【BCクラシック2024予想】日本馬3頭+おすすめしたい有力海外馬2頭はこちら!
ブリーダーズカップクラシック(BCクラシック)2024に挑戦する日本馬3頭、有力海外馬2頭を紹介しています。
過去10年のデータ分析と傾向、コースの特徴や競走馬の血統、追い切りから予想していきます!
BCクラシック2024の予想ポイント
- G1を2勝以上している馬がこのレースで勝ち切りやすい
- アメリカ調教馬が圧倒的に強い
- 4歳馬の好走率がもっとも高く6歳以上は全滅
- 勝ち馬は1~4番人気から狙いたい
- ゲートによる影響はそこまでない
- 勝ち馬は前走で連対している馬から予想
BCクラシック2024予想の最終買い目
ブリーダーズカップターフが開催されるデルマー競馬場はアメリカのカリフォルニア州にあります。
レースが開催される日曜日(現地は土曜日)のカリフォルニア州の天気を見てみると、晴れの予報が出ていました。
木曜日からずっと晴れ時々曇りの予報なので、良馬場開催に期待できそうです。
馬場傾向に関しては、直近の統計がないため評価しづらいですが、デルマーのみならず、アメリカのダートコースは砂だけではなく、泥や粘土も含んでおり、土の性質を持っています。
土のダートは固くてスピードが問われやすいことから、日本のダートよりも時計は出るでしょう。
良馬場開催が濃厚なので、うましるでは晴れの良馬場、時計の出やすい馬場条件を想定しながらレース予想をまとめました。
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◎本命 9 フィアースネス
父 | City of Light |
母 | Nonna Bella |
母父 | Stay Thirsty |
主な勝ち鞍 | トラヴァーズステークス(G1) 2024年 |
前走 | トラヴァーズステークス(G1) 1着 |
本命はフィアースネスにしました。
これまで前目競馬で多くのレースを勝利しており、特にフロリダダービーは後続に大差を付けて圧勝していました。
その走りからケンタッキーダービーでも評価されていましたが、ここは思うように主導権を握れずに早々に失速しています。
しかし、近2戦は再び自分の競馬を取り戻して勝ち切っていますし、同期のシエラレオーネ相手にも勝ち切っていることから米国でもトップクラスの実力馬であることは間違いないでしょう。
今回はゲートも真ん中で各馬の動きを見ながら競馬しやすくなりました。
得意の先行力は全長の短いデルマーともかみ合いそうなので、本命にします。
〇対抗 4 ミクスト
父 | Good Magic |
母 | Musical Mystery |
母父 | Concerto |
主な勝ち鞍 | パシフィッククラシック(G1) 2024年 |
前走 | パシフィッククラシック(G1) 1着 |
対抗はミクストにしました。
今年の出走馬の中でも特にデルマー競馬場における戦績が豊富な馬です。
特に、前走のパシフィッククラシックは今回と同じデルマーダート2,000mで開催されたレースですが、外ゲートから飛び出して果敢に先行し、勝利しました。
デルマー競馬場は全米の中でも特に小回りで有名ですが、その中で結果を残しているのはポイントが高いです。
今回は4ゲートを引き、スタートが重要になりますが、前走パシフィッククラシックを見る限りゲートもよさそうなので、前のポジションを確保しつつ、経済コースを立ち回ることができれば面白そうです。
▲単穴 1 フォーエバーヤング
父 | リアルスティール |
母 | フォエヴァーダーリング |
母父 | Congrats |
主な勝ち鞍 | ジャパンダートクラシック(Jpn1) 2024年 |
前走 | ジャパンダートクラシック(Jpn1) 1着 |
日本のフォーエバーヤングは単穴にしました。
これまで7戦6勝、3着1回で実績はメンバー最上位です。
特に、2走前のケンタッキーダービーは全米最強馬を決める一戦でしたが、出遅れながらも勝ち馬ミスティックダンと差のない3着でした。
スタートさえ決めていたら勝ち負けもあったかもしれないですし、国内外問わず健闘しているので初めてのデルマー競馬場にも対応しそうです。
ただ、今回は最内1ゲートを引いてしまったのでケンタッキーダービーのように後手を踏んでしまうと致命傷となるでしょう。
アメリカ調教馬に負けないほどのポテンシャルを秘めていますが、ゲートがあまり良くないのでここは単穴にしました。
△連下 3 シティオブトロイ
父 | Justify |
母 | Together Forever |
母父 | Galileo |
主な勝ち鞍 | イギリスダービー(G1) 2024年 |
前走 | 英インターナショナルS(G1) 1着 |
今年のイギリスダービー馬であるシティオブトロイは連下にしました。
3歳馬ですでにG1レースを4勝しており、特にイギリスダービーでは2着馬に3馬身弱差を付けて完勝しています。
近2戦は古馬混合戦で相手も強化される中勝ち切れているように、アイルランドを代表する競走馬になりました。
ただ、今回はキャリア初のダート戦という点はさすがに見過ごせません。しかも、世界最高峰と名高い舞台で勝ち負けは正直容易ではなさそうです。
血統的にはダートでもやれそうですが、さすがに初ダートとなると強い印は打ちづらく、ここは相手までにしました。
△連下 2 ハイランドフォールズ
父 | Curlin |
母 | Round Pond |
母父 | Awesome Again |
主な勝ち鞍 | ジョッキークラブゴールドC(G1) 2024年 |
前走 | ジョッキークラブゴールドC(G1) 1着 |
ハイランドフォールズも連下にします。
前走のジョッキークラブゴールドカップは今回も出馬しているピレニーズやタピットトライス、アーサーズライトと戦いましたが、道中逃げるアーサーズライトをマークするように2番手で競馬を行い、早めに動いてそのまま突き抜けました。
2着のピレニーズに4馬身差の圧勝でしたし、強い競馬だったのです。
ただ、このとき騎乗していたプラ騎手は今回シエラレオーネに騎乗します。また、替わって騎乗するサエス騎手は今回テン乗りです。
前走ジョッキークラブゴールドカップはプラ騎手の好騎乗も勝利に影響したと思うので、ここで前走のような競馬ができるかというと少し分かりません。
ポテンシャルは高い馬ですが、乗り替わりを踏まえたうえでここは抑えまでにしました。
単勝
9 フィアースネス
馬連流し
軸馬:9
相手:1、2、3、4、7
三連複フォーメーション
1頭目:9
2頭目:1、2、3、4、7
3頭目:1、2、3、4、7
BCクラシック2024に挑戦する日本馬3頭
今年のブリーダーズカップクラシックは日本を代表するダート馬が3頭出走します。
今年出走する日本馬の特徴や戦績を解説します。
フォーエバーヤング
- JDクラシック (Jpn1) 2024年
- 全日本2歳優駿 (Jpn1) 2023年
- UAEダービー (G2) 2024年
- サウジダービー (G3) 2024年
- JBC2歳優駿 (G3) 2023年
日本のダート界の新興勢力であるフォーエバーヤングが世界最高峰のタイトルを狙います。
これまで7戦6勝、敗れた1戦もアメリカで開催されたケンタッキーダービーのみで、同期のみならず世代でも最上位の実力を残していました。
特に、敗れたケンタッキーダービーは出遅れて後手の競馬となりながらも直線で捲し上げ、勝ち馬ミスティックダン、2着のシエラレオーネとタイム差ゼロの3着でした。
スムーズにゲートを出ていたら快挙を成し遂げられた可能性もあり、大変惜しい競馬だったのです。
その後は国内に帰国し、前走ジャパンダートクラシックも危なげなく勝利し、改めて世代最上位のポテンシャルを発揮しました。
今回は再び渡米しますが、ケンタッキーダービーの雪辱を果たしたいところです。
初の古馬戦でどこまでやれるか、日本馬としての快挙を達成できるのか、期待したいです。
ウシュバテソーロ
- ドバイワールドC (G1) 2023年
- 東京大賞典 (G1) 2023年
- 東京大賞典 (G1) 2022年
- 川崎記念 (Jpn1) 2023年
- 日本テレビ盃 (Jpn2) 2023年
晩成型のウシュバテソーロも再び世界の頂点を目指します。
なんといってもベストバウトは昨年のドバイワールドカップで、道中最後方の位置で競馬しつつ、直線では抜群の手応えで末脚を伸ばし、3馬身近く差を付けて完勝しました。
ダートで行われたドバイワールドカップを初めて制した日本馬として、世界の頂点に立ったのでした。
その後も国内で堅実な走りを見せ、今年は7歳になりましたがサウジカップとドバイワールドカップで2着と、まだまだ衰えを感じさせません。
今回は昨年5着に敗れたブリーダーズカップクラシックへリベンジする形となりますが、年齢以上にやれているのは評価したいです。
前走の日本テレビ盃は2着に敗れましたが、叩きの一戦としては悪くありませんし、アメリカの地で、再びビッグタイトルを手にすることができるか、見ものです。
デルマソトガケ
- 全日本2歳優駿 (Jpn1) 2022年
- UAEダービー (G2) 2023年
昨年のブリーダーズカップクラシックで2着入りしたデルマソトガケが再び出走します。
今年は日本の調教馬が3頭出走しますが、フォーエバーヤングやウシュバテソーロと比較するとG1タイトルは手にしておらず、そこまで目立った戦績ではありません。
しかしながら、これまで海外競馬を中心に行ったこともあって、昨年のブリーダーズカップクラシックは7番人気の低評価ながらも1頭だけ突き抜けて勝ち馬ホワイトアバリオに1馬身差まで詰め寄りました。
米国の土のようなダートにもしっかり対応したのは良かったですし、ブリーダーズカップクラシックで2着の実績はフォーエバーヤングやウシュバテソーロにもない強みです。
デルマソトガケはデータと相性の悪い日本馬ですが、昨年ブリーダーズカップクラシックの実績を考慮したら度外視しても良いでしょう。
ただ、今年は3戦走ったものの5~6着が続いており、いまいちパッとしないのも事実です。
今回は昨年のリベンジを果たす舞台となりますが、他の日本馬と比較すると少し能力は見劣るので、名手ルメール騎手がどのような手綱さばきでフォローしていくのか、注目したいです。
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BCクラシック2024の有力海外馬2頭
ブリーダーズカップクラシックはアメリカ最高峰のレースということで、全米を中心に、有力馬が参戦しました。
今年の出走登録馬の中から注目されている海外の有力馬を2頭取り上げます。
シティオブトロイ
- 英インターナショナルS (G1) 2024年
- エクリプスステークス (G1) 2024年
- イギリスダービー (G1) 2024年
- デューハーストS (G1) 2023年
- スーパーレイティブS (G2) 2023年
アイルランドから唯一参戦するシティオブトロイは今年のイギリスダービーを制した馬で、エクリプスステークスやイギリスインターナショナルステークスも勝利しています。
海外競馬に詳しい人からしたら一目瞭然ですが、これらのレースはすべて芝で行われていました。
なんと、シティオブトロイはこれまで芝しか経験しておらず、初ダートでいきなりアメリカ最高峰のレースに挑むことが発表されたのです。
ダートはこれまで一度も経験していないので実績は未知数ですが、父ジャスティファイがケンタッキーダービーをはじめ、現役時代はダートレースを6戦6勝しているのでダート適性は高そうです。
直近のレースを見ても、スピードやスタミナ、パワーに長けており、総合力の高さに定評があります。
ダートでどこまでやれるか未知数ですが、適性がかみ合うようでしたら勝ち負けもあり得るかもしれませんよ。
フィアースネス
- トラヴァーズステークス (G1) 2024年
- フロリダダービー (G1) 2024年
- BCジュベナイル (G1) 2023年
- ジムダンディステークス (G2) 2024年
地元アメリカの馬からはフィアースネスに注目したいです。
これまで前目競馬ですでに3つのG1レースを勝利しており、特に4走前のフロリダダービーではハナに立って競馬を行い、直線では完全独走態勢に入って2着馬に13馬身差の楽勝でした。
この1戦でケンタッキーダービーでも1番人気に支持されましたが、ここは序盤から思ったような競馬ができず、早々に失速して15着に沈んでいます。
フロリダダービーの競馬はフロックに思われましたが、近2戦は再び得意の前目競馬で連勝し、調子を取り戻しました。
今回は古馬との戦いとなりますが、距離実績は前走トラヴァーズステークスで証明しているので持つと思います。
ただ、前走トラヴァーズステークスはソーピードアンナと差がなく、フロリダダービーほど圧勝は見られませんでした。
ただ、ケンタッキーダービーで2着のシエラレオーネには着差を付けて勝利しているので出し切れればここでもチャンスはありそうです。
脚質的に前の競馬が得意なので初めてのデルマー競馬場でもかみ合いそうですし、ゲートの並び次第では重い印も検討したいです。
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ここからはBCクラシックの過去10年の傾向やデータ分析を見ていきましょう!
BCクラシック2024の概要
ブリーダーズカップクラシックはアメリカで開催される中距離ダートのG1競走です。
ブリーダーズカップは持ち回り(毎年開催競馬場が変わる)のレースとして有名ですが、今年はカリフォルニア州にあるデルマー競馬場で開催されます。
ブリーダーズカップの最大の特徴は、1日に複数のG1レースが開催されることです。
もともと1970年代の競馬人気低迷を打破するために、設けられたオリジナルのルールで、日本の地方競馬における【JBC(ジャパン・ブリーダーズカップ)】もアメリカのブリーダーズカップを模範にして設立されました。
もう一つの特徴として挙げられるのが、賞金額が高額に設定されていることです。
もともとアメリカは国土が広く、各ブロックに分けて地域ごとにG1を目指す風潮がありましたが、ブリーダーズカップが開催されるようになってからは全米から有力馬が集結し、まさに米国最強馬を決める一戦として位置づけられるようになったのです。
同時に、アメリカ国外の馬にも開放され、世界中から実力のあるダートホースが集結するようになりました。
なお、今年は総賞金が700万ドル(1ドル150円計算で約10億5,000万円)に激増し、世界のレースの中でもサウジカップやドバイワールドカップに次ぐ高賞金レースとなっています。
今年は日本からウシュバテソーロとデルマソトガケ、フォーエバーヤングが参戦します。
現役屈指のダート馬が、ダートの本場アメリカでどこまで健闘できるか、注目したいですね!
なお、今年はブリーダーズカップクラシック以外にもブリーダーズカップターフとブリーダーズカップフィリー&メアターフ、ブリーダーズカップマイルの馬券が発売されます。
うましるではブリーダーズカップクラシック以外のレースは予想(最終買い目)のみ提供させていただきます。予めご了承ください。
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BCクラシック2024の開催内容
開催日 | 日本時間 11月3日(日曜) |
発走時刻 | 日本時間 午前06時41分 |
格付け | G1 |
開催競馬場 | デルマー競馬場 8R (アメリカ) |
コース | ダート2,000m |
性齢 | 3歳以上 |
斤量 | 定量 |
1着賞金 | 3,640,000米ドル (約5億4600万円) |
BCクラシック2024の馬券の買い方は?
今年もブリーダーズカップクラシックの馬券を購入できます。
購入方法は大きく分けて2つ。
いずれの方法でも事前登録が必要です。
インターネット投票には即パットとA-PATが存在しますが、即日利用できる即パットがおすすめです。
即パットが使える環境でしたら下記3つのいずれかの時間から発売が開始されます。
・11月2日(土) 7時から
・11月2日(土) 19時30分から
・11月3日(日) 1時30分から
発売対象のすべてのレースの補欠馬の関係で発売開始時間帯がずれるようです。
なお、三菱東京UFJ銀行で即PATと紐づけしている方は、11月2日の3時35分から4時15分と11月3日の6時20分から7時の間はシステムメンテナンスを行うため即PATの入出金サービスが利用できません。
早めのに入出金を済ませておきましょう。
UMACA会員の方は競馬場や場外馬券売り場の専用券売機で購入可能です。
発売時刻は各事業所の馬券発売開始時刻から営業終了時間となっています。
即PATの登録方法や使い方はこちらで分かりやすく説明しています。
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BCクラシック2024をリアルタイムで視聴する方法は?
ブリーダーズカップクラシックの視聴方法は主に2つあります。
ひとつめはテレビで試聴する方法です。
有料放送のグリーンチャンネルがレース当日の午前5時から午前9時の4時間半、「2024ブリーダーズカップ中継」という番組を無料で放送します。
BSグリーンチャンネルが映る環境であればだれでもブリーダーズカップを試聴できますよ。
また、日本で発売されるフィリー&メアターフやブリーダーズカップマイル、ブリーダーズカップターフも放送します。
ラジオの場合はラジオNIKKEI第1で試聴可能です。
放送時間帯は5時30分から9時20分の1時間で、「ブリーダーズカップデー実況中継」という番組が放送されます。
詳細は確認できませんでしたが、日本で発売されるフィリー&メアターフやブリーダーズカップマイル、ブリーダーズカップターフも放送されると思われます。
ラジオアプリの「radiko」や「radikker」を利用すれば全国どこでも無料で中継を楽しめますよ。
BCクラシック2024が開催されるデルマーのダート2,000mの特徴
ブリーダーズカップクラシックの勝ちタイム | |
(過去10年) | 平均タイム2:00.97 |
レコードタイム | 1:59.02 (2004年 ゴーストザーパー) |
ブリーダーズカップは毎年開催競馬場が変わり、今年はカリフォルニア州にあるデルマー競馬場でレースが開催されます。
デルマー競馬場は左回りのコースで、内に芝コースがあり、外側にダートコースが敷かれています。なお、ダートコースの全長は約1,607mで京都のダートコースとほぼ変わりません。
舞台となるダート2,000mのスタート地点は4コーナーの奥に設けられたポケットで、コースを1周回ります。
デルマー競馬場の最大の特徴は全長が小さな競馬場ということです。
コーナー自体は鈍角で立ち回りやすいものの、全長が短く、最後の直線も約280mしかありません。
そのため、最後方から直線一気はほとんど不発に終わりやすく、基本的には逃げや先行馬が有利となっています。
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BCクラシック2024の出走馬
ゲート番 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 調教国 |
1 | 1 | フォーエバーヤング | 牡3 | 55.5 | 坂井瑠星 | 日本 |
2 | 2 | ハイランドフォールズ | 牡4 | 57.0 | L.サエス | アメリカ |
3 | 3 | シティオブトロイ | 牡3 | 55.5 | R.ムーア | アイルランド |
4 | 4 | ミクスト | 牡4 | 57.0 | K.フレイ | アメリカ |
5 | 5 | セニョールバスカドール | 牡6 | 57.0 | J.ロザリオ | アメリカ |
6 | 6 | デルマソトガケ | 牡4 | 57.0 | C.ルメール | 日本 |
7 | 7 | ウシュバテソーロ | 牡7 | 57.0 | 川田将雅 | 日本 |
8 | 8 | ピレニーズ | 牡4 | 57.0 | B.ヘルナンデスJr. | アメリカ |
9 | 9 | フィアースネス | 牡3 | 55.5 | J.ヴェラスケス | アメリカ |
10 | 10 | タピットトライス | 牡4 | 57.0 | I.オルティスJr. | アメリカ |
11 | 11 | シエラレオーネ | 牡3 | 55.5 | F.プラ | アメリカ |
12 | 12 | アーサーズライド | 牡4 | 57.0 | J.アルバラード | アメリカ |
13 | 13 | ニューゲート | 牡4 | 57.0 | K.デットーリ | アメリカ |
14 | 14 | ネクスト | セ6 | 57.0 | L.マチャド | アメリカ |
BCクラシックの過去10年のデータと傾向
馬場 | 年着順 | ゲート | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走着順 |
2023 良 | 1 | 2 | ホワイトアバリオ | 2 | ホイットニーステークス(G1) | 1 |
2 | 4 | デルマソトガケ | 7 | ケンタッキーダービー(G1) | 6 | |
3 | 12 | プログシー | 8 | ジョッキークラブGC(G1) | 2 | |
2022 良 | 1 | 4 | フライトライン | 1 | パシフィッククラシック(G1) | 1 |
2 | 7 | オリンピアード | 7 | ジョッキークラブGC(G1) | 1 | |
3 | 1 | テイバ | 3 | ペンシルベニアダービー(G1) | 1 | |
2021 良 | 1 | 4 | ニックスゴー | 2 | ルーカスクラシック(G3) | 1 |
2 | 7 | メディーナスピリット | 4 | オーサムアゲインS(G1) | 1 | |
3 | 3 | エッセンシャルクオリティ | 1 | トラヴァーズステークス(G1) | 1 | |
2020 良 | 1 | 9 | オーセンティック | 3 | プリークネスステークス(G1) | 2 |
2 | 8 | インプロバブル | 2 | オーサムアゲインS(G1) | 1 | |
3 | 7 | グローバルキャンペーン | 8 | ウッドワードハンデC(G1) | 1 | |
2019 良 | 1 | 10 | ヴィーノロッソ | 3 | ジョッキークラブGC(G1) | 2 |
2 | 8 | マッキンジー | 1 | オーサムアゲインS(G1) | 2 | |
3 | 7 | ハイヤーパワー | 6 | オーサムアゲインS(G1) | 3 | |
2018 良 | 1 | 14 | アクセラレイト | 1 | オーサムアゲインS(G1) | 1 |
2 | 4 | ガンナヴェラ | 10 | ウッドワードステークス(G1) | 2 | |
3 | 1 | サンダースノー | 7 | ジョッキークラブGC(G1) | 2 | |
2017 良 | 1 | 5 | ガンランナー | 2 | ウッドワードステークス(G1) | 1 |
2 | 11 | コレクテッド | 4 | パシフィッククラシック(G1) | 1 | |
3 | 8 | ウエストコースト | 3 | ペンシルベニアダービー(G1) | 1 | |
2016 良 | 1 | 9 | アロゲート | 2 | トラヴァーズステークス(G1) | 1 |
2 | 4 | カリフォルニアクローム | 1 | オーサムアゲインS(G1) | 1 | |
3 | 3 | キーンアイス | 6 | 条件戦 | 3 | |
2015 良 | 1 | 4 | アメリカンファラオ | 1 | トラヴァーズステークス(G1) | 2 |
2 | 6 | エフィネックス | 7 | ジョッキークラブGC(G1) | 3 | |
3 | 8 | オナーコード | 2 | ケルソハンデキャップ(G2) | 3 | |
2014 良 | 1 | 7 | パイエルン | 4 | ペンシルベニアダービー(G2) | 1 |
2 | 9 | トーストオブニューヨーク | 7 | パシフィッククラシックS(G1) | 2 | |
3 | 13 | カリフォルニアクローム | 2 | ペンシルベニアダービー(G2) | 6 |
【G1実績】勝ち馬はすべてG1馬。そのうち7頭はG1レースを2勝以上手にしている
年度 | 勝ち馬 | G1勝利数 |
2023 | ホワイトアバリオ | 2 |
2022 | フライトライン | 2 |
2021 | ニックスゴー | 4 |
2020 | オーセンティック | 2 |
2019 | ヴィーノロッソ | 1 |
2018 | アクセラレイト | 4 |
2017 | ガンランナー | 4 |
2016 | アロゲート | 1 |
2015 | アメリカンファラオ | 7 |
2014 | バイエルン | 1 |
過去10年のブリーダーズカップクラシックの勝ち馬はいずれもG1馬でした。
このうち7頭の馬はこれまでにG1レースを2勝以上手にしています。
ブリーダーズカップクラシックはダートの本場、アメリカで開催されるG1競走、下半期の競馬の最高峰のレースという位置づけがされています。
アメリカ国内のみならず、世界中から実力馬が参戦するため、相応の実績がある馬が活躍傾向にありました。
過去の実績を見ながら予想するのも良さそうです。
今年の出走馬をG1勝利数ごとにまとめました。
G1レースを2勝以上手にしている馬(かっこ内はG1勝利数)
【調教国】圧倒的有利なアメリカ調教馬
調教国 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
アメリカ | 【10-8-9-66】 | 10.8% | 19.4% | 29.0% |
日本 | 【0-1-0-1】 | 0.0% | 50.0% | 50.0% |
アイルランド | 【0-0-0-4】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
過去10年のブリーダーズカップクラシックの勝ち馬はすべてアメリカ調教馬でした。
また、2~3着に入線した17頭もアメリカの馬です。
アメリカ以外の馬で好走したのはイギリス・日本・UAEの馬がそれぞれ1頭ずついましたが、ダートの本場であるアメリカ調教馬が馬券の中心となっています。
馬券予想の際、アメリカ以外の馬は少し評価を下げても良いかもしれません。
今年の出走馬の中でアメリカ以外の馬は4頭いました。(かっこ内は調教国)
【年齢】6歳以上は全滅
年齢 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
3歳 | 【4-3-4-29】 | 10.0% | 17.5% | 27.5% |
4歳 | 【4-6-5-24】 | 10.3% | 25.6% | 38.5% |
5歳 | 【2-1-1-17】 | 9.5% | 14.3% | 19.0% |
6歳以上 | 【0-0-0-5】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
過去10年のブリーダーズカップクラシックで馬券に絡んだ馬はすべて3~5歳馬でした。
6歳以上の馬はこれまで5頭が出走しましたがいずれも馬券外に沈んでいます。
馬券予想の際、6歳以上の馬は評価を下げても良いかもしれません。
今年の出走馬の中で6歳以上の馬は3頭いました。
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BCクラシックの過去10年の人気別成績
人気 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1番人気 | 【3-2-1-4】 | 30.0% | 50.0% | 60.0% |
2番人気 | 【4-1-2-3】 | 40.0% | 50.0% | 70.0% |
3番人気 | 【2-0-2-6】 | 20.0% | 20.0% | 40.0% |
4番人気 | 【1-2-0-7】 | 10.0% | 30.0% | 30.0% |
5番人気 | 【0-0-0-10】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
6番人気以下 | 【0-5-5-44】 | 0.0% | 9.3% | 18.5% |
馬券の半数を占める1~3番人気
過去10年のブリーダーズカップで馬券に絡んだ17頭が1~3番人気の馬でした。
特に、1~3番人気はこれまで9勝しています。
ブリーダーズカップクラシックは上位人気に支持された馬が馬券に絡む傾向が強いレースです。
また、毎年必ず1~3番人気のいずれかの馬が馬券に絡んでいるので、三連系馬券で予想する際は抑えておいたほうがよさそうです。
相手には伏兵も絡みやすい
過去10年のブリーダーズカップクラシックで6番人気以下の馬は10頭入線していました。
この10頭はいずれも2~3着に入線していました。
勝ち馬だけ見たら上位人気勢が独占していましたが、相手候補には穴馬が馬券に絡むことが多いので、人気落ちの馬は相手に抑えてみるのも良いかもしれません。
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BCクラシックの過去10年のゲート番別成績
ゲート番 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1.2 | 【1-0-2-17】 | 5.0% | 5.0% | 15.0% |
3.4 | 【3-3-2-12】 | 15.0% | 30.0% | 40.0% |
5.6 | 【1-1-0-18】 | 5.0% | 10.0% | 10.0% |
7.8 | 【1-4-4-11】 | 5.0% | 25.0% | 45.0% |
9.10 | 【3-1-0-9】 | 23.1% | 30.8% | 30.8% |
11.12 | 【0-1-1-6】 | 0.0% | 12.5% | 25.0% |
13.14 | 【1-0-1-2】 | 25.0% | 25.0% | 50.0% |
ゲートの影響は大きくなさそう
過去10年のブリーダーズカップクラシックの好走馬をゲート番号別にまとめました。
過去10開催で3勝しているのが3.4ゲートと9.10ゲートです。
ただし、大外13.14ゲートが勝率は25%でもっとも高く、複勝率も50%ありました。
全体的に見ると、内も中も外ゲートも好走傾向にあります。
もっとも、ブリーダーズカップクラシックは持ち回りのレースなので毎年開催場所が変わります。
今年の舞台であるデルマー競馬場は小回りとはいえ、最初の1コーナーまでの距離はまずまずあるので、過去のゲート番データはそこまで鵜呑みにしなくても良いかもしれません。
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BCクラシックの過去10年の前走着順別成績
前走着順 | 成績 |
1着 | 【7-5-4】 |
2着 | 【3-3-2】 |
3着 | 【0-1-3】 |
4着以下 | 【0-1-1】 |
勝ち馬はいずれも前走レースを連対していた
過去10年のブリーダーズカップクラシックの勝ち馬はいずれも前走レースを連対していました。
対して、前走4着以下に敗れた馬はこれまで勝利がなく、2頭しか馬券に絡めていません。
前走レースで連対している馬が馬券内の大半を占めていることから、前走着順も馬券予想する上で重要な要素となっています。
今年の出走馬の中で前走レースを勝利していた馬は7頭、2着馬は2頭いました。
BCクラシック2024全頭考察
ブリーダーズカップクラシックはアメリカ最高峰のレースということで、頂点を手中に収めたい実力馬が多数参戦しています。
ここからは冒頭で紹介しきれなかった残りの馬を解説していきます。
アルゼンチン共和国杯(G2)とみやこステークス(G3)の当たる無料予想なら絶対にココ!!
アーサーズライド
- ホイットニーS (G1) 2024年
今年のホイットニーステークスを制したのがアーサーズライトです。
3走前の条件戦から逃げの競馬を身に付け、前走ホイットニーステークスは初めてのG1挑戦でしたが、ここでも先頭に立ち、2着のクルーピを寄せ付けない走りで見事G1タイトルを手にしています。
ただ、前走のジョッキークラブゴールドカップでも逃げましたが、終始ハイランドフォールズにマークされ、直線残り1Fあたりで一杯になって5着に沈んでいます。
ハイランドフォールズの包囲が厳しかったかもしれませんが、7頭立ての5着、勝ち馬から1.6秒離されての入線で苦しい競馬となりました。
今回は前走ジョッキークラブゴールドカップと同じ距離ですが、マークされたら持たないかもしれません。
また、これまでマイルで実績をあげていたので、2,000mは長い可能性もあります。
ただ、3走前の条件戦ではダート2,000mの舞台で完勝しているので、自身のペースを維持出来たらチャンスはありそうです。
直線の短いデルマー競馬場とはかみ合いそうなので、ゲートの並び次第で印を考えたいです。
ハイランドフォールズ
- ジョッキークラブGC (G1) 2024年
ハイランドフォールズは前走ジョッキークラブゴールドカップを制した馬です。
もともとG1タイトルとは無縁でしたが、前走のジョッキークラブゴールドカップは逃げたアーサーズライドを徹底的にマークするような競馬を行い、3~4コーナーで先頭に躍り出てそのまま突き抜けました。
2着のピレニーズに4馬身差の完勝でしたし、騎乗したプラ騎手の競馬も見事で、人馬ともに力ある走りを見せました。
このレースのラップタイムは確認できませんでしたが、早い段階でアーサーズライドをマークしながら、最後まで脚色を落とすことなく突き抜けているように、スタミナ量は豊富そうで、パワーもありそうです。
脚質的には先行競馬を得意としているのでデルマー競馬場とも合いそうですし、他馬を後目に競馬できるようでしたらベストを尽くせるかもしれませんよ。
ミクスト
- パシフィッククラシック (G1) 2024年
ミクストは今年のパシフィッククラシックを制した馬です。
パシフィッククラシックは8頭立ての7番人気で、事前の評価は高くありませんでしたが、大外から果敢に2番手を奪うと、道中逃げ馬を見ながら競馬を行い、直線では長く脚を伸ばして先に抜けたフルセラーノを捕らえて優勝しました。
はじめての重賞タイトルがG1で、ブービー人気ながら見事な勝ちっぷりを見せています。
今回は満を持して世界最高峰のレースに駒を進めましたが、前走パシフィッククラシックが今回と同じデルマーダート2,000mなのでコース適性は証明しています。
相手はさらに強化されますが、適性を活かした走りができれば、ここでも大金星をつかめるかもしれません。
ニューゲート
- サンタアニタハンデキャップ (G1) 2024年
- ロバートB.ルイスステークス (G3) 2023年
ニューゲートは今年のサンタアニタハンデキャップの勝ち馬です。
サンタアニタハンデキャップは7頭立てのレースで、道中中段で脚を溜めながら、直線では長く脚を使って先に抜け出したサブサナドールを捕らえて優勝しました。
これまで重賞の舞台で善戦マンでしたが、初のダート2,000mの舞台でも脚色を落とすことなく最後まで突き抜けることができ、持久力のある走りができています。
ただ、続くドバイワールドカップは9着に沈んでいるように、アメリカの土のようなダートでないと出し切れないかもしれません。
幸いにも前走カリフォリニアクラウンステークスは勝ち馬と差のない3着なので、復活の兆しは感じられますし、侮れない1頭といえるでしょう。
ネクスト
- サラブレッドアフターケアアライアンスS (G2) 2022年
- ブルックリンステークス (G2) 2024年
- ブルックリンステークス (G2) 2023年
- グリーンウッドカップ (G3) 2024年
- グリーンウッドカップ (G3) 2023年
ネクストはもともと芝orオールウェザーの舞台で競馬していた馬ですが、一昨年にダートに転向してからは本格化し、ブルックリンステークスとグリーンウッドカップを連覇しています。
ほかの出走馬と異なり、ネクストはダート2,400m~2,800mの長距離の舞台で結果を残してきました。
そのため、スタミナ量はほかの馬よりも高いといえるでしょう。
脚質的にも1~2番手の競馬を得意としていますし、直近4戦はいずれも2着馬に1秒以上差を付けて楽勝でした。
今回は4年ぶりのG1参戦で相手は強化されますが、無尽蔵に近いスタミナを活かした先行競馬でどこまでやれるか注目したいです。
ピレニーズ
- ピムリコスペシャルS (G3) 2024年
ピレニーズは今年のピムリコスペシャルステークスを勝利し、前走ジョッキークラブゴールドカップでも2着に入線した馬です。
脚質的には中段よりもやや前の競馬を得意としていますが、前走ジョッキークラブゴールドカップは2着とはいえ終始前の位置で競馬していたハイランドフォールズには4馬身差の完敗でした。
勝利した3走前のピムリコスペシャルステークスも2着のキングズバーンズと差のない2着で辛勝です。
もっとも、キングズバーンズがその後、G1のスティーブンフォスターステークスでピレニーズ相手に完勝しているので今振り返ると強い相手に勝ち切れたのは悪くないでしょう。
それでも、今回は世界最高峰のレースということでこれまで以上に相手が強力です。
前走で完敗したハイランドフォールズも出走しますし、そのほかの馬も強力なので、勝ち負けするにはなにかアイディアが欲しいです。
セニョールパスカドール
- サウジカップ (G1) 2024年
- サンディエゴハンデキャップ (G2) 2023年
- アックアックステークス (G3) 2022年
セニョールパスカドールは今年のサウジカップで追い込みを決めて勝利した馬です。
今年のサウジカップは前に行く馬が多数いましたが、最後方でジッと我慢しつつ、直線一気の競馬で勝利をもぎ取りました。
日本のオッズで6番人気と、そこまで人気していませんでしたが、初めてのサウジアラビアのダートがかみ合ったのか、先に抜け出したウシュバテソーロの外から追撃した走りは見事でした。
ウシュバテソーロとの差は僅差でしたが、ウシュバテソーロも出し切った中で捉えきれたのはさすがです。
続くドバイワールドカップでも3着入りしているように、中東の実績を見たらここでも注目したい馬です。
ただ、近2戦はどちらも馬券外に沈んでおり、アメリカ本土ではパッとしていません。
しかも、今年は直線が約280mしかないデルマー競馬の開催なので、直線一気が不発に終わる可能性も高いです。
確かな実績はあるものの、デルマーの舞台で自慢の末脚を活かせるかというと、少し難しいかもしれません。
シエラレオーネ
- ブルーグラスステークス (G1) 2024年
- リズンスターステークス (G2) 2024年
今年のケンタッキーダービーで2着入りし、日本のフォーエバーヤングとしのぎを削ったのがシエラレオーネです。
ベストバウトはケンタッキーダービーの前に挑んだブルーグラスステークスで、後方で脚を溜めつつ、4コーナーで早めに動いて、直線でも豪快に他馬をねじ伏せるような競馬で勝ち切ったのが印象的です。
ロングスパートに長けた走りが印象深く、力ある競馬を見せました。
4走前のケンタッキーダービーも2着とはいえ勝ち馬ミスティックダンとはハナ差、日本のフォーエバーヤング相手にもハナ差先着していることから、惜しい競馬でした。
近3戦も堅実に馬券に絡んでいますが、特に近2戦は今回出走するフィアースネスに完敗しているように、追込馬ゆえ展開に左右されやすいのはた玉に瑕です。
それでも、速い位置からまくれるのは強みで直線の短いデルマーでも一発狙えるかもしれません。
タピットトライス
- ブルーグラスステークス (G1) 2023年
- ウッドワードステークス (G2) 2024年
- モンマスカップ (G3) 2024年
- タンパベイダービー (G3) 2023年
タピットトライスは昨年のブルーグラスステークスの勝ち馬です。
脚質的には先行競馬が得意な馬ですが、3走前のモンマスカップは後ろからの競馬となりながらも道中早めの競馬でまくりを仕掛け、直線では2着のハイランドフォールズに5馬身以上差を付けて完勝しました。
11か月ぶりの休み明けにも関わらず、力強い走りができ、豊富なスタミナを活かした競馬で押し切れています。
ただ、続くジョッキークラブゴールドカップはハイランドフォールズのほうが見事な競馬を見せ、敗れてしまいました。
タピットトライスも4着に入線していますが、ハイランドフォールズに1.1秒差の完敗で、悔しいレースとなっています。
前走ウッドワードステークスでは今回出走するスキッピーロングストッキングに勝利しているように、好調は維持しているものの、G1の舞台になると少し物足りないです。
G1実績は【1-0-2-3】と悪くないですが、勝ち負けとなると少し難しそうで、抑えるとしても相手までにする予定です。
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BCターフ2024の最終買い目
ブリーダーズカップターフが開催されるデルマー競馬場はアメリカのカリフォルニア州にあります。
レースが開催される日曜日(現地は土曜日)のカリフォルニア州の天気を見てみると、晴れの予報が出ていました。
木曜日からずっと晴れ時々曇りの予報なので、良馬場開催に期待できそうです。
馬場傾向に関しては、直近の統計がないため評価しづらいですが、デルマーの芝コースは固くて時計が出やすいです。
良馬場開催が濃厚なので、うましるでは晴れの良馬場、時計の出やすい馬場条件を想定しながらレース予想をまとめました。
◎本命 2 エミリーアップジョン
父 | Sea The Stars |
母 | Hidden Brief |
母父 | Barathea |
主な勝ち鞍 | コロネーションカップ(G1) 2023年 |
前走 | ヴェルメイユ賞(G1) 3着 |
本命はエミリーアップジョンにしました。
昨年のイギリスチャンピオンズフィリーズ&メアターフとコロネーションカップを制した馬です。
今年は勝ち星に恵まれていませんが、中距離レースでは安定した走りを見せていますし、前走ヴェルメイユ賞は3着だったものの、勝利したブルーストッキングとアヴァンチュールが今年の凱旋門賞でワンツーを決めていることから、強い相手に健闘していました。
過去の戦績を見てみると、高速馬場にも対応できそうですし、前走ヴェルメイユ賞も最後までペースを引き上げて勝ち切っているので早めに先行しながら粘り強く競馬できれ馬勝ち負けも狙えそうです。
〇対抗 11 レベルスロマンス
父 | Dubawi |
母 | Minidress |
母父 | Street Cry |
主な勝ち鞍 | ドバイシーマクラシック(G1) 2024年 |
前走 | オイロパ賞(G1) 1着 |
対抗はレベルスロマンスにしました。
これまで手にしたG1タイトルは6勝で実績はここでも最上位です。
特に、芝2,400mでは【9-0-0-1】とほとんど敗北を知りません。
一昨年のブリーダーズカップターフも勝利していますし、レース適性にも期待できるといえるでしょう。
今年6歳になりましたが今年のドバイシーマクラシックでも2着のシャフリヤールに2馬身差で完勝しているように、衰えもまるで見られません。
得意の先行競馬ができれば小回りのデルマーともかみ合いそうですし、ここでも力を引き出せそうです。
▲単穴 4 ルクセンブルク
父 | Camelot |
母 | Attire |
母父 | Danehill Dancer |
主な勝ち鞍 | コロネーションカップ(G1) 2024年 |
前走 | アイリッシュチャンピオンS(G1) 6着 |
ルクセンブルクは単穴にしました。
今年のドバイターフや昨年の香港カップにも出走していた馬で、日本人にも馴染み深い馬だと思います。
昨年の香港カップでは香港最強馬であるロマンチックウォリアーとアタマ差なのでハマれば最上位といえるでしょう。
芝2,410mで開催された今年のコロネーションカップも逃げて勝利しているように、距離適性も問題なさそうです。
ただ、近2戦は少し崩れている点は気になりました。
出し切れればチャンスはありそうですが、近2戦の内容からここは3番手評価にしています。
△連下 1 ローシャムパーク
父 | ハービンジャー |
母 | レネットグルーヴ |
母父 | キングカメハメハ |
主な勝ち鞍 | オールカマー(G2) 2023年 |
前走 | 毎日王冠(G2) 10着 |
ローシャムパークは連下にしました。
昨年の函館記念とオールカマーを制した馬で、今年の大阪杯でも2着入りしています。
特に大阪杯は中盤までは後ろの位置で競馬していましたが、向こう正面で他馬を見るようにまくりを決め手そのまま独走、勝ち馬ベラジオオペラとタイム差なしの2着で大健闘しています。
どうしてもゲートは安定しないのでここでも後ろからになりそうですが、デルマーは小回りなので、大阪杯のようなまくりは必至といえるでしょう。
ただ、高速馬場適性自体は大阪杯で証明しているので、早めに動いてロングスプリント色の展開を自ら作ることができればチャンスはあるかもしれません。
また、今年は前に行く馬が多いので、流れてハイペースになり、相対的に後ろ有利になるようでしたらハマるかもしれないです。
△連下 3 シャフリヤール
父 | ディープインパクト |
母 | ドバイマジェスティ |
母父 | Essence Of Dubai |
主な勝ち鞍 | 日本ダービー(G1) 2021年 |
前走 | 札幌記念(G2) 5着 |
シャフリヤールも抑えます。
一昨年のドバイシーマクラシックを最後、2年以上勝ち星から遠ざかっている馬ですが、昨年のブリーダーズカップで3着、今年のドバイシーマクラシックにおいてもレベルスロマンスの2着で年齢を重ねても崩れていません。
シャフリヤールは早熟血統といわれるディープインパクト産駒ですが、6歳になっても健闘しているのは意外でした。
直線の短いデルマーがシャフリヤールの脚質に合うかは分かりませんが、昨年の有馬記念では立ち回りもうまく決めていたので意外と小回りもいけそうです。
高速馬場も得意ですし、ここで人気を落とすようでしたら抑えてみても面白そうです。
単勝
2 エミリーアップジョン
馬連流し
軸馬:2
相手:1、3、4、11
三連複フォーメーション
1頭目:2
2頭目:1、3、4、11
3頭目:1、3、4、11
BCフィリー&メアターフ2024の最終買い目
◎本命 9 アニセット
父 | Awtaad |
母 | Tutti Frutti |
母父 | Teofilo |
主な勝ち鞍 | アメリカンオークス(G1) 2023年 |
前走 | ジョンCメイビーS(G2) 3着 |
本命はアニセットにしました。
これまで12戦走って【7-3-1-1】、着外の1回もデビュー戦の4着で、常に上位争いしています。
また、デルマー競馬場はこれまで4回走って【3-1-0-0】と相性も抜群でした。
芝2,000mは4走前のアメリカンオークスと昨年のロデオドライブステークスしか走っていませんが、どちらも連対しているように中距離にも対応することができました。
今回は未経験の2,200mですが、デルマーは小回りで息を入れやすいため、距離も持つと思いますし、ここでも安定した先行競馬ができれば勝ち負けまで狙えそうです。
〇対抗 4 ウォーライクゴッデス
父 | English Channel |
母 | Misty North |
母父 | North Light |
主な勝ち鞍 | ジョーハーシュターフクラシック(G1) 2023年 |
前走 | ジョーハーシュターフクラシック(G1) 2着 |
ウォーライクゴッデスは対抗にしました。
今年7歳で最年長の馬ですが、近走の成績を見てみると全く衰えは感じません。
また、芝2,400mの実績も豊富で、通算成績【7-2-1-1】と距離適性も全く問題ありません。
デルマー競馬場は3年前のブリーダーズカップフィリー&メアターフで経験しており、このときは日本のラヴズオンリーユーには完敗でしたが3着入りしており、コース適性も証明しました。
年齢以上に健闘していますし、今年は相手関係もそこまで強力な馬がいないので、4つ目のG1タイトル奪取にも期待できそうです。
▲単穴 3 シンデレラズドリーム
父 | Shamardal |
母 | Espadrille |
母父 | Dubawi |
主な勝ち鞍 | ベルモントオークス(G1) 2024年 |
前走 | サラトガオークス(G3) 1着 |
3歳のシンデレラズドリームは単穴にしました。
今年のベルモントステークスの勝ち馬で、ベルモントステークスは最後方から追込競馬で勝利しました。
また、前走サラトガオークスも追込を決めているように、後方から脚を溜める競馬を得意としています。
今回の舞台であるデルマー競馬場は小回りなので直線一気は難しいかもしれませんが、コーナーで動いて追込態勢に入れば上位争いにも期待できそうなので3番手評価にしました。
△連下 10 モイラ
父 | Ghostzapper |
母 | Devine Aida |
母父 | Unbridleds Song |
主な勝ち鞍 | ビヴァリーD.ステークス(G2) 2024年 |
前走 | E.P.テイラーステークス(G1) 2着 |
カナダのモイラは単穴にしました。
一昨年のカナダ年度代表馬で、昨年のブリーダーズカップフィリー&メアターフでも3着入りしています。
前走のE.P.テイラーステークス(G1)は勝ち馬フルカウントフェリシアから3馬身半差の2着で完敗でしたが、最後まで長く脚を活かして健闘していたので序盤にもう少し詰めていたら結果は変わっていたかもしれません。
今回は外枠を引いてしまったため、先行争いは少し難しいかもしれませんが、カナダが誇る実力馬ですし、近走馬券を外すこともないのでここでの前線にも期待したいです。
△連下 7 コンテント
父 | Galileo |
母 | Mecca’s Angel |
母父 | Dark Angel |
主な勝ち鞍 | ヨークシャーオークス(G1) 2024年 |
前走 | イギリスチャンピオンズF&MS(G1) 11着 |
コンテントは連下にしました。
今年のヨークシャーオークスの勝ち馬で、このときはゲートで遅れながらも最内を確保し、中団の位置で脚を溜めながらも直線で長く脚を活かして勝利しました。
道中かかり気味で操縦性は難しそうでしたが、最後まで脚色を落とすことなく好走できたのは好感です。
ただ、直近2戦はどちらも二桁着順に沈んでいるように安定感はありません。
持久力ある末脚は魅力的ですが、ヨークシャーオークスも内を確保できたことで立ち回りやすかったことを考えると展開にも恵まれていました。
実力はありますが、安定感は乏しいのでここは相手までにします。
単勝
9 アニセット
馬連流し
軸馬:9
相手:3、4、7、10
三連複フォーメーション
1頭目:9
2頭目:3、4、7、10
3頭目:3、4、7、10
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BCマイル2024の最終買い目
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◎本命 7 ポータフォーチュナ
父 | Caravaggio |
母 | Too Precious |
母父 | Holy Roman Emperor |
主な勝ち鞍 | メイトロンステークス(G1) 2024年 |
前走 | メイトロンステークス(G1) 1着 |
本命はポータフォーチュナにします。
これまで11戦すべて馬券に絡んでおり、そのうち芝1,600mは4回走って【2-2-0-0】とマイル実績における安定感は非常に高いです。
勝ちっぷりも良く、2走前のファルマスステークスは2着のシャバーラに3馬身以上差を付け完勝、前走メイトロンステークスも58キロを背負いながら勝ち切っています。
今回は久々の牡馬混合戦となりますが、前走よりも斤量は3.5キロも軽くなります。
また、直近G1を3連勝しているように勢いもあるのでこのまま連勝にも期待したいです。
〇対抗 6 ノータブルスピーチ
父 | Dubawi |
母 | Swift Rose |
母父 | Invincible Spirit |
主な勝ち鞍 | サセックスステークス(G1) 2024年 |
前走 | ムーランドロンシャン賞(G1) 5着 |
対抗はノーダブルスピーチにします。
今年のイギリス2000ギニーを追込競馬で制した馬で、それまではオールウェザーしか走ったことがないにもかかわらず、初めての芝で適性を証明しました。
このとき下したロザリオンがのちにG1を2勝し、4着のゴーストライターはイギリスインターナショナルステークスで3着なので相手関係を見ても強い競馬ができています。
前走のムーランドロンシャン賞は5着に沈みましたが、重馬場も響いて自慢の末脚を活かすことができませんでした。
今回は良馬場開催に期待できますし、しかもアメリカの芝コースは固いので高速馬場にも期待できるでしょう。
直線の短いデルマー競馬場なので、直線一気は容易ではなさそうですが、トラックバイアスはかみ合いそうなので早めに動いてキレのある末脚を活かすことができれば面白そうです。
▲単穴 9 ヨハネス
父 | Nyquist |
母 | Cuyathy |
母父 | Congrats |
主な勝ち鞍 | シューメーカーマイルS(G1) 2024年 |
前走 | シティオブホープマイルS(G2) 1着 |
単穴はヨハネスにしました。
もともとダートでデビューした馬ですが、芝に転向してからは8戦7勝と、抜群の適性の高さを証明しています。
特に、マイルはこれまで4回走ってすべて勝ち星を挙げていました。
また、2走前のエディーリードステークスは今回と同じデルマーの舞台で好位から早めに先頭に躍り出て完勝しているようにデルマーでも結果を残しています。
前走シティオブホープマイルステークスや4走前のアメリカンステークスは1分32秒台の時計で好走しているように高速馬場も得意としています。
ゲートがもうすこし内なら本命候補でしたが、外でも行為に食らいつければ出し切れそうなので抑えることにしました。
△連下 12 カールスパクラー
父 | Lope De Vega |
母 | Zindaya |
母父 | More Than Ready |
主な勝ち鞍 | クールモアターフマイル(G1) 2024年 |
前走 | クールモアターフマイル(G1) 1着 |
カールスパクラーは連下にしました。
これまで7回マイルを走り、6勝している実力馬です。
直近2戦も前目の競馬で連勝していますし、マイル+前方競馬ができればここでも自慢の末脚を活かせるでしょう。
ただ、今回は大外12ゲートを引いてしまいました。
デルマー競馬場の芝1,600mは最初の1コーナーまでの距離が約250mと短いので、外から先行集団に加わるのは容易ではないでしょう。
実績は上位ですが大外を引いてしまったのでここは相手までにします。
△連下 8 モアザンルックス
父 | More Than Ready |
母 | Ladies’ Privilege |
母父 | Harlan’s Holiday |
主な勝ち鞍 | 条件戦 2023年 |
前走 | クールモアターフマイル(G1) 2着 |
モアザンルックスも抑えます。
直近2戦は今回も出走しているカールスパクラーに完敗でしたが、どちらも後ろからじりじり脚を伸ばして2着です。
特に前走のクールモアターフマイルは最後方から長く脚を活かし、カールスパクラーに1馬身差まで詰め寄り、力強さを証明しました。
今回は8ゲートということで大外を引いたカールスパクラーよりもチャンスはありそうですし、内の馬を見ながら脚を溜めつつ、好位で競馬できれば馬券内もあり得そうです。
単勝
7 ポータフォーチュナ
馬連流し
軸馬:7
相手:6、8、9、12
三連複フォーメーション
1頭目:7
2頭目:6、8、9、12
3頭目:6、8、9、12
以上になります。
ブリーダーズカップクラシック(BCクラシック)の予想の参考にしてみてください!