この記事では、東京競馬場 芝1800mのコースの特徴を競馬初心者向けに独自に解説しています。「これから競馬を始める!」「競馬場について知識がほとんどない……」という方に少しでもお役に立てれば嬉しいです。ぜひ予想の参考にしてみてくださいね。
東京の芝1800はここをチェック!
・内枠が有利!外枠には厳しいコース
・脚質では、逃げ先行馬の成績がいい傾向
・基本はディープ!ローエングリン産駒が狙い目
コースの特徴・攻略情報
秋の東京開催開幕週に行われる名物GII毎日王冠などで使用されるコース。
スタート地点は1.2コーナーのポケット地点にある為、発走後100メートル程で2コーナーとなり外枠は不利なコースとなっております。ただし1ハロン長い距離で行われる2000メートルのコースとは根本的に違うコースを走ることになる為、比較的緩いコーナーとなっているのも特徴です。
【2019年2月までの過去10年のデータ】
・枠順別データ
1番好成績を残しているのは4枠の馬で勝率約9%、連対率約19%。これに続くのは3枠、1枠、2枠となっており予想ファクターとして枠順がとても重要なコースと言うことが伺えるデータとなっております。
・脚質別データ
内枠が有利なことからもやはり好成績を残しているのは逃げ先行馬でどちらも勝率約10%で連対率は約20%なっております。
そもそもあまり速いペースになる事が少ないコースの上、毎日王冠などの開幕週に行われる高速馬場で中団から差し切るとなるとラスト3F32秒台で上がって来ても前が止まらず差し切れないといったケースが多発します。
・種牡馬別データ
第1位の成績を収めた種牡馬はディープインパクト産駒で勝率約13%、連対率約24%と切れ味勝負になる事が多いこのコースではやはり中心はディープインパクト産駒と言うデータになっております。
その他では産駒数が少ない為、勝ち鞍のデータでは圧倒的に他に劣りますがローエングリン産駒が勝率約16%、連対率約27%となっており、ローエングリン産駒がもし出走していればとりあえず狙ってみるのも面白いかもしれません。
代表馬は?|東京競馬場 芝1800mといえば!
東京芝1800メートルといえば毎日王冠。
そして毎日王冠といえばやはりサイレンススズカではないでしょうか。サイレンススズカ、エルコンドルパサー、グラスワンダーが激突した伝説のレース。入場者数はなんと“13万人強”。近年のダービーの入場者数とほぼ並ぶ数の人がGIIのこの一戦に駆けつけました。

騎手を志し小学生の頃から本格的に乗馬を始める。騎手の道を挫折した後、育成牧場で勤め、競走馬の調教に騎乗。その経験を活かし馬券だけでは無い、馬と人が創り出す”競馬”の魅力を発信中。好きな馬はタニノギムレット、ウオッカ、ローエングリン。