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【日本ダービー2024追い切り評価/全頭診断】ジャスティンミラノに並ぶ最高評価「S」はこの2頭!

日本ダービー2024追い切り評価/全頭診断になります。
当記事では日本ダービーの追い切り映像や調教タイムから評価、コメントしています。

5月22日の馬場状態

美浦
この日の美浦は坂路、ウッドともに良馬場です。
坂路の1番時計はアバンチュリエの4F51秒2ですが、51秒台で走破した馬は4頭のみとなっており、標準くらいの馬場です。
ウッドは1番時計がフィールザオーラの6F78秒3でした。こちらは全体的に時計が出ています。

栗東
この日の栗東も坂路、ウッドともに良馬場です。
坂路の1番時計はエマヌエーレの4F50秒5です。他の馬も時計を出していて時計は出ています。
ウッドは1番時計がステラヴェローチェの6F77秒2です。その他にも時計を出している馬は多く、いつも以上に時計は出ていました。

目次(読みたい項目をタップ)

日本ダービー2024追い切り評価/全頭診断コメント

日本ダービー2024の出走馬全頭の追い切り評価や調教タイムをまとめましたで予想の参考にお役立てください。

評価は上からS→A→B→C→Dの5段階になります。

(調教欄の〇数字はスタートからゴールまでのハロンを表しています。)

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アーバンシック

アーバンシック 5月22日(水) 評価S
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(良)83.866.951.737.010.9馬なり
1週前美浦南W(良)82.666.150.936.411.1G前仕掛け
前走最終美浦南W(稍重) 68.853.138.311.3G前仕掛け

皐月賞(G1)で4着入線したアーバンシックは美浦のウッドチップコースでゴーゴーユタカ(牡5、オープン)と併せ馬を行いました。

デビューからコンビを組んでいる横山武史騎手が騎乗し、馬なりで馬場の真ん中から僚馬を2馬身追走し、6F83秒8-上がり1F10秒9の時計で半馬身先着、終いが伸びています。
※僚馬:りょうば(同じ厩舎に所属する馬のこと)

1週前の15日にも横山武史騎手騎乗の元、美浦のウッドチップコースでベストディシジョン(牡3、未勝利)と併せました。

このときは馬場の外目から僚馬を6馬身追走する形でゴール前仕掛けを行い、6F82秒6-上がり1F11秒1の時計で1馬身先着しています。

僚馬の外目から追い切りを行いましたが、コーナーの時点で躍動感ある動きを見せています。

直線に入って手前を替えてからはぐいぐい加速して終い1F11秒1の好時計を記録しました。

これまで通り瞬発性の高さを披露し、調子を上げています。

1週前に終いで強く追ったため、最終追い切りは馬なりで軽めの調整でした。

馬なりということもあって全体時計は出ていませんが、脚の感触を確かめながらも気持ちの乗った動きができています。

直線では前を行くゴーゴーユタカをじりじりと詰め寄りつつ、終い1Fは10秒9でキレよく駆け抜けました。

動きも問題ありませんし、引き続き加速力に長けた動きができていますね。

馬体も充実していますし、2週続けて横山武史騎手が追い切りに跨った点もよく、いい状態でレースに挑めそうです。

エコロヴァルツ

エコロヴァルツ 5月22日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  55.639.612.1馬なり
1週前栗東CW(良)84.769.053.637.611.4馬なり
前走最終栗東坂路(稍重)  54.940.012.9馬なり

朝日杯FS(G1)で2着入りしたエコロヴァルツは栗東坂路で単走を行いました。

今回初コンビを組む岩田康誠騎手が追い切りに騎乗し、馬なりで4F55秒6-上がり1F12秒1の時計で軽めの最終調整を行っています。

1週前の15日にも岩田騎手騎乗の元、栗東ウッドで単走を行いました。

この時の時計は馬場の真ん中から馬なりで追われて6F84秒7-上がり1F11秒4です。

今回の1週前にウッド調教→最終追い切りで坂路調教のローテーションは前走皐月賞(G1)と同じ流れですが、皐月賞の時が1週前に稍一杯に追っていたのに対し、今回は馬なりで軽めです。

初コンビを組む岩田騎手が騎乗し、折り合いを確かめながら調整されていましたが、いつも通り楽な手ごたえで追えています。

もともと追い切りでは脚色問わず、マイペースな走りを見せていますが今回の最終追い切りも馬なりだったことを考慮しても自分のペースで動くことができているので落ち着きが見られました。

最終追い切りは坂路で馬なりです。

ここも1週前同様分の走りに集中できています。

馬場の真ん中から追っていましたが軸もほとんどブレることなく動くことができました。

現状維持はできているでしょう。

ただ、今回の追い切りでは中間・最終ともに負荷をかけることがなかったので良化を狙ってどこかで気合を付けていても良かったかもしれません。

現状でどこまでやれるか注目です。

コスモキュランダ

コスモキュランダ 5月22日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(良) 69.153.238.512.2馬なり
1週前美浦南W(良) 65.350.736.811.4一杯
前走最終美浦南W(稍重) 68.652.837.911.9馬なり

皐月賞(G1)で2着入線したコスモキュランダは美浦のウッドチップコースでレトロタイプ(牡3、未勝利)と併せ馬を行いました。

小林騎手が騎乗(レースではデムーロ騎手が騎乗)し、馬場の外目から馬なりで僚馬を2~3馬身追走し、5F69秒1-上がり1F12秒2の時計で半馬身先着しています。

1週前の15日にも美浦のウッドチップコースでマジックタッチ(牡4、2勝クラス)と併せ馬を行いました。このときも小林騎手が騎乗しています。

馬場の外目から僚馬を3~4馬身追走する形で一杯に追い、5F65秒3-上がり1F11秒4の時計で同時併入しています。

1週前追い切りでは一杯に追われましたが、コーナーの段階から気持ちが乗っており、走りもスピーディです。

馬体を見る限りは前走の反動もなさそうですし、直線で一叩きされてからはじりじり脚を伸ばして併入まで持ち込むことができています。

前走皐月賞の1週前追い切りが美浦ウッドで一杯に追われて6F80秒2-5F63秒9-1F11秒7なので全体時計は皐月賞のときのほうがでていますが、このときは馬場の3分どころを回っていました。

今回は馬場の外目から追っているので全体時計の差は数値ほど気にしなくてよいでしょう。

1週前に負荷をかけたため、最終追い切りは馬なりで軽めとなっています。

最終追い切りでは少し頭が舌を向いていましたが脚取りは確かですし無駄のない走りは健在です。

直線に入ってスムーズに手前を替えてからも楽な手ごたえで終い2F12秒6-1F12秒2で加速しました。

前走最終時と比較すると終い時計は出ておらず、四肢の回転もやや落ち着いていますが、加藤調教師曰く、「前走の反動を意識して意図して速い時計は出さなかった」ようです。

時計は控えめでしたがその中でもこの馬らしい動きができていました。良いでしょう。

ゴンバデカーブース

ゴンバデカーブース 5月22日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(良)82.666.350.636.111.4馬なり
前走最終美浦坂路(重)  52.537.612.3末一杯

前走のNHKマイルカップ(G1)で4着入線したゴンバデカーブースは美浦のウッドチップコースでジェイパームス(牡4、3勝クラス)とシュトルーヴェ(セ5、オープン)を置いて3頭併せを行っています。

助手が騎乗して馬場の外目から馬なりでシュトルーヴェより2馬身半先行し、6F82秒6-上がり1F11秒4の時計で併入しています。

前走から中2週ということですが、中間は坂路で8本の時計を残しました。

映像はありませんが19日の日曜日には今回ダービーに出走するダノンエアズロックと美浦坂路で併せており、4F55秒8-上がり1F12秒1で軽めの調整を行っています。

最終追い切りは3頭併せで他馬を意識しながら調整されました。

2頭の外目から追い切りを行いましたが、NHKマイルカップを使った影響もあってかコーナーの段階からきびきびと動けています。

直線では舌をぺろりと出しながらの追走でしたが脚取りはしっかりしていましたし、馬なりながらも終い2F11秒7-1F11秒4で駆け抜けることができたのは良いでしょう。

また、同日開催される目黒記念(G2)の有力候補であるシュトルーヴェが末強めに追ってきていましたが、楽な手ごたえながらも先着を許さず併入できたのもよく見えます。

NHKマイルカップの時と比べると良化しているように見えましたし、いい状態でレースに挑むことができそうです。

サンライズアース

サンライズアース 5月22日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(良)⑦99.468.353.438.311.8稍一杯
1週前栗東CW(良)⑦95.065.751.937.111.6一杯
前走最終栗東CW(稍重)⑦98.768.554.139.112.4馬なり

すみれステークス(L)の勝ち馬であるサンライズアースは栗東ウッドチップコースでユメハハテシナク(牡4、1勝クラス)と併せました。

今回初コンビを組む池添騎手を背に乗せて、馬場の外目から僚馬を6馬身追走する形で稍一杯に追い、7F99秒4-上がり1F11秒8の時計で半馬身先着しています。

1週前の15日にも池添騎手騎乗の元、栗東ウッドチップコースで一杯に追いました。

このときは馬場の真ん中から僚馬スマートヌーメン(牝3、未勝利)を7~8馬阿新追走する形で一杯に追い、7F95秒0-上がり1F11秒6の時計で1馬身先着しています。

1週前追い切りでは頭がやや前に出ながらの走りです。

直線では一杯に追ってじりじりと加速し、終い2F-1Fともに11秒6で走破しています。

全体時計99秒4は一杯に追われた割には目立ちませんが、終いで長く脚を維持できたのはよかったですし、負荷もかかりました。

1週前に一杯に追いましたが、最終追い切りでも引き続き一杯に負荷をかけています。

1週前同様直線に入ってからペースアップして長く脚を引き上げています。

終い2F12秒0-1F11秒8で1週前より終い時計は落ちていましたが、この馬らしい動きは健在でした。

一度エンジンがかかればペースを引き上げ、しかも長く脚を引き上げており、この馬らしい走りができています。

ただ、走法を見る限り、柔軟性はそこまでなさそうです。

決め手が問われやすい高速馬場の東京コースがかみ合うかはやってみないと分かりませんが、有酸素的な競馬になればチャンスはあるかもしれません。

サンライズジパング

サンライズジパング 5月22日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  52.437.712.0馬なり
1週前栗東CW(良)⑦97.665.951.236.611.3一杯
前走最終栗東坂路(稍重)  51.637.512.0一杯

昨年のホープフルステークス(G1)で3着入りしたサンライズジパングは栗東坂路でサンライズプルート(牡4、1勝クラス)と併せました。

助手が騎乗して馬なりで僚馬より半馬身先行する形で追い、4F52秒4-上がり1F12秒0の時計で1馬身半先着しています。

1週前の15日には栗東のウッドチップでサトノマジェスタ(セ6、1勝クラス)を置いて一杯に追いました。

この時も助手が騎乗し、馬場の真ん中から僚馬を4~5馬身追走する形で一杯に追って7F97秒6-上がり1F11秒3の時計を残しています。

コーナーの時点から僚馬と併せる感じで直線入りしましたが、直線では先に抜け出してぐいぐい加速し、僚馬に3馬身差で先着しています。

前傾姿勢で力強く追うことができており、力のこもった走りが印象深いですね。終い2F11秒7-1F11秒3で加速できているのも良いでしょう。

ただ、終始左手前だったのでどこかで切り替えることができたらさらに時計は出せたと思います。

1週前に負荷をかけたため最終追い切りは坂路で軽めの調整でした。

軽めの調整で道中若干右に持たれる場面もありましたが、ダートでも結果を残している馬らしく、力強く登坂できているのはよいでしょう。

早めに右手前に切り替えて、最後はペースを引き上げて僚馬を引き離したのもよいですね。

時計は目立ちませんが、跳びのある動きを見せていて調子はよさそうですし、現状でも力は出せると思います。

シックスペンス

シックスペンス 5月22日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦坂路(良)  52.237.712.1馬なり
1週前美浦南W(重) 63.849.335.011.3馬なり
前走最終美浦坂路(重)  52.738.012.3末強め

前走スプリングステークス(G2)から挑むことになったシックスペンスは美浦の坂路コースでダノンストラーダ(牡3、未勝利)とロジゴールデン(牡3、未勝利)を置いて3頭併せを行いました。

今回初コンビを組む川田騎手が追い切りに騎乗し、馬なりでロジゴールデンを5~6馬身追走し、4F52秒2-上がり1F12秒1の時計で半馬身先着しています。

1週間前の16日は美浦のウッドチップコースで東京ダービー(Jpn1)に出走登録しているサトノエピック(牡3、オープン)と併せました。

このときは馬場の3分どころから馬なりで追い切りを開始し、僚馬を2~3馬身追走して5F63秒8-上がり1F11秒3の自己ベストで同時併入七得ます。

1週前は馬なりで軽めでしたが、コーナーの段階から脚さばきは軽快です。

直線に入って手前を替えてからは外から詰めたサトノエピックに並ばれているものの、あちらが末強めに対して、シックスペンスは馬なりだったのでそこまで影響はないでしょう。

その中で、全体時計、終い時計ともに好タイムを記録しています。

特に終い2F11秒2-1F11秒3はわずかに減速しているものの、レースで見せた終い2Fの伸びを追い切りでも見せていて、平坦なウッドコースでもしっかりと加速力を証明した点は好感が持てました。

最終追い切りは前走最終時同様坂路で行っています。

坂路にしては珍しく、2頭の併せ馬を置いて調整されましたが、1週前に引き続き回転の速い脚さばきで本線に入り、そこからは僚馬をじりじり引き離して先着することができました。

時計自体はそこまで目立ったものではありませんが、終い2F-1Fともに12秒1で持続ある走りができていますし、急坂のある中山で3戦3勝しているだけの力は感じられます。

2週続けてシックスペンスらしい走りができていました。

東京コースは初となるため、出し切れるかは未知数ですが状態は非常に良いです。

ジャスティンミラノ

ジャスティンミラノ 5月22日(水) 評価S
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  54.239.012.1馬なり
1週前栗東CW(良)⑦98.166.951.736.011.3一杯
前走最終栗東坂路(稍重)  55.340.112.2馬なり

皐月賞馬のジャスティンミラノは栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗して馬なりで4F54秒2-上がり1F12秒1の時計で登坂しています。

1週前の15日には栗東のウッドチップコースで葵ステークス(G3)に出走するロードフォアエース(牡3、オープン)とジュンツバメガエシ(牡4、2勝クラス)を置いて3頭併せを行いました。

荻野琢磨騎手が騎乗(レースでは戸崎騎手が騎乗)し、馬場の真ん中からロードフォアエースを6馬身追走する形で一杯に追い、7F98秒1-上がり1F11秒3の時計を記録しましたがアタマ差遅れています。

1週前の追い切りでは3頭併せの最内から立ち回りましたが、目線が下方向に向いており、あまり前向きさが見られません。

クラシックホースらしく、四肢の使い方は良かったもののあまり気持ちは乗っていなさそうに見えます。

ただ、前走皐月賞における1週前追い切りでも似たような動きで結果を残しているのでそこまで気にしなくても良いでしょう。

直線にかけても終い2F10秒9-1F11秒3で減速ラップですが、2F10秒9を調教で出す馬はほとんどいないので十分です。

ロードフォアエースに並んで一度は先頭に立ちましたが最後はかわされて遅れてしまいました点は気になりますが、見た目以上に悪くはなさそうです。

最終追い切りは皐月賞の時同様坂路で単走、馬なりで軽めです。

相変わらず軸のしっかりした動きができていますし、後ろ脚の踏み込み量にも力強さが感じられます。

1週前に負荷をかけたこともあって馬体も引き締まっていますし、時計面を見ても前走最終時より全体時計、終い時計は出ていました。

前走の反動が気になるところでしたが、追い切りを見た限りはそこまで蓄積疲労はなさそうでしたし、むしろ上昇一途がうかがえます。

無敗の二冠馬を目指して、十分すぎるほどの好仕上がりでした。

シュガークン

シュガークン 5月22日(水) 評価S
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  55.641.013.6馬なり
1週前栗東CW(良)⑦98.865.850.335.411.1馬なり
前走最終栗東坂路(稍重)  55.740.013.1馬なり

青葉賞(G2)から挑むシュガークンは栗東坂路で単走を行いました。

吉村騎手が騎乗(レースでは武豊騎手が騎乗)し、馬なりで4F55秒6-上がり1F13秒6で軽く流しています。

1週前の15日には栗東ウッドチップコースでボルザコフスキー(牡5、オープン)と併せています。

このときはレースで騎乗する武豊騎手が騎乗し、馬場の真ん中から馬なりで僚馬を2~3馬身追走し、7F98秒8-上がり1F11秒1の時計で併入しています。

前走青葉賞から中3週ということで中間は軽めの追い切りがメインでしたが、1週前のウッド追いではコーナーの段階から推進力のある動きを見せていて元気いっぱいです。

直線に入ってからは別の馬の死角に入って四肢の動きを確認しづらかったのですが、馬体は半兄キタサンブラックを彷彿させるような素晴らしい馬体ですし、終いの伸びも2F10秒9-1F11秒1でひとつ前に紹介したジャスティンミラノ同様終い2F10秒9の好時計で駆け抜けました。

もともとウッドで終いの時計はだしていましたが、それでも終い2F22秒0はこれまでで一番速く、しかも馬なりで出したのは好感が持てます。

1週前が実質的な最終追いで、最終追い切りは坂路で軽めです。

時計は全く出していませんが、四肢の回転は速いですし、少し追えばいつでも時計を出せそうな馬体と動きを見せており、コンディションはこれまでで一番よさそうです。

史上初の青葉賞馬におけるダービー制覇、そして半兄キタサンブラックが果たせなかった栄光を獲得できるか、注目したいです。

ジューンテイク

ジューンテイク 5月22日(水) 評価C
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  57.040.112.5馬なり
1週前栗東坂路(良)  55.240.112.8馬なり  
前走最終栗東坂路(稍重)  55.339.612.5馬なり

京都新聞杯(G2)の勝ち馬ジューンテイクは栗東坂路でテイエムタツマキ(牡6、障害オープン)と併せました。

レース当日も騎乗する岩田望来騎手が追い切りに騎乗し、馬なりで僚馬を3馬身追走し、4F57秒0-上がり1F12秒5の時計で同時併入しています。

1週前の15日にも栗東坂路でジョリダム(牝4、2勝クラス)を置いて併せ馬を行いました。

このときは助手が騎乗し、僚馬より2~3馬身先行する形で馬なり追いを行い、5F55秒2-上がり1F12秒8でクビ差先着しています。

1週前の坂路追いでは道中頭が左を向いており、いまいち気合が乗っていません。

手前を切り替えてからの伸びも12秒8と目立ちませんでした。

最終追い切りも引き続き坂路で調整しましたが、序盤から中盤にかけて、目線は左前を向いていましたし、道中もたれる場面もありました。

終盤はある程度持ち直して併入まで持ち込みましたが、時計は馬なりを考慮しても目立ちません。

管理する武英智調教師は「57秒くらいを予定し、大満足の出来」と評価していますが、追い切りを見る限りはあまり良い動きとは言い難かったです。

ショウナンラプンタ

ショウナンラプンタ 5月22日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  54.338.912.2馬なり
前走最終栗東坂路(稍重)  54.739.312.4馬なり

青葉賞(G2)で2着入線したショウナンラプンタは栗東坂路で単走を行いました。

主戦の鮫島克駿騎手が騎乗し、馬なりで4F54秒3-上がり1F12秒2の時計で登坂しています。

前走青葉賞から中3週と間隔は詰めていますが、中間は坂路で8本、ウッドで1本時計を残しており、坂路ベースで入念な調整が行われています。

最終追い切りは坂路で馬なりを行いました。

中間で数を行っていたこともあり、馬なりでもしっかりとした脚取りで登坂できています。

フットワークも軽快でしたがその中でも力強い脚取りをみせており、状態はよさそうです。

時計は出していませんが、それでも管理する高野調教師によると「予定より時計は出ていた」ようです。

動きを見る限りは前走の反動もなさそうですし、前走最終時よりも良い状態でレースに向かえることができそうです。

シンエンペラー

シンエンペラー 5月22日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  54.439.412.4馬なり
1週前栗東CW(良)79.865.251.236.711.4一杯
前走最終栗東坂路(稍重)  53.639.312.3馬なり

2歳のころから安定した走りを見せているシンエンペラーは栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗して馬なりで4F54秒4-上がり1F12秒4で走破しています。

1週前の15日には栗東のウッドチップコースで同レースに出走するミスタージーティー(牡3、オープン)と併せました。

前走に引き続いてコンビを組む坂井騎手を背に、馬場の外目から僚馬より5~6馬身先行する形で一杯に追い、6F79秒8-上がり1F11秒4の自己ベストで1馬身半先着しています。

今回の追い切りにおいては走りに集中するためモコモコしたチークピーシーズを付けて調整されました。

その影響もあってある程度は前に集中しているように見えますが、付け慣れていないのか頭はやや高めとなっています。

しかしながら、終いは伸びを見せていて同じく一杯に追われたミスタージーティーをあっさりかわして先着している辺り、能力の高さもうかがえますね。

時計も79秒8の自己ベストを記録していますし、終いの伸びも良く、負荷をかける意味でも好内容の追い切りでした。

1週前に負荷をかけたため、最終追い切りは坂路で軽めです。

ここでもモコモコチークピーシーズを付けて外ラチ沿いから動きましたが、四肢の回転は速くて脚取りも確かです。

相変わらず頭は上を向いていますがそれ以外は遜色のない仕上がりでした。

前走皐月賞(G1)と同じくらいの好仕上がりですし、どのような走りを見せてくれるか楽しみです。

ダノンエアズロック

ダノンエアズロック 5月22日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(良)82.066.151.136.311.4馬なり
前走最終美浦坂路(重)  54.539.612.7馬なり

プリンシパルステークス(L)を制したダノンエアズロックは美浦のウッドチップコースでエリカサファイア(牝3、未勝利)とエピネテウス(牡4、1勝クラス)と3頭併せを行いました。

助手が騎乗して馬なりで馬場の真ん中からエピネテウスを1馬身半追走し、6F82秒0-上がり1F11秒4の時計で同時併入しています。

前走から中2週ということで中間は坂路で8本、入念な調整を行っています。

なお、19日には同レースに出走するゴンバデカーブース(牡3、オープン)と坂路で併せ馬を行い、4F56秒0-上がり1F12秒0の時計を記録しました。

最終追い切りはウッドで3頭併せ、馬なりでしたが僚馬を置いて稽古を行っています。

2頭の真ん中から追い切りを行いましたが、リラックスした走りながらも力強い脚さばきで動けています。

直線に入ってからもじりじりとペースアップして併入しました。

もともと競馬センスのある馬でしたが、2頭の間に挟まれながらも冷静な動きができていて、落ち着きある内容です。

全体時計はこの馬からしたらそこまで出したほうではありませんが、それでも終い2F11秒3-1F11秒1で長く脚を活かし切ることができています。

良い状態に仕上がっていました。

ダノンデサイル

ダノンデサイル 5月22日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  55.541.013.3馬なり
1週前栗東CW(稍重)79.665.049.635.111.0一杯
前走最終栗東CW(稍重)82.766.952.737.811.7馬なり

京成杯(G3)の勝ち馬ダノンデサイルは栗東坂路で単走を行いました。

安田翔伍調教師自ら指揮を執り、馬なりで4F55秒5-上がり1F13秒3で軽めの調整を行っています。

1週前の16日には栗東のウッドチップコースでパッシングシャワー(牡3、1勝クラス)と併せました。

この時は主戦の横山典弘騎手が手綱を握り、馬場の外目から僚馬を8馬身追走する形で6F79秒6-上がり1F11秒0の自己ベストで2馬身半先着しています。

1週前は一杯に追ったとはいえ全体時計、終い時計ともに優秀です。

特に終い2F-1Fともに11秒0でまとめ上げているのは大変良いでしょう。

動きに関しても僚馬の外から余裕ある立ち回りを見せていましたし、直線の伸びも素晴らしいです。

負荷をかける意味でも中身の濃い追い切りでした。

1週前に負荷をかけたため、最終追い切りは坂路で軽めとなっています。

時計は全く出していませんし、若干よれる場面もあって少し幼い場面も見られますが、脚さばきは軽快ですし追えばいつでも動けそうで、軽めの調整としては問題なさそうです。

前走の皐月賞(G1)はレース前にハ行が判明したため無念の競走除外となりましたが、今回2週続けて追い切りを見た限り、ハ行の影響はなさそうです。

1週前は終いでしっかり脚を伸ばすことができましたし、状態面はむしろ上積みと見ていいでしょう。

実質的に4か月ぶりのレースとなりますが、競馬センスのある動きを見せていたのでレース本番でも力は発揮できそうです。

ビザンチンドリーム

ビザンチンドリーム 5月22日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(良)84.868.953.438.011.5馬なり
1週前栗東CW(良)⑦98.968.253.237.811.4稍一杯
前走最終栗東CW(稍重)86.470.855.640.111.6馬なり

きさらぎ賞(G3)を制したビザンチンドリームは栗東のウッドチップコースでクリノオデッセイ(牡3、未勝利)と併せ馬を行いました。

国分優作騎手が騎乗(レースでは西村騎手が騎乗)し、馬場の真ん中から馬なりで僚馬を3~4馬身追走し、6F84秒8-上がり1F11秒5の時計で1馬身先着しています。

1週前の15日には栗東のウッドチップコースでデアデルマーレ(牝4、1勝クラス)と併せました。

この時は今回初コンビを組む西村騎手が手綱を握り、馬場の真ん中から稍一杯に僚馬を3馬身追走し、7F98秒9-上がり1F11秒4の時計で同時併入しています。

2頭併せの内から立ち回りましたが、前走皐月賞(G1)のときよりは腹が締まっているので使って良化しているように見えます。

ただ、直線ではじりじり詰め寄ってなんとか併入したものの、併せたデアデルマーレが馬なりに対してこちらは稍一杯、しかも僚馬より内を立ち回ってのものなので、もう少し差を開くことができても良かったと思います。

終いの伸びは2F12秒0から1F11秒4なので悪くありません。

1週前に負荷をかけたため最終追い切りは馬なりで僚馬を置いてサクッと行っています。

1週前と比較すると気持ちの乗った走りができています。

直線にかけてもじりじりとペースを引き上げて先着することができました。

終い2F12秒1-1F11秒5で1週前より0.1秒遅いですが馬なりだったことを考えると悪くないです。

1週前よりも良化していましたし、この馬なりにいい状態に仕上がっています。

ミスタージーティー

ミスタージーティー 5月22日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  53.738.812.3馬なり
1週前栗東CW(良)79.064.350.436.711.6一杯
前走最終栗東坂路(稍重)  53.338.812.3馬なり

若葉ステークス(L)の勝ち馬ミスタージーティーは栗東坂路で単走を行いました。

藤岡佑介騎手が騎乗し、馬なりで4F53秒7-上がり1F12秒3の時計で登坂しています。

1週間前の15日には同レースに出走するシンエンペラー(牡3、オープン)と併せ馬を行いました。

この時も藤岡佑介騎手が手綱を握って馬場の真ん中から僚馬を5~6馬身追走する形で一杯に追い、6F79秒0-上がり1F11秒6の自己ベストを記録しましたが1馬身半遅れています。

コーナーの段階から軽快でリズムよく追うことができています。

併せたシンエンペラーと比較しても綺麗なフォームで動けていますが最後は外から立ち回ったシンエンペラーにかわされて先着を許しているのでポテンシャルの違いを見せつけられました。

しかし、ミスタージーティー自身は自己ベストを出していますし、時計自体も良いのでこの馬なりに良化に期待できそうです。

1週前に負荷をかけたため最終追い切りは坂路で軽く流しました。

軽めでしたが1週前のウッド追い同様軸の安定した動きができています。

馬なりでも力強く登坂できているのは好感が持てますし、馬体も締まってスピードは出せそうです。

2週続けて藤岡佑介騎手が感触を確かめたのも好感が持てますし、見栄えも良く、好仕上がりでした。

メイショウタバル ※取消

メイショウタバル 5月22日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(良)85.168.752.737.211.3馬なり
1週前栗東CW(稍重)⑦94.463.649.835.611.4一杯
前走最終栗東坂路(稍重)  52.637.511.8馬なり

毎日杯(G3)で強い競馬を見せたメイショウタバルは栗東のウッドチップコースで単走を行いました。

レース当日も騎乗する浜中騎手が騎乗し、馬場の真ん中から馬なりで追われて6F85秒1-上がり1F11秒3の時計でゴールしています。

1週前の16日にも栗東ウッドで調教を行いましたが、このときはヤマニンアストロン(牡3、1勝クラス)と併せています。

この時も浜中騎手が騎乗し、外ラチ沿いから僚馬を2~3馬身追走する形で一杯に追い、7F94秒4-上がり1F11秒4の好時計を記録しましたが、僚馬にクビ差遅れてしまいました。

1週前は外ラチ沿いから立ち回りました。

序盤はやや抑えながら最後の直線に入り、残り2Fあたりで手を動かすと、それに応えるかのように鋭く脚を引き上げて、2F11秒2-1F11秒4の時計を記録しています。

ただ、しっかり追うことはできていますが、終いは減速した上、結果的には馬なりで追われた僚馬に後れを取ってしまいました。

時計の出る馬場において、使える脚はそこまで長くないかもしれません。

1週前に一杯に追ったため、最終追い切りはウッドで単走、軽めに流しています。

少し頭は高いように見えますが、直線は回転の速い脚さばきで走破しました。

馬体も締まっていますし、終い2F11秒7から1F11秒3で加速できたのも良かったです。

1週前に負荷をかけたことで良化していましたし、なかなかいい仕上がりでした。

東京コースは初めてですが、毎日杯のようなパフォーマンスができれば、ここでも上位争いに期待できるかもしれません。

レガレイラ

レガレイラ 5月22日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(良)86.369.453.538.711.8馬なり
1週前美浦南W(良)⑦97.467.052.037.511.4馬なり
前走最終美浦南W(稍重)83.867.953.438.311.3馬なり

昨年のホープフルステークス(G1)を制した牝馬のレガレイラは美浦のウッドチップコースでアトリウムチャペル(牝3、1勝クラス)とアンパドゥ(牡3、未勝利)と並んで3頭併せを行いました。

助手が騎乗して馬場の真ん中、僚馬の真ん中から馬なりで

アトリウムチャペルを1馬身半追走し、6F86秒3-上がり1F11秒8の時計で同時併入しています。

1週前の15日には美浦ウッドで主戦のルメール騎手が騎乗し、アンパドゥと併せました。

このときは馬場の真ん中から馬なりで僚馬を1馬身追走する形で追い、7F97秒4-上がり1F11秒4の時計で併入しています。

僚馬の内から立ち回りましたが、少し前脚に固さが見られます。

ただし、直線では馬なりながらも2F12秒7から1F11秒4の好時計で走破しているように、レースセンスの高さは見られました。

もっとも、瞬間的にキレる脚ではなく、どちらかというとじりじり詰め寄って入線しています。

最終追い切りは1週前に引き続き、ウッドで調整しましたが今回は3頭併せでより実践に向けた調整です。

2頭の間に挟まれながらの追い切りでしたが、体幹のしっかりした走りを見せていて悪くありません。

直線で2頭に迫られれた際は自ら先に行こうと動けており、レースに向けて気持ちの強さも見られます。

全体時計、終い時計ともに出していませんが、意図してゆったりした仕上げを試みたようなので時計は気にしなくてよさそうです。

前走の皐月賞(G1)やその前のホープフルステークス(G1)ほど目立つ内容ではありませんが、馬体も充実していましたし、気配の感じられる内容でした。

17年ぶりとなる牝馬のダービー制覇にも注目したいです。

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コスモキュランダ
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シックスペンス
シンエンペラー
ダノンエアズロック
ダノンデサイル
ミスタージーティー
メイショウタバル ※取消
レガレイラ
エコロヴァルツ
サンライズアース
ショウナンラプンタ
ビザンチンドリーム
ジューンテイク
 
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