この記事では、福島競馬場 芝2000mのコースの特徴を競馬初心者向けに独自に解説しています。「これから競馬を始める!」「競馬場について知識がほとんどない……」という方に少しでもお役に立てれば嬉しいです。ぜひ予想の参考にしてみてくださいね。
福島の芝2000はここをチェック!
・小回りコースなので、先行馬の成績がいい!
・スタートの下り坂でハイペースになると、末脚勝負になることも
・枠順の有利不利は少ない
コースの特徴・攻略情報
福島芝2000mは、7月のサマー2000シリーズ1戦目に指定されている七夕賞、11月中旬に開催される重賞、福島記念の舞台です。
七夕賞ではサマー2000シリーズチャンピオンを狙う馬、ハンデ戦を活かして重賞タイトルを狙いたい中距離馬が集います。
昨年の勝ち馬メドウラークは11番人気ながら優勝し単勝オッズ100.8倍の単勝万馬券を演出しました。2015年の3着馬マデイラも16番人気でしたし夏のハンデ重賞戦らしく、波乱の多いレースです。
福島記念は11月に開催されるローカル重賞。
2018年の福島記念の勝ち馬スティッフェリオは翌年の小倉大賞典を制してG1大阪杯、宝塚記念に出馬するようになりましたし、一昨年の勝ち馬ウインブライドは今年、香港のG1クイーンエリザベス2世カップを制しました。
2015年の勝ち馬ヤマカツエースはその後金鯱賞を2連覇し、サトノダイヤモンドが制した有馬記念でも4着に健闘。
その年の大舞台では結果を残せなかった馬が翌年に向けて挑戦する舞台として位置づけされています。
スタートは4コーナーの角ポケット。1コーナーまでの距離は約505mあります。勾配差はそこまでありませんが緩やかな下り坂からはじまりスタート200mを過ぎたあたりから徐々に上り坂に入ります。
スタートは下り坂なのでハイペースになりやすいです。1コーナーから2コーナーはほとんど勾配がなく、向こう正面から200mほど上り坂に入ります。
4コーナーから下り坂に差し掛かり直線も緩やかに下り坂。残り150mで緩やかな上り坂になります。
近3年内の血統データを見ると
- ルーラーシップ
- オルフェーブル
- ドリームジャーニー
- カンパニー
- ローエングリン
以上の産駒は複勝率30%を超えています。
人気のディープインパクト産駒は複勝率27.1%とこちらも悪くはありません。
騎手の近3年内の成績を見てみます。
- 戸崎騎手
- 田辺騎手
- 石橋騎手
- 津村騎手
- 菱田騎手
は複勝率40%を超えています。
近3年内の枠順から見た複勝率を見てみます。
1枠 22.5%
2枠 20.4%
3枠 22.0%
4枠 21.0%
5枠 22.8%
6枠 20.8%
7枠 19.6%
8枠 19.3%
7~8枠の馬は少し成績がよくありませんが全体的に大きな差はないです。狙うのであれば内枠~中枠の馬ですね。
脚質は小回りの福島らしく逃げ、先行馬が近3年内の複勝率30%を超えているので前に行く馬が有利です。
ただ差し馬の複勝率も18.7%と悪くはありません。前述したようにスタート直後下り坂となりテンが速くなることでペースが速くなり、後半、末脚勝負に持っていきやすい傾向にあります。
内に入った逃げ、先行馬が有利になりますが差し、追い込み馬にもチャンスのある舞台といえるでしょう。