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【皐月賞2024追い切り評価/全頭診断】シンエンペラーを上回る最高評価「S」はこの3頭!

皐月賞2024追い切り評価記事のサムネイル画像

皐月賞2024追い切り評価/全頭診断になります。
当記事では皐月賞の追い切り映像や調教タイムから評価、コメントしています。

4月10日の馬場状態

美浦
この日は坂路、ウッドともに稍重でした。
坂路の1番時計がアールバロンの4F51秒7で、それ以外の馬は52秒を超えており、時計はかかりがちです。
ウッドはバグラダスの6F80秒3が最速です。ここ数週間の中では落ち着いていました。

栗東
この日の栗東も坂路、ウッドともに稍重でした。
坂路は1番時計がグットディールの4F49秒5です。それ以外にも50秒台が3頭、51秒台もちらほらいるので美浦難路よりは時計が出ています。
ウッドはリッケンバッカーの6F79秒1が最速で、それ以外にも時計を出しているのでいつも通り時計は出ていました。

目次(読みたい項目をタップ)

皐月賞2024追い切り評価/全頭診断コメント

皐月賞2024の出走馬全頭の追い切り評価や調教タイムをまとめましたで予想の参考にお役立てください。

評価は上からS→A→B→C→Dの5段階になります。

(調教欄の〇数字はスタートからゴールまでのハロンを表しています。)

馬券が的中しない方へ

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アレグロブリランテ

アレグロブリランテ 4月10日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦坂路(稍重)  61.045.115.1馬なり
1週前美浦南W(重) 65.450.636.511.2G前仕掛け
前走最終美浦南W(稍重)85.268.252.437.811.7馬なり

スプリングステークス(G2)で2着のアレグロブリランテは美浦の坂路で単走を行いました。

助手が騎乗して馬なりで追い、4F61秒0-上がり1F1F15秒1の時計で軽めに調整しています。

映像はありませんが、1週前は美浦のウッドチップでゴールデンリープ(牝3、未勝利)と併せました。

レースで騎乗する横山和生騎手を背に、馬場の真ん中から僚馬を2馬身追走する形でゴール前仕掛けを行い、5F65秒4-上がり1F1F11秒2の末脚で2馬身先着しています。
※僚馬:りょうば(同じ厩舎に所属する馬のこと)

1週前はゴール前仕掛けでしたが5F65秒4はこの馬の自己ベストです。

また、直線で強めに負荷をかけてからは1F11秒2でしっかり伸びました。

前走のスプリングステークスでは逃げの競馬で2着入りしましたが、末脚にも期待できそうです。

1週目に負荷をかけたため最終追い切りは美浦坂路で単走です。

JRAレーシングビュアーに映像が掲載されておらず、動きに関してはなんともいえません。

時計もほとんど出しておらず、ほぼキャンターで軽くならす程度でした。

最終追い切りに関しては流す程度だったので評価の使用がありませんが、1週前が好内容で近走の中でももっとも仕上がっているようにみえます。

動きは分かりませんが、皐月賞に向けて順調に良化していることでしょう。

アーバンシック

アーバンシック 4月10日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(稍重) 68.853.138.311.3直強め
1週前美浦南W(良)78.964.050.637.111.7一杯
前走最終美浦南W(良)82.966.351.637.011.6馬なり

京成杯(G3)で2着のアーバンシックは美浦のウッドチップコースでナスノカンゲツ(牡4、2勝クラス)ともう1頭(名称不明)と3頭併せを行いました。

レース本番も騎乗する横山武史騎手を背に、馬場の真ん中からナスノカンゲツを3~4馬身追走する形で直線強めに追い、5F68秒8-上がり1F11秒3の時計でナスノカンゲツより1馬身先着しています。

1週前も美浦ウッドでナスノカンゲツともう1頭(名称不明)との3頭併せです。

このときも横山武史騎手が騎乗して馬場の外目からナスノカンゲツを3馬身追走する形で一杯に負荷をかけ、6F78秒9-上がり1F11秒7の自己ベストで同時併入しています。

1週前は少し頭が高いものの、コーナーの時点で大きな歩様を見せています。

直線に入って手前を替えてからも長く脚を伸ばして気移入しており、いい動きを見せていました。

自己ベストを記録したのも良いでしょう。

最終追い切りも引き続き強めに負荷をかけています。

コーナーの時点で力強い歩様を見せていますし、直線で促されてからの反応も良いです。

馬体も締まっていますし、操縦性の高い動きを見せていました。

前走京成杯のときも良い動きを見せていましたが今回も2週続けていい内容です。

横山武史騎手が2週続けて追い切りにまたがったのも好感が持てますし、良い状態でレースを迎えることができるでしょう。

ウォーターリヒト

ウォーターリヒト 4月10日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(稍重)85.169.154.238.611.9G前気合付
1週前栗東坂路(良)  53.438.212.2強め
前走最終栗東坂路(不良)  53.639.012.5末強め

シンザン記念ときさらぎ賞(どちらもG3)で馬券に絡んだウォーターリヒトは栗東のウッドチップコースでキングリスティア(セ8、1勝クラス)と併せました。

レースでも騎乗する幸騎手を背に、馬場の外目から僚馬を3馬身追走する形でゴール前に気合を付けられ6F85秒1-上がり1F11秒9で半馬身先着しました。

1週前は栗東坂路でアマントアスク(牝3、未勝利)と併せています。

この時も幸騎手が騎乗して僚馬を7馬身追走し、末強めに追われて4F53秒4-上がり1F12秒2でクビ差先着しています。

序盤は軽めでしたが中団以降、促されると徐々に加速して先着しました。

動きに関しては良くも悪くもそこまで目立っておらず、地味な印象です。

終い時計も1週前の坂路追い12秒2もそこまで速くありませんが、きさらぎ賞のときの坂路追いにおける最終時計が一杯で終い1F12秒3なのでそのときよりかは0.1秒速いです。

最終追い切りは近3戦と違ってウッドで調整しました。

全体時計はほとんど出していませんが、直線に入ってうながされてからはじりじりと脚を伸ばして終い2F11秒9-1F11秒9でまとめています。

長く脚は使っていますが、ウッド追いに関しては前走スプリングステークス(G2)時がウッドで一杯に追われて終い2F11秒8-1F11秒4なのでそのときのほうが出ていました。

動きは特に問題なく、陣営が終い重点の追い切りを意識しているのは伝わりましたが、良化している感じはありません。現状維持といったところでしょう。

エコロヴァルツ

エコロヴァルツ 4月10日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(稍重)  54.940.012.9馬なり
1週前栗東CW(良)80.365.351.336.711.4稍一杯
前走最終栗東坂路(重)  54.739.712.4馬なり

朝日杯FS(G1)で2着のエコロヴァルツは栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗して馬なりで追い、4F54秒9-上がり1F12秒9でサッと流しています。

1週前はレースで騎乗する武豊騎手を背に、栗東ウッドチップコースで稍一杯に負荷をかけました。

このときは馬場の真ん中から追って6F80秒3-上がり1F11秒4の自己ベストを記録しています。

1週前追い切り映像を見てみると、稍一杯に追われている割にはリラックスした動きを見せています。

少し頭を前に出しながらの追い切りでしたが2着入りした朝日杯FSにおいても同様の動きを見せているので問題ありません。

表面上力強さは感じられませんでしたが余裕のある動きで走破しているのはよかったです。

1週前に負荷をかけたため最終追い切りは坂路で軽めでした。

馬なりということもあって前走同様涼しい表情で坂路を駆けあがっています。

後ろ脚の踏み込みも良いですし、前方に集中して淡々とした動きを見せていました。

2種続けて追い切りを確認しましたがこの馬らしい動きができています。

また、1週前は涼しい顔で自己ベストを記録しているように上積みも見られました。

朝日杯FSや共同通信杯(G3)のときのように1週前ウッド→最終追い切りは坂路のローテーションも問題なくクリアできていることから状態面も良いでしょう。

中山は初めてなのでどこまでやれるか分かりませんが、かみ合えば面白い1頭になるかもしれません。

コスモキュランダ

コスモキュランダ 4月10日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(稍重) 68.652.837.911.9馬なり
1週前美浦南W(良)80.263.949.335.511.7一杯
前走最終美浦南W(良) 65.750.736.711.5直強め

前走弥生賞ディープインパクト記念(G2)を勝利したコスモキュランダは美浦のウッドチップコースでソニックロプロス(牡3、未勝利)と併せました。

今回初コンビを組むJ.モレイラ騎手を背に、馬場の3分どころから僚馬を2~3馬身追走する形で馬なり追いを行い、5F68秒6-上がり1F11秒9の時計で併入しました。

1週前も美浦ウッドで一杯に追っています。

この時は小林騎手が手綱を握って馬場の3分どころからマジックタッチ(牡4、1勝クラス)を4馬身追走する形で追い、6F80秒2-上がり1F11秒7の自己ベストで2馬身先着しています。

1週前は一杯に追われたこともあって序盤からスピードに乗った素早い動きができています。脚さばきも良いですね。

手前を替えるのには少し時間がかかりましたが、替えてからはさらに加速してゴールまでスピードを持続できていました。

1週前の時点で十分仕上がっていましたが、最終追い切りはモレイラ騎手と折り合い重視で軽く流しています。

最終追い切りは馬なりだったので1週前ほどスピード感はありませんでしたが、それでも直線入りの時点で手前替えはできていましたし、僚馬が近づいてきたら突き放そうと加速しています。

折り合い面でも特に問題はなさそうですし、いい仕上がりです。

前走弥生賞ディープインパクト記念は早めのまくりで勝利を掴んでいるようにスタミナ量のあるタイプです。

皐月賞でも早めの競馬が決まるようでしたら力を出し切れるのではないでしょうか。

サンライズアース

サンライズアース 4月10日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(稍重)⑦98.768.554.139.112.4馬なり
1週前栗東CW(良)⑦97.467.152.837.412.0一杯
前走最終栗東CW(稍重)⑦98.467.753.138.211.9強め

すみれステークス(L)を勝利したサンライズアースは栗東のウッドチップコースでトーホウガレオン(牡4、2勝クラス)と併せました。

レース当日も騎乗するM.デムーロ騎手を背に、馬場の真ん中から僚馬を7馬身追走する形で馬なり追いを行い、7F98秒7-上がり1F12秒4の時計で同時併入しています。

1週前も栗東ウッドチップでトーホウガレオンと併せています。

このときは助手が騎乗して馬場の外目から僚馬より2~3馬身先行する形で一杯に追い、7F97秒4-上がり1F12秒0で3馬身先着しています。

1週前は舌を出しながらの追い切りでしたが顔は前を向いていて集中できているように見えました。

ただし、時計に関しては新馬戦のときの1週前に行ったウッド追いの時が7F96秒9でそちらのほうが出ています。

そのため、更なる良化にも期待できそうです。

1週前に負荷をかけたため、最終追い切りはウッドで馬なり、軽めでした。

すこしコーナーの立ち回りが不器用なところを見せており、直線でも終い2F12秒7-1F12秒4でそこまで伸びていません。

四肢の使い方は悪くありませんが、まだまだ上積みがあっても良かったと思います。

サンライズジパング

サンライズジパング 4月10日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(稍重)  51.637.512.0一杯
1週前栗東坂路(重)  50.437.012.2一杯
前走最終栗東坂路(良)  50.837.312.2馬なり

芝とダートのG1(Jpn1)で馬券に絡んだサンライズジパングは栗東坂路でマリアナトレンチ(牡4、2勝クラス)と併せました。

助手が騎乗して僚馬より1馬身先行する形で一杯に追い、4F51秒6-上がり1F12秒0の時計を記録しました。

1週前の4日にも坂路で一杯に追っています。

このときはレースで騎乗する菅原騎手を背に、スマートルシーダ(牡6、2勝クラス)を3~4馬身追走する形で追って4F50秒4-上がり1F12秒2の自己ベストを記録しましたがアタマ差遅れています。

1週前の追い切りではたまに寄れる場面もありましたが序盤から気合の乗った動きを見せています。

自己ベストを記録したのも良いですし、僚馬に送れたものの3~4馬身追走してのものなのでそこまで気にしなくてもいいでしょう。

十分気合が乗っており、負荷もかかっていい内容でした。

1週前に負荷をかけましたが、最終追い切りも引き続き一杯に追っています。

僚馬と並ぶとすぐに追い越してそのまま突き抜けました。

2週続けて精神的な力強さは健在で、気持ちも前向きです。

ただ、1週前と比較すると全体時計は少し落ちていたので疲れは出ているかもしれません。

自己ベストを記録したものの、2週続けて一杯に追ったため、レース本番ではもしかしたら疲れが残るかもしれません。

今回の追い切りが本番でどのような結果をもたらすのか、注目したいです。

ジャスティンミラノ

ジャスティンミラノ 4月10日(水) 評価S
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(稍重)  55.340.112.2馬なり
1週前栗東CW(良)82.567.251.936.311.1一杯
前走最終栗東坂路(重)  55.740.312.0馬なり

共同通信杯(G3)を勝利したジャスティンミラノは栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗して馬なりで追い、4F55秒3-上がり1F12秒2の時計で軽く登坂しています。

1週前の3日には栗東のウッドチップコースでアーリントンカップ(G3)に出走するジュンヴァンケット(牡3、1勝クラス)ともう一頭(名称不明)と3頭併せを行っています。

このときは藤岡康太騎手が騎乗(レース本番は戸崎騎手が騎乗)し、馬場の真ん中から僚馬を3~4馬身追走する形で一杯に追い、6F82秒5-上がり1F11秒1の時計で1馬身先着しました。

首をやや下に向けながらの追い切りでしたが、直線ではじりじりペースアップし、併せたジュンヴァンケットを楽に交わして先着しています。

ジュンヴァンケットもいい動きを見せていましたが、終い1F11秒1の好時計でまとめてかわし切っているように、末脚は相変わらず健在ですね。

共同通信杯時の1週前追い切り時よりもクビの上げ下げも無駄がなく、少しずつレース感覚が養われているようにも見えました。

1週前に負荷をかけたため、最終追い切りは坂路で軽めです。

馬なりの調整でしたが1週前に負荷をかけた影響もあって前向きな動きができています。

四肢の回転も速いですし、馬なりながらもこの馬の良さが現れていました。

前走に引き続き、1週前ウッドで一杯→最終追い切り坂路で軽めのローテーションもクリアしていましたし、前走同様いい仕上がりでした。

あとはキャリア初の中山でどこまでやれるかですが、これに関してはやってみないと分かりません。

ジャンタルマンタル

ジャンタルマンタル 4月10日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(稍重)  54.039.111.7強め
1週前栗東坂路(良)  54.238.811.8末強め
前走最終栗東坂路(重)  55.640.311.9馬なり

昨年の朝日杯FS(G1)の勝ち馬であるジャンタルマンタルは栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗して強めに追い、4F54秒0-上がり1F11秒7で登坂しています。

1週前も栗東坂路で単走を行いました。

このときも助手が騎乗し、末強めに追って4F54秒2-上がり1F11秒8の時計を残しています。

追い切りでは終始頭が高くてややかかっている印象でした。

ただ、ジャンタルマンタルは前走共同通信杯の時も頭が高かったのでこの馬らしい動きなのかもしれません。

最終追い切りも引き続き坂路で単走、今回は強めで追いました。

1週前追い切りと比較すると頭の高さはましになり、良くも悪くも無駄のない動きができています。

四肢の使い方もいいですし、前走共同通信杯時の追い切りは今回の1週前追い切りと比較してもフォームは良くなっていました。

時計は出ていませんが、最終追い切りは好内容となっていましたし、なかなかいい仕上がりです。

シリウスコルト

シリウスコルト 4月10日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(稍重)85.268.954.139.011.8馬なり
1週前美浦南W(良)79.964.951.137.311.6G前仕掛け
前走最終美浦南W(良)83.667.352.838.211.9馬なり

弥生賞ディープインパクト記念(G2)で3着入りしたシリウスコルトは美浦のウッドチップコースで単走を行いました。

主戦の三浦騎手を背に乗せて外ラチ沿いから馬なりで追い、6F85秒2-上がり1F11秒8の時計で走破しています。

1週前は美浦ウッドでシナモンスティック(牝5、オープン)ともう1頭(名称不明)と3頭併せを行いました。

この時も三浦騎手が騎乗して、馬場の真ん中からシナモンスティックを10馬身追走する形でゴール前仕掛けを行い、6F79秒9-上がり1F11秒6の自己ベストで併入しました。

1週前追い切りでは3頭併せの最内を走りましたが、序盤から軽快なフットワークでコーナーを立ち回っています。

手前を替えてからは加速に時間がかかったものの、終い1F11秒6の時計でオープン馬のシナモンスティックと併入しました。

シリウスコルトの終い1Fにおける自己ベストが11秒5なので、この馬からしたら終いの伸びが良かったことでしょう。

最終追い切りは単走で軽めです。

軽めの調整でしたが頭を低くしながら風の抵抗を抑えた走りができていました。

外ラチ沿いから追って、手前を替えてからも淡々としたリズムで駆け抜けています。

馬体も締まっていますしフォームもよいですね。

前走最終追い切りほど全体時計は残していませんが、2週続けて三浦騎手が騎乗したのも好感が持てますし、現状維持はできています。

引き続き、時計以上の仕上がり具合でした。

シンエンペラー

シンエンペラー 4月10日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(稍重)  53.639.312.3馬なり
1週前栗東CW(良)80.966.051.736.911.3一杯
前走最終栗東坂路(良)  54.639.611.9末強め

ホープフルステークス(G1)で2着のシンエンペラーは栗東坂路で単走を行いました。

初コンビを組む坂井騎手を背に、馬なりで追われて4F53秒6-上がり1F12秒3の時計で登坂しています。

1週前の3日には栗東のウッドチップコースで同じく皐月賞に出走するミスタージーティー(牡3、オープン)と併せました。

このときも酒井騎手が騎乗し、馬場の外目から僚馬を1~2馬身追走する形で一杯に負荷をかけて6F80秒9-上がり1F11秒3の好時計で併入しました。

1週前は一杯に追われたこともあって序盤から気合が乗っています。

ただ、直線では少し頭が高く、一度前に抜けたもののミスタージーティーに詰められて併入でした。

負荷をかける意味では悪くありませんが、走りはやや安定しておらず、もう少し経験が必要かもしれません。

1週前に負荷をかけたため、最終追い切りは坂路で軽めです。

軽めということもあって時計は出していませんが、終始前方に集中しています。

まっすぐ走ることができていましたし、ウッドの蹴り上げを見る限りは後ろ脚の踏み込みにも力が入っています。

1週前に一杯に追ったことで大きく上積みしました。

レース本番でも力を発揮できることでしょう。

ダノンデサイル

ダノンデサイル 4月10日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(稍重)82.766.952.737.811.7馬なり
1週前栗東CW(重)81.065.250.536.211.2一杯
前走最終栗東CW(良)85.269.654.238.511.6馬なり

京成杯(G3)の勝ち馬であるダノンデサイルは栗東のウッドチップコースでカレンルシェルブル(牡6、オープン)と併せました。

横山典弘騎手が栗東に駆け付けて騎乗し、馬場の真ん中から僚馬を2~3馬身追走する形で馬なり追いを行い、6F82秒7-上がり1F11秒7の時計を出しましたがクビ差遅れています。

1週前の4日にも栗東のウッドチップコースでカレンルシェルブルと併せました。このときは安田翔伍調教師自ら手綱を握って一杯に追っています。

馬場の真ん中から僚馬を5~6馬身追走する形で追い、6F81秒0-上がり1F11秒2の自己ベストを記録しました。

1週前追い切りは久々も影響してか頭が少し横を向きながら走る場面もありましたが、直線に入って手前を替えてからはスイッチが入ったのはハキハキとした動きで僚馬を置き去りに走り、終い1F11秒2の時計を叩き出しました。

促されてからの反応も良かったですし久々でも要所で動けているのは好材料です。

最終追い切りはレースで騎乗する横山典弘騎手騎乗の元、折り合いを確かめています。

このときは僚馬の内目から追走しましたが、コーナリングも器用ですし手前を替えてからもじりじりと脚を伸ばしました。

時計自体は出していませんが追えばいつでも動けそうです。

馬体もよいですし毛ヅヤも冴えていて状態面もよく、久々のレースでも力を発揮できそうでした。

ビザンチンドリーム

ビザンチンドリーム 4月10日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(稍重)86.470.855.640.111.6馬なり
1週前栗東CW(良)80.466.151.837.212.1一杯
前走最終栗東CW(良)86.471.055.239.311.6馬なり

きさらぎ賞(G3)の勝ち馬であるビザンチンドリームは栗東のウッドチップコースでペイシャコパ(牝3、1勝クラス)と併せました。

国分優作騎手が騎乗(レース当日はムルザバエフ騎手が騎乗)し、馬場の外目から僚馬を2~3馬身追走する形で馬なり追いを行い、6F86秒4-上がり1F11秒6の時計で併入しています。

1週前はレースで騎乗するムルザバエフ騎手を背に、栗東のウッドチップコースでエイトスターズ(牝4、1勝クラス)とハナビマンカイ(セ7、1勝クラス)と3頭併せを行いました。

このときは馬場の外目からエイトスターズを5~6馬身追走する形で一杯に追って6F80秒4-上がり1F12秒1の自己ベストでエイトスターズアタマ差先着しています。

1週前は3頭併せの真ん中から追っていますが、コーナーの段階から四肢の回転が速くて抜け出そうとする姿勢が見られました。

直線に入ってからも低い姿勢でじりじりと脚を伸ばして自己ベストを記録しているように、成長の一途をたどっています。

ただ、全体時計が速い反面、終い2F11秒8に対して1F12秒1なので減速ラップになっていました。

1週前に負荷をかけたため、最終追い切りは馬なりで軽めです。

最終追い切りはほとんど時計を出しておらず、軽く流す程度でしたが、直線ではじりじり脚を伸ばしているように、この馬らしい動きができています。

1週前のウッド追いは減速ラップでしたがその代わり自己ベストを残しているようにポテンシャルは高そうで、順調に仕上がっています。

あとは、初の中山でどこまでやれるかがポイントとなりそうです。

ホウオウプロサンゲ

ホウオウプロサンゲ 4月10日(水) 評価C
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(稍重)  52.839.112.3強め
1週前栗東CW(良)83.067.352.437.411.4一杯
前走最終栗東坂路(良)  54.139.412.8馬なり

若葉ステークスで2着入りしたホウオウプロサンゲは栗東坂路で単走を行いました。

レース当日も騎乗する菱田騎手を背に、強めに追って4F52秒8-上がり1F12秒3でまとめています。

1週前の3日には栗東のウッドチップコースでアウセンザイター(牡3、未勝利)と併せました。

この時は助手が騎乗して馬場の3分どころから一杯に、僚馬より2~3馬身先行する形で6F83秒0-上がり1F11秒4の時計を記録し、併入しています。

1週前は直線入り口からの映像が公開されていましたが、楽な手ごたえで追えています。

ただ、手前を替えるのには時間がかかっていましたし、後ろ脚の踏み込みも浅い感じがしました。

一度は僚馬より先に出ましたが最後は未勝利の僚馬に詰め寄られていることからも、少し課題のある追い切りです。もっとも、負荷をかける意味では価値のある内容だったと思います。

最終追い切りは坂路で強めに追いました。

終盤の映像しかありませんでしたが、追われたことで気持ちも入り、1週前よりは気持ちの乗った動きを見せています。ただし、時計は特別目立ちませんでした。

特に大きな欠点はないものの、上積みがあまり見られません。

また、今年の皐月賞は好仕上がりの馬が多いので、その中では下位の仕上がりに見えました。

ミスタージーティー

ミスタージーティー 4月10日(水) 評価S
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(稍重)  53.338.812.3馬なり
1週前栗東CW(良)81.266.352.137.211.4末一杯
前走最終栗東坂路(不良)  54.539.512.3馬なり

若葉ステークス(L)の勝ち馬であるミスタージーティーは栗東坂路でインフルブルーム(牝3、未勝利)と併せ馬を行いました。

レース当日も騎乗する藤岡佑介騎手を背に、僚馬を4馬身追走する形で馬なりにて追い、4F53秒3-上がり1F12秒3で1馬身先着しています。

1週前の追い切りでは栗東ウッドチップコースで今年の有力候補であるシンエンペラー(牡3、オープン)と併せました。

このときも藤岡佑介騎手が騎乗し、馬場の外目から先行する形で一杯に追われ、6F81秒2-上がり1F11秒4の時計で同時併入しました。

シンエンペラー同様一杯に追われていましたが、シンエンペラー比較でみると落ち着いていて無駄のない動きを見せています。

内から先にシンエンペラーが抜け出しましたが末一杯ということもあって再度詰め寄っているように、有力馬相手にも引けを取らなかったのは良かったのではないでしょうか。

1週前に負荷をかけたため最終追い切りは坂路で軽めでしたが、ここでも併せ馬を置いて調整しました。

軽めということもあって時計は出していませんが、ピッチの利いた走りで追うことができていますし、リラックスしながらも力強く坂路を駆けあがっています。

近走の中でも良い仕上がりに入ります。

少し話は脱線しますが、今回騎乗する藤岡佑介騎手の弟である康太騎手が10日の夜に落馬のため殉職されました。

いまは非常に大変な時期だと思います。

しかし、厩舎の尽力もあってミスタージーティーはかなり良い状態に仕上がりました。

考えること、悩むことは多いと思いますが、多くの競馬関係者が育て上げたミスタージーティーで悔いのない競馬を行っていただきたいです。

メイショウタバル

メイショウタバル 4月10日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(稍重)  52.637.511.8馬なり
1週前栗東CW(重)⑦95.563.850.336.311.7馬なり
前走最終栗東坂路(良)  52.037.911.8馬なり

毎日杯(G3)で強い競馬を見せたメイショウタバルは栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗して馬なりで追い、4F52秒6-上がり1F11秒8の時計で坂路掛けしています。

1週前の4日には栗東ウッドチップで調整しました。

この時も助手が騎乗して馬場の外目から馬なりで追い、7F95秒5-上がり1F11秒7の時計で走破しました。

中2週ということもあって1週前、最終追い切りともに軽めです。

1週前のウッド追い切りでは少し頭が高くてかかり気味でしたがスムーズな脚さばきでスピードに乗っていました。

直線に入ってからも脚力を見せており、馬なりながらもポテンシャルの高さが見られます。

最終追い切りは坂路で馬なりでしたが、少し頭を動かして気性の荒さを見せながらも回転のある脚さばきでぐいぐい登坂しました。

馬なりでもしっかり動けており、非凡な力を見せています。

ただし、2週続けて馬なりながらも気性の荒さが見え隠れしている点は気になりました。毎日杯の時の追い切りよりも目立っています。

希少難は父ゴールドシップ譲りなのかもしれません。

ポテンシャルの高い馬なのでここで勝ち負けしてもおかしくありませんが、この馬に限れば折り合いのほうが大事かもしれないです。

ルカランフィースト

ルカランフィースト 4月10日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(稍重)84.568.453.238.611.7G前仕掛け
1週前美浦南W(良)85.568.953.538.511.7馬なり
前走最終美浦南W(重)84.367.852.638.111.4馬なり

スプリングステークス(G2)で3着のルカランフィーストは美浦のウッドチップコースでスパイダーゴールド(牡5、オープン)と併せ馬を行いました。

助手が騎乗して外ラチ沿いから僚馬を5~6馬身追う形でゴール前仕掛けを行い、6F84秒5-上がり1F11秒7の時計で併入しています。

1週前も美浦ウッドチップで調整され、このときはサンストックトン(牡5、オープン)ともう一頭の馬(名称不明)と併せました。

このときも助手が騎乗して馬場の外目からサンストックトンより5~6馬身先行する形で馬なり追いを行い、6F85秒5-上がり1F11秒7の時計で1馬身先着しています。

1週前の追い切りは3頭併せの真ん中から追いましたが、2頭に挟まれても前方に集中しており、感覚が研がれています。

直線に入ってからは自らペースアップして11秒7でまとめているように、いつレースが始まっても動ける態勢が整っていました。

1週前にウッドで調整されましたが、最終追い切りも引き続きウッドでゴール前仕掛けを行っています。

最終追い切りではスパイダーゴールドと2頭併せを行いましたが、外ラチ沿いからきびきびとした動きを見せていました。

直線に入ってからは少し頭が左に向いていましたが、跳びのある動きを見せていて身体の使い方は問題ありません。

時計は目立っていませんがいい動きを見せており、順調に仕上がっていました。

相手は強いですがベストは尽くせるのではないでしょうか。

レガレイラ

レガレイラ 4月10日(水) 評価S
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(稍重)83.867.953.438.311.3馬なり
1週前美浦南W(良)81.366.050.836.510.9馬なり
前走最終美浦南W(重)83.868.353.639.011.7馬なり

昨年のホープフルステークス(G1)を制した牝馬のレガレイラは美浦のウッドチップコースでリアグラシア(牝5、3勝クラス)と併せました。

助手が騎乗して馬場の3分どころから馬なりで僚馬を2馬身追走し、6F83秒8-上がり1F11秒3の時計で半馬身先着しています。

1週前も美浦ウッドで追い、このときはステルナティーア(牝5、2勝クラス)と併せています。

北村宏司騎手が追い切りにまたがって、馬場の真ん中から僚馬を2~3馬身追走する形で馬なり追いを行い、6F81秒3-上がり1F10秒9の好時計で併入しました。

1週前は馬なりでしたが軽快な動き、バランス、しなやかさ全てにおいてまとまっています。

直線に入ってからは少し前脚が高かったものの手前を替えてからは馬なりで1F10秒9の超時計を出しているように、久々でも十分すぎるほど動けていました。

最終追い切りも引き続きウッドで馬なりです。

全体時計こそ平凡ですが、四肢の動きから気持ちが乗っていることが伝わりますし、少しでも追えばすぐに動ける状態に仕上がっています。

僚馬と併せてからも自ら足を伸ばしてしまい1F11秒3の好時計を出しているように、2週続けて終い時計は秀逸です。

久々でも馬体は締まっていますし、動きも申し分ありません。

今年の皐月賞は全体的に仕上がった馬が多かったですが、その中でもダントツでいい追い切りでした。

あとは誰がルメール騎手の代わりを務めるか、騎手采配が最大の焦点となるでしょう。

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皐月賞2024追い切り評価ランキング

評価馬名
ジャスティンミラノ
ミスタージーティー
レガレイラ
アレグロブリランテ
アーバンシック
エコロヴァルツ
コスモキュランダ
ジャンタルマンタル
シリウスコルト
シンエンペラー
ダノンデサイル
ビザンチンドリーム
ルカランフィースト
ウォーターリヒト
サンライズアース
サンライズジパング
メイショウタバル
ホウオウプロサンゲ
 
同評価内は50音順になります。

皐月賞2024追い切り映像

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