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【秋華賞2025追い切り評価/全頭診断】穴馬候補の〝アノ馬〟に最高評価「S」

秋華賞2025追い切り評価記事のアイキャッチ画像

秋華賞2025追い切り評価/全頭診断になります。
当記事では秋華賞の追い切り映像や調教タイムから評価、コメントしています。

10月16日の馬場状態

美浦
この日の美浦ウッドは稍重でした。
一番時計はキングズブレスが記録した6F78秒0です。時計は出ています。

栗東
この日の栗東は坂路、ウッドともに重馬場でした。
坂路の1番時計はクールブロンが記録した4F50秒3です。重馬場表記の通りそこまで目立って時計は出ていません。ウッドの1番時計はシュネーグロッケンとデルマグレムリンが記録した6F80秒0です。ここ数週間の中では時計は控えめでした。

目次(読みたい項目をタップ)

秋華賞2025追い切り評価/全頭診断コメント

秋華賞2025の出走馬全頭の追い切り評価や調教タイムをまとめましたで予想の参考にお役立てください。

評価は上からS→A→B→C→D→E(測定不能)の6段階になります。

(調教欄の〇数字はスタートからゴールまでのハロンを表しています。)

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インヴォーグ

インヴォーグ 10月16日(木) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(稍重)  56.040.312.3馬なり
前走最終栗東坂路(良)  54.539.412.0馬なり

1/4の抽選を突破したインヴォーグは16日の木曜日に栗東坂路で単走を行いました。

小沢騎手が追い切りに騎乗(レースでは団野騎手が騎乗)し、馬なりで4F56秒0-上がり1F12秒3の時計で登坂しています。

1週前の9日は栗東ウッドでヤエギリ(牝3、1勝クラス)と併せています。

ここでは今回騎乗する団野騎手が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中から僚馬を2馬身追走する形で一杯に追い、6F80秒7-上がり1F10秒9の時計で僚馬に1馬身先着しています。
※僚馬(りょうば):同じ厩舎に所属する馬のこと

僚馬の内側からの追い切りでしたが、間隔を詰めていることもあって身体は引き締まっています。

直線に入ってからは外の僚馬を気にする場面もありましたが、一杯に追ったこともあってじりじり脚を伸ばし、最後は1馬身差先着しています。

全体時計80秒7も終い時計10秒9も優秀で、しっかり追って実力を引き出せたのではないでしょうか。

強く追ったことで最終追い切りまでのさらなる良化に期待したいです。

最終追い切りは坂路で軽めの単走でした。

馬なりということもあって1週前と比較するとそこまで力強さはありませんし、多少横を見る場面もありましたが、脚取りは軽かったですし、リズムよく登坂しており、動きは問題ないでしょう。

身体も仕上がっていますし、良化の気配も感じられました。

いい状態でレースに挑めそうです。

ヴーレヴー

ヴーレヴー 10月16日(木) 評価C
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(稍重)83.567.152.437.911.8末強め
1週前栗東CW(良)80.664.850.636.511.6末強め
前走最終栗東坂路(良)  53.738.812.0馬なり

ヴーレヴーは16日の木曜日に栗東ウッドで単走を行いました。

初コンビを組む菱田騎手が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中から末強めに追って6F83秒5-上がり1F11秒8の時計で終いの伸びを確認しています。

1週前の9日も栗東ウッドで単走を行い、ここも菱田騎手が騎乗して馬場の真ん中から末強めに追い、6F80秒6-上がり1F11秒6の時計を記録しました。

道中は少し頭が左を向いており、行きっぷりが良すぎています。

全体時計自体は優秀ですが、四肢の使い方ももう少しシャープにまとまって良い感じがします。

時計は悪くありませんが、もう少し冷静な立ち回りを見せてほしいです。

最終追い切りも1週前とほとんど同じ条件で追い切りを行いましたが、1週前と比較するとコーナーの立ち回りは落ち着きが見られました。

ただ、直線に入ってからは1週前同様頭が左前を向いています。

時計に関しても1週前とほとんど同じ条件にも関わらず、全体時計と終い時計は1週前より見劣りしました。

立ち回りは1週前よりも冷静でしたが、その分時計で見劣りしてしまったのはマイナスです。

ここは好仕上がりとは言い難いです。

エリカエクスプレス

エリカエクスプレス 10月16日(木) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(稍重)  53.238.512.0馬なり
前走最終栗東坂路(良)  54.138.912.3馬なり

フェアリーステークス(G3)で強い競馬を見せたエリカエクスプレスは16日の木曜日に栗東坂路で単走を行いました。

初コンビを組む武豊騎手が追い切りに騎乗し、馬なりで全体時計53秒2-上がり1F12秒0の自己ベストで負荷を掛けています。

今回は約1か月ぶりのレースとなりますが、中間追い切りは先月下旬ごろから再開し、坂路に特化した追い切りを15本行いました。

最終追い切りは坂路で軽めの単走でしたが、舌を出しながらの追走で少し集中力は欠けているかもしれません。

ただ、馬なりとは言え四肢の使い方はきびきびしていましたし、小刻みに脚を動かしながら地面を掻き込むように登坂できたのは良いでしょう。

時計は目立ちませんが、前走の京成杯オータムハンデ(G3)のときより時計は出していますし、坂路で時計を出さないものの今回は馬なりで自己ベストを記録しているように、この馬なりに調子を引き上げているように見えました。

中距離実績はありませんが、仕上がりは良好です。

エンブロイダリー

エンブロイダリー 10月15日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(重)  54.639.612.3馬なり
1週前美浦南W(良)84.167.552.136.811.3馬なり
前走最終美浦坂路(良)  52.238.012.1馬なり

桜花賞馬のエンブロイダリーは栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗して馬なりで全体時計54秒6-上がり1F12秒3の時計で軽く仕上げています。

1週前の9日は美浦ウッドでスペキオサレジーナ(牝5、2勝クラス)と併せています。

ここでは主戦のルメール騎手が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中から僚馬を1馬身追走する形で馬なり追いを行い、6F84秒1-上がり1F11秒3の時計で僚馬に半馬身先着していました。

僚馬の内側からの追い切りでしたが、首を上下に動かしながらリズムよくコーナーを立ち回っています。

直線でも早めに手前を変えて終い2F12秒1から1F11秒3の時計で加速していますが、外から伸びたスペキオサレジーナとほとんど併入に近い先着でした。

スペキオサレジーナが末強めでエンブロイダリーは馬なりだったので脚質の違いはありますが、G1馬らしくもう少し突き抜けても良かったように思います。

ただ、派手さは無くても終いはしっかり伸びていますし、久々でもこの馬らしい瞬発性のある競馬は健在でした。

最終追い切りは早めに栗東入りすることで直前の輸送リスクを回避しています。

桜花賞(G1)の時同様坂路で馬なりでしたが、道中多少右にもたれる場所は合ったものの、馬場の真ん中から淡々とした脚質を見せていました。

前脚の使い方も上手ですし、この日の坂路は重馬場でしたが、軽快に動けているので軽い馬場に合いそうです。

時計は目立ちませんが、久々でも動きは良かったので、芝2,000mの距離さえクリアできれば現状の仕上がりでも出し切れそうでした。

カムニャック

カムニャック 10月15日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(重)  53.438.312.3馬なり
1週前栗東CW(良)⑦98.367.853.437.511.2馬なり
前走最終栗東坂路(良)  55.139.412.1馬なり

オークス馬のカムニャックは栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗して馬なりで全体時計53秒4-上がり1F12秒3の時計で軽くまとめています。

1週前の9日は栗東のウッドチップコースでレッドイステル(セ3、1勝クラス)とジュンゴールド(牡4、2勝クラス)と3頭併せを行いました。

ここではレースで騎乗する川田騎手を背に、馬場の外目から馬なりでレッドイステルを3馬身追走し、7F98秒3-6F82秒2-上がり1F11秒2の時計を記録しましたがレッドイステルにクビ差遅れています。

3頭併せのもっとも内側から2頭を追うように追い切りを行いましたが、少し頭の使い方が大きく、コーナーではそこまで目立つ走りを見せていません。

直線に入ってからも少し無駄のありそうな動きです。

ただ、終いは2F11秒5-1F11秒2で加速しているように、末脚は相変わらず磨きがかかっています。

とはいえ、ローズステークス(G2)を叩いた割にそこまで良化の気配はないので、最終追い切りまでにどこまで立て直せるかがポイントとなりそうです。

最終追い切りは坂路で単走でしたが、本線に入る際は少し左に斜行しながら馬場の真ん中から上っています。

序盤の斜行は気になるものの、そこからは弾むような脚取りで前向きさが見られました。

シャープな脚さばきという感じはないものの、元気があって気持ちは乗っています。

大きな上積みはなさそうですが、勝利したフローラステークスやオークス、前走ローズステークスも動き自体地味でしたが3連勝しています。

この3戦を見ても分かるようにカムニャックは追い切り映えするタイプではないので、現状の仕上がりでも激走に期待して良さそうです。

クリノメイ

クリノメイ 10月16日(木) 評価C
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(稍重)  54.338.912.2強め
前走最終栗東坂路(良)  54.839.312.3馬なり

チューリップ賞(G2)を勝利したクリノメイは16日の木曜日に栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗して強めに追い、全体時計54秒3-上がり1F12秒2の時計で負荷を掛けています。

前走のマリーンカップ(Jpn3)から中1週と間隔を詰めていますが、中間は坂路で7本の追い切りを行っており、間隔のわりに乗り込んでいます。

最終追い切りは強めに行いましたが、道中の脚取りはふわっとした感じです。

脚取りが軽いともいえますが、個人的には少し身体が重そうな感じがします。

勝利したチューリップ賞の時も終盤はフワリとした脚取りでしたが、このときは前進気鋭な態勢で追っていたので、その時と比較すると精神的な前向きさも見られません。

間隔を詰めている影響もあるのか、いい時期ほどいい仕上がりではありませんでした。

ケリフレッドアスク

ケリフレッドアスク 10月15日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(重)  55.339.812.4馬なり
1週前栗東CW(良)82.267.452.737.011.4直強め
前走最終栗東坂路(良)  55.839.712.6馬なり

紫苑ステークス(G2)を逃げて勝利したケリフレッドアスクは栗東坂路で単走を行いました。

主戦の西塚騎手が追い切りに騎乗し、馬なりで4F55秒3-上がり1F12秒4の時計でまとめています。

1週前の9日は栗東ウッドでアスクアットバット(セ3、1勝クラス)と2頭併せを行いました。

この時も西塚騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目から僚馬を6馬身追走する形で直線強めに追い、6F82秒2-上がり1F11秒4の時計で僚馬に1馬身先着しています。

僚馬の内側からの追い切りで道中はステップを利かせながら楽な姿勢でコーナーを立ち回っています。

直線に入ってからは頭を前に出しながら、前身気勢で末脚を活かしましたが、終いは2F11秒3-1F11秒4で使える脚は限定的でした。

それでも一杯に追われた僚馬には先着していますし、全体時計82秒2も自己2番目に速い時計です。

もう少し加速ラップで占めることができていれば理想的でしたが、動きやフォームは悪くないですし、この一追いで最終追い切りまでにどれだけ良化しているのか楽しみです。

最終追い切りは坂路で軽めの追い切りでしたが、1週前同様頭を上手に使って登坂していました。

直線に入って早めに手前を変えてからも身軽な脚さばきで登坂していますし、調子も良さそうです。

2週続けて西塚騎手が追い切りに騎乗している点もこのレースに対する意欲が感じられますし、いい状態でレースに挑めそうです。

ジョスラン

ジョスラン 10月15日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(重)85.969.954.138.411.4馬なり
前走最終栗東CW(良)82.966.450.836.711.3馬なり

紫苑ステークス(G2)で2着のジョスランは栗東のウッドチップコースで単走を行いました。

レースで騎乗する岩田望来騎手が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中から馬なりで6F85秒9-上がり1F11秒4の時計で軽くまとめています。

今回は中5週の参戦ですが、坂路で5本の追い切りを行いました。

ジョスランは関東馬ですが、10月7日から9日のどこかで栗東入りし、10日以降は栗東坂路で3本の追い切りが確認できました。

最終追い切りはウッドコースで軽く調整しましたが、馬体はやや尻高です。

胸元にも多少の発汗がありましたし、舌を出しながらの追い切りで見た感じは輸送疲れもありそうでした。

ただ、時計は全体時計が遅かったとはいえ2F11秒9-1F11秒4で追えているように、差し馬らしい動きでまとめています。

最良の仕上がりではなさそうですが、四肢の使い方もいいですし、この馬なりに状態は悪くなさそうです。

セナスタイル

セナスタイル 10月15日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(重)80.665.751.336.911.4馬なり
1週前栗東坂路(良)  52.438.612.7馬なり
前走最終栗東CW(良)83.667.652.637.511.6馬なり

ローズステークス(G2)で3着入線したセナスタイルは栗東のウッドチップコースでカエルム(牡4、2勝クラス)と併せました。

安田翔伍調教師が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中から馬なりで僚馬を1馬身半追走し、6F80秒6-上がり1F11秒4の自己ベストで僚馬と同時併入しています。

1週前の9日は栗東坂路で馬なりの単走を行い、全体時計52秒4-上がり1F12秒7の時計で軽くまとめています。

馬場の真ん中から追い切りを行いましたが、道中ほとんど持たれることなく一定のリズムで登坂できています。

ほとんど崩れることなく追えていますが、終盤は2F12秒4-1F12秒7が示しているように、少し一杯になって脚も上がっていました。

最後までペースを維持しながら登坂できていたら評価したいところでしたが、終いが減速している点はマイナスです。

それでも、バランスの良い走りはできていましたし、終いの失速を除けばいい内容でした。

最終追い切りは栗東ウッドで安田調教師自ら手綱を握って追い切りを行っています。

ここは僚馬を追走する形で軽めの調整でしたが、楽な手ごたえでコーナーを周回しつつ、直線では少し前脚は固い感じがしたものの、しっかりと四肢を動かして併入しました。

最終的には外から追った僚馬が差し返すように併入でしたが、全体時計80秒6の自己ベストを馬なりで出したのは良いですし、終いも2F-1Fともに11秒4で持続力ある走りを見せています。

時計面に関してはこれまでのウッド追いで一番良いですし、1週前の坂路追いと違って持続力ある脚色を維持できたのも良いでしょう。

多少固い感じはあったもののそれ以上に良化の気配が感じられましたし、いい仕上がりでした。

母ヌーヴォレコルトは現役時代に秋華賞で惜しい2着だったので、娘のセナスタイルがタイトル奪取を成し遂げられるか、注目したいです。

ダノンフェアレディ

ダノンフェアレディ 10月15日(水) 評価C
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(重)83.368.453.438.111.9馬なり
1週前栗東CW(良)⑦96.066.252.137.312.2一杯
前走最終栗東坂路(良)  52.937.712.2馬なり

前走の紫苑ステークス(G2)で3着入線したダノンフェアレディは栗東のウッドチップコースでサリカリーフォリア(牝2、未勝利)と併せました。

今回レースで騎乗する坂井騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目から馬なりで僚馬を3馬身追走し、6F83秒3-上がり1F11秒9の時計で僚馬に4馬身先着しています。

1週前の9日にも栗東ウッドで追い切りを行い、このときはバッハアルプゼー(牡3、1勝クラス)と2頭併せを行いました。

助手が騎乗して馬場の外目から僚馬を3馬身半追走する形で一杯に追い、7F96秒0-6F79秒7-上がり1F12秒2の自己ベストで走破していますが僚馬に半馬身遅れを取りました。

僚馬の内側からの追い切りでしたが、コーナーから直線に掛けての動きは悪くなく、手前替えも無駄がありません。

手前を変えてしばらくは力強い走りを見せていますが、終いは少し苦しくなったのか、終い2F11秒4-1F12秒2で大きく減速していました。

ダノンフェアレディはデビュー2戦目のエルフィンステークス(L)を見ても分かるように気性に難がある馬ですが、ここでも使える脚は限定的で最後は集中力が切れたように減速してしまいました。

一杯に追われても最後までまとめられなかったのは気になるところです。

強く追ったことで最終追い切りまでに気持ちが前向きになるか、注目したいところです。

最終追い切りはレースで騎乗する坂井騎手が手綱を握って栗東ウッドで2頭併せを行いました。

ここも僚馬の内側からの追い切りでしたが、コーナーワークではかなり掛かっており操縦性に癖がありそうです。

ただ、直線では勢いよく駆け抜けて僚馬をカメラから切り離すほど差を付けていました。

非常に癖のある追い切りでしたが、直線では弾みのある走りで楽に好走しているように、走る態勢に入っている時の動きはとても良いです。

それでも、気分屋な一面はありそうですし、レース当日に折り合えるかも悩ましいところです。

最終追い切りでの直線の動きだけ見たら迫力があっていいのですが…。

人によって評価の分かれる追い切りだと思いますが、個人的には安定感を重要視しているので厳しめの判断をします。

テレサ

テレサ 10月16日(木) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(稍重)  55.340.213.0馬なり
前走最終栗東坂路(良)  55.339.612.2馬なり

ローズステークス(G2)で2着入線したテレサは16日の木曜日に栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗して馬なりで全体時計55秒3-上がり1F13秒0の時計で軽くまとめています。

前走から約1か月ぶりのレースとなりますが、中間追い切りは9月下旬ごろから再開し、坂路で14本、ウッドで1本の追い切りを行っています。

なお、映像はありませんが1週前の10日には栗東ウッドで松山騎手騎乗の元、馬場の外目から馬なりで追い切りを行い、6F80秒5-上がり1F11秒7の自己2番目に速い時計を記録しました。

最終追い切りは坂路で軽めの調教でしたが、終始右手前で確かな脚取りを見せています。

ただ、終盤は終い2F12秒7から1F13秒0が示しているように、楽な動きでも減速しています。

管理する杉山調教師曰く「時計を出しすぎない内容」なので、関係者からしたら問題ないようですが、個人的にはローズステークスの最終追い切り時のように、終いを加速ラップでまとめることができていればなお良かったです。

パラディレーヌ

パラディレーヌ 10月15日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(重)  55.539.612.2馬なり
1週前栗東坂路(良)  53.438.112.1馬なり
前走最終栗東CW(良)85.868.852.836.811.0馬なり

今年のフラワーカップ(G3)で2着入りしたパラディレーヌは栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗して馬なりで全体時計55秒5-上がり1F12秒2の時計で軽く仕上げています。

1週前の8日も栗東坂路で単走を行い、馬なりで4F53秒4-上がり1F12秒1の自己ベストでまとめています。

馬場の真ん中から少し頭を低くしながらの追い切りでしたが、馬なりでも四肢の動きは機敏ですし、ウッドの蹴り上げを見ても分かるように踏み込みに力も入っていて気合乗りは十分でした。

馬なりでもパワフルな走りができているのは良いですし、全体時計53秒4も自己ベストです。

全体時計53秒4は他の馬からしたら特に目立つものではありませんが、それでも馬なりの単走で自己ベストを記録できたのは評価したいですし、1週前はなかなか見ごたえのある追い切りでした。

最終追い切りも1週前追い切り同様坂路で軽めの単走です。

ここは1週前ほど踏み込みに力はありませんが、楽な手ごたえで流すように追い切りを行っています。

多少首の使い方が不安定な感じもしますが、歩様やフォームの乱れもないですし、動きも悪くありません。

最終追い切りはそこまで目立つものではないものの、1週前の坂路調教が見映えする内容だったので、気持ちが乗れば迫力のある競馬に期待できそうです。

ビップデイジー

ビップデイジー 10月16日(木) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(稍重)  56.340.612.6馬なり
1週前栗東坂路(良)  51.037.812.4馬なり
前走最終栗東坂路(稍重)  55.740.612.9馬なり

阪神JF(G1)で2着のビップデイジーは16日の木曜日に栗東坂路で単走を行いました。

引き続き騎乗する西村淳也騎手が追い切りに騎乗し、馬なりで全体時計56秒3-上がり1F12秒6の時計で軽くまとめています。

1週前の9日にも栗東坂路で西村騎手が追い切りに騎乗し、馬なりで全体時計51秒0-上がり1F12秒4の自己ベストを記録しました。

馬なりでしたが、馬場の真ん中から左手前で徐々に踏み込みを強くし、小刻みに脚を使って登坂しています。

馬なりでしたが、全体時計51秒0は自己ベストですし、終いも3F12秒9-2F12秒5-1F12秒4で長く最後まで加速ラップを刻むことができました。

馬なりでも好時計でまとめていましたし、バランスの良い脚さばきで最後までまとめられたのも良いでしょう。

最終追い切りも1週前同様坂路で軽めの単走でした。

双方に関しては1週前とほとんど変わりませんが、1週前と違って時計はほとんど出していません。

ただ、踏み込みは相変わらず力強く見えましたし、良い意味で1週前と変わらない走りができていたので安定感はありそうです。

最終追い切りはそこまで目立ちませんでしたが、1週前の追い切りが良い内容だったので、追えば力を発揮できそうです。

ブラウンラチェット

ブラウンラチェット 10月15日(水) 評価S
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(稍重) 70.053.437.611.2馬なり
1週前美浦南W(良)85.268.453.238.011.2強め
前走最終美浦南W(良)83.167.652.237.911.8馬なり

昨年のアルテミスステークス(G3)を制したブラウンラチェットは美浦のウッドチップコースで単走を行いました。

初コンビを組む池添騎手がはるばる美浦まで駆けつけて追い切りに騎乗し、馬場の外目から馬なりで5F70秒0-上がり1F11秒2の時計でまとめています。

1週前の9日は美浦ウッドでゴーソーファー(牝3、2勝クラス)ともう1頭の馬(名称不明)と3頭併せを行いました。

ここでも池添騎手が東上して騎乗し、馬場の外目から僚馬を3馬身半追走する形で強めに追われ、6F85秒2-上がり1F11秒2の時計で僚馬に1馬身先着しました。

3頭併せの最内からの追い切りでしたが、久々でも太さはなく、四肢の使い方もスムーズです。

直線に入って手前を変えてからはステップを踏みながら軽快にペースを引き上げて最先着で入線しました。

手前を変えてからの動きは非常に躍動感があり、アルテミスステークスで見せた競馬センスの高さが感じられます。

強めに追われた割に全体時計は目立ちませんが、代わりに終いは2F12秒3-1F11秒2で瞬発性のある走りができていますし、久々でも素晴らしい内容の動きを見せていました。

最終追い切りはウッドで軽めの単走でしたが、ここでもフットワークの軽い走りでコーナーを立ち回っています。

馬体もしなやかですし、直線で手前を変えてからも自ら脚を引き上げて終い2F12秒1-上がり1F11秒2の時計でまとめました。

この時は5F70秒0なので全体時計を考えたら終いで時計を出してもおかしくありませんが、それでも楽な態勢で跳ぶような走りを見せているのは魅力に感じましたし、

今回は2週続けて追い切りを見ましたが、どちらも長期休み明けとは思えないほどいい動きを見せていました。

馬体も締まっていますし、かなりの好仕上がりです。

今回は昨年の阪神JF(G1)のように、レース当日の週に美浦から長距離輸送を行います。

この選択が吉と出るか凶と出るかは分かりませんし、追い切りでは2週続けて池添騎手が美浦に駆けつけて騎乗していますし、ブラウンラチェットも2週続けて見事な走りを見せていました。

データ面でも気になる要素も複数ありますが、追い切りはとても良かったので春の汚名を返上できるかもしれないです。

マピュース

マピュース 10月15日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(稍重)83.667.151.936.911.4馬なり
1週前美浦南W(良) 65.950.836.311.7強め
前走最終美浦坂路(良)  56.239.412.3馬なり

前走の中京記念(G3)を制したマピュースは美浦のウッドチップコースで単走を行いました。

助手が騎乗して馬場の外目から馬なりで追い、6F83秒6-上がり1F11秒4の時計でまとめています。

1週前の9日も美浦ウッドで単走を行い、ここは馬場の真ん中から強めに追って5F65秒9-上がり1F11秒7の時計で負荷を掛けていました。

強めの追い切りということもあって序盤から四肢を大きく前に伸ばしながら気迫のある動きでコーナーを周回しました。

直線で手前を変える際は少し息を入れるように減速しましたがすぐに加速して最後まできびきびと追えています。

全体を通して気持ちのこもった動きだったので気持ちは前向きですし、マピュースらしい動きができていました。

最終追い切りはウッドコースで軽めに調整しましたが、1週前と比較すると多少弾みを付けながらの動きを見せています。

時計は出していませんが、四肢の動きを見てもしなやかですし、手前を変えてからは自ら脚色を引き上げてまとめているように、相変わらず気持ちも乗っていました。

馬体を見る限りはマイルの方が合いそうですが、2週続けて良い動きを見せているので、初めての中距離でどこまで奮闘できるか楽しみです。

結果次第でエリザベス女王杯かマイルチャンピオンシップ(どちらもG1)か、進路が決まるでしょう。

ランフォーヴァウ

ランフォーヴァウ 10月16日(木) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(稍重)  55.940.812.7馬なり
1週前栗東坂路(良)  51.637.512.1一杯
前走最終栗東坂路(良)  51.736.712.4馬なり

昨年のデイリー杯2歳ステークス(G2)を勝利したランフォーヴァウは16日の木曜日に栗東坂路で単走を行いました。

初コンビを組む小崎騎手が追い切りに騎乗し、馬なりで全体時計55秒9-上がり1F12秒7の時計で登坂しています。

1週前の9日は栗東坂路でケイデンシーマーク(牝5、3勝クラス)と併せました。

ここでも小崎騎手が騎乗し、僚馬を15馬身近く追走する形で一杯に追われ、全体時計51秒6-上がり1F12秒1の12秒1の時計で同時併入しています。

道中は一杯に追われた影響もあって四肢の回転を引き上げながらピッチの利いた走りで僚馬に詰め寄りました。

多少もたれはあったものの、後ろ足の踏み込みもしっかりしていますし、15馬身後方から追い切りを行ったにもかかわらず、最後は併入まで持ち込めたのも良かったです。

全体時計51秒6も優秀ですし、しっかり負荷を掛けたことで最終追い切りのさらなる良化に期待したいです。

最終追い切りは軽めの単走でしたが、ここは首を俯きにしながらの追い切りでした。

1週前に強く追った割に気持ちはあまり乗ってないように見えますし、ところどころ右往左往しています。

ただ、四肢の使い方に関しては見た目以上に軽快なので、ある程度は良化していることでしょう。

1週前に一杯に追った割には大きな上積みはなさそうですが、この馬なりに状態は悪くなさそうでした。

ルージュソリテール

ルージュソリテール 10月15日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(重)  54.639.712.6馬なり
1週前栗東CW(良)84.669.153.537.911.4馬なり
前走最終栗東芝(良) 72.254.739.212.0馬なり

今年のスイートピーステークス(L)の勝ち馬であるルージュソリテールは栗東坂路でアスクドゥラメンテ(牡6、オープン)と併せました。

レースで騎乗する北村友一騎手が追い切りに騎乗し、馬なりで僚馬を4馬身半追走し、全体時計54秒6-上がり1F12秒6の時計で同時併入しています。

1週前の9日は栗東ウッドでエボルヴィング(牡4、1勝クラス)と併せました。

ここでも北村騎手が騎乗し、馬場の外目から馬なりで僚馬を5馬身追走し、6F84秒6-上がり1F11秒4の時計で同時併入しています。

僚馬の内側から追い切りを行いましたが、多少視線を低くしつつも前方に集中しながら淡々とした動きを見せています。

直線に入ってからも一定のリズムを維持しながら終い2F-1Fともに11秒4で長く脚を使いました。

最後はエボルヴィングに捉えられて併入でしたが、動きや時計は悪くないです。

最終追い切りは坂路で僚馬と2頭併せです。

中盤からの映像しかありませんでしたが、1週前同様集中力の高い走りができていました。

ただ、時計に関しては終い2F12秒4から1F12秒6の減速ラップを踏んでいます。

淡々とした脚さばきで落ち着きのある内容ですが、大きな上積みもそこまで見られませんし、目立って良化している感じはありません。

及第点までにしておきます。

レーゼドラマ

レーゼドラマ 10月16日(木) 評価C
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(稍重)  55.540.213.0馬なり
1週前栗東CW(良)86.269.353.237.111.3一杯
前走最終函館W(良)  54.740.812.9馬なり

フラワーカップ(G3)を圧勝したレーゼドラマは16日の木曜日に栗東坂路でルージュミステリオ(牝3、1勝クラス)と併せました。

助手が騎乗して馬なりで僚馬より2馬身先行し、全体時計55秒5-上がり1F13秒0の時計で同時併入しています。

1週前の9日は栗東ウッドでディニトーソ(牡3、1勝クラス)ともう1頭の馬(名称不明)と3頭併せを行いました。

この時はレースで騎乗する藤岡佑介騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目から僚馬を5馬身半追走する形で一杯に追い、6F86秒2-上がり1F11秒3の時計を記録しましたが僚馬に1馬身半遅れていました。

3頭併せの最内からの追い切りでしたが、直線ではじりじり脚を伸ばして加速するものの、外2頭も手応えが良く、後着でした。

脚は伸ばして追う姿勢を見せており、終いも2F-1Fともに11秒3で悪くありませんが、全体時計86秒2は一杯に追われた割に目立ちません。

身体も少し重たい感じがしましたし、最終追い切りまでの良化に期待したいです。

最終追い切りは坂路で僚馬を置いて軽めの追い切りを行いましたが、ラチに近いところから追って、直線入りの時点で手前を変えた際は少し頭を上げましたが、その後は一定のリズムを刻みながら登坂できました。

ただ、終盤は2F12秒9-1F13秒0で減速していますし、馬なりで追われたルージュミステリオにも併入まで持ち込まれているように、1週前に強く追った割に良化しているようには見えません。

今回は約2か月半ぶりのレースですが、休み明けの影響は残ってそうですし、ここは本調子とは言い難いです。

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評価馬名
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ケリフレッドアスク
セナスタイル
パラディレーヌ
ビップデイジー
マピュース
インヴォーグ
エリカエクスプレス
エンブロイダリー
カムニャック
ジョスラン
テレサ
ランフォーヴァウ
ルージュソリテール
ヴーレヴー
クリノメイ
ダノンフェアレディ
レーゼドラマ
 
E(測定不能) 
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