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【天皇賞(秋)2024追い切り評価/全頭診断】リバティアイランドに並ぶ最高評価「S」はこの2頭!

天皇賞(秋)2024追い切り評価記事のサムネイル画像

天皇賞(秋)2024追い切り評価/全頭診断になります。
当記事では天皇賞(秋)の追い切り映像や調教タイムから評価、コメントしています。

10月23日の馬場状態

美浦
この日の美浦は芝コース、ウッドともに良馬場です。
芝はサンプルが少ないので判断しづらいですが、ノースブリッジの時計は馬なりということもあってそこまで出していません。
ウッドは1番時計がレーベンスティールの6F77秒5で、全体的に時計は出ていました。

栗東
この日の栗東は坂路、ウッド、ポリともに良馬場です。
坂路は1番時計がミルトクレイモーの4F49秒7で、全体的に時計は出ています。
ウッドは1番時計がバンデルオーラの6F77秒7で美浦ウッド同様時計は出ていました。
ポリは統計が少ないので判断しづらいですが、ドウデュースが馬なりで6F81秒1の時計を出しているのでいつも通りの高速馬場だと思われます。

目次(読みたい項目をタップ)

天皇賞(秋)2024追い切り評価/全頭診断コメント

天皇賞(秋)2024の出走馬全頭の追い切り評価や調教タイムをまとめましたで予想の参考にお役立てください。

評価は上からS→A→B→C→D→E(測定不能)の6段階になります。

(調教欄の〇数字はスタートからゴールまでのハロンを表しています。)

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キングズパレス

キングズパレス 10月23日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(良)83.066.251.337.211.3強め
1週前美浦南W(良)81.965.851.236.811.4直一杯
前走最終美浦南W(良)82.866.952.337.111.3馬なり

ローカル重賞で善戦しているキングズパレスは美浦ウッドチップコースでダイシンクローバー(セ8、障害オープン)と併せました。

短期免許で来日しているシュタルケ騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目から僚馬を3馬身追走する形で強めに追い、6F83秒0-上がり1F11秒3の時計で1馬身先着しています。
※僚馬(りょうば):同じ厩舎に所属する馬のこと

1週前の17日には美浦ウッドでラストドラフト(牡8、オープン)と併せました。

このときは元主戦ジョッキーの松岡騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目から僚馬を6~7馬身追走する形で直線一杯に追い、6F81秒9-上がり1F11秒4の自己ベストタイ記録で同時併入しました。

前走新潟記念(G3)以来のレースとなりますが、コーナーワークの段階から気合の入った動きで立ち回れています。

コーナーの立ち回りはやや不器用な箇所も見られましたが、直線一杯に追われたこともあって終い2F12秒1から1F11秒4の時計で加速できています。

少し前傾姿勢になりながらも地面を掻き込むような動きができており、騎手の指示に対しても反応が良く、久々でもレース感覚は維持できていました。

負荷を掛ける意味でも良かったですし、最終追い切りのさらなる良化に期待したいです。

その最終追い切りはシュタルケ騎手が騎乗して行われましたが、1週前と比較すると馬体も締まったように見えますし、1週前と比較すると前方に集中しています。

1週前よりレースに向けて神経が研ぎ澄まされているように見えますし、終いも最後まで脚色を落とすことなく走破し、好調を維持していました。

今回はこれまで以上に相手が強いので一筋縄にはいかないと思いますが、2週続けていい動きを見せていましたし、コース相性も良さそうなのでベストを尽くしてほしいです。

ジャスティンパレス

ジャスティンパレス 10月23日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  52.837.812.3馬なり
1週前栗東坂路(良)  53.738.712.0末一杯
前走最終栗東CW(稍重)⑦98.766.451.536.511.3一杯

昨年の天皇賞(春)(G1)を勝利し、天皇賞(秋)でも2着入りしたジャスティンパレスは栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗して馬なりで4F52秒8-上がり1F12秒3の自己ベストを記録しています。

1週前の17日には栗東坂路で土曜日に開催されるスワンステークス(G2)に出走するアグリ(牡5、オープン)と2頭併せを行いました。

今回初コンビを組む坂井騎手が追い切りに騎乗し、僚馬を2馬身追走する形で末一杯に追われて4F53秒7-上がり1F12秒0で同時併入しました。

アグリのやや後ろから登坂していますが、道中舌を出しながらの走りでいまいちフォームも良くありません。

ただ、踏み込み量は非常に力強いですし、追われてからは姿勢を正しつつ、併入しました。

中盤までの動きはあまり目立つものではありませんが、追われてからの反応は良く、終いの伸びはさすがG1馬といった感じです。

末一杯に追われた割に時計は目立ちませんが、ジャスティンパレスはもともと坂路で時計を出すタイプではないですし、久々にしては動けていました。

最終追い切りは馬なりで単走にて追われましたが、相変わらず舌をぺろりと出しながらの追い切りで、道中外ラチ沿いに斜行しているように、少し不安定な動きを見せています。

馬なりながらも自己ベスト52秒8を記録しているのは良いものの、フォームに関しては昨年の有馬記念(G1)の最終追い切りのほうが良かったです。

一回使ったほうが良化するかもしれません。及第点までとしておきます。

シルトホルン

シルトホルン 10月23日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(良)82.265.950.836.911.4馬なり
前走最終美浦南W(良)83.968.052.938.011.2馬なり

今年のエプソムカップ(G3)で3着入りしたシルトホルンは美浦のウッドチップコースで単走を行いました。

主戦の大野騎手が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中から馬なりで追われて6F82秒2-上がり1F11秒4の時計で走破しています。

前走から中2週となりますが、中間は坂路で13本(すべてキャンター)、ウッドで1本行っており、坂路ベースで本数を重ねてきました。

最終追い切りはほかの馬を横目に見ながら立ち回りましたが、1回レースを使ったことで馬体は締まっており、無駄がありません。

前駆の筋肉量も相変わらず豊富ですし、前走毎日王冠(G2)のときの最終追い切り同様、終いは自ら脚を引き上げて他馬を捕らえて先着しています。

前走毎日王冠のときと遜色のない動きができているのは中間で坂路の本数を重ねた結果といえるでしょう。

前走毎日王冠の最終追い切りと比較すると、終い1Fこそ0.2秒遅いですが、全体時計は今回のほうが良いですし、1回使って良化しているのは間違いありません。

相手は非常に手ごわいですが、ベストコンディションだと思います。

ステラヴェローチェ

ステラヴェローチェ 10月23日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  52.237.212.2馬なり
1週前栗東CW(良)80.064.850.235.611.1一杯
前走最終栗東坂路(良)  53.237.712.1馬なり

6歳のステラヴェローチェは栗東坂路で単走を行いました。

助手が騎乗して馬なりで4F52秒2-上がり1F12秒2の時計で登坂しています。

1週前の17日には栗東ウッドで単走を行いました。

今回初コンビを組む佐々木騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目から一杯に追われて6F80秒0-上がり1F11秒1の好時計を記録しました。

前走オールカマー(G2)を使った影響もあってか、道中は舌を出しながらも推進力のある動きで動けています。

最後の直線でも佐々木騎手が手を動かすと、それに合わせてペースを引き上げ、終い2F11秒0-1F11秒1の好時計で走破することができました。

2Fを22秒1の時計でまとめており、持続性ある動きができています。

全体時計も自己3番目に速く、年齢以上の動きができていました。

最終追い切りは坂路で軽めの調整でしたが、終始左手前で時折舌を出しながらも1週前に負荷を掛けたこともあって淡々と登坂できています。

時計は特別目立つものではありませんが、1週前に一杯に追って好時計を記録したので問題ないでしょう。

前走オールカマーの時同様、好調をキープできていました。

ソールオリエンス

ソールオリエンス 10月23日(水) 評価S
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(良)81.966.751.837.111.3馬なり
1週前美浦南W(良)84.067.052.036.910.9強め伸る
前走最終美浦南W(重)82.968.052.837.711.5馬なり

昨年の皐月賞馬ソールオリエンスは美浦のウッドチップコースでツルマウカタチ(牡3、1勝クラス)と併せました。

嶋田騎手が追い切りに騎乗(レース当日は横山武史騎手が騎乗)し、馬場の外目から馬なりで僚馬を4~5馬身追走し、6F81秒9-上がり1F11秒3の時計で同時併入しています。

1週前の17日には美浦ウッドでベストフィーリング(牡5、3勝クラス)と併せました。

このときは横山武史騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目から僚馬を6馬身追走する形で強めに追い、6F84秒0-上がり1F10秒9の時計で3馬身先着、終いの伸びが確認できました。

前走宝塚記念(G1)から実に4ヶ月ぶりのレースとなりますが、序盤から推進力ある動きを見せており、久々でも問題なく動けています。

直線に入ってから手前を替えてからはするするとペースを引き上げ、僚馬に楽々先着でした。

終いの伸び1F10秒9は前走宝塚記念の時より0.1秒遅いですが、宝塚記念がゴール前一杯に対して今回は強めでした。

脚色は今回のほうが軽い中でこれだけの時計を出したのは素晴らしいです。

馬体も動きも良いですし、最終追い切りの内容にも期待が高まります。

その最終追い切りも美浦ウッドで併せ馬を置いて行われましたが、1週前同様コーナーから軽い脚取りで追われており、直線手前で早くも並びかけます。

直線入りの時点で手前を替えつつ、追いましたが、意外にも併せたツルマウカタチもしぶとく粘り、結果的には併入でした。

1週前追い切りと比較すると終いの鋭さは隠れていましたが、1週前が全体時計84秒0-終い1F10秒9で差し脚伸ばす流れだったのに対し、今回は全体時計81秒9-上がり1F11秒3で総合的な時計が速かったことから、悪い内容ではありませんでした。

僚馬に同時併入とは言え、終いも11秒3の時計を出しているように、状態も良いでしょう。

4か月ぶりのレースにも関わらず、2週続けて動けているのも良いですし、馬体も締まっていきなりでもやれそうでした。

良馬場の高速馬場で強敵相手にどこまでやれるか分かりませんが、追い切り内容は今回の出走馬の中でも特に良かったです。

タスティエーラ

タスティエーラ 10月23日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(良)82.866.351.336.811.4馬なり
1週前美浦南W(良) 64.749.435.011.0G前仕掛け
前走最終美浦坂路(稍重)  55.540.412.4馬なり

昨年のダービー馬タスティエーラは美浦のウッドチップコースで同厩のダノンベルーガ(牡5、オープン)と2頭併せを行いました。

助手が騎乗して、馬場の外目から馬なりで僚馬を4馬身追走し、6F82秒8-上がり1F11秒4の時計を記録しましたが僚馬に半馬身遅れています。

1週前の17日にも美浦ウッドでダノンベルーガと2頭併せを行いました。

このときも助手が騎乗して馬場の外目から僚馬2馬身追走する形でゴール前にて仕掛けられ、5F64秒7-上がり1F11秒0の時計で同時併入しています。

天皇賞(春)以来のレースということもあって、コーナーワークではところどころかかる場面が見られました。

直線に入ってからはダノンベルーガより先に立ったものの、ダノンベルーガもタスティエーラの外から伸び、最終的には併入しています。

ゴール前で促された影響もあり、終いは4F49秒4-上がり1F11秒0の好時計でまとめていますが、全体としては余裕のある動きではなく、休み明けの影響がありそうです。

強く追ったので最終追い切りまでに良化してくれたらと思います。

その最終追い切りも美浦ウッドでダノンベルーガと2頭併せでした。

午前9時20分ごろ、気温もまずまず上昇していたころに追い切りを行った影響もあって、首から肩にかけて発汗が見られました。

しかし、1週前と比較するとレースに対する気持ちも乗ってそうでしたし、フォームや動きは良くなっています。

馬なりとはいえダノンベルーガよりも半馬身遅れていますが、1週前に強く追ったので軽い調整という意味では悪くないでしょう。

時計も自己3番目に速いですし、この馬なりにいい仕上がりに見えました。

ダノンベルーガ

ダノンベルーガ 10月23日(水) 評価B
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(良)83.566.951.937.011.5馬なり
1週前美浦南W(良) 65.149.735.111.1一杯
前走最終海外出走

久々のレースとなるダノンベルーガは美浦のウッドチップコースで同厩のタスティエーラ(牡4、オープン)と併せました。

助手が騎乗して馬場の外目から僚馬より4馬身先行する形で馬なり追いを行い、6F83秒5-上がり1F11秒5の時計で半馬身先着しています。

1週前の17日も美浦ウッドでタスティエーラと併せました。

助手が騎乗して外ラチ沿いから僚馬より2馬身先行する形で一杯に追われて5F65秒1-上がり1F11秒1の時計を記録し、僚馬と併入しています。

今回は久々のレースということで、少し腹回りがふっくらしているように見えましたが、コーナーの段階から思う存分鞭を使って追われ、それに応えるように気合の乗った立ち回りを見せました。

直線に入ってからも相変わらず鞭が入っては鋭く伸び、先を行くタスティエーラを差し返して併入まで持ち込みました。

コーナーの段階からペースを引き上げ、終いは3F12秒6から2F11秒4-1F11秒1で最後まで加速ラップを刻み、G1の舞台でしのぎを削っただけの力を証明しています。

いい時期ほど好時計は出していませんが、前走から約7か月半ぶりにしてはしっかり追うことができていましたし、最終追い切りのさらなる良化にも期待したいです。

その最終追い切りも美浦ウッドでタスティエーラと2頭併せを行っています。

馬なりで軽い追い切りでしたが、1週前同様腹回りは相変わらずふっくらしていました。

ただ、馬なりにしては機敏な動きを見せているのは1週前に強く追ったからでしょう。

直線に入ってからもじりじりペースを引き上げて、差し馬らしい走りができています。

もう少し絞ることができればなお良かったですが、久々にしてはきびきびと動けていましたし、現状でも力は引き出せそうです。

ドウデュース

ドウデュース 10月23日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東PT(良)81.165.050.537.311.2馬なり
1週前栗東CW(良)⑦95.365.551.136.311.0一杯
前走最終栗東芝(稍重)81.565.349.936.111.8馬なり

一昨年のダービー馬ドウデュースは栗東のポリトラックコースでシヴァース(牡3、2勝クラス)と併せました。

助手が騎乗して馬場の外目から僚馬を3~4馬身追走する形で馬なり追いを行い、6F81秒1-上がり1F11秒2の時計で同時併入しています。

1週前の17日には栗東ウッドで主戦の武豊騎手が騎乗し、ジュンライデン(牡2、1勝クラス)ともう1頭の馬(名称不明)と3頭併せを行いました。

馬場の外目からジュンライデンを9馬身追走する形で一杯に追い、7F95秒3-上がり1F11秒0の時計で4~5馬身先着しています。

コーナーから直線にかけては軽い脚取りでしたが、2頭の内から立ち回って直線に入ってからは一変。

手前を替えずとも力一杯動けており、馬体を長く使いながらも回転の速い脚さばきで瞬く間に僚馬を置き去りにして先着しました。

7F95秒3から終い2F11秒6-1F11秒4はこれまでのドウデュースの追い切りの中ではそこまで目立つものではありません。

しかしながら、久々のレースにも関わらず筋肉量は豊富で充実していましたし、直線では力強い動きを長く持続できました。

時計以上に好内容な動きができています。

最終追い切りはポリトラックコースでシヴァースと単走を行っていますが、1週前に負荷を掛けたこともあって軽快に立ち回れています。

直線に入ってからも涼しい表情でペースを引き上げ、最後はいつもの差し切り態勢で併入しました。

僚馬と併入する形となりましたが、1週前に負荷を掛けたので現状ソフトな仕上げでも問題ないでしょう。

1週前に一杯に追ったことでさらに馬体は締まっていますし、追えばいつでもパフォーマンスを引き出せそうです。

久々のレースとなりますが、好仕上がりでいい状態でした。

ニシノレヴナント

ニシノレヴナント 10月23日(水) 評価C
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(良)82.866.551.637.211.4馬なり
前走最終美浦南W(重)82.065.351.237.211.7馬なり

ニシノレヴナントは美浦のウッドチップコースでクリーンエア(牡3、1勝クラス)と併せました。

今回コンビを組む田辺騎手が追い切りに騎乗し、馬場の真ん中から馬なりで僚馬を2~3馬身追走し、6F82秒8-上がり1F11秒4の時計で同時併入しています。

前走オールカマー(G2)から1か月ぶりのレースとなりますが、中間は坂路で2本(いずれもキャンター)、ウッドで4本の時計を記録していました。

最終追い切りは僚馬を置いて調整されましたが、少し頭は高いものの、脚さばきは軽快で1回使って良の気配が見られます。

直線に入ってからも一瞬だけペースを引き上げましたが、使える脚はそこまで長くなさそうです。

最後まで加速ラップで走破しているのは良いものの、少し頭は出ていて綺麗なフォームとは言い難いですし、今回の出走馬の中では少し物足りない内容でした。

ノースブリッジ

ノースブリッジ 10月23日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦芝(良)  54.939.611.9馬なり
1週前美浦南W(良)81.664.950.536.611.2G前仕掛け
前走最終札幌芝(重)   42.212.8馬なり

今年の札幌記念(G2)の勝ち馬ノースブリッジは美浦の芝コースで単走を行いました。

主戦の岩田康成騎手が美浦トレセンまで駆けつけて騎乗し、馬場の3分どころから馬なりで4F54秒9-上がり1F11秒9の時計で走破、折り合いを確認しています。

1週前の17日は美浦ウッドで単走を行いました。

このときも岩田騎手が追い切りに騎乗し、馬場の2分どころからゴール前で仕掛けられ、6F81秒6-上がり1F11秒2の時計でウッドコースを駆け抜けています。

道中は少し抑えながらの追い切りで、直線に入ってからペースを引き上げました。

直線に入ってしばらくはそこまでエンジンのかかりは早くありませんでしたが、しばらくしてからは一気にペースアップし、他の調教馬を楽にかわして先着しています。

加速にやや遅れたものの長く鋭い脚色を披露し、複数の重賞レースを勝利しているだけの力を証明しています。

最終追い切りは美浦の芝コースで行われましたが、1週前と比較すると身体は締まっていますし、コーナーの立ち回りも綺麗で直線でも持続性ある脚質を見せました。

馬なりでしたが1週前よりも立ち回りが器用でしたしスピーディある動きができたのも良く、時計以上の速さを見せています。

超高速馬場の府中でどこまでやれるか分かりませんが、追い切りを見る限り、状態は良さそうです。

ベラジオオペラ

ベラジオオペラ 10月23日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(良)85.069.353.537.211.3馬なり
1週前栗東CW(良)⑦96.765.150.235.611.1一杯伸る
前走最終栗東坂路(稍重)  54.339.012.5馬なり

今年の大阪杯(G1)を制したベラジオオペラは栗東のウッドチップコースでセオ(牡4、オープン)と併せました。

上村調教師が追い切りに騎乗し、馬場の外目から馬なりで僚馬を2馬身追走し、6F85秒0-上がり1F11秒3の時計で同時併入しています。

1週前の17日にも栗東ウッドで追い切りを行い、このときはアームズレイン(牡4、オープン)と併せました。

ここでも上村調教師が騎乗して、馬場の外目から僚馬を2~3馬身追走する形で一杯に追い、7F96秒7-上がり1F11秒1の自己最速の時計で僚馬に2馬身半先着しました。

前走宝塚記念(G1)から約4カ月半ぶりのレースとなりますが、前脚でウッドを掻き込むような走りは久々でもいい動きを見せています。

コーナーから気持ちも乗っていますし、直線で手前を替えてからはペースを引き上げ、終い2F10秒9から1F11秒1の好時計で最後まで脚色を落とすことなく伸びていました。

終い2Fを22秒0の好時計でまとめており、相変わらず終いの伸びに定評があります。

尻の筋肉量も豊富ですし、3歳時や春と比較しても成長性が感じられ、いい動きを見せていました。

最終追い切りも栗東ウッドで僚馬を置いて行われましたが、馬なりということもあって1週前の追い切りほど序盤から飛ばしていません。

しかしながら、首を上手に使ってリズムよく動けていますし、終いも自ら動こうとしているように気持ちも前向きでした。

ソフトな調整ということで全体時計は出していませんが、終いは2F11秒4から1F11秒3で相変わらず伸びていますし、軽い調整でも好時計を出しているのは素晴らしいです。

久々を感じさせない動きでしたし、東京競馬の実績も豊富なので、同期の有力馬を差し置いて好勝負に期待できそうです。

ホウオウビスケッツ

ホウオウビスケッツ 10月23日(水) 評価A
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(良)82.866.151.536.811.4馬なり
1週前美浦南W(良)89.172.757.441.812.3馬なり
前走最終美浦南W(良)82.365.451.136.911.2馬なり

今年の函館記念(G3)を勝利し、前走毎日王冠(G2)でも2着入りしたホウオウビスケッツは美浦のウッドチップコースでホウオウノーサイド(牡5、オープン)と併せました。

助手が騎乗して馬場の真ん中から馬なりで僚馬を4~5馬身追走し、6F82秒8-上がり1F11秒4の時計で2馬身先着しています。

1週前の17日は美浦ウッドで単走を行いました。

今回初コンビを組む岩田望来騎手が追い切りに騎乗し、外ラチ沿いから馬なりで6F89秒1-上がり1F12秒3の時計で折り合いを確認しています。

時計は6F89秒1-5F72秒7-4F57秒4なのでほぼキャンターといっていいでしょう。

時計はまるで出していませんが、毎日王冠を使ったこともあって引き続き脚取りは軽いです。

軽めでしたが最後はペースを引き上げて走破しているように、道中の立ち回りも良く、コンディションは良好です。

最終追い切りは美浦ウッドで併せ馬を置いて調整されましたが、コーナーワークの段階から綺麗な歩様で動けていますし、手前を替えてからも2段階加速で僚馬に先着できているように、好調をキープしているでしょう。

前走毎日王冠の時と比較すると、全体時計、終いの時計ともにわずかに見劣りしますが、替わらない動きで立ち回れているのは好材料でした。

今回はおそらく逃げの候補としてレースを引っ張ると思いますが、テン乗り騎乗の岩田望来騎手が大舞台でどのような立ち回りを見せてくれるか注目したいです。

マテンロウスカイ

マテンロウスカイ 10月23日(水) 評価C
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東坂路(良)  51.837.412.4末強め
1週前栗東坂路(良)  55.239.412.6馬なり
前走最終栗東坂路(良)  53.238.512.7末強め

今年の中山記念(G2)の覇者であるマテンロウスカイは栗東坂路で今年のブルーバードカップ(Jpn3)の勝ち馬アンモシエラ(牝3、オープン)と2頭併せを行いました。

助手が騎乗して僚馬を6~7馬身追走する形で末強めに追われ、4F51秒8-上がり1F12秒4を記録しましたが僚馬に半馬身遅れました。

1週前の17日にも栗東坂路で単走を行い、このときは助手が騎乗して馬なりで4F55秒2-上がり1F12秒6で登坂しています。

外ラチ沿いから単走を行いましたが、舌を出しながらの走法で時々右斜め方向を向いていたので少し集中力は欠いているかもしれません。

ただ、前走毎日王冠(G2)を使ったことで脚取りはしっかりしており、まっすぐ走れていました。

時計は全く出していませんが、時計以上にいい動きです。

最終追い切りは坂路で併せ馬を行いましたが、序盤から頭の使い方が悪く、冷静さがありません。

中盤以降は少し立て直し、自己2番目に速い時計を出しましたが、終いは2F11秒9に対して1F12秒4と、末強めに追ったものの減速ラップとなりました。

末脚を意識した追い切りにも関わらず、減速してしまったのは気になるところです。

序盤の気性も気になるところでしたし、今年の出走馬の中ではそこまで良い内容ではありませんでした。

リバティアイランド

リバティアイランド 10月23日(水) 評価S
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切栗東CW(良)85.569.453.737.911.3馬なり
1週前栗東CW(良)80.264.850.235.610.8馬なり
前走最終海外出走

三冠牝馬のリバティアイランドは栗東ウッドチップコースで単走を行いました。

助手が騎乗して馬場の真ん中から馬なりで追い、6F85秒5-上がり1F11秒3の時計でゴールしています。

1週前の17日には栗東ウッドでロードプレジール(牡6、3勝クラス)と併せています。

主戦の川田騎手が追い切りに騎乗し、馬場の外目から馬なりで僚馬を2~3馬身追走し、6F80秒2-上がり1F10秒8の自己ベストで僚馬に3馬身半先着しました。

前走ドバイシーマクラシック(G1)から7か月半ぶりのレースとなりますが、序盤から回転の速い脚さばきで立ち回っており、休み明けにもかかわらず、見事な動きを見せています。

直線に入って手前を替えてからは少し加速に時間がかかったものの、一度ペースを引き上げてからは僚馬を置き去りに独走し、終い2F11秒1-1F10秒8の加速ラップで楽にゴールしました。

終い2Fを21秒9という超高速タイムで走破しているのはさすがです。

ちなみに、昨年の秋華賞(G1)のときも終い2F21秒9の時計でまとめていますが、このときは強めに追われていました。

今回は馬なりでこの時計、しかも、自己ベストを記録し、終い1F10秒8の時計もこれまでで一番速いです。

時計面に関しては、これまで以上に素晴らしい内容でしたし、これだけでも本調子を取り戻しているように感じました。

最終追い切りはウッドで単走、軽い調整でした。

折り合い重視ということで道中はそこまで鋭さは見せていませんが、それでも筋肉量は豊富ですし、終い2F11秒9-1F11秒3でまとめているように、追えばいつでも好時計を出せそうです。

今回は休み明けに加えて軽度の靱帯炎明けのレースとなりますが、追い切りを見る限り故障は完治したように見えましたし、1週前追い切りでは今まで以上に素晴らしいタイムを記録しました。

東京競馬場の実績も豊富ですし、いきなりでも出し切れそうです。

大変素晴らしい追い切りでした。

レーベンスティール

レーベンスティール 10月23日(水) 評価S
時期場所6F5F4F3F1F脚色
最終追切美浦南W(良)77.562.848.735.411.4馬なり
1週前美浦南W(良)80.265.350.936.411.2馬なり
前走最終美浦南W(重)80.265.450.836.511.3馬なり

前走のオールカマー(G2)を制したレーベンスティールは美浦のウッドチップコースでベジャール(牡5、オープン)と併せました。

主戦のルメール騎手が追い切りに騎乗し、馬場の2分どころから馬なりで僚馬を4馬身追走し、6F77秒5-上がり1F11秒4の自己ベストで半馬身先着しています。

1週前の17日にも美浦ウッドで追い切りを行い、このときはサンダーアラート(セ3、2勝クラス)と併せています。

ここでもルメール騎手が騎乗し、馬場の2分どころから馬なりで僚馬を2馬身追走し、6F80秒2-上がり1F11秒2の時計で半馬身先着しました。

僚馬の内、馬場の2分どころから舌をぺろりと出しながらの追い切りでしたが、直線では終い2F12秒0-1F11秒2で段階的に加速し、先着することができています。

全体時計80秒2に関しては、馬場の内目を立ち回ったものなのでそこまで過大評価しなくても良さそうですが、今年のレーベンスティールは馬場の内目から追い切りを行うことが多く、その時の調教時計と比較しても好時計を出していたのは良いです。

最終追い切りも1週前同様美浦ウッドで併せ馬を置き、馬場の2分どころから立ち回りました。

コーナーでは少し首の使い方が荒いものの、すぐに落ち着いてからは軽快なフットワークで周回しています。

直線でも大きな歩様でゴールまで駆け抜けることができました。

今回の時計面で秀逸なのがタイムです。

馬場の内目を回ったとはいえ、6F77秒5は従来の持ち時計79秒7を2.2秒も更新しました。

ちなみに、79秒7の時計を出したのは今年の5月30日、エプソムカップ(G3)の1週前追い切りのものでしたが、このときも併せ馬を置いて馬場の2分どころから馬なりで立ち回っているので、その時よりもはるかに良い時計を出しています。

また、直線でも終い3F12秒5から2F11秒5-1F11秒4で速い位置からペースを引き上げたにもかかわらず、最後まで脚を引き上げたのも良いでしょう。

恐らく、近年ロングスパート気質になりやすい東京芝2,000mを想定した調教を行ったと考えられますが、それに応えるかのような動きができていました。

今回は2週続けて前向きな動きができていましたし、どちらも主戦のルメール騎手追い切りに騎乗していることからも分かるように、天皇賞(秋)に対する意欲が感じられました。

強力な相手を前に、遅咲きの素質馬がどこまで抗えるか注目したいです。

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ホウオウビスケッツ
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ダノンベルーガ
ニシノレヴナント
マテンロウスカイ
 
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