
【天皇賞(秋)2025予想】本命馬3頭+人気落ちで狙いたい穴馬2頭はこちら!

天皇賞(秋)2025のおすすめの有力馬3頭、穴馬2頭を紹介しています。
過去10年のデータ分析と傾向、コースの特徴や競走馬の血統、追い切りから予想していきます!
天皇賞(秋)2025の予想ポイント
- 勝ち馬はG1馬から予想したい
- 関東馬の好走率が高い、特に勝ち馬は関東馬が有利
- 7年連続でノーザンファーム生産馬が勝利している
- 1~2人気は馬券で抑えておきたい、特に1人気【7-1-0-2】は単勝率は70%・連対率80%
- 4枠【5-0-1-12】は当たり枠、8枠【0-0-2-20】は苦戦、馬番1~9番が有利
- 前走G1組が強く、前走G3組【0-0-0-11】は全滅
天皇賞(秋)2025予想の最終買い目
天皇賞(秋)が開催される日曜日の東京競馬場は一日晴れの予報が出ていました。
気温も20度近くまで上昇するようで、過ごしやすい一日となるでしょう。
馬場傾向に関しては土曜日の芝レースの傾向を見てみると、5Rまでは稍重で時計は掛かっていますが、9R以降の芝レースは良馬場に回復していました。
馬場傾向を見ても、10Rの紅葉ステークス(芝1m600m、3勝クラス)の勝ち馬チェルビアットが1分32秒8の好時計で走破しています。
日曜日も晴れますし、今週からBコースに替わるため、これまであった内ラチの痛みはカバーできたようです。
以上のことから、うましるでは晴れの良馬場、高速馬場を想定しながら予想をまとめました。
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◎本命 7 マスカレードボール
| 父 | ドゥラメンテ |
| 母 | マスクオフ |
| 母父 | ディープインパクト |
| 主な勝ち鞍 | 共同通信杯(G3) 2025年 |
| 前走 | 日本ダービー(G1) 2着 |
本命はマスカレードボールにしました。
クラシックの勝利は惜しくも掴めませんでしたが、どちらも馬券に絡んでおり、皐月賞は不利がありながらも3着、日本ダービーは不利な大外から直線で決め手のある末脚を使って2着入りしています。
この世代は古馬と比較するとどこまで通用するのか判断しがたいですが、勝利した共同通信杯も時計は優秀ですし、東京コースなら高いパフォーマンスに期待できるでしょう。
今回はテン乗りでルメール騎手が騎乗しますが、ルメール騎手は過去10年内で天皇賞(秋)を5勝しています。
アーバンシックやブレイディヴェーグなど、他の有力馬ではなくテン乗りでマスカレードボールに騎乗することからこの馬の強みも視覚的に把握していると思いますし、ルメール騎手の選択を信じたいです。
〇対抗 5 タスティエーラ
| 父 | サトノクラウン |
| 母 | パルティトゥーラ |
| 母父 | マンハッタンカフェ |
| 主な勝ち鞍 | 日本ダービー(G1) 2023年 |
| 前走 | QE2世C(G1) 1着 |
対抗はタスティエーラにします。
3歳のころはクラシックレースにすべて出走し、日本ダービーを優勝、残りの皐月賞と菊花賞も2着入りしました。
好走した皐月賞や勝利した日本ダービーの勝ち時計を見る限り、時計のかかる馬場の方が合いそうでしたが、昨年の天皇賞(秋)は超高速馬場条件下で2着入りしているように時計勝負にも対応しています。
昨年春の時点では少し調子を落としていましたが、昨年の天皇賞(秋)における2着を機に、その後も香港の舞台で堅実な走りを見せています。
今回は久々となりますが、休み明けでも力を発揮できますし、何より昨年の天皇賞(秋)のレース内容がいいので2番手評価にしました。
▲単穴 8 ホウオウビスケッツ
| 父 | マインドユアビスケッツ |
| 母 | ホウオウサブリナ |
| 母父 | ルーラーシップ |
| 主な勝ち鞍 | 函館記念(G3) 2024年 |
| 前走 | 毎日王冠(G2) 2着 |
ホウオウビスケッツは単穴にしました。
時計のかかる函館や、超高速馬場の東京など、どのような舞台でも高いレベルで活躍しており、昨年の天皇賞(秋)も逃げ粘りの競馬で3着入線しました。
もともと3歳のフリージア賞のころからロングスプリントに長けた競馬を見せていますが、今なおその末脚は健在です。
前々走の札幌記念は人気を裏切る結果となりましたが、前走毎日王冠は強敵相手に2着なので今のホウオウビスケッツは東京コースのほうが合っているような感じがします。
そういう意味では天皇賞(秋)の舞台はチャンスですし、今年のメンバーを見てもメイショウタバルを除けば前に行きそうな馬がいないので自身の競馬に集中できるでしょう。
△連下 6 ブレイディヴェーグ
| 父 | ロードカナロア |
| 母 | インナーアージ |
| 母父 | ディープインパクト |
| 主な勝ち鞍 | エリザベス女王杯(G1) 2023年 |
| 前走 | 新潟記念(G3) 6着 |
ブレイディヴェーグは連下にします。
高速馬場条件下におけるパフォーマンスに優れている馬で、3歳の時に挑んだローズステークスは伏兵マスクトディーヴァに敗れたものの好時計で入線しました。
昨年の府中牝馬ステークスにおいても直線で上がり最速32秒8の末脚を使って勝ち切っており、直線の長い舞台で力強いパフォーマンスを見せています。
マイルに転向してからは馬券外に沈んでいますが、それでも2走前の安田記念は現役屈指のマイラー相手に4着です。
前走の新潟記念も1枠からの発走で、どうしても馬場の悪い部分から追い上げなければいけない不利がありました。
今回は枠の並びも良いですし、追い切りも良かったので適性距離ともいえる中距離の舞台でリベンジしてほしいです。
△連下 14 クイーンズウォーク
| 父 | キズナ |
| 母 | ウェイヴェルアベニュー |
| 母父 | Harlington |
| 主な勝ち鞍 | 金鯱賞(G2) 2025年 |
| 前走 | 新潟記念(G3) 除外 |
クイーンズウォークも連下にします。
これまで3つの重賞を手にしていますが、これらはすべて中京や東京など、左回りのものでした。
過去の戦績を見てみると、右回りよりも左回りの方が結果を残しており、着外でしたが昨年のオークスも4着入りしていることから左回りでは安定しています。
今回はデータと相性の悪い8枠を引いてしまいましたが、差しを得意とするクイーンズウォークからしたらそこまで不利ではないでしょう。
川田騎手も過去10年の天皇賞(秋)でたびたび馬券に絡んでいますし、前日の時点で9番人気なら美味しい穴馬といえそうです。
△連下 10 エコロヴァルツ
| 父 | ブラックタイド |
| 母 | プティプランセス |
| 母父 | キングカメハメハ |
| 主な勝ち鞍 | ディセンバーS(L) 2024年 |
| 前走 | 中京記念(G3) 4着 |
エコロヴァルツも抑えることにしました。
メンバー唯一の非重賞馬ということで人気は下から数えたほうが早いです。
ただ、今年の大阪杯は馬場の内目から鋭く脚を伸ばして4着ですし、そのまえの中山記念もレコード馬場で勝ち馬シックスペンスとタイム差なしの2着は負けて強しです。
前走の中京記念も人気を裏切る4着でしたが、ゴール後も脚を余していたのでマイルは短かったでしょう。
重賞タイトルは手にしていませんが、強敵相手に善戦していることから重賞級のポテンシャルは秘めていますし、ハマればこの大舞台でも上位争いできるかもしれません。
単勝
7 マスカレードボール
馬連流し
軸馬:7
相手:5、6、8、10、14
三連複フォーメーション
1頭目:7
2頭目:5、6、8、10、14
3頭目:5、6、8、10、14
天皇賞(秋)2025の有力馬3頭
今年の天皇賞(秋)も7頭のG1馬が出走表明し、豪華なメンバーが集結しています。
今年の出走登録馬の中から人気上位に支持されそうな有力馬を3頭紹介します。
出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。
メイショウタバル
- 宝塚記念 (G1) 2025年
- 神戸新聞杯 (G2) 2024年
- 毎日杯 (G3) 2024年
今年の宝塚記念を制したメイショウタバルが中心になるでしょう。
逃げの競馬を得意としており、前走の宝塚記念は6枠12番からスタートを決めていつものように主導権を握ると、前半1,000mを59秒1で速めに通過し、3~4コーナーで後続が迫るも、最後の直線では最内から脚色を落とすことなく独走し、後続を寄せ付けずに勝利しました。
これ以前の神戸新聞杯や非常に強い競馬だった毎日杯を見ても分かるように、タフな馬場におけるパフォーマンスはG1級で、好内容の競馬でした。
今回は早い段階から天皇賞(秋)への出走を表明しましたが、過去の戦績を見ても力のいる馬場ほうが合うのは明白でしょう。
近年の天皇賞(秋)はパンパンに乾いた超高速馬場で開催されることが多いため、近年の傾向を考えると少し脚質に合わないかもしれません。
先週開催された菊花賞デーの東京競馬の芝レースがすべて稍重でしたが、極端な重い馬場ではなかったので多少の雨だと力を出し切れないかもしれないです。
キタサンブラックが勝利した2017年の天皇賞(秋)くらい馬場が重くなれば面白そうですが、全ては雲行き次第で印を検討したいです。
マスカレードボール
- 共同通信杯 (G3) 2025年
今年の共同通信杯を勝利し、皐月賞で3着、日本ダービーで2着入線したマスカレードボールも有力候補です。
これまで東京コースは【2-1-0-0】と崩れておらず、共同通信杯はスローで有利な展開でしたが、それでも1分46秒0の時計で走破しました。
続く皐月賞は出遅れて後方競馬となりましたが、直線でも進路取りに苦労しながら脚を伸ばして3着入線し、負けて強しです。
前走の日本ダービーは好走率の低い8枠17番からの発走で中団外目から脚を溜めつつ、直線では馬場の外目から一気を仕掛け、残り200mでグンと加速し、最後は2着まで浮上しています。
勝利したクロワデュノールには3/4馬身差の完敗でしたが、3着のショウヘイ以下を1馬身半差先着しているように、得意な東京で高いパフォーマンスを残しています。
今回は久々のレースとなりますが、前述したように東京実績は豊富なのでコース適性は問題ありません。
時計勝負に関しても共同通信杯や皐月賞が好時計で走破しているので問題ないでしょう。
初めての古馬戦なので相手関係に関してはやってみないと分かりませんが、適性は良さそうなので、現状の3歳勢が古馬相手にどこまで通用するのか楽しみです。
ミュージアムマイル
- 皐月賞 (G1) 2025年
- セントライト記念 (G2) 2025年
もう1頭の3歳馬であるミュージアムマイルも有力候補でしょう。
昨年は朝日杯FSにおいて2着入りした馬で、今年の皐月賞は中盤以降にペースが上がっても無理に引っ張られずに自身の走りに集中し、直線では外から末脚を伸ばして優勝しました。
日本ダービーは4枠7番から発走し、中団馬群の中から脚を溜めて直線では外から一気を仕掛けましたが、じりじり脚を伸ばすものの、そこまで瞬発力は見せずに6着でした。
位置取りや仕掛けどころは良かったものの、最後は瞬発性がなかった点は覚えておきたいです。
前走のセントライト記念は中団やや後ろから見ましたが、残り1,000mあたりでじわりと前の集団に押しあげ、3~4コーナーで馬群の外目持ち出して仕掛け、直線では長く脚を使って勝利しました。
前哨戦ということでおそらく本気の仕上げではなかったと思いますが、ミュージアムマイルらしい持久力のある走りで好走し、皐月賞馬らしい強い勝ちっぷりを見せました。
今回は一回叩いてレースに挑みますが、過去の上がりタイムを見ても分かるように瞬発力はそこまで目立ちません。
ただ、持久性のある走りは期待できるので早めに動いて押し切る競馬はチャンスがありそうです。
仕掛けどころがポイントとなりそうですが、ダービーや皐月賞を見ても距離は2,000mくらいがちょうど良さそうですし、かみ合えばこの舞台での好走も可能ではないでしょうか。
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天皇賞(秋)2025の穴馬2頭
天皇賞(秋)は上位人気馬の好走率が高いレースですが、昨年は9番人気のタスティエーラと8番人気のホウオウビスケッツが入線し、三連単40万円弱の配当が飛び出しました。
それ以前を見ても相手候補に人気落ちの馬が入線する傾向は多いため、ヒモ荒れに警戒したいです。
今年の出走登録馬の中から配当に期待できそうな穴馬を2頭紹介します。
出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。
ロードデルレイ ※取消
- 日経新春杯 (G2) 2025年
G1馬ではないものの、堅実な走りで上位争いしているロードデルレイも参戦します。
これまで堅実な走りで好走しており、東京コースは3戦全勝、そのうち東京芝2,000mは2戦2勝とコース適性は非常に高いです。
好走した昨年の白富士ステークスを見ても、1分57秒2、上がり最速33秒2の末脚で結果を残しているように、高速馬場適性も高いです。
今年の大阪杯も超高速馬場条件下で行われましたが、初めての重賞の舞台でも前年の覇者であるベラジオオペラに1馬身差の2着でしたし、初めてのG1の舞台でも健闘しました。
芝2,000mも【3-3-0-0】で連対を外していませんし、大阪杯の内容を見てもG1級のポテンシャルに期待できるでしょう。
他の馬と比較すると重賞実績が多くないため人気を落とすかもしれませんが、適性は非常に合っているので一発に期待できる馬です。
ジャスティンパレス
- 天皇賞春 (G1) 2023年
- 阪神大賞典 (G2) 2023年
- 神戸新聞杯 (G2) 2022年
前走の宝塚記念で久々に馬券に絡んだジャスティンパレスは今回で3年連続の天皇賞(秋)参戦です。
4歳の時に阪神大賞典と天皇賞(春)を連勝し、ステイヤーとしての素質を開花させましたが、同年天皇賞(秋)は差し有利の展開だったとはいえ長く痛烈な末脚を使って2着入りしており、スタミナを活かしたロングスプリントで結果を残しています。
その後はコンスタントに掲示板入りしているものの、なかなか馬券には絡めませんでしたが、前走宝塚記念は上位2頭が前の馬に対し、1頭後方外目から脚を伸ばして3着入りしました。
2着のベラジオオペラにはクビ差まで詰めていますし、タフな舞台で重馬場巧者のソールオリエンス以上の決め手を使って上位争いできており、まだまだ衰えが感じられません。
今回はぶっつけの天皇賞(秋)ですが、前走宝塚記念を見る限り、自慢の末脚は健在でした。
一昨年の天皇賞(秋)でも2着入りしていることからコース適性も合いますし、有力馬が多数参戦することで今回も人気を落とすようでしたら配当妙味に期待できるでしょう。
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ここからは天皇賞(秋)の過去10年の傾向やデータ分析を見ていきましょう!
天皇賞(秋)2025の概要
天皇賞(秋)は東京競馬場で開催される芝2,000mの中距離G1重賞です。
天皇賞は春と秋で毎年2回開催されていますが、春の天皇賞は芝3,200mの長距離に対して秋の天皇賞は芝2,000mで行われます。
汎用性が高い東京競馬で開催されることや、対である大阪杯と違って海外G1とも被りづらいことから、毎年好メンバーが集結します。
特にこの時期は、3歳馬の参戦も少なくありません。
先週開催された菊花賞も3歳馬限定のレースですが、菊花賞は芝3,000mが舞台なので、例え実力があっても距離適性が合わない場合は出走せず、その代わりに天皇賞(秋)へ向かうケースが目立ちます。
今年も3歳馬のミュージアムマイルとマスカレードボールが菊花賞ではなく天皇賞(秋)を選択しました。
その他にも、古馬の中距離馬にとってもこの天皇賞(秋)からジャパンカップや有馬記念を目指す馬も多く、下半期のG1の中でも特に豪華メンバーが集まるのが特徴的です。
今年は登録の段階で15頭と、フルゲート割れしていますが、7頭のG1馬が参戦し、例年通り好メンバーが揃いました。
秋の中距離王者決定戦を制するのはどの馬でしょうか?!
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天皇賞(秋)2025の開催内容
| 開催日 | 11月2日(日曜) 15:40発走 |
| 開催競馬場 | 東京競馬場 11R |
| 格付け | G1 |
| コース | 芝2,000m |
| 性齢 | 3歳以上 |
| 斤量 | 定量 |
| 1着賞金 | 3億円 |

天皇賞(秋)2025が開催される東京の芝2,000mの特徴

| スタート地点 | 1.2コーナー奥にある専用スタート |
| コース | 左回り Bコース使用 |
| 1周の距離 | 2,101.9m |
| 直線距離 | 525.9m |
| 高低差 | 2.7m |
| フルゲート | 18頭 |
| 平均タイム (過去5年) | 2.01.5 |
| コースレコード | 1.55.2 (2023年 天皇賞(秋)【G1】イクイノックス) |
| 天皇賞(秋)のタイム | |
| 平均タイム (過去10年) | 2:00.0 |
| レコードタイム | 1:55.2 (2023年 イクイノックス) |
スタート地点は1コーナーの奥ポケットで2コーナーを経由して本線に入ります。
スタートから最初の2コーナーまでの距離は約130mで、外枠は不利です。
本線は向こう正面から入り、3コーナーまでの距離は約440mです。
向こう正面は下り傾斜が大半を占めていますが、中距離レースということもあり、後半に備えるためセーブしながら競馬を行います。
3~4コーナーは大回りの造りとなっていて極端に減速しなくても立ち回ることができます。
また、4コーナーの途中にラスト3ハロンの標識が立っており、各馬はこの辺りから追い込みを開始します。
最後の直線コースは約525mです。
道中には高低差2mの緩やかな坂道があります。
坂を上ったら残り300mは平坦な道のりとなっており、その先にゴール板が立っています。
東京芝2,000mは最後の直線が525mもあるため、トップスピードをフルに活かすことができます。
そのため、前半無理させずに後半特価の競馬を行うことが多いです。
脚質的にはスタミナやパワーも重要ですが最高速度を長く活かせる末脚や上がりの速さが重要視される舞台となっています。
東京の芝2,000mはここをチェック!
- 天皇賞(秋)が開催される舞台
- 総合力が試される
- スタート地点が1.2コーナーの奥ポケット
- 内枠有利
- 美浦の厩舎が強い
- 上がり勝負になりやすい

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天皇賞(秋)2025の出走馬
| 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 |
| 1 | コスモキュランダ | 牡4 | 58.0 | 津村明秀 |
| 2 | アーバンシック | 牡4 | 58.0 | A.プーシャン |
| 3 | ジャスティンパレス | 牡6 | 58.0 | 団野大成 |
| 4 | ソールオリエンス | 牡5 | 58.0 | 丹内祐次 |
| 5 | タスティエーラ | 牡5 | 58.0 | D.レーン |
| 6 | ブレイディヴェーグ | 牝5 | 56.0 | 戸崎圭太 |
| 7 | マスカレードボール | 牡3 | 56.0 | C.ルメール |
| 8 | ホウオウビスケッツ | 牡5 | 58.0 | 岩田康誠 |
| 9 | ミュージアムマイル | 牡3 | 56.0 | C.デムーロ |
| 10 | エコロヴァルツ | 牡4 | 58.0 | 三浦皇成 |
| 11 | シランケド | 牝5 | 56.0 | 横山武史 |
| 12 | セイウンハーデス | 牡6 | 58.0 | 菅原明良 |
| 13 | メイショウタバル | 牡4 | 58.0 | 武豊 |
| 14 | クイーンズウォーク | 牝4 | 56.0 | 川田将雅 |
天皇賞(秋)の過去10年のデータと傾向
| 年 馬場 | 着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走着順 |
| 2024 良 | 1 | 7 | ドウデュース | 2 | 宝塚記念(G1) | 6 |
| 2 | 4 | タスティエーラ | 9 | 天皇賞(春)(G1) | 7 | |
| 3 | 9 | ホウオウビスケッツ | 8 | 毎日王冠(G2) | 2 | |
| 2023 良 | 1 | 7 | イクイノックス | 1 | 宝塚記念(G1) | 1 |
| 2 | 6 | ジャスティンパレス | 6 | 宝塚記念(G1) | 3 | |
| 3 | 9 | プログノーシス | 3 | 札幌記念(G2) | 1 | |
| 2022 良 | 1 | 7 | イクイノックス | 1 | 日本ダービー(G1) | 2 |
| 2 | 3 | パンサラッサ | 5 | 札幌記念(G2) | 2 | |
| 3 | 5 | ダノンベルーガ | 2 | 日本ダービー(G1) | 4 | |
| 2021 良 | 1 | 5 | エフフォーリア | 3 | 日本ダービー(G1) | 2 |
| 2 | 1 | コントレイル | 1 | 大阪杯(G1) | 3 | |
| 3 | 9 | グランアレグリア | 2 | 安田記念(G1) | 2 | |
| 2020 良 | 1 | 9 | アーモンドアイ | 1 | 安田記念(G1) | 2 |
| 2 | 6 | フィエールマン | 5 | 天皇賞(春)(G1) | 1 | |
| 3 | 7 | クロノジェネシス | 2 | 宝塚記念(G1) | 1 | |
| 2019 良 | 1 | 2 | アーモンドアイ | 1 | 安田記念(G1) | 3 |
| 2 | 9 | ダノンプレミアム | 3 | 安田記念(G1) | 16 | |
| 3 | 5 | アエロリット | 6 | 毎日王冠(G2) | 2 | |
| 2018 良 | 1 | 4 | レイデオロ | 2 | オールカマー(G2) | 1 |
| 2 | 9 | サングレーザー | 4 | 札幌記念(G2) | 1 | |
| 3 | 10 | キセキ | 6 | 毎日王冠(G2) | 3 | |
| 2017 不良 | 1 | 7 | キタサンブラック | 1 | 宝塚記念(G1) | 9 |
| 2 | 2 | サトノクラウン | 2 | 宝塚記念(G1) | 1 | |
| 3 | 8 | レインボーライン | 13 | 宝塚記念(G1) | 5 | |
| 2016 良 | 1 | 8 | モーリス | 1 | 札幌記念(G2) | 2 |
| 2 | 12 | リアルスティール | 7 | 安田記念(G1) | 11 | |
| 3 | 14 | ステファノス | 6 | 毎日王冠(G2) | 5 | |
| 2015 良 | 1 | 8 | ラブリーデイ | 1 | 京都大賞典(G2) | 1 |
| 2 | 14 | ステファノス | 10 | 毎日王冠(G2) | 7 | |
| 3 | 16 | イスラボニータ | 6 | 毎日王冠(G2) | 3 |
【実績】勝ち馬は全てG1馬
| 年度 | 勝ち馬 | 獲得した主なG1タイトル |
| 2024 | ドウデュース | 日本ダービー/2022年 |
| 2023 | イクイノックス | 天皇賞(秋)/2022年 |
| 2022 | イクイノックス | なし |
| 2021 | エフフォーリア | 皐月賞/2021年 |
| 2020 | アーモンドアイ | ジャパンカップ/2018年 |
| 2019 | アーモンドアイ | ジャパンカップ/2018年 |
| 2018 | レイデオロ | 日本ダービー/2017年 |
| 2017 | キタサンブラック | ジャパンカップ/2016年 |
| 2016 | モーリス | 安田記念/2015年 |
| 2015 | ラブリーデイ | 宝塚記念/2015年 |
過去10年の天皇賞(秋)の勝ち馬はいずれもG1馬でした。
天皇賞(秋)は他のG1と比較しても毎年実績のある馬が多数集結します。
年によっては全頭重賞馬という年もあるほどですが、勝ち馬はいずれも過去にG1レースを勝利しているのでG1実績に注目したいです。
今年の出走馬の中でG1馬は7頭いました。(かっこは主なG1勝ち鞍)
【所属】関東馬の好走率がやや高い
| 所属 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| 美浦(関東) | 【7-3-5-41】 | 12.5% | 17.9% | 26.8% |
| 栗東(関西) | 【3-7-5-77】 | 3.3% | 10.9% | 16.3% |
過去10年の天皇賞(秋)で関東馬と関西馬はそれぞれ15頭ずつ馬券に絡んでいました。
好走数だけ見たらどちらもイーブンです。
ただし、好走率を見てみると、地の利がある関東馬のほうが関西馬より好走率は高いです。
特に関東馬は過去10年で7勝を挙げており、2018年から2023年の6開催は連続で関東馬が勝利していました。
勝ち馬も含めて、全体的に関東馬優勢といえるでしょう。
とはいえ関西馬も毎年馬券絡んでいることから、極端に悪い成績ではありませんでした。
今年の出走馬を東西別にまとめました。
【生産者】7年連続勝利しているノーザンファーム生産馬
| 生産者 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| ノーザンF | 【8-6-6-46】 | 12.1% | 21.2% | 30.3% |
| ケイアイF | 【0-1-0-2】 | 0.0% | 33.3% | 33.3% |
| 社台F | 【0-0-1-13】 | 0.0% | 0.0% | 7.1% |
| 下河辺牧場 | 【0-0-1-2】 | 0.0% | 0.0% | 33.3% |
| 岡田スタツド | 【0-0-1-0】 | 0.0% | 0.0% | 100.0% |
| 三嶋牧場 | 【0-0-0-1】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
| ビッグレッドF | 【0-0-0-1】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
過去10年の天皇賞(秋)で馬券に絡んだ20頭がノーザンファーム生産馬でした。
中距離馬の育成に定評があるノーザンファーム生産馬はこの天皇賞(秋)においても多数の好走馬を輩出しています。
特に、勝ち馬に限れば7年連続で優勝していることから、優勝候補としても選択に入るでしょう。
馬券予想の際は生産者にも注目したいです。
今年の出走馬の中でノーザンファーム生産馬は6頭いました。
なお、上記で述べた「G1馬」「関東馬」「ノーザンファーム生産馬」の3つ全てに該当する馬は3頭いました。
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天皇賞(秋)の過去10年の人気別成績
| 人気 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| 1番人気 | 【7-1-0-2】 | 70.0% | 80.0% | 80.0% |
| 2番人気 | 【2-1-2-5】 | 20.0% | 30.0% | 50.0% |
| 3番人気 | 【1-1-1-7】 | 10.0% | 20.0% | 30.0% |
| 4番人気 | 【0-1-1-8】 | 0.0% | 10.0% | 20.0% |
| 5番人気 | 【0-1-0-9】 | 0.0% | 10.0% | 10.0% |
| 6~9番人気 | 【0-4-5-31】 | 0.0% | 10.0% | 22.5% |
| 10番人気以下 | 【0-1-1-56】 | 0.0% | 1.7% | 3.4% |
安定感の高い1番人気
過去10年の天皇賞(秋)で1番人気は【7-1-0-2】でした。
これまでに7頭が優勝しており、勝率70%、連対率80%と非常に安定しています。
昨年は1番人気に支持されたリバティアイランドが13着に敗れましたが、それ以前は堅実に結果を残しているので依然として1番人気は信頼できるでしょう。
1~2番人気はどちらか必ず馬券に絡んでいる
過去10年の天皇賞(秋)の好走馬を見てみると、1~2番人気の馬は必ず1頭以上馬券に絡んでいます。
天皇賞(秋)はもともと上位人気馬の好走率が高いレースですが、1~2番人気がどちらも着外に敗れたのはスペシャルウィークが勝利した1999年まで遡りました。
1~2番人気がどちらも着外になるケースは滅多にないため、該当馬は印を検討したいです。
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天皇賞(秋)の過去10年の枠番別成績
| 枠番 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| 1枠 | 【1-2-0-11】 | 7.1% | 21.4% | 21.4% |
| 2枠 | 【0-1-0-16】 | 0.0% | 5.9% | 5.9% |
| 3枠 | 【1-1-2-13】 | 5.9% | 11.8% | 23.5% |
| 4枠 | 【5-0-1-12】 | 27.8% | 27.8% | 33.3% |
| 5枠 | 【1-2-2-14】 | 5.3% | 15.8% | 26.3% |
| 6枠 | 【1-2-1-15】 | 5.3% | 15.8% | 21.1% |
| 7枠 | 【1-2-2-17】 | 4.5% | 13.6% | 22.7% |
| 8枠 | 【0-0-2-20】 | 0.0% | 0.0% | 9.1% |
1~2番人気に支持された4枠の馬は優勝候補
過去10年の天皇賞(秋)の好走馬を枠順別に見てみると、もっとも好走していたのは5頭の勝ち馬が出ている4枠でした。
4枠はこれまで5勝しており、昨年もドウデュースが優勝しているように勢いのある枠です。
なお、勝利した5頭はすべて1~2番人気に支持されていたので、人気上位の4枠は固いと考えたいです。
しかしながら、3着だった2017年のレインボーラインは13番人気だったので、人気落ちでも決して悪い水準ではありません。
天皇賞(秋)は4枠が当たりと考えたいです。
連対ゼロの8枠
過去10年の天皇賞(秋)で8枠は【0-0-2-20】でした。
勝利どころか2着にも入線していません。
好走した2頭は2015年のイスラボニータと2016年のステファノスのもので、2017年以降は全滅、昨年も3番人気に支持されたレーベンスィールが8枠14番から発走したが8着でした。
天皇賞(秋)において8枠は苦しい枠と言わざるを得ません。
馬番一桁の好走が目立つ
| 馬番 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| 1~9番 | 【10-8-7-64】 | 11.2% | 20.2% | 28.1% |
| 10~18番 | 【0-2-3-54】 | 0% | 3.4% | 8.5% |
過去10年の天皇賞(秋)の好走馬を馬番別に見てみると、馬券に絡んだ25頭が馬番1~9番から発走していました。
馬番10から18番の馬は【0-2-3-54】で勝利がなく、複勝率も8.5%しかありません。
天皇賞(秋)の舞台である東京芝2,000mは1コーナー奥にある専用のポケットから発走し、最初の2コーナーまでの距離は130mしかありません。
外の馬は初角を大きく回る傾向があるためどうしてもロスが発生します。
相対的に経済コースを回れる内の馬が有利になりやすく、馬番の影響が大きいです。
馬券予想の際は枠番だけではなく馬番にも注目したいです。
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天皇賞(秋)の過去10年の前走クラス別成績
| 前走クラス | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| G1 | 【7-7-4-19】 | 18.9% | 37.8% | 48.6% |
| G2 | 【3-3-6-80】 | 3.3% | 6.5% | 13.0% |
| G3 | 【0-0-0-11】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
前走G1組が優勢
過去10年の天皇賞(秋)で馬券に絡んだ18頭が前走G1を使っていました。
天皇賞(秋)は数あるG1レースの中でも特に好メンバーが集結しますが、前走G1レースで強い相手と戦った馬の好走が目立っています。
馬券予想の際は前走クラスにも注目したいです。
今年の出走馬の中で前走がG1だった馬は6頭いました。
前走G3組は全滅
過去10年の天皇賞(秋)で前走がG3だった馬は11頭が出走していますが、全頭着外に沈んでいました。
天皇賞(秋)は実績のある馬が勢ぞろいする舞台なので、G3レースから挑む馬は能力が届かないのか、苦戦を強いられています。
該当馬は評価を下げたほうがいいかもしれません。
今年の出走馬の中で前走がG3だった馬は5頭いました。
天皇賞(秋)2025全頭考察
今年の天皇賞(秋)も実績のある馬が多数参戦しました。
どの馬が上位争いしてもおかしくないでしょう。
ここからは、冒頭で紹介しきれなかった残りの出走登録馬を紹介します。
出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。
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アーバンシック
- 菊花賞 (G1) 2024年
- セントライト記念 (G2) 2024年
昨年の菊花賞馬であるアーバンシックが天皇賞(秋)から始動します。
勝利した菊花賞は序盤こそ中団で脚を溜めていましたが、向こう正面から追い上げて好位の外目に付け、直線で外目から押し上げて完勝しました。
下した相手は、今年の天皇賞(春)を制したヘデントールをはじめ、同レース2~3着のビザンチンドリーム、ショウナンラプンタ、目黒記念の勝ち馬アドマイヤテラ、ダノンデサイルなど、いずれもハイレベルなメンバーでした。
レース内容を見ても菊花賞馬らしくスタミナを活かした走りで押し切っているのが印象深く、長距離色は強そうです。
ただ、近3戦は人気以上に崩れており、特に有馬記念は痛恨の出遅れで馬群の中となり、出し切れませんでした。
今年の日経賞は古馬初のレースということで1番人気でしたが、キャリア初の稍重で出し切れず、宝塚記念も稍重で後方から脚を伸ばそうとしましたが全く伸びませんでした。
3歳の皐月賞が後方から直線で長く脚を使って好走しているので本質的には高速馬場向けといえるでしょう。
菊花賞のイメージから、今回の天皇賞(秋)は距離が短いように見えますが、皐月賞が負けて強しなので高速馬場なら案外チャンスはあるかもしれません。
エコロヴァルツ
- ディセンバーS (L) 2024年
エコロヴァルツはメンバー唯一の非重賞馬ですが、2年前の朝日杯FSでは追込一気で後にマイルG1を複数勝利するジャンタルマンタルと差のない2着入線しました。
今年のレースも勝利はないものの内容は良く、特に中山記念は内で脚を溜めながら勝ち馬シックスペンスと同タイムの2着、レコード記録で入線しています。
続く大阪杯は10番人気でしたが、中団内目から脚を伸ばして4着入りし、人気以上に奮闘しています。
近2戦は凡走していますが、中京記念はスローで前有利の中で先行しつつ最後の最後は脚を伸ばして惜しい4着だったので、マイルは短いかもしれません。
そういう意味では直線の長い東京コースの芝2,000mは相性が良さそうです。
非重賞馬ですが、重賞クラスでも強敵相手に善戦していますし、大阪杯の内容を見ても上位争いできるだけの素質は秘めているでしょう。
クイーンズウォーク
- 金鯱賞 (G2) 2025年
- ローズS (G2) 2024年
- クイーンC (G3) 2024年
重賞レースを3勝しているクイーンズウォークも参戦します。
3歳以降の好走はすべて左回りのもので、ローズステークスではのちに有馬記念を制するレガレイラを出し抜いて鮮やかに勝利しています。
今年の金鯱賞は雨の重馬場で力が求められましたが、唯一の牝馬として参戦し、先行しつつも最後は前を行くホウオウビスケッツを捉えて勝利しています。
ヴィクトリアマイルも強敵アスコリピチェーノとクビ差の2着ですし、下したシランケドがのちに新潟記念を、アルジーヌがのちにクイーンステークスを勝利していることから強敵相手に先着できたのも評価できるでしょう。
今回はもともと前走新潟記念に出走予定でしたが、新潟記念が本馬場入場の際に転倒と放馬のため、疲労が顕著となり除外となりました。
そのため、実質的には春のヴィクトリアマイル以来のレースとなります。
休み明けとなりますが、左回り巧者で東京コースもオークス4着の実績があるように、相性は良いです。
昨年のローズステークスも休み明けで好走しているので鉄砲も利きますし、コンビ相性のいい川田騎手が引き続き騎乗するのも良いでしょう。
前走のアクシデントの反動がなければ、ここでの善戦も可能ではないでしょうか。
コスモキュランダ
- 弥生賞ディープインパクト記念 (G2) 2024年
コスモキュランダは昨年の弥生賞ディープインパクト記念で早めのまくりで勝利した馬です。
初めての重賞制覇だった弥生賞ディープインパクト記念のイメージが強いですが、続く皐月賞では直線の短い中山の舞台で鋭く脚を伸ばして好走しているように、差しとしてもいい末脚を使っていました。
また、この時の勝ち馬ジャスティンミラノと同タイムの1分57秒1、当時のレコード記録で好走しているように、時計勝負にも強いです。
ただ、これまでの戦績を見てみると、馬券に絡んだ7戦のうちの6戦が中山競馬のものでした。
それ以外の好走は2歳の時の新潟のみです。
前走のオールカマーは得意の中山でしたが、最内1番からやや出負けしたものの1,000m通過辺りで少し押し上げて残り800mあたりで2番手につけ、直線でも脚を維持しようとしましたが残り200mあたりで一杯になって沈みました。
好走した弥生賞ディープインパクト記念もまくりで結果を残していますが、同じ位置から脚を伸ばして最後まで押し切っているので距離が1F長かったのか、それとも少しパフォーマンスを落としている可能性もあります。
今回は芝2,000mなので仕掛けどころを間違えなければ最後まで持久力を維持できるかもしれませんが、東京実績は皆無なので現状印は考えていません。
シランケド
- 新潟記念 (G3) 2025年
- 中山牝馬S (G3) 2025年
ふたつのG3競走を制しているシランケドも参戦します。
シランケドの名前が本格的に知れ渡ったのは3歳時の紫苑ステークスでしたが、それからは秋華賞には出走せず、条件戦を進みました。
古馬になってからは常に安定した走りを見せており、8戦すべてのレースで馬券に絡んでいます。
今年に入ってからはさらに調子を上げており、中山牝馬ステークスはのちに目黒記念で2着入りするホーエリート相手に勝利し、ヴィクトリアマイルも勝ち馬アスコリピチェーノや2着のクイーンズウォークと同タイムの3着、前走の新潟記念は別定戦に切り替わったことでG3にしては好メンバーが揃いましたが、その中で上がり最速32秒4の末脚を使って勝利しました。
新潟記念で下したエネルジコは先週開催された菊花賞を完勝していますし、3着のディープモンスターも今年の京都大賞典を勝利しています。
今年の3戦は戦った相手関係を見ても好内容ですし、年を重ねて調子を上げているのも面白いです。
今回はさらにメンバーが揃うので勝ち負けは容易ではないですが、これまでの相手関係を見てもワンチャンスありそうな感じがしますので、得意の追込でその名の如く知らんけどでは済まない活躍に期待したいです。
セイウンハーデス
- エプソムC (G3) 2025年
- 七夕賞 (G3) 2024年
前走のエプソムカップを圧勝したセイウンハーデスもぶっつけで天皇賞(秋)に参戦します。
3歳のころから日本ダービーや菊花賞に出走した経験がある実力馬でしたが、翌2023年は重賞の新潟大賞典で2着、七夕賞を勝利し素質の高さを発揮しました。
ただ、その後屈腱炎を発症してしまいます。
復帰後はしばらく勝ち切れませんでしたが、前走のエプソムカップは外枠16番からまずまずのスタートを決めたものの中団外目に落ち着き、直線で馬場の外目から脚を伸ばすと、残り200mの標識手前で1頭だけ抜群の手応えで抜け出し、そのまま差を広げて2着のドゥラドーレスに1と3/4馬身差の完勝、コースレコードのオマケ付きでした。
残り1F手前の手応えは抜群でしたし、そこから後続との差を一気に広げてセーフティリードを造りつつ押し切るパフォーマンスは圧巻です。
しかも、この日の東京芝コースは稍重でしたが、それにもかかわらず1分43秒9の時計は非常に好内容でした。
今回はぶっつけの参戦となりますが、距離に関しては新潟大賞典や七夕賞でもクリアしているので出し切れるでしょう。
エプソムカップを見ても時計勝負に強いですし、面白い1頭でしょう。
データ面では不利な情報もいくつかありますが、状態次第で激走に期待できるはずです。
ソールオリエンス
- 皐月賞 (G1) 2023年
- 京成杯 (G3) 2023年
一昨年の皐月賞で豪快な追込を決めたソールオリエンスも参戦します。
皐月賞の勝利を見るとその後のクラシックで中心を担うように思いましたが、古馬になってからは思った上に結果を残していません。
それでも昨年重馬場で開催された宝塚記念は馬場表記にしては時計が出ていたものの、外ラチに近いところから脚を伸ばして2着入りし、力のいる馬場で高いパフォーマンスを残しました。
ただ、その後は馬券外が目立っているので条件を選ぶタイプです。
高速馬場でも時計は出していますが、本質的にはタフ馬場のほうが合っているので、当日どこまで雨が降るかがポイントだと思います。
特にソールオリエンスは馬場が重たくなるほど力強い競馬ができるので、メイショウタバルの項目でも触れましたが、キタサンブラックが勝利した2017年くらいの馬場になれば面白いでしょう。
逆にいうと時計の出る馬場ならほかに適性のある馬はいくらでもいるので、当日の馬場次第で最終的な判断をしたいです。
タスティエーラ
- 日本ダービー (G1) 2023年
- QE2世カップ (G1) 2025年
- 弥生賞ディープインパクト記念 (G2) 2023年
タスティエーラは一昨年のダービー馬で今年のクイーンエリザベス2世カップも勝利しているG1馬です。
勝利した日本ダービーは先行から押し上げて勝利しましたが、時計自体は目立つものではありませんでした。
それでもクラシックは皐月賞と菊花賞でともに2着なので、世代限定で見たら当時は上位です。
ただ、古馬相手になると一つ上の世代が強すぎた影響もあってパッとしませんでした。
その影響もあって昨年の天皇賞(秋)はダービー馬にもかかわらず9番人気の低評価でしたが、実績のない高速馬場に対応して2着入りし、続く香港カップも3着に健闘しています。
今年初戦に挑んだクイーンエリザベス2世カップは休み明け初戦のレースでしたが、好走した香港カップと同じコースということで、道中4番手の位置で先行しつつ、3コーナー前辺りで少し押し上げ、直線は各馬の外目からじりじり脚を伸ばし、残り300mあたりで先頭に立つと、そこから後続を突き放して勝利しました。
自慢の先行策でダービー馬らしい強い競馬を見せ、一時のスランプは完全に乗り切ったように感じます。
今回もぶっつけの参戦となりますが、前走クイーンエリザベス2世カップを見ても鉄砲は利くタイプなのでそこまで心配はないでしょう。
昨年も2着に好走している舞台なので、父サトノクラウンが掴めなかった秋の盾を手にしたいです。
ブレイディヴェーグ
- エリザベス女王杯 (G1) 2023年
- 府中牝馬S (G2) 2024年
昨年のエリザベス女王杯を勝利したブレイディヴェーグが天皇賞(秋)に参戦します。
条件戦時代から決め手のある走りを武器に好走しており、初めての重賞挑戦だったローズステークスでは伏兵マスクトディーヴァに敗れたものの、1分43秒2の好時計で2着入りしました。
続くエリザベス女王杯においてもスローで先行しながら早めに抜け出して勝利し、3歳馬にして古馬混合G1を制しました。
古馬になってからも府中牝馬ステークスでは素晴らしい末脚を見せて勝利しているように、直線の長い高速馬場でのパフォーマンスは秀逸です。
近走は凡走が目立っていますが、マイルはブレイディヴェーグにとっては短い可能性が高いので距離延長は歓迎したいです。
ただ、前走の新潟記念はG3の舞台で6着でした。
最内1番からの発走で、道中5番手くらいの位置を付けつつ、直線では各馬の内目から追い出しましたが、最後は外差し勢に差されて6着です。
G1馬にしては物足りないレースに見えますが、レース内容を見ても分かるように開催最終週ということで外が圧倒的に有利でした。
その中で内から脚を使って勝ち馬シランケドと0.3秒差、走破時計1分58秒3は悪くないように見えます。
今回は仕切り直しの一戦となりますが、府中牝馬ステークスを見ても東京コースは合うタイプですし、状態がまともであれば巻き返しも可能ではないでしょうか。
ホウオウビスケッツ
- 函館記念 (G3) 2024年
古馬になってから安定感を増しているホウオウビスケッツは昨年の天皇賞(秋)で3着入りしている馬です。
もともと3歳のフリージア賞のころからロングスプリントに長けた競馬で素質の高さを見せていましたが、古馬になってから本格化しました。
脚質としては逃げを得意としており、高速馬場の東京やタフな函館まで、全く異なる舞台で能力を発揮しているオールラウンダーです。
昨年の天皇賞(秋)は8番人気でしたが、スローで先行しつつ、最後は3着に粘っているように、自身の競馬がはまれば高いレベルで安定しています。
前々走の札幌記念は人気を裏切る7着でしたが、前走毎日王冠は得意の東京コースも影響したのか、勝ち馬レーベンスティールと差のない2着でした。
7枠8番からやや出負けしたもののすぐにハナを狙い、1,000m通過58秒6の時計を記録しながら、最後もペースを上げつつ2着入りしました。
敗れはしたものの、昨年よりも早い時計を維持しながら2着は力を付けている証拠ですし、敗れて強しといえるでしょう。
今回は昨年と同じローテーションでレースに挑みますが、一回使って良化している可能性もありますし、昨年同様激走に期待できる1頭です。
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天皇賞(秋)2025の騎手予想
天皇賞(秋)2025で買いたい騎手トップ3を公開しています。

天皇賞(秋)2025追い切り評価
天皇賞(秋)2025追い切り評価はこちらの記事でご覧ください。

以上になります。
天皇賞(秋)の予想の参考にしてみてください!

