【天皇賞(秋)2023予想】本命におすすめしたい3頭+激走に期待できる〝穴馬2頭〟はこちら!
天皇賞(秋)2023のおすすめの有力馬3頭、穴馬2頭を紹介しています。
過去10年のデータ分析と傾向、コースの特徴や競走馬の血統、追い切りから予想していきます!
天皇賞(秋)2023の予想ポイント
- G1馬が圧倒的に強い、2頭以上馬券内に入線
- 1番人気の信頼度が非常に高い【6-2-1-1】
- 人気落ちでもG1で連対実績のある馬は評価したい
- 4枠が当たり枠【5-0-1-13】、8枠は大苦戦【0-0-2-22】
- 前走宝塚記念組の好走率が高く、前走オールカマー組の好走率は低い
天皇賞(秋)2023の概要
天皇賞(秋)は10月下旬に開催される秋の中距離最強馬を決めるレースです。
前身となる「エンペラーズカップ」は1905年に開催されました。
天皇賞は100年以上前から行われている歴史と伝統、そして格式のあるレースなのです。
天皇賞は(春)と(秋)があるため年に2回行われており、創設当初は(春)と並んで芝3,200mで行われていました。
ところが1984年に現在の芝2,000mの大幅距離短縮し、1987年には現在の3歳馬の参戦が認められました。
このため、中距離実績のある馬が一気に参戦したのです。
特に近年はこれまで大舞台で活躍した馬の参戦が目覚ましく、天皇賞(秋)よりも賞金額の高いジャパンカップや有馬記念よりもメンバーが揃うことも珍しくありません。
すべてのG1レースの中でも特に有力馬の参戦が多いレースといっても過言ではないのです。
今年も昨年の勝ち馬イクイノックスを筆頭に、ダービー馬のドウデュースやオークス馬のスターズオンアース、春の天皇賞を制したジャスティンパレスなど豪華メンバーが揃いました。
例年通り超がつくほどの豪華メンバーでレースが行われることでしょう。
最強中距離馬の座を手にする馬はどの馬か、レース開催が待ち遠しいですね!
天皇賞(秋)2023の開催内容
開催日 | 10月29日(日曜) 15:40発走 |
格付け | G1 |
開催競馬場 | 東京競馬場 11R |
コース | 芝2,000m |
性齢 | 3歳以上 |
斤量 | 定量 |
1着賞金 | 2億2000万円 |
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天皇賞(秋)2023が開催される東京の芝2,000mの特徴
スタート地点 | 1.2コーナー奥にある専用スタート |
コース | 左回り Bコース使用 |
1周の距離 | 2,101.9m |
直線距離 | 525.9m |
高低差 | 2.7m |
フルゲート | 18頭 |
スタート地点は1コーナーの奥ポケットで2コーナーを経由して本線に入ります。
スタートから最初の2コーナーまでの距離は約130mで、外枠は不利です。
本線は向こう正面から入り、3コーナーまでの距離は約440mです。
向こう正面は下り傾斜が大半を占めていますが、中距離レースということもあり、後半に備えるためセーブしながら競馬を行います。
3~4コーナーは大回りの造りとなっていて極端に減速しなくても立ち回ることができます。
また、4コーナーの途中にラスト3ハロンの標識が立っており、各馬はこの辺りから追い込みを開始します。
最後の直線コースは約525mです。
道中には高低差2mの緩やかな坂道があります。
坂を上ったら残り300mは平坦な道のりとなっており、その先にゴール板が立っています。
東京芝2,000mは最後の直線が525mもあるため、トップスピードをフルに活かすことができます。
そのため、前半無理させずに後半特化の競馬を行うことが多いです。
脚質的にはスタミナやパワーも重要ですが最高速度を長く活かせる末脚や上がりの速さが重要視される舞台となっています。
東京の芝2,000mはここをチェック!
- 天皇賞(秋)が開催される舞台
- 総合力が試される
- スタート地点が1.2コーナーの奥ポケット
- 内枠有利
- 美浦の厩舎が強い
- 上がり勝負になりやすい
天皇賞(秋)2023の出走馬
馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 |
1 | ノースブリッジ | 牡5 | 58.0 | 岩田康誠 |
2 | エヒト | 牡6 | 58.0 | 横山和生 |
3 | ドウデュース | 牡4 | 58.0 | 武豊 |
4 | ダノンベルーガ | 牡4 | 58.0 | J.モレイラ |
5 | ガイアフォース | 牡4 | 58.0 | 西村淳也 |
6 | ジャスティンパレス | 牡4 | 58.0 | 横山武史 |
7 | イクイノックス | 牡4 | 58.0 | C.ルメール |
8 | ヒシイグアス | 牡7 | 58.0 | 松山弘平 |
9 | プログノーシス | 牡5 | 58.0 | 川田将雅 |
10 | ジャックドール | 牡5 | 58.0 | 藤岡佑介 |
11 | アドマイヤハダル | 牡5 | 58.0 | 菅原明良 |
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天皇賞(秋)の過去10年のデータと傾向
馬場 | 年着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走着順 |
2022 良 | 1 | 7 | イクイノックス | 1 | 日本ダービー(G1) | 2 |
2 | 3 | パンサラッサ | 5 | 札幌記念(G2) | 2 | |
3 | 5 | ダノンベルーガ | 2 | 日本ダービー(G1) | 4 | |
2021 良 | 1 | 5 | エフフォーリア | 3 | 日本ダービー(G1) | 2 |
2 | 1 | コントレイル | 1 | 大阪杯(G1) | 3 | |
3 | 9 | グランアレグリア | 2 | 安田記念(G1) | 2 | |
2020 良 | 1 | 9 | アーモンドアイ | 1 | 安田記念(G1) | 2 |
2 | 6 | フィエールマン | 5 | 天皇賞(春)(G1) | 1 | |
3 | 7 | クロノジェネシス | 2 | 宝塚記念(G1) | 1 | |
2019 良 | 1 | 2 | アーモンドアイ | 1 | 安田記念(G1) | 3 |
2 | 9 | ダノンプレミアム | 3 | 安田記念(G1) | 16 | |
3 | 5 | アエロリット | 6 | 毎日王冠(G2) | 2 | |
2018 良 | 1 | 4 | レイデオロ | 2 | オールカマー(G2) | 1 |
2 | 9 | サングレーザー | 4 | 札幌記念(G2) | 1 | |
3 | 10 | キセキ | 6 | 毎日王冠(G2) | 3 | |
2017 良 | 1 | 7 | キタサンブラック | 1 | 宝塚記念(G1) | 9 |
2 | 2 | サトノクラウン | 2 | 宝塚記念(G1) | 1 | |
3 | 8 | レインボーライン | 13 | 宝塚記念(G1) | 5 | |
2016 良 | 1 | 8 | モーリス | 1 | 札幌記念(G2) | 2 |
2 | 12 | リアルスティール | 7 | 安田記念(G1) | 11 | |
3 | 14 | ステファノス | 6 | 毎日王冠(G2) | 5 | |
2015 良 | 1 | 8 | ラブリーデイ | 1 | 京都大賞典(G2) | 1 |
2 | 14 | ステファノス | 10 | 毎日王冠(G2) | 7 | |
3 | 16 | イスラボニータ | 6 | 毎日王冠(G2) | 3 | |
2014 良 | 1 | 4 | スピルバーグ | 5 | 毎日王冠(G2) | 3 |
2 | 1 | ジェンティルドンナ | 2 | 宝塚記念(G1) | 9 | |
3 | 15 | イスラボニータ | 1 | セントライト記念(G2) | 1 | |
2013 良 | 1 | 7 | ジャスタウェイ | 5 | 毎日王冠(G2) | 2 |
2 | 9 | ジェンティルドンナ | 1 | 宝塚記念(G1) | 3 | |
3 | 6 | エイシンフラッシュ | 3 | 毎日王冠(G2) | 1 |
【重賞馬】G1馬が強い
重賞実績 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
G1馬 | 【7-8-7-29】 | 13.7% | 29.4% | 43.1% |
G2馬 | 【1-1-0-52】 | 1.9% | 3.7% | 3.7% |
G3&OP馬 | 【2-1-3-33】 | 5.1% | 7.7% | 15.4% |
過去10年の天皇賞(秋)の勝ち馬7頭と3着内22頭はG1馬でした。
また、2022年を除いた9開催でG1馬が2頭以上馬券内に入線しています。
2022年は大逃げを決めたパンサラッサのみがG1馬でしたが、勝利したイクイノックスは当時G2馬だったものの皐月賞とダービーで2着入りしており、3着のダノンベルーガは同年の皐月賞とダービーで4着入りしていました。
天皇賞(秋)はG1馬の活躍が多々見られるので重賞実績にも注目したいです。
今年の出走馬のなかでG1馬は4頭、G2馬は4頭、その他は3頭いました。
【東京実績】東京競馬場で開催された重賞で好走しているかに注目
年度 | 着順 | 馬名 | 過去の東京重賞実績 |
2022 | 1 | イクイノックス | 東スポ杯2歳S【G2】/1着 |
2 | パンサラッサ | 出走なし | |
2021 | 1 | エフフォーリア | ダービー【G1】/2着 |
2 | コントレイル | ダービー【G1】/1着 | |
2020 | 1 | アーモンドアイ | オークス【G1】/1着 |
2 | フィエールマン | 出走なし | |
2019 | 1 | アーモンドアイ | オークス【G1】/1着 |
2 | ダノンプレミアム | サウジアラビアRC【G3】/1着 | |
2018 | 1 | レイデオロ | ダービー【G1】/1着 |
2 | サングレーザー | 安田記念【G1】/5着 | |
2017 | 1 | キタサンブラック | ジャパンカップ【G1】/1着 |
2 | サトノクラウン | 東スポ杯2歳S【G3】/1着 | |
2016 | 1 | モーリス | 安田記念【G1】/1着 |
2 | リアルスティール | 共同通信杯【G3】/1着 | |
2015 | 1 | ラブリーデイ | 京王杯2歳S【G2】/2着 |
2 | ステファノス | 富士ステークス【G3】/1着 | |
2014 | 1 | スピルバーグ | 毎日王冠【G2】/3着 |
2 | ジェンティルドンナ | ジャパンカップ【G1】/1着 | |
2013 | 1 | ジャスタウェイ | 毎日王冠【G2】/2着 |
2 | ジェンティルドンナ | ジャパンカップ【G1】/1着 |
過去10年の天皇賞(秋)の勝ち馬7頭がこれまでに東京競馬場の重賞競走で勝利実績がありました。
残りの3頭は勝利こそありませんでしたが東京の重賞で3着以内に入線しています。
また、2着馬10頭のうちの7頭も東京の重賞を勝利していました。
残り3頭のうち、パンサラッサとフィエールマンは今回がキャリア初の東京重賞戦で、残りのサングレーザーは馬券に絡んだことがないものの、G1の安田記念で5着に入線していました。
天皇賞(秋)は東京で開催された重賞レースで好走している馬が活躍していたのです。
今年の出走馬で該当する馬は4頭いました。
【着順】前走レースで馬券に絡んでおきたい
前走着順 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1着 | 【2-3-3-24】 | 6.3% | 15.6% | 25.0% |
2着 | 【5-1-2-13】 | 23.8% | 28.6% | 38.1% |
3着 | 【2-2-2-14】 | 10.0% | 20.0% | 30.0% |
4着以下 | 【1-4-3-76】 | 1.2% | 6.0% | 9.5% |
過去10年の天皇賞(秋)の勝ち馬の内9頭が前走レースで馬券に絡んでいました。
また、馬券に絡んだ30頭のうちの22頭も前走レースで3着内に入線しています。
天皇賞(秋)は実力が反映されやすいレースなので、前走で3着内に入線している馬にスポットを当てたいです。
ちなみに、前走4着以下に敗れた馬は8頭が馬券に絡んでいましたが、このうち2015年&2016年のステファノスを除いた6頭は前走がG1レースでした。
前走がG2以下のレースでなおかつ4着以下に敗れていた馬はステファノスを除いて1頭も馬券に絡んでいないので評価を下げるべきでしょう。
今年の出走馬の前走グレードと着順をまとめました。
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天皇賞(秋)の過去10年の人気別成績
人気 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1番人気 | 【6-2-1-1】 | 60.0% | 80.0% | 90.0% |
2番人気 | 【1-2-2-5】 | 10.0% | 30.0% | 50.0% |
3番人気 | 【1-1-1-7】 | 10.0% | 20.0% | 30.0% |
4~6番人気 | 【2-2-5-21】 | 6.7% | 13.3% | 30.0% |
7~9番人気 | 【0-2-0-28】 | 0.0% | 6.7% | 6.7% |
10番人気以下 | 【0-1-1-65】 | 0.0% | 1.5% | 3.0% |
1番人気の信頼度が非常に高い
過去10年の天皇賞(秋)で1番人気は【6-2-1-1】でした。
単勝率60%、複勝率90%は非常に高い数値となっています。
1番人気で唯一馬券外に敗れた2018年のスワーヴリチャードはスタート直後に他馬の斜行のため後方からの競馬となってしまって力を発揮できませんでした。
スワーヴリチャードの年を度外視したら実質的に複勝率は100%といっても過言ではありません。
天皇賞(秋)は1番人気の信頼度が極めて高いレースといえるでしょう。
勝ち馬は1~5番人気の馬
過去10年の天皇賞(秋)の勝ち馬はいずれも1~5番人気の馬でした。
2013年と2014年は5番人気のジャスタウェイとスピルバーグが勝利しましたが、近8開催は1~3番人気の馬が勝利しており、単勝の払戻も140円~360円の範囲で収まっています。
近年は人気馬が勝つことが多くなっていることから、勝ち馬は人気馬から選択したいです。
6番人気以下の馬はG1連対実績に注目したい
年度 | 着順 | 馬名 | 人気 | 過去のG1連対実績 |
2022 | 2 | パンサラッサ | 7 | ドバイターフ/1着 |
2019 | 3 | アエロリット | 6 | NHKマイルカップ/1着 |
2018 | 3 | キセキ | 6 | 菊花賞/1着 |
2017 | 3 | レインボーライン | 13 | 菊花賞/2着 |
2016 | 2 | リアルスティール | 7 | ドバイターフ/1着 |
3 | ステファノス | 6 | QE2世カップ/2着 | |
2015 | 2 | ステファノス | 10 | QE2世カップ/2着 |
3 | イスラボニータ | 6 | 皐月賞/1着 |
過去10年の天皇賞(秋)で6番人気以下の馬は8頭が馬券に絡んでいました。
この8頭はいずれも過去にG1レースで連対した経験があります。
人気落ちでもG1で連対圏に入線した実績のある馬は評価してよいでしょう。
今年の出走馬で該当する馬は7頭いました。
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天皇賞(秋)の過去10年の枠番別成績
枠番 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1枠 | 【1-3-0-12】 | 6.3% | 25.0% | 25.0% |
2枠 | 【1-1-0-16】 | 5.6% | 11.1% | 11.1% |
3枠 | 【1-0-3-14】 | 5.6% | 5.6% | 22.2% |
4枠 | 【5-0-1-13】 | 26.3% | 26.3% | 31.6% |
5枠 | 【1-3-1-15】 | 5.0% | 20.0% | 25.0% |
6枠 | 【0-1-1-17】 | 0.0% | 5.3% | 10.5% |
7枠 | 【1-2-2-18】 | 4.3% | 13.0% | 21.7% |
8枠 | 【0-0-2-22】 | 0.0% | 0.0% | 8.3% |
4枠が5勝
過去10年の天皇賞(秋)の勝ち馬5頭が4枠の馬でした。
4枠は単勝率26%で全枠の中で唯一単勝率が二桁を超えています。
複勝率も32%でトップでした。
4枠は高く評価できるでしょう。
ちなみに、それ以外の枠を見ると、後述する8枠を除けばそこまで大きな差はありませんでした。
外枠は苦戦気味
過去10年の天皇賞(秋)でもっとも苦戦していたのは8枠です。
8枠は【0-0-2-22】で連対馬はなし、馬券に絡んだとしても3着まででした。
今年は12頭立ての開催が予想されるため、例年よりかは外枠不利の傾向は薄いかもしれません。
ところが、12頭立てで行われた2020年の天皇賞(秋)を見てみると、8枠に入ったダノンプレミアムは昨年2着の実績馬ですが4着入線で馬券外に敗れています。
このことから、少頭数開催でも8枠は不利な傾向がありました。
天皇賞(秋)の過去10年の前走レース別成績
前走G1組が強い
前走クラス | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
G1 | 【5-7-4-20】 | 13.9% | 33.3% | 44.4% |
G2 | 【5-3-6-88】 | 4.9% | 7.8% | 13.7% |
過去10年の天皇賞(秋)を前走クラス別にまとめました。
今年の出走馬は前走G1組とG2組しかいません。
どちらも5頭ずつ勝ち馬がでていますが、好走率が高いのは前走がG1の馬で、単勝率や連対率、複勝率はいずれも前走G2組に勝っています。
天皇賞(秋)は強い相手としのぎを削った馬が活躍する傾向がありました。
今年の出走馬のなかで前走がG1だった馬は3頭いました。
前走宝塚記念&札幌記念&毎日王冠組が強い
前走レース | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
毎日王冠【G2】 | 【2-1-5-35】 | 4.7% | 7.0% | 18.6% |
宝塚記念【G1】 | 【1-3-2-12】 | 5.6% | 22.2% | 33.3% |
札幌記念【G2】 | 【1-2-0-6】 | 5.3% | 15.8% | 15.8% |
オールカマー【G2】 | 【1-0-0-18】 | 5.3% | 5.3% | 5.3% |
ドバイターフ【G1】 | 【0-0-0-0】 | 0 | 0 | 0 |
ヴィクトリアM【G1】 | 【0-0-0-0】 | 0 | 0 | 0 |
過去10年の天皇賞(秋)の好走馬をレース別にまとめました。
今回の出走馬は前走を6つのタイプに分けることができましたが、その中でもっとも活躍していたのは前走が宝塚記念だった馬です。
やはり、前走G1組は活躍傾向にありました。
その次に好走していたのは前走が札幌記念の馬で、出走数こそ少ないものの好走率は高めです。
そして、天皇賞(秋)のステップレースである毎日王冠組も東京競馬場で行われるレースの関係上、好走率は高かったです。
対して、同じ天皇賞(秋)のステップレースに指定されているオールカマー組はこれまで19頭が出走したものの、馬券に絡んだのは2018年のレイデオロのみでした。
オールカマーの舞台となる中山競馬場は東京競馬場と求められる要素がまるで変わることから毎日王冠組よりも好走率は低かったです。
天皇賞(秋)では前走が宝塚記念や札幌記念、毎日王冠だった馬を評価したいです。
今年の出走馬を前走レース別にまとめました。
※前走ヴィクトリアマイル(スターズオンアース)と前走ドバイターフ(ドウデュース)の馬は過去10年で出走がありませんでした。
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天皇賞(秋)2023の有力馬3頭
今年の天皇賞(秋)もイクイノックスを筆頭に豪華メンバーが参戦しました。
最強中距離馬の座を手にするのはどの馬でしょうか。
今年の出走馬の中から注目されている3頭の馬をまとめました。
出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。
イクイノックス
・宝塚記念 (G1) 2023年
・ドバイシーマC (G1) 2023年
・有馬記念 (G1) 2022年
・天皇賞秋 (G1) 2022年
昨年の天皇賞(秋)を制して世代の頂点に立ったイクイノックスが秋はここから始動します。
これまで8戦6勝、2着2回でそのうち手にしたG1タイトルは4つ手にしており、強敵相手に勝ち続けています。
昨年の天皇賞(秋)のように後方から上がり32秒7の末脚で勝利したこともあれば、有馬記念のようにトリッキーな中山で早めにまくれる器用さもありますし、ドバイシーマクラシックのようにハナに立ちながらも圧勝しています。
どのような競馬になっても動くことができるうえ、いずれの競馬になっても高いパフォーマンスを発揮できるのがイクイノックスの最大の強みなのです。
今回も例に漏れず相手関係は強力ですが、イクイノックスは昨年の天皇賞(秋)を制していますし、強豪を何度も撃破しています。
休み明けも全く問題ありませんし、ここでも人気の中心になるのは間違いありません。
プログノーシス
・札幌記念 (G2) 2023年
・金鯱賞 (G2) 2023年
前走の札幌記念を制したプログノーシスも注目候補です。
もともと一級品の末脚を持っていて昨年の中日新聞杯は4着に敗れたとはいえ最後方から信じられないような脚質で激走しました。
このときは後ろ過ぎたため敗れてしまいましたが、名手川田騎手が騎乗してからは金鯱賞を勝利し、仕掛けどころの難しい前走札幌記念でも2着のトップナイフに3馬身つけて完勝しました。
もともと素質の高かった馬でしたが名手が騎乗したことでその才能を開花させたのです。
今回は相手関係が強力ですが、末脚勝負に関してはイクイノックスやドウデュース相手にも通用すると思っています。
東京競馬場は今回はじめて走りますが、ロングスパート傾向になりやすいため長く脚を使えるプログノーシスに合いそうです。
川田騎手とのコンビは6戦6勝で一度も敗退していないのも強力なデータです。
相手関係は強敵ですが、悲願の初G1タイトルを手にしたいです。
ドウデュース
・日本ダービー (G1) 2022年
・朝日杯FS (G1) 2021年
・京都記念 (G2) 2023年
昨年のダービーでイクイノックスをねじ伏せたドウデュースも天皇賞(秋)に参戦します。
ダービー後は凱旋門を目指して調整されましたが、前哨戦のニエル賞ではまさかの4着に敗れてしまいました。
また、本番の凱旋門賞でも19着とまるで歯が立たなかったのです。
もっとも、この2戦はともに重馬場で行われて、欧州特有のタフな馬場に泣かされたのも事実でした。
帰国後初戦に挑んだ京都記念は念願の良馬場で、ドウデュースは早めにまくりを決めるとあとは後続を置き去りにする走りで2着馬マテンロウレオに3馬身半差の楽勝だったのです。
この1戦でダービー馬の威光を取り戻しましたが、秋の大目標だったドバイターフはハ行のため出走を取りやめたのです。
※跛行:はこう(馬の歩様に異常をきたしている状態)
今年は京都記念しか使っておらず、今回が2戦目のレースとなります。
東京競馬場自体はダービーで勝利している舞台なのでかみ合うと思いますし皐月賞や弥生賞といった芝2,000mのレースで馬券に絡んでいるので距離も問題ありません。
主戦の武豊騎手が騎乗するのもよいですし、かみ合えばイクイノックスにも先着できています。
休み明けで相手関係は手ごわいですが、状態面がよければここでも上位争いに加わることができるでしょう。
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天皇賞(秋)2023の穴馬2頭
天皇賞(秋)は滅多に荒れることがありません。
しかしながら、今年の天皇賞(秋)は下位人気馬も一級品の馬が多いのも事実で実績のある人気落ちが多いです。
展開次第ではあっさり逆転もあり得るでしょう。
今年の出走登録馬の中から配当妙味に期待できそうな馬を2頭まとめました。
出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。
ジャスティンパレス
・天皇賞春 (G1) 2023年
・阪神大賞典 (G2) 2023年
・神戸新聞杯 (G2) 2022年
ジャスティンパレスは今年の天皇賞(春)を制したG1馬です。
昨年は皐月賞・ダービー・菊花賞とクラシック三冠を皆勤しましたが、皐月賞やダービーでは上位争いに加わることができませんでした。
ところが、秋緒戦に挑んだ神戸新聞杯では先行しながら上がり速度2位の34秒4の末脚を使って2着のヤマニンゼストに3馬身半差の完勝、同時に重賞初制覇を成し遂げたのです。
その勢いで菊花賞に挑みましたがそこでは3着に敗れてしまいました。
しかしながら、その後はステイヤーの素質が開花し、阪神大賞典と天皇賞(春)を制覇し、前走の宝塚記念でも3着入りしています。
2歳のホープフルステークスでも2着入りしていて素質の片鱗は見せていたのですが、鮫島克駿騎手とのコンビで挑んだ昨年の秋から驚くほどの成長性を見せています。
今年の戦績を見ても、特に宝塚記念はイクイノックスにタイム差0.2秒の3着で中距離でも力強い走りができています。
ジャスティンパレスはスタミナのある馬なので時計の出やすい現在の東京とマッチするかは正直分かりませんが、血統的にはディープインパクトの仔なので末脚が発揮できる可能性もあるでしょう。
相手は強力ですが、天皇賞春秋連覇に期待がかかります。
ダノンベルーガ
・共同通信杯 (G3) 2022年
ダノンベルーガはイクイノックスやドウデュースと同期の馬で、皐月賞やダービーにも出走しました。
特にダービーでは共同通信杯の走りが評価されて1番人気に支持されたものの、ドウデュースやイクイノックスに先を越されて4着に敗れています。
勝った共同通信杯や新馬戦で長く脚を使えているので東京コースと相性はよいです。
ダービーやジャパンカップは直線で仕掛けましたが最後に甘くなっていることから2,400mはこの馬にとって長かったかもしれません。
皐月賞や札幌記念、そして昨年の天皇賞(秋)を見た限り、芝の2,000mなら距離は持っているのでG1タイトルを狙うのであれば今回もしくは12月の香港カップがもっともチャンスといえるでしょう。
時計のかかる札幌記念でも台頭しているように、タフな馬場でも出し切れているので天候に左右されない点はイクイノックスにもない強みです。
高速馬場対決となったらドウデュースやイクイノックスに見劣るかもしれませんが、それでも世代の上位でしのぎを削ってきた馬なので油断はできないでしょう。
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天皇賞(秋)2023全頭考察
今年の天皇賞(秋)も例年通り豪華メンバーが揃い、G1の中でも特に華の高いレースとなりました。
ここからは注目馬や穴馬で紹介できなかった残りの出走馬を全頭考察しました。
出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。
アドマイヤハダル
・若葉ステークス (L) 2021年
前走の毎日王冠は7番人気の低評価でしたが勝ち馬エルトンバローズとのタイム差は0.1秒差で2.3着に入線したソングラインとシュネルマイスターにもぎりぎりまで詰め寄りました。
未だ重賞タイトルはつかんでいませんが、先週の菊花賞を制したドゥレッツァのように、初重賞タイトルが初G1になるか、注目したいです。
前走の毎日王冠でG1馬のソングラインとシュネルマイスターに詰め寄った点をどう評価するかですが、個人的には高く評価しづらいです。
なぜなら、ソングラインとシュネルマイスターはどちらも秋緒戦の叩き台で挑んでおり、全力で挑んでいませんでした。
しかも、どちらも位置取りは最悪で抜け出すのに相当苦労しながら馬券内に入線しています。
要するに、本気の状態ではなかったのです。
対してアドマイヤハダルはおそらく初重賞タイトル奪取のためメイチでしたが、本気ではない2頭に力負けしてしまいました。
今回の天皇賞(秋)はソングラインとシュネルマイスターよりも強力なメンバーが集まっています。
確かに、毎日王冠で見せた上がり33秒1の末脚は評価したいですが、それでもイクイノックスはそれを凌駕する32秒台の脚を使いますし、その他の馬も強力です。
シンプルに実力は下位だと思うのでここでの激走は厳しいと思います。
エヒト
・小倉記念 (G3) 2023年
・七夕賞 (G3) 2022年
ローカル重賞を二つ手にしたエヒトも出馬を表明しました。
2走前の小倉記念はものすごく時計の出やすい馬場でしたが、先行しながら上がり34秒9の末脚で勝利しました。
勝ち時計1分57秒8は芝2,000mにしては非常に速く、高速馬場で勝利できたのは大きいです。
しかしながら、好走した重賞レースを見てみると、小倉記念も七夕賞も、そしてAJCCはいずれも小回り&右回りの舞台で行われています。
左回りの競馬場における勝利はないことから、本質的には左回りよりも右回りのほうが合っており、天皇賞(秋)の舞台とかみ合うかは分かりません。
また、エヒトは地味に夏馬色が強く、秋のレースでは【0-0-0-6】とまるで結果を残していませんでした。
このことから、好走要因よりも不安材料のほうが多いです。
相手関係も強力ですし、ここで上位争いに加わるのは至難といえるでしょう。
ガイアフォース
・セントライト記念 (G2) 2022年
昨年のセントライト記念を制して菊花賞でも1番人気に支持されたガイアフォースも参戦します。
今年の春はまさかのマイル路線に挑みましたがマイラーズカップで2着入りすると続く安田記念でも4着と健闘しました。
この秋は再び中距離路線に帰ってきましたが、この選択が吉と出るか注目したいです。
脚質的には先行~差しの競馬を得意としています。
1年以上前の話になりますが、3歳時に挑んだ国東特別(小倉芝2,000m)では1分56秒8のレコード記録を樹立していることから、高速馬場にも対応できるでしょう。
また、新馬戦は敗れはしたものの後のダービー馬であるドウデュースにクビ差の2着入りしているように、強い相手にも好走しています。
現在の東京は良馬場なら高速馬場の可能性が高いので末脚も活かせるのではないでしょうか。
条件戦時代の話になりますが、芝2,000mは【2-1-0-0】と相性がいいですし、かみ合えばワンチャンスあるかもしれません。
ジャックドール
・大阪杯 (G1) 2023年
・札幌記念 (G2) 2022年
・金鯱賞 (G2) 2022年
芝2,000mを大得意としているジャックドールが再び天皇賞(秋)に帰ってきました。
春の大阪杯を制して悲願のG1タイトル獲得が叶いましたが、その勢いのまま秋の中距離タイトルもつかみたいです。
脚質的には逃げがメインですが昨年の札幌記念のように先行競馬でも出し切れるので必ずしも逃げにこだわらなくてもよいのは強みです。
もっとも、今年はこれといった逃げ馬がいないのでおそらくは先頭で競馬するでしょう。
また、2走前の安田記念を除けば一貫して芝2,000mを使い続けてしかも好走しているので距離適性は芝2,000mが最良です。
天皇賞(秋)の舞台ではベストを尽くせるでしょう。
課題としては、長く脚を使うことに長けている反面瞬発勝負には弱いです。
このことは昨年の天皇賞(秋)で証明されており、いかに早めに動いて持久力勝負に持っていくかがポイントとなるでしょう。
今年も昨年騎乗した藤岡佑介騎手が手綱を握りますが、昨年の反省を活かした競馬を行ってほしいです。
相手は強力ですが実力の高い馬なので、かみ合えば巻き返しも可能だと思っています。
ノースブリッジ
・AJCC (G2) 2023年
・エプソムC (G3) 2022年
重賞2勝馬のノースブリッジも天皇賞(秋)に参戦します。
G1には一歩及ばないものの、年齢的には今年がピークだと思うので善戦したいです。
勝利した重賞レースを見てみると、昨年のエプソムカップは重馬場で消耗戦の中、制しています。
また、今年のAJCCも冬時期で時計のかかる中山でインから動いて重賞2勝目を手にしました。
この2戦を見る限りは時計のかかる馬場のほうが出し切れています。
高速馬場では一枚見劣り、昨年の天皇賞(秋)でも11着に敗れていました。
できることなら雨が降って時計のかかる条件になれば可能性はあるかもしれません。
理想としてはキタサンブラックが制した2017年の天皇賞(秋)のような水田馬場になってくれれば評価したいです。
ヒシイグアス
・中山記念 (G2) 2023年
・中山記念 (G2) 2021年
・中山金杯 (G3) 2021年
7歳馬のヒシイグアスは年齢的にはピークを過ぎている感じがしますが、晩成型のハーツクライの血が影響しているのか、今年の中山記念も勝利してまだまだ重賞路線の第一線を走っています。
一昨年の香港カップや昨年の宝塚記念といったG1競走でも2着入りしているように、実力の高い馬で年齢だけで軽視できません。
ただし、ヒシイグアスは直線に急坂のある中山や阪神、洋芝の香港で結果を残しているようにパワーが求められる馬場が得意です。
天皇賞(秋)の舞台である東京はスピードや瞬発力が問われやすいためヒシイグアスの脚質的には微妙にかみ合わないです。
一昨年の天皇賞(秋)は5着入りしているものの勝ち馬エフフォーリアにはコンマ8秒突き放されているので着順ほど高くは評価できません。
また、今回はデータで取り上げなかったものの、過去10年の天皇賞(秋)で6歳以上の馬は52頭出走したものの馬券に絡んだのは2013年のエイシンフラッシュのみでした。
7歳馬は1頭も馬券に絡んでいないことから年齢的にも不利です。
現在も年齢以上の活躍は見せていますが一昨年の天皇賞(秋)の内容を見ても、好走は容易ではなさそうです。
天皇賞(秋)2023の騎手予想
天皇賞(秋)2023で買いたい騎手トップ3を公開しています。
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天皇賞(秋)2023追い切り評価
天皇賞(秋)2023追い切り評価はこちらの記事でご確認ください。
天皇賞(秋)2023予想の最終買い目
天皇賞(秋)2023の予想(晴れの良馬場想定)
天皇賞(秋)は東京都府中市にある東京競馬場で開催されます。
レースが行われる日曜日の府中市の天気を見てみると、曇りの日晴れの予報が出ていました。
正午までは曇りでしたが午後からは晴れるようで、降水確率も0%だったので間違いなく良馬場開催が見込めるでしょう。
前日土曜日の芝コースの傾向を見てみるとメインレースのアルテミスステークス(東京芝1,600m・2歳牝馬限定)の勝ち馬チェリヴィニアが上がり最速33秒3の時計で勝利し、勝ち時計が1分33秒6でした。
また、10レースの紅葉ステークス(芝1,600m・3歳以上3勝クラス)の勝ち馬フィールシンパシーが1分31秒9という好タイムで勝利しています。
この2つのレースを見た限り、高速馬場は健在です。
うましるでは晴れの良馬場、時計の出る馬場を想定しながらレース予想をまとめました。
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◎本命 7 イクイノックス
父 | キタサンブラック |
母 | シャトーブランシュ |
母父 | キングヘイロー |
主な勝ち鞍 | ドバイシーマC(G1) 2023年 |
前走 | 宝塚記念(G1) 1着 |
本命はイクイノックスにしました。
昨年の天皇賞(秋)では上がり最速32秒7の末脚を使って逃げたパンサラッサをぎりぎり捉えました。
日本ダービーではドウデュースに敗れたものの、ダービーにおいて不利といわれる大外18番からの発走でクビ差2着入線です。
近走を見ても、天皇賞(秋)やドバイシーマクラシック、有馬記念に宝塚記念など、求められる要素がまるで違う舞台で勝ち切っており、総合力が極めて高い馬です。
そのなかでも、昨年の天皇賞(秋)や一昨年の東スポ杯2歳ステークスで見せた直線一気の競馬はイクイノックスに合っているので連覇も十分狙えるでしょう。
追い切りも文句なく動けていましたし、騎乗するルメール騎手も5年連続天皇賞(秋)で馬券に絡んでいます。
人馬ともに相性抜群の舞台です。
前日の時点で断然1番人気ですがここは逆らわずに本命候補にあげます。
〇対抗 3 ドウデュース
父 | ハーツクライ |
母 | ダストアンドダイヤモンズ |
母父 | Vindication |
主な勝ち鞍 | 日本ダービー(G1) 2022年 |
前走 | ドバイターフ(G1) 取消 |
対抗はドウデュースにします。
昨年の皐月賞は3着に敗れたものの、後方一気の競馬で馬券内まで入線し、素質の高さを見せました。
そして、日本ダービーではイクイノックス相手にクビ差で勝利をつかんでいます。
また、今年の京都記念でも時計の出やすい馬場で早めにまくって勝利しているように、素質の高さを証明しました。
昨年のフランスにおける2戦を見た限り、時計のかかる馬場は苦手としていますが、土曜日の馬場コンディションを見た限りは良馬場なので力を発揮できると思います。
今回は休み明け初戦となりますが、今年の京都記念も休み明けで強い競馬をしていたので鉄砲も利くでしょう。
総合力からイクイノックスを選択しましたが、逆転も十分可能だと思います。
▲単穴 4 ダノンベルーガ
父 | ハーツクライ |
母 | コーステッド |
母父 | Tizway |
主な勝ち鞍 | 共同通信杯(G3) 2022年 |
前走 | 札幌記念(G2) 4着 |
単穴はダノンベルーガにしました。
昨年の共同通信杯以降、なかなか勝利をつかめていませんが、この馬にとってダービーやジャパンカップといった芝2,400mの舞台では最後の最後に脚が止まってしまいます。
対して、芝2,000mであれば昨年の天皇賞(秋)や時計のかかった今年の札幌記念でも善戦しているように、距離がかみ合えばどんな馬場でも結果を残している安定感は評価できるでしょう。
イクイノックスやドウデュースにはこれまで一度も先着できていないのでこの2頭と比較したらポテンシャルは劣ると思いますが、距離やコースは全く問題ないですし、昨年の天皇賞(秋)でも3着なので馬券内は狙えるでしょう。
△連下 10 ジャックドール
父 | モーリス |
母 | ラヴァリーノ |
母父 | Unbridled’s Song |
主な勝ち鞍 | 大阪杯(G1) 2023年 |
前走 | 札幌記念(G2) 6着 |
ジャックドールは連下にします。
前走の札幌記念で6着に敗れたことから、人気を落としている馬ですが追い切りを見た限りはこれまで見せなかった時計を叩き出していて、近走の中でも特にいい内容でした。
ジャックドールは芝2,000mがベスト距離なので、ここメイチで仕上げている感じがしましたし、ベストは尽くせるのではないでしょうか。
武豊騎手がドウデュースに騎乗するため、今回は藤岡佑介騎手が手綱を握る点は鞍上弱化だと思いますが、かつて主戦を務めた騎手ですし、昨年の天皇賞(秋)でも騎乗していたので悪くないでしょう。
データと相性の悪い外枠を引いてしまいましたが、今年は出走数が11頭なので極端な大外というわけではありません。
また、必ずしも逃げにこだわらなくていいのもこの馬にとってはプラスです。
今年は昨年と違って自分の競馬を行いやすいと思うので、自分のペースで勝利をつかんでほしいです。
△連下 9 プログノーシス
父 | ディープインパクト |
母 | ヴェルダ |
母父 | Observatory |
主な勝ち鞍 | 札幌記念(G2) 2023年 |
前走 | 札幌記念(G2) 1着 |
プログノーシスも連下にしました。
前走の札幌記念は力のいる馬場で早めに進出して鮮やかに勝利をつかみました。
時計のかかる馬場でこれほどまでにパフォーマンスを上げてきたのは正直驚きです。
近走を見た限りは時計のかかる馬場のほうが結果を残していますが、個人的にはプログノーシスは高速馬場でもやれると思っていますし、直線の長い東京競馬場も合うと思っています。
中日新聞杯のような無茶な競馬でも好走しているように、素材の高さは一級品でいつG1をとってもおかしくありません。
ただし、最終追い切りを見た限り、近走の中では特別目立つ動きを見せていませんでした。
決して悪い動きではなかったのですが、勝利した札幌記念や金鯱賞比較でみると、少し物足りない内容だったのです。
そのため、相手候補にしました。
単勝
7 イクイノックス
馬連流し
軸馬:7
相手:3、4、9、10
三連複フォーメーション
1頭目:7
2頭目:3、4、9、10
3頭目:3、4、9、10
以上になります。
天皇賞(秋)の予想の参考にしてみてください!