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【ジャパンカップ2024追い切り評価/全頭診断】ドウデュースを上回る最高評価「S」はアノ馬!

京都2歳ステークス2024追い切り評価記事のサムネイル画像

ジャパンカップ2024追い切り評価/全頭診断になります。
当記事ではジャパンカップの追い切り映像や調教タイムから評価、コメントしています。

11月20日の馬場状態

美浦
この日の美浦ウッドは稍重馬場でした。
ウッドの1番時計はフォラブリューテが記録した6F80秒9です。
ただ、70秒台の馬は1頭もいないので、いつもの高速馬場といった感じなく、平均~やや速い馬場といったところです。

栗東
この日の栗東は坂路、ウッド、ポリトラックすべてが良馬場でした。
坂路の1番時計はエエヤンが記録した4F51秒8でそこまで時計は出ていません。
ウッドの1番時計はクラウンプライドが記録した6F76秒4でした。
クラウンプライドの時計は少し速すぎますが、ほかの馬を見ても6F78~79秒台を出した馬が複数いたので高速馬場傾向にあります。
ポリトラックに関しては調教した馬の数が少ないので評価しづらいですが、ドウデュースの時計を見る限りいつも通りの高速馬場という感じがします。

目次(読みたい項目をタップ)

ジャパンカップ2024追い切り評価/全頭診断コメント

ジャパンカップ2024の出走馬全頭の追い切り評価や調教タイムをまとめましたで予想の参考にお役立てください。

評価は上からS→A→B→C→D→E(測定不能)の6段階になります。

(調教欄の〇数字はスタートからゴールまでのハロンを表しています。)

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オーギュストロダン

オーギュストロダン 11月20日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切東京芝(良)⑦98.367.854.140.213.2馬なり
前走最終海外出走

ディープインパクトのラストクロップであるアイルランドのオーギュストロダンは東京競馬場の芝コースで単走を行いました。

助手が騎乗して馬場の真ん中から馬なりで7F98秒3-上がり1F13秒2の時計で軽く調整を行っています。

オーギュストロダンは14日に成田国際空港に到着し、同日20時過ぎに東京競馬場の国際厩舎に到着したようです。

中間追い切りは19日に東京ダートコースで単走、馬なりで行っているのが確認できました。

最終追い切りは東京競馬場の芝コースで軽く調整されています。

外国馬ということで過去の時計と比較できませんが、時計自体は控えめです。

道中は少し首を右に向ける場面もあって慣れない環境を確かめる場面もありましたが、脚取りは軽快でしたし、黒光りする馬体は父ディープインパクトを彷彿させました。

はじめての日本の馬場でも軽快に動けているので、トラックバイアスも合うかもしれません。

追い切り時計は目立ちませんが、馬体もシャープにまとまっていたので、馬場がかみ合えばベストを尽くせそうでした。

カラテ

カラテ 11月20日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  51.337.312.5一杯
1週前栗東坂路(良)  50.836.912.5一杯
前走最終栗東坂路(良)  52.638.512.6馬なり

最年長のカラテは栗東坂路でスマートルシーダ(牡6、2勝クラス)と併せ馬を行いました。

前走に引き続きコンビを組む杉原騎手が追い切りに騎乗し、馬なりで僚馬を2馬身追走する形で一杯に追われ、4F51秒3-上がり1F12秒5の時計で同時併入しています。
※僚馬(りょうば):同じ厩舎に所属する馬のこと

1週前の14日は栗東坂路で京阪杯(G3)に出走登録しているモズメイメイ(牝4、オープン)と併せ馬を行いました。

このときは松若騎手が追い切りに騎乗し、僚馬よりも2馬身先行する形で一杯に追い、4F50秒8-上がり1F12秒5の時計で登坂し、僚馬と同時併入しています。

僚馬の外目から追い切りを行いましたが、8歳馬にしては若々しく、一杯に追われたこともあって脚取りも早いです。

ただ、追われてからの反応はそこまで目立ちませんし、終いも2F11秒9-1F12秒5で減速、馬なりで追われたモズメイメイには併入されています。

全体時計は優秀でしたが、8歳という年齢も影響しているのか、反応がズブくなっている点は気になりました。

強く追ったことで最終追い切りまでにどれだけ良化しているか注目したいです。

その最終追い切りは併せ馬を置いて引き続き一杯に追われましたが、1週前に強く追ったことで感覚を取り戻したのか、力強い走りを見せています。

脚さばきも速いですし、踏み込みも強く、前脚の動きも良いでしょう。

ただ、終いは2F12秒1から1F12秒5と減速しているように、少し早い段階でバテ気味となっています。

最後まで加速ラップを刻めたらなお良かったのですが、1週前に一杯に追ったことで良化しているのは間違いないでしょう。

2週続けて一杯に追ったことでレース当日にさらなる一変が見られるかもしれません。

ゴリアット

ゴリアット 11月20日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切東京芝(良)⑦90.662.950.037.312.2馬なり
前走最終海外出走

フランスの刺客ゴリアットは東京競馬場の芝コースで帯同馬ルノマド(セ6)と併せました。

今回もコンビを組むスミヨン騎手が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中から馬なりで僚馬を4馬身追走し、7F90秒6-上がり1F12秒2の時計で半馬身先着しています。

今回はフランスからの参戦となりますが、14日の18時過ぎに成田国際空港に到着し、同日21時半ごろに東京競馬場の国際厩舎に到着しています。

到着してからの追い切り映像は最終追い切りを除いて確認できませんでしたが、19日には東京競馬場のダートコースで軽めの調教を行っていました。

最終追い切りは東京競馬場の芝コースで行われましたが、欧州馬らしいパワフルな馬体は健在です。

道中の立ち回りもスムーズで、直線では2度ほど手前を替えていましたが、先に活かせたルノマドにぐいぐい接近して楽にかわして先着しました。

少し前脚は固そうにも見えましたが、時計は馬なりで調教したオーギュストロダンよりも出ていて活気が感じられます。

日本の馬場がどこまで合うかは分かりませんが、長い輸送も問題なくクリアできていますし、この馬なりに出し切れそうでした。

ジャスティンパレス

ジャスティンパレス 11月20日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  54.639.812.6馬なり
1週前栗東坂路(良)  51.637.612.5馬なり
前走最終栗東坂路(良)  52.837.812.3馬なり

昨年の天皇賞(春)(G1)を制したジャスティンパレスは栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗して馬なりで4F54秒6-上がり1F12秒6の時計で軽くまとめています。

1週前の13日には栗東坂路でカナウ(牡4、2勝クラス)と併せました。

3年前のホープフルステークス(G1)以来の騎乗となるC.デムーロ騎手が追い切りに騎乗し、馬なりで僚馬を3~4馬身追走し、4F51秒6-上がり1F12秒5の自己ベストでクビ差先着しています。

道中はアタマを少し低めにしながらも、前方に集中した走りを見せています。

軸も安定していますし、馬なりながらもリズムよく動けていました。

終いは2F12秒0-1F12秒5で減速していますが、全体時計51秒6はジャスティンパレスの自己ベストです。

ジャスティンパレスはもともと坂路で時計を出すタイプではありませんでしたが馬なりでも自己ベストを叩き出していることから、前走天皇賞(秋)を使って良化しているかもしれません。

最終追い切りは坂路で単走、引き続き馬なりで調整されましたが、少し頭の動作がオーバーかもしれません。

しかしながら、終始右手前ながら一定のリズムで動くことができており、安定感はありそうです。

最終追い切りはまずまずでしたが、軽めの調整という意味では悪くないでしょう。

それよりも、1週前追い切りが思った以上に良かったのが印象的でした。

芝2,400mの舞台はジャスティンパレスと合いそうなので、レース本番でも好走に期待したいです。

シュトルーヴェ

シュトルーヴェ 11月20日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(稍重)83.567.052.037.612.3馬なり
1週前美浦南W(良)82.565.550.536.111.2一杯
前走最終美浦坂路(重)  54.839.712.6馬なり

G2競走を2勝しているシュトルーヴェは美浦のウッドチップコースでジャパンカップに出走するダノンベルーガ(牡5、オープン)と2頭併せを行いました。

助手が騎乗して馬場の外目から馬なりで僚馬より2馬身先行し、6F83秒5-上がり1F12秒3の時計で2馬身先着しています。

1週前の14日には美浦ウッドでルクソールカフェ(牡2、未勝利)ともう1頭の馬(名称不明)と3頭併せを行いました。

このときも助手が騎乗し、外ラチ沿いからルクソールカフェより3馬身先行する形で一杯に追われて6F82秒5-上がり1F11秒2の時計でルクソールカフェと同時併入しています。

3頭併せの一番外から立ち回りましたが、休み明けで成長したのか、馬体は大きく見えました。しかしながら、コーナリングを器用に行っているように競馬センスは健在です。

直線に入って促されてからの反応もよく、終い2F11秒7-1F11秒2で最後まで加速ラップを刻めたのも良いでしょう。

一杯に追ったことで最終追い切りまでにどれだけ良化しているか楽しみです。

その最終追い切りは僚馬ダノンベルーガと2頭併せで調整されました。

ダノンベルーガの先を行く形で追い切りを行っていますが、長い四肢を使った走りは健在ですし、首の使い方も良いでしょう。

直線に入ってからは一度ダノンと差が縮まりましたが、そこからは楽な手ごたえで伸びています。

リラックスした走りでしたが、気持ちよさそうに追えており、状態も良さそうでした。

ダノンベルーガにも先着できていますし、道中の脚取りも軽いため、高速馬場と思われる現在の東京芝コースともかみ合いそうです。

相手は強力なので一筋縄ではいきませんが、追い切り自体はとても良かったです。

シンエンペラー

シンエンペラー 11月20日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  52.837.912.4馬なり
1週前栗東CW(良)81.266.652.137.111.0一杯
前走最終海外出走

海外遠征から帰ってきたシンエンペラーは栗東坂路でビダーヤ(牡3、1勝クラス)と併せました。

主戦の坂井騎手が追い切りに騎乗し、馬なりで僚馬を4馬身追走して4F52秒8-上がり1F12秒4の時計で同時併入しています。

1週前の13日は栗東のウッドチップコースでカフジオクタゴン(牡5、オープンともう1頭の馬(名称不明)と3頭併せを行いました。

このときも坂井騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目からカフジオクタゴンを3馬身追走する形で一杯に追い、6F81秒2-上がり1F11秒0の時計で2馬身先着しています。

3頭併せのもっとも内側から立ち回りましたが、コーナーワークでは少し頭が高くてややかかっているように見えました。

直線の動きに関しては、2頭の僚馬と馬体が重なっていて分かりにくいものの、終盤は突き抜けています。

突き抜けた際は大きなストライドで動けていますし、終いの伸びも2F11秒7-1F11秒0で立派でした。

コーナーの立ち回りは少し難しそうでしたが、終いの動きは秀逸で、海外帰りの反動もなさそうです。

最終追い切りは坂路で併せ馬を置いて軽く調整を行っていますが、少し頭は高いものの、前脚の歩幅を最小限にしながら、空気抵抗なく動けています。

体幹も安定していますし、手前替えもスムーズで、走りに無駄がありませんでした。

最終追い切りはソフトな仕上げだったので時計は目立ちませんが、動きは無駄がなかったですし、時計以上の水準に仕上がっていたので好走にも期待したいです。

スターズオンアース

スターズオンアース 11月20日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(稍重) 65.850.736.411.7馬なり
1週前美浦南W(良)81.365.150.636.611.3馬なり
前走最終海外出走

一昨年の牝馬二冠馬且つ、昨年のジャパンカップで3着入りしたスターズオンアースは美浦のウッドチップコースでリプレゼント(牡4、1勝クラス)と併せました。

助手が騎乗し、馬場の3分どころから馬なりで僚馬を3馬身半追走し、5F65秒8-上がり1F11秒7の時計で同時併入しています。

1週前の14日には美浦ウッドでサルサロッサ(牝5、1勝クラス)とリプレゼントと3頭併せを行いました。

このときは川田騎手が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中から馬なりでリプレゼントを5馬身追走し、6F81秒3-上がり1F11秒3の時計で2馬身半先着しました。

今回は前走から約8か月ぶり、しかも海外帰り緒戦となりますが、コーナーワークの段階から推進力のある動きを見せており、センスの高い動きを見せています。

直線に入って手前を替えてからも2頭の僚馬を寄せ付けない動きで楽にゴールし、G1馬らしいポテンシャルの高い動きができました。

併せ馬を置いて馬場の真ん中を立ち回ったとはいえ6F81秒3の時計は自己2番目に速いですし、休み明けも問題なさそうです。

最終追い切りも美浦ウッドで併せ馬を置いて軽く調整を行いましたが、ここでも器用な立ち回りを見せていました。

併せたリプレゼントが一杯に追われたこともあって最後は詰め寄られていますが、余裕ある動きながら3F12秒9-2F11秒8-1F11秒7で動けているように、追えばいつでも差し脚を引き出せそうです。

久々でも気分よく立ち回っていましたし、馬なりながらもポテンシャルの片鱗が感じられる動きを見せていたので、レース本番でも力を引き出せるでしょう。

ソールオリエンス

ソールオリエンス 11月20日(水) 評価S
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(稍重) 69.153.037.711.2馬なり
1週前美浦南W(良)80.465.050.436.611.3馬なり
前走最終美浦南W(良)81.966.751.837.111.3馬なり

昨年の皐月賞馬であるソールオリエンスは美浦のウッドチップコースでジオセントリック(牡3、2勝クラス)と併せました。

嶋田騎手が追い切りに騎乗(レース当日は横山武史騎手が騎乗)し、外ラチ沿いから馬なりで僚馬より1馬身先行し、5F69秒1-上がり1F11秒2の時計で同時併入しています。

1週前の13日にはショーマンフリート(牡3、3勝クラス)と併せています。

このときも嶋田騎手が騎乗し、馬場の外目から馬なりで僚馬を6馬身追走し、6F80秒4-上がり1F11秒3の好時計で1馬身先着しました。

1週前追い切りでは僚馬を追走する形で行われましたが、フォームがとても良いです。

少し頭を引きながらもシャープな立ち回りを見せていますし、手前を替えてからもスムーズに加速して僚馬に先着することができました。

馬なりながらも全体時計80秒4も自己2番目に速いですし、馬場の外目を立ち回りながら終い2F12秒0-1F11秒3で加速できたのも良いでしょう。

最終追い切りも美浦ウッドで併せ馬を置いて軽く調整しましたが、脚取りは軽くて相変わらず調子は良さそうです。

直線に入って手前を替えてからもじりじり脚を伸ばして終い3F12秒9-2F11秒9-1F11秒2と最後まで脚色を落とすことなくゴールしました。

馬なりでもソールオリエンスらしい走りができていたのは高く評価したいです。

今年のジャパンカップは全体的に好仕上がりの馬が多いですが、その中でも特に好内容でした。

高速馬場傾向になりやすい東京コースで出し切れるかは分かりませんが、追い切り自体は見栄えしていたので巻き返しに注目したいです。

ダノンベルーガ

ダノンベルーガ 11月20日(水) 評価C
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(稍重)83.566.952.037.712.4一杯
1週前美浦南W(良)83.566.751.636.311.2強め
前走最終美浦南W(良)83.566.951.937.011.5馬なり

ダノンベルーガは美浦のウッドチップコースで同厩且つジャパンカップに出走するシュトルーヴェ(セ5、オープン)と2頭併せを行いました。

助手が騎乗して馬場の外目から僚馬を2馬身追走する形で一杯に追い、6F83秒5-上がり1F12秒4の時計を記録しましたが、僚馬より2馬身遅れています。

1週前の14日は美浦ウッドでエスコバル(セ6、3勝クラス)ともう1頭の馬(名称不明)と3頭併せを行いました。

このときも助手が騎乗し、馬場の外目からエスコバルより2馬身先行する形で強めに追われて6F83秒5-上がり1F11秒2の時計で同時併入しています。

3頭併せの外側から追い切りを行いましたが、前走天皇賞(秋)(G1)を使ったことで、脚さばき自体は軽快です。

コーナーでは少し下を向きながら動いていましたが四肢の使い方は良いでしょう。

直線に入ってからは内を回っていたエスコバルに追いつかれましたが、手前を替えて強めに追われてからはペースを引き上げ、終い2F11秒5-1F11秒2の好時計でまとめることができました。

瞬間的なキレはダノンベルーガの強みなので、1週前追い切りでダノンベルーガらしい動きが確認できたのは良かったです。

ところが、最終追い切りは意外と目立ちませんでした。

ここではシュトルーヴェを追走する形で一杯に追われましたが、コーナーワークで促されてからもあまり反応は良くありません。

直線に入ってからもシュトルーヴェのほうが手ごたえはよく、結果的に遅れを取ってしまいました。

時計自体も目立ちませんが、それ以上にシュトルーヴェは馬なりにも関わらず一杯に追って届かなかったのは減点材料です。

1週前追い切りは良かったのですが、この1週間で何かあったのか、最終追い切りは正直良くありませんでした。

なんとか1週前までの状態を取り戻したいです。

チェルヴィニア

チェルヴィニア 11月20日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(稍重)83.867.952.838.211.7馬なり
1週前美浦南W(良)⑦94.865.752.038.111.7馬なり
前走最終美浦南W(不良)83.667.853.038.111.7馬なり

今年のオークスと秋華賞(どちらもG1)を制したチェルヴィニアは美浦のウッドチップコースでベランジェール(牝3、1勝クラス)ともう1頭の馬(名称不明)と3頭併せを行いました。

助手が騎乗して馬場の3分どころから馬なりでベランジェールを3馬身追走し、6F83秒8-上がり1F11秒7の時計で同時併入しています。

1週前の13日にも美浦ウッドで調整され、このときはウィンターベル(牡2、1勝クラス)と2頭併せを行いました。

ここでも助手が騎乗し、馬場の3分どころから馬なりで僚馬より1馬身半先行し、7F94秒8-6F79秒8-1F11秒7の時計で同時併入しています。

道中は少し視線を下方向に向けながらの追い切りでしたが、直線では全身を大きく使って走破しているように、チェルヴィニアらしい走りはできています。

馬なりということでパワフルな動きというわけではありませんが、それでも終いは2F12秒6-1F11秒7でまとめているように、状態は依然良好そうです。

最終追い切りは3頭併せの真ん中から立ち回りました。

3歳馬ということで少し若さも見られますが、直線では2頭に挟まれながらも脚色を落とすことなく走破しており、精神面の強さも感じられます。

今回は2週続けて馬なり、馬場の内側を立ち回ったとはいえ時計は目立ちませんでしたが、前走秋華賞とは時計・動きともに差のない内容となっています。

チェルヴィニアにとっては強い追い切りは必要ないのでしょう。

秋華賞と同じくらいの仕上がりなので引き続きパフォーマンスの高い競馬に期待できそうです。

ドウデュース

ドウデュース 11月20日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東PT(良) 69.153.339.511.7馬なり
1週前栗東CW(良)⑦97.865.750.735.710.9末強め
前走最終栗東PT(良)81.165.050.537.311.2馬なり

4年連続G1レースを勝利しているダービー馬のドウデュースは栗東のポリトラックコースでベトルス(牡3、1勝クラス)と併せました。

助手が騎乗して馬場の外目から馬なりで僚馬を1馬身追走し、5F69秒1-上がり1F11秒7の時計で同時併入しています。

1週前の13日には栗東ウッドでサトノグランツ(牡4、オープン)レッドラディエンス(牡5、オープン)と重賞馬同士で3頭併せを行いました。

このときは主戦の武豊騎手が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中からサトノグランツを8~9馬身追走する形で末強めに追い、7F97秒8-6F80秒9-1F10秒9の時計でサトノグランツに1馬身半先着しています。

3頭併せの最内から立ち回りましたが、四肢の動きは序盤から早く、直線に入って手前を替えてからはぐいぐいと加速し、終い1F10秒9の好時計でまとめています。

直線の追い切りフォームも極力低い姿勢で鋭く伸びており、ダイナミックで実に追込馬らしい動きを見せていました。

筋肉量も浮き上がっており馬体も充実していましたし、いまが一番充実期かもしれません。

最終追い切りは前走同様ポリトラックで調整されました。

1週前に負荷を掛けたので軽くならす程度でしたが、前脚で地面を掻き込むような動きは健在でしたし、直線でも僚馬に馬体を寄せながら、最後まで脚を伸ばしています。

ただ、時計自体は前走天皇賞(秋)(G1)の最終追い切りのほうが出ていました。

道中の動きも、前走最終追い切り時は楽な手ごたえながらも前方に集中しているのに対し、今回は少し僚馬を意識している感じがしました。

個人的には天皇賞(秋)のほうが最終追い切りは好内容だと思います。

それでも、今回の1週前追い切りは重賞馬を赤子扱いする走りでしたし、いつもどおりのローテーションで追い切りを消化しているのも良いでしょう。

出来栄えに関しては前走天皇賞(秋)のほうが良い感じもしますが、それでも十分な仕上がりです。

ドゥレッツァ

ドゥレッツァ 11月20日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(稍重)82.666.651.336.711.2G前仕掛け
1週前美浦南W(良)82.365.951.236.611.4一杯
前走最終海外出走

昨年の菊花賞馬であるドゥレッツァは美浦のウッドチップコースで単走を行いました。

助手が騎乗し、馬場の外目からゴール前で仕掛けられて6F82秒6-上がり1F11秒2の時計でまとめました。

1週前の13日には美浦ウッドでレッドアヴァンティ(牡5、3勝クラス)と2頭併せを行っていました。

このときも助手が騎乗し、馬場の外目から僚馬を7~8馬身追走する形で一杯に追い、6F82秒3-上がり1F11秒4の時計で僚馬に半馬身先着しています。

序盤から積極的な動きを見せており、助手が手綱を抑えていましたが、それでも前に行こうとしているので気合は乗っています。

走法フォームも綺麗ですし、さすがはG1馬といったところでしょうか。

直線に入って促されてからの反応も良く、終いも2F11秒9から1F11秒4の加速ラップでまとめており、なかなかいい追い切りができていました。

最終追い切りはウッドで単走、ゴール前で促される形でしたがここでも序盤から前向きな動きができており、レースに対する意欲が感じられます。

直線に入ってスムーズに手前を替えてからもじりじりと脚を伸ばし、終い1F11秒2の好時計でまとめることができました。

陣営の思惑通りの追い切りができたのではないでしょうか。

ドゥレッツァは3か月ぶりのレース兼海外帰り緒戦となりますが、2週続けて好内容の追い切りができていました。

久々でも力を引き出せる条件に仕上がっていますし、侮れない存在となりそうです。

ファンタスティックムーン

ファンタスティックムーン 11月21日(木) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切東京ダート(重)15.514.815.014.313.9向正面なり
前走最終海外出走
※最終追い切りタイムは1Fごとのラップタイムをまとめています。

ドイツから参戦するファンタスティックムーンは21日に東京競馬場のダートコースで単走を行いました。

主戦のピーヒュレク騎手が追い切りに騎乗し。向正面なりで追い、1Fあたり13秒台後半から15秒台半ばの時計でキャンターを行っています。

外国馬ということで他の調教時計と比較しづらく、また、今回はほとんど時計も出していないのでポテンシャルは正直なところ未知数です。

ただし、馬体はドイツの馬らしく筋肉もりもりでパワーはありそうでした。

高速馬場傾向の東京コースで合うかどうかはやってみないと分かりませんが、馬体を見る限り状態は良いと思われます。

ブローザホーン

ブローザホーン 11月20日(水) 評価C
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  56.340.813.0馬なり
1週前栗東坂路(良)  55.139.613.1末強め
前走最終栗東坂路(良)  56.341.413.4馬なり

今年の宝塚記念(G1)を制したブローザホーンは栗東坂路でロードアウォード(セ4、オープン)と併せました。

主戦となった菅原騎手が追い切りに騎乗し、馬なりで僚馬を1馬身追走し、全体時計56秒3-上がり1F13秒0の時計でまとめましたが僚馬にクビ差遅れています。

1週前の13日も栗東坂路でロードアウォードと併せました。

このときは助手が騎乗し、僚馬を2馬身追走する形で末強めに追われ、全体時計55秒1-上がり1F13秒1の時計を記録しましたが、ここでも僚馬にクビ差遅れました。

序盤から中盤に掛けては安定した動きで追えており、後ろ脚のキックバックを見ても分かるように力のこもった動きができています。

ところが、末強めに促されてからも伸びを欠いており、終い1F13秒1で登坂していました。

ブローザホーンはもともと追い切りで時計を出すタイプではありませんが、それでも末強めで終い1F13秒1は良くありません。

負荷を掛けたことで最終追い切りまでに何らかの変化を見せてほしいです。

最終追い切りは菅原騎手騎乗の元、坂路で馬なり追いを行いましたが、1週前と比較するといまいち気持ちが乗っていません。

淡々と坂路を駆けあがっていますが、どこかもっさりしているような動きでした。

時計も目立たないのはもともとですが、それにしてもパッとしませんでした。

2週続けて馬なりで追われたロードアウォードに遅れを取っているのも減点材料です。

もしかしたら、エピファネイア産駒特有の早熟が来ているのかもしれません。

もともと追い切り映えするタイプではないですが、その点を考慮しても好仕上がりに程遠い内容でした。

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ジャパンカップ2024追い切り評価ランキング

評価馬名
ソールオリエンス
ジャスティンパレス
シュトルーヴェ
シンエンペラー
スターズオンアース
チェルヴィニア
ドウデュース
ドゥレッツァ
オーギュストロダン
カラテ
ゴリアット
ファンタスティックムーン
ダノンベルーガ
ブローザホーン
 
E(測定不能) 
同評価内は50音順になります。

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ジャパンカップ2024の最終予想

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