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【ヴィクトリアマイル2024予想】本命馬3頭+激走に期待できる穴馬2頭はこちら!

ヴィクトリアマイル2024予想記事のサムネイル画像

ヴィクトリアマイル2024予想の最終買い目を更新しました!

ヴィクトリアマイル2024のおすすめの有力馬3頭、穴馬2頭を紹介しています。
過去10年のデータ分析と傾向、コースの特徴や競走馬の血統、追い切りから予想していきます!

ヴィクトリアマイル2024の予想ポイント

  • G1で馬券に絡んだことがある馬がこのレースで勝ち切りやすい
  • 差し馬は評価を上げたい
  • ノーザンファーム生産馬が強い
  • 1~3人気の信頼度は低め、7人気以下の穴馬も度々馬券に絡む
  • 3枠は当たり枠【5-0-1-14】
  • 前走阪神牝馬S組は好走数が多く、前走大阪杯組は好走率が高い
目次(読みたい項目をタップ)

ヴィクトリアマイル2024予想の最終買い目

ヴィクトリアマイルが開催される日曜日の東京競馬場界隈の天気を見てみると、晴れのち曇りの予報が出ていました。

もともと日曜日は雨予報が出ていましたが、雨は月曜日に後ろ倒しとなりました。

土曜日の芝レースの傾向を見てみると、メインレースの京王杯スプリングカップにおいて、勝ち馬ウインマーベルとハナ差2着のレッドモンレーヴが1分19秒7の時計で走破し、上がり32秒2の時計を出していることから時計は出ています。

日曜日も雨が降らないようなので、うましるでは曇りの良馬場、高速馬場を想定しながらレース予想をまとめました。

馬券が的中しない方へ

ヴィクトリアマイル(G1)オークス(G1)の当たる無料予想なら絶対にココ!!

◎本命  6 マスクトディーヴァ

ルーラーシップ
マスクオフ
母父ディープインパクト
主な勝ち鞍ローズステークス(G2) 2023年
前走阪神牝馬ステークス(G2) 1着

本命はマスクトディーヴァにしました。

昨年のローズステークスはレコード勝ち、そして続く秋華賞でも絶望的な位置から1頭だけ一気に伸びて勝ち馬リバティアイランドに詰め寄ったのが印象的です。

この2戦だけでも世代最上位の実力が感じられました。

前々走の東京新聞杯は6着に敗れてしまったものの、ゲートで遅れてしまったのが大きな敗因なので度外視しても良いです。

ゲートはうまく飛び出すことができれば前走阪神牝馬ステークスのように余裕ある勝ちっぷりを見せることができていました。

前走1着馬は過去10年のヴィクトリアマイルで勝ち切れていませんが、マスクトディーヴァは実力最上位だと思うので、このジンクスを打破してもらいたいです。

〇対抗 10 ナミュール

ハービンジャー
サンブルエミューズ
母父ダイワメジャー
主な勝ち鞍マイルチャンピオンS(G1) 2023年
前走ドバイターフ(G1) 2着

対抗はナミュールにしました。

もともとG1の舞台でも惜しい競馬が続いていましたが、3走前のマイルチャンピオンシップでは最後方から大外一気の競馬で牡馬を蹴散らし、見事G1馬の座を手にしています。

この1戦で調子を上げたのか、2走前の香港マイルは初めての海外競馬でしたが3着入り、そして、前走のドバイターフにおいても勝ち馬ファクトゥールシュヴァルと差のない2着でパフォーマンスを上げてきました。

東京マイルに関しても、昨年の富士ステークスでやれているように適性も高いです。

海外帰り緒戦となりますが、追い切りでも軽快な動きを見せていたので反動はないでしょう。

まともならここは実力最上位ですが、マスクトディーヴァと比較するとあちらのほうが潜在能力は高そうだったので2番手にしています。

▲単穴  1 ライラック

オルフェーヴル
ヴィーヴァブーケ
母父キングカメハメハ
主な勝ち鞍フェアリーステークス(G3) 2022年
前走阪神牝馬ステークス(G2) 10着

単穴はライラックにしました。

もともと中距離色の強い馬ですが、昨年の府中牝馬ステークスではスロー展開の中で先行しながら脚を溜め、そこから上がり33秒0の末脚で3着入りしています。

芝1,800mの高速馬場はこれまでの戦績からかみ合わないと思っていましたが、驚くほど力を発揮できたのが意外でした。

また、今回騎乗する戸崎騎手はヴィクトリアマイルと相性のいい騎手なので騎手目線でも面白そうです。

マイルに関しては正直短い気もしますが、意外とかみ合う要素は多いですし、前日の時点で9番人気の穴馬なので期待値を込めて馬券に絡めています。

△連下  5 ウンブライル

ロードカナロア
ラルケット
母父ファルブラヴ
主な勝ち鞍もみじステークス(OP) 2022年
前走阪神牝馬ステークス(G2) 2着

ウンブライルは連下にしました。

前走の阪神牝馬ステークスでは後方から末脚勝負を仕掛けてマスクトディーヴァと0.1秒差の2着です。

惜しい競馬でしたが、マスクトディーヴァが余力残しだったことを考えると、着差以上に能力の差はあったでしょう。

それでも、一回使って良化していたのは間違いありませんし、昨年はマイルのニュージーランドトロフィーやNHKマイルカップにおいても2着入りしているように距離の適性も感じられます。

ただ、今回騎乗する川田騎手が過去10年のヴィクトリアマイルで一度も馬券に絡めていない点は引っ掛かりました。

今回は距離適性の高いウンブライルに騎乗するため、あっさり上位争いに加わるかもしれませんが、それでもマイナスデータであることは事実なので相手で軽めにしておきます。

△連下  2 フィアスプライド

ディープインパクト
ストロベリーフェア
母父Kingmambo
主な勝ち鞍ターコイズS(G3) 2023年
前走中山牝馬ステークス(G3) 9着

2頭目の連下はフィアスプライドにしました。

2走前のターコイズステークスのイメージが強いですが、その前の府中牝馬ステークスやさらに前の関屋記念ではどちらも差しの競馬で4着入りしています。

特に、府中牝馬ステークスはスロー展開の中、上がり最速32秒6の末脚で勝ち馬ディヴィーナと0.1秒差の4着でした。

本質的には差しや追込のほうが得意な馬だと思いますし、高速馬場でやれているのでヴィクトリアマイルの舞台ともかみ合いそうです。

データ的にも相性のいい2枠を引くことができましたし、自慢の末脚を活かすことができれば上位争いにも期待できそうです。

△連下 13 モリアーナ

エピファネイア
ガルデルスリール
母父ダイワメジャー
主な勝ち鞍紫苑ステークス(G2) 2023年
前走阪神牝馬ステークス(G2) 3着

3頭目の連下はモリアーナにします。

近走なかなか勝ち切れていない上、マイラーなのか、それとも中距離がいいのかいまいちつかみどころのない馬です。

ただ、前走の阪神牝馬ステークスでは上がり最速32秒9の末脚で3着入りしているように、自慢の末脚は今も健在でした。

ヴィクトリアマイルも差し馬の好走事例が高いため脚色的にかみ合うでしょう。

好走と凡走を繰り返しているので評価が難しいところですが、牝馬限定競走ならやれているのも事実です。

ハーパーも牝馬限定ならやれているのでどちらを選択するか悩ましいところでしたが、ハーパーと違ってモリアーナは追い切りも良かったですし、距離もマイルが一番合ってそうだったのでモリアーナを選択しました。

単勝

6 マスクトディーヴァ

馬連流し

軸馬:6
相手:1、2、5、10、13

三連複フォーメーション

1頭目:6
2頭目:1、2、5、10、13
3頭目:1、2、5、10、13

ヴィクトリアマイル2024の有力馬3頭

今年のヴィクトリアマイルは例年と比較するとやや小粒ですが、それでも各重賞で結果を残している馬が多数参戦しました。

春の女王の座を掴むのはどの馬でしょうか?!

今年の出走馬の中から実力上位の馬を3頭紹介します。

出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。

ナミュール

主な勝ち鞍
  • マイルチャンピオンS (G1) 2023年
  • 富士ステークス    (G2) 2023年
  • チューリップ賞    (G2) 2022年

昨年のマイルチャンピオンシップを勝利し、前走ドバイターフにおいても勝ち馬ファクトゥールシュヴァルとタイム差ゼロの2着に入線したナミュールはいよいよ本格化の兆しを見せている1頭です。

2歳のころからその末脚を持って多くのレースで結果を残し、阪神JFや桜花賞でも1番人気に支持されました。

この2レースは着外に敗れてしまいましたが、オークスや秋華賞では馬券に絡んでいるように、中距離色も強いです。

しかし、古馬になってからはマイルを中心に使われ、3走前のマイルチャンピオンシップでは急遽代打を託された藤岡康太騎手の手綱さばきでうれしいG1制覇を果たしています。

近走はマイルで本格化しており、4走前の富士ステークスでも1分31秒4という好タイムで勝利しましたし、前走ドバイターフでも大外一気の競馬で惜しい2着となっています。

ドバイターフは芝1,800mの舞台で最後の最後は脚色が弱くなったように見えたので、距離が長かったかもしれません。

そういった意味ではマイルに戻るのは歓迎したいです。

昨年のヴィクトリアマイルは7着に敗れていますが、向こう正面で大外からソダシが並びかけた際に前が狭くなってバランスを崩してしまったので、このアクシデントがなければ結果は変わっていたかもしれません。

昨年以上にパワーアップしていると思いますし、昨年のリベンジを果たすことも可能でしょう。

★評価点
・昨年のマイルチャンピオンシップの勝ち馬
・マイルで本格化
・末脚に長けている
・データと相性のいいノーザンファーム生産馬

▼課題
・海外帰り緒戦

マスクトディーヴァ

主な勝ち鞍
  • 阪神牝馬ステークス (G2) 2024年
  • ローズステークス  (G2) 2023年

昨年のローズステークスで世界レコードを叩き出したマスクトディーヴァもヴィクトリアマイルに参戦します。

3歳時は中距離をメインに使いましたが、今年の東京新聞杯からマイル路線を歩み始めました。

マスクトディーヴァ最大の武器はその末脚で、ローズステークスでは終い33秒2の末脚を持って勝利しています。

勝ち時計1分43秒0は高速馬場だったことを考慮しても秀逸ですし、このときの2着馬ブレイディヴェーグがのちにエリザベス女王杯を勝利していることから強い相手に先着しました。

また、続く秋華賞においても最後の直線では12番手くらいの位置で万事休すに思われた位置から1頭だけ上がり最速33秒5の末脚でリバティアイランドに1馬身差まで詰め寄っています。

3着のハーパーとの差が2馬身半差なので1頭だけ別次元の末脚で上り詰めたのでした。

古馬になって挑んだ東京新聞杯は痛恨の出遅れのために6着に沈んでいますが、それでも33秒2の末脚を使っていることから実力は健在です。

そして、前走阪神牝馬ステークスにおいてもゲートをうまく決めて最内からロスなく立ち回り、直線では外目を狙いながら余力残しで勝利しました。

近2戦はどちらもこの馬らしい走りができていますし、ヴィクトリアマイルでも力を発揮できるでしょう。

今年のヴィクトリアマイルは例年と比較すると楽なメンバー構成なので、そういった意味でもG1制覇を成し遂げられる可能性は高いです。

★評価点
・秋華賞で2着
・末脚に定評がある
・高速馬場でレコードを樹立
・稍重以下の馬場でも好成績を残している
・モレイラ騎手が引き続き騎乗
・データと相性のいい前走阪神牝馬ステークス組

▼課題
・前走1着馬は過去10年勝利がない

ウンブライル

主な勝ち鞍
  • もみじステークス (OP) 2022年

ウンブライルは昨年のNHKマイルカップで2着入線した馬です。

脚色的には差し、もしくは追い込み競馬を得意としているのでヴィクトリアマイルと合いそうです。

2着入線したニュージーランドトロフィーとNHKマイルカップがどちらも稍重馬場だったので、タフな馬場向きに思いますが、前走の阪神牝馬ステークスは良馬場の中、大外から脚を伸ばして先に抜け出したマスクトディーヴァの2着に入線しているように、良馬場でも力を発揮できました。

レースを振り返ると、シンプルな大外一気でしたがマスクトディーヴァと比較すると最後の最後まで詰め寄れている点は評価したいです。

ただ、後日作成する騎手予想記事にも記載しますが、今回引き続きコンビを組む川田騎手は過去10年のヴィクトリアマイルで【0-0-0-10】、なんと全ての年で着外に敗れていました。

過去10年で騎乗した馬と比較したらウンブライルはコース適性もかみ合いそうなのであっさり挽回できるかもしれませんが、一度も馬券に絡めていないのは気になる要素です。

これまで重賞で結果を残しながら未だ重賞タイトルはつかめていません。

初重賞制覇がG1タイトルになるか、注目です。

★評価点
・昨年のNHKマイルカップで2着
・末脚競馬が得意
・阪神牝馬ステークスでマスクトディーヴァと差のない2着
・データと相性のいいノーザンファーム生産馬&前走の阪神牝馬ステークス組

▼課題
・川田騎手とヴィクトリアマイルの相性は良くない

ヴィクトリアマイル2024の穴馬2頭

ヴィクトリアマイルは2015年に三連単2,000万円馬券が飛び出していることからも、高配当に期待できるレースです。

穴馬にも注目したいですね!

今年の出走登録馬の中から配当妙味に期待できそうな馬を2頭紹介します。

出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。

ライラック

主な勝ち鞍
  • フェアリーステークス (G3) 2022年

長く重賞の一線で走り続けているライラックが穴馬として面白そうです。

これまでは主に中距離を中心に使われていましたが、前走の阪神牝馬ステークスで久々にマイルを経験したことで、マイル女王の座を狙いに来ました。

マイル実績はそこまでありませんが、4走前の府中牝馬ステークスは芝1,800mだったので比較的マイルに近い条件でした。このレースでは時計の出やすい馬場条件下で先行しながら3着入りしています。

この府中牝馬ステークスは35秒9-33秒9の超スローで前有利の展開でしたが、早い段階で前を確保しつつ、上がり33秒0の末脚を使いました。

距離的には少し短い感じもしましたが、展開が向いたとはいえ最後まで余裕残しで脚を引き出せているのはよかったですし、これまでの戦績に反して高速馬場でやり切れたのも評価したいです。

しかしながら、本質はタフな馬場条件下でパワーが活かせる追込がこの馬の真骨頂でしょう。

雨で馬場が悪化するようでしたら評価を上げたいです。

ちなみに、今回騎乗する戸崎騎手は過去10年のヴィクトリアマイルで【3-0-2-4】、複勝率56%もあります。

単勝回収率は437%、複勝回収率も220%あるため、配当妙味は非常に高いです。

騎手目線で見ると買いたくなる馬です。

★評価点
・一昨年のエリザベス女王杯で2着
・追い込み競馬が得意
・パワー型の馬だが高速馬場でもある程度やれる
・騎乗する戸崎騎手とヴィクトリアマイルの相性がよい
・データと相性のいい前走阪神牝馬ステークス組

▼課題
・マイルは短い可能性
・高速馬場ならどこまでやれるか
・データと相性の悪い前走6着以下に沈んだ馬

ハーパー

主な勝ち鞍
  • クイーンカップ (G3) 2023年

昨年の牝馬三冠を皆勤し、その後はエリザベス女王杯⇒有馬記念⇒大阪杯と古馬の王道路線を歩み続けたハーパーが久々にマイルに返ってきました。

マイル実績といったら昨年のクイーンカップです。

このレースは46秒2-46秒9のミドルペースで推移、やや流れる展開でしたが、ハーパーは中団で脚を溜めつつ、直線では内から馬場の良い外目に進出して押し切りました。

この時下した相手が今回も出走するドゥアイズやモリアーナ、ウンブライルといった面々で、すでに先着実績があります。

ただ、着差は僅差だったのでそこまで高くは評価しなくても良いでしょう。

その後は牝馬三冠全てに出走し、桜花賞で4着、オークス2着、そして秋華賞は3着と善戦したものの勝利は手にしていません。

特に秋華賞は3着とはいえ今年の有力馬であるマスクトディーヴァには2馬身半差付けられていたので能力の差は実感させられます。

安定感はありますが、生粋のマイラーではないですし、勝ち負けとなるともう少しパンチが欲しいところです。

それでも、牝馬三冠レースで常に上位争いしているのは間違いないので、馬券内には期待できるでしょう。

★評価点
・牝馬三冠すべて出走、内、オークスと秋華賞で馬券に絡んだ
・先行or差しの競馬が得意
・安定感に長けた馬
・東京コースは【1-1-0-0】
・データと相性のいい前走阪神牝馬ステークス組&ノーザンファーム生産馬

▼課題
・勝ち負けするには武器が欲しい
・データと相性の悪い前走6着以下に敗れた馬

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ここからはヴィクトリアマイルの過去10年の傾向やデータ分析を見ていきましょう!

ヴィクトリアマイル2024の概要

ヴィクトリアマイルは5月中旬に東京競馬場で開催される牝馬限定のG1レースです。

秋に開催されるエリザベス女王杯と対になっており、エリザベス女王杯が秋季最強牝馬を決めるレースに対してヴィクトリアマイルは春季最強牝馬を決めるレースです。

しかし、エリザベス女王杯は芝2,200mの典型的な中距離に対してこちらはレース名の如く芝1,600mのマイルで行われます。

この時期の一流古馬牝馬はヴィクトリアマイルを除けば6月に行われる安田記念や宝塚記念も選択肢に入りますが、ヴィクトリアマイルはそれらのレースとの間隔がちょうどいいです。

昨年の勝ち馬ソングラインや最終的にG1を9勝したアーモンドアイのように、ヴィクトリアマイルを使って安田記念に挑んだ馬もいれば、スペシャルウィークの最高傑作ブエナビスタのように、ヴィクトリアマイルを使って宝塚記念で中距離に挑んだ馬もいます。

また、エリザベス女王杯と違ってマイラーだけではなく短距離馬や中距離馬も参戦する傾向があり、距離の壁を超えて有力馬が参戦するのも魅力といえるでしょう。

今年は抜けた馬が不在ですが、それでも阪神牝馬ステークスでの上位勢をはじめ、ステップレースで好走した馬が多数参戦しています。

比較的混戦模様ですが、春のマイル女王の座を手にする馬はどの馬か、注目したいです!

【過去5年】ヴィクトリアマイル 2019~2023|JRA公式

ヴィクトリアマイル2024の開催内容

開催日5月12日(日曜) 15:40発走
格付けG1
開催競馬場東京競馬場 11R
コース芝1,600m
性齢4歳以上牝馬
斤量定量
1着賞金1億3000万円

ヴィクトリアマイル2024が開催される東京の芝1,600mの特徴

東京競馬場 芝1600mのコースで特徴を解説
スタート地点向こう正面2コーナーの出口付近
コース左回り
Bコース使用
1周の距離2,101.9m
直線距離525.9m
高低差2.7m
フルゲート18頭
平均タイム
(過去5年)
1.35.5
コースレコード1.30.5
(2019年 ヴィクトリアマイル【G1】ノームコア)
ヴィクトリアマイルのタイム
平均タイム
(過去10年)
1:33.2
レコードタイム1:30.5
(2019年 ノームコア)

東京の芝1,600mは先週開催されたNHKマイルカップや翌月に行われる安田記念でも使用されるコースです。

スタート地点は2コーナーの出口付近で、スタートから最初のコーナーまでは約550mもあります。

スタート直後こそ下り傾斜ですが、一瞬だけ上り勾配を上がったのち、3コーナーに侵入します。

最初のコーナーまでが長いのでそこまでポジション争いは激しくなりませんが、マイルという距離の関係上そこそこ流れやすいです。

3.4コーナーは大回りコースとなっています。

大回りゆえ極端に減速しなくてもコースロスなく立ち回れます。

また、4コーナーの途中がラスト3ハロンになるため、各馬はペースを最大限に引き上げながら最後の直線に入ります。

スタンド前直線は約525mです。

直線は日本一長い新潟競馬場の次に長いです。そのため、各馬は最高速度を維持しながらスパートを駆けることができます。

直線上には高低差2.1mほどの上り坂が存在しますが、この上り坂は180mほどの長さがあります。

阪神競馬や中山競馬ほど急な上り坂ではなく、あくまでも緩やかな坂道が存在するのです。

坂を上りきったら残り300mは平たんな道のりです。

その先にゴール板が立っています。

東京の芝1,600mは向こう正面上にあるわずかな上り坂が曲者です。

この上り坂のために息を入れたいタイミングで呼吸を整えづらくなっています。

そのため、一息つけなかった馬はそのままコーナーに入り、激流のような流れで追い上げるため最後の最後で一杯になりやすいです。

東京芝1,600mはマイルながらも中距離等で結果を残している馬が活躍するのはこういった背景があるのです。

東京競馬場はスピードを活かしやすいことから瞬間的なトップスピードや最高速度を維持する能力が試されやすいですが、マイル以上で通用するだけのスタミナも持っているほうが上位争いに加わりやすいですよ。

東京の芝1,600mはここをチェック!

  • 数多くのビッグレースが開催される舞台
  • 息を入れるのが難しいコース
  • 中距離色の馬が好走しやすい
  • 差しや追い込みが決まりやすい

ヴィクトリアマイル2024の出走馬

【参考レース】2024年 ヴィクトリアマイル|JRA公式
馬番馬名性齢斤量騎手
1ライラック牝556.0戸崎圭太
2フィアスプライド牝656.0C.ルメール
3スタニングローズ牝556.0西村淳也
4コンクシェル牝456.0岩田望来
5ウンブライル牝456.0川田将雅
6マスクトディーヴァ牝456.0J.モレイラ
7ハーパー牝456.0池添謙一
8サウンドビバーチェ牝556.0松山弘平
9テンハッピーローズ牝656.0津村明秀
10ナミュール牝556.0武豊
11ルージュリナージュ牝556.0横山和生
12キタウイング牝456.0杉原誠人
13モリアーナ牝456.0横山典弘
14フィールシンパシー牝556.0横山琉人
15ドゥアイズ牝456.0鮫島克駿

ヴィクトリアマイルの過去10年のデータと傾向


馬場
着順馬番馬名人気前走前走着順
2023
16ソングライン41351ターフスプリント(G3)10
216ソダシ3マイルチャンピオンシップ(G1)3
32スターズオンアース1大阪杯(G1)2
2022
15ソダシ4フェブラリーステークス(G1)3
211ファインルージュ3東京新聞杯(G3)2
37レシステンシア6高松宮記念(G1)6
2021
16グランアレグリア1大阪杯(G1)4
28ランブリングアレー10中山牝馬ステークス(G3)1
31マジックキャッスル5阪神牝馬ステークス(G2)2
2020
112アーモンドアイ1有馬記念(G1)9
218サウンドキアラ4阪神牝馬ステークス(G2)1
316ノームコア5高松宮記念(G1)15
2019
14ノームコア5中山牝馬ステークス(G3)7
29プリモシーン4ダービー卿CT(G3)2
33クロコスミア11阪神牝馬ステークス(G2)5
2018
稍重
14ジュールポレール8阪神牝馬ステークス(G2)5
216リスグラシュー1阪神牝馬ステークス(G2)3
36レッドアヴァンセ7阪神牝馬ステークス(G2)2
2017
稍重
15アドマイヤリード6阪神牝馬ステークス(G2)2
210デンコウアンジュ11福島牝馬ステークス(G3)4
33ジュールポレール7阪神牝馬ステークス(G2)3
2016
113ストレイトガール7阪神牝馬ステークス(G2)9
210ミッキークイーン1阪神牝馬ステークス(G2)2
315ショウナンパンドラ2産経大阪杯(G2)3
2015
15ストレイトガール5高松宮記念(G1)13
27ケイアイエレガント12京都牝馬ステークス(G3)1
318ミナレット18福島牝馬ステークス(G3)5
2014
114ヴィルシーナ11阪神牝馬ステークス(G2)11
24メイショウマンボ3産経大阪杯(G2)7
31ストレイトガール6高松宮記念(G1)3

【G1実績】G1レースで馬券に絡んだことがある馬が8勝

年度勝ち馬主なG1タイトル
2023ソングライン安田記念
2022ソダシ桜花賞
2021グランアレグリア桜花賞
2020アーモンドアイ牝馬三冠
2019ノームコアなし
2018ジュールポレールヴィクトリアマイル/3着
2017アドマイヤリードなし
2016ストレイトガールスプリンターズS
2015ストレイトガールスプリンターズS/2着
2014ヴィルシーナヴィクトリアマイル

過去10年のヴィクトリアマイルの勝ち馬8頭がこれまでにG1競走で3着以内に入線していました。

最強牝馬を決めるレースということもあって、これまでのG1実績が反映されやすいです。

今年の出走馬の内、これまでにG1レースで馬券に絡んだことがある馬は7頭いました。(かっこ内は主なG1実績)

ウンブライル
(NHKマイルカップ23/2着)

スタニングローズ
(秋華賞22/1着)

ドゥアイズ
(阪神JF22/3着)

ナミュール
(マイルチャンピオンS23/1着)

ハーパー
(オークス23/2着)

マスクトディーヴァ
(秋華賞23/2着)

ライラック
(エリザベス女王杯22/2着)

【脚質】差し馬が馬券全体の半数を占める

脚質成績単勝率連対率複勝率
逃げ【1-0-1-8】10.0%10.0%20.0%
先行【2-3-3-29】5.4%13.5%21.6%
差し【7-6-5-62】8.8%16.3%22.5%
追込【0-1-1-46】0.0%2.1%4.2%

過去10年のヴィクトリアマイルの勝ち馬7頭、そして2~3着に入線した11頭が差し馬でした。

ヴィクトリアマイルが開催される東京競馬場は直線が長くて末脚を思う存分活かせます。

また、ヴィクトリアマイルの週からBコースに柵が移動するため、よりスピードが出やすい条件下となっています。

差し馬が優勢の舞台になっているので決め手に長けた馬を評価したいです。

なお、逃げ馬は2014年のヴィルシーナや2015年のミナレットの印象が強く、勝率・連対率・複勝率ともに悪くない数値ですが、直近8開催は全て着外に敗れていました。

【生産者】ここでも強いノーザンファーム

生産者成績単勝率連対率複勝率
ノーザンF【7-5-3-42】12.3%21.1%26.3%
社台F【0-2-2-23】0.0%7.4%14.8%
三嶋牧場【0-0-0-5】0.0%0.0%0.0%
岡田スタツド【0-0-0-4】0.0%0.0%0.0%
ノースヒルズ【0-0-0-3】0.0%0.0%0.0%
ダーレー・ジャパン・F【0-0-0-1】0.0%0.0%0.0%

過去10年のヴィクトリアマイルを生産者別にまとめました。

もっとも好成績を残しているのがノーザンファームで、これまでに15頭が馬券に絡んでいます。

特に直近5開催は全て勝利していました。

ノーザンファームはクラシックレースに力を入れている生産牧場として有名ですが、ヴィクトリアマイルにおいても好成績を残しています。

今年の出走馬の中でノーザンファーム生産馬は6頭いました。

・ウンブライル
・スタニングローズ
・ドゥアイズ
・ナミュール
・ハーパー
・モリアーナ

ヴィクトリアマイルの過去10年の人気別成績

人気成績単勝率連対率複勝率
1番人気【2-2-1-5】20.0%40.0%50.0%
2番人気【0-0-1-9】0.0%0.0%10.0%
3番人気【0-3-0-7】0.0%30.0%30.0%
4~6番人気【5-2-4-19】16.7%23.3%36.7%
7~9番人気【2-0-2-26】6.7%6.7%13.3%
10番人気以下【1-3-2-79】1.2%4.7%7.1%

1番人気はスーパーホースでないと勝利できない

過去10年のヴィクトリアマイルで1番人気馬は【2-2-1-5】でした。

勝利した2頭は三冠牝馬を手にしたアーモンドアイと、春秋マイルG1をはじめ合計で4つのG1を勝利していたグランアレグリアです。

1番人気は超一流馬でないと勝ち負けは厳しいです。

1番人気馬は桜花賞の着順にも注目したい

年度1番人気馬着順桜花賞の戦績
2023スターズオンアース31着
2022レイパパレ12未出走
2021グランアレグリア11着
2020アーモンドアイ11着
2019ラッキーライラック42着
2018リスグラシュー22着
2017ミッキークイーン7未出走
2016ミッキークイーン2未出走
2015ヌーヴォレコルト63着
2014スマートレイアー8未出走

過去10年のヴィクトリアマイルで1番人気馬は【2-2-1-5】でした。

馬券に絡んだ5頭のうち、2016年のミッキークイーンを除いた4頭は過去に桜花賞に出走し、なおかつ連対していました。

過去に桜花賞で3着以下に敗れた馬、もしくはそもそも出走経験がなかった1番人気馬は【0-1-0-5】で苦戦しています。

ヴィクトリアマイルで1番人気を評価する際は、過去の桜花賞の戦績にも注目したいです。

今年の出走登録馬の中で過去に桜花賞に出走したことがある馬は6頭いましたが、連対した馬は1頭もいませんでした。

データを鵜呑みにするなら、今年の1番人気は評価を下げてもよいかもしれません。

7番人気以下の馬は前走着順に注目したい

過去10年のヴィクトリアマイルで7番人気以下の馬は10頭馬券に絡んでいましたが、このうちの8頭が前走レースで1~5着に入線しています。

大波乱の主役となった2015年のミナレットも前走の福島牝馬ステークスにおいて5着に入線していました。

ヴィクトリアマイルは人気落ちの激走もたびたび見られますが、穴馬を探す際は前走の着順にも注目したいです。

今年の出走馬の中で前走1~5着に入線していた馬は7頭いました。

ウンブライル
(前走阪神牝馬ステークス【G2】/2着)

コンクシェル
(前走中山牝馬ステークス【G3】1/着)

ドゥアイズ
(前走阪神牝馬ステークス【G2】/5着)

ナミュール
(前走ドバイターフ【G1】/2着)

フィールシンパシー
(前走福島牝馬ステークス【G3】/2着)

マスクトディーヴァ
(前走阪神牝馬ステークス【G2】/1着)

モリアーナ
(前走阪神牝馬ステークス【G2】/3着)

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ヴィクトリアマイルの過去10年の枠番別成績

枠番成績単勝率連対率複勝率
1枠【0-0-3-17】0.0%0.0%15.0%
2枠【2-1-2-15】10.0%15.0%25.0%
3枠【5-0-1-14】25.0%25.0%30.0%
4枠【0-2-1-16】0.0%10.5%15.8%
5枠【0-3-0-16】0.0%15.8%15.8%
6枠【1-1-0-18】5.0%10.0%10.0%
7枠【2-0-1-25】7.1%7.1%10.7%
8枠【0-3-2-24】0.0%10.3%17.2%

3枠◎、2枠〇

過去10年のヴィクトリアマイルはで3枠に入った馬は5勝していました。

直近3開催はいずれも3枠が勝利しており勢いがあります。単勝率や連対率、複勝率も一番高かったです。

その他の枠を見ると、2枠も【2-1-2-15】で3枠に次いで活躍していました。

どちらも内枠の馬なので、ヴィクトリアマイルは内優勢といえます。

今年のヴィクトリアマイルで3枠を引いた馬はコンクシェルウンブライルです。

ヴィクトリアマイルの過去10年の前走レース別成績

前走レース成績単勝率連対率複勝率
阪神牝馬S(G2)【4-3-4-57】5.9%10.3%16.2%
中山牝馬S(G3)【1-1-0-11】7.7%15.4%15.4%
大阪杯(G1)※【1-1-2-3】14.3%28.6%57.1%
福島牝馬S(G3)【0-1-1-20】0.0%4.5%9.1%
東京新聞杯(G3)【0-1-0-2】0.0%33.3%33.3%
※大阪杯は産経大阪杯(G2)も含める

好走数の多い阪神牝馬S組、好走率の高い大阪杯組

過去10年のヴィクトリアマイルの好走馬をレース別にまとめました。

前走が阪神牝馬ステークスだった馬は【4-3-4-57】でした。

好走数は最多となっており、過去10開催の内の7開催で最低1頭は馬券に絡んでいました。

しかし、もっとも好走率が高かったのは前走が大阪杯だった馬です。

【1-1-2-3】と母数は少ないものの、半数以上が馬券に絡んでいたため複勝率は57%もありました。

前走レース別に見ると、阪神牝馬ステークスや大阪杯から挑む馬を評価したいです。

今年の出走馬の中で前走阪神牝馬ステークスだった馬は6頭、大阪杯だった馬は2頭いました。

前走阪神牝馬ステークス
マスクトディーヴァ(1着)
ウンブライル(2着)
モリアーナ(3着)
ドゥアイズ(5着)
テンハッピーローズ(6着)
ライラック(10着)

前走大阪杯
スタニングローズ(8着)
ハーパー(13着)

ヴィクトリアマイル2024全頭考察

今年のヴィクトリアマイルは昨年に引き続きフルゲート割れしましたが、それでも15頭の馬が参戦しています。

ここからは、冒頭の本命+穴馬で紹介しきれなかった残りの馬について解説します。

出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。

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キタウイング

主な勝ち鞍
  • フェアリーステークス (G3) 2023年
  • 新潟2歳ステークス  (G3) 2022年

3歳春の時点ですでに2つの重賞を手にしたキタウイングは追い込み競馬を得意としています。

これまで手にした3つの勝利はいずれもマイルということで距離適性もかみ合うので距離自体はいいでしょう。

ただ、昨年1月に行われたフェアリーステークスを最後9戦使われましたが勝利どころか掲示板にすら入線できていないのは大きなマイナスです。

特に、前走の谷川岳ステークスや4走前のターコイズステークスはキタウイングがかつて勝利したフェアリーステークスや新潟2歳ステークスと同じ舞台でしたが特に見せ場もなく崩れてしまいました。

さすがに負けすぎなのでここでは狙わないつもりです。

★評価点
・重賞2勝馬
・これまで手にした勝利はすべてマイル

▼課題
・G1実績がない
・データと相性の悪い前走6着以下に敗れた馬
・近走負けすぎ
・前走非重賞馬組は過去10年1頭も馬券に絡めていない

コンクシェル

主な勝ち鞍
  • 中山牝馬ステークス (G3) 2024年

前走の中山牝馬ステークスを逃げて勝利したコンクシェルも参戦します。

1,600m~1,800mで結果を残している馬で、東京マイルも【0-1-1-2】とまずまずの成績を残していました。

しかしながら、2走前の初音ステークスがテン5F12秒0で中弛みのあるなか、終い3Fで粘り切っているので本質は1,800mのほうが合っているような気がします。

メリットとしては今年はこれといった逃げ馬がいないため、ハナは狙いやすいです。

ただし、前走中山牝馬ステークスはスローに落としながら逃げて勝利したとはいえ斤量53キロの恩恵が合った中で最後はククナに半馬身差まで詰められています。

ハンデの恩恵がなければ勝ち負けはきわどかったでしょう。

また、ヴィクトリアマイルは決め手が問われやすいため脚色的にも難しいところです。

ヴィルシーナやミナレットみたいな激走に期待するのも悪くありませんが、勝ち負けは簡単ではないでしょう。

★評価点
・単騎逃げしやすいメンバー構成
・東京マイル実績もまずまず

▼課題
・前走の勝ち馬は過去10年勝利がない
・G1における実績がない
・決め手に欠ける

サウンドビバーチェ

主な勝ち鞍
  • 阪神牝馬ステークス (G2) 2023年

昨年の阪神牝馬ステークスの勝ち馬で、続くヴィクトリアマイルでも5着入りしたサウンドビバーチェも参戦します。

脚質的には先行競馬を得意としており、昨年の阪神牝馬ステークスは超スローや稍重馬場で決め手が問われづらい展開だったことも味方して危なげなく勝利しました。

ただし、続くヴィクトリアマイルは5着とはいえ勝ち馬ソングラインには0.5秒差離されているのでこの点をどう評価するかでしょう。

今年のヴィクトリアマイルは昨年の上位3頭(ソングライン・ソダシ・スターズオンアース)が揃って不在なので相手関係ははるかに楽です。

そのため、昨年と同じくらいの状態ならワンチャンスあるかもしれません。

ところが、近2戦がどちらも二桁着順に沈んでおり、サウンドビバーチェ自身も調子を落としている可能性は高いです。

昨年くらいの状態まで回復しているかがポイントとなりそうです。

★評価点
・昨年のヴィクトリアマイルで5着
・稍重以下の条件下は【2-0-0-0】
・昨年より相手が楽

▼課題
・近2戦が負けすぎ
・データと相性の悪い前走6着以下に敗れた馬

スタニングローズ

主な勝ち鞍
  • オークス    (G1) 2022年
  • 紫苑ステークス (G3) 2022年
  • フラワーカップ (G3) 2022年

一昨年の秋華賞を制したスタニングローズが今年もヴィクトリアマイルに参戦します。

脚色的には先行競馬を得意としており、一昨年のオークスでは差し・追い込み有利の展開の中で1頭だけ先行して粘り切りました。

ロングスパートを決めたスターズオンアースには差されてしまいましたが3着のナミュールには1と1/4馬身差付けて先着しているように、強い競馬ができています。

そして、同年秋華賞では残り4Fあたりからペースを引き上げてそのまま押し切り、スターズオンアースの三冠を阻止しました。

先行させたら強い走りを見せています。

ただ、オークスも秋華賞も芝2,000m以上の中距離でやれています。

スタニングローズにとってマイルは少し短すぎるような気もしますので、距離が最大の課題でしょう。

★評価点
・秋華賞馬
・先行からの粘りが強い
・中距離で結果を残している
・データと相性のいいノーザンファーム生産馬

▼課題
・データと相性の悪い前走6着以下に敗れた馬
・マイルは短い気がする

テンハッピーローズ

主な勝ち鞍
  • 朱鷺ステークス (L) 2023年

テンハッピーローズは主に芝1,400mの舞台で活躍している馬です。

脚色的には差しを得意としていますし、上がり32秒台の末脚で上位争いしたレースもあるように、決め手にも長けており、ヴィクトリアマイルとは合いそうです。

ただし、古馬以降になって馬券に絡んだレースはすべて芝1,400mのものでした。

ヴィクトリアマイルの前哨戦である阪神牝馬ステークスもマイルレースですが、2年連続6着以下に沈んでいることから、テンハッピーローズにとってマイルは少し長いかもしれません。

また、今回見出しで取り上げていませんがヴィクトリアマイルは6歳以上になると【2-1-1-28】と極端に好走率を落とします。

テンハッピーローズは今年6歳馬なのでデータ的に厳しいかもしれません。

また、近2戦の重賞戦においても末脚は伸ばしていますが上位争いできていないのでそれよりグレードが上がる今回、上位争いは容易ではないでしょう。

★評価点
・末脚勝負が得意
・決め手はある

▼課題
・G1実績がない
・マイルは長そう
・データと相性の悪い前走6着以下に敗れた馬&6歳馬

ドゥアイズ

主な勝ち鞍
  • 洛陽ステークス (L) 2024年

2走前の洛陽ステークスで新馬戦以来の勝利を手にしたドゥアイズは、勝ち星こそ少ないものの、昨年は牝馬三冠を全て完走しました。

牝馬三冠はいずれも馬券外に沈んでいるとはいえ、マイルの桜花賞では5着入線しています。

脚色的には差しの競馬を得意としており、マイルも【1-2-1-2】なのでヴィクトリアマイルとかみ合う可能性は高いです。

ただ、2走前の洛陽ステークスは久々に勝利できたとはいえ、2着のトランキリテに半馬身差なので圧勝ではありません。

今年のヴィクトリアマイルは例年よりレベルは高くないものの、洛陽ステークスや前走阪神牝馬ステークスと比較するとメンバーレベルは高いです。

脚色やコース適性はかみ合いそうですが、純粋に強い相手にどこまでやれるかが課題となりそうです。

★評価点
・マイル実績はまずまず
・差しの競馬が得意
・阪神JFでも3着
・データと相性のいいノーザンファーム生産馬

▼課題
・近2戦より相手が強力になる中でどこまでやれるか

フィアスプライド

主な勝ち鞍
  • ターコイズステークス (G3) 2023年

昨年のターコイズステークスを勝利したフィアスプライドがキャリア初のG1舞台に参戦します。

条件戦上がりの馬で、2年連続中山で行われるターコイズステークスで馬券に絡んでいることから、小回り巧者の印象が強いですが、昨年は直線の長い東京の府中牝馬ステークスや新潟の関屋記念でも結果を残していることから、長い舞台も問題ありません。

脚色的にも府中牝馬ステークスと関屋記念は差し~追込で結果を残しているので意外とヴィクトリアマイルのコースと合いそうです。

また、今回騎乗するルメール騎手は過去10年のヴィクトリアマイルで【3-1-1-3】です。

2020年~2021年の勝利はスーパーホースであるアーモンドアイとグランアレグリアによるものなので馬の力量も大きかったですが、それでも直近4開催は全て馬券に絡んでいます。

騎手目線でみると悪くありません。

前走中山牝馬ステークスは9着でしたが向こう正面で早仕掛けを行った結果、残り1Fで伸び切れなかったので距離が長かったか、それとももう少し脚を溜めていれば結果は変わっていたかもしれません。

データとあまり相性の良くない6歳馬ですが、好走データも多いので前走の巻き返しにも期待できそうです。

★評価点
・直線の長い舞台でもやれている
・目立たないが差しも可能
・ルメール騎手とヴィクトリアマイルの成績は比較的良い

▼課題
・データと相性の悪い6歳馬&前走6着以下に沈んだ

フィールシンパシー

主な勝ち鞍
  • 紅葉ステークス (3勝クラス) 2023年

前走の福島牝馬ステークスにおいて8番人気の低評価を覆す走りで2着入りしたのがフィールシンパシーです。

主な戦績は3勝クラス止まりですが、2走前の中山牝馬ステークスにおいては11番人気ながらも勝ち馬から0.3秒差の4着、昨年ターコイズステークスにおいても8番人気でしたが逃げて勝ち馬フィアスプライドの0.2秒差で2着でした。

この2戦はどちらも斤量53キロの恩恵がありましたが、前走福島牝馬ステークスは別定戦でやれていることから少しずつ力をつけている可能性はあります。

昨年勝利した紅葉ステークスが今回と同じ東京マイルで先行しながら1分31秒9の好タイムで勝ち切っているので、高速馬場にも対応していました。

好走要因も少なくありませんが、今回は相手が強化されるうえ、定量戦ということでこれまで以上に厳しい戦いになるでしょう。

しかしながら、様々な要素がかみ合えば台風の目になれるかもしれません。

★評価点
・近走、人気以上に結果を残している
・高速馬場の東京競馬でやれている

▼課題
・相手関係の強化
・キャリア初のG1戦で定量戦
・ターコイズSと中山牝馬Sはハンデの恩恵もあった

モリアーナ

主な勝ち鞍
  • 紫苑ステークス (G2) 2023年

2歳の夏ごろから力を見せていたモリアーナは昨年の紫苑ステークスの勝ち馬です。

勝利した紫苑ステークスは稍重開催でしたが、開催初週ということもあって表記以上に高速馬場でした。

その中で最後方から追い込みを決めて勝利を手にしています。

脚色的には後ろからの競馬が得意なのでヴィクトリアマイルとはかみ合うでしょう。

前走阪神牝馬ステークスにおいても上がり最速32秒9の末脚を使って3着入りしています。

ただ、モリアーナはどちらかというと鉄砲が利くタイプですが、このとき2着のウンブライルとの差は1と1/4馬身差ありました。

連対したマスクトディーヴァやウンブライルが一回使って良化していたとはいえ、上位2頭とは少し能力の差があるようにも見えました。

それでも、自慢の末脚はまだまだ健在ですし、横山典弘騎手が引き続き騎乗するのも追い風です。

上位争いするため、どのような走りを見せてくれるか注目したいです。

★評価点
・差し~追い込み競馬が得意
・横山典弘騎手が引き続き騎乗
・データと相性のいいノーザンファーム生産馬

▼課題
・G1実績はない
・上位グループとは少し差がある可能性

ルージュリナージュ

主な勝ち鞍
  • ユートピアS (3勝クラス) 2023年

ルージュリナージュはこれまで7回馬券に絡んでいますがそのうちの6回が東京・新潟です。

どちらも左回りで直線が長い舞台ということで、コース適性はあるでしょう。

脚質的にも差しや追込を得意としているのでヴィクトリアマイルとかみ合いそうです。

2走前の東京新聞杯は中団で脚を溜めつつ直線では大外一気で8着と、着順自体は悪くないものの最後はマスクトディーヴァと同じ速度で伸びを見せているのは悪くなかったです。

しかしながら、近3戦の重賞レースは全て馬券外に沈んでいるのは大きなマイナスです。

コース適性自体は悪くないものの、ルージュリナージュ自身はマイルにおける勝利もありませんし、これまで以上に強化される相手関係の中、上位争いは容易ではないでしょう。

★評価点
・左回りコースが得意
・東京新聞杯は悪くない伸び
・差しや追込が得意

▼課題
・相手関係の強化
・マイルの勝利がない
・G1は初でこれまで重賞で馬券に絡んだことがない
・データと相性の悪い前走6着以下に沈んだ馬

ヴィクトリアマイル2024の騎手予想

ヴィクトリアマイル2024で買いたい騎手トップ3を公開しています。

ヴィクトリアマイル2024追い切り評価

ヴィクトリアマイル2024追い切り評価はこちらの記事でご覧ください。

以上になります。
ヴィクトリアマイルの予想の参考にしてみてください!

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