
【菊花賞2025予想】本命におすすめしたい3頭+人気落ちで狙いたい穴馬2頭はこちら!

菊花賞2025のおすすめの有力馬3頭、穴馬2頭を紹介しています。
過去10年のデータ分析と傾向、コースの特徴や競走馬の血統、追い切りから予想していきます!
枠順確定後に菊花賞2025予想の最終買い目を発表します!
菊花賞2025の予想ポイント
- 重賞馬がこのレースで勝ち切りやすい
- 上がり勝負になりやすく、末脚に定評がある馬に注目したい
- 近年は1人気より2~4人気馬の好走が目立つ
- 人気落ちを評価する際は芝2,200mで勝利実績がある馬に注目したい
- 2枠の好走率がもっとも高く、1枠【0-0-0-20】は全滅
- 馬券の中心は前走神戸新聞杯&セントライト記念組
菊花賞2025予想の最終買い目
枠順確定後、レース前日までに菊花賞2025予想の最終買い目を発表します。
菊花賞2025の有力馬3頭
今年最後のクラシックレースである菊花賞が今週末に開催されます。
もっとも強い馬が勝つといわれるレースで最後の一冠を手にするのはどの馬でしょうか?!
今年の出走登録馬の中から実績上位の有力馬を3頭紹介します。
出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。
エリキング
- 神戸新聞杯 (G2) 2025年
- ラジオNIKKEI賞 (G3) 2024年
前走の神戸新聞杯で始動戦を制したエリキングが人気を集めそうです。
2歳のころは無傷の3連勝で京都2歳ステークスを勝利しましたが、その後骨折が判明し、12月のG1の出走は叶いませんでした。
幸い早期に復帰しましたが、始動戦の皐月賞は怪我明けも影響したのか11着でしたが、この馬らしい末脚は発揮していました。
続く日本ダービーは一回使って良化したのか、馬場の外から大外一気で5着に浮上し、素質の高さを発揮しています。
前走の神戸新聞杯はスタートを決めたものの大外10番からの発走で中団となりました。
逃げたボンドロアが超スローに落としましたが、4コーナー辺りで大外から仕掛け、最後は上がり32秒3の末脚で先に抜け出したショウヘイを捉えて優勝しています。
スローからの決め手勝負でしたが、日本ダービーで見せた末脚は健在でしたし、エリキングらしい走りを再確認できました。
今回は最後の一冠を狙いますが、末脚に定評がある馬なのでペースが落ち着き、終いを活かせるようでしたらチャンスはありそうです。
川田騎手は菊花賞と相性が良くありませんが、エリキングはこの距離でも対応できそうなので、自慢の末脚を淀の舞台で引き出してほしいです。
エネルジコ
- 青葉賞 (G2) 2025年
今年の青葉賞を勝利し、前走の新潟記念でも古馬相手に強い2着入線したエネルジコも菊花賞に出走します。
新馬戦とセントポーリア賞はスローからの上がり勝負で勝利し、青葉賞は開幕とはいえ直前の雨の影響でいつもの超高速馬場ではない中、後方2番手から脚を溜め、直線で外目に持ち出して終いの脚を活かして勝利しています。
タフ馬場適性は未知数でしたし芝2,000m以上の舞台もこの時点で未経験でしたが、上がり最速の末脚でのちに条件戦を強い競馬で勝利したゲルチュタールやレッドバンデ、アマヒキに勝ち切れたのは評価したいです。
前走の新潟記念は初めての古馬混合重賞でした。
道中出負けして後ろからの競馬となりましたが、向こう正面の時点で早めに押し上げて3コーナーの時点で4~5番手の位置を付け、直線では外に持ち出しながら脚を伸ばして最後はシランケドと差のない2着でした。
出負けしながらも早めに前を付けつつ、最後まで脚を引き出していましたし、今年の新潟記念は勝ち馬シランケドだけではなく、ブレイディヴェーグやコスモフリーゲン、のちに京都大賞典を制したディープモンスターなどG2を彷彿させるほどの好メンバー相手に善戦できたのは良いでしょう。
早めに動きながら最後まで脚を活かせていることから、スタミナもありそうですし菊花賞の舞台と合いそうです。
また、前走に引き続きコンビを組むルメール騎手は過去10年の菊花賞で【4-2-1-2】と相性が非常にいいのも良いでしょう。
馬も騎手も好走に期待できそうなので、枠や状態にもよりますが現状重い印を考えています。
ショウヘイ
- 京都新聞杯 (G2) 2025年
今年の京都新聞杯を勝利し、日本ダービーでも3着入線したショウヘイも参戦します。
先行競馬を得意としている馬で、京都新聞杯は稍重でタフな条件でしたが2番手の位置を付けながら、終い4Fあたりで動いてそのまま押し切り、スタミナの高さを証明しています。
続く日本ダービーはデータと相性のいい内枠を引けたのも大きいですが、ロスなく3番手位の位置を付け、直線でも馬場の良い外目からしぶとく脚を伸ばして3着入りしています。
京都新聞杯のころからスタミナの高さは証明していましたが、世代最強馬を決めるダービーにおいても得意の競馬で好走しているように、距離の長い舞台であれば強敵相手にもかけず劣らずの競馬ができていました。
前走の神戸新聞杯はエリキングに差されましたが、安定したゲートで3番手の位置を付けつつ、最後も残り1Fで伸びての2着は悪くないです。
叩きの一戦としては悪くないですし、京都新聞杯のレース内容を見てもスタミナは豊富なので、芝3,000mも対応できるのではないでしょうか。
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菊花賞2025の穴馬2頭
菊花賞は6番人気以下の馬も相手に絡むことが多いため、穴馬探しも面白いです。
今年の出走登録馬の中から配当妙味に期待できそうな穴馬を2頭紹介します。
出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。
アマヒキ
- 阿賀野川特別 (2勝クラス) 2025年
三冠牝馬アパパネの仔であるアマヒキが穴馬として面白そうです。
春の段階では条件戦こそ結果を残していたものの、収得賞金が足りずにクラシックの出走は叶いませんでした。
ところが、前走新潟で開催された阿賀野川特別は久々のレースで馬体重を12キロ増やしていましたが、道中中団よりも後ろの位置で仕掛けどころを伺い、残り600mあたりから外目より脚を伸ばし、直線では大外からじりじり脚を伸ばして勝利しました。
メンバー唯一の3歳馬ということで他の馬より3キロ軽い条件でしたが、最後の直線ではアマヒキらしい末脚を活かして勝ち切り、無事に収得賞金を加算しています。
今回は菊花賞への出走が叶いましたが、ポポカテペトルやユーキャンスマイルの例を見ても分かるように、前走阿賀野川特別組は【0-0-2-0】と相性がいいです。
この2頭はどちらも10番人気以下でしたが好走しているように、データ面でワンチャンスあるでしょう。
現時点ではアマヒキもそこまで人気しないと思うので、穴馬候補として面白そうです。
マイユニバース
- 九十九里特別 (2勝クラス) 2025年
前走の九十九里特別で圧巻の大逃げを決めたマイユニバースも面白そうです。
もともと先行や差しなど、脚質自在の馬でしたが、前走の九十九里特別は最内からスタートを決めると早めに押し上げて大逃げを打ち、2週目の向こう正面入りの段階では2番手以降に20馬身近く差を付けて独走していました。
2週目の3コーナー、残り600mあたりで後続が詰め寄りましたが、直線に入ると再び後続を突き放して2着馬に7馬身差の圧勝でした。
横山典弘騎手らしい緩急をつけた走りで後続を欺き、非常に強い勝ちっぷりが印象深いです。
今回は収得賞金を加算し、無事に菊花賞に向かいます。
今回は武豊騎手がテン乗り騎乗しますが、武豊騎手は過去10年の菊花賞で【1-0-3-5】、昨年のアドマイヤテラや2018年のユーキャンスマイルのように穴馬でも上位に持ってきています。
前走内容を見ると横山典弘のほうが良さそうですが、武豊騎手も菊花賞と相性がいいですし、名手の走りでどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか楽しみです。
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ここからは菊花賞の過去10年の傾向やデータ分析を見ていきましょう!
菊花賞2025の概要
菊花賞は10月下旬に京都競馬場で開催される3歳馬限定の長距離G1です。
イギリスの長距離レース【セントレジャー】を模範している本競走の最大の特徴は、芝3,000mのコース設計にあるでしょう。
出走するすべての馬には芝3,000mを走破するだけのスタミナが求められますが、そもそも、中央競馬で開催される芝3,000m以上のレースは数えるほどしかなく、この時期の3歳馬が出走できる3,000m以上のレースはありません。
3歳馬にとっては全く経験したことがない距離を走ることになるため非常に過酷で、これは競走馬だけではなく、騎手や管理する調教師にとっても難題です。
実績のある馬でも、芝3,000mの距離を克服できなければ崩れることも珍しくないため、陣営の中には菊花賞を回避し、翌週芝2,000mで開催される天皇賞(秋)を選択するケースもしばしば見受けられます。
今年も、皐月賞や日本ダービーで好走したミュージアムマイルやマスカレードボールが距離不安を考慮して菊花賞を回避し、天皇賞(秋)を選択しました。
ダービー馬のクロワデュノールは凱旋門遠征したため菊花賞には間に合わないことから、今年は例年よりも寂しいメンバー構成となりました。
それでも、ステップレースの神戸新聞杯で馬券に絡んだ3頭は引き続き参戦しますし、同じくステップレースのセントライト記念からは勝ち馬ミュージアムマイルこそ不在ですが、2~3着に入線したヤマニンブークリエとレッドバンデは参戦します。
別路組からも新潟記念で古馬相手に善戦したエネルジコや条件戦を勝ち上がったゲルチュタールやアマヒキなどが参戦し、例年通り春のクラシック組と夏の上がり馬の激突が見られそうです。
京都競馬場で開催される最後のクラシックレース。
最後の一冠を制するのは果たしてどの馬でしょうか?!
うましるでは阪神競馬で開催された2021~2022年度も含めた過去10年の菊花賞のデータをまとめています。
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菊花賞2025の開催内容
開催日 | 10月26日(土曜) 15:40発走 |
開催競馬場 | 京都競馬場 11R |
格付け | G1 |
コース | 芝3,000m |
性齢 | 3歳 |
斤量 | 馬齢 |
1着賞金 | 2億円 |

菊花賞2025が開催される京都の芝3,000mの特徴

京都芝3,000mで開催された2015~2020年と2023・2024年の菊花賞のタイム | |
(過去8年) | 平均タイム3:08.3 |
レコードタイム | 3:01.0 (2014年 トーホウジャッカル) |
阪神芝3,000mで開催された2021~2022年の菊花賞のタイム | |
(過去2年) | 平均タイム3:05.5 |
レコードタイム | 3:02.4 (2022年 アスクビクターモア) |
京都の芝3,000mのスタート地点は向こう正面真ん中あたりで、スタートから最初のコーナーまでは約250mです。
3コーナーにある頂上目指して各馬は上り坂を駆け上がりますが、最初のコーナーまでが短いためできるだけラチ沿いを確保したいです。
3コーナーに坂のてっぺんがあり、そこからスタンドに向けて下り傾斜となりますが、京都の芝3,000mは京都競馬場を1周半回るコースなので各馬はペースを抑えながらスタンド前を通過します。
レースが動き出すのは2周目の向こう正面あたり、ちょうどスタートゲートがあったあたりです。
この時点で残りの距離は1,200mほどですが、この辺り隊列問わず早めに動く馬もちらほら現れます。
そのため、上り傾斜ながらも徐々にペースアップしやすいです。
そして3コーナーの坂のてっぺんを過ぎると再び急な下り傾斜になります。
この辺りに来るとほぼすべての馬が下りの慣性を活かしてラストスパートを仕掛け、そのまま本線に入ります。
最後の直線は約404mでほとんど平らなのでスピードを存分に活かすことができますよ。
京都の芝3,000mは伝統ある長距離コースです。
当然のことながら、スタミナが問われやすいレースとなっており、生半可な体力じゃ通用しません。
そのため、スタミナに長けた馬が有利といいたいところですが…。
近年は中距離馬が勝てるよう戦略を立てる陣営も増えてきました。
例えば、2018年の菊花賞は超がつくほどのスロー展開からのヨーイドンの競馬でスタミナよりも瞬発力に長けた馬が好走しています。
当日の馬場やペースを握る馬によって、スタミナが求められるか、それともスピードが求められるか変わるため、枠順なども吟味したうえで展開を予想するのが大事です。
また、長距離レースは騎手の力量も重要で、いかにペース配分をコントロールできるかが勝つためのポイントとなります。
そのため、長距離で結果を残している騎手にも注目したいです。

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菊花賞2025の出走馬
馬名 | 性齢 | 斤量 | 想定騎手 |
アマキヒ | 牡3 | 57.0 | 戸崎圭太 |
アロンディ | 牡3 | 57.0 | 団野大成 |
エキサイトバイオ | 牡3 | 57.0 | 荻野極 |
エコロディノス | 牡3 | 57.0 | 池添謙一 |
エネルジコ | 牡3 | 57.0 | Cルメール |
エリキング | 牡3 | 57.0 | 川田将雅 |
キングスコール | 牡3 | 57.0 | 菱田裕二 |
ゲルチュタール | 牡3 | 57.0 | 坂井瑠星 |
コーチェラバレー | 牡3 | 57.0 | 西村淳也 |
ショウヘイ | 牡3 | 57.0 | 岩田望来 |
ジーティーアダマン | 牡3 | 57.0 | 北村友一 |
ジョバンニ | 牡3 | 57.0 | 松山弘平 |
マイユニバース | 牡3 | 57.0 | 武豊 |
ミラージュナイト | 牡3 | 57.0 | 藤岡佑介 |
ヤマニンブークリエ | 牡3 | 57.0 | 横山典弘 |
ラーシャローム | 牡3 | 57.0 | 岩田康成 |
ライトトラック | 牡3 | 57.0 | 和田竜二 |
レイヤードレッド | 牡3 | 57.0 | 嶋田純次 |
レクスノヴァス | 牡3 | 57.0 | 横山和生 |
レッドバンデ | 牡3 | 57.0 | 佐々木大輔 |
菊花賞の過去10年のデータと傾向
馬場 | 年着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走着順 |
2024 良 | 1 | 13 | アーバンシック | 2 | セントライト記念(G2) | 1 |
2 | 16 | ヘデントール | 4 | 日本海ステークス(3勝) | 1 | |
3 | 17 | アドマイヤテラ | 7 | 茶臼山高原特別(2勝) | 1 | |
2023 良 | 1 | 17 | ドゥレッツァ | 4 | 日本海ステークス(3勝) | 1 |
2 | 7 | タスティエーラ | 2 | 日本ダービー(G1) | 1 | |
3 | 14 | ソールオリエンス | 1 | セントライト記念(G2) | 2 | |
2022 良 | 1 | 14 | アスクビクターモア | 2 | セントライト記念(G2) | 2 |
2 | 4 | ボルトグフージュ | 7 | 神戸新聞杯(G2) | 3 | |
3 | 17 | ジャスティンパレス | 4 | 神戸新聞杯(G2) | 1 | |
2021 良 | 1 | 3 | タイトルホルダー | 4 | セントライト記念(G2) | 13 |
2 | 18 | オーソクレース | 3 | セントライト記念(G2) | 3 | |
3 | 11 | ディヴァインラヴ | 6 | 木曽川特別(2勝) | 1 | |
2020 良 | 1 | 3 | コントレイル | 1 | 神戸新聞杯(G2) | 1 |
2 | 9 | アリストテレス | 4 | 小牧特別(2勝) | 1 | |
3 | 10 | サトノフラッグ | 5 | セントライト記念(G2) | 2 | |
2019 良 | 1 | 5 | ワールドプレミア | 3 | 神戸新聞杯(G2) | 3 |
2 | 14 | サトノルークス | 8 | セントライト記念(G2) | 2 | |
3 | 13 | ヴェロックス | 1 | 神戸新聞杯(G2) | 2 | |
2018 良 | 1 | 12 | フィエールマン | 7 | ラジオNIKKEI賞(G3) | 2 |
2 | 9 | エタリオウ | 2 | 神戸新聞杯(G2) | 2 | |
3 | 7 | ユーキャンスマイル | 10 | 阿賀野川特別(1,000万) | 1 | |
2017 不良 | 1 | 13 | キセキ | 1 | 神戸新聞杯(G2) | 2 |
2 | 4 | クリンチャー | 10 | セントライト記念(G2) | 9 | |
3 | 14 | ポポカテペトル | 13 | 阿賀野川特別(1,000万) | 1 | |
2016 良 | 1 | 3 | サトノダイヤモンド | 1 | 神戸新聞杯(G2) | 1 |
2 | 11 | レインボーライン | 9 | 札幌記念(G2) | 3 | |
3 | 13 | エアスピネル | 6 | 神戸新聞杯(G2) | 5 | |
2015 良 | 1 | 4 | キタサンブラック | 5 | セントライト記念(G2) | 1 |
2 | 11 | リアルスティール | 2 | 神戸新聞杯(G2) | 2 | |
3 | 17 | リアファル | 1 | 神戸新聞杯(G2) | 1 |
【重賞実績】重賞勝ち馬が7勝している
年度 | 勝ち馬 | 主な重賞勝ち鞍 |
2024 | アーバンシック | セントライト記念 |
2023 | ドゥレッツァ | 出走無し |
2022 | アスクビクターモア | 弥生賞ディープインパクト記念 |
2021 | タイトルホルダー | 弥生賞ディープインパクト記念 |
2020 | コントレイル | 日本ダービー |
2019 | ワールドプレミア | なし |
2018 | フィエールマン | ラジオNIKKEI賞 |
2017 | キセキ | なし |
2016 | サトノダイヤモンド | 神戸新聞杯 |
2015 | キタサンブラック | セントライト記念 |
過去10年の菊花賞の勝ち馬7頭が重賞馬でした。
菊花賞は最後の一冠を争うレースですが、「もっとも強い馬が勝つ」という格言があるように、これまでに重賞の舞台で強敵相手に勝ち切っている馬が優勝するケースが目立ちます。
馬券予想の際は重賞勝ち鞍の有無にも注目したいです。
今年の出走登録馬の中で重賞馬は4頭いました。(かっこは主な重賞勝ち鞍)
【上がり】決め手が問われやすい
上がり3F | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1位 | 【5-4-1-6】 | 31.3% | 56.3% | 62.5% |
2位 | 【1-3-2-3】 | 11.1% | 44.4% | 66.7% |
3位 | 【2-1-2-6】 | 18.2% | 27.3% | 45.5% |
4~5位 | 【1-2-3-11】 | 5.9% | 17.6% | 35.3% |
6位以下 | 【1-0-2-123】 | 0.8% | 0.8% | 2.4% |
過去10年の菊花賞の好走馬の上がりを見てみると、馬券に絡んだ16頭が上がり1~2位の末脚で好走していました。
もう少し内訳を見てみると、上がり最速馬は勝率30%、連対率50%、複勝率は60%を超えています。
上がり2位の馬は1頭しか勝利がありませんが、相手候補としては有力で、複勝率は67%と高水準です。
菊花賞というと距離が長い舞台なのでスタミナ勝負になりやすいように見えますが、フィエールマンが勝利した年のようにスローからの決め手勝負になるケースも見られます。
近年は高速馬場の影響もあって上がりが問われやすいことから、末脚に定評がある馬に注目したいです。
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菊花賞の過去10年の人気別成績
人気 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1番人気 | 【3-0-3-4】 | 30.0% | 30.0% | 60.0% |
2番人気 | 【2-3-0-5】 | 20.0% | 50.0% | 50.0% |
3番人気 | 【1-1-0-8】 | 10.0% | 20.0% | 20.0% |
4番人気 | 【2-2-1-5】 | 20.0% | 40.0% | 50.0% |
5番人気 | 【1-0-1-8】 | 10.0% | 10.0% | 20.0% |
6~9番人気 | 【1-3-3-33】 | 2.5% | 10.0% | 17.5% |
10番人気以下 | 【0-1-2-86】 | 0.0% | 1.1% | 3.4% |
1番人気は数字以上に苦戦気味
過去10年の菊花賞で1番人気は【3-0-3-4】でした。
勝率30%、複勝率60%は悪くありません。
ただ、好走の多くはコントレイルが制した2020年以前に集中しており、2021年以降の4開催に限れば【0-0-1-3】で馬券に絡んだのは2023年のソールオリエンスだけでした。
着外の3頭は馬券内どころか掲示板からも漏れているので、近年の1番人気は数値以上に苦戦が強いられています。
1番人気より勢いがある2~4番人気
過去10年の菊花賞で2番人気は【2-3-0-5】でした。
勝率20%、複勝率は50%なので1番人気よりも数値は低いです。
ただ、直近3開催に限れば2番人気はすべて連対していました。
1番人気の着外が近年目立っていることを考えると、1番人気期よりも2番人気の方が勢いはあります。
さらに、4番人気は過去10年で【2-2-1-5】、勝率や複勝率は2番人気と同じですが、好走した5頭は全て直近5開催のものでした。
4番人気は2番人気以上に勢いがあるので、該当馬は抑えてみても良さそうです。
人気落ちの馬は芝2,200mの勝利実績がある馬に注目したい
年度 | 着順 | 馬名 | 芝2,200m実績 |
2024 | 3 | アドマイヤテラ | 【1-0-0-1】 |
2022 | 2 | ボルドグフーシュ | 【1-0-2-0】 |
2021 | 3 | ディヴァインラヴ | 【1-0-0-1】 |
2019 | 2 | サトノルークス | 【1-1-0-0】 |
2018 | 1 | フィエールマン | 【0-0-0-0】 |
3 | ユーキャンスマイル | 【2-0-0-1】 | |
2017 | 2 | クリンチャー | 【1-0-0-1】 |
3 | ポポカテペトル | 【1-0-0-1】 | |
2016 | 2 | レインボーライン | 【0-0-0-0】 |
3 | エアスピネル | 【0-0-0-0】 |
過去10年の菊花賞で6番人気以下の馬の通算成績は【1-4-5-119】でした。
複勝率8%弱と決して高い数値ではありませんが、これまで10頭が馬券に絡んでいました。
好走した10頭の傾向を見てみると、馬券に絡んだ7頭がこれまでに芝2,200mのレースで勝利実績がありました。
残りの3頭は芝2,200mの出走自体がなかったので、人気落ちを評価する際は芝2,200mの実績に注目したいです。
今年の出走登録馬の中で芝2,200mの勝ち鞍がある馬は7頭いました。
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菊花賞の過去10年の枠番別成績
枠番 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1枠 | 【0-0-0-20】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
2枠 | 【4-2-0-14】 | 20.0% | 30.0% | 30.0% |
3枠 | 【1-0-0-19】 | 5.0% | 5.0% | 5.0% |
4枠 | 【0-1-1-18】 | 0.0% | 5.0% | 10.0% |
5枠 | 【0-2-1-17】 | 0.0% | 10.0% | 15.0% |
6枠 | 【1-2-1-16】 | 5.0% | 15.0% | 20.0% |
7枠 | 【3-1-4-21】 | 10.3% | 13.8% | 27.6% |
8枠 | 【1-2-3-24】 | 3.3% | 10.0% | 20.0% |
2枠が当たり枠
過去10年の菊花賞の好走馬を枠順別に見てみると、もっとも好走率が高かったのは2枠でした。
2枠はこれまでに4頭の勝ち馬が出ており、勝率・連対率・複勝率も全枠順でもっとも高いです。
菊花賞における2枠は当たり枠といえるでしょう。
1枠は大苦戦
過去10年の菊花賞で1枠からはこれまで20頭が出走しましたが、全頭着外に沈んでいました。
そこまで人気の高い馬が枠に入ることはありませんでしたが、それでもガイアフォースやニシノデイジー、カフジプリンスにサトノラーゼンといった上位人気馬も1枠から発走していたものの、すべて着外に沈んでいます。
隣の2枠の好走が目立っている反面、1枠は全頭着外に沈んでいるので、菊花賞における1枠は死に枠です。
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菊花賞の過去10年の前走レース別成績
前走レース | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
神戸新聞杯(G2) | 【4-3-4-52】 | 6.3% | 11.1% | 17.5% |
セントライト記念(G2) | 【4-3-2-35】 | 9.1% | 15.9% | 20.5% |
ラジオNIKKEI賞(G3) | 【1-0-0-2】 | 33.3% | 33.3% | 33.3% |
新潟記念(G3) | 【0-0-0-4】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
3勝クラス | 【1-1-0-6】 | 12.5% | 25.0% | 25.0% |
2勝クラス | 【0-1-4-35】 | 0.0% | 2.5% | 12.5% |
1勝クラス | 【0-0-0-5】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
馬券の大半を前走トライアル組が占める
過去10年の上位勢を見てみると、毎年1頭以上前走トライアル組(神戸新聞杯&セントライト記念組)が馬券に絡んでいました。
近年は外厩の整備に伴い、トライアルレースの役割が以前より薄らいでいますが、菊花賞においてはトライアル競走から挑む馬が活躍傾向にあるため、該当馬は評価したいです。
なお、神戸新聞杯組とセントライト記念組の好走の割合を見てみると、前者が11頭、後者が9頭馬券に絡んでいます。
好走数だけ見たら神戸新聞杯組が優秀ですが、好走率はセントライト記念組が勝っていました。
菊花賞はもともと神戸新聞杯組が圧倒していましたが、近2開催で神戸新聞杯組はすべて着外に敗れていることから、今年は好走率が逆転していました。
それでも、どちらも極端に大きな差はないのでトライアル組であればどちらも評価する価値はあるでしょう。
今年の出走登録馬の中で前走が神戸新聞杯だった馬は4頭、セントライト記念だった馬は3頭いました。(かっこは前走着順)
前走G3組の好走は乏しい
過去10年の菊花賞で前走がG3だった馬の通算成績は【1-0-0-9】でした。
内訳を見てみると、前走ラジオNIKKEI賞は【1-0-0-2】、新潟記念組は【0-0-0-4】でした。
菊花賞は神戸新聞杯もしくはセントライト記念から挑む馬が中心なので、前走G3組は数が多くありません。
その中でも好走しているのはラジオNIKKEI賞をステップに挑んだ2018年のフィエールマンでした。
今年はエキサイトバイオが前走ラジオNIKKEI賞から、エネルジコが前走新潟記念でしたが、フィエールマンの例を評価するならエキサイトバイオは評価できそうです。
エネルジコは過去のデータを見る限り、相性の悪い前走新潟記念組と言わざるを得ません。
クラス戦から挑む馬は全て前走芝2,200mのレースを勝利している
過去10年の菊花賞で前走クラス戦だった馬の通算成績は【1-2-4-46】です。
7頭が馬券に絡んでいますが、好走した7頭はいずれも前走が2~3勝クラスの芝2,200mで勝利していました。
それ以外の距離はすべて全滅しており、菊花賞と距離が近い芝2,500m組は5頭全滅、芝2,600mから挑んだ馬も【0-0-0-9】で総崩れでした。
前走芝2,200m組も2着以下はすべて着外に沈んでいるので、クラス戦組を評価する際は血距離と着順に注目したいです。
今年の出走登録馬の中で、前走が2~3勝クラスの芝2,200mで勝利している馬は2頭いました。
菊花賞の過去10年の前走着順別成績
前走着順 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1着 | 【5-3-6-49】 | 7.9% | 12.7% | 22.2% |
2着 | 【3-3-3-14】 | 13.0% | 26.1% | 39.1% |
3着 | 【1-3-0-16】 | 5.0% | 20.0% | 20.0% |
4着以下 | 【1-1-1-70】 | 1.4% | 2.7% | 4.1% |
前走着外組の好走率は乏しい
過去10年の菊花賞で前走4着以下の馬の通算成績は【1-1-1-70】でした。
これまで73頭が出走していましたが馬券に絡んだ馬は3頭しかおらず、複勝率4%と低水準です。
菊花賞は未知なる芝3,000mが舞台のレースですが、前走4着以下の好走率は非常に低いため、前走着順を見ながら取捨選択するのも良いでしょう。
今年の出走登録馬の中で前走4着以下だった馬は3頭いました。
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以上になります。
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