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【ヴィクトリアマイル2024追い切り評価/全頭診断】マスクトディーヴァに並ぶ最高評価「S」はアノ馬!

ヴィクトリアマイル2024追い切り評価記事のサムネイル画像

ヴィクトリアマイル2024追い切り評価/全頭診断になります。
当記事ではヴィクトリアマイルの追い切り映像や調教タイムから評価、コメントしています。

5月8日の馬場状態

美浦
この日の美浦は坂路、ウッドともに稍重でした。
坂路の一番時計はルージュアルルの4F52秒0で、全体的に時計はかかりがちです。
ウッドの一番時計はザメイダンの6F79秒4です。79秒台で走破した馬はザメイダンのみとなっており、ここ数週間の中では時計はかかっていました。

栗東
この日の栗東は坂路、ウッドともに稍重でした。
坂路は一番時計がフロムダスクの4F50秒5ですが、50秒台で走破したのは3頭のみでここ数週間の中では時計はかかっています。
ウッドの一番時計はリッケンバッカーの6F79秒1です。79秒台で走破した馬は7頭いるので美浦ウッドより時計は出ています。

目次(読みたい項目をタップ)

ヴィクトリアマイル2024追い切り評価/全頭診断コメント

ヴィクトリアマイル2024の出走馬全頭の追い切り評価や調教タイムをまとめましたで予想の参考にお役立てください。

評価は上からS→A→B→C→Dの5段階になります。

(調教欄の〇数字はスタートからゴールまでのハロンを表しています。)

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ウンブライル

ウンブライル 5月8日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(稍重)85.068.353.038.211.3馬なり
1週前美浦南W(重)⑦98.466.651.637.111.0直一杯
前走最終栗東CW(良)85.268.953.238.011.6一杯

昨年のNHKマイルカップ(G1)、そして前走阪神牝馬ステークス(G2)で2着入りしたウンブライルは美浦のウッドチップコースでカーペンタリア(牝5、3勝クラス)とプレサージュリフト(牝5、オープン)と3頭併せを行いました。

助手が騎乗して馬場の3分どころから馬なりでカーペンタリアを1馬身半追走し、6F85秒0-上がり1F11秒3の時計を出し、3頭同時併入です。

1週前の1日には美浦ウッドでヒップホップソウル(牝4、オープン)と併せました。

このときは馬場の真ん中から直線一杯に負荷をかけ、僚馬を1馬身半追走する形で7F98秒4-上がり1F11秒0の時計で併入しています。
※僚馬:りょうば(同じ厩舎に所属する馬のこと)

1週前は2頭併せの内から追い切りを行いましたが、前走阪神牝馬ステークスを使った影響もあって、身体は締まっています。

直線では気持ちを全面的に出していないものの、涼しい顔で終い1F11秒0の時計を記録しました。

差しの競馬を得意としているので末脚をしっかり引き出せたのは好感が持てますし、動くも軽快です。

1週前に負荷をかけたため、最終追い切りは馬なりで軽めです。

僚馬2頭の真ん中から追い切りを行いましたが首を稍引っ込め気味に一歩一歩丁寧な走りができています。

直線の動きは僚馬の影になっていて分かりづらいものの、馬なりで終い1F11秒3と時計は出していました。

前走阪神牝馬ステークスを使ったことで上積み傾向にありますし、レース本番においても自慢の末脚を引き出せそうです。

キタウイング

キタウイング 5月8日(水) 評価C
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(稍重)86.069.354.639.812.6馬なり
前走最終美浦南W(稍重)83.567.152.237.811.7馬なり

中1週でレースに挑むキタウイングは美浦のウッドチップコースで単走を行いました。

レース当日も騎乗する杉原騎手を背に乗せて、馬場の真ん中から馬なりで6F86秒0-上がり1F12秒6の時計を記録しています。

今回は中1週ということで中間の追い切りは行っていません。

最終追い切りは軽めの追走でしたが、間隔を詰めていることもあってきびきびとした動きができています。

小柄な馬ですが、身体も引き締まっていてコンディションは良いでしょう。

ただ、馬なりを考慮しても時計は全く出ていない点は気になりました。

道中1回多く手前を替えていることからも走りに集中できているか微妙なところですし、現在の状況で上位争いは簡単ではないでしょう。

コンクシェル

コンクシェル 5月8日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(稍重)85.569.253.037.511.4直強め
1週前栗東CW(稍重)81.166.051.737.211.3強め
前走最終栗東CW(重)81.366.352.337.511.6馬なり

前走の中山牝馬ステークス(G3)を制したコンクシェルは栗東のウッドチップコースでジャスパーバローズ(牡4、2勝クラス)と併せました。

吉村騎手が騎乗(レース当日は岩田望来騎手が騎乗)し、馬場の外側から直線強めに僚馬より10馬身近く先行し、6F85秒5-上がり1F11秒4の時計で1馬身先着しています。

1週前の1日にも栗東ウッドで強めに追いました。

この時も吉村騎手が騎乗し、馬場の外目から僚馬フルメタルボディー(セ4、2勝クラス)を10馬身追走する形で強めに追って、6F81秒1-上がり1F11秒3の時計でアタマ差先着しています。

僚馬よりも内から立ち回ったとはいえ10馬身以上後ろから追って、6F81秒1-終い11秒3の好タイムで先着できました。

コンクシェルは前走の中山牝馬ステークスを逃げて勝利しているように前の競馬が得意ですが、その中でも終い2F11秒7-1F11秒3で加速しながら先着できているのはよかったです。

1週前に強めに追いましたが、最終追い切りも引き続き直線強めです。

ここでは僚馬より先行する形で立ち回りましたが、1週前と比較すると早い段階で僚馬が接近しています。

しかしながら、直線入りの時点では直強めに追った影響もあってじりじりと、終い1F11秒4の時計で僚馬を突き放すことができました。

最終追い切りでは先行しながら粘り気のある走りを見せていますね。

今回の追い切りは1週前と最終追い切りでガラリと傾向を変えていますが、どちらも終いは伸びていてやりたいことはできたでしょう。

前走同様前を狙ってくると思いますが、しぶとい競馬に期待できそうです。

サウンドビバーチェ

サウンドビバーチェ 5月9日(木) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(良) 69.953.838.011.7馬なり
1週前栗東CW(稍重)79.464.650.435.911.2馬なり
前走最終栗東坂路(良)  52.337.612.4馬なり

昨年の阪神牝馬ステークス(G2)の勝ち馬サウンドビバーチェは栗東ウッドチップコースで単走を行いました。

今回レースで騎乗する松山騎手を背に乗せて、馬場の4分どころから馬なりで69秒9-上がり1F11秒7の時計で軽めに流しています。

1週前の2日にも松山騎手を載せて栗東ウッドで単走を行いました。

この時も脚色は馬なりで馬場の外目から追い、6F79秒4-上がり1F11秒2の時計を記録しています。

1週前は6F79秒4の好時計を記録しましたが、もともとサウンドビバーチェはウッドで時計を出すタイプで、この時よりも速い時計は過去にも出しています。

しかしながら、馬なりでこの時計は素晴らしく、終い2F-1Fともに11秒2で長く脚を活かせて好感触です。

最終追い切りも単走馬なりで軽い調整でした。

1週前ほどスピード感はありませんが、終い2F12秒3-1F11秒7で上がり重点の調整という意味では悪くありません。

道中も確かな脚取りでしたし2週続けて早い段階から手前を替えてそのままゴールできているので状態面はよさそうです。

2週続けて松山騎手が騎乗したのも好感が持てますし、なにより1週前の時計がとてもよかったので好気配でした。

スタニングローズ

スタニングローズ 5月8日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(稍重)  53.538.711.8馬なり
1週前栗東坂路(稍重)  54.339.112.0一杯
前走最終栗東坂路(不良)  56.140.811.9馬なり

一昨年の秋華賞馬であるスタニングローズは栗東坂路で単走を行いました。

レース当日も騎乗する西村騎手を背に、馬なりで4F53秒5-上がり1F11秒8の時計を記録しています。

1週前の1日には栗東坂路で単走を行い、この時も西村騎手騎乗の元、一杯に追われて4F54秒3-上がり1F12秒0の時計で登坂しています。

一杯に負荷をかけた影響もあって力強さは見せていますが、全体時計54秒3-1F12秒0の時計は正直平凡です。

いい時期は4F51秒3~52秒台で駆け上がっていたのでその時と比較すると物足りないですね。

また、腹回りも少し丸く見え、引き締まっている感じはしませんでした。

負荷をかけたことで最終追い切りの一変に期待したいです。

その最終追い切りも引き続き坂路で西村騎手とともに、馬なりで行いました。

1週前に負荷をかけた影響もあってか、馬なりで終い1F11秒8の時計を記録しています。

スタニングローズはこれまでの坂路における終い1Fの最速が11秒8なので馬なりでタイ記録を出したのは良いでしょう。

ただ、全体時計自体は特に目立つものではないです。

1週前手と比較するとやや上積みしていると思いますが、最良の状態には程遠く見えました。

テンハッピーローズ

テンハッピーローズ 5月8日(水) 評価D
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(稍重)  55.040.312.7馬なり
1週前栗東CW(稍重)⑦96.565.150.936.611.4強め
前走最終栗東坂路(良)  54.039.512.4馬なり

昨年の朱鷺ステークス(L)の勝ち馬であるテンハッピーローズは栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗して馬なりで追い、4F55秒0-上がり1F12秒7の時計でまとめています。

1週前の2日には栗東ウッドチップコースで単走を行いました。

この時は亀田騎手が騎乗(レース当日は津村騎手が騎乗)し、馬場の真ん中から強めに追われて7F96秒5-上がり1F11秒4の時計で走破しています。

1週前はコーナーの段階から頭が高くてかかっています。

直線に入ってもその傾向は変わらず、冷静さを失っていました。

7F96秒5はこれまでで3番目に速く、終い2F11秒7-1F11秒4で加速ラップを刻んでいますが、かかり気味だったので折り合いの面では難しそうです。

最終追い切りは坂路に舞台を変えて、単走を行っています。

最終追い切りは1週前のウッド以上にアタマが高くて全く落ち着いていません。

道中右往左往する場面も見られましたし安定感も欠けています。

テンハッピーローズは主に1,400mで結果を残していたので、1F伸びる今回、より折り合いは重要になりますが、2週続けてかかり気味だったのでレース本番までに気性改善は厳しそうです。

ドゥアイズ

ドゥアイズ 5月8日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(稍重)83.867.352.137.611.6馬なり
1週前栗東CW(稍重)84.068.053.438.511.6一杯
前走最終栗東CW(良)82.667.252.337.511.8G前仕掛け

前々走の洛陽ステークス(L)を勝利したドゥアイズは栗東のウッドチップコースで単走を行いました。

加藤騎手が騎乗(レース本番は鮫島克駿騎手が騎乗)し、馬場の真ん中から馬なりで追われて6F83秒8-上がり1F11秒6の時計で走破しています。

1週前の1日はレースで騎乗する鮫島騎手を背に、栗東ウッドで一杯に追われました。

このときは馬場の外目から追って6F84秒0-上がり1F11秒6の時計を記録しています。

1週前は一杯に追われましたが、頭は稍下向きで気持ちは全面的に乗っていません。

道中の動きも決して悪くないですが、ハキハキした動きといわれると微妙なところです。

腹回りも太いように見えましたし、タイムを見たら分かるようにスピード感もありませんでした。

負荷をかけたことで最終追い切りの良化に期待したいところです。

その最終追い切りも引き続きウッドで単走、馬なりで行われています。

1週前と比較するとコーナーでの動くは良くなり、スピードも出ています。馬体も幾分か締まったようにみえます。

終いもこの馬なりに伸びており、1週前より良くなりましたがいい時期ほどの出来かというと、まだまだ伸び代はありそうでした。

ナミュール

ナミュール 5月8日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(稍重)  54.039.112.0末強め
前走最終海外出走

昨年のマイルチャンピオンシップ(G1)の勝ち馬であり、前走ドバイターフ(G1)においても惜しい2着だったナミュールは栗東坂路で単走を行っています。

助手が騎乗して末強めに追い、4F54秒0-上がり1F12秒0で登坂しました。

前走海外レースからの帰国緒戦となります。

中間追い切りを再開したのが今月の上旬(3日)で、本数は坂路が4本、ウッドは2本で少し足りないような気がしました。

ちなみに今月5日は坂路で馬なり、4F55秒8-上がり1F12秒3の時計を記録しています。

最終追い切りは外ラチ沿いから追い切りを行いましたが軽快な脚さばきを見せていて海外帰りの影響はなさそうです。

全体時計54秒0は馬なりという点を考慮しても、G1馬にしては目立つものではありません。

しかし、ナミュールは勝利した昨年のマイルチャンピオンシップにおいても最終追い切りは坂路で馬なりにおいて4F58秒4-上がり1F12秒2でした。

ナミュールは特に坂路で時計を出さなくても実践で力を出せる馬なので、時計は気にしなくても問題ありません。

その中で、軽快に坂路掛けしていることからも調子はよさそうなので、ここでの好走にも期待したいです。

ハーパー

ハーパー 5月8日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(稍重)  53.138.312.6馬なり
1週前栗東CW(稍重)83.067.552.536.911.3一杯
前走最終栗東CW(不良)81.966.451.437.011.7馬なり

昨年の牝馬三冠を皆勤したハーパーは栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗して馬なりで追い、全体時計53秒1-上がり1F12秒6の自己ベストを記録しています。

1週前の1日には栗東ウッドチップでメリオーレム(牡3、オープン)ともう一頭の馬(名称不明)と3頭併せを行いました。

この時は今回初コンビを組む池添騎手が騎乗し、馬場の真ん中から一杯に追って僚馬を7~8馬身追走し、6F83秒0-上がり1F11秒3の時計を出しましたが3馬身遅れています。

1週前は僚馬2頭の内から立ち回りました。

直線では終い1F11秒3の時計を出したものの、思うように差は詰めていません。

スタートが7~8馬身差があったので致し方ない部分はありますが、前走大阪杯(G1)では馬なりで6F81秒9の好時計を記録していたので、その時と比較すると物足りません。

但し、負荷は掛かったので最終追い切りにおける良化に期待したいです。

その最終追い切りは坂路で単走を行いました。

1週前に負荷をかけた影響もあって、脚さばきは軽快です。

首の使い方も良くてリズムよく登坂できていますが、終い2F12秒7-1F12秒6と、末脚は目立っていません。

もっとも、ハーパーは昨年のオークス(G1)やエリザベス女王杯(G1)における最終追い切り(坂路)においてもそこまで時計は出さなかった中で、上位争いに加われているので坂路において時計はそこまで必要ありません。

特別大きな良化は見られませんでしたが、現状でも力は出せそうです。

フィアスプライド

フィアスプライド 5月8日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(稍重) 66.951.636.811.1馬なり
1週前美浦南W(重) 66.450.736.210.9強め
前走最終美浦南W(重) 64.850.336.611.2強め

昨年のターコイズステークス(G3)を制したフィアスプライドは美浦のウッドチップコースでウィズグレイス(牝5、2勝クラス)と併せ馬を行いました。

助手が騎乗して馬場の真ん中から馬なりで僚馬を1馬身追走し、5F66秒9-上がり1F11秒1の時計で併入しています。

1週前の1日にも美浦ウッドでウィズグレイスと併せました。

この時も助手が騎乗し、馬場の真ん中から僚馬を1馬身半追走する形で強めに追い、6F66秒4-上がり1F10秒9の伸びを見せて1馬身先着しました。

1週前は僚馬の内から追い切りを行いましたが、直線入りの段階でスムーズに手前を替えるとぐいぐいと脚を伸ばして終い1F10秒9の好時計を記録しています。

父ディープインパクトを彷彿させるような鋭い伸びを見せることができました。

1週前に負荷をかけたため最終追い切りは馬なりで調整しています。

ここでも僚馬の内から回りましたが、1週前と比較すると俯き加減で舌を出しながらの追い切りです。走りに集中できていません。

しかしながら、終いは馬なりで1F11秒1の好時計を刻んでいるように、末脚には依然期待できそうです。

1週前追い切りくらいの状態でレースに挑むことができれば、激走にも期待してよさそうです。

フィールシンパシー

フィールシンパシー 5月8日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(稍重)82.366.151.337.111.5馬なり
1週前美浦南W(重)86.570.154.439.612.6馬なり
前走最終美浦南W(良)85.868.954.039.012.1馬なり

前走福島牝馬ステークス(G3)で2着入りしたフィールシンパシーは美浦のウッドチップコースで単走を行いました。

主戦の横山琉人騎手が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中から馬なりで6F82秒3-上がり1F11秒5の時計を記録しています。

1週前も美浦ウッドで単走を行いました。

この時は助手騎乗の元、馬場の内側から馬なりで6F86秒5-上がり1F12秒6で走破しました。

時計は全く出していませんが道中は前向きな動きを見せていますし、手前を替えてからの走りも悪くありません。

ただ、少し頭が前に出ていてフォームはそこまで美しくありませんでした。

最終追い切りも馬なりでまとめています。

1週前と比較するとコーナーでスピードのある走りを見せており、いつレースが始まっても動けそうです。

直線ではほかの馬がいましたがあっさりかわして先着しているように、脚を引き出すこともできました。

1週前と比較すると多少マシになったとはいえ依然頭が出ていますが、スピード感のある走りはよく見えました。

相手は強力ですが、近走調子を上げているので大舞台でどのような走りを見せてくれるか注目したいです。

マスクトディーヴァ

マスクトディーヴァ 5月8日(水) 評価S
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(稍重)  52.938.812.1馬なり
1週前栗東CW(稍重) 66.952.137.911.5馬なり
前走最終栗東坂路(良)  55.039.312.4馬なり

昨年のローズステークス(G2)において世界レコードを樹立したマスクトディーヴァは栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗して馬なりで追い、4F52秒9-上がり1F12秒1で登坂しています。

1週前の1日には栗東ウッドチップでブリックワーク(牝3、未勝利)と併せました。

ここでも助手が騎乗して馬場の外目から馬なりで僚馬を6馬身追走し、5F66秒9-上がり1F11秒5の時計で併入しています。

前走阪神牝馬ステークス(G2)から中4週ということもあり、1週前は馬なりでした。

軽めの調整でしたが足下を意識しながら、集中力の高い追い切りができています。

迫力はそこまでありませんが、直線でも一歩を大事にしつつも、じりじりとペースアップすることができました。

未勝利馬と併入という意味では目立たなかったものの、終い1F11秒5はウッドにおけるこの馬の自己ベストです。しかも、馬なりでこの時計を出していることから、好調を維持しています。

最終追い切りは坂路で単走、馬なりを行いました。

ここでも軽めの追い切りでしたが、リズムよく登坂することができています。

全体時計52秒9-上がり1F12秒1の時計は一見目立たないように見えますが、マスクトディーヴァが頭角を現した昨年ローズステークスから、前走阪神牝馬ステークスまでの4戦と比較しても最速です。

特に今回は前走阪神牝馬ステークスを一回使ったことで良化の気配もうかがえました。

1週前にウッドで馬なり⇒最終追い切りは坂路で馬なりという、勝利した前走阪神牝馬ステークスと同じローテーションで調整できたのも良いでしょう。

過去の追い切りと比較しても見た目以上に調子を上げてきているので、初G1制覇にも期待できそうです。

モリアーナ

モリアーナ 5月8日(水) 評価S
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(稍重) 69.453.237.811.4馬なり
1週前美浦南W(重)80.765.150.636.611.3馬なり
前走最終美浦南W(良) 68.351.936.611.4馬なり

昨年の紫苑ステークスの勝ち馬であるモリアーナは美浦のウッドチップコースで単走を行いました。

元主戦の武藤騎手が追い切りに騎乗(レースでは横山典弘騎手が騎乗)し、馬場の外目から馬なりで5F69秒4-上がり1F11秒4の時計で走破しました。

1週前の2日にも武藤騎手騎乗の元、美浦ウッドで馬なり追いを行っています。

この時も馬場の外目から追い切りを開始し、6F80秒7-上がり1F11秒3の好時計を記録しています。

1週前追い切り映像を見てみると、ピッチが利いており、走りも軽快です。

馬体も張りがでてきていますし、全体時計80秒7-終い1F11秒3も素晴らしいです。

モリアーナは自己ベストが今年1月に記録した6F78秒4なので、今回の1週前追い切り時計はこの馬からしたらまだまだ出せると思いますが、それでも終始一定のリズムで追うことができましたし、気持ちも乗っていて好感触でした。

最終追い切りも引き続き単走でウッド調教を行っています。

1週前同様足取りは軽いですし、余裕のある動きができています。

動きに関しては1週前とほとんど変化はありませんでした。

時計面に関しては、1週前のほうが出ていますが、この日の美浦ウッドは全体的に時計がかかりがちだったのでそこまで気にしなくても良いでしょう。

その中で、終い1F11秒4の時計を出しているので、むしろ良い傾向です。

見た目、時計、メンタル面と、全てにおいて調子を上げてきているのでどのような走りを見せるか楽しみです。

ライラック

ライラック 5月8日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(稍重)81.866.151.236.911.7馬なり
1週前美浦南W(重) 68.252.537.911.2馬なり
前走最終美浦南W(良) 67.352.037.611.4馬なり

ライラックは美浦のウッドチップコースでリリエンフェルト(牝3、未勝利)と併せ馬を行いました。

レース当日も騎乗する戸崎騎手が追い切りに跨り、馬場の真ん中から僚馬を3馬身追走する形で馬なり追いを行い、6F81秒8-上がり1F11秒7で併入しています。

1週前の1日にも美浦ウッドで戸崎騎手が騎乗し、このときはマイショウチャン(牡4、1勝クラス)と併せています。

馬場の外目から馬なりで僚馬を2~3馬身追走し、5F68秒2-上がり1F11秒2の時計で併入しました。

1週前は2頭併せの内から追いましたが、頭の使い方がいまいちで、安定していません。

しかし、終い1F11秒2の時計を馬なりで出せているので、末脚は健在でした。

ちなみに、ライラックのウッド追いで終い1F11秒2は自己最速となっています。

最終追い切りも引き続きウッドで馬なり追いを行いました。

ここでも僚馬の内から立ち回りましたが、1週前と比較すると首の使い方がよくなり、コーナーでもスピーディな走りを見せています。

直線に入ってからは1週前のほうが好時計でしたが、2Fの時計は1週前が23秒9に対して今回は23秒7なので最終追い切りのほうが出ています。

今回の最終追い切りは中4週ということもあってそこまで負荷をかけることがありませんでしたが、使い込むことで良化していました。

2週続けて戸崎騎手が追い切りに騎乗した点も評価できますし、なかなかいい仕上がりです。

ルージュリナージュ

ルージュリナージュ 5月8日(水) 評価C
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(稍重) 69.753.438.111.5馬なり
1週前美浦南W(重) 68.552.737.811.3馬なり
前走最終美浦南W(重)84.167.853.338.511.9馬なり

ルージュリナージュは美浦のウッドチップコースで単走を行いました。

助手が騎乗して馬場の外目から馬なりで追い、5F69秒7-上がり1F11秒5の時計でゴールしています。

1週前の1日にも美浦ウッドで追い切りを行いました。このときは僚馬ウインベルレーヌ(牝3、未勝利)を置いて行っています。

助手が騎乗して馬場の外目から馬なりで僚馬を5~6馬身追走し、5F68秒5-上がり1F11秒3の時計で併入しました。

1週前はコーナーの段階から躍動感のある走りを見せていますが、首を引っ込めながらの追い切りでフォームはそこまできれいではないです。

終い1F11秒3で末脚を活かせたのはよかったので、フォームが整えば風の抵抗もよりなくなり良化するでしょう。

最終追い切りも引き続き美浦ウッドで馬なり追いを単走で行いました。

1週前同様フットワークは軽やかですが、コーナーワークが苦手なのか、首を引き気味に走っていて助手もやや高い姿勢で手綱を引きながら立ち回っており、折り合いに欠いた走りを見せました。

直線の動きは悪くないものの、コーナーワークは苦手なのかもしれません。

東京コースはコーナーが大きいのでそこまで影響はないとは思いますが、折り合いはやや苦労しそうです。

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ヴィクトリアマイル2024追い切り評価ランキング

評価馬名
マスクトディーヴァ
モリアーナ
ウンブライル
コンクシェル
サウンドビバーチェ
ナミュール
ライラック
スタニングローズ
ドゥアイズ
ハーパー
フィアスプライド
フィールシンパシー
キタウイング
ルージュリナージュ
テンハッピーローズ
同評価内は50音順になります。

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ヴィクトリアマイル2024の最終予想はこちらの記事で発表するので、合わせてお読みください。

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