【すみれステークス2023予想】おすすめしたい有力馬3頭を紹介!
すみれステークス2023のおすすめの注目馬3頭を紹介しています。
コースの特徴や競走馬の血統、追い切りや過去10年のデータから予想していきます!
すみれステークス2023の概要
すみれステークスは阪神芝2,200mで開催される3歳限定競走です。
この時期は3歳限定のオープン、重賞レースがたくさん存在しますが、すみれステークスもクラシックに向けたステップレースの位置づけがされています。
かつてはスーパークリークやフサイチコンコルド、キングカメハメハといった名馬がこの舞台を勝利し、クラシックに向かいました。
歴史をさかのぼれば名馬を輩出しているレースですが、近年は3歳限定重賞競走が増えすぎました。
京阪杯やきさらぎ賞、シンザン記念のように、重賞競走ですら出走割れを起こし始めているのです。
非重賞のすみれステークスも当然ながら出走数が足りない事態が起き、過去10年を見ても10頭以下で開催されることがほとんど。
小頭数で開催されるのがデフォルトとなっていて、今年も6頭しか出走登録されていませんでした。
そんなすみれステークスは重賞レベルでは通用しないものの、春のクラシックに向けて賞金を加算したい馬が多数参戦します。
今年も骨のあるメンバーが集まりました。
どの馬が勝利し、春のクラシックに向かうでしょうか。
すみれステークス2023の開催内容
開催日 | 2月25日(土曜) 14:25発走 |
格付け | リステッド(L) |
開催競馬場 | 阪神競馬場 阪神9R |
コース | 芝2,200m |
性齢 | 3歳 |
斤量 | 別定 |
1着賞金 | 2000万円 |
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すみれステークス2023が開催される阪神の芝2,200mの特徴
阪神の芝2,200mは内回りコースを使用します。
スタートは外回りコースの4コーナー出口付近で、阪神芝2,000mのスタート地点から200m後方です。
スタートから最初のコーナーまで速く525mと長いです。
しかし、スタートからしばらくは下り傾斜が続くので、意外と最初はペースアップしやすいです。
ただし、ゴール板から1F手前に高低差2.0m近くある急坂があるため1コーナーに差し掛かるころにはペースは落ち着きます。
1.2コーナーは3.4コーナーと比較すると小回りです。
また、1コーナーから向こう正面は平らなコースが続くため各馬は息を整えながら後半に備えます。
3.4コーナーは内回りコースを使用しますが、阪神の3.4コーナーは下手なローカルコースよりもコーナーワークは大きいです。
また、コーナーが後半に差し掛かるにつれ下り傾斜となりますし、ラスト3Fの標識も立っているので各馬はペースを引き上げながら最後の直線に入ります。
最後の直線は356mと短いです。
直線は前半こそ下り傾斜ですが、後半にはスタート直後に駆け上がった急坂が待ち受けています。
坂を上りきった先にゴール板が立っています。
阪神の芝2,200mは直線上にある急坂を2度駆け上がることから、スタミナとパワーが求められます。
また、開催前期で芝の状態がよいケースが多いのでスピードも試されます。
この時期の3歳馬は馬体が未完成な馬も多いので、素質はあっても2度の急坂のために脚が止まることも少なくありません。
そのため、早い段階で馬体が完成している馬のほうが好走することが多かったりします。
すみれステークス2023の出走馬
馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 |
1 | ショウナンバシット | 牡3 | 56.0 | 松山弘平 |
2 | アヴニールドブリエ | 牡3 | 56.0 | 団野大成 |
3 | シャザーン | 牡3 | 56.0 | 岩田望来 |
4 | セオ | 牡3 | 56.0 | 鮫島克駿 |
5 | サトノクローク | 牡3 | 56.0 | 池添謙一 |
6 | エゾダイモン | 牡3 | 56.0 | 武豊 |
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過去10年のすみれステークスのデータと傾向
馬場 | 年着順 | 馬番 | 馬名 | 着順 | 前走 | 前走着順 |
2013 | 1 | 7 | ナリタパイレーツ | 5 | ビオラ賞(500万) | 4 |
良 | 2 | 6 | ラストインパクト | 1 | きさらぎ賞(G3) | 6 |
3 | 2 | スペキュレイター | 8 | 未勝利 | 1 | |
2014 | 1 | 2 | スズカデヴィアス | 4 | 未勝利 | 1 |
良 | 2 | 4 | ワールドインパクト | 1 | 梅花賞(500万) | 2 |
3 | 6 | エイシンハドソン | 6 | 500万 | 4 | |
2015 | 1 | 5 | スピリッツミノル | 1 | 梅花賞(1勝) | 1 |
重 | 2 | 8 | ライトファンタジア | 6 | 梅花賞(1勝) | 2 |
3 | 4 | ワンダーアツレッタ | 8 | 未勝利 | 1 | |
2016 | 1 | 2 | ジョルジュサンク | 6 | 500万 | 5 |
良 | 2 | 5 | ブラックスピネル | 1 | 若駒ステークス(OP) | 3 |
3 | 6 | ロスカボス | 4 | 若駒ステークス(OP) | 6 | |
2017 | 1 | 1 | クリンチャー | 5 | 未勝利 | 1 |
良 | 2 | 2 | タガノアシュラ | 4 | きさらぎ賞(G3) | 7 |
3 | 5 | キセキ | 1 | セントポーリア賞(500万) | 5 | |
2018 | 1 | 7 | キタノコマンドール | 3 | 新馬 | 1 |
良 | 2 | 5 | ケイティクレバー | 2 | 若駒ステークス(OP) | 1 |
3 | 3 | ビッグスモーキー | 6 | 全日本2歳優駿(Jpn1) | 5 | |
2019 | 1 | 6 | サトノルークス | 2 | 500万 | 1 |
良 | 2 | 4 | アドマイヤジャスタ | 1 | ホープフルS(G1) | 2 |
3 | 1 | ショウリュウイクゾ | 4 | 若駒ステークス(OP) | 4 | |
2020 | 1 | 4 | レクセランス | 1 | 福寿草特別(500万) | 1 |
良 | 2 | 1 | アリストテレス | 2 | 若駒ステークス(L) | 2 |
3 | 6 | エカテリンブルク | 4 | 梅花賞(1勝) | 3 | |
2021 | 1 | 8 | ディープモンスター | 1 | 梅花賞(1勝) | 1 |
良 | 2 | 3 | グロリアムンディ | 2 | 若駒ステークス(L) | 3 |
3 | 6 | モンテディオ | 6 | 未勝利 | 1 | |
2022 | 1 | 4 | ポッドボレット | 5 | ゆりかもめ賞(1勝) | 2 |
良 | 2 | 1 | レヴァンシル | 2 | ゆりかもめ賞(1勝) | 1 |
3 | 7 | ヴェローナシチー | 4 | 京成杯(G3) | 3 |
【出走数】メンバーが集まりにくいレース
年度 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 |
出走数 | 6 | 8 | 7 | 9 | 10 |
年度 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 |
出走数 | 7 | 8 | 6 | 5 | 8 |
過去10年のすみれステークスの出走馬をまとめました。
すみれステークスはメンバーが集まりにくいレースで、過去10年を見てももっとも出走数が多かったのは2017年の10頭でした。
それ以外の年は一桁開催だったのです。
今年も出走登録の段階で6頭しか集まっていないので、例年通り小頭数開催になるでしょう。
【馬体重】大型馬が強い
馬体重 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
480~498キロ | 【4-4-5-13】 | 15.4% | 30.8% | 50.0% |
500~518キロ | 【2-2-3-6】 | 15.4% | 30.8% | 53.8% |
過去10年のすみれステークスの好走馬を馬体重別にまとめると、480キロ以上の馬は複勝率が50%を超えていました。
すみれステークスは大型馬の好走率が極めて高いレースといえます。
今年の出走登録馬で前走馬体重480キロを超えている馬は4頭います。
【所属】西高東低の舞台
所属 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
関東 | 【0-1-0-4】 | 0.0% | 20.0% | 20.0% |
関西 | 【10-9-10-42】 | 14.1% | 26.8% | 40.8% |
過去10年のすみれステークスの好走馬29頭が関西所属馬でした。
すみれステークスは関西で開催されるリステッド競走なので関東馬の出走がそもそも少なく、圧倒的に関西馬の出走率が高いレースです。
単勝率、連対率、複勝率はすべて関西馬のほうが高いです。
すみれステークスでは関西馬を積極的に狙うのがよいでしょう。
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過去10年のすみれステークスの人気別成績
人気 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1番人気 | 【3-4-1-2】 | 30.0% | 70.0% | 80.0% |
2番人気 | 【1-4-0-5】 | 10.0% | 50.0% | 50.0% |
3番人気 | 【1-0-0-9】 | 10.0% | 10.0% | 10.0% |
4~6番人気 | 【5-2-7-15】 | 17.2% | 24.1% | 48.3% |
7~9番人気 | 【0-0-2-14】 | 0.0% | 0.0% | 12.5% |
10番人気以下 | 【0-0-0-1】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
意外と侮れない中位人気馬
過去10年のすみれステークスの好走馬を人気別にまとめました。
1番人気の馬は【3-4-1-2】で、連対率70%、複勝率80%と高い数値です。
ところが、2番人気は連対率・複勝率ともに50%で3番人気に至っては複勝率が10%しかありません。
対称的に結果を残しているのが4~6番人気で過去10年の好走馬の14頭を占めています。
複勝率でみても48%近くに達していて高い数値ですね。
すみれステークスは小頭数開催の割に中位人気馬も台頭しています。
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過去10年のすみれステークスの枠番別成績
枠番 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1枠 | 【1-2-1-6】 | 10.0% | 30.0% | 40.0% |
2枠 | 【2-1-1-6】 | 20.0% | 30.0% | 40.0% |
3枠 | 【0-1-1-8】 | 0.0% | 10.0% | 20.0% |
4枠 | 【2-2-1-5】 | 20.0% | 40.0% | 50.0% |
5枠 | 【1-2-1-6】 | 10.0% | 30.0% | 40.0% |
6枠 | 【1-0-5-4】 | 10.0% | 10.0% | 60.0% |
7枠 | 【2-0-1-6】 | 22.2% | 22.2% | 33.3% |
8枠 | 【1-1-0-6】 | 12.5% | 25.0% | 25.0% |
枠は気にしなくてもよさそうです
過去10年のすみれステークスの好走馬を枠順別にまとめました。
単勝率が最も高いのが、7枠。
そして連対率は4枠の40%がトップで複勝率は6枠の60%が一番高かったです。
しかしながら、すみれステークスは過去10年を見ても10頭以内で開催されることがほとんどです。
また、舞台となる阪神芝2,200mはそこまで枠の有利不利がありません。
今年も6頭の小頭数でレースが行われそうなので、枠は気にしなくてもよさそうです。
過去10年のすみれステークスの前走別成績
前走 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
G3 | 【0-2-1-4】 | 0.0% | 28.6% | 42.9% |
OP(L) | 【0-4-2-3】 | 0.0% | 44.4% | 66.7% |
1勝クラス | 【7-3-3-15】 | 25.0% | 35.7% | 46.4% |
未勝利 | 【2-0-3-16】 | 9.5% | 9.5% | 23.8% |
新馬 | 【1-0-0-10】 | 9.1% | 9.1% | 9.1% |
未勝利と新馬組は好走率が落ちる
過去10年のすみれステークスの好走馬を前走別にまとめました。
勝ち馬の7頭が前走1勝クラスを使われています。
前走が重賞、オープンだった馬は勝ち馬こそいませんが、複勝率は40%を超えていました。
対称的に、前走が未勝利の馬は複勝率23%、前走新馬組は2018年のキタノコマンドールしか馬券に絡めていません。
すみれステークスは前走が未勝利もしくは新馬の馬よりも、前走クラス戦異常を使われている馬に注目したいです。
今年の出走馬で前走新馬組はいませんが、前走未勝利を使われていた馬は2頭いました。
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すみれステークス2023の注目馬3頭
すみれステークスは例年小頭数で開催されますが、今年も登録の段階でわずか6頭しかおらず、例年通り出走馬は少なくなりそうです。
今年の登録馬の中から注目したい馬を3頭紹介します。
出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。
シャザーン
シャザーンはデビュー戦こそ2着に敗れましたが、続く未勝利戦では中京芝2,000mの舞台で長い直線上を上がり最速34秒6の末脚を使って初勝利をつかみました。
このときの中京が重馬場で開催されており、時計のかかりやすい条件でしっかりと末脚を使えたのは評価したいです。
新馬戦が芝1,800m、前走の未勝利戦が芝2,000m。
そして今回は芝2,200mが舞台と1Fずつ距離を伸ばしていますが、前走がタフな馬場でやれているので距離はそこまで問題ないでしょう。
また、血統的には母がエリザベス女王杯の勝ち馬クイーンズリングという点にも注目したいです。
クイーンズリングはエリザベス女王杯以外にも非根幹距離(400で割れない距離)の有馬記念で2着に入選している非根幹距離巧者です。
すみれステークスも非根幹距離に当たるので、血統的にはまるかもしれませんよ。
アヴニールドブリエ
関東から参戦するアヴニールドブリエはこれまで3戦すべて芝2,000mの舞台でレースを行いました。
札幌、東京、中山と求められる条件が全く違う舞台ですべて馬券内に絡んでいる安定感は魅力的です。
とくに前走中山の1勝クラスでは向こう正面から積極的にまくりを開始して完勝しました。
これまでのレースぶりを見てみると、良馬場で勝ち星を手にしているため開幕前半の阪神とも合いそうです。
データと相性の悪い関東馬ですが、これまでの戦績だけ見たら上位人気するでしょう。
できれば時計の出やすい良馬場でレースを行いたいです。
ショウナンバシット
セレクトセールにおいて2億8,600万円で落札された高額馬のショウナンバシットはデビュー戦からコンスタントに馬券に絡み続けています。
阪神はすでに2戦使われて【1-0-1-0】と舞台適性は合いそうですね。
また、今年の出走馬で芝2,200mを走ったことがあるのはショウナンバシットを除くとエゾダイモンとサトノクロークがいますが、その中で唯一馬券に絡んでいるのがショウナンバシットです。
同距離で結果を残している点は高く評価したいです。
阪神の芝2,200mは初めてですが、過去の戦績を見る限り適性はありそうですし、上位争いできる可能性も高いと思います。
すみれステークス2023予想の最終買い目
すみれステークス予想(晴れ良馬場想定)
すみれステークスが開催される阪神競馬場は前日の金曜日に雨が降った影響もあり、金曜日の段階では稍重でした。
もっとも、土曜日の阪神は最高気温こそ9度ですが終日晴れなので馬場の回復は十分見込めます。
馬場状態に関しては、開催3周目で内ラチ沿いも部分的な痛みこそありますが全体的には良好です。
うましるでは晴れの良馬場を想定しながらすみれステークスを予想します。
◎本命 1 ショウナンバシット
父 | シルバーステート |
母 | ギエム |
母父 | Medaglia d’Oro |
主な勝ち鞍 | 3歳1勝クラス 2023年 |
前走 | 3歳1勝クラス 1着 |
本命はショウナンバシットにします。
前走の1勝クラスの内容を見ても分かるように、芝2,200mですでに勝ち星を手にしているのはショウナンバシットの長所です。
ここは小頭数ですが、コースロスなく立ち回れる内枠を引けたのもよいでしょう。
極端な高速馬場は未知数ですが、金曜日の雨を見る限り、超高速馬場にはなりづらいでしょう。
近2戦の内容を見ても、ここはそこまで強敵はいないですし、よっぽど調子を落としていない限りは勝ち負けも十分可能です。
〇対抗 2 アヴニールドブリエ
父 | エピファネイア |
母 | レーヌドブリエ |
母父 | ゼンノロブロイ |
主な勝ち鞍 | 3歳1勝クラス 2023年 |
前走 | 3歳1勝クラス 1着 |
対抗はアヴニールドブリエにしました。
デビューから3戦すべて馬券に絡んでいる安定感がこの馬の魅力ですね。
特に、近2戦は東京と中山といった求められる要素が真逆の舞台で連勝しているのも高く評価できます。
関東馬の勝利はここ10年ありませんが、今年のメンバーを見る限りはデータと相性の良くない関東馬のアヴニールドブリエでも十分上位争いできそうです。
テンの団野騎手がどこまでアヴニールドブリエの能力を引き出せるかがポイントとなりそうです。
▲単穴 3 シャザーン
父 | ロードカナロア |
母 | クイーンズリング |
母父 | マンハッタンカフェ |
主な勝ち鞍 | 3歳未勝利 2023年 |
前走 | 3歳未勝利 1着 |
単穴はシャザーンにします。
血統的には母親が非根幹距離巧者のクイーンズリングです。
シャザーン自身も新馬戦(新潟芝1,800m)で勝ち馬とタイム差なしの2着と、非根幹距離で対応できています。
また、前走の未勝利戦は+12キロの馬体重になりながらも力強い先行競馬で2着馬を2馬身半差突き放して勝利しました。
この未勝利戦が中京の重馬場というタフな舞台で圧勝していることから、もっと距離を伸ばしても対応できる気がします。
今年のすみれステークスは小頭数ゆえなかなか買い目を広げづらいです。
うましるではこの3頭を中心にした馬券で買い目を公開します。
単勝
1 ショウナンバシット
馬連流し
軸馬:1
相手:2、3
三連複
1-2-3
以上になります。
すみれステークスの予想の参考にしてみてください!