【オークス2024予想】本命におすすめしたい3頭+激走に期待できる穴馬2頭はこちら!
オークス2024のおすすめの有力馬3頭、穴馬2頭を紹介しています。
過去10年のデータ分析と傾向、コースの特徴や競走馬の血統、追い切りから予想していきます!
オークス2024の予想ポイント
- 差しや追込馬など末脚に長けた馬が勝ち切りやすい
- 馬体重460~479キロの馬の好走率が高く、480キロ以上は勝利なし
- 勝ち馬は1~3人気から予想、特に1人気【6-2-0-2】の信頼度は高い
- 直近5開催は10人気以下の大穴が馬券に絡んでいる
- 6枠【0-1-0-19】を引いた馬は評価を下げたい
- 前走桜花賞組は好走数が多く、前走忘れな草賞組は好走率が高い
オークス2024予想の最終買い目
オークスが開催される日曜日の東京競馬場界隈の天気を見てみると、晴れのち雨の予報でした。
雨は夜9時ごろから降るようで、それまでは曇り空、降水確率も0%でした。
前日土曜日の芝レースは全て良馬場で行われています。
メインレースのメイステークス(OP、芝1,800)の勝ち馬プレサージュリフトが1分45秒1の時計で、その前の高尾特別(2勝クラス、芝1,400m)の勝ち馬タガノシャーンスが1分21秒2の時計で走破していることから高速馬場です。
日曜日も日中は雨の影響がないので、うましるでは曇りの良馬場、高速馬場を想定しながら予想をまとめました。
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◎本命 12 チェルヴィニア
父 | ハービンジャー |
母 | チェッキーノ |
母父 | キングカメハメハ |
主な勝ち鞍 | アルテミスステークス(G3) 2023年 |
前走 | 桜花賞(G1) 13着 |
本命はチェルヴィニアにしました。
デビュー戦がボンドガールやコラソンビート、マスクオールウィンにキャットファイトといった豪華メンバーばかり揃った中でボンドガールに3/4馬身差の2着です。
3着のコラソンビートに3馬身突き放しており、ボンドガールにこそ敗れましたが高い実力を証明しました。
続くアルテミスステークスにおいてもサフィラ比較で手ごたえよく動くことができ、見た目以上に力強さを見せています。
血統的にも母はオークスでシンハライトの2着だったチェッキーノなのでコース適性にも期待できるでしょう。
前走桜花賞は13着でしたが大外発走や休み明け、ぶっつけなど敗因はさまざま重なっていましたが、どちらにしてもチェルヴィニアにとって厳しい展開でした。
追い切りでは1回叩いたこともあっていい動きを見せていましたし、距離自体も長いほうが合うタイプです。
データと相性の悪い6枠ですが、騎乗するルメール騎手はこれまでオークスの悪いジンクスを次々打破しました。
脚色的にも東京芝2,400mは合いそうなので、今年のオークスはチェルヴィニアから行きます。
〇対抗 7 ステレンボッシュ
父 | エピファネイア |
母 | ブルークランズ |
母父 | ルーラーシップ |
主な勝ち鞍 | 桜花賞(G1) 2024年 |
前走 | 桜花賞(G1) 1着 |
対抗は桜花賞馬のステレンボッシュにします。
これまで5戦すべてにおいて連対している馬で、特に前走桜花賞、そしてその前の阪神JFでは抜群のキレ味で差し込み、上位争いにも連れ込みました。
オークスは差し馬、そして上がりの速い馬が台頭しやすいレースとなっているのでステレンボッシュの脚色にも合いそうです。
また、桜花賞が1分32秒2の好時計で勝利しているように、高速馬場適性も高いため日曜の東京の馬場ともフィットしそうです。
前走の桜花賞で騎乗したモレイラ騎手が今週は母国ブラジルで騎乗するため一時的に騎乗し、戸崎騎手が代打を努めますが、戸崎騎手もオークスで人気馬に騎乗した際は結果を残しているので悪くありません。
距離に関しても、血統的に父がエピファネイアなので持つと思いますし、直線の長い東京とも相性がよいので、中距離の舞台がかみ合えばここでの二冠制覇にも期待できそうです。
▲単穴 14 ライトバック
父 | キズナ |
母 | インザスポットライト |
母父 | Exceed And Excel |
主な勝ち鞍 | エルフィンステークス(L) 2024年 |
前走 | 桜花賞(G1) 3着 |
単穴はライトバックにしました。
2走前のエルフィンステークスでは最後の直線で2頭の間を突くようにして進出し、先に抜け出したスウィープフィートを捕えました。
そして、前走の桜花賞においても最後方の位置から上がり最速32秒8の末脚を使って勝ち馬ステレンボッシュに0.1秒差の3着です。
もともと新馬戦においても上がり32秒8の豪脚で勝利しているように、末脚勝負はライトバックの十八番といえるでしょう。
オークスは決め手が問われやすいので、力は引き出せるはずです。
距離に関しては、父が絆なので持つと思いますし、ここでも力ある競馬を見せてもらいたいです。
△連下 5 コガネノソラ
父 | ゴールドシップ |
母 | マイネヒメル |
母父 | ロージズインメイ |
主な勝ち鞍 | スイートピーステークス(L) 2024年 |
前走 | スイートピーステークス(L) 1着 |
連下にコガネノソラを入れることにしました。
週の初めのころはそこまで評価していなかった馬ですが、よく見てみれば父ゴールドシップ×母父ロージズインメイの血統は3年前のオークス馬であるユーバーレーベンと同じです。
ユーバーレーベンは現役時代にフローラステークスで3着に敗れ、オークスの切符を失いましたが、当時の有力牝馬であるサトノレイナスがダービーに出走し、枠が空いたためオークスの出走が叶いました。
血統背景を見てみると、オークスとかみ合う可能性は高いです。
また、直近3戦は全て勝利していますが、未勝利戦も前走スイートピーステークスも東京コースで勝利しています。
特に、スイートピーステークスは高速馬場だったことを考慮しても過去10年でもっとも速い1分45秒6の時計で勝利しました。
高速馬場でも出し切れていますし、枠もよいので抑えることにしました。
△連下 8 ホーエリート
父 | ルーラーシップ |
母 | ゴールデンハープ |
母父 | ステイゴールド |
主な勝ち鞍 | 2歳未勝利 2023年 |
前走 | フラワーカップ(G3) 2着 |
ホーエリートも抑えます。
前走のフラワーカップはミアネーロから3/4馬身離されて2着に敗れましたが、あちらが経済コースを回りながら勝利したのに対し、ホーエリートは早めに動いて大外ぶん回しで伸びてきした。
ミアネーロと比較すると相当ロスのある走りを見せましたが、その中で3/4馬身差まで詰め寄ることができたのは負けて強しの競馬ですし、枠次第では逆転も狙えたと思います。
また、フラワーカップではスタミナの高さも証明できたので、距離が延びるオークスの舞台でも最後まで力を発揮できそうでした。
今回騎乗する原騎手は今回で5度目のG1(Jpn1と海外競馬含む)挑戦となりますが、意外にも過去4回のG1すべてで掲示板入りしているので大舞台に強い騎手です。
今回騎乗するホーエリートは人気しないと思いますが、いままでも阪神JFのミシシッピテソーロやチャンピオンズカップのウィルソンテソーロといった二桁人気馬を掲示板に持ってきているので、ここでの上位争いにも期待できるでしょう。
単勝
12 チェルヴィニア
馬連流し
軸馬:12
相手:5、7、8、10、14
三連複フォーメーション
1頭目:12
2頭目:5、7、8、10、14
3頭目:5、7、8、10、14
オークス2024の有力馬3頭
樫の女王の座を手にすべく、今年は18頭の馬が出走登録を行っています。
クラシック第2戦を制するのはどの馬でしょうか?!
今年の出走登録馬の中から実力上位の馬を3頭紹介します。
出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。
ステレンボッシュ
- 桜花賞 (G1) 2024年
今年のオークスの中心は言うまでもなくステレンボッシュでしょう。
デビューしたころから差しの競馬を得意としており、札幌や中山、東京に阪神など、舞台問わず好走していました。
2走前の阪神JFでは先に抜け出したアスコリピチェーノにわずか届かなかったものの、上がり最速33秒5の末脚でタイム差なしの2着入り。
そして前走の桜花賞ではアスコリピチェーノよりも内のポジションを確保しつつ、アスコリピチェーノに先着し、リベンジを果たしました。
桜花賞の勝ち時計1分32秒2は高速馬場を考慮しても非常に速い決着です。
桜花賞やその前の阪神JFの走りを見る限り、末脚勝負を得意としている上、決め手にも長けているためオークスとの相性はばっちりです。
距離不安に関しては全ての馬に関係するので触れませんが、血統的には父がエピファネイアなので問題ないでしょう。
唯一、乗り替わり騎手の成績が良くない点は気になりますが、その点を除けば崩れることはないと思います。
ライトバック
- エルフィンステークス (L) 2024年
2走前のエルフィンステークスにおいて、内から攻めたスウィープフィートを捕えて勝利し、前走桜花賞においても最後方からの直線一気が決まって3着入りしました。
ライトバックも先に紹介したステレンボッシュ同様決め手に長けた馬ですが、より後方からの競馬を得意としていて追込がメインとなるでしょう。
新馬戦で上がり最速32秒8の時計を出しましたが、前走桜花賞においても上がり最速32秒8の末脚を披露し、その末脚は未だ健在です。
ステレンボッシュと被りますが、オークスは決め手勝負になりやすいため、当然ながら相性はよいです。
距離に関しても父がキズナなので持つでしょう。
前走の走りがインパクトのある内容だったので、ここは上位人気に支持されると思いますが、今回人気するであろうスウィープフィートには2回戦ってどちらも先着しています。
エルフィンステークスは位置取りも勝敗に影響したため一概には言えませんが、それでも実力上位であることは間違いありません。
ここでキャリア初の重賞タイトルを手にできるか、注目したいです。
スウィープフィート
- チューリップ賞 (G2) 2024年
祖母スイープトウショウ譲りの末脚を武器に、クラシックにたどり着いたのがスウィープフィートです。
もともと永島まなみ騎手の愛馬でしたが、クラシックに必要な賞金が足りない恐れが生じたため、チューリップ賞からは武豊騎手とチェンジしました。
すると、チューリップ賞では稍重馬場もかみ合ったのか、後方から1頭だけ末脚をぐいぐい伸ばして圧勝し、力強さを証明しています。
前走桜花賞においても最後方から上がり33秒0の末脚で一気に詰め寄りましたが、それ以上に早い脚を使ったライトバックに交わされて惜しくも4着でした。
悔しい結果でしたが、高速馬場でも対応できた点はオークスでも好材料となるでしょう。
ただ、データ的にはこのレースと相性の悪いキャリア7戦馬です。
その点はマイナスですが、脚色的にもオークスとは合うはずですし、血統的にも距離は持つと思います。
祖母スウィープフィートが惜しくも届かなかった樫の女王の座を、孫が手中に収められるか、見物です。
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オークス2024の穴馬2頭
近5開催のオークスに絞ると毎年10番人気以下の馬が馬券に絡んでいました。
オークスは上位人気馬が勝つ傾向が強いですが、相手には穴馬が来ているので高配当にも期待できるレースなのです。
今年の出走登録馬の中から配当妙味の高そうな馬を2頭ピックアップしました。
出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。
アドマイヤベル
- フローラステークス (G2) 2024年
前走のフローラステークスを勝利したアドマイヤベルはデビュー当初から今日まで左回りのレースしか使っていません。
また、直近3レースは全て東京芝2,000mでした。
オークスは東京芝2,400mなのでコースこそ異なりますが開催競馬場は同じです。
過去の戦績を見ただけでもほとんどの牝馬が最初に向かう桜花賞をスルーし、早い段階からオークスを目標にしているのが伝わりました。
権利をかけた前走のフローラステークスでは6番目くらいの位置で前の隊列からやや離れた位置で脚を溜めつつ、最後の直線で馬場の外目を確保し、そこから上がり34秒2の末脚を使って無事に勝利しています。
特別キレのある走りではありませんでしたが、オークスの切符を手にするという大仕事は成し遂げました。
今回は夢のオークスへの出走が決まりましたが、脚質的にはそこまでキレがあるタイプではなさそうです。
桜花賞上位勢がよりによって決め手に長けた馬ばかりなので、その中でどれだけやれるかが今回の肝となります。
距離適性や舞台適性に関しては桜花賞組に勝っているので、いかに他馬の脚をかき消すことができるかがポイントとなりそうです。
クイーンズウォーク
- クイーンカップ (G3) 2024年
クイーンズウォークは前々走のクイーンカップの勝ち馬で、クイーンカップでは末脚を長く活かした走りで前にいたアルセナールをクビ差捕えて優勝しました。
オークスは芝2,400mに対し、クイーンカップは芝1,600mなので一見シナジーがなさそうに見えます。
ところが、過去10年のオークスにおいて、クイーンカップで連対した馬6頭すべてがオークスでも馬券に絡んでいました。
今年の出走登録馬の中でクイーンカップ連対馬はクイーンズウォークしかいないのでデータ的には面白そうです。
ただし、過去10年で馬体重480キロ以上の馬の勝利はありませんでした。
クイーンズウォークはデビュー戦から前走桜花賞まで馬体重500キロを超えていたので、大幅な減少には期待できないでしょう。
好走と凡走のデータを両方含んでいるので取捨選択に迷うところです。
最終追い切りを見ながら印を検討したいです。
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ここからはオークスの過去10年の傾向やデータ分析を見ていきましょう!
オークス2024の概要
オークスは東京競馬場で開催される3歳牝馬限定の中距離G1です。
【優駿牝馬】と呼ぶこともある本競走は、日本のクラシック競走にも指定されているレースです。
同じくクラシックレースに指定されている桜花賞がマイルを舞台にしていることから、スピードに長けた馬を選出するのに対し、オークスは翌週開催されるダービーと同じ東京芝2,400mで行われるレースなのでスピードだけではなくスタミナにも長けた牝馬を選出するために設けられました。
ほとんどの牝馬は桜花賞の次にオークスに進むのが定石ですが、前述したようにオークスは芝2,400mという距離が最大の課題となります。
なぜなら、この時期において芝2,400mを経験した牝馬はほとんどいないからです。
そのため、今年の桜花賞で2着入りしたアスコリピチェーノのように、桜花賞で結果を残しながらもオークスで距離が合わないと判断された場合は出走を回避するケースも目立っています。
オークスの距離課題は牡馬における菊花賞と通じるものがあるのです。
ただ、オークスはスピードやスタミナを兼ねそろえた総合力の高い馬でないと好走は厳しい反面、ここで上位争いできた牝馬は今後の競馬界でも活躍に期待できます。
例えば、2019年の勝ち馬ラヴズオンリーユーはオークスをレコード勝ちしましたが、のちに海外G1を3勝しました。
ラヴズオンリーユーの2着に敗れたカレンブーケドールは最終的にG1どころか重賞タイトルを勝つこともありませんでしたが、古馬混合重賞で何度も馬券に絡んでいます。
このほかにも、オークス好走馬は桜花賞馬よりも幅広い舞台での活躍に期待できます。
今年の出走馬を見てみると、桜花賞馬ステレンボッシュを筆頭に、各路線から有力馬が参戦しています。
アスコリピチェーノの回避は残念ですが、最強牝馬を決めるうえでふさわしいメンバーが揃ったのではないでしょうか。
クラシック第二戦、オークス。
樫の女王の座を手にするのは、果たしてどの馬でしょうか?!
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オークス2024の開催内容
開催日 | 5月19日(日曜) 15:40発走 |
格付け | G1 |
開催競馬場 | 東京競馬場 11R |
コース | 芝2,400m |
性齢 | 3歳牝馬 |
斤量 | 馬齢 |
1着賞金 | 1億5000万円 |
オークス2024が開催される東京の芝2,400mの特徴
スタート地点 | スタンド前坂の頂上 |
コース | 左回り Bコース使用 |
1周の距離 | 2,101.9m |
直線距離 | 525.9m |
高低差 | 2.7m |
フルゲート | 18頭 |
(過去5年) | 平均タイム2:27.3 |
コースレコード | 2:20.6 (2018年 ジャパンカップ【G1】アーモンドアイ) |
オークスのタイム | |
(過去10年) | 平均タイム2:25.7 |
レコードタイム | 2:22.8 (2019年 ラヴズオンリーユー) |
東京芝2,400mはオークスだけではなく、ダービーやジャパンカップといった主要レースで使用されるコースです。
スタート地点はスタンド前の上り傾斜の頂上付近です。
スタートから最初のコーナーまでは約350mです。
1.2コーナーは大回りコースでやや下り傾斜となっていますが、まだまだ先は長いためゆったりとレースを運びます。
向こう正面は約450mで、若干の起伏を超えながら3.4コーナーに向かいます。
3.4コーナーも1.2コーナー同様大回りのカーブを描いていますが、後半ということでこのあたりからペースアップする馬は少なくありません。
また、4コーナーの途中に3ハロン標識が立っているため、直線に入る前に各馬はペースを引き上げます。
最後の直線は約525mです。
直線上には高低差2.1mの緩やかな上り坂があります。
坂を駆け上がったらゴールまでの300mは平たんな道のりで、各馬は最高速度をキープしながらゴールを目指しますよ。
東京の芝2,400mは中距離レースの代表的なコースです。
逃げも先行も差しもどんな脚質の馬でも好走していて極端に有利不利がないです。
最後の直線は新潟に次いで長く、脚を長くいかせられるのも特徴ですね。
オーソドックスなコースゆえ、スピードとスタミナ、パワーの3拍子が揃った馬が好走していますよ。
東京の芝2,400mはここをチェック!
- ダービー、オークス、ジャパンカップの舞台
- 実力が反映されやすい舞台
- まぐれが少ないコース
- 差しや追い込みが決まりやすい
- 外人騎手が好調
- スロー競馬、上がり勝負になりやすい
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オークス2024の出走馬
馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 |
1 | ミアネーロ | 牝3 | 55.0 | 津村明秀 |
2 | クイーンズウォーク | 牝3 | 55.0 | 川田将雅 |
3 | エセルフリーダ | 牝3 | 55.0 | 武藤雅 |
4 | パレハ | 牝3 | 55.0 | 田辺裕信 |
5 | コガネノソラ | 牝3 | 55.0 | 石川裕紀人 |
6 | サンセットビュー | 牝3 | 55.0 | 三浦皇成 |
7 | ステレンボッシュ | 牝3 | 55.0 | 戸崎圭太 |
8 | ホーエリート | 牝3 | 55.0 | 原優介 |
9 | ラヴァンダ | 牝3 | 55.0 | 岩田望来 |
10 | アドマイヤベル | 牝3 | 55.0 | 横山武史 |
11 | ヴィントシュティレ | 牝3 | 55.0 | 北村宏司 |
12 | チェルヴィニア | 牝3 | 55.0 | C.ルメール |
13 | スウィープフィート | 牝3 | 55.0 | 武豊 |
14 | ライトバック | 牝3 | 55.0 | 坂井瑠星 |
15 | サフィラ | 牝3 | 55.0 | 松山弘平 |
16 | ショウナンマヌエラ | 牝3 | 55.0 | 岩田康誠 |
17 | タガノエルピーダ | 牝3 | 55.0 | M.デムーロ |
18 | ランスオブクイーン | 牝3 | 55.0 | 横山和生 |
オークスの過去10年のデータと傾向
馬場 | 年着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走着順 |
2023 良 | 1 | 5 | リバティアイランド | 1 | 桜花賞(G1) | 1 |
2 | 12 | ハーパー | 2 | 桜花賞(G1) | 4 | |
3 | 13 | ドゥーラ | 15 | 桜花賞(G1) | 14 | |
2022 良 | 1 | 18 | スターズオンアース | 3 | 桜花賞(G1) | 1 |
2 | 2 | スタニングローズ | 10 | フラワーカップ(G3) | 1 | |
3 | 8 | ナミュール | 4 | 桜花賞(G1) | 10 | |
2021 良 | 1 | 9 | ユーバーレーベン | 3 | フローラステークス(G2) | 3 |
2 | 7 | アカイトリノムスメ | 2 | 桜花賞(G1) | 4 | |
3 | 8 | ハギノピリナ | 16 | 矢車賞(1勝クラス) | 1 | |
2020 良 | 1 | 4 | デアリングタクト | 1 | 桜花賞(G1) | 1 |
2 | 16 | ウインマリリン | 7 | フローラステークス(G2) | 1 | |
3 | 7 | ウインマイティー | 13 | 忘れな草賞(L) | 1 | |
2019 良 | 1 | 13 | ラヴズオンリーユー | 1 | 忘れな草賞(L) | 1 |
2 | 10 | カレンブーケドール | 12 | スイートピーステークス(L) | 1 | |
3 | 2 | クロノジェネシス | 2 | 桜花賞(G1) | 3 | |
2018 良 | 1 | 13 | アーモンドアイ | 1 | 桜花賞(G1) | 1 |
2 | 1 | リリーノーブル | 4 | 桜花賞(G1) | 3 | |
3 | 2 | ラッキーライラック | 2 | 桜花賞(G1) | 2 | |
2017 良 | 1 | 2 | ソウルスターリング | 1 | 桜花賞(G1) | 3 |
2 | 1 | モズカッチャン | 6 | フローラステークス(G2) | 1 | |
3 | 16 | アドマイヤミヤビ | 2 | 桜花賞(G1) | 12 | |
2016 良 | 1 | 3 | シンハライト | 1 | 桜花賞(G1) | 2 |
2 | 13 | チェッキーノ | 2 | フローラステークス(G2) | 1 | |
3 | 14 | ビッシュ | 5 | フローラステークス(G2) | 5 | |
2015 良 | 1 | 10 | ミッキークイーン | 3 | 忘れな草賞(OP) | 1 |
2 | 14 | ルージュバック | 1 | 桜花賞(G1) | 9 | |
3 | 17 | クルミナル | 6 | 桜花賞(G1) | 2 | |
2014 良 | 1 | 9 | ヌーヴォレコルト | 2 | 桜花賞(G1) | 3 |
2 | 10 | ハープスター | 1 | 桜花賞(G1) | 1 | |
3 | 5 | バウンスシャッセ | 3 | 皐月賞(G1) | 11 |
【脚質】決め手が最重視されるレース
脚質 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
逃げ | 【0-0-0-10】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
先行 | 【1-5-1-29】 | 2.8% | 16.7% | 19.4% |
差し | 【7-3-8-63】 | 8.6% | 12.3% | 22.2% |
追込 | 【2-2-1-45】 | 4.0% | 8.0% | 10.0% |
上がり3F | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1位 | 【7-2-1-2】 | 58.3% | 75.0% | 83.3% |
2位 | 【0-1-4-10】 | 0.0% | 6.7% | 33.3% |
3位 | 【2-2-0-3】 | 28.6% | 57.1% | 57.1% |
4,5位 | 【1-4-2-12】 | 5.3% | 26.3% | 36.8% |
6位以下 | 【0-1-3-120】 | 0.0% | 0.8% | 3.2% |
過去10年のオークスの勝ち馬7頭が差し馬で、残り3頭のうちの2頭が追込馬でした。
また、上がり最速の末脚を使った馬が7勝していました。
舞台となる東京競馬場は最後の直線が非常に長く、末脚を思う存分活かすことができます。
また、先週からBコースを使用するようになったため、内ラチ沿いの芝の痛みも緩和されました。
このことから、決め手に長けた馬を積極的に狙っていきたいです。
【馬体重】馬格のない馬のほうが好走している
馬体重 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
400~419キロ | 【0-0-1-12】 | 0.0% | 0.0% | 7.7% |
420~439キロ | 【2-0-2-32】 | 5.6% | 5.6% | 11.1% |
440~459キロ | 【2-3-1-47】 | 3.8% | 9.4% | 11.3% |
460~479キロ | 【6-6-4-33】 | 12.2% | 24.5% | 32.7% |
480~499キロ | 【0-1-1-15】 | 0.0% | 5.9% | 11.8% |
500~519キロ | 【0-0-1-8】 | 0.0% | 0.0% | 11.1% |
過去10年のオークスの勝ち馬はいずれも馬体重479キロ以下の馬でした。
馬体重480キロ以上の馬はこれまで26頭が参戦しましたが、勝ち馬はゼロで2着がやっとです。
2022年のオークスで1番人気に支持されたサークルオブライフは当日馬体重が484キロでしたが、その影響もあったのか、12着に崩れてしまいました。
オークスは芝2,400mのレースでこの時期の牝馬にとってかなり距離が長い舞台です。
筋肉量に長けた大型馬よりも細身で馬格のない馬のほうが活躍傾向にあるため、当日の馬体重もチェックしながら予想を行いたいです。
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オークスの過去10年の人気別成績
人気 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1番人気 | 【6-2-0-2】 | 60.0% | 80.0% | 80.0% |
2番人気 | 【1-3-3-3】 | 10.0% | 40.0% | 70.0% |
3番人気 | 【3-0-1-6】 | 30.0% | 30.0% | 40.0% |
4~6番人気 | 【0-2-3-25】 | 0.0% | 6.7% | 16.7% |
7~9番人気 | 【0-1-0-29】 | 0.0% | 3.3% | 3.3% |
10番人気以下 | 【0-2-3-82】 | 0.0% | 2.3% | 5.7% |
勝ち馬はいずれも1~3番人気の馬
過去10年のオークスの勝ち馬はいずれも1~3番人気の馬でした。
オークスは桜花賞以上に上位人気馬が好走する傾向が強く、中でも1番人気は【6-2-0-2】で勝率60%、連対率80%と非常に高い成績を残していました。
勝ち馬を予想する際は上位3頭から選択するのがよさそうです。
10番人気以下の馬の好走は直近5開催に集中している
過去10年のオークスで10番人気以下の馬は5頭馬券に絡んでいましたが、この5頭はすべて直近5開催のオークスで入線しています。
オークスは勝ち馬こそ上位人気が中心ですが、近年は二桁人気の馬が馬券に加わるケースも目立ち始めました。
直近5開催の傾向が続くようでしたら今年も穴馬の台頭には注意したいです。
激走する穴馬は重賞orリステッド競走の勝ち鞍がある
馬券に絡んだ7番人気以下の馬 | |||||
年度 | 着順 | 馬名 | 人気 | 主な勝ち鞍 | |
2023 | 3 | ドゥーラ | 15 | 札幌2歳S(G3) | |
2022 | 2 | スタニングローズ | 10 | フラワーC(G3) | |
2021 | 3 | ハギノピリナ | 16 | 矢車賞(1勝クラス) | |
2020 | 2 | ウインマリリン | 7 | フローラS(G2) | |
3 | ウインマイティー | 13 | 忘れな草賞(L) | ||
2019 | 2 | カレンブーケドール | 12 | スイートピーS(L) |
過去10年のオークスで7番人気以下の馬は6頭が馬券に絡んでいます。
この6頭の内、2021年に3着入線したハギノピリナを除いた5頭はこれまでに重賞もしくはリステッド競走を勝利していました。
昨年のドゥーラもオークスでは15番人気で全く警戒されていませんでしたが、2歳時に札幌2歳ステークスを制しているので当てはまっています。
重賞もしくはリステッド競走を勝利している馬がいれば、人気落ちでも軽視しないほうがよいかもしれません。
今年の出走馬の中で重賞馬は6頭、リステッド競走の勝ち馬は3頭いました。(かっこ内は主な勝ち鞍)
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オークスの過去10年の枠番別成績
枠番 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1枠 | 【1-3-2-14】 | 5.0% | 20.0% | 30.0% |
2枠 | 【2-0-0-16】 | 11.1% | 11.1% | 11.1% |
3枠 | 【1-0-1-17】 | 5.3% | 5.3% | 10.5% |
4枠 | 【0-1-3-16】 | 0.0% | 5.0% | 20.0% |
5枠 | 【3-2-0-15】 | 15.0% | 25.0% | 25.0% |
6枠 | 【0-1-0-19】 | 0.0% | 5.0% | 5.0% |
7枠 | 【2-2-2-24】 | 6.7% | 13.3% | 20.0% |
8枠 | 【1-1-2-26】 | 3.3% | 6.7% | 13.3% |
6枠はややマイナス
過去10年のオークスの好走馬を枠順別にまとめました。
単勝率が二桁を超えているのが2枠と5枠、複勝率が20%を超えていたのが1,4,5,7枠でした。
勝率と好走率だけ見たら内も中も外からも好走馬は出ていて差はなさそうに見えます。
ところが、6枠だけは例外でこれまで20頭が出走したものの馬券に絡んだのは昨年の2着馬ハーパーだけでした。
6枠はもともと有力馬が他の枠より少ないのでそこまで気にしなくてもよいかもしれませんが、それでも2021年のソダシ(1番人気)や2016年のエンジェルフェイス(3番人気)といった人気馬は着外に沈んでいます。
6枠を引いた馬は少し評価を下げてもよいかもしれません。
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オークスの過去10年の前走レース別成績
前走レース | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
桜花賞(G1) | 【7-5-6-63】 | 8.6% | 14.8% | 22.2% |
フローラS(G2) | 【1-3-1-39】 | 2.3% | 9.1% | 11.4% |
忘れな草賞(L) | 【2-0-1-8】 | 18.2% | 18.2% | 27.3% |
フラワーC(G3) | 【0-1-0-8】 | 0.0% | 11.1% | 11.1% |
スイートピーS(L) | 【0-1-0-11】 | 0.0% | 8.3% | 8.3% |
1勝クラス | 【0-0-1-15】 | 0.0% | 0.0% | 6.3% |
クイーンC(G3) | 【0-0-0-1】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
未勝利 | 【0-0-0-0】 | – | – | – |
好走数の多い桜花賞組、好走率の高い忘れな草賞組
過去10年のオークスの好走馬を前走レース別にまとめました。
もっとも好走数が多かったのが前走桜花賞だった馬で、18頭が馬券に絡んでいました。
前走桜花賞だった馬は過去10年どころか1989年以降、毎年必ず1頭以上は入線しています。
ただし、桜花賞組は出走数が多いことから、好走率は特別高いわけではありません。
好走率が高いのは前走が忘れな草賞だった馬で、出走馬11頭の内の2頭が勝利、1頭が3着内に入線しており、単勝率18%、複勝率27%と全レースの中でもっとも高かったです。
それ以外の好走馬にはステップレースのフローラステークス組やスイートピーステークス組もいますが、桜花賞組と忘れな草賞と比較すると好走数、好走率ともに見劣りします。
オークスでは前走桜花賞だった馬、もしくは忘れな草賞を使った馬を評価したいです。
今年の出走馬の中で前走が桜花賞だった馬6頭、忘れな草賞だった馬は2頭いました。
オークスの過去10年の前走着順別成績
前走着順 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
前走1着 | 【6-6-2-39】 | 11.3% | 22.6% | 26.4% |
前走2着 | 【1-0-2-20】 | 4.3% | 4.3% | 13.0% |
前走3着 | 【3-1-1-11】 | 18.8% | 25.0% | 31.3% |
前走4着 | 【0-2-0-8】 | 0.0% | 20.0% | 20.0% |
前走5着 | 【0-0-1-13】 | 0.0% | 0.0% | 7.1% |
前走6~9着 | 【0-1-0-30】 | 0.0% | 3.2% | 3.2% |
前走10着以下 | 【0-0-4-26】 | 0.0% | 0.0% | 13.3% |
勝ち馬はいずれも前走3着以内だった
過去10年のオークスの勝ち馬はいずれも前走1~3着に入線しています。
好走数だけ見たら前走1着馬が14頭と、馬券の半数近くを占めていました。
ただし、好走率を見てみると、単勝率、連対率、複勝率、いずれの数値も前走3着馬がもっとも高いです。
逆に、前走4着以下だった馬で勝利した馬は過去10年1頭もいませんでした。
勝ち馬を予想する際は前走レースで馬券に絡んだ馬を中心に選択し、前走4着以下だった馬は相手候補までにしておくのがよいでしょう。
今年の出走馬の内、前走レースで4着以下に敗れた馬は7頭いました。
前走6着以下の馬は桜花賞組のみ買える
過去10年のオークスで前走6着以下に敗れた馬は61頭いましたが、そのうちオークスで馬券に絡んだ馬は5頭いました。
この5頭のうちの前走が皐月賞だった2014年のバウンスシャッセを除いた4頭はすべて前走桜花賞を使っています。
それ以外のレースだった馬は全て着外に沈んでいました。
前走6着以下に敗れた馬は桜花賞組のみ台頭に期待できます。
今年の出走馬の中で前走6着以下に敗れた馬を桜花賞組とそれ以外のレースだった馬で分けました。
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オークス2024全頭考察
樫の女王の座を手にすべく、今年は18頭の若き牝馬が出走登録しています。
ここからは、冒頭の本命馬と穴馬の見出しで紹介しきれなかった残りの馬を紹介します。
出走馬確定前の内容になります。
枠順確定後は最終買い目を参考にしてください。
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エセルフリーダ
- ミモザ賞 (1勝クラス) 2024年
エセルフリーダは前走のミモザ賞を勝利した馬です。
ミモザ賞では中団で脚を溜めつつ、直線では最後方から上がり最速35秒1の末脚を引き延ばして勝利しました。
勝利した未勝利戦は前々走の1勝クラスでは先行競馬を行っていましたが、ミモザ賞は新馬戦以来の末脚競馬で好走しています。
この時下したニシノティアモが続くスイートピーステークスで2着入りしているので決して相手が弱いわけではなさそうです。また、勝ち時計2分0秒4は過去10年のミモザ賞で最速でした。
良いポイントも少なくありませんが、勝利した未勝利戦を見る限り、トップスピード持続力はそこまでなさそうです。
今回はエセルフリーダにとって初めての経験となる多頭数開催ですし、相手も強化される中でどこまで上位できるかが課題です。
面白そうな馬ですが、買うとしても抑えまでにしたいです。
コガネノソラ
- スイートピーS (L) 2024年
初勝利までに時間がかかりましたが、そこからは3連勝し、前走スイートピーステークスも勝利したコガネノソラも出走表明しました。
脚質に関しては逃げも先行も差しも可能ですが、前走のスイートピーステークスは後ろからの競馬となりました。
ただ、このスイートピーステークスは逃げた馬が1,000m57秒5というハイペースラップを刻んだことで、後ろ有利の競馬となっています。
コガネノソラは中団で脚を溜めつつ、大外から長く脚を使って勝利していますが、上位3頭そろって差しor追込馬だったことを考慮する限り、少なからず展開が恵まれたのは間違いないでしょう。
スイートピーステークスでは上がり34秒1の末脚を使っていますが、それよりも速い上がり時計を出せる馬は他に何頭もいるので、その中で上位争いできるかというと、少し難しいように見えます。
サフィラ
- 2歳未勝利 2023年
サフィラは兄に朝日杯FSを制したサリオス、姉には有馬記念やエリザベス女王杯で2着入りしたサラキアがいる超良血馬です。
デビュー時から注目されていた馬ですが、意外にもデビュー戦は3着に敗れ、初勝利までに2戦かかりました。
3走前のアルテミスステークスでは中団から脚を溜めて、直線では各馬の外目から動きましたが、チェルヴィニアの2着です。
チェルヴィニアが最後の直線でほぼ同じ位置から手ごたえよく勝ち切っているので、やや物足りない印象です。
阪神JFは直線では伸びていましたが、序盤の位置が後ろ過ぎたこともあって3着コラソンビートから離されての4着です。
そして、前走クイーンカップは直線でもほとんど手ごたえなく9着に沈みました。
近3戦のなかでもっともましだったのは阪神JFで、もう少し前で競馬していたらチャンスはあったかもしれません。
しかし、アルテミスステークスではチェルヴィニアに完敗ですし、クイーンステークスでは終いの伸びも全くありませんでした。
兄姉のサリオスやサラキアが中距離で結果を残していたので、距離が延びることは歓迎です。
ただし、その点を考慮しても近3戦を見る限りは他の馬の方を優先的に選択したいです。
サンセットビュー
- 2歳未勝利 2023年
重賞ではなかなか結果を残せていないサンセットビューですが、今年のオークスはゲート割れしているため出走が叶いそうです。
勝利した2歳未勝利戦は京都の芝1,800mでしたが、道中先行しながら早めに押し上げて、初勝利を掴んでいます。
2着馬に1と1/4馬身差の圧勝といったら聞こえはいいものの、下した相手が未勝利戦こそ勝利したものの、1勝クラスで苦戦しているので相手関係は楽だった可能性が高いです。
そして、近2戦のクイーンカップとフローラステークスでは成すすべなく敗れています。
今回はゲート割れしているので出走できますが、近2戦よりもはるかに相手が強力になる中で、上位争いは相当厳しいでしょう。
東京実績もありませんし、ここは見送りがベターだと考えています。
ショウナンマヌエラ
- 2歳新馬 2023年
ショウナンマヌエラは逃げの競馬を得意としている馬です。
デビュー戦から逃げの競馬を得意としており、昨年の新潟2歳ステークスでは先頭に押し上げて4~5F目でペースダウンしつつ、終い3F34秒2の末脚で2着入りしています。
前々走のチューリップ賞こそ出負けしてしまいましたが、前走桜花賞では7枠から果敢にハナに立って競馬を行っているようにゲートは上手で逃げの競馬は行ないやすいです。
ただし、桜花賞は淀みなく流れたため、直線入りの時点ですでに苦しくなりました。
しかしながら、ゲート自体は得意ですし今年の出走馬を見る限り、前に行きそうなのは未勝利上がりのヴィントシュテイレテイレかパレハくらいしかいないので、前目の競馬自体は行ないやすそうです。
また、今回騎乗する岩田康誠騎手は過去7回騎乗して1回しか馬券に絡んでいないものの、人気落ちをたびたび上位争いに持ってきています。
また、今回記事で取り上げていませんが、ショウナンマヌエラを管理する高野友和調教師は過去10年で3頭の馬をオークスに送り出して【0-1-2-0】でした。
このうちの2頭は10番人気のスタニングローズと16番人気のハギノピリナです。
人気落ちもたびたび激走していることから、騎手・調教師的な相性は非常に高い馬です。
このレースと相性の悪い逃げ馬なので、必ずしも条件がそろっているわけではありませんが、おそらく人気しないと思うので軽く押さえてみるのもよいかもしれません。
タガノエルピーダ
- 忘れな草賞(L) 2024年
タガノエルピーダのベストバウトといったら3走前の朝日杯FSでしょう。
もともと前週行われた阪神JFに出走登録していましたが、抽選から漏れたため、やむを得ず牡馬混合の朝日杯FSに出走します。
阪神JFよりも強敵が揃いましたが、その中で先行しながらじりじりと脚を引き上げ、残り1Fを通過したあたりで一気にペースアップして3着入りしています。
牡馬相手に上位争いできた牝馬ということで、素質の高さが感じられました。
ところが、続くチューリップ賞は1番人気に支持されたものの、稍重馬場が響いたのか4着に敗れてしまい、桜花賞の切符を逃してしまいます。
ただ、前走忘れな草賞では前で競り合う3頭の馬から離れて競馬を行い、3~4コーナーで詰め寄って速い位置から先頭に立つと、直線でも抜群の手ごたえで後続を置き去りに、2馬身半差の圧勝でした。
距離延長で早めに動いてもやれていることからスタミナ量は豊富ですし、オークスでも力は発揮できそうです。
今回テン乗りで騎乗するデムーロ騎手は過去10年のオークスで2勝しているように、レース相性も良いです。
脚質的には先行競馬を得意としていますが、終い1Fからの伸びにも定評があります。
ロングスパートは得意ではありませんが、要所で加速力が求められる展開になれば、上位争いにも加わることができるかもしれません。
チェルヴィニア
- アルテミスステークス (G3) 2023年
チェルヴィニアはアルテミスステークスの勝ち馬で、母のチェッキーノは現役時代にオークスで2着入りしています。
素質の高い馬でデビュー戦こそボンドガールの2着でしたが、続く未勝利戦では2着馬ローンウルフに6馬身差の圧勝、そしてアルテミスステークスでもサフィラやライトバックを差し置いて勝利しました。
同じ位置から動いたサフィラと比較するとチェルヴィニアのほうが手ごたえよく動けているように、レベルの高さがうかがえます。
しかしながら、前走の桜花賞では13着に崩れてしまいました。
これまで騎乗していたルメール騎手がドバイで怪我したため、ムルザバエフ騎手へ乗り替わりになったこと、もしくは大外発走、さらには休み明けぶっつけG1など、敗因を掘り起こし始めるといくつも浮かび上がりますが、先行馬のこの馬にとって大外発走は響いたように見えます。
今回はこれまで3回騎乗してすべてにおいて連対しているルメール騎手へ戻ります。
ルメール騎手は2週前から復帰しましたが、前走のヴィクトリアマイルでは勝ちに行く競馬ができていたので腕はなまっていませんでした。
素質の高い馬なので、枠の並びから自身の競馬ができるようでしたら評価を上げたい1頭です。
パレハ
- 3歳未勝利 2024年
パレハは未勝利戦しか勝利していませんが、今年のオークスはフルゲート18頭に対して出走登録も18頭なので出走は叶いそうです。
脚質的には逃げの競馬を得意としていて、2走前の未勝利戦ではちょうどスロー競馬で勝利しました。
しかし、極限までスローに落としたにもかかわらず、2着のシルキーガールとのタイム差は0.1秒なので、展開に恵まれたのは事実です。
前走の忘れな草賞でもハナに立ちましたが、番手にプシプシーナとオオナミコナミがついたこともあって暴走気味になり、最後は失速しています。
意外と他馬が近くにいるとハイペースになって自身のペースが狂いがちな脆さもでました。
今回は逃げ馬こそ少ないですが、同型のショウナンマヌエラの存在は大きく、あちらもおそらくハナを主張するため楽ではないでしょう。
そして、仮にドスローに持ち込めたとしても、勝利した未勝利戦とは比べ物にならないくらい相手が強力なので、上位争いは至難といえます。
ホーエリート
- 2歳未勝利 2023年
ホーエリートは前走のフラワーカップで2着入りした馬です。
フラワーカップでは中団よりも後ろで脚を溜めましたが、3コーナー手前でじりじり押し上げ、4コーナーから大外一気を仕掛けて2着入りしています。
ロスなく立ち回ったミアネーロには敗れましたが、早い位置から押し上げての2着なのでスタミナ量は豊富そうです。
4走前の未勝利戦が重馬場の東京コースで勝利していることからも、スタミナとパワーに長けていそうです。
反面、終いの末脚はそこまで速くないです。
先行も差しも可能で器用な立ち回りができますが、終い重視になったらやや劣勢かもしれません。
ミアネーロ
- フラワーカップ (G3) 2024年
ミアネーロは前走のフラワーカップを勝利した馬です。
フラワーカップでは内枠から発走して難なく内ラチ沿いを確保しました。
道中は中団の位置で脚を溜め、各馬が3~4コーナーで動き出してもじっと我慢。
そして、最後の直線では内ラチ沿いから前で走っていた馬をあっさりかわしてそのままゴールしています。
2着のホーエリートが大外にぶんまわしてロス覚悟で動いたのに対し、ミアネーロは最内からとことん自分の走りに集中し、もっともロスのない競馬で勝ち切りました。
無駄のない走りで勝ち切れており、道中も他馬のペースに惑わされずに自身を貫き通すことができたのはよかったです。
今回は相手が強力ですが、粗削りなホーエリートが敗れたとはいえスタミナとパワーの豊富さを証明しました。
対して、ミアネーロはこれまでのレースすべてが中山のもので東京コースは初となります。
キャリアでみるとコース適性を証明しているホーエリートのほうに分がありそうですが、騎乗する津村騎手が前週のヴィクトリアマイルで悲願のG1制覇を成し遂げているので勢いもあるかもしれません。
また、津村騎手は過去10年で2回騎乗し、12番人気のカレンブーケドールを2着に、14番人気のヒップホップソウルを6着に持ってきているのでレース相性もよいです。
一長一短のある馬なので、追い切りや枠の並びから最終的に判断したいです。
ランスオブクイーン
- 3歳未勝利 2024年
ランスオブクイーンはこれまで4戦レースを行い、【1-1-1-1】です。
高確率で馬券に絡んでいるといえば聞こえはいいですが、これまでの4戦は新馬戦もしくは未勝利戦でした。
前走の未勝利戦でようやく勝利を掴めたものの、今回はG1なので相手関係は当然の如く強化されます。
前走の未勝利戦ではモレイラ騎手の手綱さばきで勝利しましたが、終い2F-1Fがともに11秒2で3Fが12秒0なので終い2F勝負、直線だけの競馬でした。
オークスは前走未勝利戦ほど単調にはなりづらいですし、仮に終いだけの競馬になったとしてもステレンボッシュやスウィープフィート、ライトバックといった桜花賞上位勢が強力です。
純粋にここは力不足だと思うので、よっぽど追い切りで映えたとしても狙わない予定です。
ラヴァンダ
- 2歳未勝利 2023年
前走のフローラステークスで2着入りし、オークスの切符を獲得したラヴァンダも参戦します。
主な勝ち鞍は未勝利止まりで、つわぶき賞やこぶし賞も3着、そしてチューリップ賞は7着で見せ場がありませんでした。
ラヴァンダにとって前走フローラステークスはオークスの出走を決める大事な一戦でしたが、道中最内からロスのない立ち回りを行いました。
外から追撃したアドマイヤベルには差されましたが、3着のカニキュル以下の追撃はしのいで権利を獲得できています。
岩田望来騎手のロスのない立ち回りのおかげでつかんだ切符なので、今回も引き続き岩田望来騎手が手綱を握るのは評価したいです。
ただ、フローラステークスは岩田望来騎手の好騎乗のおかげで2着入りしているもの、もしも外枠を引いていたり、外から仕掛けていたら距離が長くて苦しくなっていたかもしれません。
フローラステークスと比較すると今回は2F距離が延びるので、シンプルに距離延長でどこまでやれるかが課題となりそうです。
ヴェントシュテイレ
- 3歳未勝利 2024年
デビュー5戦目の未勝利戦でうれしい初勝利を掴んだヴェントシュテイレも出馬を表明しました。
今年はフルゲート割れしているのでおそらく出走できますが、前走未勝利戦でコンビを組んだ津村騎手がミアネーロに騎乗するため、火曜日の時点でただ一頭、鞍上が未定なのは気になります。
前走の未勝利戦では大逃げを打って粘り切りましたが、他の馬の上がりもそこまで速くなかったので相手に恵まれました。
未勝利戦で大逃げを打ったため、今回同じような手を打っても対策されやすいでしょうし、相手も強力です。
なによりも未勝利戦より距離が2Fも伸びるため、逃げ切りはより厳しいでしょう。
前走未勝利戦は津村騎手の強気な騎乗で見ごたえがありましたが、G1の舞台で同じ策がハマるとは思えないです。
オークス2024の騎手予想
オークス2024で買いたい騎手トップ3を公開しています。
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オークス2024追い切り評価
オークス2024追い切り評価はこちらの記事でご覧ください。
以上になります。
オークスの予想の参考にしてみてください!