |
2 | 3 | ウンブライル | 8 | NZT(G2) | 2 | |
3 | 10 | オオバンブルマイ | 3 | アーリントンカップ(G3) | 1 | |
2022 良 | 1 | 18 | ダノンスコーピオン | 4 | アーリントンカップ(G3) | 1 |
2 | 1 | マテンロウオリオン | 3 | NZT(G2) | 2 | |
3 | 10 | カワキタレブリー | 18 | アーリントンカップ(G3) | 11 | |
2021 良 | 1 | 15 | シュネルマイスター | 2 | 弥生賞(G2) | 2 |
2 | 10 | ソングライン | 7 | 桜花賞(G1) | 15 | |
3 | 8 | グレナディアガーズ | 1 | ファルコンステークス(G3) | 2 | |
2020 良 | 1 | 11 | ラウダシオン | 9 | ファルコンステークス(G3) | 2 |
2 | 3 | レシステンシア | 1 | 桜花賞(G1) | 2 | |
3 | 6 | ギルデッドミラー | 6 | アーリントンカップ(G3) | 2 | |
2019 良 | 1 | 17 | アドマイヤマーズ | 2 | 皐月賞(G1) | 4 |
2 | 18 | ケイデンスコール | 14 | 毎日杯(G3) | 4 | |
3 | 10 | カテドラル | 7 | アーリントンカップ(G3) | 2 | |
2018 良 | 1 | 11 | ケイアイノーテック | 6 | NZT(G2) | 2 |
2 | 9 | ギベオン | 2 | 毎日杯(G3) | 2 | |
3 | 17 | レッドヴェイロン | 9 | アーリントンカップ(G3) | 3 | |
2017 良 | 1 | 16 | アエロリット | 2 | 桜花賞(G1) | 5 |
2 | 14 | リエノテソーロ | 13 | アネモネステークス(OP) | 4 | |
3 | 6 | ボンセルヴィーソ | 6 | NZT(G2) | 3 | |
2016 良 | 1 | 4 | メジャーエンブレム | 1 | 桜花賞(G1) | 4 |
2 | 5 | ロードクエスト | 2 | 皐月賞(G1) | 8 | |
3 | 18 | レインボーライン | 12 | NZT(G2) | 5 | |
2015 良 | 1 | 7 | クラリティスカイ | 3 | 皐月賞(G1) | 5 |
2 | 9 | アルビアーノ | 4 | フラワーカップ(G3) | 1 | |
3 | 12 | ミュゼスルタン | 2 | スプリングステークス(G2) | 7 |
【マイル実績】勝ち馬6頭がマイルで2勝以上勝利していた
年度 | 勝ち馬 | 芝1,600m成績 |
2024 | ジャンタルマンタル | 【2-0-0-0】 |
2023 | シャンパンカラー | 【2-0-1-0】 |
2022 | ダノンスコーピオン | 【2-0-1-0】 |
2021 | シュネルマイスター | 【1-0-0-0】 |
2020 | ラウダシオン | 【0-0-0-1】 |
2019 | アドマイヤマーズ | 【4-0-0-0】 |
2018 | ケイアイノーテック | 【2-2-1-1】 |
2017 | アエロリット | 【0-3-0-1】 |
2016 | メジャーエンブレム | 【3-1-0-1】 |
2015 | クラリティスカイ | 【1-1-1-0】 |
過去10年のNHKマイルカップの勝ち馬6頭がこれまでに芝1,600mのレースで2勝以上の勝利を掴んでいます。
特に直近3開催の勝ち馬はその傾向が顕著にありました。
世代最強マイル王を決める一戦ということで、同距離で複数の勝利がある馬を評価したいです。
今年の出走馬の中で芝1,600mの勝利が2勝以上ある馬は4頭いました。(いずれも2勝)
【血統】凡走が目立つロベルト系
種牡馬 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
ロードカナロア | 【1-2-0-13】 | 6.3% | 18.8% | 18.8% |
リアルインパクト | 【1-0-0-1】 | 50.0% | 50.0% | 50.0% |
キズナ | 【0-1-0-1】 | 0.0% | 50.0% | 50.0% |
エピファネイア | 【0-0-0-6】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
モーリス | 【0-0-0-6】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
シルバーステート | 【0-0-0-3】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
リアルスティール | 【0-0-0-2】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
マインドユアビスケッツ | 【0-0-0-1】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
バゴ | 【0-0-0-1】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
ダノンバラード | 【0-0-0-1】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
過去10年のNHKマイルカップで好走した馬を血統別に見てみると、モーリス産駒とエピファネイア産駒はそれぞれ6頭ずつ出走していたものの、全て馬券外に沈んでいました。
どちらも父方ロベルト系の馬ですが、驚くほど苦戦が強いられています。
NHKマイルカップではロベルト系の馬は評価を下げても良いかもしれません。
今年の出走馬の中で、モーリス産駒とエピファネイア産駒はそれぞれ2頭ずついました。
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NHKマイルカップの過去10年の人気別成績
人気 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1番人気 | 【1-2-1-6】 | 10.0% | 30.0% | 40.0% |
2番人気 | 【4-2-1-3】 | 40.0% | 60.0% | 70.0% |
3番人気 | 【1-1-1-7】 | 10.0% | 20.0% | 30.0% |
4番人気 | 【1-1-0-8】 | 10.0% | 20.0% | 20.0% |
5番人気 | 【0-0-0-10】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
6~9番人気 | 【3-2-4-31】 | 7.5% | 12.5% | 22.5% |
10番人気以下 | 【0-2-3-84】 | 0.0% | 2.2% | 5.6% |
上位人気の中では2番人気が信頼しやすい
過去10年のNHKマイルカップで1番人気は【1-2-1-6】でした。
勝利したのは2016年のみとなっており、長らく勝ち馬は出ていません。
対して、2番人気の馬は【4-2-1-3】で1番人気と比較しても好走率は高いです。
昨年も2番人気のジャンタルマンタルが優勝しているように、2番人気は依然として好走傾向にあります。
馬券予想の際は1番人気よりも2番人気を高く評価したいです。
穴馬を予想する際は前走レースと着順もチェックしたい
過去10年のNHKマイルカップで6番人気以下の馬は14頭入線しましたが、このうち12頭は下記の条件に該当していました。
・前走レースで2~5着に入線
・前走がニュージーランドトロフィー、ファルコンステークス、アーリントンカップだった
9番人気で勝利した2020年のラウダシオンや2022年のシャンパンカラーも上記データに該当しているように、データに当てはまる馬は落としていたとしても台頭する可能性が高いです。
今年の出走馬の中で上記2点に合致している馬は6頭いました。
(※、アーリントンカップは今年からチャーチルダウンズカップに名称を変えているので、チャーチルダウンズカップの2~5着馬を記載しています。)
前走1番人気の好走率が高い
前走人気 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1番人気 | 【4-4-1-17】 | 15.4% | 30.8% | 34.6% |
2番人気 | 【2-2-1-24】 | 6.9% | 13.8% | 17.2% |
3番人気 | 【1-0-0-22】 | 4.3% | 4.3% | 4.3% |
4番人気 | 【0-0-3-16】 | 0.0% | 0.0% | 15.8% |
5番人気 | 【0-2-2-10】 | 0.0% | 14.3% | 28.6% |
6~9番人気 | 【2-2-2-30】 | 5.6% | 11.1% | 16.7% |
10番人気以下 | 【1-0-1-28】 | 3.3% | 3.3% | 6.7% |
過去10年のNHKマイルカップで前走1番人気だった馬は【4-4-1-17】でした。
勝率15%、連対率31%と高水準です。
NHKマイルカップは当日1番人気の馬はそこまで好走率が高くありませんが、前走で1番人気に支持された馬は活躍傾向にありました。
馬券予想の際は前走の人気にも注目したいです。
今年の出走馬の中で前走1番人気に支持された馬は3頭いました。
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NHKマイルカップの過去10年の枠番別成績
枠番 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1枠 | 【0-1-0-19】 | 0.0% | 5.0% | 5.0% |
2枠 | 【1-2-0-17】 | 5.0% | 15.0% | 15.0% |
3枠 | 【0-1-3-16】 | 0.0% | 5.0% | 20.0% |
4枠 | 【1-0-1-18】 | 5.0% | 5.0% | 10.0% |
5枠 | 【0-3-3-14】 | 0.0% | 15.0% | 30.0% |
6枠 | 【3-0-1-15】 | 15.8% | 15.8% | 21.1% |
7枠 | 【1-2-0-27】 | 3.3% | 10.0% | 10.0% |
8枠 | 【4-1-2-23】 | 13.3% | 16.7% | 23.3% |
6~8枠の好走が目立つ
過去10年のNHKマイルカップの勝ち馬8頭、2~3着馬6頭が6~8枠の外枠でした。
特に勝ち馬の多くが外枠から出ている点は覚えておきたいです。
後述する1枠が不利であるデータも踏まえると、NHKマイルカップは外枠優勢のレースと言えます。
1枠の勝利は創設以来1勝のみ
過去10年のNHKマイルカップで1枠は【0-1-0-19】でした。
好走したのは2022年のマテンロウオリオンのみで、複勝率は5%と低水準です。
また、創設された1996年まで遡ってみても、1枠の勝ち馬は2002年のテレグノシスしかいませんでした。
過去10年以上前を見ても苦戦が強いられていることから、NHKマイルカップにおいて最内1枠は死に枠といえるでしょう。
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NHKマイルカップの過去10年の前走レース別成績
前走レース | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
皐月賞(G1) | 【3-1-0-9】 | 23.1% | 30.8% | 30.8% |
桜花賞(G1) | 【2-3-0-13】 | 11.1% | 27.8% | 27.8% |
NZT(G2) | 【2-2-2-38】 | 4.5% | 9.1% | 13.6% |
アーリントンC(G3) | 【1-0-5-26】 | 3.1% | 3.1% | 18.8% |
ファルコンS(G3) | 【1-0-2-19】 | 4.5% | 4.5% | 13.6% |
共同通信杯(G3) | 【0-0-0-2】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
1勝クラス | 【0-0-0-3】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
前走クラシック組の活躍が目立つ
過去10年のNHKマイルカップの好走馬を前走レース別に見てみると、もっとも好走率が高かったのは皐月賞です。
前走皐月賞組は【3-1-0-9】で、出走頭数こそ多くありませんが勝率23%、連対率31%と高水準でした。
次いで好走していたのが前走桜花賞組です。
前走桜花賞組は【2-3-0-13】で、勝率11%、連対率28%です。
NHKマイルカップのステップレースであるニュージーランドトロフィーやアーリントンカップから挑む馬と比較して皐月&桜花賞組の方が好走傾向にあり、クラシックから挑む馬が結果を残しやすい舞台と言えます。
今年の出走馬の中で前走が皐月賞だった馬は1頭、桜花賞だった馬は4頭いました。
NHKマイルカップの過去10年の前走着順別成績
前走着順 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1着 | 【1-1-1-38】 | 2.4% | 4.9% | 7.3% |
2着 | 【3-5-3-19】 | 10.0% | 26.7% | 36.7% |
3着 | 【2-0-2-18】 | 9.1% | 9.1% | 18.2% |
4着 | 【2-2-0-5】 | 22.2% | 44.4% | 44.4% |
5着 | 【2-0-2-10】 | 14.3% | 14.3% | 28.6% |
6~9着 | 【0-1-1-27】 | 0.0% | 3.4% | 6.9% |
10着以下 | 【0-1-1-31】 | 0.0% | 3.0% | 6.1% |
7年連続で馬券に絡んでいる前走2着馬
過去10年のNHKマイルカップで前走2着だった馬は【3-5-3-19】でした。
好走率も高いですし、2018年以降は7年連続で前走2着馬が1頭以上馬券に絡んでいます。
近年は前走2着馬の好走が目立っているので前走着順も参考にしながら印を検討したいです。
今年の出走馬の中で前走2着だった馬は3頭いました。
好走率がもっとも高いのは前走4着馬
過去10年のNHKマイルカップで前走4着だった馬は【2-2-0-5】でした。
出走数こそ9頭しかいませんでしたが、4頭が連対しており、勝率22%、連対率44%と、全ての着順の中でもっとも好走率は高いです。
前走4着馬も侮れません。
今年の出走馬の中で前走4着だった馬は3頭いました。
前走1着馬は苦戦している
過去10年のNHKマイルカップで前走1着だった馬は【1-1-1-38】です。
これまで41頭が出走したものの、馬券に絡んだ馬は3頭のみとなっており、前走2~5着馬と比較しても好走率は低い傾向にあります。
前走勝ち馬は人気しがちですが、意外と苦戦を強いられているため、過大評価しないほうが良いかもしれません。
今年の出走馬の中で前走1着馬は3頭いました。
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NHKマイルカップ2025全頭考察
今年のNHKマイルカップもG1でタイトルを狙うべく、各路線から実績のある馬が多数集結しました。
ここからは、冒頭で紹介しきれなかった残りの出走可能馬について解説します。
出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。
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アルテヴェローチェ
- サウジアラビアRC (G3) 2024年
アルテヴェローチェは昨年のサウジアラビアロイヤルカップの勝ち馬です。
サウジアラビアロイヤルカップの勝ち馬でしたが、その後は重賞で善戦できているものの、勝ち切れていません。
しかしながら、前走チャーチルダウンズカップは外目を選択視ながら2着に入線していますし、その前のシンザン記念もリラエンブレムには敗れましたが、それでもベストを尽くした競馬で2着と悪くありません。
長らく勝ち星から遠ざかっているので、人気を落とすかもしれませんが、サウジアラビアロイヤルカップが今回と同じ東京芝1,600mということでコース適性は問題ないですし、サウジアラビアロイヤルカップの走破時計1分33秒0も優秀です。
朝日杯FSやチャーチルダウンズカップを見る限り、ゲートは苦手としていますが、ポテンシャルは高いので、かみ合えば上位争いも狙えるだけのポテンシャルは秘めていることでしょう。
コートアリシアン
- 2歳新馬 2024年
コートアリシアンは新潟2歳ステークスやニュージーランドトロフィーで馬券に絡んだ馬です。
ニュージーランドトロフィーは課題だったゲートをうまく決め、内ラチ沿いから経済コースを立ち回りながら、最後は突き抜けて3着入りしました。
新潟2歳ステークスでは使える脚がそこまで長くありませんでしたが、その時の欠点を考慮するようにここ一番で最大限使える脚を引き出して入線しており、負けて強しの競馬ができています。
ただ、2走前のクイーンカップが長く脚を使ったものの、さらに後方から追い上げたエストゥペンダに捕らえられているように、使える脚自体はそこまで長くありません。
時計自体は優秀ですが、展開も向いていましたし、どちらかというと直線の短いコースの方が合いそうです。
新馬戦は今回と同じ東京芝1,600mで勝利していますが、さすがにドスローすぎたので少し評価しづらいですし、ここは様子を見たい1頭です。
サトノカルナバル
- 函館2歳S (G3) 2024年
サトノカルナバルは2戦2勝で重賞函館2歳ステークスを勝利しました。
勝利した函館2歳ステークスはスタートを決め手4番手くらいの位置を付け、ハイペースの中でもコーナーで早めに仕掛け、直線でも力強い脚色で勝利を手にしました。
新馬戦でも1頭弾けて勝ち切りましたが、函館2歳ステークスにおいても力強い競馬で勝ち切り、パワフルな走りを見せています。
近2戦はどちらも着外ですが、アメリカで開催されたブリーダーズカップジュベナイルターフは最内から立ち回ったものの、外差し勢に敗れ、共同通信杯は終い100mくらいで伸びを欠いて5着でした。
どちらも勝ち切れませんでしたが、ブリーダーズカップジュベナイルターフは慣れないアメリカの環境が響いた可能性はありますし、共同通信杯は残り100mくらいまでは健闘していたので、マイルまでなら対応できそうな気もします。
今回は新馬戦以来となるレーン騎手が騎乗するということで、鞍上は強化される形となりましたが、実績のないマイルでどこまでやれるのか、新馬戦や函館2歳ステークスのような走りができるようでしたら、ワンチャンスあるかしれません。
ショウナンザナドゥ
- フィリーズレビュー (G2) 2025年
デビューからすでに7戦使っているショウナンザナドゥは今年のフィリーズレビューの勝ち馬です。
フィリーズレビューは初めての芝1,400m戦でしたが、後方から上がり最速の末脚を使って優勝し、無事に収得賞金の加算ができました。
ただ、フィリーズレビューは超ハイペースで差し有利だったので展開に恵まれていたのは事実です。
前走桜花賞は直線ですでに伸びを欠いていましたが、雨の稍重も影響していました。
脚色としては時計の出る馬場のほうが合っているので、高速馬場の東京自体は悪くないでしょう。
ただし、東京における成績【0-0-1-1】が示しているように、東京コースでは思った以上に抜けた走りができていません。
コース相性が悪いのか、それとも輸送が駄目なのか、現時点では判断しがたいですが、後者であれば、陣営の努力次第で何とかできるかもしれません。
出来れば、当日のパドックや返し馬で最終的な状態をチェックしたい馬です。
チェルビアット
- 3歳未勝利 2025年
チェルビアットは前々走のフィリーズレビューで2着入線した馬です。
フィリーズレビューは14番人気の低評価でしたが、後方から直線一気の競馬だけで2着まで入線しています。
位置取りを考えたらショウナンザナドゥに引けを取らない走りで強い競馬でしたが、超ハイペースで差し有利だったので展開に恵まれていました。
前走桜花賞も最後方からの一気でしたが、雨の稍重馬場を考慮したら人気以上にやれていますし、どのような馬場でも一定以上のパフォーマンスを発揮できているのは収穫でした。
今回は初の東上戦となりますが、どのような馬場条件でも一定のパフォーマンスを残しているのは評価したいですし、直線の長い舞台で最後まで脚を引き出せるので、同じく直線が長い東京コースも合う可能性は高いです。
1カ月スパンで使われているので、蓄積疲労があってもおかしくありませんが、ハマれば台風の目になれるかもしれません。
ティラトーレ
- 2歳新馬 2024年
ティラトーレは今年のフェアリーステークスとクロッカスステークスで2着入線しました。
主な勝ち鞍こそ新馬戦のものしかありませんが、続くひいらぎ賞が1分33秒0の好時計で入線しており、続くフェアリーステークスやクロッカスステークスでも2着に入線していることから、素質の高さが伺えます。
ただ、前々走のクイーンカップはタイトに使い続けている影響や、ハイペースに近いミドルペースで先行した結果、8着に沈み、前走フローラステークスも残り400mの標識を過ぎたあたりからペースが上がらずに沈みました。
クイーンカップは連戦の疲れや展開面の不利があり、そしてフローラステークスは距離が長かった可能性は高いです。
そういう意味では東京芝1,600m自体は悪くなさそうですが、今回フローラステークスから中1週の参戦は少し酷な気もします。
素質の高い馬ですが、なかなかハードなローテーションを使われているので、よっぽど追い切りで仕上がっていない限り、ここは様子を見たいです。
トータルクラリティ
- 新潟2歳S (G3) 2024年
トータルクラリティは昨年の新潟2歳ステークスの勝ち馬です。
新潟2歳ステークスは6番人気の低評価でしたが、先行しながら早めに先頭に躍り出て、一度はコートアリシアンに交わされましたが、そこから再加速して差し返し、重賞初制覇を手にしました。
3着以下を突き放していますし、レース内容を見ても素質の高さが感じられる強い競馬でした。
ただ、気性に課題がある馬らしく、近2戦は人気以上に崩れています。
ただ、朝日杯FSは久々で馬体重も大きく増やしていたので状態面もあった可能性はありますし、前走ファルコンステークスは初めての1,400m戦で忙しかったかもしれません。
そういう意味では左回りのマイルに変わる今回はトータルクラリティにとって決して悪い舞台ではないでしょう。
気性が気になるところですが、新潟2歳ステークスが強い勝ちっぷりだったので、ベストを引き出せるようでしたら面白い存在になれるかもしれません。
パンジャタワー
- 京王杯2歳S (G2) 2024年
昨年の京王杯2歳ステークスを勝利したパンジャタワーも参戦します。
勝利した京王杯2歳ステークスは好発を切ったものの控える形で競馬を行い、最後は大外から上がり最速33秒8の末脚を使って勝利しました。
無理して先行せずに、控える形で末脚勝負に持ち運び、残り3Fでペースを押し上げ、安定したタイムを刻んでいることから理想的な形で競馬できたことでしょう。
近2戦はどちらも着外ですが、朝日杯FSは内枠&先行有利の中で外からの差しは厳しいものがありましたし、前走ファルコンステークスも4着とはいえ、勝ち馬ヤンキーバローズとは0.1秒差なので着順以上にやれています。
ただ、朝日杯FSが展開面で恵まれなかったとはいえ、上がり3F35秒0なので道中苦しくなったのかもしれません。その点ではマイルは少し長い可能性もあります。
実力のある馬ですが、距離適性を考えたらここは見送りたい1頭です。
マイネルチケット
- 2歳未勝利 2024年
キャリア5戦のマイネルチケットも参戦します。
主な勝ち鞍こそ未勝利戦のものしかありませんが、サウジアラビアロイヤルカップで3着、そして京王杯2歳ステークスで2着と、重賞路線でも結果を残しています。
特に、京王杯2歳ステークスは先行しながら最後の直線でも早めに抜け出して勝機をうかがい、最後はパンジャタワーに差されたものの、クビ差の2着でした。
3着のヤンキーバローズには1馬身半突き放しているので、負けて強しの競馬ができています。
前走のシンザン記念は最内からのロスなく立ち回りつつ、直線では馬場のやや外目より追走して4着です。
馬券には絡めませんでしたが、最後まで脚を伸ばしていましたし、3着のウォーターガーベラとの差はハナ差だったので、もしかしたら馬券内もあり得たかもしれません。
主な勝ち鞍が未勝利ということで、派手さはありませんが、近3戦はいずれも重賞で上位争いしています。
人気以上に上位争いに期待できる馬だと思うので、追い切り次第で印も考えたい1頭です。
マジックサンズ
- 札幌2歳S (G3) 2024年
マジックサンズは昨年の札幌2歳ステークスの勝ち馬です。
札幌2歳ステークスは開催最終週の重馬場で時計は相当掛かっていましたが、中団で脚を溜めながら、3~4コーナーで早めに動いてそのまま押し切りました。
このとき下したのが後に阪神JFを優勝し、桜花賞でも2着入線したアルマヴェローチェなので強敵相手に勝ち切っているのはポイントが高いです。
ただ、続くホープフルステークスは人気を裏切る16着に敗れ、しかも骨折も判明してしまいます。
幸いにも軽症だったので皐月賞に間に合いましたが、怪我明けやホープフルステークスの大敗から16番人気でした。
しかしながら、前走皐月賞は大外18番からの発走で前に付けることができず、ほとんど最後方からの競馬となりましたが、3~4コーナーで押し上げて、大外にぶん回しながら上がり最速33秒8の末脚で6着まで入線しています。
骨折明け初戦、大外、最後方、大外ぶん回しなど、ありとあらゆる不利な条件をはねのけて、6着まで伸びてきたのは立派です。
流石に勝ち馬ミュージアムマイルとの差は0.6秒ありましたが、2~3着に入線したクロワデュノールとマスカレードボールとの差は0.3秒、4~5着のジョバンニとサトノシャイニングとの差は0.2秒なので少しでも好条件があれば更なる上位争いも可能だったと思います。
今回は初めてのマイルということで忙しい可能性はありますが、皐月賞の豪脚は圧巻でしたし、高速馬場適性も証明することができました。
初めての東京コースとなりますが、長く脚を使えるようでしたら復活の勝利も見られるかもしれませんよ。
ミニトランザット
- 2歳新馬 2024年
ミニトランザットは主な勝ち鞍こそ新馬戦のものしかありませんが、これまで二つの重賞で馬券に絡みました。
今年の京成杯は出遅れて最後方からの競馬となりましたが、前2頭が競り合うようにペースを引き上げたことで差し有利の展開となり、最後の直線では外に回しながらも直線一気の競馬で3着入線しました。
勝ち馬ニシノエージェントと0.1秒差だったので出遅れさえなければ勝ち負けも狙えたでしょう。
前走チャーチルダウンズカップはスタートこそ決めましたが中団で控えるように競馬を行います。
直線に入ってからは外に進路を切り替えながら脚を伸ばし、残り100m位の位置から一気に加速して3着まで浮上しました。
勝ち馬ランスオブカオスには届きませんでしたが、瞬発力のある走りで2着のアルテヴェローチェに迫っていました。
少しギアチェンジに時間がかかるタイプだと思いますが、それでも伸び出してからの末脚は見事ですし、人気以上の走りができています。
今回は権利を獲得してこの舞台まで来ましたが、直線の長い舞台となるため、脚自体は長く活かせそうです。
ただ、きさらぎ賞が不発だったように、時計がかかるようだと厳しいです。
また、末脚に持続力があるかというと、現状何とも言い難いです。
出し切れると思いますが、他にも適性のある馬が多数いるのでここは様子を見たいところです。
ヤンキーバローズ
- ファルコンS (G3) 2025年
前走のファルコンステークスを勝利したヤンキーバローズも参戦します。
2歳時は函館2歳ステークスで4着、京王杯2歳ステークスでも3着入線していました。
重賞でも堅実に結果を残していましたが、京王杯2歳ステークスは連対したパンジャタワーとマイネルチケットとの差がありました。
今回もこの2頭が出走することを考えたら一枚劣る印象です。
前走のファルコンステークスは3枠6番の好枠を活かした完璧な立ち回りで勝利しています。
テン乗り岩田望来騎手の競馬は見事でしたが、それでも不利な大外からこちらも最大限の競馬で好走したモンドデラモーレとはクビ差の2着、また、人気のパンジャタワーには先着したものの、これもタイム差0.1秒差の4着でした。
もしもヤンキーバローズが外枠だったら結果は変わっていたかもしれませんし、枠の利が活かした勝利と言えそうです。
これまでマイルも未経験なので距離が持つかどうかも分かりませんし、突き抜けたパフォーマンスを見せているわけでもないため、ここは見送りたい1頭です。
ヴーレヴー
- エルフィンS (L) 2025年
ヴーレヴーは今年のエルフィンステークスの勝ち馬です。
エルフィンステークスは休み明けということもあって前走よりも馬体重を18キロ増加した中での参戦でしたが、果敢に先行してそのまま押し切りました。
立ち回りは器用でしたが、ペースはスローよりのミドルペースでしたし、勝ち時計1分35秒3も目立ちません。
むしろ、前走桜花賞のほうがおもしろく、雨の稍重条件下で最内1番から内目を立ち回りつつ、8着でした。
着順自体は目立ちませんが、雨の稍重の内枠は必然的に馬場の悪い内ラチ沿いを立ち回らざるを得ず、タイトな条件下でレースしています。
その中で8着はそこまで悪くないといえるでしょう。
ただ、桜花賞はヴーレヴーヴ―よりもさらに内&後ろから追い込んだマピュースには交わされていることから、ポテンシャル面ではそこまで目立たないのも事実です。
よっぽど馬場が悪化するようでしたらワンチャンスあるかもしれませんが、少なくとも超高速馬場の良馬場なら好走は厳しいでしょう。
NHKマイルカップ2025の騎手予想
NHKマイルカップ2025で買いたい騎手トップ3を公開しています。

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NHKマイルカップ2025追い切り評価
NHKマイルカップ2025追い切り評価はこちらの記事でご覧ください。

以上になります。
NHKマイルカップの予想の参考にしてみてください!