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【東京大賞典2023追い切り評価/全頭診断】ミックファイアを上回るトップ評価「A」はアノ馬!

東京大賞典2023追い切り評価記事のサムネイル画像

東京大賞典2023追い切り評価/全頭診断になります。
当記事では東京大賞典の追い切り映像や調教タイムから評価、コメントしています。

12月24日の馬場状態

美浦
この日の美浦は坂路、ウッドともに良馬場です。
坂路の1番時計はカプリアズーラの52秒0。上がり最速はピュアキアンの11秒8でした。
ウッドチップはサンカルパの6ハロン77秒8が最速。2番時計がタリフラインの81秒9でそれ以降は82秒台を切ることができませんでした。
このため、坂路、ウッドともに時計はかかっています。

栗東
この日の栗東も坂路、ウッドチップともに良馬場です。
坂路の1番時計はフィデルの51秒0で、それ以外の馬は52秒よりも時計は遅いです。
ウッドチップの最速はスーサンアッシャーの6ハロン77秒4ですが、70秒台は1頭のみ、81秒台を切ったのも1頭なので美浦と同じく栗東の坂路、ウッドも時計はかかっています。

目次(読みたい項目をタップ)

東京大賞典2023追い切り評価/全頭診断コメント

東京大賞典2023の出走馬全頭の追い切り評価や調教タイムをまとめましたで予想の参考にお役立てください。

評価は上からS→A→B→C→Dの5段階になります。

(調教欄の〇数字はスタートからゴールまでのハロンを表しています。)

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ウィルソンテソーロ

ウィルソンテソーロ 12月24日(日) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦坂路(良)  56.741.012.3強め
1週前美浦坂路(良)  53.538.912.4馬なり
前走最終美浦坂路(良)  55.140.512.4末強め

前走のチャンピオンズカップ(G1)で12番人気ながらも2着入りしたウィルソンテソーロは美浦の坂路で最終調整を行いました。

レース当日も騎乗する原騎手を背に、外ラチ沿いから強めに追われて全体時計56秒7-上がり1ハロン12秒3で走破しています。

1週前は武士沢騎手が坂路で騎乗し、キーチズカンパニー(牡4、1勝クラス)と2頭併せを行いました。

このときは僚馬を0.5秒追走する形で馬なり追いを行い、僚馬の内側から馬なりで追われて全体時計53秒5-上がり1ハロン12秒4で同時併入しました。
※僚馬:りょうば(同じ厩舎に所属する馬のこと)

1週前の追い切りでは2頭併せを行っていますが、ウィルソンテソーロもキーチズカンパニーも馬なりです。

その中で、僚馬よりもコースロスの少ない内から動いて最後の直線では先に抜け出したにもかかわらず、最後は同時併入しているのは少し気になります。

しかしながら前走チャンピオンズカップにおける最終追い切り時が末強めで今回は馬なりでしたが、今回のほうが時計は出ていて、その点は評価したいですし、間隔を詰めていることでレース勘は衰えていませんでした。

そして、最終追い切りは強めで追われました。

動き自体は20日や前走最終時とそこまで変わらず、ウィルソンテソーロらしい走りが出ています。

しかし、強めに追われた割に時計は出ていません。

24日の美浦坂路は全体的に時計がかかっていましたが、そこを差し引いても、強めでこの時計は少し気になるところです。

もっとも、前走最終時が末強めで12秒4、今回は全体的に強めで12秒3なので実際のところは数値以上に悪くない可能性もあります。

時計基準に判断すると評価が難しいところですが、走法自体は好調時と差し支えない内容でしたので状態面は維持していると思いました。

ウシュバテソーロ

ウシュバテソーロ 12月24日(日) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(良)84.567.852.537.511.6直一杯
前走最終海外競馬出走

今年のドバイワールドカップ(G1)の覇者であるウシュバテソーロは美浦のウッドチップコースにて、ホウオウラスカーズ(牝5、3勝クラス)と併せ馬を行いました。

助手が騎乗し、僚馬から10馬身近く先行しつつ、馬場の真ん中から直線一杯に追われています。

時計は6ハロン84秒5-上がり1ハロン11秒6で、最後は同時併入していました。

映像はありませんが13日はウッドチップで馬なり、20日もウッドチップで末強めに追って4ハロン56秒1-上がり1ハロン11秒6でゴールしています。

最終追い切りではこれまで以上にピッチの利いた走りを見せています。

海外帰り緒戦ですが直線でも力強い走りができていました。

ちなみに、昨年の東京大賞典における最終追い切りが一杯に追われて6ハロン83秒6-上がり1ハロン11秒8です。

全体時計は昨年のほうが優秀ですが、上がり1ハロンは今回のほうが出ていました。

また、今年の最終追い切り時の馬場は全体的に時計がかかっていたので、今回の追い切り時計は及第点といえるでしょう。

昨年と比較すると若干年齢的な衰えも感じられましたが、気持ちは前向きでしたし本番に向けても良化しつつあるように感じました。

キングズソード

キングズソード 12月25日(月) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(良)90.073.656.939.911.8末一杯
1週前栗東CW(良)81.366.351.637.311.7一杯
前走最終栗東CW(良)90.370.554.238.111.7一杯

今年のJBCクラシック(Jpn1)を制したキングズソードは栗東のウッドチップで単走を行いました。

寺島調教師自ら手綱を握り、外ラチ沿いから末一杯に追われて6ハロン90秒0-上がり1ハロンは11秒8でした。

1週前の21日はダノンフューチャー(牡4、1勝クラス)と2頭併せを行っています。

このときは僚馬を12~13馬身後方から追走する形で馬場の外側から一杯に追われて6ハロン81秒3-上がり1ハロン11秒7で2馬身半先着しました。

1週前追い切りでは早い段階から頭を低くしつつ、この馬らしい綺麗なフォームで駆け抜けています。

6ハロン81秒3はこれまでで2番目に速い時計ですし、終い2ハロン11秒8-1ハロン11秒7で、11秒台の時計でまとめきったのもよかったです。

しかし、最終追い切りは時計を出していません。

この日のウッドチップは比較的時計のかかりやすい馬場でしたが、それでも一杯の割には少し出ていなさすぎるのは気になりました。

おそらく、1週前に負荷をかけ続けたため疲れが残っているかもしれません。

フォーム自体は前走最終時や21日とほとんど差がなく、良い動きを見せていたのでレース本番までに蓄積疲労が抜けていることを祈りたいです。

グロリアムンディ

グロリアムンディ 12月25日(月) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(良)84.669.254.339.012.1強め
1週前栗東CW(良)⑦95.864.950.936.912.0一杯
前走最終栗東CW(良)⑦97.666.051.837.112.0一杯

前走チャンピオンズカップ(G1)から巻き返したいグロリアムンディは栗東のウッドチップで単走を行いました。

助手が騎乗し、馬場の真ん中から強めに追われて6ハロン84秒6-上がり1ハロン12秒1で駆け抜けています。

1週前の20日には小崎騎手(レース当日はマーカンド騎手が騎乗)し、エメラルドビーチ(牡3、1勝クラス)と2頭併せを行いました。

僚馬を4馬身追走する形で馬場の真ん中から一杯に追われ、7ハロン95秒8-上がり1ハロン12秒0の時計を出しましたが1馬身半ほど遅れています。

1週前追い切りでは前傾姿勢できびきびと動けています。

また、全体時計6ハロン79秒3の時計もこれまでのウッド追いで2番目に速い時計となっていました。

ただし、高いパフォーマンスで完勝した今年のダイオライト記念の前の追い切りが7ハロン94秒9-6ハロン78秒2-4ハロン50秒1-1ハロン11秒8なのでその時より時計は見劣っています。

また、今回の1週前追い切りではラスト2ハロン目が11秒5ですが、ラスト1ハロンは12秒0で失速し、僚馬に先を越されてしまいました。

このため、ダイオライト記念の時ほど仕上がってはいません。

そして、最終追い切りはこの馬のフォームで駆け抜けていますが、気迫に関してはダイオライト記念の時のほうが乗っていました。

状態面は決して悪くはありませんが、ダイオライト記念のころの状態を知っている身としては、まずまずの仕上がりと判断したいです。

テンカハル

テンカハル 12月24日(日) 評価C
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  55.640.412.9強め
1週前栗東CW(良)83.968.253.539.012.3一杯
前走最終栗東坂路(稍重)  56.740.712.7末強め

非重賞馬ながらも重賞で善戦しているテンカハルは栗東の坂路で単走を行いました。

助手が騎乗し、強めに追われて4ハロン55秒6-上がり1ハロンは12秒9です。

この最終追い切りはJRAレーシングビュアーやNAR(地方競馬協会)の公式YouTubeにも追い切りがなかったので時計で判断していますが、強めのわりには平凡です。

もっとも、この日の栗東坂路は時計がかかっていましたし、関東への輸送を考慮すれば無理はさせていません。

そして、映像が公開されている21日の追い切りではワイワイレジェンド(牡2、1勝クラス)と2頭併せを行っています。

僚馬から1馬身半ほど先行する形で馬場の真ん中から一杯に追い、6ハロン83秒9-上がり1ハロン12秒3の時計を出しましたが最後はクビ差遅れてしまいました。

もともと前駆の高い馬ですが、前走1週前のころと比較すると、今回はアタマも前駆も立っています。

また、格下のワイワイレジェンドが馬なりでテンカハルの外から追って先着を許しているのも減点材料でした。

テンカハルは一杯に叩いてもそこまで時計を出すタイプではありませんのでその点はそこまで気にしていませんが、走りの姿勢と格下相手に先着を許しているのは気になるところです。

前走と今回の追い切りを比較した限りでは、前走時のほうが良化している感じがしました。

ドゥラエレーデ

ドゥラエレーデ 12月25日(月) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(良) 70.954.738.311.6直強め
1週前栗東坂路(良)  62.042.312.1馬なり
前走最終栗東坂路(良)  53.638.412.4馬なり

今年のチャンピオンズカップ(G1)で3着入線したドゥラエレーデは栗東のウッドチップコースにて、単走を行いました。

助手が騎乗し、馬場の外目から直線強めに追われて5ハロン70秒9-上がり1ハロン11秒6でゴールしています。

21日は坂路で馬なりでした。

このときはレース当日も騎乗するムルザバエフ騎手が騎乗し、馬場の内から外にかけて斜行する形で駆け上がり、4ハロン62秒0-上がり1ハロン12秒1で軽めに流しています。

1週前の坂路はまるで時計を出していませんし、斜行していることからも操縦性に難のあるタイプです。

前走最終時も不安定な走りを見せており、坂路における追い切りはまるでよくありません。

そして、最終追い切りは栗東ウッドで強めに追っています。

NARの調教映像では最後の直線における動きしか公開されていませんでしたが、その映像を見た限りは身体全体を活かした走りを見せています。

踏み込みもまずまずといったところで、坂路で追った21日よりもいい動きを見せていました。

前走最終時よりはいい内容でした。

余談ですが、ドゥラエレーデは前走チャンピオンズカップの追い切りの際、折り合いが非常に難しそうなそぶりを見せたため、C評価をつけましたが、蓋を開ければ3着に入線しています。

追い切り内容以上に激走することもあるため、この馬に限れば追い切りの内容はあまり意識しなくてもよいかもしれません。

ノットゥルノ

ノットゥルノ 12月24日(日) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  53.238.712.1一杯
1週前栗東CW(良)  57.740.912.5馬なり
前走最終栗東坂路(良)  52.137.212.1馬なり

昨年の東京大賞典(G1)で2着に入線したノットゥルノは栗東坂路で、ホープフルステークス(G1)に出走するサンライズジパング(牡2、オープン)と2頭併せを行いました。

助手が騎乗し、外ラチ沿いから僚馬より1馬身先行する形で一杯に追われ、全体時計53秒2-上がり1ハロン12秒1の時計でクビ差先着しています。

最終追い切りは若干アタマが高い感じもしましたがまっすぐ走ることができていました。

胴から脚の動きを見ても、昨年のように淡々としたステップで駆け上がっています。

ちなみに、昨年の東京大賞典前の最終追い切り時計が栗東坂路で一杯に追われて、4ハロン53秒1-上がり1ハロン12秒2でした。

時計面だけ見たら昨年とそこまで変わりません。

前走チャンピオンズカップ(G1)のときほど時計は出していないものの、昨年の東京大賞典と同じくらいの条件でレースに挑めると思います。

マンガン

マンガン 12月25日(月) 評価C
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切船橋外(良) 65.351.037.8 一杯
前走最終船橋外(良) 65.851.038.1 一杯

船橋所属のマンガンは船橋競馬場で最終追い切りを行いました。

馬場の内側から一杯に追われて5ハロン65秒3-4ハロン51秒0-3ハロン37秒8の時計で走破しています。

これまでのマンガンの追い切り映像はほとんど見当たらなかったので評価が難しいところですが、前走勝島王冠の時と比較すると、1戦使ったことで良化の気配が感じられました。

ただ、おなか回りは太い感じがしますし、サラブレットの理想的な体系とは程遠いです。

前走時よりはいい状態かもしれませんが、それ以上に相手関係は強化されています。

そのため、上位争いは容易ではないでしょう。

ミックファイア

ミックファイア 12月24日(日) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切大井外(良) 65.852.338.3 強め
前走最終大井外(良) 63.049.836.711.4馬なり

史上2頭目となる無敗の南関三冠を成し遂げたミックファイアは大井競馬場でサトノワールド(B2)と2頭併せを行いました。

助手が騎乗し、僚馬を7馬身ほど追走する形で強めに追い、残り4ハロンの標識で並びかけつつコーナーは並走。

直線で軽く促されるとグンと加速して4馬身差でゴールしています。

最終追い切りは2頭併せを行っていますが、ラスト1ハロンからは楽々追い出して先着しており、さすが南関三冠を達成しただけの実力馬だと実感させられます

しかし、時計に関しては馬なりで追われた前走最終時のほうが優秀でした。

また、ジャパンダートダービーのときの最終追い切りが今回と同じく強めに追われていますが、迫力と気合の乗った動きを行っていて、メンタル的な積極さも感じられました。

今回の追い切りは僚馬に対しては楽に先着しているものの、過去の時計と比較すると目立ちません。

また、休み明けの影響もあるのか、気合乗りもそこまで足りていない感じがします。

現時点でも悪くない追い切りでしたが、良い時期と比較すると少し物足りない内容でした。

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東京大賞典2023追い切り評価ランキング

評価馬名
 
ノットゥルノ
ウィルソンテソーロ
ウシュバテソーロ
キングズソード
グロリアムンディ
ドゥラエレーデ
ミックファイア
テンカハル
マンガン
 
同評価内は50音順になります。

東京大賞典2023追い切り映像

東京大賞典2023の追い切り映像はJRA公式ホームページのこちらで無料公開されています。

調教VTR|2023年 東京大賞典 GI|NAR公式

東京大賞典2023の最終予想

東京大賞典2023の最終予想はこちらの記事で発表するので、合わせてお読みください。

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