この記事では、東京競馬場 ダート1600mのコースの特徴を競馬初心者向けに独自に解説しています。「これから競馬を始める!」「競馬場について知識がほとんどない……」という方に少しでもお役に立てれば嬉しいです。ぜひ予想の参考にしてみてくださいね。
東京のダート1600はここをチェック!
・外枠が圧倒的に有利!1.2.3枠は厳しい傾向
・全体的に先行馬の成績がいいが、外差しも決まりやすい
・ゴールドアリュール、クロフネ産駒の相性がいい
コースの特徴・攻略情報
中央競馬で行われている2つのダートG Iの内の1つ、フェブラリーステークス等が行われるコースになります。
特徴は何と言ってもスタート地点。ダートコースを完全に跨ぎ、芝コースの2コーナー奥まで食い込んだポケット地点からの発走となる為、ダートのレースでありながら芝コースを約150メートルも走る事に。
更に芝とダートの境目の距離も内と外で異なり、外枠の馬は30メートル程芝コースを長く走ることができる為、枠順による有利不利が非常に大きくなります。
もう1つ気を付けなくてはならないのは、ほとんどの馬が普段ダートを主戦場としている馬達なので慣れない芝の上でのスタートに足を滑らせ大きく出遅れるケースが多々起こるということです。
【2019年2月までの過去10年のデータ】
・枠順別データ
最も好成績を残している枠はやはり8枠。勝率約8%、連対率約16%でトップとなっております。それに続くのは5枠で勝率、連対率共にほぼ並ぶ形となっております。
注目すべきは内の1,2,3枠で特に1,2枠は他の枠と比較してガクッと成績が落ちる為、予想する際は割引が必要になります。
・脚質別データ
ダート競馬の基本となる逃げ、先行馬が圧倒的に好成績を残しておりますが、フェブラリーステークス等の一流馬が集うレースになるとペースが速くなり、後方からの追い込みが俄然決まりやすくなるので注意が必要です。
・種牡馬別データ
1600メートルでも変わらず好成績を残しているのはゴールドアリュール産駒で勝率約11%、連対率約19%でトップの成績を残しており、それに続くのがクロフネ産駒となっております。
その他意外な所ではゼンノロブロイ産駒が下級条件のレースにはなりますが連対率、複勝率共にトップクラスの成績を残しているので注目が必要です。
代表馬は?|東京競馬場 ダート1600mといえば!
東京ダート1600メートルといえばクロフネではないでしょうか。
翌年のジャパンカップダートでゴールドアリュールやアドマイヤドンを破ったイーグルカフェを相手に9馬身差の圧勝。まさにダート界に黒船襲来。
あの武蔵野ステークスで記録した1.33.3の日本レコードは、2019年の今なお破られることなく残り続けています。

騎手を志し小学生の頃から本格的に乗馬を始める。騎手の道を挫折した後、育成牧場で勤め、競走馬の調教に騎乗。その経験を活かし馬券だけでは無い、馬と人が創り出す”競馬”の魅力を発信中。好きな馬はタニノギムレット、ウオッカ、ローエングリン。