この記事では、東京競馬場 芝2000mのコースの特徴を競馬初心者向けに独自に解説しています。「これから競馬を始める!」「競馬場について知識がほとんどない……」という方に少しでもお役に立てれば嬉しいです。ぜひ予想の参考にしてみてくださいね。
東京の芝2000はここをチェック!
・内枠が有利!他頭数だと外枠は不利に
・逃げ、先行馬の成績がいい
・ディープインパクト産駒の成績が圧倒的!
コースの特徴・攻略情報
「天皇賞・秋」が行われるコース。
1番の特徴は何と言っても1コーナーのポケット地点からスタートし、なんと約100メートル先にコーナーがある為、「天皇賞・秋」のような多頭数でポジション争いが熾烈になるレースや春の東京開催の開幕週に行われる「フローラステークス」のような時計の速いレースでは外枠の時点でかなり厳しい条件になります。
【2019年2月までの過去10年のデータ】
・枠順別データ
最も好成績を残しているのは1枠の馬と6枠の馬で勝率約10%、連対率約18%。内枠が有利な事に変わりはありませんが、そこまで多頭数のレースでなければ外枠からでも馬券内は十分望めるデータが出ています。
枠が嫌われ必要以上に人気を落としているような馬は逆に注目してみると意外な好結果が望めるかもしれません。
・脚質別データ
1番好成績を残しているのは逃げ先行馬でどちらも勝率約10%、連対率19〜20%と安定した成績を残しております。
芝の傷んでいない高速馬場の開催時は先行馬を中心に、開催が進んで芝が傷んできたら中団からの差し切りも決まるようになるのでやや後方よりの馬も狙って行く。といったように馬場の見極めが重要になってきます。
・種牡馬別データ
一番好成績を残しているのはディープインパクト産駒で勝率約15%、連対率約28%と2位以下を大きくひき離しての1位となっております。
逆にこの距離で割引の馬はハーツクライ産駒。2000メートルでは他にスピードで勝る種牡馬が多いためか勝率約7%、連対率約19%と苦戦傾向にあります。
代表馬は?|東京競馬場 芝2000mといえば!
近年ではやはりウオッカが1番ファンの心に残っているのでは無いでしょうか。
同期のライバル、ダイワスカーレットと10ヶ月ぶりの再戦。更にその年のダービーを制し3歳馬ながら天皇賞に駒を進めたディープスカイや翌年の秋の天皇賞とマイルCSを制したカンパニーらが一堂に揃った伝説の天皇賞。
今尚、今後も間違いなく語り継がれて行くであろう伝説の一戦を制したのがウオッカでした。

騎手を志し小学生の頃から本格的に乗馬を始める。騎手の道を挫折した後、育成牧場で勤め、競走馬の調教に騎乗。その経験を活かし馬券だけでは無い、馬と人が創り出す”競馬”の魅力を発信中。好きな馬はタニノギムレット、ウオッカ、ローエングリン。