【ジャパンカップ2024予想】本命におすすめしたい3頭+外国馬3頭の評価はこちら!
ジャパンカップ2024のおすすめの有力馬3頭、外国馬3頭を紹介しています。
過去10年のデータ分析と傾向、コースの特徴や競走馬の血統、追い切りから予想していきます!
枠順確定後にジャパンカップ2024予想の最終買い目を発表します!
ジャパンカップ2024の予想ポイント
- 過去17年外国馬は全頭馬券外
- 日本のG1馬がこのレースで勝ち切りやすい
- ダービー・オークス・ジャパンCで馬券内だった馬が好走している
- 馬券の中心は1~5人気、1人気【5-1-2-2】の複勝率は80%
- 8番人気以下の馬は全滅
- 内枠ほど好走率が高く、1枠【5-4-1-7】は当たり枠
ジャパンカップ2024予想の最終買い目
枠順確定後、レース前日までにジャパンカップ2024予想の最終買い目を発表します。
ジャパンカップ2024の有力馬3頭
今年のジャパンカップは国内外問わず有力馬が多数参戦し、近年稀に見るハイレベルなメンバーが揃っています。
特に海外馬がオーギュストロダンを筆頭に、実力上位の馬が参戦したことで、ジャパンカップにふさわしい面子となりました。
迎え撃つ日本馬も豪華な顔ぶれとなっていますが、今年の出走登録馬の中から上位人気に期待できる日本馬を3頭紹介します。
出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。
ドウデュース
- 天皇賞秋 (G1) 2024年
- 有馬記念 (G1) 2023年
- 日本ダービー (G1) 2022年
- 朝日杯FS (G1) 2021年
- 京都記念 (G2) 2023年
今年引退が発表されているドウデュースがジャパンカップに参戦します。
前走の天皇賞(秋)はこの秋最後の始動戦となりましたが、道中最後方の位置から乾坤一擲な追込を決めて他馬を蹂躙し、見事秋の初陣を制しています。
直線入りの段階ではかなり苦しい位置からの追込でしたが、強力な馬相手に鮮やかに勝ち切っており、さすがダービーでイクイノックスを退けただけの馬という感じがしました。
上がり最速32秒5もキレッキレですしこの秋がもっとも本格化しているかもしれません。
今回は秋2戦目となりますが、距離に関しては勝利したダービーと同じ舞台ということで、前走天皇賞(秋)よりもドウデュースにとってはやりやすい可能性があります。
昨年は4着でしたが今回は武豊騎手とのコンビで挑めるので度外視しても良いでしょう。
前走天皇賞(秋)のような直線一気は難しいかもしれませんが、勝利した昨年の有馬記念や京都記念のように、早めに動いてまとめることもできるので自在性に長けているのも強みでしょう。
奇しくも天皇賞(秋)を制してジャパンカップを連勝するのは昨年イクイノックスが成し遂げたローテーションです。
イクイノックスを下した馬が、イクイノックスと同じ連勝街道を辿れるか、注目したいです。
チェルヴィニア
- オークス (G1) 2024年
- 秋華賞 (G1) 2024年
- アルテミスS (G3) 2023年
今年の牝馬二冠馬であるチェルヴィニアも早い段階からジャパンカップに照準を定めました。
もともとアルテミスステークスを勝利したあたりで阪神JFの有力候補でしたが、トモの違和感のため回避していました。
今年の桜花賞はぶっつけ参戦となり、ここは大外も影響したのか13着でしたが、続くオークスは直線で追いあげて桜花賞馬ステレンボッシュに勝ち切り、前走秋華賞は中団で脚を溜めつつ、直線では空いた箇所から鮮やかに抜け出して完勝しています。
特に秋華賞はルメール騎手の操縦性もチェルヴィニアの立ち回りも見事で、力ある競馬を発揮しました。
今回はキャリア初の古馬混合戦、しかも面子もここ数年の中で一番強力ですが、距離は中距離があっていますし、3歳牝馬ということで斤量の恩恵もあります。
陣営も秋華賞を勝利したあたりでジャパンカップの参戦をほのめかしていたので自信はあるでしょう。
ルメール騎手が引き続き騎乗するのも追い風ですし、ここを勝つようでしたら年度代表馬の道も開かれるかもしれません。
スターズオンアース
- オークス (G1) 2022年
- 桜花賞 (G1) 2022年
一昨年の牝馬二冠を制したスターズオンアースも参戦します。
一昨年の桜花賞はそっと差す競馬で世代の頂点に立つと、続くオークスは豪快に追込を決めているように後ろからの競馬が得意です。
しかしながら、昨年の有馬記念は死に枠といわれる大外16番から好発を切るとまさかの先行策に打ち出て、直線では逃げるタイトルホルダーを交わして2着入りしました。
勝ったのがドウデュースでしたし、半馬身差の2着は大健闘といえるでしょう。
今年はドバイシーマクラシックから始動しましたが、ここは思ったよりも脚色を伸ばせず8着でした。
敗因は分かりにくいですが、騎乗したデットーリ騎手曰く右にもたれて調整が必要だったそうです。
今回は仕切り直しの一戦となりますが、昨年のジャパンカップも休み明けで3着入りしているように鉄砲は利きます。
桜花賞以来のコンビとなる川田騎手が騎乗するのも良いですし、状態が良ければここでも善戦可能でしょう。
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ジャパンカップ2024の外国馬3頭
今年のジャパンカップは3頭の外国馬が参戦を発表しましたが、いずれの馬も各国を代表する実力馬が来日し、今からレースが待ち遠しいです。
ここからは、ジャパンカップに参戦する3頭の外国馬について解説します。
出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。
オーギュストロダン
- プリンスオブウェールズS (G1) 2024年
- ブリーダーズカップターフ (G1) 2024年
- アイリッシュチャンピオンS (G1) 2024年
- イギリスダービー (G1) 2023年
- アイルランドダービー (G1) 2023年
- フューチュリティトロフィー (G1) 2022年
- チャンピオンズジュベナイルS (G2) 2022年
アイルランドのオーギュストロダンが引退レースにジャパンカップを選択しました。
オーギュストロダンは父が日本で大活躍したディープインパクトです。しかも、ディープインパクトのラストクロップ(最終世代)ということで日本の競馬ファンにも名前が知れ渡っています。
余談話になりますが、ディープインパクトのラストクロップは12頭しかおらず、日本では6頭がデビューしたものの、シンザン記念を制したライトクオンタムは引退、きさらぎ賞で2着のオープンファイアも条件戦で苦戦と、現時点では大成していません。
その中で、オーギュストロダンはすでにG1レースを6勝し、ディープインパクトのラストクロップの中で一番出世しました。
そのオーギュストロダンがなんとジャパンカップ出走ということで、日本の競馬ファンも大盛り上がりです。
過去のレースを振り返ってみても、父譲りの末脚を武器に、欧州の舞台で大健闘しています。
古馬になってからは少し調子を落とすレースもありましたが、3走前のプリンスオブウェールズステークスでは4番手の位置で脚を溜めつつ、直線では空いた位置からじりじり脚を伸ばして早めに先頭に立ち、後続の追撃をかわして優勝し、6つ目のG1タイトルを手にしました。
前走アイリッシュチャンピオンステークスも勝ち馬エコノミクスのハナ差2着ですし、調子をキープしています。
今回は初めての来日、そして最後のレースとなりますが、ディープインパクト産駒ということで日本の馬場とはかみ合いそうです。
相手は強力ですが、父譲りの末脚を日本の地で発揮できるか、注目したいです。
ゴリアット
- KJ6世&QEステークス (G1) 2024年
- コンセイユドパリ賞 (G2) 2024年
- エドヴィル賞 (G3) 2024年
フランスから参戦するゴリアットは今年のキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスを制した馬です。
キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスを制するまでは、G3止まりの馬ということで、レース当日は9頭立ての7番人気で決して高い評価を受けていませんでした。
ところが、レース直線では中団で脚を溜めて直線で抜け出し、2着のブルーストッキングに2馬身以上差を付けて完勝しました。
直線では余力残しの勝ちっぷりで、まさに大金星という結果となったのです。
このとき下したブルーストッキングは今年の凱旋門賞を制し、3着のレベルスロマンスは今年のドバイシーマクラシックで先着、そして5着は今回有力候補に挙げられているオーギュストロダンと、錚々たるメンバー相手に勝ち切ったのも高く評価できます。
続くコンセイユドパリ賞もトップハンデ60キロを背負いながら勝ち切っており、本格化の兆しも見られました。
今年のジャパンカップではそこまで人気しないと思いますが、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスのように、再び金星をつかめるか注目したいです。
ファンタスティックムーン
- バーデン大賞 (G1) 2024年
- ドイツダービー (G1) 2023年
- バーデン経済大賞 (G2) 2024年
- ニエル賞 (G2) 2023年
- ダービートライアル (G3) 2023年
- ヴィンターファヴォリテン賞 (G3) 2022年
ドイツから参戦するのは今年のバーデン大賞を制し、昨年のドイツダービー馬であるファンタスティックムーンです。
勝利したバーデン大賞は6頭立てでしたが道中最後方で脚を溜め、直線では馬場の外目から一気に仕掛けて勝利しました。
続く凱旋門賞は重馬場も影響し9着までとなっていますが、好走したバーデン大賞が良馬場なので、極端に重くないほうがやれそうです。
ただし、血統的にも超高速馬場傾向になりがちなジャパンカップとかみ合うかといわれると少し難しいでしょう。
実績を見ても、ディープインパクト産駒のオーギュストロダンやキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスでそのオーギュストロダンに先着したゴリアットと比べたら目立たないのも事実です。
日本まで来日してくれるのはありがたいですが、パワーが求められる条件にならない限りは出し切りづらいかもしれません。
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ここからはジャパンカップの過去10年の傾向やデータ分析を見ていきましょう!
ジャパンカップ2024の概要
ジャパンカップは東京競馬場で開催される芝2,400mの国際競走です。
創設は1981年と、G1競走の中では歴史の浅いレースですが、日本で初めて国際G1に指定されたレースということで、当時は世界中から名のある外国馬が参戦し、日本のトップホースとしのぎを削っていました。
しかしながら、年月が経つにつれて日本の芝は改良が進み、その結果、時計が出やすくなりました。
凱旋門賞などの海外レースを見てもらえば分かるように、欧州の馬場は依然タフでパワーが求められます。
芝の改良が進むにつれて、欧州の馬は日本の馬場で力を出し切りづらくなったことから参戦が遠ざかり、ここ最近は出走するとしても1~2頭、2019年に至っては外国馬の参戦がゼロで、ジャパンカップの当初の役割はほとんど失っていました。
ところが、今年は違います。
外国から3頭の馬が参戦し、しかも3頭とも欧州で名高いG1馬なのです。
また、迎え撃つ日本馬も出走する11頭すべてが重賞馬、そのうち6頭がG1馬と、錚々たるメンバーが参戦しました。
近年ジャパンカップは天皇賞(秋)よりもメンバーレベルが落ちる傾向が強かったのですが、今年に限っては国内外ともに精鋭が揃い、G1にふさわしい面子が揃ったのでした。
久しぶりに国際競走にふさわしい面子が揃ったジャパンカップ。
日本馬が海外勢を退けて優勝するのか、それとも18年ぶりに外国馬が勝利するのか注目したいです!
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ジャパンカップ2024の開催内容
開催日 | 11月24日(日曜) 15:40発走 |
格付け | G1 |
開催競馬場 | 東京競馬場 12R |
コース | 芝2,400m |
性齢 | 3歳以上 |
斤量 | 定量 |
1着賞金 | 5億円 |
ジャパンカップ2024が開催される東京の芝2,400mの特徴
ジャパンカップのタイム | |
(過去10年) | 平均タイム2:25.2 |
レコードタイム | 2:20.6 (2018年 アーモンドアイ) |
スタート地点 | スタンド前坂の頂上 |
コース | 左回り |
1周の距離 | Aコース 2,083.1m Bコース 2,101.9m Cコース 2,120.8m Dコース 2,139.6m |
直線距離 | 525.9m |
高低差 | 2.7m |
フルゲート | 18頭 |
(過去5年) | 平均タイム2:27.3 |
コースレコード | 2:20.6 (2018年 ジャパンカップ【G1】アーモンドアイ) |
ジャパンカップが開催される東京芝2,400mはオークスやダービーでも使用される東京競馬場の代表的なコースです。
スタート地点はスタンド側の上り坂を上がったところで最初の1コーナーまでの距離は約350mです。
最初のコーナーまで距離がありますし、2,400mという長い距離を走るため各馬は無理にポジション争いを行わず、序盤はゆったりとした流れになります。
1~2コーナーは大回りコースとなっています。
向こう正面は全体的に下り傾斜ですが、ゴールまで長いため各騎手は馬が行こうとするのを抑えながら後半に備えます。
3~4コーナーも1~2コーナー同様大回りです。
しかしながら、レースも終盤ということでこのあたりから徐々にペースアップします。
また、4コーナーの終盤あたりにラスト3ハロンの標識が立っているのでコーナーから直線に入る段階で各馬はスパートを仕掛けます。
最後の直線早く525mです。
直線上には高低差約2mの緩やかな上り坂があり、坂を駆け上がったら残り300mは平坦なコースでその先にゴールがあります。
東京芝2,400mはクセが少なくてマグレがほとんど発生しません。
しかしながら、距離が長いため序盤はスロー傾向になることが多いです。
また、最後の直線が全競馬場の中で2番目に長いため、末脚を長く活かすこともできます。
そのため、スローからの上がり勝負になりやすいです。
東京の芝2,400mはここをチェック!
- ダービー、オークス、ジャパンカップの舞台
- 実力が反映されやすい舞台
- まぐれが少ないコース
- 差しや追い込みが決まりやすい
- 外人騎手が好調
- スロー競馬、上がり勝負になりやすい
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ジャパンカップ2024の出走馬
馬名 | 性齢 | 斤量 | 想定騎手 |
オーギュストロダン | 牡4 | 58.0 | R.ムーア |
カラテ | 牡8 | 58.0 | 杉原誠人 |
ゴリアット | セ4 | 58.0 | C.スミヨン |
シュトルーヴェ | セ5 | 58.0 | 鮫島克駿 |
シンエンペラー | 牡3 | 56.0 | 坂井瑠星 |
ジャスティンパレス | 牡5 | 58.0 | C.デムーロ |
スターズオンアース | 牝5 | 56.0 | 川田将雅 |
ソールオリエンス | 牡4 | 58.0 | 横山武史 |
ダノンベルーガ | 牡5 | 58.0 | 松山弘平 |
チェルヴィニア | 牝3 | 54.0 | C.ルメール |
ドゥレッツァ | 牡4 | 58.0 | 未定 |
ドウデュース | 牡5 | 58.0 | 武豊 |
ファンタスティックムーン | 牡4 | 58.0 | R.ピーヒュレク |
ブローザホーン | 牡5 | 58.0 | 菅原明良 |
ジャパンカップの過去10年のデータと傾向
馬場 | 年着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走着順 |
2023 良 | 1 | 2 | イクイノックス | 1 | 天皇賞(秋)(G1) | 1 |
2 | 1 | リバティアイランド | 2 | 秋華賞(G1) | 1 | |
3 | 17 | スターズオンアース | 5 | ヴィクトリアマイル(G1) | 3 | |
2022 良 | 1 | 6 | ヴェラアズール | 3 | 京都大賞典(G2) | 1 |
2 | 15 | シャフリヤール | 1 | 天皇賞(秋)(G1) | 5 | |
3 | 3 | ヴェルトライゼンデ | 4 | オールカマー(G2) | 7 | |
2021 良 | 1 | 2 | コントレイル | 1 | 天皇賞(秋)(G1) | 2 |
2 | 7 | オーソリティ | 3 | アルゼンチン共和国杯(G2) | 1 | |
3 | 4 | シャフリヤール | 2 | 神戸新聞杯(G2) | 4 | |
2020 良 | 1 | 2 | アーモンドアイ | 1 | 天皇賞(秋)(G1) | 1 |
2 | 6 | コントレイル | 2 | 菊花賞(G1) | 1 | |
3 | 5 | デアリングタクト | 3 | 秋華賞(G1) | 1 | |
2019 重 | 1 | 5 | スワーヴリチャード | 3 | 天皇賞(秋)(G1) | 10 |
2 | 1 | カレンブーケドール | 5 | 秋華賞(G1) | 2 | |
3 | 2 | ワグネリアン | 2 | 天皇賞(秋)(G1) | 5 | |
2018 良 | 1 | 1 | アーモンドアイ | 1 | 秋華賞(G1) | 1 |
2 | 8 | キセキ | 4 | 天皇賞(秋)(G1) | 3 | |
3 | 11 | スワーヴリチャード | 2 | 天皇賞(秋)(G1) | 10 | |
2017 良 | 1 | 1 | シュヴァルグラン | 5 | 京都大賞典(G2) | 3 |
2 | 2 | レイデオロ | 2 | 神戸新聞杯(G2) | 1 | |
3 | 4 | キタサンブラック | 1 | 天皇賞(秋)(G1) | 1 | |
2016 良 | 1 | 1 | キタサンブラック | 1 | 京都大賞典(G2) | 1 |
2 | 12 | サウンズオブアース | 5 | 京都大賞典(G2) | 4 | |
3 | 17 | シュヴァルグラン | 6 | アルゼンチン共和国杯(G2) | 1 | |
2015 良 | 1 | 15 | ショウナンパンドラ | 4 | 天皇賞(秋)(G1) | 4 |
2 | 6 | ラストインパクト | 7 | 天皇賞(秋)(G1) | 12 | |
3 | 1 | ラブリーデイ | 1 | 天皇賞(秋)(G1) | 1 | |
2014 良 | 1 | 4 | エピファネイア | 4 | 天皇賞(秋)(G1) | 6 |
2 | 1 | ジャスタウェイ | 3 | 凱旋門賞(G1) | 8 | |
3 | 15 | スピルバーグ | 6 | 天皇賞(秋)(G1) | 1 |
【所属】外国馬は過去10年1度も馬券に絡めていない
所属 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
中央 | 【10-10-10-109】 | 7.2% | 14.4% | 21.6% |
海外 | 【0-0-0-25】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
過去10年のジャパンカップで馬券に絡んだ30頭はすべて中央所属の馬でした。
ジャパンカップは海外の有力馬も参戦する国際レースですが、直近10開催を振り返ると、外国馬は勝利どころか2~3着にも入線できておらず、最後に入線したのは2006年のウィジャボードまで遡ります。
日本の馬場と欧州の馬場の差が出ているかもしれません。
ジャパンカップは日本馬が中心となるので海外の馬は評価を下げても良いかもしれません。
今年の出走登録馬の中で外国馬は3頭いました。
【G1馬】日本のG1馬が強い
年度 | 勝ち馬 | 主なG1実績 |
2023 | イクイノックス | 有馬記念 宝塚記念 天皇賞(秋) |
2022 | ヴェラアズール | なし |
2021 | コントレイル | クラシック三冠 |
2020 | アーモンドアイ | 牝馬三冠 |
2019 | スワーヴリチャード | 大阪杯 |
2018 | アーモンドアイ | 牝馬三冠 |
2017 | シュヴァルグラン | なし |
2016 | キタサンブラック | 菊花賞 天皇賞(春) |
2015 | ショウナンパンドラ | 秋華賞 |
2014 | エピファネイア | 菊花賞 |
過去10年のジャパンカップの勝ち馬8頭がG1でした。
また、2~3着に入線した14頭もG1馬でした。
ジャパンカップは国内外問わず実績豊富な馬が多数参戦します。
また、舞台となる東京芝2,400mもポテンシャル戦となりやすいため、過去にG1で結果を残していた馬が活躍傾向にありました。
ただし、海外馬は過去10年数多くの実績馬が参戦したものの、すべて馬券外に敗れているので評価を下げても良いかもしれません。
今年の出走登録馬の中でG1を制した日本馬は7頭いました。(かっこ内は主なG1実績)
【コース適性】東京芝2,400mの好走馬に注目したい
年度 | 着順 | 馬名 | 過去の東京芝2,400mのG1成績 |
2023 | 1 | イクイノックス | 【0-1-0-0】 |
2 | リバティアイランド | 【0-1-0-0】 | |
3 | スターズオンアース | 【0-1-0-0】 | |
2022 | 2 | シャフリヤール | 【1-0-1-0】 |
3 | ヴェルトライゼンデ | 【0-0-1-0】 | |
2021 | 1 | コントレイル | 【1-1-0-0】 |
3 | シャフリヤール | 【1-0-0-0】 | |
2020 | 1 | アーモンドアイ | 【2-0-0-0】 |
2 | コントレイル | 【1-0-0-0】 | |
3 | デアリングタクト | 【1-0-0-0】 | |
2019 | 1 | スワーヴリチャード | 【0-1-1-0】 |
2 | カレンブーケドール | 【0-1-0-0】 | |
3 | ワグネリアン | 【1-0-0-0】 | |
2018 | 1 | アーモンドアイ | 【1-0-0-0】 |
3 | スワーヴリチャード | 【0-1-0-0】 | |
2017 | 1 | シュヴァルグラン | 【0-0-1-0】 |
2 | レイデオロ | 【1-0-0-0】 | |
3 | キタサンブラック | 【1-0-0-0】 | |
2014 | 1 | エピファネイア | 【0-1-0-0】 |
過去10年のジャパンカップの勝ち馬7頭、2~3着馬12頭がこれまでに東京芝2,400mで開催されたG1競走で馬券に絡んでいました。
東京芝2,400mのG1とは、日本ダービー・オークス・ジャパンカップの3競走を指します。
上記3レースで結果を残している馬は馬券に絡む傾向が強いので抑えても良さそうです。
今年の出走登録馬の中で該当する馬は頭いました。(かっこ内は主な実績)
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ジャパンカップの過去10年の人気別成績
人気 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1番人気 | 【5-1-2-2】 | 50.0% | 60.0% | 80.0% |
2番人気 | 【0-3-3-4】 | 0.0% | 30.0% | 60.0% |
3番人気 | 【2-2-1-5】 | 20.0% | 40.0% | 50.0% |
4番人気 | 【2-1-1-6】 | 20.0% | 30.0% | 40.0% |
5番人気 | 【1-2-1-6】 | 10.0% | 30.0% | 40.0% |
6番人気 | 【0-0-2-8】 | 0.0% | 0.0% | 20.0% |
7番人気 | 【0-1-0-9】 | 0.0% | 10.0% | 10.0% |
8番人気以下 | 【0-0-0-98】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
上位人気ほど好走している
過去10年のジャパンカップで1番人気は【5-1-2-2】でした。
勝率50%、複勝率80%と非常に高い成績を残しています。
その他の人気を見てみると、2番人気は【0-3-3-4】で勝率こそ0%ですが複勝率は60%ありました。
3番人気も【2-2-1-5】で複勝率50%、4~5番人気はどちらも複勝率40%です。
全体を通して人気を集めた馬が活躍傾向にあり、特に直近7開催で馬券に絡んだ21頭はすべて1~5番人気でした。
ジャパンカップは上位人気馬を中心に評価すると良いでしょう。
8番人気以下の馬は全滅
過去10年のジャパンカップで8番人気以下の馬はこれまで98頭が出走しましたが、全頭馬券外に沈んでいます。
ジャパンカップは上位人気馬が強いレースですが、人気落ちでも好走するのは6~7番人気までとなっており、8番人気以下の馬は苦戦していました。
極端な大穴は来ないレースなので、人気落ちの馬は軽視したほうが良さそうです。
勝ち馬はいずれも前走レースで1~5番人気に支持されている
前走人気 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1番人気 | 【6-4-4-17】 | 18.2% | 30.3% | 48.5% |
2番人気 | 【1-2-1-11】 | 6.7% | 20.0% | 26.7% |
3番人気 | 【0-1-1-6】 | 0.0% | 12.5% | 25.0% |
4番人気 | 【1-0-1-13】 | 6.7% | 6.7% | 13.3% |
5番人気 | 【2-0-1-8】 | 18.2% | 18.2% | 27.3% |
6~9番人気 | 【0-2-0-28】 | 0.0% | 6.7% | 6.7% |
10番人気以下 | 【0-0-0-27】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
過去10年のジャパンカップで馬券に絡んだ27頭が前走レースで1~5番人気に支持されていました。
また、前走1~5番人気に支持された27頭のうち、2018年のスワーヴリチャードを除いた26頭が前走レースで7着以内に入線していました。
好走馬を探す際は前走人気や着順も参考にしてみると良いかもしれません。
今年の出走登録馬の中で前走1~5番人気に支持され、7着以内に入線していた馬は5頭いました。
(前走海外レースの馬は、日本で発売されたレースはJRAのオッズを、発売されていない馬は海外オッズを参考にしています。)
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ジャパンカップの過去10年の枠番別成績
枠番 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1枠 | 【5-4-1-7】 | 29.4% | 52.9% | 58.8% |
2枠 | 【2-0-4-13】 | 10.5% | 10.5% | 31.6% |
3枠 | 【2-1-1-16】 | 10.0% | 15.0% | 20.0% |
4枠 | 【0-2-0-18】 | 0.0% | 10.0% | 10.0% |
5枠 | 【0-1-0-19】 | 0.0% | 5.0% | 5.0% |
6枠 | 【0-1-0-19】 | 0.0% | 5.0% | 5.0% |
7枠 | 【1-1-2-21】 | 4.0% | 8.0% | 16.0% |
8枠 | 【0-0-2-25】 | 0.0% | 0.0% | 7.4% |
当たりは1枠
過去10年のジャパンカップでもっとも好走馬が出ていたのは1枠です。
1枠は【5-4-1-7】で勝率29%、連対率53%、複勝率59%と極めて好成績を残していました。
同距離で開催される日本ダービーも1枠が有利な傾向がありましたが、ジャパンカップもダービー同様1枠は当たり枠なのです。
内枠ほど好走率が高い
過去10年のジャパンカップの勝ち馬9頭が1~3枠から出ています。
また、2~3着に入線した11頭も1~3枠の馬でした。
出走した30頭のうちの20頭が1~3の内枠であることから、ジャパンカップは内枠有利のレースといえます。
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ジャパンカップの過去10年の前走レース別成績
前走レース | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
天皇賞秋(G1) | 【6-3-5-34】 | 12.5% | 18.8% | 29.2% |
京都大賞典(G2) | 【3-1-0-19】 | 13.0% | 17.4% | 17.4% |
秋華賞(G1) | 【1-2-1-3】 | 14.3% | 42.9% | 57.1% |
凱旋門賞(G1) | 【0-1-0-5】 | 0.0% | 16.7% | 16.7% |
宝塚記念(G1) | 【0-0-0-2】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
毎日王冠(G2) | 【0-0-0-1】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
その他海外競馬 | 【0-0-0-22】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
勝ち馬は前走天皇賞(秋)・京都大賞典・秋華賞から出ている
過去10年のジャパンカップの勝ち馬はいずれも下記のレースから挑んでいました。
・天皇賞(秋)
・京都大賞典
・秋華賞
このうち、前走天皇賞(秋)だった馬は14頭が馬券に絡んでおり、ステップレースとしてもっとも有力です。
京都大賞典組は長らく勝ち馬が出ていませんでしたが、2022年のヴェラアズールが勝利したことで久々に勝ち馬が出ています。
前走秋華賞だった馬は出走数こそ少ないものの、3歳牝馬で斤量の恩恵が受けられるため、好走率はもっとも高い傾向にありました。
馬券予想の際は前走が天皇賞(秋)か京都大賞典、秋華賞だった馬を評価したいです。
今年の出走登録馬の中で3競走から挑む馬は6頭いました。(かっこは前走着順)
ジャパンカップ2024全頭考察
今年のジャパンカップは出走馬すべてが重賞馬、そのうち10頭がG1馬と、ここ数年の中でもトップホースが集結しました。
日本馬のみならず、外国馬も実力派の馬が多数参戦しているのもG1としての価値を高めています。
ここからは冒頭で紹介しきれなかった残りの馬をすべて解説します。
出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。
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カラテ
- 新潟大賞典 (G3) 2023年
- 新潟記念 (G3) 2022年
- 東京新聞杯 (G3) 2021年
最年長のカラテが2年ぶりにジャパンカップに帰ってきました。
これまで重賞で3勝、そのうちの2勝は高速馬場だった3年前の東京新聞杯と2年前の新潟記念、そして1勝は不良馬場の新潟大賞典ということで、どんな馬場でも一定のパフォーマンスを発揮しています。
ただ、好走していたのは7歳春まででした。
今年は6戦使われていますがいずれも馬券外に沈んでいます。
さすがに8歳ということで衰えがあるかもしれません。
また、今回見出しで取り上げていませんが過去10年で6歳以上の馬は1頭も馬券に絡めていませんでした。
今年出走登録している6歳以上の馬はカラテのみなので、データ的にもマイナスです。
8歳まで堅実に走っているのは素晴らしいことですが、例年以上にハイレベルな今年のジャパンカップで上位争いは至難といわざるを得ません。
シュトルーヴェ
- 目黒記念 (G2) 2024年
- 日経賞 (G2) 2024年
今年オープン入りを果たし、すでに2つの重賞を手にしているシュトルーヴェも参戦します。
脚質的には差しの競馬を得意としており、昇級初戦に挑んだ日経賞ではクロミナンス相手に勝利、続く目黒記念も後方から末脚を伸ばして先に抜け出したシュヴァリエローズ相手に勝ち切りました。
このとき下したクロミナンスは重賞善戦マン、シュヴァリエローズは今年の京都大賞典を制していることから、強い相手に勝ち切れているのは評価できるでしょう。
ただ、今回はぶっつけのG1、しかも相手関係が近年まれに見るほどハイレベルとなっています。
重賞実績や東京芝2,400mの実績は豊富なのでやれてもおかしくないですが、さすがに相手が強すぎるかもしれません。
ベストは尽くせると思いますが、果たしてトップホース相手にどこまでやれるかというと難しいところで、現時点では消しの方向で考えたいです。
シンエンペラー
- 京都2歳S (G3) 2023年
主な勝ち鞍こそG3の京都2歳ステークスのみですが、ホープフルステークスで2着、日本ダービーで3着、そしてその後は海外で世界を体験したシンエンペラーが久々に国内に帰ってきました。
2歳のころから素質の高さを表明していましたが、その中でも日本ダービーは超スローペースの中、1頭だけ脚を伸ばして3着入りしました。
過去数年のダービーの中でも異質なペースとなったので参考にしづらいですが、前有利の中で3着、残り100mでぐんとペースを引き上げて好走できたのは評価したいです。
ダービーの後は海外遠征を選択しましたが、初めての海外競馬となった2走前のアイリッシュチャンピオンステークスはタイトな舞台でしたがしぶとく脚を伸ばして3着入りしました。
エコノミクスやオーギュストロダンほど手ごたえはなかったものの、初めての舞台で3着は値のあるレースといえます。
続く凱旋門賞は想像以上にタフな馬場で12着となりましたが、シンエンペラーの海外遠征は多くの競馬ファンに希望をもたらしました。
今回は半年ぶりの国内戦となります。
現役トップホースたちが集結しましたが、ダービーで3着なのでコース適性はありますしチャンスはあるでしょう。
欧州で磨いた経験がどこまで披露できるか、注目したいです。
ジャスティンパレス
- 天皇賞春 (G1) 2023年
- 阪神大賞典 (G2) 2023年
- 神戸新聞杯 (G2) 2022年
昨年の天皇賞(春)の勝ち馬ジャスティンパレスもジャパンカップの参戦を表明しました。
昨年はジャスティンパレスにとって跳躍の年で、阪神大賞典と天皇賞(春)を勝利してステイヤーとしての才を開花しつつも、宝塚記念や天皇賞(秋)でも馬券に絡み、世代のトップホースに仲間入りしました。
ただ、今年はドバイシーマクラシックが仕掛けで遅れて4着まで、宝塚記念は重馬場に泣かされ、天皇賞(秋)も直線で進出に苦労し、4着までとなっています。
宝塚記念は馬場も影響したと思いますが、残りの2戦はスタミナを活かした早めの競馬ができていれば上位争いは可能だったと思うので、勿体ない競馬でした。
特にジャスティンパレスは天皇賞(春)や阪神大賞典を勝利しているステイヤーなのでスタミナはかなりのものを秘めていますし、長く脚を使える展開に持って行った方が良かったと思います。
今年は馬券に絡んでいませんが、好走したドバイシーマクラシックと天皇賞(秋)は最後に脚を伸ばしているのでポテンシャル自体は健在です。
前走天皇賞(秋)より距離が伸びるのもジャスティンパレスにとって追い風ですし、前走敗れたとはいえ侮れないでしょう。
ソールオリエンス
- 皐月賞 (G1) 2023年
- 京成杯 (G3) 2023年
昨年の皐月賞で力ある走りを見せ、今年の宝塚記念でも2着入りしたソールオリエンスが再び参戦します。
皐月賞や宝塚記念はどちらも重馬場ということで、重馬場巧者のイメージがあります。
しかしながら、前々走の天皇賞(秋)は7着とはいえ、勝ち馬ドウデュースの0.4秒差、走破時計1分57秒7も速く、高速馬場でもある程度のパフォーマンスを発揮しました。
例年ジャパンカップは開催最終週らしからぬ高速馬場になりがちなので、天皇賞(秋)で一定のパフォーマンスを証明できたのは悪くありません。
それでも、高速馬場巧者ならドウデュースやジャスティンパレス、チェルヴィニアにスターズオンアースなど、より好走に期待できる馬は多数います。
タフな馬場になったら欧州勢が強力ですが、皐月賞や宝塚記念のパフォーマンスを見る限りは重くなったほうがソールオリエンスらしい競馬はできるでしょう。
当日の雲行き次第で判断したいところですが、週の初めの段階では週末は皆成模様となっていました。
良馬場ならここは評価を下げたいです。
ダノンベルーガ
- 共同通信杯 (G3) 2022年
ダノンベルーガは3年連続ジャパンカップに参戦を表明しました。
もともと3歳時は皐月賞や日本ダービーでも注目されていた馬で、当時はイクイノックスよりも人気を集めていました。
しかしながら、共同通信杯を最後、なかなか勝ち星を手にすることができていません。
前走天皇賞(秋)も好位置から突き抜けようとしましたが、休み明けも影響したのか思った以上に脚色を伸ばすことなく14着に沈んでしまいました。
ここは仕切り直しの一戦となりますが、ダノンベルーガはこれまで芝2,400mの舞台が【0-0-0-3】と凡走が目立っています。
過去のレースを振り返ってみても、日本ダービーでは直線最後のほうで脚が止まっているのでダノンベルーガにとって2,400mは長いかもしれません。
一回使って良化している可能性はありますが、距離不適性の可能性もあるのでここは軽視したいです。
ドゥレッツァ
- 菊花賞 (G1) 2023年
ドゥレッツァは昨年の菊花賞馬です。
昨年の菊花賞ではルメール騎手の神騎乗も味方して同期を圧倒、最後の大物としてその後の競馬界でも圧倒的なパフォーマンスに期待されました。
ところが、今年の始動戦となった金鯱賞は休み明けも影響したのか2着までです。
トップハンデ59キロを背負っていたので着差以上に健闘と言いたいところですが、58キロを背負った勝ち馬プログノーシスには5馬身差なので、例えプログノーシスと同斤量でも勝利は厳しかったでしょう。
もっとも、3着のヨーホーレイクが後に鳴尾記念を、4着ハヤヤッコが後にアルゼンチン共和国杯を、そして5着のアラタが今月行われた福島記念を制しているので、今振り返ると強い相手に2キロ重い斤量で2着は評価できます。
そして、前走天皇賞(春)は仕切り直しの一戦でしたが、直線では全く手応えなく15着に沈んでいます。
のちに熱中症の症状がみられたようで、状態がよくありませんでした。
本調子ならどのような走りができたか、気になるところです。
前走のインターナショナルステークスは果敢に先行集団に加わり、コーナーで早めに抜け出しを図るも、直線では他馬に抜かされて5着まででした。
初の海外競馬ということも影響したと思いますが、それでも自身の競馬はできたと思います。
今回は帰国後初となるレースです。
ポテンシャルや適性に関しては正直よく分からない部分がありますが、主戦のルメール騎手が秋華賞馬チェルヴィニアに騎乗するのは正直なところマイナスで、見限ったと捉えることもできます。
しかしながら、中距離でも一定以上のパフォーマンスを見せているので侮れません。
適性が読みづらいので重い印は打ちづらいものの、来てもおかしくない馬だと思うので買い目に余裕があれば抑えたい1頭です。
ブローザホーン
- 宝塚記念 (G1) 2024年
- 日経新春杯 (G2) 2024年
今年の宝塚記念を制したブローザホーンも参戦します。
もともと条件戦上がりの馬で、昨年の札幌日経オープンでは強い競馬を見せていた晩成型の馬です。
今年に入ってからはさらに調子を引き上げ、日経新春杯では年下の馬相手に勝利し、天皇賞(春)も大外ぶん回しで荒い競馬ながらも直線では1頭手応え良く脚を伸ばして2着入りしています。
そして、前走宝塚記念では外枠発走ということで最後方からの競馬となりました。
向こう正面では同じ位置にいたドウデュースの外で脚を溜めつつ坂の上りでにわかに動き、残り800mの標識辺りで他馬の外目から動き、ここでも外に回しながら馬場の良いところを確保し、上がり最速の末脚を使って勝利しました。
向こう正面では意図してか無意識化はは分かりませんが、ドウデュースの横で競馬することが結果的に蓋する形となり、武豊騎手がやりたかった早めの抜け出しのブロックに施工しました。
そのうえで、大外に回したことでスムーズに馬場の外目に持っていくことができたので騎乗も良かったです。
ところが、始動戦となった前走の京都大賞典は後方から脚を伸ばしたものの全く脚を伸ばせず最下位でした。
騎乗した菅原騎手曰く、「追い切りでも動かなかった」ようなので、状態面が問題あったかもしれません。
ここは仕切り直しの一戦となりますが、まずは状態の立て直しが一番大切です。
状態さえよければ距離も問題なさそうですし、直線の長い東京ともかみ合いそうです。
何気に東京競馬場は新馬戦以来となりますが、グランプリホースとしての威光を証明できるか注目したいです。
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ジャパンカップ2024の騎手予想
更新後に追記いたします。
ジャパンカップ2024追い切り評価
金曜日に更新予定になります。
以上になります。
ジャパンカップの予想の参考にしてみてください!