【札幌記念2023予想】本命におすすめしたい3頭+人気落ちで狙いたい穴馬2頭はこちら!
札幌記念2023のおすすめの有力馬3頭、穴馬2頭を紹介しています。
過去10年のデータ分析と傾向、コースの特徴や競走馬の血統、追い切りから予想していきます!
札幌記念2023の予想ポイント
- 芝2,000m&洋芝実績の馬に注目
- ディープ産駒が好調、ハーツ産駒は全滅
- リピーター組は苦戦
- 1人気の単勝は危険(過去10年1度も勝利なし)
- 1枠が強い
札幌記念2023の概要
札幌記念は札幌競馬場で開催されるG2競走です。
設立当初は砂でのちにダートで行われていましたが、1990年に芝コースに変更し、1997年からはG2に昇格しました。
札幌競馬は夏開催で行われる唯一のG2競走です。
その最大の特徴はメンバーレベルの高さにあります。
毎年G1馬が参戦することが多い札幌記念は数あるG2競走の中でもメンバーリーディングが高くなります。
そのため、「スーパーG2」と評されることが多いです。
どうしては強い馬の参戦が多いかというと、札幌記念はG2レースにしては珍しく、斤量が定量に指定されているからです。
定量戦というのは、年齢や性別で負担重量が決まるレースのことで、主にG1レースに設定されています。
G2以下の重賞レースのほとんどが別定戦かハンデ競走です。
定量戦が設けられているのは札幌記念や阪神カップなど、指の数ほどしか存在しません。
強い馬が上位争いしやすいことから、札幌記念は有力レースに選択されやすいのです。
もう一つの理由は、開催の舞台である札幌が日本の中でも冷涼で馬にとって最適だからです。
馬は暑さに弱い生き物なので、涼しい北海道は馬にとって最適な環境なのです。
陣営によっては梅雨で湿度の高い時期に開催されるG1宝塚記念を回避し、格下の札幌記念を選択することもあります。
以上の理由から、札幌記念は毎年豪華メンバーが参戦します。
今年は出走登録馬15頭の内、G1馬が3頭、重賞馬はなんと14頭も登録され、ただでさえレベルが高いレースなのにさらに好メンバーが揃いました。
豪華メンバーが揃ったスーパーG2札幌記念。
今年も北の大地が熱狂します。
札幌記念2023の開催内容
開催日 | 8月20日(日曜) 15:45発走 |
格付け | G2 |
開催競馬場 | 札幌競馬場 札幌11R |
コース | 芝2,000m |
性齢 | 3歳以上 |
斤量 | 定量 |
1着賞金 | 7000万円 |
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札幌記念2023が開催される札幌の芝2,000mの特徴
スタート地点 | ホームストレッチ4コーナー奥ポケット |
コース | 右回り Cコース使用 |
1周の距離 | 1,659.8m |
直線距離 | 269.1m |
高低差 | 0.7m |
フルゲート | 16頭 |
スタート地点は4コーナー奥にあるポケットで、コースを1周強まわります。
スタートから最初の1コーナーまでの距離は385mで、1,800mよりも距離が長いためペースは落ち着きます。
札幌はコーナーが上から見ると「円み」のあるコース形態となっています。
ローカル競馬場にしては珍しくコーナーの半径が大きいので立ち回りの器用さは求められません。
ただし、最後の直線は270m弱しかないので基本的には逃げや先行馬が有利です。
しかし、向こう正面や3.4コーナーからまくることができるのであれば差しや追い込み馬も台頭します。
4コーナーの位置取りが重要なのです。
そして、札幌は全面洋芝が敷かれているのもポイントです。
洋芝は野芝と比較すると馬場がやわらかくて時計がかかりますのでスピードがでにくいです。
また、好走するには力が求められるのも特徴で、パワータイプの馬のほうが結果を残しているのです。
札幌の芝2,000mはここをチェック!
- 円みを帯びたコース
- 直線が短くコーナーが緩くて大きい
- 起伏がない
- 全面洋芝、パワータイプの血統が好走する
- 8枠の好走率がやや低い
札幌記念2023の出走馬
馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 |
1 | ソーヴァリアント | 牡5 | 58.0 | C.ルメール |
2 | ウインマリリン | 牝6 | 56.0 | 松岡正 |
3 | ウインマイティ― | 牝6 | 56.0 | 和田竜二 |
4 | シャフリヤール | 牡5 | 58.0 | 横山武史 |
5 | ジャックドール | 牡5 | 58.0 | 武豊 |
6 | ダノンベルーガ | 牡4 | 58.0 | J.モレイラ |
7 | ヤマニンサルバム | 牡4 | 58.0 | 吉田隼人 |
8 | マテンロウレオ | 牡4 | 58.0 | 横山典弘 |
9 | アフリカンゴールド | セ8 | 58.0 | 国分恭介 |
10 | トップナイフ | 牡3 | 55.0 | 横山和生 |
11 | ラーグルフ | 牡4 | 58.0 | 戸崎圭太 |
12 | ヒシイグアス | 牡7 | 58.0 | 浜中俊 |
13 | プログノーシス | 牡5 | 58.0 | 川田将雅 |
14 | イズジョーノキセキ | 牝6 | 56.0 | 岩田康誠 |
15 | ユニコーンライオン | 牡7 | 58.0 | 国分優作 |
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札幌記念の過去10年のデータと傾向
馬場 | 年着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走着順 |
2022 良 | 1 | 4 | ジャックドール | 3 | 大阪杯(G1) | 5 |
2 | 3 | パンサラッサ | 1 | 宝塚記念(G1) | 8 | |
3 | 9 | ウインマリリン | 5 | 宝塚記念(G1) | 7 | |
2021 良 | 1 | 13 | ソダシ | 2 | オークス(G1) | 8 |
2 | 4 | ラヴズオンリーユー | 1 | QE2世カップ(G1) | 1 | |
3 | 7 | ペルシアンナイト | 8 | 鳴尾記念(G3) | 4 | |
2020 良 | 1 | 1 | ノームコア | 2 | 安田記念(G1) | 4 |
2 | 2 | ペルシアンナイト | 6 | 宝塚記念(G1) | 15 | |
3 | 6 | ラッキーライラック | 1 | 宝塚記念(G1) | 6 | |
2019 良 | 1 | 1 | ブラストワンピース | 3 | 目黒記念(G2) | 8 |
2 | 10 | サングレーザー | 4 | 安田記念(G1) | 5 | |
3 | 9 | フィエールマン | 1 | 天皇賞(春)(G1) | 1 | |
2018 稍重 | 1 | 2 | サングレーザー | 2 | 安田記念(G1) | 5 |
2 | 5 | マカヒキ | 1 | ジャパンカップ(G1) | 4 | |
3 | 15 | モズカッチャン | 4 | ドバイSC(G1) | 6 | |
2017 良 | 1 | 1 | サクラアンプルール | 6 | 函館記念(G3) | 9 |
2 | 2 | ナリタハリケーン | 12 | 函館記念(G3) | 7 | |
3 | 3 | ヤマカツエース | 1 | 大阪杯(G1) | 3 | |
2016 稍重 | 1 | 13 | ネオリアリズム | 5 | 函館記念(G3) | 6 |
2 | 15 | モーリス | 1 | 安田記念(G1) | 2 | |
3 | 2 | レインボーライン | 4 | 日本ダービー(G1) | 8 | |
2015 良 | 1 | 11 | ディサイファ | 5 | エプソムC(G3) | 3 |
2 | 5 | ヒットザターゲット | 8 | 目黒記念(G2) | 1 | |
3 | 4 | ダービーフィズ | 4 | 函館記念(G3) | 1 | |
2014 良 | 1 | 8 | ハープスター | 2 | オークス(G1) | 2 |
2 | 5 | ゴールドシップ | 1 | 宝塚記念(G1) | 1 | |
3 | 10 | ホエールキャプチャ | 7 | 安田記念(G1) | 15 | |
2013 重 | 1 | 14 | トウケイヘイロー | 2 | 函館記念(G3) | 1 |
2 | 13 | アスカクリチャン | 8 | 函館記念(G3) | 3 | |
3 | 8 | アンコイルド | 14 | 函館記念(G3) | 2 |
【実績】芝2,000m&洋芝実績が欲しい
年度 | 勝ち馬 | 芝2,000m成績 | 洋芝成績 |
2022 | ジャックドール | 【6-2-0-2】 | 【0-0-0-0】 |
2021 | ソダシ | 【0-0-0-0】 | 【2-0-0-0】 |
2020 | ノームコア | 【1-0-1-0】 | 【0-0-0-0】 |
2019 | ブラスとワンピース | 【1-0-0-1】 | 【0-0-0-0】 |
2018 | サングレーザー | 【0-0-0-1】 | 【2-0-0-0】 |
2017 | サクラアンプルール | 【2-1-1-4】 | 【0-0-0-2】 |
2016 | ネオリアリズム | 【3-1-0-4】 | 【2-0-0-1】 |
2015 | ディサイファ | 【3-4-3-6】 | 【2-0-0-0】 |
2014 | ハープスター | 【0-0-0-0】 | 【0-0-0-0】 |
2013 | トウケイヘイロー | 【2-0-0-0】 | 【1-0-0-0】 |
過去10年の札幌記念の勝ち馬を実績別にまとめました。
勝ち馬の8頭がこれまでに芝2,000mで勝利しています。
また、5頭の勝ち馬がこれまでに札幌や函館の洋芝の舞台で勝利実績がありました。
このどちらにも該当しなかった馬は2014年の桜花賞馬ハープスターのみです。
札幌記念で好走馬を探す際は芝2,000mもしくは洋芝競馬場における勝利実績にも目を配りたいです。
今年の出走馬で洋芝における勝利実績のある馬は6頭いました。(かっこ内は勝利数)
また、芝2,000mで一度も勝利したことがない馬は3頭います。
【血統】全滅のハーツクライ産駒
血統 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
ディープインパクト | 【3-3-1-14】 | 14.3% | 28.6% | 33.3% |
モーリス | 【1-0-0-0】 | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
スクリーンヒーロー | 【0-1-1-1】 | 0.0% | 33.3% | 66.7% |
ステイゴールド | 【0-1-1-10】 | 0.0% | 8.3% | 16.7% |
オルフェーヴル | 【0-0-1-2】 | 0.0% | 0.0% | 33.3% |
ハーツクライ | 【0-0-0-7】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
過去10年の勝ち馬を血統別にまとめました。
ディープインパクト産駒は過去10年で21頭が出走し、3頭が勝利、7頭が3着内に入線しています。
瞬発性に長けたディープインパクト産駒は時計のかかりやすい札幌の馬場と一見ミスマッチしそうですが、データで見ると意外と活躍していました。
その他の馬を見てみると、ステイゴールドやオルフェーヴルといったパワータイプの馬も活躍しています。
そして、モーリス産駒は【1-0-0-0】ですが、これは2022年の勝ち馬ジャックドールのものでした。
なお、ハーツクライ産駒はこれまで7頭が出走したものの、1頭も馬券に絡んでいませんでした。
このなかには2020年のポンデザール(3番人気)や2016年のヌーヴォレコルト(2番人気)のように、上位人気に支持されながらも凡走しています。
札幌記念は血統的な偏りも見られます。
今年の出走馬を表に記載した種牡馬ごとにまとめました。
【リピーター】再激走はあまり見られない
馬名 | 着順 |
ソダシ | 21年1着,22年5着 |
ペルシアンナイト | 19年5着,20年2着,21年3着 |
ブラストワンピース | 19年1着,21年5着 |
マカヒキ | 18年2着,22年16着 |
サングレーザー | 18年1着,19年2着 |
サクラアンプルール | 17年1着,18年6着,19年13着 |
ネオリアリズム | 16年1着,18年14着 |
ヤマカツエース | 15年4着,16年5着,17年3着 |
ダービーフィズ | 15年3着,16年7着 |
ヒットザターゲット | 15年2着,16年10着 |
ディサイファ | 15年1着,17年12着 |
ホエールキャプチャ | 13年14着,14年3着 |
トウケイヘイロー | 13年1着,14年11着,15年9着 |
過去10年の札幌記念で、2年以上出走した馬は13頭いました。
そのうち、2年以上馬券に絡んだことがある馬はわずか2頭、ペルシアンナイトとサングレーザーしかいませんでした。
ソダシやブラストワンピース、ネオリアリズムとった前年の勝ち馬ですら、翌年以降の札幌記念では馬券外に敗れていたのです。
また、前年の札幌記念で3着内に敗れ、翌年以降の札幌記念で馬券に絡んだ馬もホエールキャプチャとヤマカツエースしかいません。
札幌記念はリピーターが意外と凡走しやすいレースなのです。
今年の出走馬で前年以前の札幌記念に出走したことがある馬は3頭いました。
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札幌記念の過去10年の人気別成績
人気 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1番人気 | 【0-4-3-3】 | 0.0% | 40.0% | 70.0% |
2番人気 | 【5-1-0-4】 | 50.0% | 60.0% | 60.0% |
3番人気 | 【2-0-0-8】 | 20.0% | 20.0% | 20.0% |
4番人気 | 【0-1-3-6】 | 0.0% | 10.0% | 40.0% |
5番人気 | 【2-0-1-7】 | 20.0% | 20.0% | 30.0% |
6~9番人気 | 【1-3-2-34】 | 2.5% | 10.0% | 15.0% |
10番人気以下 | 【0-1-1-53】 | 0.0% | 1.8% | 3.6% |
1番人気は1勝もしていない
過去10年の札幌記念では1番人気は1度も勝利していません。
ゴールドシップやモーリス、ラヴズオンリーユーといったG1馬が1番人気に支持されましたが、いずれも2着に敗れていました。
1番人気を単勝で購入するのは危険なのです。
もっとも、複勝率は70%もあったので相手候補としての1番人気は優秀ですよ。
5番人気内に支持された馬が中心
過去10年の札幌記念で馬券に絡んだ22頭が1~5番人気の馬でした。
昨年の上位勢を見てみると、1~5番人気に支持された馬が馬券内を独占しています。
札幌記念は1番人気の勝利実績こそありませんが、基本的には上位人気馬が好走する傾向がありますよ。
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札幌記念の過去10年の枠番別成績
枠番 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1枠 | 【4-0-1-8】 | 30.8% | 30.8% | 38.5% |
2枠 | 【1-3-0-11】 | 6.7% | 26.7% | 26.7% |
3枠 | 【0-2-2-13】 | 0.0% | 11.8% | 23.5% |
4枠 | 【0-2-1-16】 | 0.0% | 10.5% | 15.8% |
5枠 | 【1-0-3-15】 | 5.3% | 5.3% | 21.1% |
6枠 | 【1-1-2-16】 | 5.0% | 10.0% | 20.0% |
7枠 | 【2-1-0-17】 | 10.0% | 15.0% | 15.0% |
8枠 | 【1-1-1-17】 | 5.0% | 10.0% | 15.0% |
1枠が強い
過去10年の札幌記念の勝ち馬4頭が1枠の馬でした。
1枠の単勝率は驚異の31%でした。
このなかには2017年のサクラアンプルールのように、6番人気とそこまで支持を集めていない馬も勝利しています。
札幌記念のあたり枠は1枠なのです。
札幌記念の過去10年の前走クラス別成績
前走クラス | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
G1 | 【5-7-7-24】 | 11.9% | 27.9% | 44.2% |
G2 | 【1-1-0-10】 | 8.3% | 16.7% | 16.7% |
G3 | 【4-2-3-53】 | 6.5% | 9.7% | 14.5% |
オープン&L | 【0-0-0-10】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
3勝クラス | 【0-0-0-7】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
前走G1で5着以内 | 【4-4-2-9】 | 21.1% | 42.1% | 52.6% |
前走G1で6着以下 | 【1-2-5-13】 | 4.8% | 14.3% | 38.1% |
前走G1組の着順に注目したい
過去10年の札幌記念の勝ち馬5頭、そして3着内19頭が前走G1レースに出走していました。
そして、残りの11頭はいずれも前走がG2,G3競走です。
札幌記念は前走がG1だった馬が活躍しています。
ちなみに、前走G1レースで5着以内に入線した馬は【4-4-2-9】で勝率21%、複勝率53%の高い成績を残していました。
前走G1レースで5着内に入線している馬は評価を上げたいです。
今年の出走馬でこれに該当する馬は5頭いました。
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札幌記念2023の有力馬3頭
札幌記念は上位人気が勝ち切りやすいレースです。
今年の出走登録馬は魅力な馬がたくさんいますが、その中でも人気を集めそうな有力馬を3頭紹介します。
出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。
ジャックドール
・大阪杯 (G1) 2023年
・札幌記念 (G2) 2022年
・金鯱賞 (G2) 2022年
昨年の勝ち馬ジャックドールがふたたび札幌記念に参戦します。
昨年は同型の逃げ馬パンサラッサと前を争う競馬となり、ジャックドールは無理せずパンサラッサの番手で競馬しました。
2頭の逃げ馬が前を狙ったことでハイペース傾向になりましたが、最後の最後でジャックドールが動いてパンサラッサを捕えて見事優勝を手にしています。
前走の安田記念を除いたらデビューからすべて芝2,000mを使われているように、コース適性はメンバーの中でもトップクラスです。
昨年の札幌記念や今年の大阪杯を制しているように、ポテンシャルも高いのもよいですね。
データと相性のわるいリピーターですが、実績に関してはこれまでのリピーター以上に期待値は高いです。
前の競馬ができればエアグルーヴ以来の連覇達成を成し遂げられるかもしれません。
シャフリヤール
・ドバイSC (G1) 2022年
・日本ダービー (G1) 2021年
・毎日杯 (G3) 2021年
2021年のダービー馬であるシャフリヤールは早い段階から札幌記念の参戦を表明していました。
近年は海外を拠点に活動していて、日本での競馬は昨年のジャパンカップ以来となります。
小回りで右回りコースの札幌でどれだけ出し切れるかは分かりませんが、個人的には直線の長い競馬場のレースでも勝ち負けできなくなってきているのでここで一度全く別の舞台を使う選択は悪くないように感じます。
ただし、シャフリヤールはこのレースの後はアメリカのブリーダーズカップターフに参戦するため、叩きの可能性もあります。
本気で来ない可能性もある点は留意しておきたいです。
なお、今回騎乗する横山武史騎手はかつてダービーでエフフォーリアとともにシャフリヤールとしのぎを削りました。
横山武史騎手にとってはシャフリヤールの存在のためにダービージョッキーの座をつかめなかったといっても過言ではないです。
ある意味因縁といってもおかしくない馬に騎乗しますが、そこでどのような競馬を見せてくれるか注目したいです。
プログノーシス
・金鯱賞 (G2) 2023年
今年の金鯱賞勝ち馬プログノーシスも札幌記念の参戦を表明しました。
デビュー時から脚部の不安がつきもので、一度レースを使用したらどうしても間隔を空けざるを得なかったです。
しかし、その末脚は一級品のものを秘めていて、昨年の中日新聞杯では物理的にあり得ない位置から上がり最速33秒2の末脚を見せました。
結果は4着でしたが、このとき騎乗していた藤岡佑介騎手が後ろの位置から競馬しすぎていたため敗れており、もっと前で競馬していたら勝利は十分あり得たのです。
今回は藤岡佑介騎手よりも騎乗スキルが数倍高い川田騎手が騎乗します。
川田騎手は過去10年で【2-1-0-2】なのでコース適性も高いです。
プログノーシスが直線の短い札幌でどこまで出し切れるかは分かりませんが、ここで結果を残せば天皇賞(秋)の扉も開くので勝ち切りたいです。
札幌記念2023の穴馬2頭
札幌記念は基本的に上位人気馬が押し切る傾向が強いですが、2015年のヒットザターゲットや2017年のナリタハリケーンのように、たまに穴馬が馬券に絡むことがあります。
今年の出走登録馬で配当妙味に期待できそうな馬を2頭まとめました。
出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。
ソーヴァリアント
・チャレンジC (G3) 2022年
・チャレンジC (G3) 2021年
チャレンジカップを連覇しているソーヴァリアントはオルフェーヴル産駒の牡馬です。
小回りの中山で開催されたセントライト記念や阪神内回りのチャレンジカップで結果を残しているように、小回りコースは得意です。
3歳時は条件戦とはいえ札幌の芝2,000mコースを2戦使って2勝しているようにコース適性も高いです。
ルメール騎手が騎乗する点もよいでしょう。
ただ、近2戦がいずれも人気を裏切る形となりました。
特に前走鳴尾記念敗退後、騎乗していたルメール騎手は「距離は1,800mがいい」とコメントしたにも関わらず、芝2,000mの札幌記念を選択しているのが気になるところです。
近2戦は負けすぎているのでここで立ち直ることができるでしょうか。
ダノンベルーガ
・共同通信杯 (G3) 2022年
ダノンベルーガも札幌記念の参戦を表明しました。
後方一気の競馬を得意としていて、共同通信杯ではのちのG1馬であるジオグリフやダノンスコーピオンにも先着しました。
この1戦が評価され、皐月賞では2番人気、ダービーではなんと1番人気に支持されたのです。
春のクラシックでは馬券に絡むことはありませんでしたが、ドウデュースやイクイノックスといった世代最強馬相手に4着入線していてポテンシャルの高さを発揮しました。
前走のドバイターフでも2着入りしていますし、最強4歳世代の一角を担っています。
札幌記念では名手モレイラ騎手とコンビを組むことが決まりました。
これまで滅多に使われることがなかった右回りの小回りコースでどれだけ結果を残せるか、この馬にも注目したいですね。
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札幌記念2023追い切り評価
札幌記念2023追い切り評価はこちらの記事でご確認ください。
札幌記念2023予想の最終買い目
札幌記念の予想(曇りの良~稍重馬場想定)
札幌記念が開催される日曜日の札幌市の天気を見てみると、曇りのち雨の予報が出ていました。
天気予報サイトによっては昼頃に弱い雨マークがついているところもあります。
土曜日も開催中に小雨が降り、その影響は少なからず見られました。
レース後半に開催された芝の千歳特別や富良野特別の時計を見ても極端に速くありません。
日曜日も開催中に雨の予報が上がっているので、先週までとはうってかわって、時計のかかりがちな馬場になる可能性が高いです。
うましるでは曇りの良馬場、時計の出やすい馬場を想定しながらレース予想をまとめました。
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◎本命 1 ソーヴァリアント
父 | オルフェーヴル |
母 | ソーマジック |
母父 | シンボリクリスエス |
主な勝ち鞍 | チャレンジC(G3) 2022年 |
前走 | 鳴尾記念(G3) 12着 |
本命はソーヴァリアントにしました。
追い切りが非常によく、淡々とした走りで好タイムを残したのが非常に印象的です。
ソーヴァリアントはもともと小回りコースが得意ですが、条件戦とはいえかつては札幌芝2,000mで開催された利尻特別や藻岩山特別を勝利しているように、コース適性は全く問題ありません。
そもそも、今年の出走登録馬で札幌における勝利実績があったのがソーヴァリアントとジャックドール、そしてトップナイフの3頭しかおらず、同じ洋芝競馬場である函館を含めてもユニコーンライオンの4頭しかいませんでした。
このなかではジャックドールとソーヴァリアントがもっともコース適性とポテンシャルが高いと思います。
また、札幌記念と相性の良すぎる最内1枠を引けたのもポイントが高いです。
このレースで勝利実績のあるルメール騎手が騎乗するのも心強いですし、追い切りを見る限り、近2戦の凡走を覆す走りを見せる可能性もあるでしょう。
さらに、パワー型のオルフェーヴル産駒なので雨で湿った馬場でも激走する可能性が高いです。
近2戦はどちらかというとメンタル面で敗れている感じがしているので、来るか来ないかのどちらかだと思います。
〇対抗 13 プログノーシス
父 | ディープインパクト |
母 | ヴェルダ |
母父 | Observatory |
主な勝ち鞍 | 金鯱賞(G2) 2023年 |
前走 | QE2世カップ(G1) 2着 |
対抗はプログノーシスにしました。
プログノーシスは川田騎手が騎乗したときの成績は【5-0-0-0】で勝率はなんと100%です。
人馬のコンビがいかによいか伝わります。
札幌記念と相性のいいディープインパクト産駒ですし、これまでのレースぶりを見ても馬券外に敗れたのは藤岡佑介騎手が下手に騎乗した昨年の中日新聞杯のみでした。
常に安定した走りを見せていますし、何よりも現役屈指ともいえるロングランがこの馬の持ち味です。
札幌は初めてなのでコース適性は未知数ですが、2走前のクイーンエリザベス2世カップでは香港の沙田競馬場を通して洋芝適性は証明しています。
また、最終追い切りの動きを見ていると重馬場の函館でも軽快に動けていたので意外とフィットしそうな感じはしました。
枠は少し外目で個人的にはもう少し内を引いてほしかったのが正直なところですが、差し馬なのでそこまでマイナスではないはずです。
川田騎手とのコンビで賞金加算を狙ってほしいです。
▲単穴 5 ジャックドール
父 | モーリス |
母 | ラヴァリーノ |
母父 | Unbridled’s Song |
主な勝ち鞍 | 大阪杯(G1) 2023年 |
前走 | 安田記念(G1) 5着 |
単穴には昨年の勝ち馬ジャックドールを絡めます。
昨年の札幌記念でも先行しながら押し切りの競馬で力のある走りを見せました。
枠もよいですし、ペース配分の鬼である武豊騎手が騎乗するのも心強いです。
最終追い切りは非常に軽い内容でしたが折り合いをつけるという点では非常に良かったですし、走りのフォームもよくていつでも力を発揮できる状態でした。
ただし、ジャックドールは乾いた良馬場が得意なので、日曜日の雨はジャックドールにとって余計です。
データと相性の悪いリピーターということも踏まえて3番手に抑えることにしました。
△連下 2 ウインマリリン
父 | スクリーンヒーロー |
母 | コスモチェーロ |
母父 | Fusaichi Pegasus |
主な勝ち鞍 | 香港ヴァーズ(G1) 2022年 |
前走 | ドバイシーマC(G1) 6着 |
連下に抑えたウインマリリンは枠が非常に良いです。
そもそも、ウインマリリンがこれまで手にした4つの重賞はすべて馬番1~4番でした(香港ヴァーズはゲート3番)。
昨年のエリザベス女王杯や札幌記念のように、外枠でも好走していますが勝率だけ見たら内を引いた時が一番出し切れています。
そのため、今回は待望ともいえる2枠を引けたのは大きなプラス要素といえるでしょう。
最終追い切りは最良というわけではりませんが、松岡正海騎手が3週立て続けに追い切りに騎乗しているようでここに対する熱意が伝わりますし、昨年同様上位争いに期待できると思います。
△連下 4 シャフリヤール
父 | ディープインパクト |
母 | ドバイマジェスティ |
母父 | Essence of Dubai |
主な勝ち鞍 | ドバイシーマC(G1) 2022年 |
前走 | ドバイシーマC(G1)23年 5着 |
シャフリヤールの目標は正直次走のブリーダーズカップターフだと思います。
あくまでも札幌記念は叩きの一線の舞台だと思いますが、追い切りの動きを見ていると、仕掛けられてからの反応がよくてさすがはダービー馬といったところでした。
騎乗する横山武史騎手はテン乗りですが、追い切りを見ている限り手綱はあってそうですし、横山武史騎手自身札幌を大得意としています。
ここでの激走も十分あり得ますが、全盛期と比較するとピークは過ぎている感じもしなくないので、相手までにしておきます。
△連下 6 ダノンベルーガ
父 | ハーツクライ |
母 | コーステッド |
母父 | Tizway |
主な勝ち鞍 | 共同通信杯(G3) 2022年 |
前走 | ドバイターフ(G1) 2着 |
ダノンベルーガも抑えておきます。
東京競馬場のイメージが強い馬ですが、昨年の皐月賞で4着入りしているように、右回りでも結果を残しています。
しかも、このときの皐月賞は上位勢が非常に豪華です。
1着ジオグリフこそ近年なかなか結果を残せていませんが、2着がのちに世界トップリーディングの座に君臨するイクイノックスで3着にはダービータイトルを手にするドウデュース、5着はのちの菊花賞馬アスクビクターモアなど錚々たる顔ぶれでした。
これら強い馬相手に善戦しているのはそれだけでも価値があります。
今回はドバイターフ以来のレースとなり、シャフリヤール同様、秋の大舞台を見据えている感じはしましたが、それでも地力の高い馬なのでいきなりもあり得ると思ったので抑えておきました。
△連下 14 イズジョーノキセキ
父 | エピファネイア |
母 | キングダンサー |
母父 | キングカメハメハ |
主な勝ち鞍 | 府中牝馬(G2) 2022年 |
前走 | クイーンS(G3) 5着 |
追い切りが非常に良かったイズジョーノキセキも抑えておきます。
前走のクイーンステークスでは不利がありながらも5着入りしており、重賞レースを制しているだけの実力を表明しました。
その時の追い切りは特別目立ったものではありませんでしたが、1戦われた影響もあって札幌記念の最終追い切りでは上がり1ハロン11秒2という好タイムを記録しています。
一叩きしたことで劇的に状態面はよくなっていました。
ただし、外枠は正直マイナスです。
騎乗する岩田康誠騎手はイン突きの鬼なので今回もそれを狙ってくると思いますが、コースロスなく内ラチを立ち回りたかったので内枠を引きたかったです。
枠次第では強く狙いたい1頭でしたが、今回は外目を引いたことで抑えにしました。
単勝
1 ソーヴァリアント
馬連流し
軸馬:1
相手:2、4、5、6、13、14
三連複フォーメーション
1頭目:1
2頭目:2、4、5、6、13、14
3頭目:2、4、5、6、13、14
以上になります。
札幌記念の予想の参考にしてみてください!