
【ヴィクトリアマイル2025予想】本命馬3頭+激走に期待できる穴馬2頭はこちら!

ヴィクトリアマイル2025のおすすめの有力馬3頭、穴馬2頭を紹介しています。
過去10年のデータ分析と傾向、コースの特徴や競走馬の血統、追い切りから予想していきます!
ヴィクトリアマイル2025の予想ポイント
- 時計勝負になりやすいため、持ち時計が優秀な馬を評価したい
- G1で馬券に絡んだ経験のある馬がこのレースで勝ち切りやすい
- 差し馬の好走率がもっとも高く、次いで先行馬が活躍、逃げ&追込み馬は苦戦
- 1人気【2-2-2-4】はあまり過大評価しない方がよい、10人気以下は重賞馬でないと厳しい
- 3枠【5-0-1-14】は1~6人気の馬なら狙いたい
- 前走勝ち馬【0-3-1-33】はこのレースを勝ち切れていない
ヴィクトリアマイル2025予想の最終買い目
ヴィクトリアマイルが開催される日曜日の東京競馬場界隈は曇り時々晴れの予報が出ていました。
気温も30度近くまで上昇するようで暑くなりそうです。
前日土曜日は雨の影響もあり、芝コースは6Rまで良馬場でしたが、その後は稍重になりました。
当記事を執筆している14時時点で稍重ですが、13時~14時にかけて、1時間当たり10mm以上の雨が降るようなので更なる悪化も見られるでしょう。
その影響もあり、土曜の芝レースは6R終了時点でそこまで時計は出ていません。
ただ、日曜日は雨の影響はなさそうですし、気温も上昇するので乾く可能性があります。
現在の東京競馬場は他の競馬場と比較しても馬場の回復概要に速いため、良馬場も期待できるかもしれません。
うましるでは曇りの良馬場、時計の出やすい馬場を想定しながら予想をまとめました。
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◎本命 5 ラヴェル
父 | キタサンブラック |
母 | サンブルエミューズ |
母父 | ダイワメジャー |
主な勝ち鞍 | チャレンジC(G3) 2024年 |
前走 | 大阪杯(G1) 11着 |
本命はラヴェルにしました。
かなり悩ましい馬でしたが、昨年のエリザベス女王杯で人気以上の走りで2着に入線し、続くチャレンジカップにおいてもハイペースの条件下で鮮やかに抜け出して優勝しました。
今年に入ってから凡走が目立つものの、日曜日の東京競馬は今年の金鯱賞のような重馬場ではなさそうなので出し切れる可能性は高いです。
久々のマイル戦となりますが、2歳の時には同コースで開催されたアルテミスステークスにおいて大外一気の競馬を披露していることから、マイルも問題ないでしょう。
直線の長い舞台も良いですし、大阪杯やチャレンジカップにおいては時計勝負でも対応できているので馬場も合いそうです。
前日の時点で10番人気ですが、近走は人気以上にやれているのでここは思い切って本命にしてみます。
〇対抗 17 アスコリピチェーノ
父 | ダイワメジャー |
母 | アスコルティ |
母父 | Danehill Dancer |
主な勝ち鞍 | 阪神JF(G1) 2023年 |
前走 | 1351TS(G2) 1着 |
対抗はアスコリピチェーノにしました。
これまでマイルを中心に使われた馬で、昨年のNHKマイルカップは減速しながら再加速して2着に入線しているようにポテンシャルも高いです。
京成杯オータムハンデも見事な抜け出しで完勝しましたし、走破時計1分30秒8を見ても、時計勝負におけるパフォーマンスは秀逸でした。
今回は少し外枠すぎるので前走1351ターフスプリントのように好位を確保するのは難しくなりましたが、それでもNHKマイルカップを見る限り素質の高さがうかがえるので、上位争いに期待したいです。
▲単穴 10 ボンドガール
父 | ダイワメジャー |
母 | コーステッド |
母父 | Tizway |
主な勝ち鞍 | 2歳新馬 2023年 |
前走 | 阪神牝馬S(G2) 5着 |
ボンドガールは単穴にします。
これまで新馬戦の勝利しかありませんが、重賞で5回も馬券に絡んでいます。
特に、秋華賞や東京新聞杯は敗れて強しの競馬でしたし、重賞級の実力を秘めています。
前走の阪神牝馬ステークスは5着でしたが、前との差はあった中、追込一気の競馬で勝ち馬と0.2秒差なので着順以上にやれています。
叩きの一戦としても悪くありませんでしたし、追い切りを見ても一回使って良化しているように見えたので、巻き返しも狙えるでしょう。
△連下 2 ステレンボッシュ
父 | エピファネイア |
母 | ブルークランズ |
母父 | ルーラーシップ |
主な勝ち鞍 | 桜花賞(G1) 2024年 |
前走 | 大阪杯(G1) 13着 |
ステレンボッシュは連下にしました。
前走の大阪杯を除くと常に上位争いしている馬で、昨年の桜花賞はアスコリピチェーノの内目で立ち回りながら優勝し、秋華賞も後手を踏んだり、直線で進路取りに苦労しながらの3着なので、敗れて強しの競馬でした。
前走の大阪杯も久々や海外帰りだったことを考えたら状態は万全ではなかった可能性があります。
ただ、今回の追い切りを見る限り、いい時期ほどの時計を出していなかったので本調子かというと少し難しいところです。
実力はここでも最上位ですが、好走実績の乏しい1枠を引いたのもマイナスなので、今回は相手までにします。
△連下 3 アルジーヌ
父 | ロードカナロア |
母 | キャトルフィーユ |
母父 | ディープインパクト |
主な勝ち鞍 | ターコイズS(G3) 2024年 |
前走 | 阪神牝馬S(G2) 2着 |
アルジーヌも抑えます。
オープン昇格後も安定したパフォーマンスを見せており、特に昨年のクイーンステークスは51キロの斤量だったコガネノソラやボンドガールとタイム差0.1秒の3着でした。
このときアルジーヌは55キロだったので斤量の差を考えたら勝ちに等しい競馬です。
その後も安定していますし、前走の阪神牝馬ステークスも勝ち馬サフィラと差がなく、惜しい競馬でした。
今回はレーン騎手が騎乗するので鞍上も強化されていますが、ただ、追い切りは思った以上に安定感に欠けていました。
状態が良ければもう少し重い印も検討しましたが、状態面を考慮して連下までにします。
単勝
5 ラヴェル
馬連流し
軸馬:5
相手:2、3、10、12、17
三連複フォーメーション
1頭目:5
2頭目:2、3、10、12、17
3頭目:2、3、10、12、17
ヴィクトリアマイル2025の有力馬3頭
今年のヴィクトリアマイルも最強マイル牝馬の座を掴もうと23頭の登録が確認できました。
今年の出走馬の中から有力候補を3頭紹介します。
出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。
アスコリピチェーノ
- 阪神JF (G1) 2023年
- 1351ターフS (G2) 2025年
- 京成杯AH (G3) 2024年
- 新潟2歳S (G3) 2023年
一昨年の阪神JFを優勝したアスコリピチェーノが中心となりそうです。
阪神JFの勝利だけではなく、桜花賞やNHKマイルカップでも2着入りしているように、最前線で能力の高さを示していました。
桜花賞はステレンボッシュよりも外を回されながらも最終的にはステレンボッシュの3/4馬身差の2着ですし、NHKマイルカップは直線で詰まって減速しながらも、最後は差し脚を伸ばしてジャンタルマンタルの2着に入っているように、地力も非常に高いです。
初めての古馬混合戦となった京成杯オータムハンデにおいても中団外目で脚を溜め、直線では大外に回しながらも楽に加速し、余裕の勝利でした。
開幕週で全面野芝の中山でしたが、それでも勝ち時計1分30秒8は優秀ですし、古馬相手にも力強さを証明しています。
前走1351ターフスプリントも慣れない短距離戦でしたが、スタートを決めて2番手の位置を確保しつつ、最後の直線では前にいたウインマーベルを交わして優勝しました。
唯一崩れたのは外を回されたゴールデンイーグルのみですし、そのゴールデンイーグルも12着とはいえ最後は脚が伸びているので初めての海外競馬、稍重を考えると健闘していました。
いずれのレースもアスコリピチェーノの非凡な力を証明していますし、東京コース実績もNHKマイルカップで証明済みです。
鉄砲も利きますし、鞍上のルメール騎手も過去10年で【3-2-1-3】と相性抜群です。
この馬が中心になるでしょう。
ステレンボッシュ
- 桜花賞 (G1) 2024年
昨年の桜花賞馬であるステレンボッシュが久々にマイル路線に帰ってきました。
桜花賞の勝利の後は、オークス⇒秋華賞で馬券に絡み、その後は香港ヴァーズや大阪杯も使って中距離路線に軸をレースプランが組まれていましたが、マイル実績もあるため、今回ヴィクトリアマイルに参戦しています。
前走の大阪杯を除けば、常に安定感ある競馬を見せていますし、一昨年2着に入線した阪神JFの走破時計が1分32秒6、桜花賞1分32秒2、そして秋華賞の1分57秒5が示しているように、高速馬場も問題ありません。
前走の大阪杯だけは直線で伸びを欠いてしまいましたが、海外帰り緒戦や休み明けも考えたら万全な状態ではなかったかもしれません。
そのため、国内で一回使って今回得意のマイルに挑めるのは追い風といえるでしょう。
今年は2歳女王のアスコリピチェーノが中心となりそうですが、ステレンボッシュは桜花賞でアスコリピチェーノに土を付けていますし、出し切れればここでも能力最上位の1頭です。
ボンドガール
- 2歳新馬 2023年
ボンドガールは主な勝ち鞍こそ新馬のものしかありませんが、これまで重賞で5回2着に入線した実績があります。
特に昨年の秋華賞はダイワメジャー産駒にとって鬼門といわれる芝2,000mの舞台でしたが、後方から直線一気の競馬で2着まで届いており、地力の高さが伺えます。
前々走の東京新聞杯も豪華メンバーが揃った中で勝ち馬と差のない2着ですし、走破時計1分32秒7を見ても分かるように、負けて強しの走りができました。
前走の阪神牝馬ステークスだけは人気を裏切る結果でしたが、外から一気を仕掛けて勝ち馬サフィラの0.2秒差なので着順ほど悪くありませんし、外差しを考えたら健闘したといえるでしょう。
今回も外からの一気になる可能性は高いですが、それでも秋華賞や東京新聞杯の内容を見る限り、牝馬路線でも実績上位であるのは疑いようがありませんし、ここで初重賞兼初G1タイトルを手にしてもおかしくない馬です。
なお、同コースで開催されたNHKマイルカップの17着に関しては直線で不利があったので度外視して良いです。
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ヴィクトリアマイル2025の穴馬2頭
ヴィクトリアマイルはたびたび穴馬が激走するため、穴党向けのG1といえます。
今年の出走登録馬の中から配当に期待できそうな穴馬を2頭紹介します。
出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。
ソーダズリング
- 京都牝馬S (G3) 2024年
ソーダズリングは廃止となった昨年の京都牝馬ステークスの勝ち馬です。
脚質的には差しの競馬を得意としており、昨年の京都牝馬ステークスは大混戦でしたが、今なおスプリング路線で活躍しているナムラクレアの急襲を退けて優勝しました。
近走は短距離を中心に使われているので久々のマイルでどこまでやれるか難しいところではありますが、前走阪神牝馬ステークスは勝ち馬サフィラと03秒差の6着なので悪くはなさそうです。
それでもボンドガール比較でみると最後は減速しているので評価しがたいですが、昨年のヴィクトリアマイルのように、ハイペースで短距離色が強い展開になるようでしたら台頭できるかもしれません。
ビヨンドザヴァレー
- 清水S (3勝クラス) 2024年
オープン入り後も堅実に重賞で馬券に絡んでいるビヨンドザヴァレーも参戦します。
これまではマイルを中心に、芝1,400mや1,800mを使ってきましたが、昇級初戦となった昨年のターコイズステークスにおいては先行しながら最後まで粘って2着でした。
53キロの恩恵はありましたが、初めての重賞で健闘しています。
そして、今年に入って挑んだ中山&阪神牝馬ステークスも4着入りしており、人気以上に結果を残しています。
特に阪神牝馬ステークスは内目からしぶとく脚を伸ばして4着でしたし、走破時計1分33秒0を見ても高速馬場適性の高さが感じられました。
脚質としては先行競馬が得意なのでヴィクトリアマイル向けかというと難しいですが、中山牝馬ステークスを見ても終い1Fで伸びているので、末脚にも期待できそうです。
人気落ちの一角ですが、現在の東京芝コースともかみ合いそうですし、ハマれば台風の目になれるかもしれません。
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ここからはヴィクトリアマイルの過去10年の傾向やデータ分析を見ていきましょう!
ヴィクトリアマイル2025の概要
ヴィクトリアマイルは東京競馬場で開催される牝馬限定マイルG1です。
ローマ神話に登場する勝利の女神の名前が付けられている本競走は、上半期最強牝馬を決める一戦に指定されているレースです。
下半期に開催されるエリザベス女王杯と対になるレースとして、2006年に創設されましたが、エリザベス女王杯が芝2,200mを舞台にしているのに対し、ヴィクトリアマイルはマイル競走なので出走する馬に大きな差があります。
具体的には、エリザベス女王杯は中距離適性の高い馬や秋華賞から挑む3歳馬が中心になるのに対し、ヴィクトリアマイルは純粋マイラーのみならず、短距離馬や中距離馬など、別路線組の参戦も目立つため、バラエティ豊かになりやすいです。
各路線の有力牝馬が参戦することから、全体のレベルも高くなりやすいのが特徴といえるでしょう。
ただし、さまざまな路線から参戦することから、順当に決まることはほとんどありません。
同週開催される新潟大賞典と同じく、波乱傾向が強いレースなので、どちらかというと穴党向けといえるでしょう。
クラシックレースの前に開催される牝馬マイルの頂上決戦。
どの馬が女王の座を手にするでしょうか?!
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ヴィクトリアマイル2025の開催内容
開催日 | 5月18日(日曜) 15:40発走 |
格付け | G1 |
開催競馬場 | 東京競馬場 11R |
コース | 芝1,600m |
性齢 | 4歳以上牝馬 |
斤量 | 定量 |
1着賞金 | 1億3000万円 |

ヴィクトリアマイル2025が開催される東京の芝1,600mの特徴

スタート地点 | 向こう正面2コーナーの出口付近 |
コース | 左回り Bコース使用 |
1周の距離 | 2,101.9m |
直線距離 | 525.9m |
高低差 | 2.7m |
フルゲート | 18頭 |
平均タイム (過去5年) | 1:35.4 |
コースレコード | 1.30.5 (2019年 ヴィクトリアマイル【G1】ノームコア) |
ヴィクトリアマイルのタイム | |
(過去10年) | 平均タイム1:32.8 |
レコードタイム | 1:30.5 (2019年 ノームコア) |
東京の芝1,600mは先週開催されたNHKマイルカップや翌月に行われる安田記念でも使用されるコースです。
スタート地点は2コーナーの出口付近で、スタートから最初のコーナーまでは約550mもあります。
スタート直後こそ下り傾斜ですが、一瞬だけ上り勾配を上がったのち、3コーナーに侵入します。
最初のコーナーまでが長いのでそこまでポジション争いは激しくなりませんが、マイルという距離の関係上そこそこ流れやすいです。
3.4コーナーは大回りコースとなっています。
大回りゆえ極端に減速しなくてもコースロスなく立ち回れます。
また、4コーナーの途中がラスト3ハロンになるため、各馬はペースを最大限に引き上げながら最後の直線に入ります。
スタンド前直線は約525mです。
直線は日本一長い新潟競馬場に次に長いです。そのため、各馬は最高速度を維持しながらスパートを駆けることができます。
直線上には高低差2.1mほどの上り坂が存在しますが、この上り坂は180mほどの長さがあります。
阪神競馬や中山競馬ほど急な上り坂ではなく、あくまでも緩やかな坂道が存在するのです。
坂を上りきったら残り300mは平たんな道のりです。
その先にゴール板が立っています。
東京の芝1,600mは向こう正面上にあるわずかな上り坂が曲者です。
この上り坂のために息を入れたいタイミングで呼吸を整えづらくなっています。
一息つけなかった馬はそのままコーナーに入り、激流のような流れで追い上げるため最後の最後で一杯になりやすいです。
東京芝1,600mはマイルながらも中距離等で結果を残している馬が活躍するのはこういった背景があるのです。
東京競馬場はスピードを活かしやすいことから瞬間的なトップスピードや最高速度を維持する能力が試されやすいですが、マイル以上で通用するだけのスタミナも持っているほうが上位争いに加わりやすいですよ。
東京の芝1,600mはここをチェック!
- 数多くのビッグレースが開催される舞台
- 息を入れるのが難しいコース
- 中距離色の馬が好走しやすい
- 差しや追い込みが決まりやすい

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ヴィクトリアマイル2025の出走馬
馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 |
1 | クリスマスパレード | 牝4 | 56.0 | 石川裕紀人 |
2 | ステレンボッシュ | 牝4 | 56.0 | 戸崎圭太 |
3 | アルジーヌ | 牝5 | 56.0 | D.レーン |
4 | サフィラ | 牝4 | 56.0 | 松山弘平 |
5 | ラヴェル | 牝5 | 56.0 | 津村明秀 |
取消 | ミアネーロ | 牝4 | 56.0 | M.ディー |
7 | ワイドラトゥール | 牝4 | 56.0 | 北村友一 |
8 | シンリョクカ | 牝5 | 56.0 | 木幡初也 |
9 | アドマイヤマツリ | 牝4 | 56.0 | 田辺裕信 |
10 | ボンドガール | 牝4 | 56.0 | 武豊 |
11 | シングザットソング | 牝5 | 56.0 | 斎藤新 |
12 | シランケド | 牝5 | 56.0 | M.デムーロ |
13 | ビヨンドザヴァレー | 牝5 | 56.0 | 菱田裕二 |
14 | マサノカナリア | 牝4 | 56.0 | 横山典弘 |
15 | ソーダズリング | 牝5 | 56.0 | 坂井瑠星 |
16 | クイーンズウォーク | 牝4 | 56.0 | 川田将雅 |
17 | アスコリピチェーノ | 牝4 | 56.0 | C.ルメール |
18 | アリスヴェリテ | 牝5 | 56.0 | 池添謙一 |
ヴィクトリアマイルの過去10年のデータと傾向
馬場 | 年着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走着順 |
2024 良 | 1 | 9 | テンハッピーローズ | 14 | 阪神牝馬ステークス(G2) | 6 |
2 | 2 | フィアスプライド | 4 | 中山牝馬ステークス(G3) | 9 | |
3 | 6 | マスクトディーヴァ | 1 | 阪神牝馬ステークス(G2) | 1 | |
2023 良 | 1 | 6 | ソングライン | 4 | 1351ターフスプリント(G3) | 10 |
2 | 16 | ソダシ | 3 | マイルチャンピオンシップ(G1) | 3 | |
3 | 2 | スターズオンアース | 1 | 大阪杯(G1) | 2 | |
2022 良 | 1 | 5 | ソダシ | 4 | フェブラリーステークス(G1) | 3 |
2 | 11 | ファインルージュ | 3 | 東京新聞杯(G3) | 2 | |
3 | 7 | レシステンシア | 6 | 高松宮記念(G1) | 6 | |
2021 良 | 1 | 6 | グランアレグリア | 1 | 大阪杯(G1) | 4 |
2 | 8 | ランブリングアレー | 10 | 中山牝馬ステークス(G3) | 1 | |
3 | 1 | マジックキャッスル | 5 | 阪神牝馬ステークス(G2) | 2 | |
2020 良 | 1 | 12 | アーモンドアイ | 1 | 有馬記念(G1) | 9 |
2 | 18 | サウンドキアラ | 4 | 阪神牝馬ステークス(G2) | 1 | |
3 | 16 | ノームコア | 5 | 高松宮記念(G1) | 15 | |
2019 良 | 1 | 4 | ノームコア | 5 | 中山牝馬ステークス(G3) | 7 |
2 | 9 | プリモシーン | 4 | ダービー卿CT(G3) | 2 | |
3 | 3 | クロコスミア | 11 | 阪神牝馬ステークス(G2) | 5 | |
2018 稍重 | 1 | 4 | ジュールポレール | 8 | 阪神牝馬ステークス(G2) | 5 |
2 | 16 | リスグラシュー | 1 | 阪神牝馬ステークス(G2) | 3 | |
3 | 6 | レッドアヴァンセ | 7 | 阪神牝馬ステークス(G2) | 2 | |
2017 稍重 | 1 | 5 | アドマイヤリード | 6 | 阪神牝馬ステークス(G2) | 2 |
2 | 10 | デンコウアンジュ | 11 | 福島牝馬ステークス(G3) | 4 | |
3 | 3 | ジュールポレール | 7 | 阪神牝馬ステークス(G2) | 3 | |
2016 良 | 1 | 13 | ストレイトガール | 7 | 阪神牝馬ステークス(G2) | 9 |
2 | 10 | ミッキークイーン | 1 | 阪神牝馬ステークス(G2) | 2 | |
3 | 15 | ショウナンパンドラ | 2 | 産経大阪杯(G2) | 3 | |
2015 良 | 1 | 5 | ストレイトガール | 5 | 高松宮記念(G1) | 13 |
2 | 7 | ケイアイエレガント | 12 | 京都牝馬ステークス(G3) | 1 | |
3 | 18 | ミナレット | 18 | 福島牝馬ステークス(G3) | 5 |
【時計】高速決着になりやすい
年度 | 馬場 | 勝ち馬 | 勝ち時計 |
2024 | 良 | テンハッピーローズ | 1:31.8 |
2023 | 良 | ソングライン | 1:32.2 |
2022 | 良 | ソダシ | 1:32.2 |
2021 | 良 | グランアレグリア | 1:31.0 |
2020 | 良 | アーモンドアイ | 1:30.6 |
2019 | 良 | ノームコア | 1:30.5 |
2018 | 稍重 | ジュールポレール | 1:32.3 |
2017 | 稍重 | アドマイヤリード | 1:33.9 |
2016 | 良 | ストレイトガール | 1:31.5 |
2015 | 良 | ストレイトガール | 1:31.9 |
過去10年のヴィクトリアマイルの勝ち馬のタイムをまとめました。
もっとも最速の時計を記録したのが2019年のノームコアで、勝ち時計1分30秒5はコースレコードです。
また、過去には2回稍重で開催されていましたが、このときも1分32~33秒台の時計で決着がついていました。
過去10年の勝ち馬の平均タイム1分31秒8は、過去10年のオープン以上における勝ち馬の平均タイム1:33.0を1秒以上更新していました。
ヴィクトリアマイルは毎年Bコースに柵が移動した初週に開催されることから、内ラチの芝状態もリセットされ、高速馬場傾向になりやすいです。
時計勝負になりやすいため、持ち時計が優秀な馬を評価したいです。
【G1実績】G1レースで馬券に絡んだ馬が7勝している
年度 | 勝ち馬 | 主なG1タイトル |
2024 | テンハッピーローズ | なし |
2023 | ソングライン | 安田記念 |
2022 | ソダシ | 桜花賞 |
2021 | グランアレグリア | 桜花賞 |
2020 | アーモンドアイ | 牝馬三冠 |
2019 | ノームコア | なし |
2018 | ジュールポレール | ヴィクトリアM/3着 |
2017 | アドマイヤリード | なし |
2016 | ストレイトガール | スプリンターズS |
2015 | ストレイトガール | スプリンターズS/2着 |
過去10年のヴィクトリアマイルの勝ち馬7頭がこれまでにG1レースで3着以内に入線しました。
このうちの5頭がG1馬で残りの2頭は過去にヴィクトリアマイルで馬券に絡んでいます。
昨年はG1初挑戦のテンハッピーローズが優勝したため、少し傾向が変わりつつあるかもしれませんが、2020年から2023年は4年連続でG1馬が優勝しているので、依然としてG1馬には注目したいです。
今年の出走馬の中でこれまでにG1レースで馬券に絡んだ経験のある馬は5頭いました。(かっこはG1実績)
【脚質】差し馬が8勝。逃げと追込は厳しい
脚質 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
逃げ | 【0-0-1-9】 | 0.0% | 0.0% | 10.0% |
先行 | 【2-4-3-28】 | 5.4% | 16.2% | 24.3% |
差し | 【8-5-5-60】 | 10.3% | 16.7% | 23.1% |
追込 | 【0-1-1-45】 | 0.0% | 2.1% | 4.3% |
過去10年のヴィクトリアマイルの勝ち馬8頭、2~3着馬10頭が差し馬でした。
単勝率と連対率は全脚質で一番高く、複勝率は先行馬に若干劣るものの、それでも高い水準にありました。
対して、逃げ馬の好走は2,000万馬券を叩きだした2015年のミナレットを最後、好走馬はいません。
また、追込馬もショウナンパンドラとリスグラシューの2頭しか入線しておらず、G1級の実力を持っていないと厳しいです。
ヴィクトリアマイルは極端な前&後ろからは厳しく、中団で脚を溜める馬が台頭しやすいです。
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ヴィクトリアマイルの過去10年の人気別成績
人気 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1番人気 | 【2-2-2-4】 | 20.0% | 40.0% | 60.0% |
2番人気 | 【0-0-1-9】 | 0.0% | 0.0% | 10.0% |
3番人気 | 【0-2-0-8】 | 0.0% | 20.0% | 20.0% |
4番人気 | 【2-3-0-5】 | 20.0% | 50.0% | 50.0% |
5番人気 | 【2-0-2-6】 | 20.0% | 20.0% | 40.0% |
6~9番人気 | 【3-0-3-34】 | 7.5% | 7.5% | 15.0% |
10番人気以下 | 【1-3-2-76】 | 1.2% | 4.9% | 7.3% |
1番人気の優勝はレジェンドクラスの馬に限る
過去10年のヴィクトリアマイルで1番人気は【2-2-2-4】でした。
複勝率60%はまずまずですが、勝率20%はそこまで高くありません。
また、勝利した2020年のアーモンドアイは言わずと知れた三冠牝馬で、2021年のグランアレグリアは短距離からマイルを中心に牡馬相手に引けを取らない活躍をした歴代でも最強クラスのマイラーでした。
超一流ホースでないと、1番人気でも勝ち切るのは難しいレースなので、1番人気に支持された馬は過去の実績にも注目したいです。
もっとも、今年の出走登録馬の中でアーモンドアイやグランアレグリアクラスの馬はいないので、あまり過大評価しないほうが良いさそうです。
二桁人気馬の好走は重賞馬でないと厳しい
年度 | 着順 | 馬名 | 人気 | 主な重賞実績 |
2024 | 1 | テンハッピーローズ | 14 | なし |
2021 | 2 | ランブリングアレー | 10 | 中山牝馬S |
2019 | 3 | クロコスミア | 11 | 府中牝馬S |
2017 | 2 | デンコウアンジュ | 11 | アルテミスS |
2015 | 2 | ケイアイエレガント | 12 | 京都牝馬S |
2015 | 3 | ミナレット | 18 | なし |
過去10年のヴィクトリアマイルで10番人気以下の馬は6頭が入線していましたが、入線した6頭のうちの4頭が重賞馬でした。
ヴィクトリアマイルは近年凡走が目立つ重賞馬がいきなり台頭するケースも珍しくありません。
逆にいうと、人気のない非重賞馬は消しの方針で考えても良さそうです。
昨年は重賞馬ではないテンハッピーローズが勝ち切ったので、少し傾向は変わりつつありますが、出走馬の重賞実績にも目を通したいです。
今年の出走登録馬の中で重賞馬ではない馬は3頭いました。
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ヴィクトリアマイルの過去10年の枠番別成績
枠番 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1枠 | 【0-0-2-17】 | 0.0% | 0.0% | 10.5% |
2枠 | 【2-1-2-15】 | 10.0% | 15.0% | 25.0% |
3枠 | 【5-0-1-14】 | 25.0% | 25.0% | 30.0% |
4枠 | 【0-2-2-15】 | 0.0% | 10.5% | 21.1% |
5枠 | 【1-3-0-15】 | 5.3% | 21.1% | 21.1% |
6枠 | 【1-1-0-18】 | 5.0% | 10.0% | 10.0% |
7枠 | 【1-0-1-25】 | 3.7% | 3.7% | 7.4% |
8枠 | 【0-3-2-23】 | 0.0% | 10.7% | 17.9% |
3枠は人気馬なら狙いたい
過去10年のヴィクトリアマイルでもっとも好走していたのは5頭の勝ち馬がいる3枠でした。
3枠は勝率と連対率が25%、複勝率も30%で全枠順の中でももっとも高水準です。
ただし、3枠の勝ち馬5頭はすべて1~6番人気に支持されていた馬だったので、人気馬がたまたま3枠から好走したと考えられます。
ヴィクトリアマイルはBコース切り替わり初週ということで、全体的に内枠優勢の傾向にありますが、3枠に限れば人気次第で判断してみるのが良さそうです。
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ヴィクトリアマイルの過去10年の前走着順別成績
前走着順 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1着 | 【0-3-1-33】 | 0.0% | 8.1% | 10.8% |
2着 | 【1-3-3-23】 | 3.3% | 13.3% | 23.3% |
3着 | 【1-2-2-9】 | 7.1% | 21.4% | 35.7% |
4着 | 【1-1-0-5】 | 14.3% | 28.6% | 28.6% |
5着 | 【1-0-2-8】 | 9.1% | 9.1% | 27.3% |
6~9着 | 【4-1-1-34】 | 10.0% | 12.5% | 15.0% |
10着以下 | 【2-0-1-30】 | 6.1% | 6.1% | 9.1% |
前走勝ち馬は勝ち切れない
過去10年のヴィクトリアマイルで前走レースを勝利した馬は【0-3-1-33】でした。
なんと、前走レースの勝ち馬は1頭も勝利がありません。
創設された2006年から統計を見ても、前走勝ち馬の勝利は2008年のエイジアンウインズしかいませんでした。
ヴィクトリアマイルは連勝が鬼門のレースと言えるでしょう。
今年の出走馬の中で前走レースを勝利した馬は7頭いました。
ヴィクトリアマイル2025全頭考察
今年のヴィクトリアマイルも上半期最強牝馬の座をかけて、実績のある馬が多数出馬表明しました。
ここからは、冒頭で紹介しきれなかった馬について解説します。
出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。
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アドマイヤマツリ
- 福島牝馬S (G3) 2025年
アドマイヤマツリはこれまで中距離路線で結果を残した馬で、前走の福島牝馬ステークスも楽勝しています。
これまで中距離を中心に使っており、前走の福島牝馬ステークスは内で脚を溜めながら、3~4コーナーで好位を確保し、直線では前2頭を交わして後続を振り切って楽勝でした。
経済コースを立ち回りながらの競馬だったのでロスなく立ち回れたのは事実ですが、それでも人馬ともに力強いパフォーマンスを見せています。
これまで順風満帆で重賞勝利を果たしましたが、マイル自体は初挑戦となるため、忙しくなる可能性はあります。
それでも、ワンターン自体は東京芝1,800mで結果を残しているので距離短縮がかみ合うようでしたら意外と悪くなさそうです。
マイル実績が皆無なので強くは狙いづらいですが、田辺騎手とのコンビ相性も良い馬なので、枠や追い切り次第で印を打つかもしれません。
アリスヴェリテ
- マーメイドS (G3) 2024年
昨年のマーメイドステークスを逃げて勝利したアリスヴェリテも参戦します。
脚色としては積極的な逃げを得意としていますが、今年の初戦に挑んだ小倉牝馬ステークスでは外枠から2番手の位置を確保したものの、残り600mあたりで苦しくなって16着に敗れてしまいました。
ただ、前走福島牝馬ステークスは4~5番手の位置を確保しながら4着と健闘しています。
小倉牝馬ステークスはあまりにも早すぎたことを考えたら凡走もやむなしといったところで、前走福島牝馬ステークスを見る限りは見限るのは早計といえるでしょう。
マイル自体は昨年のチューリップ賞以来となりますし、マイルの勝利実績もありませんが、ゲートも下手ではありません。
また、近2戦は控える競馬も身に付けつつありますし、今年の出走馬を見る限り、前に行きそうな馬はクリスマスパレードとサフィラくらいしかいないので引き続き前目競馬は行いやすいでしょう。
逃げ馬はこのレースと相性が悪いですが、ハマれば10年前のミナレットのような激走もあるかもしれませんよ。
アルジーヌ
- ターコイズS (G3) 2024年
オープン昇格後も堅実にキャリアを重ねているのがアルジーヌです。
昨年のクイーンステークスはキャリア初の重賞挑戦でしたが、7番人気の低評価を覆す競馬で勝ち馬コガネノソラと0.1秒差の3着入りしました。
このとき連対したコガネノソラとボンドガールは3歳牝馬ということでどちらも斤量は51キロ、対してアルジーヌは55キロだったので斤量を考えれば勝ちに等しい競馬でした。
その後もターコイズステークスでは4コーナーで押し上げ、直線では各馬の外目からじりじり脚を伸ばして優勝していますし、前走の阪神牝馬ステークスも中団最内で脚を溜めながら、直線ではやや外に持ち出して脚を伸ばし、伏兵サフィラの2着に入線しています。
惜しくも敗れましたが、走破時計1分32秒8も優秀でしたし、内からじりじり詰め寄ってあわやサフィラを捉えたかと思わせるような内容だったので、負けて強しといえるでしょう。
今回は初めての東京コースとなる上、相手も強化されますが、前走阪神牝馬ステークスはロスなく立ち回ったとはいえ、最後まで脚を伸ばして好走していますし、時計も優秀なので高速馬場傾向にある東京コースとかみ合う可能性は高いです。
なによりも、短期免許で来日しているレーン騎手が騎乗するため、鞍上超強化です。
レーン騎手の手腕をもってすれば、初G1制覇にも期待できるかもしれませんよ。
クイーンズウォーク
- 金鯱賞 (G2) 2025年
- ローズS (G2) 2024年
- クイーンC (G3) 2023年
前走の金鯱賞で有力古馬相手に差し切ったクイーンズウォークも参戦します。
半兄にG1馬のグレナディアガーズがいる良血馬ということもあって、もともと2歳のころから素質の高い馬として注目されていましたが、前走金鯱賞は強力なメンバー相手でしかも雨の重馬場でしたが、最後まで脚を伸ばして強敵相手に勝利することができました。
もともと左回りが得意な馬でしたが、それでも強敵相手に強い勝ちっぷりでしたし、同時にパワーが問われる舞台でパフォーマンスを引き出せたのも収穫です。
また、右回りの成績が【1-1-0-3】に対して左回りは【3-0-0-1】、唯一の着外もオークスの4着のものなので、左回り巧者という意味では今回のヴィクトリアマイルも合うでしょう。
距離に関しては、久々のマイル戦となりますが、同コースで行われた一昨年のクイーンカップも勝利しているのである程度は出し切れそうです。
素質の高い馬なので善戦可能ですが、懸念を挙げるとしたら、鞍上の川田騎手が過去10年のヴィクトリアマイルにすべて出走したものの、1度も馬券に絡めていないことでしょうか。
騎手目線で見たら相性は良くないので、このあたりをどこまでカバーできるか試されるでしょう。
クリスマスパレード
- 紫苑S (G2) 2024年
昨年の紫苑ステークスでレコード記録を叩き出したクリスマスパレードも参戦します。
勝利した紫苑ステークスは2番手の位置で競馬しながら、1分56秒6のレコードタイムで優勝しました。
同年皐月賞のコースレコードを更新しており、時計だけ見たら優秀です。
ただ、昨年秋の中山は例年以上に超高速馬場だったので、正直なところ時計は当てにしないほうが良いでしょう。それでも、高速馬場適性を証明している点は悪くありません。
古馬になってからは得意の中山を中心に使われました。
中山金杯は慣れない逃げの競馬も影響し、4着に沈みましたが、前走中山牝馬ステークスは初めての芝1,800m戦で上位2頭と差のない3着に入線しました。
ただ、中山牝馬ステークスは逃げ馬を見る形で好位を付けながら、外&後ろから脚を伸ばしたシランケドやホーエリートに捕らえられての3着なので、内容としては上位2頭の方が強い競馬です。
それでも無駄のないローテーションでここまで来ましたが、マイルは初めてなので忙しくなる可能性は高いです。
また、立ち回りの器用な馬なので、ワンターンの東京コースがかみ合うかどうかも難しいところです。
高速馬場適性は期待できそうですが、マイルや東京コースが合致するか分からないので抑えるとしても相手までにしたいです。
サフィラ
- 阪神牝馬S (G2) 2025年
サフィラは兄に朝日杯FSを勝利したサリオス、姉はエリザベス女王杯や有馬記念で2着入りしたサラキアがいる超良血馬です。
良血一族ということでデビュー戦から注目されましたが、阪神JFや春のクラシックでは結果を残せませんでした。
しかしながら、条件戦に移ってからは堅実に上位争いし、前走阪神牝馬ステークスは9番人気を覆す粘りの競馬で優勝しています。
前走の阪神牝馬ステークスは復活の勝利で驚きでしたが、レース内容を見てみると、スローの流れで前有利だったので、展開にも恵まれた印象があります。
最後は2着のアルジーヌに詰められているので、内容としてはアルジーヌや3着のラヴァンダの方が強い競馬でした。
それでも、晩成型のハーツクライ産駒らしく、条件戦を経て本格化しつつあるのは面白いです。
考えてみれば姉のサラキアも5歳の小倉日経オープンで出遅れてしまったことが結果的に追込馬としての才能を開花させ、その末脚を持ってエリザベス女王杯や有馬記念で好走しているので、サラキア兄妹は古馬になってからの成長力に期待できます。
今回は久々の東京コースとなりますが、前走阪神牝馬ステークスの勝利が起爆剤となって、成長のきっかけになるようでしたら面白いかもしれません。
シランケド
- 中山牝馬S (G3) 2025年
シランケドは前走の中山牝馬ステークスで大外に回しながらも勝利した馬です。
一昨年の紫苑ステークスの3着とその個性的な名前で一躍有名になりましたが、古馬になってからは重賞に目もくれず、条件戦で安定した走りを見せ、紫苑ステークスの結果がフロックでないことを証明しています。
特に、4走前の野島崎特別からコンビを組んでいるデムーロ騎手との相性は良く、前走の中山牝馬ステークスにおいても大外から脚を伸ばして勝利しているように、着差以上に強いパフォーマンスを見せていました。
今回はキャリア初のG1挑戦となりますが、引き続きデムーロ騎手と挑めるのは良いでしょう。
ただ、これまで芝1,800~2,000mの舞台で結果を残しているので、キャリア初のマイルでどこまでやれるか分かりません。
一応、初勝利が中京芝1,400mだったので短い距離でも好走実績はありますが、このレースは超ハイペースで差し有利だったので展開に恵まれていました。
テンハッピーローズが優勝した昨年のヴィクトリアマイルや、先週のNHKマイルカップのように、テンが速くなって短距離色が強い競馬になるようでしたら、未勝利戦のように末脚を活かせるかもしれません。
シングザットソング
- フィリーズR (G2) 2023年
シングザットソングは一昨年のフィリーズレビューを勝利した重賞馬ですが、その後は2年以上勝ち星から遠ざかっています。
前走の愛知杯は差しの競馬で2着入りしましたが、超ハイペースの競馬で後ろ有利の展開だったので展開に恵まれていました。
ただ、昨年のスワンステークスやポートアイランドステークスも人気以上の走りで掲示板入りしているように、流れたらワンチャンスありそうです。
現時点では消しの方向で考えていますが、一つ上のシランケドの見出しでも触れたように、ハイペースラップで流れる展開になるようでしたら頭角できるかもしれません。
シンリョクカ
- 新潟記念 (G3) 2024年
シンリョクカは昨年の新潟記念の勝ち馬です。
かつて阪神JFでリバティアイランドの2着に入線したことで注目を集めましたが、3歳時は目立った活躍を見せず、昨年の福島牝馬ステークスではレース中に転倒し、キ甲を骨折してしまいました。
※キ甲(きこう):馬の首と肩の付け根にある盛り上がった部分のことを指します。
幸いにも大事に至りませんでしたが、復帰戦となった新潟記念では好位からしぶとく脚を使って優勝し、その後も大崩れのない競馬で善戦しています。
福島牝馬ステークスの転倒は思いもよりませんでしたが、新潟記念やその後のレース内容を見る限り、完全復活と言っていいでしょう。
ただ、これまで中距離をメインに使われており、マイルは一昨年の桜花賞以来となります。
また、ヴィクトリアマイルは決め手や時計勝負となりやすいため、上がりの持ち時計がそこまで目立たないシンリョクカが好走できるかというと、難しいかもしれません。
いい馬ですが、ヴィクトリアマイルとはかみ合いづらいと思います。
マサノカナリア
- 立雲峡S (3種クラス) 2025年
初勝利まで8戦かかりましたが、その後はコンスタントにクラス戦を勝ち上がったマサノカナリアも参戦を表明しました。
前走の立雲峡ステークスは8番人気の低評価でしたが、横山典弘騎手の好騎乗も味方して勝利し、金星を掴むことができました。
このとき手綱を握った横山典弘騎手と再びコンビを組むのはマサノカナリアにとって追い風です。
ただ、前走の立雲峡ステークスはハンデ戦ということで53キロの恩恵もありました。
今回は定量戦で相手は強力ですし、マイルでも取りこぼしが多いので距離延長もマイナスです。
また、今回見出しで触れていませんが、過去10年で3勝クラスから挑む馬は【0-0-0-7】なのでデータとも相性が悪いです。
ここは見送りで良いでしょう。
ミアネーロ ※取消
- フラワーC (G3) 2024年
ミアネーロは昨年のフラワーカップを勝利した馬です。
フラワーカップは馬場の内目から器用に立ち回って勝利し、紫苑ステークスも超高速馬場条件下で上がり最速33秒0の末脚を使って勝ち馬クリスマスパレードと差のない2着に入線しました。
走破時計1分56秒6は当時のコースレコードでしたし、超高速馬場でも対応できている点は悪くないでしょう。
出し切れれば世代でも上位の実力はあると思いますが、ただ、近2戦は人気以上に崩れており、どちらも出遅れの競馬で大きな敗因となっています。
また、過去の戦績を見ても立ち回りが良いタイプなので東京コースが合うかどうか難しいところです。
末脚には定評がありますし、短期免許で来日しているディー騎手は先週のNHKマイルカップで穴馬のチェルビアットを持ってきているので、不気味な存在ですが、好走するには少しでもゲートがマシになってほしいです。
ラヴェル
- チャレンジC (G3) 2024年
- アルテミスS (G3) 2022年
昨年のエリザベス女王杯で2着、そしてチャレンジカップで勝利したラヴェルも出走します。
3年前のアルテミスステークスの勝利を最後、長く馬券に絡むことができず、一時はスランプも疑われましたが、昨年のエリザベス女王杯が意外なほどかみ合って2着に入線し、続くチャレンジカップでも後ろから差し脚を伸ばして優勝することができました。
舞台さえかみ合えばまだまだ挽回の余地はありますし、この2戦を見ても一時のスランプは脱却できたように感じます。
今年の2戦はどちらも着外ですが、金鯱賞は重馬場だったので差し馬不利の舞台でした。
前走の大阪杯に関しては、走破時計自体は悪くないものの、他の高速馬場巧者と比較すると見劣りします。
それでも、今回は大阪杯より相手関係は多少楽になるので、その点は悪くありません。
ただし、近年は中距離を軸に使われているので、マイルは短い可能性はあります。
同コースで行われたアルテミスステークスが強い追込だったので侮れませんが、あの頃のパフォーマンスを再度引き出せるかがポイントとなるでしょう。
テン乗りで騎乗する津村騎手は昨年テンハッピーローズで大金星を掴んだので騎手目線でも面白そうですし、半姉ナミュールが果たせなかったヴィクトリアマイルの制覇を、ラヴェルが成し遂げられるのか、注目したいです。
ワイドラトゥール
- 愛知杯 (G3) 2025年
ワイドラトゥールは前走愛知杯の勝ち馬です。
オープン昇格後は二桁着順が続いたため、愛知杯は10番人気の低評価でしたが、大外からの急襲がはまって勝利を手にしました。
あの位置から差し切れたのは立派でしたが、ただ、この愛知杯はテン3Fが32秒7の超ハイペースだったので展開に恵まれたのも事実です。
出負けしたことで前の激流に巻き込まれずに済んだのも好走要因だと思います。
ワイドラトゥールも強い競馬でしたが、展開に恵まれたのも否めませんでした。
今回は重賞連勝に挑みますが、マイルに関して新馬戦以来好走がありません。
昨年の桜花賞が馬場の内目&中団やや後ろで脚を溜めつつ、直線では外に持ち出して追い上げ、6着なので着順は悪くありませんが、前にいたアスコリピチェーノには届きませんでしたし、最後は一杯になって大外から一気を仕掛けたライトバックやスウィープフィートにも交わされていることから、やはりマイルは長いように感じました。
前走愛知杯は悪くないですが、現状消しの方向で考えたいです。
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ヴィクトリアマイル2025の騎手予想
ヴィクトリアマイル2025で買いたい騎手トップ3を公開しています。

ヴィクトリアマイル2025追い切り評価
ヴィクトリアマイル2025追い切り評価はこちらの記事でご覧ください。

以上になります。
ヴィクトリアマイルの予想の参考にしてみてください!