この記事では、東京競馬場 芝1600mのコースの特徴を競馬初心者向けに独自に解説しています。「これから競馬を始める!」「競馬場について知識がほとんどない……」という方に少しでもお役に立てれば嬉しいです。ぜひ予想の参考にしてみてくださいね。
東京の芝1600はここをチェック!
・枠順の有利不利は少ない
・逃げ、先行馬の成績がいい!
・迷ったらディープ!ディープインパクト産駒の成績が圧倒的
コースの特徴・攻略情報
春の東京GⅠ5連続開催の内3つ、NHKマイルカップ、ヴィクトリアマイル、安田記念などが行われるコース。
向正面の2コーナー寄りの位置からスタートし、最初のコーナーまでおよそ540メートルもの直線が続くコースとなっており、比較的枠順による有利不利の少ないコースとなっているのが特徴です。
【2019年2月までの過去10年のデータ】
・枠順別データ
最も好成績を残しているのは5枠の馬で勝率約7%、連対率約14%とトップの成績を残しておりますが、他の枠も軒並み勝率約6%、連対率約14%と枠順による判断が非常に難しいコースとなっております。
・脚質別データ
『東京の1600を逃げ切るのは至難の業』と言われた時代とは近年大きく変化し、最も好成績を収めているのは逃げ、先行馬で勝率約14%、連対率約24%となっておりますが、中団から競馬を進めた馬も勝ち鞍と連対数(頭数が多い為、勝率、連対率では劣りますが)では先行馬より上位の成績を収めている為、差し切りも決まってしまう難解なコースと言えます。
・種牡馬別データ
1番好成績を残しているのはディープインパクト産駒で勝率約14%、連対率約26%、勝ち鞍に至っては2位のキングカメハメハ産駒に倍以上の差を付ける圧倒的な成績を残しております。『迷ったらディープ産駒』はマイル戦においてはもはや鉄則と言えるでしょう。
代表馬は?|東京競馬場 芝1600mといえば!
東京芝1600メートルのG Iを過去に最も優勝したのはウオッカです。安田記念を連覇、そしてヴィクトリアマイルでは7馬身差の圧勝を飾りました。
特に2度目の安田記念では直線、ラスト100メートル付近まで前が壁と言う絶望的な状況の中から前年のダービー馬ディープスカイを差し切りました。
それらの功績を称えられ、東京競馬場にウオッカの銅像が建てられたことからも東京1600メートルにおいてはまさに代表馬に相応しいのではないでしょうか。

騎手を志し小学生の頃から本格的に乗馬を始める。騎手の道を挫折した後、育成牧場で勤め、競走馬の調教に騎乗。その経験を活かし馬券だけでは無い、馬と人が創り出す”競馬”の魅力を発信中。好きな馬はタニノギムレット、ウオッカ、ローエングリン。