【大阪杯2024予想】本命におすすめしたい3頭+人気落ちで狙いたい穴馬2頭はこちら!
大阪杯2024のおすすめの有力馬3頭、穴馬2頭を紹介しています。
過去10年のデータ分析と傾向、コースの特徴や競走馬の血統、追い切りから予想していきます!
大阪杯2024の予想ポイント
- 関西馬が圧倒的に強い【10-9-9-73】
- 馬券の中心は4~5歳馬、6歳以上の勝利はない
- 1番人気は1着軸より相手候補向き、2番人気はアタマ向き
- 7人気以下でも阪神で実績がある馬は馬券に絡む
- 1枠~2枠は評価を下げたい
大阪杯2024予想の最終買い目
大阪杯が開催される日曜日の阪神競馬場界隈は晴れのち曇りの予報が出ていました。
前日土曜日も晴れで気温は20度近くまで上昇したため、金曜までの雨の影響もだいぶ乾いており、土曜日の芝レースはすべて良馬場で行われています。
土曜日の芝レースにおける馬場傾向を見てみますと、レースにもよりますが、全体的には平均より時計は出ていました。
日曜日はより馬場回復に期待できるうえ、先週からBコースに変更ということで内ラチの痛みも和らいだと思います。
うましるでは晴れの良馬場、時計の出やすい馬場を想定しながらレース予想をまとめました。
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◎本命 11 ベラジオオペラ
父 | ロードカナロア |
母 | エアルーティーン |
母父 | ハービンジャー |
主な勝ち鞍 | スプリングS(G2) 2023年 |
前走 | 京都記念(G2) 2着 |
本命はベラジオオペラにしました。
非常に悩みましたが、2走前のチャレンジカップが自重しながら要所で長く脚を引き出しての勝利で印象深いです。
このチャレンジカップは今回と同じ阪神芝2,000mという点もよく、コース適性の高さも証明しました。
また、今回は木曜追いでしたが十分すぎるほどいい動きができていたのも追い風です。
チャレンジカップはボッケリーニに僅差なのでメンバーレベルが気になるところですが、有力候補のタスティエーラやソールオリエンスとはダービーでもタイム差なしの接戦を披露しました。
そういった面ではすでにコース実績のあるベラジオオペラのほうがチャンスはあるかもしれません。
横山和生騎手も関東騎手ながら昨年はダノンザキッドを3着に導いていますし騎手相性も良いはずです。
今年の大阪杯は大混戦模様ですが、ベラジオオペラから行くことにしました。
〇対抗 3 タスティエーラ
父 | サトノクラウン |
母 | パルティトゥーラ |
母父 | マンハッタンカフェ |
主な勝ち鞍 | 日本ダービー(G1) 2023年 |
前走 | 有馬記念(G1) 6着 |
タスティエーラは対抗にしました。
これまでのレースを振り返ってみると、皐月賞もダービーも、そして菊花賞も全く異なる舞台ですべてオール連対しています。
前走の有馬記念は外枠発走+後手を踏んですぐに這い上り、馬場の真ん中で競馬をしました。
しかし、直線では詰まるアクシデントもあっての6着です。
もしも道中スムーズに立ち回ることができれば間違いなく前との差は縮まっていましたし、展開は苦しかったものの大崩れはしていませんでした。
今回は弥生賞ディープインパクト記念や皐月賞と同じ芝2,000mの舞台です。
データと相性の悪い関東馬ですが総合力の高さと安定感には定評あるためここでの上位争いにも注目したいです。
▲単穴 9 ステラヴェローチェ
父 | バゴ |
母 | オーマイベイビー |
母父 | ディープインパクト |
主な勝ち鞍 | 神戸新聞杯(G2) 2021年 |
前走 | 大阪城ステークス(L) 1着 |
単穴はステラヴェローチェにしました。
一時期はタイトルホルダーやエフフォーリア、シャフリヤールとしのぎを削っていた馬で、昨年秋からターフに帰ってきました。
復帰後2戦はコース適性が合わなさ過ぎて敗れていますが、前走大阪城ステークスは距離もかみ合って久々に勝利しています。
相手関係は楽でしたが休み明けでトップハンデを考慮すれば十分健闘していました。
今回は一気にメンバーレベルが上がりますが、3歳のころに戦ってきた相手関係を考えれば実績は豊富です。
データと相性の悪い6歳馬ですが怪我のために、戦績は少なくかえってフレッシュなのも良いでしょう。
追い切りもよかったですし、ここでの上位争いにも期待したいです。
△連下 8 プラダリア
父 | ディープインパクト |
母 | シャッセロール |
母父 | 黒船 |
主な勝ち鞍 | 京都記念(G2) 2024年 |
前走 | 京都記念(G2) 1着 |
プラダリアは相手候補にしました。
このレースと相性のいいディープインパクト産駒であることやこれまで重賞タイトルを3つ手にしていることなど、強みの多い馬です。
本質的には時計がかかるほうが出し切れていますが、振り返ってみるとドウデュースのダービーで5着入りしており、昨年の高速馬場条件下で行われた京都記念でも3着と、時計の出る馬場でも一定以上のパフォーマンスは上げていました。
ただ、プラダリアが好走したレースのほとんどが芝2,200m以上です。
この馬からしたら芝2,000mは少し短いかもしれません。
今年のメンバー構成ならここで勝利してもおかしくありませんが、他にも魅力的な馬がいたので相手にしました。
△連下 7 ハーパー
父 | ハーツクライ |
母 | セレスタ |
母父 | Jump Start |
主な勝ち鞍 | クイーンカップ(G3) 2023年 |
前走 | 有馬記念(G1) 9着 |
ハーパーも抑えます。
昨年の牝馬三冠競走、そしてエリザベス女王杯では常に上位争いしており、牝馬限定競走では安定した成績を残していました。
また、追い切りでも見栄えある動きを見せており、このレースに対する意気込みが感じられます。
ただし、これまでの牝馬三冠やエリザベス女王杯を見ても突き抜けて長所があるかといわれると微妙なところです。
今年の大阪杯はほぼすべての馬が何らかの不安要素を抱えていますが、ハーパーは追い切りの面でここに対する意欲が見られ、また、抜けて長所はないもののどんな舞台でも堅実に走る姿勢を評価して抑えることにしました。
△連下 12 キラーアビリティ
父 | ディープインパクト |
母 | キラーグレイシス |
母父 | Congaree |
主な勝ち鞍 | ホープフルS(G1) 2021年 |
前走 | ネオムターフ(G2) 2着 |
キラーアビリティも抑えます。
血統的にはこのレースと相性のいいディープインパクト産駒で、今年の出走馬の中で該当するのはキラーアビリティとプラダリアのみでした。
また、2走前の中日新聞杯は59キロの酷斤量を課せられながらも4着、そして前走のネオムターフも2着と少しずつ調子を上げています。
久々にコンビを組む北村友一騎手が大阪杯で活躍しているのも評価を押し上げた理由です。
ただ、追い切りに関してはあまり目立たなかったのも事実で海外帰りの影響もあるかもしれません。
状態面を考慮して相手までにしました。
単勝
11 ベラジオオペラ
馬連流し
軸馬:11
相手:3、7、8、9、12
三連複フォーメーション
1頭目:11
2頭目:3、7、8、9、12
3頭目:3、7、8、9、12
大阪杯2024の有力馬3頭
今年の大阪杯も中距離自慢の馬が参戦し、例年通り豪華な布陣となっています。
この中から注目を集めている3頭の馬について解説します。
出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。
タスティエーラ
- 日本ダービー (G1) 2023年
- 弥生賞ディープ記念 (G2) 2023年
昨年のダービー馬タスティエーラが大阪杯から始動します。
昨年はダービー勝利だけではなく、重馬場の皐月賞でも2着、長距離の菊花賞もぶっつけで挑んで2着とすべてのクラシックで連対しました。
どんな舞台でも安定して走れるのがタスティエーラの強みでしょう。
ただし、ダービーは4着のベラジオオペラまで大混戦でしたし勝ち時計2分25秒2も過去10年のダービーで2番目に遅いです。
ちなみに、過去10年でもっとも遅かった年はレイデオロが制した2017年でした。
そして、いま巷で話題になっているのが4歳牡馬世代は弱いという声です。
確かに、皐月賞馬ソールオリエンスが有馬記念や中山記念で案外だったり、ドゥレッツァが叩きとはいえ金鯱賞でプログノーシスに完敗、さらにはハーツコンチェルトやサトノグランツも日経新春杯で勝ち切れず、ベラジオオペラも京都記念でプラダリアに敗れました。
ダービーを遅い時計で勝利したレイデオロ世代は3歳秋や4歳以降に頭角を現したため、結果的に有力馬が揃った世代として記憶されていますが、現時点において現4歳牡馬の活躍馬はいません。
そのため、同世代相手には善戦できても年上相手にどこまでやれるかは未知数です。
また、現在の5歳世代が例年と比較しても有力馬が多数そろっているのも逆風といえるでしょう。
安定感はあるものの、他世代相手にどこまでやれるか、正直見てみないと分からないのが実情です。
ソールオリエンス
- 皐月賞 (G1) 2023年
- 京成杯 (G3) 2023年
昨年の皐月賞では1頭だけ別次元の末脚を見せたソールオリエンスも参戦します。
皐月賞は重馬場を一切苦にしない走りで直線一気を決めたのが印象深く、時計のかかる馬場におけるパフォーマンスは秀逸でした。
また、日本ダービーは時計の出る条件でしたが勝ち馬タスティエーラのクビ差まで詰め寄っています。
これだけ聞くと聞こえはいいですが、それからは勝利がありません。
叩きだったセントライト記念はまだしも、菊花賞はペース配分が影響したのかドゥレッツァに完敗しました。
皐月賞と同じ中山の舞台で行われた有馬記念でも見せ場はなかったですし、前走の中山記念もこれまで戦ってきた相手関係を考えれば楽だったにも関わらず4着に敗れています。
中山記念は叩きでも勝ち負けしてほしかったところですが、そこで凡走している限り、現4牡馬世代の弱みが露呈されたと思います。
皐月賞の走りができれば他世代相手にも太刀打ちできると思いますが…。
ソールオリエンスが不発に終わっている件については陣営も考えがあるようで、今回はブリンカー装着を検討しているようです。
仁川の舞台で、皐月賞馬の意地を見せてくれるか、注目したいです。
ローシャムパーク
- オールカマー (G2) 2023年
- 函館記念 (G3) 2023年
昨年のオールカマーと函館記念を連勝したローシャムパークは月曜日の時点で2番人気に支持されています。
函館記念は時計のかかりやすい函館の舞台で勝利し、オールカマーも八分の出来とはいえタイトルホルダー相手に1馬身以上差をつけて完勝しました。
タイトルホルダー相手に勝ち負けしたといえば聞こえはいいですが、それ以外にもゼッフィーロやマリアエレーナ、ガイアフォースにジェラルディーナ相手に最先着しており、本格化の兆しが感じられたものです。
ただ、前走の香港カップは最後方から直線一気の競馬となって8着まででした。
近走の中では大敗していますが、位置取り的にも相当厳しかったでしょうし、この1戦で軽視するのは早計だと思います。
今回は海外帰り緒戦で大阪杯を選択しました。
小回りコースでの成績も良いですし、本格化しているのは間違いありませんのでその中でどれだけやれるか注目したいです。
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大阪杯2024の穴馬2頭
大阪杯は意外と下位人気馬も台頭しているので、穴党にもおすすめしたいレースとなっています。
今年の出走登録馬の中で配当妙味に期待できそうな馬を3頭紹介します。
出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。
プラダリア
- 京都記念 (G2) 2024年
- 京都大賞典 (G2) 2023年
- 青葉賞 (G2) 2022年
前走の京都記念を制して3つめの重賞タイトルを手にしたのがプラダリアです。
クラシック時代はそこまで目立った戦績を残していませんが、古馬になってからはにわかに調子を上げているのが印象的です。
また、前走の京都記念では58キロのトップハンデを背負いながら有力馬のベラジオオペラをねじ伏せたのも印象深いです。
昨年の京都大賞典が重馬場の中で突き抜けており、前走京都記念も開催後期の京都の舞台で勝ち切っていることからタフな舞台のほうが真価を発揮しています。
大阪杯が開催される時期は意外と時計勝負になりやすいため、その中でどれだけやれるかがポイントとなるでしょう。
ただ、阪神の内回りは昨年の宝塚記念で6着入りしているようにある程度は対応してくれるはずです。
また、今回見出しで取り上げませんでしたが過去10年の大阪杯でディープインパクト産駒はこれまで6勝あげており、相性がよいです。
今年の出走登録馬でディープインパクト産駒はプラダリアとキラーアビリティしかいないので、血統妙味の高い馬といえるでしょう。
現5歳で充実一途を送っていますがそろそろG1の冠が手に入るか注目したいです。
ステラヴェローチェ
- 神戸新聞杯 (G2) 2021年
- サウジアラビアRC (G3) 2020年
前走の大阪城ステークスを勝利し、にわかに復活の気配を見せるステラヴェローチェも大阪杯の参戦を表明しています。
エフフォーリアやタイトルホルダーと同期の馬で、現役時代は皐月賞とダービーで3着、菊花賞と有馬記念でも4着と安定した走りを見せていました。
今回出走するタスティエーラのように大崩れがない馬でしたが有馬記念で善戦しているところはタスティエーラに勝っています。
ところが、古馬になり、ドバイシーマクラシックを終えてからは一時消息不明となりました。(屈腱炎のため長期休養していたようです。)
そして、昨年の富士ステークスで復活し、前走の大阪城ステークスで久々に勝利を掴んでいます。
故障明けでしたが、前走の大阪城ステークスは比較的ステラヴェローチェに適した距離ということもあって力を発揮していました。
ただ、2着のデビットバローズがオープン上がり立ての馬だったことを考えると、相手が楽だったのも事実です。
今回はG1の舞台ということで当然ながらメンバーレベルは強化されますが、その中でどれだけやれるか、古馬としての威光を見せてほしいです。
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ここからは大阪杯の過去10年の傾向やデータ分析を見ていきましょう!
大阪杯2024の概要
大阪杯は阪神競馬場で開催される中距離G1競走です。
もともとは「産経大阪杯」という名称でG2競走として格付けがされていましたが、芝2,000mという距離が多くの馬にフィットしたことから、前年までの活躍馬が多数参戦しました。
G1並みの豪華メンバーが参戦したことから、札幌記念や毎日王冠と並んでスーパーG2とい称されたのです。
そして、毎年有力馬が参戦したことでレースレーティングが上昇し、G1に格上げするだけの条件がそろったことから2017年より「大阪杯」の名称でG1に昇格しました。
開催時期的にはドバイワールドカップデーと被ること、そして、秋の天皇賞と違って3歳馬の参戦はありません。
それでも国内のレースに専念したい馬が多数参戦し、G1にふさわしいメンバーが揃っています。
また、同じ中距離G1である宝塚記念が梅雨時期に行われることから馬場悪化を理由に敬遠する陣営も多い中、大阪杯は雨の影響はそこまで受けることがないためこちらを好んで選択するケースも見られます。
今年はドバイワールドカップデーと丸被りしてしまったため、一部の有力馬は出走しませんが、それでも出走登録馬20頭のうちの17頭が重賞馬、そのうち5頭がG1馬と、豪華メンバーが揃いました。
春古馬三冠一冠レースである大阪杯。
大阪春の陣を制するのはどの馬でしょうか?!
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大阪杯2024の開催内容
開催日 | 3月31日(日曜) 15:40発走 |
格付け | G1 |
開催競馬場 | 阪神競馬場 11R |
コース | 芝2,000m |
性齢 | 4歳以上 |
斤量 | 定量 |
1着賞金 | 2億円 |
大阪杯2024が開催される阪神の芝2,000mの特徴
スタート地点 | 4コーナー出口付近 |
コース | 右回りの内回り Bコース使用 |
1周の距離 | 1,713.2m |
直線距離 | 359.1m |
高低差 | 1.9m |
フルゲート | 16頭 |
(過去5年) | 平均タイム2.02.3 |
コースレコード | 1.57.2 (2018年度 鳴尾記念【G3】ストロングタイタン) |
大阪杯のタイム | |
(過去10年) | 平均タイム1.59.6 |
レコードタイム | 1.57.4 (2023年 ジャックドール) |
阪神芝2,000mは内回りコースを使用します。
スタート地点は4コーナーの出口付近で、最初のコーナーまでは約325mです。
スタート直後は緩やかな下り傾斜ですが、ゴール板付近で阪神名物の急坂を上がります。
この坂はあとでもう一度立ちはだかりますが、一度目はそこまで影響はありません。
急坂を乗り越えるとしばらくは平たんな道が進みます。
1,2コーナーは3,4コーナーよりも小回りです。
急坂と鋭角なコーナーのため、ペースはゆったりしがちです。
向こう正面もほとんど平らなコースで各馬は後半に備えながらペースを整えます。
3,4コーナーは1,2コーナーと比較すると大回りのカーブなので、ペースを極端に落とさなくてもカーブできます。
また、3コーナーと4コーナーの境目がラスト3ハロンなので、各馬はペースを引き上げながら最後の直線に入ります。
最後の直線は約356mです。
4大馬場(東京中山京都阪神)のなかでは直線は長くないので必然的にコーナーでペースアップしながら直線入りすることになります。
直線入りしてしばらくは下り傾斜ですが、ゴール板から200m手前のあたりで最初に駆け上がった急坂が立ちはだかります。
この坂を乗り越えたらゴールはすぐそこです。
阪神芝2,000mは小回りコースを1周強回ります。
レース自体はスロー傾向になりやすいですが、芝1,600mや1,800mで求められていた瞬発力よりも、持久性が問われやすいコースとなっていて、スタミナが重要です。
また、最後の直線を駆け上がるだけのパワーも必要で、それがなければ坂のために脚が止まることも少なくありません。
距離以上にタフな舞台なので長距離適性の高い馬でも好走しやすい舞台ですよ。
阪神の芝2,000mはここをチェック!
- スローペースになりやすい
- 上がり勝負になることが多い
- ロングスパートやまくりもたびたび見られる
- 急坂をの駆け上がるスタミナとパワーも必要だ
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大阪杯2024の出走馬
馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 |
1 | ミッキーゴージャス | 牝4 | 56.0 | M.デムーロ |
2 | ローシャムパーク | 牡5 | 58.0 | 戸崎圭太 |
3 | タスティエーラ | 牡4 | 58.0 | 松山弘平 |
4 | ハヤヤッコ | 牡8 | 58.0 | 幸英明 |
5 | スタニングローズ | 牝5 | 56.0 | 西村淳也 |
6 | ジオグリフ | 牡5 | 58.0 | 北村宏司 |
7 | ハーパー | 牝4 | 56.0 | 岩田望来 |
8 | プラダリア | 牡5 | 58.0 | 池添謙一 |
9 | ステラヴェローチェ | 牡6 | 58.0 | 酒井学 |
10 | ソールオリエンス | 牡4 | 58.0 | 横山武史 |
11 | ベラジオオペラ | 牡4 | 58.0 | 横山和生 |
12 | キラーアビリティ | 牡5 | 58.0 | 北村友一 |
13 | ルージュエヴァイユ | 牝5 | 56.0 | 菅原明良 |
14 | エピファニー | 牡5 | 58.0 | 杉原誠人 |
15 | リカンカブール | 牡5 | 58.0 | 津村明秀 |
16 | カテドラル | 牡8 | 58v | 藤岡康太 |
大阪杯の過去10年のデータと傾向
馬場 | 年着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走着順 |
2023 良 | 1 | 9 | ジャックドール | 2 | 香港カップ(G1) | 7 |
2 | 11 | スターズオンアース | 1 | 秋華賞(G1) | 3 | |
3 | 13 | ダノンザキッド | 10 | 中山記念(G2) | 11 | |
2022 良 | 1 | 8 | ポタジェ | 8 | 金鯱賞(G2) | 4 |
2 | 14 | レイパパレ | 3 | 金鯱賞(G2) | 2 | |
3 | 9 | アリーヴォ | 7 | 小倉大賞典(G3) | 1 | |
2021 重 | 1 | 8 | レイパパレ | 4 | チャレンジカップ(G3) | 1 |
2 | 1 | モズベッロ | 6 | 京都記念(G2) | 8 | |
3 | 7 | コントレイル | 1 | ジャパンカップ(G1) | 2 | |
2020 良 | 1 | 5 | ラッキーライラック | 2 | 中山記念(G2) | 2 |
2 | 12 | クロノジェネシス | 4 | 京都記念(G2) | 1 | |
3 | 8 | ダノンキングリー | 1 | 中山記念(G2) | 1 | |
2019 良 | 1 | 3 | アルアイン | 9 | 金鯱賞(G2) | 5 |
2 | 6 | キセキ | 2 | 有馬記念(G1) | 5 | |
3 | 2 | ワグネリアン | 4 | 神戸新聞杯(G2) | 1 | |
2018 良 | 1 | 15 | スワーヴリチャード | 1 | 金鯱賞(G2) | 1 |
2 | 5 | ペルシアンナイト | 6 | 中山記念(G2) | 5 | |
3 | 8 | アルアイン | 2 | 京都記念(G2) | 2 | |
2017 良 | 1 | 5 | キタサンブラック | 1 | 有馬記念(G1) | 2 |
2 | 4 | ステファノス | 7 | 金鯱賞(G2) | 6 | |
3 | 13 | ヤマカツエース | 4 | 金鯱賞(G2) | 1 | |
2016 良 | 1 | 9 | アンビシャス | 2 | 中山記念(G2) | 2 |
2 | 7 | キタサンブラック | 5 | 有馬記念(G1) | 3 | |
3 | 8 | ショウナンパンドラ | 4 | ジャパンカップ(G1) | 1 | |
2015 不良 | 1 | 3 | ラキシス | 4 | 有馬記念(G1) | 6 |
2 | 7 | キズナ | 1 | 京都記念(G2) | 3 | |
3 | 4 | エアソミュール | 6 | AJCC(G2) | 3 | |
2014 良 | 1 | 7 | キズナ | 2 | 凱旋門賞(G1) | 4 |
2 | 3 | トウカイパラダイス | 6 | 中日新聞杯(G3) | 5 | |
3 | 4 | エピファネイア | 1 | 菊花賞(G1) | 1 |
【G1馬】連対した12頭がG1馬
年度 | 着順 | 馬名 | 主なG1実績 |
2023 | 1 | ジャックドール | なし |
2 | スターズオンアース | オークス | |
2022 | 1 | ポタジェ | なし |
2 | レイパパレ | 大阪杯 | |
2021 | 1 | レイパパレ | なし |
2 | モズベッロ | (宝塚記念3着) | |
2020 | 1 | ラッキーライラック | エリザベス女王杯 |
2 | クロノジェネシス | 秋華賞 | |
2019 | 1 | アルアイン | 皐月賞 |
2 | キセキ | 菊花賞 | |
2018 | 1 | スワーヴリチャード | (ダービー2着) |
2 | ペルシアンナイト | マイルCS | |
2017 | 1 | キタサンブラック | 菊花賞 |
2 | ステファノス | (天皇賞(秋)2着) | |
2016 | 1 | アンビシャス | なし |
2 | キタサンブラック | 菊花賞 | |
2015 | 1 | ラキシス | エリザベス女王杯 |
2 | キズナ | 日本ダービー | |
2014 | 1 | キズナ | 日本ダービー |
2 | トウカイパラダイス | なし |
過去10年の大阪杯で連対した20頭のうちの12頭がG1馬でした。
大阪杯は芝2,000mの中距離重賞ということで中距離色の強い実力馬が多数参戦します。
メンバーレベルも高くなりがちな中で勝ち負けするには過去のG1実績が非常に重要でした。
G1馬は評価を上げたいですね。
今年の出走馬の中でG1馬は5頭いました。(かっこ内は主なG1勝ち鞍)
【所属】狙える関東馬はクラシック好走馬のみ
所属 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
栗東(関西) | 【10-9-9-73】 | 9.9% | 18.8% | 27.7% |
美浦(関東) | 【0-1-1-31】 | 0.0% | 3.0% | 6.1% |
過去10年の大阪杯の勝ち馬はいずれも関西所属馬でした。
また、2~3着に入線した28頭も関西馬です。
関東馬は33頭が出走したものの、馬券に絡んだのは昨年の2着馬スターズオンアースと2020年のダノンキングリーのみとなっています。
なお、スターズオンアースは3歳のころに桜花賞とオークスを制しており、ダノンキングリーはダービーで2着、皐月賞で3着入りしています。
この2頭はどちらもクラシックで馬券に絡んでおり、このクラスでないと関東馬の好走は厳しそうでした。
クラシックで好走実績のない関東馬は評価を下げてもよさそうです。
今年の出走馬でこれに該当する関東馬は4頭いました。
【年齢】4~5歳馬が中心。6歳以上の勝利はない
年齢 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
4歳 | 【4-4-6-27】 | 9.8% | 19.5% | 34.1% |
5歳 | 【6-4-3-31】 | 13.6% | 22.7% | 29.5% |
6歳 | 【0-1-1-25】 | 0.0% | 3.7% | 7.4% |
7歳 | 【0-1-0-15】 | 0.0% | 6.3% | 6.3% |
8歳 | 【0-0-0-4】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
過去10年の勝ち馬はいずれも4~5歳馬でした。
また、2~3着に入線した17頭も4~5歳馬となっています。
6歳以上の勝利は過去10年1頭もなく、2010年のテイエムアンコールを最後、勝利がありませんでした。
馬券予想の際、6歳以上の馬は評価を下げてもよいかもしれません。
今年の出走馬の中で6歳以上の馬は3頭いました。
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大阪杯の過去10年の人気別成績
人気 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1番人気 | 【2-2-3-3】 | 20.0% | 40.0% | 70.0% |
2番人気 | 【4-1-1-4】 | 40.0% | 50.0% | 60.0% |
3番人気 | 【0-1-0-9】 | 0.0% | 10.0% | 10.0% |
4番人気 | 【2-1-3-4】 | 20.0% | 30.0% | 60.0% |
5番人気 | 【0-1-0-9】 | 0.0% | 10.0% | 10.0% |
6~9番人気 | 【2-4-2-31】 | 5.1% | 15.4% | 20.5% |
10番人気以下 | 【0-0-1-44】 | 0.0% | 0.0% | 2.2% |
1番人気よりも2番人気の勝利が目立つ
過去10年の大阪杯の勝ち馬を人気別に見てみると、1番人気は2勝に対して2番人気は4勝していました。
勝ち馬だけみたら1番人気よりも2番人気のほうが優勢です。
ただし、複勝率に関しては1番人気が70%に対して2番人気は60%なので、1番人気のほうが勝っています。
このことから、1番人気は1着軸より相手候補向き、2番人気はアタマ向きといえるでしょう。
7番人気以下は阪神実績に注目したい
年度 | 着順 | 馬名 | 人気 | 阪神芝成績 | 阪神芝の複勝率 |
2023 | 3 | ダノンザキッド | 10 | 【1-1-1-0】 | 100.0% |
2022 | 1 | ポタジェ | 8 | 【2-1-0-0】 | 100.0% |
2022 | 3 | アリーヴォ | 7 | 【0-0-1-1】 | 50.0% |
2021 | 2 | モズベッロ | 6 | 【0-1-1-2】 | 50.0% |
2019 | 1 | アルアイン | 9 | 【2-0-1-0】 | 100.0% |
2018 | 2 | ペルシアンナイト | 6 | 【1-0-0-0】 | 100.0% |
2017 | 2 | ステファノス | 7 | 【1-1-1-1】 | 75.0% |
2015 | 3 | エアソミュール | 6 | 【3-0-1-2】 | 66.7% |
2014 | 2 | トウカイパラダイス | 6 | 【1-2-0-2】 | 60.0% |
過去10年の大阪杯で7番人気以下の馬は9頭馬券に絡んでいます。
人気落ち9頭のうちの7頭がこれまでに阪神芝レースにおいて複勝率が60%以上ありました。
また、この7頭は過去に阪神芝コースで1勝以上勝利しています。
人気落ちを予想する際はこれまでの阪神芝コースにおける実績にも着目したいです。
今年の出走馬の内、阪神芝コースで1勝以上あげており、なおかつ複勝率が60%以上ある馬は5頭いました。【かっこ内は阪神芝成績】
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大阪杯の過去10年の枠番別成績
枠番 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1枠 | 【0-1-0-12】 | 0.0% | 7.7% | 7.7% |
2枠 | 【0-0-1-12】 | 0.0% | 0.0% | 7.7% |
3枠 | 【2-3-1-10】 | 12.5% | 31.3% | 37.5% |
4枠 | 【2-1-2-12】 | 11.8% | 17.6% | 29.4% |
5枠 | 【2-1-2-13】 | 11.1% | 16.7% | 27.8% |
6枠 | 【1-2-1-15】 | 5.3% | 15.8% | 21.1% |
7枠 | 【2-1-2-14】 | 10.5% | 15.8% | 26.3% |
8枠 | 【1-1-1-16】 | 5.3% | 10.5% | 15.8% |
好走の乏しい内枠
過去10年の大阪杯の好走馬を枠順別にまとめました。
勝ち馬はいずれも3枠より外から出ています。
また、複勝率も3枠から7枠までが20%を超えていました。
8枠だけはやや好走率を落としていましたが、それでも1頭の勝ち馬が出ています。
対して、1~2枠はこれまで1頭も勝ち馬が出ておらず、馬券に絡んだのも2019年のワグネリアンと2021年のモズベッロのみでした。
過去には1~2枠から発走したサトノダイヤモンド(3番人気)やジャックドール(2番人気)、サリオス(3番人気)にラブリーデイ(1番人気)といった人気馬も敗れています。
大阪杯は1~2枠の好走事例が乏しいため、内枠を引いた馬は評価を下げてもよいかもしれません。
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大阪杯の過去10年の前走クラス別成績
前走クラス | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
G1 | 【4-3-3-18】 | 14.3% | 25.0% | 35.7% |
G2 | 【5-6-6-65】 | 6.1% | 13.4% | 20.7% |
G3 | 【1-1-1-16】 | 5.3% | 10.5% | 15.8% |
L | 【0-0-0-1】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
オープン | 【0-0-0-2】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
3勝クラス | 【0-0-0-1】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
前走クラスが高いほど好走している
過去10年の大阪杯の好走馬を前走クラス別にまとめました。
好走率がもっとも高かったのは前走がG1の馬で、勝率、連対率、複勝率いずれの数値もトップクラスです。
次いで高いのがG2組、そしてG3と前走のグレードが高い馬ほど好走していました。
前走がG1だった馬は評価を上げたいです。
今年の出走馬の中で該当した馬は4頭いました。
前走G3組の勝利はレイパパレのみ
過去10年の大阪杯で前走G3から挑んだ馬は19頭いましたが、勝利したのは2021年のレイパパレのみとなっています。
前走がG3だった馬はG1やG2と比較しても好走率が乏しかったです。
今年の出走馬の内、前走がG3だった馬は4頭いました。
大阪杯2024全頭考察
今年の大阪杯も例年通り豪華メンバーがたくさん出走登録しています。
ここからは、冒頭で触れた本命馬と穴馬で紹介しきれなかった残り15頭について解説します。
出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。
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エピファニー
- 小倉大賞典 (G3) 2024年
条件戦を4連勝してオープン入りを果たしたエピファニーは前走の小倉大賞典の勝利でようやく重賞初制覇を成し遂げました。
昨年のAJCC、そして前々走の中山金杯は人気を裏切る形となりましたが、ここからの巻き返しに期待したいです。
前走小倉大賞典はセルバーグ今村騎手が思い切った大逃げを仕掛けたことでハイペースラップとなっていますが、中団で競馬したエピファニーらも速いラップを刻んでいます。
そのなかで、最後の直線では馬場の良いところから末脚を伸ばして勝利しており、エピファネイア産駒らしい力を見せていました。
終い2Fのラップは明白に失速していますが持続性のある脚質で勝ち切っているので心肺機能の高さは証明していると思います。弱点ともいえる掛かりもなく、自身の力を発揮できました。
ここでの課題は掛かるかどうかでしょう。
昨年のAJCCも今年の中山金杯もかかって序盤に消耗し、終盤は競馬になっていません。
流れてくれた方が掛かる可能性が低いので、できれば激流のような競馬に期待したいところですが、今年は逃げそうな馬がバビットくらいしかいないためスローの可能性は高いです。(そのバビットも火曜日の時点で除外候補となっています。)
そのため、前走ほど出し切れるかというと難しいかもしれません。
カテドラル
- 京成杯オータムハンデ (G3) 2021年
8歳馬のカテドラルも参戦します。
一時はマイル~中距離重賞でコンスタントに馬券に絡んでいましたが、現在も力を発揮できるでしょうか―――。
カテドラルは近走のパフォーマンスが明白に衰えているのがかなり気になるところです。
特に、直近3年から衰えが見られていましたが、小倉におけるパフォーマンスだけは高かったです。
ところが、前走の小倉大賞典は後ろ過ぎたのも原因ですが得意な小倉でまともに出し切れていません。
ハンデも影響したと思いますが、それでも一定のパフォーマンスに期待したかったのですが、凡走しているところから衰えは如実に出ているのでしょう。
一応、コーナーからのペースアップが得意なタイプなので3~4コーナーが下り傾斜になっている阪神とは相性は決して悪くないと思いますが、如何せん近走の調子が悪いため例え代打の神様藤岡康太騎手が騎乗したとしても消しの方向で考えています。
キラーアビリティ
- ホープフルS (G1) 2021年
- 中日新聞杯 (G3) 2022年
3年前のホープフルステークスを勝利したキラーアビリティも再び参戦します。
昨年は13着に敗れてしまいましたが、リベンジを果たしたいです。
キラーアビリティはなかなかつかみどころの難しい馬ですが、近年は差しや追込競馬を得意としています。
ただし、昨年掲示板入りした中日新聞杯や新潟大賞典、京都記念の舞台はいずれも直線の長い競馬場でした。
大阪杯は阪神内回りコースを使用し、直線勝負よりも持久性が問われやすいです。
直線の短い中山が舞台のホープフルステークスを制している馬ですが、本質的には直線の長い舞台のほうが合いそうです。
このレースと相性のいいディープインパクト産駒であることや、北村友一騎手が過去10年で2度連対している点、そして距離適性など長所もありますが…。
昨年の大阪杯が案外であることから、強くは狙いづらいです。
ジオグリフ
- 皐月賞 (G1) 2022年
- 札幌2歳S (G3) 2021年
ジオグリフは2年前の皐月賞馬です。
皐月賞ではイクイノックスやドウデュースに先着したことで一気に注目されましたが、ダービーのあとに発生した軽度の骨折が長く尾を引いており、皐月賞を最後、勝ち切れていません。
前走の中山記念では3着入りし、久々に馬券に絡みましたがかつての皐月賞の走りを見せている身としては鮮やかに勝ち切ってほしかったのが本音で、骨折の影響はまだ残っていると思いました。
今回はG1ということで相手関係は大幅に強化されますが、上り坂のある舞台や時計のかかる馬場など、力が求められる条件が得意なので阪神の内回り自体はかみ合うと思います。
そのため、出来れば高速馬場よりも時計のかかる馬場のほうが望ましいです。
ただ、タフな馬場になるとこれまた適性の高いタスティエーラやソールオリエンス、プラダリアといった馬が台頭してきそうです。
中山記念の走りを見る限り、皐月賞のころのパフォーマンスを取り戻している感じはしませんでした。
よっぽど追い切りで映えない限り、抑えるとしても軽めまでにしておきます。
スタニングローズ
- 秋華賞 (G1) 2022年
- 紫苑ステークス (G3) 2022年
- フラワーカップ (G3) 2022年
スタニングローズは一昨年の秋華賞馬です。
それ以外にも3歳時はフラワーカップや紫苑ステークスを勝利しているのみならず、オークスでも10番人気の低評価ながらも2着入りしました。
この時の勝ち馬スターズオンアースが現在古馬牝馬の代表格として活躍しているのは周知の事実で、強い相手に善戦していたのです。
脚質的には先行競馬を得意としており、差し・追い込み天国となったオークスでも1頭だけ先行競馬で粘りました。
また、このオークスは終い4Fが1Fあたり11秒台で推移していて早仕掛けとなっています。
秋華賞も同様に終い4Fでペースアップして押し切っていることから心肺機能や持続力の高さに定評があります。
ちなみに秋華賞はもともと京都で行われるレースですが、スタニングローズが制した年は京都競馬場改修工事のため阪神芝2,000mで行われていました。
大阪杯と同コースで勝利実績があることからコース適性に期待できます。
確かな実績のある馬でここでも適性はあるのは間違いありません。
ところが、昨年のヴィクトリアマイルのあとに腱周囲炎を発症したため長期休養を余儀なくされました。
今回はそれ以来、実に11か月ぶりのレースとなります。
1年近く休んでいたので当然のことながら休み明けの反動はあってもおかしくありません。
追い切りで3歳のころ並みに動けるようでしたら印も検討したいですが、太目残りであるようならここは叩きで次走以降に期待したいです。
ハヤヤッコ
- 函館記念 (G3) 2022年
- レパードS (G3) 2019年
ハヤヤッコはカテドラルと同じく今年のメンバーの中で最年長の8歳馬です。
何気に芝とダートの重賞タイトルを制している馬で、前走の金鯱賞やその前の中日新聞杯でも力ある競馬で掲示板入りしており年齢以上の活躍を見せているのは驚きですね。
ハヤヤッコは直線にタイトな上り傾斜のある中京や全面洋芝でタフな函館で好走していること、さらにはダート重賞を制していることからも分かるように完全パワータイプの馬です。
大阪杯の舞台である阪神内回りコースは持久力が問われるうえ、スタンド前の急坂を2度駆け上がる構造となっていてパワーが求められます。
ただ、直線の長い舞台のほうが長く脚を引き出せているので、その面はマイナスです。
コース適性は一長一短あるので一変あってもおかしくありませんが、近走は後ろからの競馬が主流になりつつあって内回りコースでは距離が足りない可能性もあるので、現時点では消しで考えています。
ハーパー
- クイーンカップ (G3) 2023年
ハーパーは昨年の牝馬三冠+エリザベス女王杯に出走しました。
桜花賞こそ4着でしたがオークスは2着、秋華賞とエリザベス女王杯も3着と、牝馬相手に十分すぎるほど活躍を見せています。
前走の有馬記念では道中は5番手の位置で競馬を行い、2周目の3~4コーナーで手が動いていたものの、両サイドにいた両サイドにいたドウデュースやスターズオンアースと比較するとすでに手ごたえがつらく、9着に敗れています。
はじめての中山や2,500mの距離が影響したと思いますし、少し距離が長すぎた可能性はあります。
適性的にはマイルから中距離が合っているので今回の2,000mはちょうどよいでしょう。
ただ、世代間で抜けている存在かといわれると微妙なところで、リバティアイランドやマスクトディーヴァ、ブレイディヴェーグにはまともに戦って完敗でした。
現在の状態で有力古馬相手にどこまでやれるかがポイントとなりそうです。
バビット ※除外
- セントライト記念 (G2) 2020年
- ラジオNIKKEI賞 (G3) 2020年
3歳のころは重賞タイトルを二つ手にしていましたが、長らくスランプに陥りました。
ところが、前走の京都記念では9番人気の低評価ながらも内ラチ沿いからの先行策で3着入りを果たしており、久々に馬券に絡んでいます。
脚質的には逃げ~先行競馬を得意としていますが、今年の大阪杯はこれといった逃げ馬不在なのでハナに立つ可能性は非常に高いです。
また、前走の京都記念では馬場の悪い内ラチ沿いから好走しているように、力強い脚質は7歳になった今なお健在でした。
単騎逃げになるので自分の競馬に集中しやすいですが、現時点でバビットは競走除外対象となっています。
火曜日の時点では出走できない可能性のほうが高いですが、仮に出走するようでしたらロスなく立ち回りたいためできれば内枠を引きたいです。
ファルコンビーク ※除外
- 川崎マイラーズ (G) 2022年
ファルコンビークは地方門別出身の馬で長く地方競馬で走りました。
前走の障害オープンで初めて中央のコースを走りましたが結果は12着、そしてなんと大阪杯への出走登録が確認されています。
あまりにも思い切った決断ですが、火曜日の時点で出走除外対象馬なので出走はほぼ不可能です。
万が一出走できたとしても、芝コース自体未経験なので上位争いできる確率はほとんどないでしょう。
ベラジオオペラ
- スプリングステークス (G2) 2023年
- チャレンジカップ (G3) 2023年
ベラジオオペラは3歳のころに無敗でスプリングステークスを制しています。
このスプリングステークスは時計のかかる重馬場でしたが、他馬が前に行くのを後目に自信の競馬に集中し、直線では上がり最速35秒7の末脚で突き抜けています。
タフな舞台でもしっかり反応できており、力のある競馬ができました。
この傾向はチャレンジカップでも見せており、序盤に他馬が動いていましたがじっと我慢して直線から突き抜けています。
この2戦は加速力に長けたわけではありませんが合図があってからの対応が速く、操縦性の高さが感じられます。
なお、ダービーでは一転して末脚の速さを見せており、メンバー最速33秒0の末脚で4着入り、しかも勝ち馬タスティエーラとの差は0.0秒でした。
高速馬場なら終いの脚も引き出せているので、昨年くらい時計が出るようでしたら脚は活かせるでしょう。
阪神の内回りコース実績もチャレンジカップで証明していますし、コース適性も問題ありません。
また、ダービーでは決め手のある走りを見せているように良馬場なら期待できそうです。
馬場次第で印を考えたい1頭です。
ミッキーゴージャス
- 愛知杯 (G3) 2024年
ミッキーゴージャスは父が宝塚記念の勝ち馬ミッキーロケットで、母が牝馬二冠を制したミッキークイーンという、その名の通りゴージャスな血統背景です。
ポテンシャルは戦績にも表れており、オークスと西海賞を除いたすべてのレースで勝利していました。
前走の愛知杯は久々の重賞戦となりましたが、速い流れでしたが後方から早めに動いて勝ち切っており、1分57秒9という高速決着となりました。
強い内容でしたが相手が楽だったのも事実で、一気にメンバーレベルが強化される今回、どこまでやれるかは課題となるでしょう。
これまでどんな馬場でもやれていますが、愛知杯や修学院ステークス、その前の夕月特別が好時計で勝ち切っているため、高速馬場のほうがチャンスはありそうです。
新馬戦や1勝クラスでタフな馬場を勝ち切っているので、ある程度なら時計がかかっても出し切れていますが、できれば良馬場で挑みたいです。
モリアーナ ※除外
- 紫苑ステークス (G2) 2023年
モリアーナは昨年の紫苑ステークスの勝ち馬です。
デビューから昨年春の時点ではマイル路線で走っていましたが、秋に中距離にシフトし、現在もその路線を走っています。
初重賞制覇となった紫苑ステークスは例年よりも楽なメンバー構成でしたが、最後方からの直線一気だけで勝利しています。
中山は直線が短いため、一気が決めづらいですが、この紫苑ステークスは逃げたフィールザオーラが前半飛ばしすぎたため相対的に差し有利の展開となっています。
展開も味方したのは間違いありません。
そして、秋華賞では超スローからの上がり3F勝負となりました。
決め手がポイントとなりましたが道中各馬が動く中じっと我慢をさせつつ直線で脚を伸ばしましたが5着までとなっています。
上位勢が外から好走する中、1頭内から伸びており、横山典弘騎手の勝利に対する意気込みが感じられた内容で敗れはしたものの面白い競馬でした。
前走AJCCは不良馬場で消耗戦となりましたが、ここでも後方競馬で4着入りしておりある程度は見せ場がありました。
小回り適性の高い馬なので久々の阪神でも力は発揮できそうです。
ただ、現時点では競走除外対象馬となっているため、出走できる可能性は高くありません。
パワーもありますし終いの伸びもあるため、出走が叶うようでしたら印も考えたいです。
リカンカブール
- 中山金杯 (G3) 2024年
今年の中山金杯でうれしい重賞初制覇を成し遂げたリカンカブールは先行から差し、追い込みまで幅広い脚色が魅力的です。
中山金杯は2枠からの発走で内ラチ沿いから先行しつつ、直線で空いた外目を突いて一気に仕掛けて勝利しています。
ただ、4コーナーから直線にかけてうまく空いてくれたため、展開に恵まれていたのは事実です。
また、2着のククナに半馬身差まで詰め寄られていることを考慮すると、特別ポテンシャルが抜けているわけではありません。
今回はG1ということで相手が調教かされる中で上位争いは簡単ではないでしょう。
また、前走に引き続き津村騎手が騎乗しますが、関東所属の津村騎手が阪神の地で巧みにコントロールできるかも難しいところです。
相手は強いですし、津村騎手の関西実績を考慮する限り、ここでの激走は容易ではないと思います。
ルージュエヴァイユ
- ユートピアS (3勝クラス) 2022年
主な勝ち鞍はクラス戦のユートピアステークスですが、昨年はエプソムカップや府中牝馬ステークス、そしてG1のエリザベス女王杯で2着入りしていることから実力は重賞クラスといっても過言ではありません。
エリザベス女王杯は中団の位置で無理に動くことなく内ラチ沿いで我慢し、直線では各馬が外から動くことによって空いた箇所から少し外にズラし、そこから動いて勝利しています。
馬群の壁がなかったことで楽々好位を確保できましたが、G1の舞台でも力のある競馬が見られたのは好材料でした。
前走の京都記念も好走したエリザベス女王杯と同じ舞台でしたが、開催最終週で時計がかかりがちだったため、8着に敗れてしまいました。
これまでの走りを見る限りは時計の出る馬場のほうが合っているので、出来れば晴れの良馬場が望ましいです。
テン乗り騎乗の菅原騎手がどこまでこの馬の良さを引き出せるかは未知数ですが、ポテンシャルの高い馬なので初めての阪神でどこまでやれるか注目したいです。
ロードデルレイ ※除外
- 白富士ステークス (L) 2024年
条件戦上がりの馬ですが、過去の通算成績は【5-0-0-1】と綺麗な戦績を残しています。
唯一敗れた3走前の神戸新聞杯は4着でしたが勝ち馬サトノグランツとの差は0.1秒で、展開次第で勝ち負けもありました。
この神戸新聞杯は終い4F目から加速しており、3Fと2Fは10秒台で推移しており、逃げたファントムシーフが速い位置から最高速度を引き出していました。
いわゆる早仕掛けの流れとなりましたが、ロードデルレイもその流れに食らいついて4着入りしていることから厳しい流れでも出し切れています。
大阪杯も早めに動く流れになりやすいため、神戸新聞杯でトップスピード持続力を証明できた評価したいです。
ただし、ロードデルレイはこれといった重賞馬でもないので現時点では除外候補です。
おそらく出走は叶わないと思いますが、出走した際は馬券候補にあげたいです。
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大阪杯2024の騎手予想
大阪杯2024で買いたい騎手トップ3を公開しています。
大阪杯2024追い切り評価
大阪杯2024追い切り評価はこちらの記事でご覧ください。
以上になります。
大阪杯の予想の参考にしてみてください!