【金鯱賞2023予想】軸におすすめしたい3頭+穴馬2頭はこちら!1人気は6年連続馬券内!
金鯱賞2023のおすすめの注目馬3頭、穴馬2頭を紹介しています。
コースの特徴や競走馬の血統、追い切りや過去10年のデータから予想していきます!
金鯱賞2023の概要
金鯱賞は3月中旬に開催される中京の芝2,000m競走です。
名前の由来である【金鯱(きんこ)】とは金の「しゃちほこ」のことで、愛知県名古屋市のシンボルである名古屋城に施された金のしゃちほこから取られています。
開催時期が頻繁に変わることで有名な競走で、一時は5月や12月に開催されていました。
5月開催時は宝塚記念の、そして12月開催時は有馬記念といったG1レースのステップ競走として扱われているレースで前哨戦としての意味合いが強いレースなのです。
そして、2017年に産経大阪杯が大阪杯にG1昇格したことで、3月半ばに開催時期が変更し、同時に1着馬には大阪杯の優先出走権が与えられるようになりました。
これに伴い、大阪杯を目指す馬が多数参戦するようになり、3月移動後はサートゥルナーリアやダノンプレミアム、サトノダイヤモンドにデアリングタクトなど、名だたるG1馬が参戦し、毎日王冠や札幌記念と同じくスーパーG2扱いされつつあります。
近年はぶっつけG1がトレンドになりつつあるので、前哨戦のレベルが落ちつつありますが、それでも今年もG1馬のポタジェを筆頭に、プログノーシスやフェーングロッテンといった素質馬が参戦しています。
ここを制して大阪杯に向かう馬はどの馬か、注目したいです。
金鯱賞2023の開催内容
開催日 | 3月12日(日曜) 15:25発走 |
格付け | G2 |
開催競馬場 | 中京競馬場 中京11R |
コース | 芝2,000m |
性齢 | 4歳以上 |
斤量 | 別定 |
1着賞金 | 6700万円 |
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金鯱賞2023が開催される中京の芝2,000mの特徴
中京芝2,000mのスタート地点はスタンド前にある上り坂の途中です。
上り坂スタートとなるため、スタートダッシュを決めても極端にハイペースにはなりません。
また、急坂をのぼってからもしばらく上り坂が長々と続くため、ゆったりとしたペースでレースは進行します。
1.2コーナーはやや鋭角なコーナーですが終始上り坂なので各馬は後半に備えながら息を整えつつレースします。
向こう正面も途中までは上り坂ですが、坂のてっぺんを過ぎると今度は一転して長い下り坂に入ります。
3.4コーナーは1.2コーナーよりも大回りです。
また、終始下り坂で後半の3F標識があるため各馬はペースを引き上げながら最後の直線に入ります。
最後の直線は約413mあります。
直線が長いため最高速度を維持しやすく、末脚をフルに活かすことができます。
ただし、中京にはスタート直後に駆け上がった急坂が待ち受けています。
この急坂は高低差2.0mで勾配2%と中山の急坂に次いで傾斜がきついです。
しかも、中京の場合は急坂を上りきってからも緩やかな上り坂が続くため、非常にハードです。
いくら末脚に定評があっても坂を上りきる前に一杯になってしまった馬は凡走します。
スピードだけではなく、坂を駆け上がるだけのスタミナとパワーも重要で、総合力が試されやすい舞台なのです。
金鯱賞2023の出走馬
馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 |
1 | アラタ | 牡6 | 57.0 | 横山典弘 |
2 | マリアエレーナ | 牝5 | 55.0 | 松山弘平 |
3 | ハヤヤッコ | 牡7 | 57.0 | 幸英明 |
4 | ディープモンスター | 牡5 | 57.0 | 団野大成 |
5 | ワンダフルタウン | 牡5 | 57.0 | 和田竜二 |
6 | ルビーカサブランカ | 牝6 | 55.0 | 西村淳也 |
7 | グランオフィシエ | 牡5 | 57.0 | 坂井瑠星 |
8 | バイオスパーク | 牡8 | 57.0 | 森泰斗 |
9 | ポタジェ | 牡6 | 59.0 | 岩田望来 |
10 | フェーングロッテン | 牡4 | 57.0 | 松若風馬 |
11 | ヤマニンサルバム | 牡4 | 55.0 | 浜中俊 |
12 | プログノーシス | 牡5 | 57.0 | 川田将雅 |
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過去10年の金鯱賞のデータと傾向
馬場 | 年着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走着順 |
2013 | 1 | 11 | カレンミロティック | 3 | 札幌日経オープン(OP) | 8 |
良 | 2 | 13 | ラブリーデイ | 6 | 小倉記念(G3) | 2 |
3 | 4 | ウインバリアシオン | 8 | 宝塚記念(G1) | 4 | |
2014 | 1 | 4 | ラストインパクト | 1 | 京都大賞典(G2) | 1 |
良 | 2 | 12 | サトノノブレス | 4 | 天皇賞(秋)(G1) | 8 |
3 | 5 | エアソミュール | 2 | 毎日王冠(G2) | 1 | |
2015 | 1 | 10 | ミトラ | 5 | 福島記念(G3) | 2 |
良 | 2 | 1 | ディサイファ | 1 | 天皇賞(秋)(G1) | 8 |
3 | 2 | サトノノブレス | 4 | アルゼンチン共和国杯(G2) | 4 | |
2016 | 1 | 13 | ヤマカツエース | 4 | 天皇賞(秋)(G1) | 15 |
良 | 2 | 3 | パドルウィール | 9 | 八坂特別(1,600万) | 4 |
3 | 5 | シュンドルボン | 6 | エリザベス女王杯(G1) | 6 | |
3 | 7 | サトノノブレス | 2 | 天皇賞(秋)(G1) | 10 | |
2017 | 1 | 6 | ヤマカツエース | 1 | 有馬記念(G1) | 4 |
良 | 2 | 15 | ロードヴァンドール | 7 | 小倉大賞典(G3) | 4 |
3 | 8 | スズカデヴィアス | 13 | 白富士ステークス(OP) | 1 | |
2018 | 1 | 9 | スワーヴリチャード | 1 | 有馬記念(G1) | 4 |
稍重 | 2 | 4 | サトノノブレス | 8 | 凱旋門賞(G1) | 16 |
3 | 5 | サトノダイヤモンド | 2 | 凱旋門賞(G1) | 15 | |
2019 | 1 | 1 | ダノンプレミアム | 2 | 日本ダービー(G1) | 6 |
稍重 | 2 | 11 | リスグラシュー | 5 | 香港ヴァーズ(G1) | 2 |
3 | 8 | エアウィンザー | 1 | チャレンジカップ(G3) | 1 | |
2020 | 1 | 6 | サートゥルナーリア | 1 | 有馬記念(G1) | 2 |
良 | 2 | 8 | サトノソルタス | 8 | 中日新聞杯(G3) | 5 |
3 | 4 | ダイワキャグニー | 6 | 白富士ステークス(L) | 7 | |
2021 | 1 | 5 | ギベオン | 10 | 白富士ステークス(L) | 5 |
重 | 2 | 1 | デアリングタクト | 1 | ジャパンカップ(G1) | 3 |
3 | 10 | ポタジェ | 6 | 白富士ステークス(L) | 1 | |
2022 | 1 | 3 | ジャックドール | 1 | 白富士ステークス(L) | 1 |
良 | 2 | 10 | レイパパレ | 2 | 香港カップ(G1) | 6 |
3 | 6 | アカイイト | 5 | 有馬記念(G1) | 7 |
【年齢】4歳馬は人気なら買い。人気薄は消し
年齢 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
3歳 | 【0-1-0-2】 | 0.0% | 33.3% | 33.3% |
4歳 | 【6-3-1-16】 | 23.1% | 34.6% | 38.5% |
5歳 | 【2-4-7-28】 | 4.9% | 14.6% | 31.7% |
6歳 | 【1-1-3-30】 | 2.9% | 5.7% | 14.3% |
7歳 | 【1-0-0-13】 | 7.1% | 7.1% | 7.1% |
8歳 | 【0-1-0-8】 | 0.0% | 11.1% | 11.1% |
9歳 | 【0-0-0-1】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
過去10年の金鯱賞のデータを年齢別にまとめました。
勝ち星が最も出ているのは4歳馬です。
特に、3月に開催時期を移行してからの成績は【4-2-1-11】で単勝率22%、複勝率は39%でした。
さらにいうと、4歳馬は毎年最低1頭馬券に絡んでいます。
ただし、4歳馬でも3番人気以下の馬は【0-1-1-9】と極端に好走率を落としているので人気を集めた4歳馬を中心に狙いたいです。
そのほかの年齢を見ると、好走数が最も多いのが5歳馬で13頭が入選していました。
6歳馬の馬券内入選は5頭ですが、そのうちの2頭が二桁人気で入選しています。
6歳馬は穴馬としての期待値が非常に高いですよ。
【脚質】警戒したい逃げ馬
脚質 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
逃げ | 【2-2-1-1】 | 33.3% | 66.7% | 83.3% |
先行 | 【2-2-1-16】 | 9.5% | 19.0% | 23.8% |
差し | 【2-2-4-14】 | 9.1% | 18.2% | 36.4% |
追込 | 【0-0-0-24】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
3月に開催時期を移行した近6開催の金鯱賞の好走馬を脚質別にまとめました。
注目したいのは逃げ馬で、6開催のうちの5開催で馬券に絡んでいます。
大波乱の立会者となった2021年のギベオンも逃げ残りで勝利を手にしました。
中京の芝2,000mはスロー競馬になりやすいうえ、開幕週の3月に移行してからは逃げ馬が最後に末脚を活かしやすくなっています。
逃げ馬は好走率が非常に高いので、出走する際は警戒したいですね。
今年の出走馬はこれといった逃げ馬はいませんが、フェーングロッテンとヤマニンサルバムあたりがハナで競馬しそうです。
【コース実績】芝2,000m+左回りの実績がある馬は高く評価したい
年 | 勝ち馬 | 芝2,000m以上の重賞実績 | 左回り競馬場における馬券内実績 |
2013 | カレンミロティック | なし | 500万(新潟) |
2014 | ラストインパクト | 京都大賞典 | 新潟記念(新潟) |
2015 | ミトラ | 福島記念 | 京成杯AH(新潟) |
2016 | ヤマカツエース | 福島記念 中山金杯 | ファルコンS(中京) |
2017 | ヤマカツエース | 金鯱賞 福島記念 中山金杯 | 金鯱賞(中京) |
2018 | スワーヴリチャード | アルゼンチン共和国杯 | アルゼンチン共和国杯(東京) |
2019 | ダノンプレミアム | 弥生賞 | サウジアラビアRC(東京) |
2020 | サートゥルナーリア | 皐月賞 ホープフルS | なし |
2021 | ギベオン | 中日新聞杯 | 中日新聞杯(中京) |
2022 | ジャックドール | なし | 白富士S(L) |
過去10年の勝ち馬10頭のうちの8頭がそれまでに芝2,000m以上の重賞レースで勝利実績がありました。
また、勝ち馬の9頭がそれまでに左回り競馬場(東京・中京・新潟)で3着以内に入選しています。
唯一該当しなかったのは2020年のサートゥルナーリアでしたが、サートゥルナーリアはダービーで4着に入選した実力馬でした。
金鯱賞では中距離重賞を制している馬、そして左回り競馬場で馬券内に絡んだことのある馬に注目したいです。
今年の出走馬の重賞実績と左回り競馬場の実績をまとめました。
馬名 | 芝2,000m以上の重賞実績 | 左回り競馬場における馬券内実績 |
アラタ | なし | ケフェウスS(中京) |
グランオフィシエ | なし | 江の島S(東京) |
ディープモンスター | なし | 梅花賞(中京) |
ハヤヤッコ | 函館記念(G3) | 未勝利(新潟) |
バイオスパーク | 福島記念(G3) | ホンコンJT(東京) |
フェーングロッテン | なし | 新潟記念(新潟) |
プログノーシス | なし | 1勝(中京) |
ポタジェ | 大阪杯(G1) | 毎日王冠(東京) 金鯱賞(中京) |
マリアエレーナ | 小倉記念(G3) | 愛知杯(中京) |
ヤマニンサルバム | なし | 白富士S(東京) |
ルビーカサブランカ | 愛知杯(G3) | 愛知杯(中京) |
ワンダフルタウン | 青葉賞(G2) | 青葉賞(G2) |
ヴェローチェオロ | なし | ひめさゆり賞(1勝) |
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過去10年の金鯱賞の人気別成績
人気 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1番人気 | 【5-2-1-2】 | 50.0% | 70.0% | 80.0% |
2番人気 | 【1-1-3-5】 | 10.0% | 20.0% | 50.0% |
3番人気 | 【1-0-0-9】 | 10.0% | 10.0% | 10.0% |
4~6番人気 | 【2-3-5-20】 | 6.7% | 16.7% | 33.3% |
7~9番人気 | 【0-4-1-25】 | 0.0% | 13.3% | 16.7% |
10番人気以下 | 【1-0-1-37】 | 2.6% | 2.6% | 5.1% |
1番人気は6年連続馬券内!
過去10年の金鯱賞の好走馬を人気別にまとめました。
金鯱賞は2017年から大阪杯の前哨戦となり、3月に開催時期が移行しました。
3月開催となった近6年に限ってみると【4-1-1-0】で複勝率は100%です。
3月開催になってからはステップレースとして前年活躍した馬が多数参戦し、1番人気に支持された馬はいずれもその人気に応えていました。
金鯱賞は1番人気の信頼度が非常に高いレースなのです。
中位人気馬も台頭している
過去10年の金鯱賞で馬券に絡んだ15頭が4~9番人気の馬でした。
また、いずれの年も4~9番人気が最低1頭以上馬券に絡んでいます。
金鯱賞はクセのある中京が舞台ということもあり、展開や適性が合致した穴馬が台頭することも少なくありません。
馬券考察の際は中位人気の馬にも注目したいですね!
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過去10年の金鯱賞の枠番別成績
枠番 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1枠 | 【1-2-0-9】 | 8.3% | 25.0% | 25.0% |
2枠 | 【1-0-1-10】 | 8.3% | 8.3% | 16.7% |
3枠 | 【2-1-2-8】 | 15.4% | 23.1% | 38.5% |
4枠 | 【0-1-3-12】 | 0.0% | 6.3% | 25.0% |
5枠 | 【2-0-3-13】 | 11.1% | 11.1% | 27.8% |
6枠 | 【0-2-1-15】 | 0.0% | 11.1% | 16.7% |
7枠 | 【2-2-0-15】 | 10.5% | 21.1% | 21.1% |
8枠 | 【2-2-1-16】 | 9.5% | 19.0% | 23.8% |
外枠やや優勢
過去10年の好走馬を枠順別にまとめました。
勝ち馬だけ見たら1~4枠が4頭に対し、5~8枠が6頭で外枠有利です。
しかしながら、単勝率や複勝率が最も高いのは3枠でした。
全体的には外枠有利に感じますが、極端な差はなさそうです。
過去6年の金鯱賞の前走クラス別成績
前走 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
G1 | 【4-4-2-14】 | 16.7% | 33.3% | 41.7% |
G2 | 【0-0-0-17】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
G3 | 【0-2-1-18】 | 0.0% | 9.5% | 14.3% |
L | 【2-0-2-3】 | 28.6% | 28.6% | 57.1% |
OP | 【0-0-1-2】 | 0.0% | 0.0% | 33.3% |
前走G1&リステッドが中心。G2組は×
3月に開催が移行した近6開催の好走馬を前走クラス別にまとめました。
もっとも好走しているのは前走G1組で、馬券に絡んだ18頭のうちの10頭が前走国内外のG1を使われていました。
また、意外と好調なのが前走リステッド組で、2頭の勝ち馬をはじめ4頭が馬券に絡んでいます。
昨年の勝ち馬ジャックドールや大波乱の立会者となったギベオンも前走がリステッド競走の白富士ステークスでした。
逆に、前走がG2だった馬はこれまで17頭出走したものの、1頭も馬券内に絡んでいません。
金鯱賞では前走G1もしくはリステッド競走を使った馬を評価し、G2だった馬は評価を下げたいです。
今年の出走登録馬で前走がG1、リステッドの馬は2頭いました。
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金鯱賞2023の注目馬3頭
春の中距離王者を決める大阪杯の前哨戦となってから、有力馬がたくさん集まるようになった金鯱賞。
今年も各路線から有力馬が多数参戦し、例年通り豪華メンバーが集まっています。
今年の出走馬で注目したい馬を3頭紹介します。
出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。
プログノーシス
前走の中日新聞杯は騎乗した藤岡佑介騎手があまりにも後ろで競馬しすぎました。
3.4コーナーから徐々にペースを上げ、直線上でもグンと加速していましたが、前半の位置取りが悪すぎてまさかの4着に敗れています。
前半の位置取り、そして仕掛けがもう少しでも早ければ勝ち馬はキラーアビリティではなくプログノーシスでした。
控えめに言って騎乗は最悪でしたが、プログノーシスは信じられない位置から上がり最速33秒2の末脚(上がり2位がダンディズムの33秒8)で駆け抜けていることから一級品の末脚を持っています。
騎手や陣営に恵まれていたらG1タイトルを手にしていてもおかしくないほどの器だと感じました。
今回はリーディングジョッキーの川田騎手に乗り替わる点は当然プラスです。
G1へ向かうには賞金加算よりも1着をつかんで権利を得たいので、ここはメイチで仕上げてくるでしょう。
ポテンシャルは下手なG1馬よりも高いので、ここで初重賞&優先出走権を獲得してほしいです。
フェーングロッテン
フェーングロッテンは昨年のラジオNIKKEI賞の勝ち馬です。
ラジオNIKKEI賞では中団から競馬を行い、最後の最後に逃げたショウナンマグマを捉えて勝利を手にしました。
このときショウナンマグマは2着でしたがのちに古馬混合のディセンバーステークスを制していることから、強い相手に勝ち負けできたのは評価したいです。
フェーングロッテンはその後、古馬が混ざった新潟記念で3着。
今年の中山金杯でも勝ち馬ラーグルフと差のない3着で常に上位争いしていますね。
今年の金鯱賞はこれといった逃げ馬が不在です。
フェーングロッテンは前走の中山金杯で逃げの競馬で馬券内入選したので今回も逃げる可能性は高いです。
3月開催の金鯱賞ではとにかく逃げ馬の好走事例が相次いでいるので、脚質的にチャンスは十分あるでしょう。
相手関係は手ごわいですが、どこまでやれるか見ものです。
マリアエレーナ
マリアエレーナのベストバウトは昨年の小倉記念です。
この小倉記念は夏開催で時計の出やすい馬場でしたが、先行しながら上がり最速34秒6の末脚で2着のヒンドゥタイムズに5馬身つけて圧勝しました。
仕掛けも手ごたえも抜群で牡馬相手に完勝し、一気に有力馬としての地位を確立しました。
続く天皇賞(秋)では7着に敗れ、一級品の馬たちとの差を感じましたが、前走の愛知杯はトップハンデ56.5キロを背負いながらも3着入選し、ポテンシャルの高さを感じます。
ここは久々の牡馬戦ですが、小倉記念のようなパフォーマンスを発揮できたら上位争いもあり得るでしょう。
開幕週でおそらく時計の出ると思いますし、出し切れる可能性は十分あります。
金鯱賞2023の穴馬2頭
一昨年のギベオンのように、金鯱賞は時折穴馬が飛び込みこともあり、配当妙味も高いレースです。
今年の出走馬で配当に期待できそうな馬を3頭紹介します。
出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。
ポタジェ
昨年の大阪杯勝ち馬のポタジェはそれまで重賞路線で常に安定した走りを見せていました。
ところが、大阪杯で燃え尽きたのか、近4戦はいずれも大敗しています。
宝塚記念や有馬記念は相手関係を考えたらやむを得ないかもしれませんが、2年前に3着入選した毎日王冠でも6着に敗れたのは気になるところで、ピークは過ぎた感じもします。
G1馬ということで今回は斤量59キロを背負いますし、早熟傾向の強いディープインパクト産駒という点も気になります。
ただし、昨年の大阪杯ではエフフォーリアやジャックドール、レイパパレにヒシイグアスといった強敵に勝ち切ったのも事実。
近走のレース結果から人気を落としていますが、ここで勝利をつかんで大阪杯の連覇に向かいたいです。
ヤマニンサルバム
ヤマニンサルバムは条件戦上がりの馬ですが、その魅力は中京適性にあります。
中京はこれまで4戦4勝と、舞台適性は文句ありません。
前走の白富士ステークスは3着に敗れたものの、勝ち馬が良血馬のサリエラ(サリオスやサラキアの妹)、2着が中山記念で3着に入選したドーブネだったので、強い相手に善戦していました。
前走白富士ステークス組は意外と金鯱賞でも好走するのでデータ的にも侮れません。
脚質的には逃げる可能性もありますし、条件戦上がりの馬ではもっとも期待したい馬です。
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金鯱賞2023予想の最終買い目
金鯱賞予想(晴れ良馬場想定)
金鯱賞が開催される日曜日の中京競馬場界隈は晴れの予報が出ています。
前日の土曜日の段階でも晴れ予報なので、間違いなく晴れの良馬場でレースは行われるでしょう。
馬場状態に関しても、開幕週の馬場を走るため、時計の出やすい高速馬場でレースが行われる可能性が高いです。
そのため、うましるでは晴れの良馬場、高速馬場を想定しながらレースを予想します。
◎本命 12 プログノーシス
父 | ディープインパクト |
母 | ヴェルダ |
母父 | Observatory |
主な勝ち鞍 | 京橋S(3勝クラス) 2022年 |
前走 | 中日新聞杯(G3) 4着 |
本命はプログノーシスにします。
ポテンシャルの高さはメンバー随一。特に前走の中日新聞杯は4着に敗れたとはいえ絶望的な位置からの追い上げで詰め寄りました。
騎乗する藤岡佑介騎手が少しでも前で競馬していたら勝ち負けも十分ありえた一戦だったのです。
身体がそこまで強くないので間隔を空けてしか使うことができませんが、今回は前走から3か月空いていて疲れも取れていることでしょう。
騎乗するのも川田騎手ですし、前走の反省を活かしてもう少し前目で競馬してくれればこのメンバー相手でも勝ち負けは十分可能です。
〇対抗 2 マリアエレーナ
父 | クロフネ |
母 | テンダリーヴォイス |
母父 | ディープインパクト |
主な勝ち鞍 | 小倉記念(G3) 2022年 |
前走 | 愛知杯(G3) 3着 |
対抗はマリアエレーナにします。
昨年の小倉記念は右回りの小回りながらも鮮やかに立ち回って2着のヒンドゥタイムズに5馬身差つけました。
この時の小倉が超高速馬場だったのですが、金鯱賞が開催されるのも開幕週で時計の出やすい馬場なので末脚を活かすことは可能です。
中京で開催された愛知杯でも馬券に絡んでいて舞台適性も低くありません。
牡馬混合戦で小倉記念よりもメンバーレベルは上がっていますが勝ち負けも十分あり得るでしょう。
▲単穴 11 ヤマニンサルバム
父 | イスラボニータ |
母 | ヤマニンエマイユ |
母父 | ホワイトマズル |
主な勝ち鞍 | 寿S(3勝クラス) 2023年 |
前走 | 白富士S(L) 3着 |
単穴はヤマニンサルバムにしました。
上がり馬ですがこの馬の魅力は舞台適性でしょう。
中京は4戦走ってすべて勝利をつかんでいます。
大阪杯を目指すのであれば勝って優先出走権を得たいですし、ここメイチで仕上げてきてもおかしくありません。
相手関係は当然手ごわくなりますが、舞台適性を味方につけて、善戦してほしいです。
△連下 10 フェーングロッテン
父 | ブラックタイド |
母 | ピクシーホロウ |
母父 | キングヘイロー |
主な勝ち鞍 | ラジオNIKKEI賞(G3) 2022年 |
前走 | 中山金杯(G3) 3着 |
連下はフェーングロッテンにしました。
3歳のころから古馬相手に健闘し、今年の中山金杯でも勝ち馬ラーグルフとタイム差のない3着でした。
展開やかみ合わせ次第で勝ち星も十分手にしていたのです。
中京適性も高いですし、どのような展開でも出し切れる実力馬です。
勝ち負けするには抜けた武器があったほうが良いとは思いますが、相手候補としては十分可能性のある馬です。
単勝
12 プログノーシス
馬連流し
軸馬:12
相手:1、2、10、11
三連複フォーメーション
1頭目:12
2頭目:1、2、10、11
3頭目:1、2、10、11
以上になります。
金鯱賞の予想の参考にしてみてください!